なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。
参考食品安全情報ナビbyましゅうさん
2008-05-30
■[KFDA]多種類の重金属基準強化など原料食品安全管理拡がる
(危害基準課/食品汚 染物質課/食品残留薬品課/食品添加物課 2008.05.29)
食品医薬品安全庁は最近消費量が急増している麦・豆・とうもろこしなどの穀物の鉛・カドミウム管理基準を強化し、とうもろこし及びその単純加工品に対してもかび毒基準を用意して立案予告したと発表した。
農産物や畜・水産物に31種の農薬の残留基準や14種類のゲンタマイシン等動物用医薬品残留許容基準を新設するなど改定を行う。
■[KFDA]食品医薬品安全庁、殺菌消毒剤基準新設で食中毒予防強化
(容器包装課/食品添加物課2008.05.29)
食品医薬品安全庁は集団給食所で食器類やまな板・包丁など料理器具の殺菌消毒剤に対して国際規格との調和及び不特定多数の請願便益増大のために殺菌消毒力を現わす有効性でそれぞれ分類してエチルアルコール、 4級アンモニウムなど 7個品目に対する品目別規格・基準新設考試を推進した。
■[KFDA]食品医薬品安全庁長健康機能食品製造業者代表と朝食会懇談会
(栄養機能食品政策課 2008.05.26)
食品医薬品安全庁長は健康機能食品産業界との懇談会を 2008年 5月 27日グランドヒルトンホテルで行う。この席で健康機能食品の政策方針を提示する。
2008年の政策方針は第一に徹底的な機能性評価などによる健康機能食品の信頼性向上である。第二に流通構造改革、第三に表示や広告などのマーケティング、第四に市場拡大、第五に機能性原料認定の迅速化と透明化である。
■[KFDA]飲食店、牛肉原産地表示合同取り締まり結果
(食品管理課 2008.05.23)
食品医薬品安全庁は去る 4月 21日から 5月 16日まで一ヶ月間全国地方自治体及び農産物品質管理院と合同で飲食店牛肉原産地表示合同取り締まりを実施したと発表した。
飲食店623カ所を点検した結果、輸入又は国産牛肉を韓牛と虚偽表示していた11飲食店など61カ所を摘発、行政処分した。
■[KFDA]健康機能食品、知りたい事を晴らして上げます-食品医薬品安全庁、‘健 康機能食品安全情報誌創刊’-
(栄養機能食品基準課 2008.05.21)
食品医薬品安全庁は一般消費者たちに健康機能食品に対する情報を定期的に提供して安全で正しい選択の道案内をするニュースレター “健康機能食品安全情報”を 5月末創刊する予定である。
情報誌は定期的に発行する予定でKFDAホームページ又は健康機能食品情報ホームページ(http://hfoodi.kfda.go.kr)でも閲覧できる。
■[FAO]農作物価格は高値が続くと予想される
Agricultural commodity prices expected to remain high
29 May 2008, Paris/Rome
http://www.fao.org/newsroom/en/news/2008/1000849/index.html
OECDとFAOの最新Agricultural Outlookによれば、農産物価格はここ最近がピークであるが今後10年間は過去10年より高値であろうと予想されている。
The OECD-FAO Agricultural Outlook 2008-2017 http://www.fao.org/es/esc/en/2/3/highlight_550.html
■[論文]子どもの食事はADHDの主要因ではないだろう
EurekAlert!(http://www.eurekalert.org/)より
Children's diet not the main cause of ADHD
29-May-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-05/tsb-cdn052908.php
食品は子どもたちのADHDの主な原因ではないであろう。遺伝、脳機能、喫煙などの親の行動が重要であろう。
科学的根拠をレビューしたところ、実際に食べ物により影響される子どもはごく一部であることがわかった。食べ物や遺伝や環境要因の組み合わせの関与している可能性が高く、単一要因だけによるのではない。
保護者はしばしば子どもたちの多動が食事のせいだと信じており、食事を変えることで問題が解決できると考えている。しかしながら子どもの食事を変えても多動の問題は解決しないであろう。
ADHDは遺伝的要因が大きく、ADHDの両親から生まれた子どもの半分はADHDである。脳の化学物質の不均衡も関与しADHDの子どもたちの脳は平均で4%小さい。
妊娠中の飲酒や環境中の鉛、両親の喫煙などのような環境中有害物質と遺伝子の相互作用が注意欠陥に関与する可能性がある。
Critical Reviews in Food Science and Nutritionの5月号に発表されたレビュー。
英国では最大9%の子どもたちがADHDと診断されている。注意散漫や落ち着きがないなどの問題は4才くらいでみられる。
