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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2007-08-20

EurekAlert (http://www.eurekalert.org)より

[]今日の白米は初期の栽培者が広めた変異体である

Today's white rice is mutation spread by early farmers, researchers say

Aug. 16, 2007

http://www.news.cornell.edu/stories/Aug07/WhiteRice.kr.html

白米は約1万年前に野生の赤米から生じて世界中に広がった。しかしどうして?

コーネル大学などの研究者は全ての白米の97.9%は米の亜種であるジャポニカ米の単一遺伝子突然変異(欠失)に由来することを明らかにした。PloS Geneticsに掲載されたこの報告は、初期の栽培者がこの品種を好み、交配して世界中に広めたことを示唆する。

オープンアクセス

Megan T. Sweeney et al.

PLoS Genet 3(8): e133 doi:10.1371/journal.pgen.0030133 Global Dissemination of a Single Mutation Conferring White Pericarp in Rice

http://genetics.plosjournals.org/perlserv/?request=get-document&doi=10.1371/journal.pgen.0030133

[]製品レビュー:栄養パウダー、シェーク、ドリンク

コンシューマーラボ

Product Review: Nutrition Powders, Shakes and Drinks (Including Protein, Diet/Meal-Replacement, and Sports Endurance & Recovery Products)

8/20/07

http://www.consumerlab.com/results/nutdrinks.asp

22製品を検査して3製品不合格。表示に偽りがあった。

[][]家庭での調理によるアクリルアミドについての報告書

http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/acrylamidereport0707.pdf

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20070726#p8の件

詳細報告書が掲載された

冷凍ポテトのソテーやフライの家庭での温度管理は難しいかも。

[][]植物分子農業に関するCFIAのオンライン意見募集:意見の要約

The Canadian Food Inspection Agency's Online Consultation on Plant Molecular Farming: Summary of Feedback

2007-08-19

http://www.inspection.gc.ca/english/plaveg/bio/mf/conlige.shtml

2006年4月26日から5月23日まで、CFIAは商用植物分子農業(PMF)に関するオンライン意見募集を行った。

多くの回答者はPMFには厳格な政府の規制・監視が必要であることに同意した。 しかしどのリスク分類が適切かについては議論がある。

以下アンケート結果詳細。(回答数が100くらいと少ない)

[]ペルーの地震被害者を救うためのTips

Tips on Helping Victims of the Earthquake in Peru

August 17, 2007

http://www.ftc.gov/opa/2007/08/earthquake.shtm

募金詐欺に引っかからないためのFTCからの助言。

・ よく知られた、募金したことのある慈善団体に募金する。次々にできる新しい団体は警戒する。詐欺団体は既存の有名団体と間違えやすい名前を使う。

・ 慈善団体には直接寄付する。

・ 勧誘してくる人に個人情報は与えない。

・ 現金は送らない。セキュリティと税金用の記録のためカードが安全。赤十字などで安全にオンライン募金できる。

など

[][]規制決定案:チャバネゴキブリ抽出物

Proposed Registration Decision: German Cockroach Extract

August 17, 2007

http://www.pmra-arla.gc.ca/english/pdf/prdd/prd2007-08-e.pdf

ゴキブリ捕獲器へのゴキブリ誘引物質としてのチャバネゴキブリ抽出物のリスク評価文書。

殺虫剤として登録を認める内容。

[][]アントワープ港湾地域でのダイオキシンダイオキシン様PCB汚染について

17/08/2007

http://www.afsca.be/home/press/doc07/2007-08-17_dioxine_fr.pdf

食品安全庁は管理計画の一環として検査したアントワープ港湾地区由来のウシのダイオキシン及びダイオキシン様PCB濃度が規制値を超えたため直ちに出荷を停止した。

ベルギーの食品中のダイオキシン類汚染がないことを確認するための無作為抽出検査の際に、アントワープ由来のウシ約200頭のうち1頭に規制値の2-3倍のダイオキシン及びダイオキシン様PCBが検出された。このウシは出荷を停止し、ミルクは廃棄した。食品安全庁は地元担当部門に連絡した。またAFSCAは飼料や牧草やミルクのサンプルを採取し、同じ条件で育てた別のウシの検体も依頼した。飼育状況に問題は見つからず、汚染は環境由来と考えられる。AFSCAは汚染源同定のため環境庁と協力している。現在の調査の結果は来週に出るであろう。

