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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2008-08-20

EurekAlert!(http://www.eurekalert.org/)より

[][]ヒ素暴露が糖尿病リスクを増加させる可能性

Arsenic exposure could increase diabetes risk

19-Aug-2008

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-08/jhub-aec081808.php

糖尿病患者の尿中ヒ素濃度が糖尿病でないヒトの尿中ヒ素濃度より高いことがJAMAの8月20日号に報告された。著者のAna Navas-Acien博士は低濃度無機ヒ素暴露が糖尿病に関与する可能性を示唆すると述べている。

2003-2004 NHANESの20才以上の788人を対象にした横断研究。

Arsenic Exposure and Prevalence of Type 2 Diabetes in US Adults

JAMA. 2008;300(7):814-822.

エディトリアル

Environmental Arsenic Exposure and Diabetes

JAMA. 2008;300(7):845-846

[][]冠動脈疾患患者にとってビタミンBは心血管系イベントリスクを下げないだろう

For coronary artery disease patients, B vitamins may not reduce cardiovascular events

19-Aug-2008

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-08/jaaj-fca081408.php

JAMAの8月20日号に発表された大規模臨床試験の結果、ビタミンB類は冠動脈疾患患者の死亡や心血管イベントを予防する効果はない。

血中ホモシステイン濃度と冠動脈系心疾患リスクが関連するという観察研究があり、葉酸やビタミンB12の経口投与でホモシステイン濃度は下げられる。そこでホモシステイン濃度を下げることの死亡や発作への影響を調べた。

1999-2006年にノルウェーの病院の3096人の患者を対象にして、毎日葉酸0.8mgプラスビタミンB12 0.4 mgプラスビタミンB6 40mg(n=772)、葉酸プラスビタミンB12 (n=772)、ビタミンB6のみ(n=772)、プラセボ(n=780)の4群に無作為に割りつけた。

この研究は同様のノルウェーの研究でビタミンB類が効果がないだけでなくがんのリスクをあげる可能性が示唆されたことから早期に中止された。

結果として血中ホモシステイン濃度は下がっていたが葉酸やビタミンBによる予防効果は見られなかった。

オープンアクセス

JAMA. 2008; 300[7]: 795-804

Mortality and Cardiovascular Events in Patients Treated With Homocysteine-Lowering B Vitamins After Coronary Angiography

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/full/300/7/795

(これまでも何度も報告されているが心血管系疾患におけるホモシステイン仮説は否定された。)

ACS 第236回会合から

American Chemical Society Philadelphia National Meeting Page http://www.eurekalert.org/acsmeet.php

2008年8月17-21日、フィラデルフィアで開催中。

ある種の医薬品を摂るときにはグレープフルーツやその他のジュースを避けるべき新しい理由

New reasons to avoid grapefruit and other juices when taking certain drugs

19-Aug-2008

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-08/acs-nrt072308.php

グレープフルーツジュースがある種の薬物の効果を上げることはこれまでよく知られてきたが、グレープフルーツやオレンジやリンゴなどその他のジュースに反対に薬物の吸収を抑制する作用があることがわかった。

医薬品を飲むときは水だけで飲むのを薦める。

[]ミツバチの死亡 英国

Honeybee die-off UK

18-AUG-2008

http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:2593764230427975::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,73598

12 Aug 2008のThe Guardianより

英国養蜂家協会BBKAの調査によれば2008年の冬と春の間に英国のミツバチの巣の1/3近くが失われた。通常冬のミツバチの死亡は5-10%で、30%というのは懸念すべき事態である。これまでミツバチの大量消失は米国、カナダ、フランス、 ドイツ、イタリアで報告されていたが英国ではこれが初めてである。原因はわかっていない。

[]毒物によるミオグロビン尿症 ロシア

Toxic myoglobinuria - Russia: (BU)

18-AUG-2008

http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:2593764230427975::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,73589

Fri 15 Aug 2008のRegnum News Agencyから

Kotokel湖の魚を食べて合計16人が病気になり、12人が入院、3人が退院、1人が食品由来毒物による発作性ミオグロビン尿症で死亡した。

この病気は捕食性魚で散発的に見られる急性疾患で、原因はわかっていないが、病気の魚は人間に有害である。最初に報告されたのはGaff [Haff]湾である。魚の病気の原因は植物毒素で、魚の大量死をもたらす。この地域には緊急事態宣言が出された。

Haff病はある種の魚を食べた後でおこる説明できない横紋筋融解症で、原因となる毒素は同定されていない。横紋筋融解症は骨格筋の傷害による筋細胞の成分が循環器系に漏出する臨床症状である。1997年には米国でミシシッピ川のカンムリブダイを食べた6例が報告されている。