(9%?それって本当にADHD?イギリス人って子どもが嫌い?小さい頃集中力があっておとなしい子どもは学校に行くようになって積極性が足りない等と言われて辛い思いをしますけど?大人って勝手だよね)
はてなブックマークから来てこの記事だけを読む人がいるようなので追記。
このレビューはFSAの一連の着色料の取り扱い問題を背景にしたもの。
背景情報としては以下の記事も参照。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=2078
FSAによる一部の着色料の段階的廃止の提案を受けて、サウサンプトンの研究者らはメディアで着色料排除でADHDの1/3が減る、などと主張しており、FSAの科学者がそれは言いすぎであると否定したり、という混乱が続いている。保護者が自分のこどもを勝手にADHDと「診断」して自己流の「治療」をすることを懸念している。
■[FDA][CAM]International Pharmaceuticals, Ltd社はダイエタリーサプリメントとして販売しているViril-Ity-Power (VIP)錠剤をリコール
International Pharmaceuticals, Ltd. Issues a Voluntary Recall of all Viril-Ity-Power (VIP) Tabs, a Product Marketed as a Dietary Supplement
May 29, 2008
http://www.fda.gov/oc/po/firmrecalls/internationalpharma05_08.html
FDAの調査の結果ヒドロキシホモシルデナフィルが検出されたため。
■[NZFSA]A1及びA2ミルク
A1 and A2 milk
29 May 2008
http://www.nzfsa.govt.nz/policy-law/projects/a1-a2-milk/index.htm
資料いくつか追加
■[NZFSA]食品中残留農薬MRL:MRL決定の目的と方法 バックグラウンドペーパー
Maximum Residue Limits (MRLs) for Agricultural Compounds in Food: The Purpose and Procedure for Determining MRLs
29 May 2008
http://www.nzfsa.govt.nz/policy-law/consultation/proposed-mrl-2008/background-paper/index.htm
■[ヘルスカナダ]ヘルスカナダは缶詰食品のビスフェノールAについての懸念に回答
Health Canada Responds to Concerns Raised About Bisphenol A in Canned Food
May 29, 2008
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/nr-cp/2008/2008_84_e.html
ヘルスカナダは一部のメディアが報道している缶詰食品中のビスフェノールA(BPA)の検査結果について承知している。
検査の結果検出された値はいずれも現行のガイドライン値を超えていない。これらの結果の予備的検討では缶詰食品のBPA量はppb(食品1gあたり10億分の1g)の範囲で、世界中で報告されている缶詰食品中BPA濃度と一致している。この値は2008年のヘルスカナダのビスフェノールAスクリーニング評価で報告されている範囲内である。
このことを大局的に見ると、ヘルスカナダの設定した耐容用量に到達するには1日に数百個の缶詰食品を食べなければならない。TDIは感知できるほどの健康リスクなしに生涯にわたって毎日食べられる量のことである。このTDIは最近の化学物質管理計画の下でBPA評価の一環としてレビューされている。この値はEFSAのような他の食品規制機関により導かれた値と同じである。
2008年4月に発表された評価においては、ヘルスカナダの科学者は新生児や小さい乳児がBPAに感受性が高いかもしれないと判断する際に予防的アプローチを採用した。そのためできるだけBPA暴露は少なくするための規制を提案した。
今日まで入手できる科学的根拠に基づき、ヘルスカナダは消費者が缶詰め食品に含まれるごく微量のBPAのために食習慣を変更することは薦めない。消費者は缶詰食品が安全であることを信頼して良いし、缶詰食品はバランスの取れた食事の一環として食べ続けることができる。カナダ人はカナダフードガイドに推奨されているように多様な食品を食べるべきである。
ヘルスカナダはビスフェノールAのヒト健康影響については、全ての推奨策が科学的根拠に基づきカナダ人の健康が守られるよう研究を継続する。ヘルスカナダは食品企業や乳児用ミルク製造業者と協力して新生児や乳児用製品のビスフェノールA濃度削減に取り組む。
注
報道内容
May 29, 2008