[]FDAは母乳を与えている母親にコデインを使用することについて警告

FDA Warning on Codeine Use by Nursing Mothers

August 17, 2007

http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2007/NEW01685.html

医学雑誌が生後13日の母乳で育っている乳児がモルヒネの過剰により死亡したとの報告を掲載したことから、FDAは入手できる情報をレビューした。この母親は会陰切開術の痛み止めとしてコデインを少量投与されていたが、母乳中のモルヒネ濃度は異常に高かった。遺伝子検査の結果、彼女がコデインの超高速代謝者であることがわかった。

コデインを含む製品を授乳中の母親に処方する場合には必要最小用量を最小期

間にすべきである。また授乳中の母親はどのようなものでもコデイン含有製品を使用する場合には医師に相談すべきである。

コデインは咳止めや痛み止めなどの処方薬や市販薬に含まれる。体内では一部がモルヒネに変換されるが、一部の人々は遺伝的により高速により完全にコデインをモルヒネに代謝する。このような超高速代謝者は血中モルヒネ濃度が通常より高くなりやすい。

[][]Confidence Inc.社は米国とカナダでMETABOSLIMアップルサイダービネガーブランドのサプリメントに表示されていない医薬品が含まれるためリ コールを発表

Confidence Inc. Issues a Voluntary Nationwide Recall in the United States and Canada of One Lot of METABOSLIM Apple Cider Vinegar brand dietary supplement found to contain an Undeclared Drug Ingredient

August 17, 2007

http://www.fda.gov/oc/po/firmrecalls/confidence08_07.html

表示されていないシブトラミンが検出された。

[][]健康リスクの可能性があるためメタボリズムカプセルのリコール

Recall of Metaboslim capsules due to potential health risks

August 17, 2007

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/2007/2007_105_e.html

ダイエタリーサプリメントとして販売されているメタボリズムアップルサイダービネガーの1ロットに処方薬成分であるシブトラミンが含まれていた。

[][]外来製品警告

女性用Exciteと男性用Ultimates

Excite for women and Ultimates for men

August 17, 2007

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/fpa-ape/2007/2007_104_e.html

マレーシア製造、オーストラリアの輸入業者であるハーバルヘルスインターナショナルが扱っていた製品。シルデナフィル類似体を含む。写真有り。

[]フードフォーカス2007年8月号

Food Focus August 2007

17 August 2007

http://www.nzfsa.govt.nz/publications/food-focus/2007-08/index.htm

NZFSAの一般向けニュースレター。

葉酸強化パン、エンドスルファン事件の顛末、米国のペットフード騒動、MON863の安全性再確認、残留農薬モニタリングの結果など

HTML版は文字のみ、PDFは写真や絵がたくさん入っている

32ページ

http://www.nzfsa.govt.nz/publications/food-focus/2007-08/food-focus-august07-html-final.pdf

[]Weekly overview report of RAPEX notifications: Week 32, 2007

http://ec.europa.eu/consumers/dyna/rapex/create_rapex.cfm?rx_id=145

スペイン(Zhicheng)、ルーマニア(MAXAM)でジエチレングリコールの入った中国産練り歯磨きが報告されている。

他おもちゃやベビー用品のフタル酸エステル類(中国やスロバキア産)、布のアゾ色素(中国産)や塗料の鉛(ロシア産)など。

[]バイオテクノロジーに関するメディアの誤報に腹が立つ

Maddening Media Misinformation on Biotech

August 13, 2007

By Thomas R. DeGregori

http://www.acsh.org/factsfears/newsID.1021/news_detail.asp

現代のメディアの構造に組み込まれたバイアスについて議論する。毎日アップして全部で5回。

Maddening Media Misinformation on Biotech (Part 2 of 5)

August 14, 2007

http://www.acsh.org/factsfears/newsID.1024/news_detail.asp

Maddening Media Misinformation on Biotech (Part 3 of 5)