治療法はない。

[]CDCはCDC-TVオンラインビデオ教材を提供

CDC Launches CDC-TV On-Line Video Resource

August 19, 2008

http://www.cdc.gov/media/pressrel/2008/r080819.htm

健康や安全などのトピックスについてのオンラインビデオ教材の提供を始めた。

以下より

http://www.cdc.gov/CDCtv/

デート暴力防止、健康的なおやつ、バラエティーに富んだ食生活、運動しよう、など

ビデオだけではなく原稿がPDFファイルで提供されているので便利。

イラストがアメリカっぽい

[]食品サーベイランスニュース 冬号

Food Surveillance News - Winter edition

20 August 2008 http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/foodsurveillancenewsletter/winter2008.cfm

・ ACT Health Protection Service (HPS)による食品の微生物学的汚染状況調査

・ オーストラリア検疫検査サービスThe Australian Quarantine and

Inspection Service (AQIS)による輸入シーフードの検査状況

522検体を検査し、中国産エビのニトロフラン類3、ベトナム産魚のフルオロキノロン類2、タイ産エビのフルオロキノロン類、台湾産バラマンディのマラカイトグリーンの合計7検体が違反であった。

・ 食品のリコール

・ ハチミツのtutu毒素

・ 食品の表示

など

[]食品基準通知

Food Standards Notification Circular

20 August 2008

http://www.foodstandards.gov.au/standardsdevelopment/notificationcirculars/current/notificationcircular3982.cfm

新規食品として共役リノール酸の多い油が申請された。

[]2008年9月2日の議題とペーパー

COT agenda and papers: 2 September 2008

http://cot.food.gov.uk/cotmtgs/cotmeets/cot2008/cotmeet2sept2008/cotagendapapers2sept2008

・ FSAが2006年トータルダイエットスタディにおける24の元素(アルミニ ウム、アンチモンヒ素、バリウム、ビスマス、カドミウム、クロム、銅、ゲルマニウムインジウム、鉛、マンガン、水銀、モリブデン、ニッケル、パラジウム、プラチナ、ロジウム、ルテニウム、セレン、ストロンチウムタリウム、スズ、亜鉛)の調査を終えた。この結果について意見を求められている

2006 UK Total Diet Study of Metals and other Elements http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox200829.pdf

・ ワラビを食べた動物を食べることによる消費者へのリスクについてのCOT声明二次案

http://cot.food.gov.uk/pdfs/TOX200830.pdf

・食品中ピロリジジンアルカロイドについての三次案

http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox200831.pdf

など

[]化学物質食品安全性レポート 2008年4-6月

CHEMICAL FOOD SAFETY QUARTERLY REPORT

APRIL- JUNE 2008

http://www.defra.gov.uk/vla/reports/docs/rep_chemfood_june08.pdf

相変わらず鉛が最も多い。家禽敷料使用によるボツリヌス症例もおこり続けている。

普通でない事態として、クレー射撃場の近くにあって鉛を含む散弾が落下する場所にある放し飼いオーガニック産卵鶏集団の鉛汚染があった。ある鶏の砂嚢には59gもの散弾が入っていて(写真あり)、卵からは高濃度の鉛が検出された。このような農場に有機の認証が与えられていたことが驚きであり、食品関係業者の一部は動物用医薬品以外に天然などの汚染があることに気づいていないことを明らかにする(医薬品や添加物のような合成品のことしか頭にない業者がいる)。また天然汚染として鉱山廃棄物由来と思われるウシの牧草のヒ素汚染があった。

他にサプリメントの使用による中毒量のセレンの事例もあった。


注 英国では動物愛護と自然志向で放し飼い(フリーレンジ)の鶏に人気があってプレミアがつく。鶏は小石のようなものを食べるので放し飼いの鶏のほうが汚染物質をたくさん摂りやすい。

[]カナダにおけるナチュラルヘルス製品規制について

About Natural Health Product Regulation in Canada

2008-08-13

http://www.hc-sc.gc.ca/dhp-mps/prodnatur/about-apropos/index-eng.php

ハーブやホメオパシー治療薬、ビタミン、ミネラル、伝統薬、プロバイオティクス、アミノ酸や必須脂肪酸などを含むナチュラルヘルス製品に関する規制とC-51法案についての解説。

[]NTP更新

  • ベータミルセンの病理の表

The pathology tables for beta-Myrcene

http://ntp.niehs.nih.gov/go/29763

  • ゴールデンシール(ヒドラスチス)の根の粉末の病理の表

The pathology tables for Goldenseal Root Powder

http://ntp.niehs.nih.gov/go/32994

その他ニュース

Trust for America's Health(米国NPO)

FはFatのF:アメリカの肥満政策は如何に失敗しているか 2008

F as in Fat: How Obesity Policies are Failing in America, 2008

August 19, 2008

http://healthyamericans.org/reports/obesity2008/

米国の肥満が増えている、という報告