http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/RTGAM.20080528.wcans29/BNStory/Front/home
The Globe and Mail 及び CTVが行った検査の結果、カナダで販売されている缶詰食品に「高濃度の」エストロゲン様化合物が検出された、企業は問題ないとしている。科学者は意見が分かれている、でも缶詰食品は避けるべきでは?という記事。
最高濃度はトマトソース 18.2 ppb
トマトジュース 14.1 ppb
チキンヌードルスープ 9.9 ppb
ラビオリ 6.2 ppb
検体数14
「絶対安全な量」など決められるわけがないのだから缶詰を食べるのを止め よ、と主張する(低用量影響肯定派の)科学者の意見などを紹介している。
(そりゃ政府自身が「予防的措置」とか言っちゃったから「たとえ微量でも検出されること自体許し難い」という意見が大きくなるのは必然でしょう。使用が禁止されるからには悪いに違いない、と受け取る人は多いだろうし。「予防的措置」の適用範囲をそれこそ「予防的に」無制限に拡大するのは簡単。)
■[CFIA][動物用薬]中国に対する警告廃止:中国から輸入される全てのウナギ及びウナギ製品のマラカイトグリーンとロイコマラカイトグリーン検査
Removal of the Country Alert for China: Malachite Green and Leucomalachite Green Testing of All Eel and Eel Products Imported from China
26 May 2008
http://www.inspection.gc.ca/english/anima/fispoi/commun/20080526e.shtml
全てのシーフード輸入業者へ
2006年1月23日に始まった中国から輸入される全てのウナギ及びウナギ製品のマラカイトグリーンとロイコマラカイトグリーン検査の義務づけは廃止される。
この警告が発表されて以来、中国産のウナギ及びウナギ製品の法令遵守状況は大いに改善した。もはや全てのロットの検査は必要ない。
CFIAは中国産を含めウナギやウナギ製品のマラカイトグリーンとロイコマラカイトグリーンについて無作為の検査は継続する。もしカナダの規制に従っていない製品が見つかればそのロットは輸入できないし同様の製品については検査を義務化する。
■[EPA][農薬]10種の殺鼠剤に関する最終リスク緩和決定
Final Risk Mitigation Decision for Ten Rodenticides
Current as of May 28, 2008
http://www.epa.gov/pesticides/reregistration/rodenticides/finalriskdecision.htm
Brodifacoum、Bromadiolone、Bromethalin、Chlorophacinone、Cholecalciferol 、Difenacoum、Difethialone、Diphacinone、Warfarin、 Zinc phosphide について、子どもたちを事故による暴露から守るための新しい安全規則を発表した。この規則により野生動物やペットの中毒事故も減るであろう。
ネズミに食べさせるタイプの家庭用商品は、消費者には設置器具(ステーション)に入った形でのみ販売し、フリーのペレットとしては販売できない。子どもやイヌが壊せないようなステーションの規格については別に定めている。
■[HK][CAM]性的不全用製品に警告
Alert issued on anti-impotence products
May 29, 2008
http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/080529/txt/080529en05016.htm
衛生署は表示されていないシルデナフィルとタダラフィルが含まれる Phallion Super Strong 及びBetter Lifeを購入したり使用したりしないよう消費者に警告する。
■[HK]99.7%の食品は安全性検査に合格
99.7% of food passes safety tests
May 29, 2008
http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/080529/txt/080529en05011.htm
食品安全センターは3月と4月に8,400の食品検体を検査し、合格率は99.7%であ った。不合格だったのは29検体で、野菜や果物の残留農薬や添加物の規制値超過は3検体であった。他に違反があったのは缶詰めポーク1検体、無許可医薬品の残留など肉類で6検体、水産物で4検体、微生物基準超過のミルク3検体、無許可抗酸化剤や色素のインスタント麺6検体などとなっている。
■[HK]栄養表示は消費者への情報提供を強化する
Nutrition labeling enhances consumer info