August 16, 2007

http://www.acsh.org/factsfears/newsID.1027/news_detail.asp

Maddening Media Misinformation on Biotech and Industrial Agriculture

(Part 4 of 5)

August 16, 2007

http://www.acsh.org/factsfears/newsID.1028/news_detail.asp

Maddening Media Misinformation on Biotech and Industrial Agriculture

(Part 5 of 5)

August 17, 2007

http://www.acsh.org/factsfears/newsID.1030/news_detail.asp

一部内容紹介

反技術(アンチテック)と反訂正(アンチコレクション)

構造的メディアバイスの二つのカテゴリーは反技術と反訂正である。アンチテックは我々の文化に巧妙に育まれてきた一般的反科学、反技術バイアスのことで、二つめの反訂正はほとんどの新聞で先の記事を直接否定する意見は許されていない(矛盾する意見が新しいものとして出されることはあっても)ことである。

科学バッシングの傾向

現代生活への批判が大きくなり、「化学物質」というのは工業生産された物質の隠語として危険と見なされ、一方天然物は良いものと見なされる。近代の農業がもたらした豊饒な農作物が多くの人の手にはいることは悪いこととされ、本来炭素を含むと言うだけの意味しかない「オーガニック」が崇拝される。

記録を修正する試み

地元紙の有機農業に関する記事で間違いが多く見られたので筆者にメールを送った。彼は間違いだったことは認めたが、新聞がそれを修正することはないだろうと述べた。

GMトウモロコシについても間違った情報しか掲載されていない。

反GM勢力が組み込まれている

記事の執筆者は反GMOのNGOにしか取材していない。もしこれが逆にモンサント社のみだったらどうだろう?きっとスキャンダル扱いされるだろう。我々科学者はChronicle紙に記事の内容は間違いであり誰にとっても不幸なものだと文書を送ったが、将来訂正されるであろうという回答を得た後数年も放置されている。

修辞の見事さと科学的不合理

食品安全問題に関しては一般人の科学リテラシーが重要であることには議論の余地はほとんどない。例えば、遺伝子組換え食品が将来にわたって害はないことが確認されなければならないという主張は一見もっともであるが、実際には食糧生産であろうと他のことであろうと、人類の活動の中にゼロリスクのものはない。本当に問わなければならないのはリスクの比較である。

一般人にとって科学リテラシーがないことは嘆かわしいことである;メディアにとっては嘆かわしいだけでなく無責任である。

恐怖は数字より実感がある

統計の数値より「肝臓や腎臓に障害」といった有害影響の方が一般時にとってはリアルに感じられる。活動家は統計を悪用して有りもしない恐怖を煽ってきた。例えばある地方である種のガンが多発しているという情報を直ちにある種の化学物質のせいだと結論する。

次に構造的メディアバイアスの確実な例として、鳥インフルエンザの例を挙げよう。

新聞は社説で工業化した養鶏が鳥インフルエンザの原因であるかのように述べた。Wendy Orentが主張している。

Orentは人類は文明の夜明けから庭でニワトリを放し飼いにしていっしょに暮らしていたとロマンチックに語る。そのころからトリは病気になっていたが、ロマンチストはそれを否定する。インフルエンザはヒトとブタやニワトリがいっしょに暮らしているアジアの小規模農家から生まれて世界中に広まったことも否定する。

英国での反響

英国でも同様の新聞報道があった。英国の市販のチキンの多くに細菌汚染があると報道されたが、実は放し飼いチキンの方が細菌汚染率が高かったのである。さらにダイオキシンなどの汚染物質も放し飼いチキンの方が多く、屋外でニワトリを飼うことによる(ラットや渡り鳥との接触による)各種感染症のリスクも大きい。

次にホウレンソウの大腸菌O157汚染についての例を挙げる。

オーガニックを標榜する農場で、「牧草で育てたウシはO157感染し難い」との主張がなされていた。そこでO157の発生源は産業的飼育をしていた(穀物を与えられていた)農場のせいだと主張された。実際にはどちらもO157に感染する。