May 29, 2008
http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/080529/txt/080529en05005.htm
立法評議会は香港の消費者により多くの情報を提供する栄養表示規制案を通過させた。Dr York Chowは提案の全てが通過したわけではないことを残念に思うと述べている。
■[CAM]その他
The Fraud Discovery Institute (FDI)詐欺発見研究所
http://www.frauddiscovery.net/
子ども用ハーバライフのサプリメントからカリフォルニア基準を超える鉛
Title: New lab results show Herbalife children’s products have materially excessive lead levels
Wednesday, May 28th, 2008
http://www.frauddiscovery.net/herbalife3/Herbalife_kids_complete.pdf
商品と検査結果
http://www.frauddiscovery.net/herbalife2/Lead_findings.pdf
その他にもFDIのサイトにはハーバライフ関連ニュースが多数掲載されている
■MRIの安全性に関する懸念報道
British Institute of Radiology英国放射線医学研究所
MRI safety news concerns
Wednesday 28 May 2008
http://www.bir.org.uk/mri_safety_news_concerns.html
健康保護局が非イオン化放射線に関する助言委員会(AGNIR)を介し電磁場に関する報告書を発表した。そのことをTelegraphとBBCが報道した。
AGNIRの報告書ではMRIの臨床使用による強い電磁場の有害影響については根拠はないと結論しているが、そのプレスリリースやメディア報道は誤解を招くものであり患者や医師に有害影響を与える可能性がある。Telegraphの報道の後、MRIのが心配になったという人がいる。
英国放射線医学研究所はTelegraphの編集者に対し以下の抗議文を送った。
有害影響が確認されたから調査を行うような書き方は問題がある、というような内容。
■硫化水素の医療用使用の可能性は腐っていない
Scienceより
Science 30 May 2008 Vol. 320. no. 5880, pp. 1155 1157
News Focus
Nothing Rotten About Hydrogen Sulfide's Medical Promise
その毒性と悪臭にも関わらず、硫化水素は代謝を低下させて冬眠様の状態を作り出すため、このガスを傷ついた兵士の救護や外科手術などに利用しようと考える科学者たちがいる。
先週低濃度の硫化水素を健康な人に注射したところ危険な副作用はなかったという発表があり、ある企業が今年後半に治療用としての試験を開始する計画を持っている。
硫化水素の毒性はよく知られていて、NIOSHの暴露規制値である10 ppmでも目に刺激がある。もし500 ppmを吸ったら30分以内に死ぬであろう。1000 ppmなら直ちに倒れて数分以内に死ぬ。だから人間が低濃度ではあるが自然に硫化水素を体内で作っていることが発見されたときには科学者は驚いた。この能力はかつて酸素の代わりに硫黄をエネルギー産生に用いていた名残であろうとRui Wang は述べている。有毒ガスに有用性もあることがわかったのは硫化水素だけではない。一酸化窒素や一酸化炭素が伝達物質としての役割を見つけられている。
[壁]∀・) … こんばんわんこ。
今日も記事を更新していただき、本当にありがとうございます。<(_ _*)>ぺこり
このあいだ教えていただきました「食品安全委員会のモニター」の件、調べてみたら今年の活動はもう終了していました。。。たはー(Φ_Φ)
来年、ぜひ参加してみたいと思います。(・ω・)ノ
実は友人で、人工甘味料アスパルテームに著しく疑惑を抱き(どこから情報を得てんだか)、いつも否定的な意見を言う友人がおり、ましゅうがいくら「世界中で安全性は確認されてますよ」と言っても、ガンとして聞いてくれないのでuneyama先生のこのブログから「4年分のアスパルテームに関する記事」をプリントして(すごい量だった、、くすん)渡してあげました。(・∀・)
そうしたらビックリしてましたが、でもまじめに読んだみたいで、その後会ったときに「…なんか、大丈夫みたいね。今度使ってみるわ。」と言われました。
先生のおかげです。ありがとうございます。(TωT)
やっぱり、こういう科学的根拠のある話しってuenyama先生の所でしか手に入らないので、とても貴重で、でもお忙しい先生には大変申し訳なく思っております。
来年はモニターになって少しでも先生のお役に立てるがんばりますね。(〃ω〃)
最近、雨がよく降り寒かったりしますが、お体には気をつけてくださいね。
(・∀・)ゞ