なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。
参考食品安全情報ナビbyましゅうさん
2008-10-31
■[CFIA][汚染物質]中国産乳及び乳製品を含む食品中のメラミン検査結果
Report on Testing Results for Melamine in Foods Containing Milk and Milk-Derived Ingredients from China
2008-10-30
http://www.inspection.gc.ca/english/fssa/concen/2008melinfoe.shtml
10月30日までに基準値以上検出された製品のリスト。
スリランカ産のレモンパフが入っている
■[KFDA][汚染物質]中国産炭酸水素アンモニウム含有お菓子からメラミン検出
食品医薬品安全庁、該当製品流通 販売禁止及び回収廃棄
2008.10.29
http://kfda.korea.kr/kfda/jsp/kfda1_branch.jsp?_action=news_view&_property=p_sec_1&_id=155320646
食品医薬品安全庁は中国産炭酸水素アンモニウムからメラミンが検出されたことに関連して、中国でこの添加物を使って製造された27輸入食品に対して収去検査を実施した結果、1個のお菓子からメラミンが18.1 ppm検出された。今回メラミンが検出された商品は、半製品を12760 kg輸入してゼリー製品などを作って販売していた会社の製品である。食薬庁は現在半製品10496kgとゼリー製品786kgを差し押さえて、同製品の流通・販売を禁止し緊急回収を命じた。この製品はそのままの形で市中に流通・販売される商品ではない。
一方最近日本で問題になった冷凍インゲンのジクロルボス検出に関連して、韓国に輸入された乾燥インゲン豆14業者27製品について収去検査したところ皆問題はなかった。
さらに防虫剤成分パラジクロロベンゼンが検出されたと報道された日本の日清食品が製造したカップ麺3輸入業者15品目を暫定的に流通・販売禁止にして収去検査を行っている。
メラミン検出中国産半製品使用生産製品現況
http://kfda.go.kr/melamine/file/081029/081029_03.pdf
写真入り
2008.10.29付流通禁止品目(リスト)
http://kfda.go.kr/melamine/file/081029/081029_02.pdf
2008.10.29付販売禁止解除食品
■[KFDA][汚染物質]10月23日 KBS 9時ニュース “中国産乳成分含有製品輸入禁止合わない行政” 報道関連説明
(輸入食品課2008.10.24)
http://kfda.korea.kr/kfda/jsp/kfda1_branch.jsp?_action=news_view&_property=e_sec_1&_id=155319856
10月23日のKBS 9時ニュースで、9月24日に中国産乳成分含有製品の輸入禁止をしたのに、韓国ネスレ社の商品を9月26日に通関させたと報道された。
この商品は輸入禁止直前の9月24日に輸入申告され、メラミン検査をした結果不検出だったので9月26日に通関となった。さらにこの商品は9月26日からは倉庫に保管中で流通していない。
メラミンが検出された製品は6月2日に輸入申告されて流通中だったもので、これとは製造日時が異なる。
■[CN][汚染物質]中国は日本産食品からトルエンと酢酸エチルエステルを検出
2008-10-31
ttp://www.cfs.gov.cn/cmsweb/webportal/W192/A64028997.html
国家質検総局
広東CIQは日本から輸入した日本式醤油、わさびからトルエンと酢酸エチルエステルを検出した。日本の企業3社の製品で、トルエンの最高値は0.0053 mg/kg、酢酸エチルエステルは最高0.537 mg/kgである。先に日本のメディアが日本で酢酸エチルエステルとトルエンが検出された食品を食べて不快症状が出たと報道した。輸入企業はこの3社の同類商品の販売取り下げなどを行って消費者の安全を確保する。
(これ↓の報復措置と思われる
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/10/h1007-4.html
でもこれは日本側が先にやった間違いだし、謝った方がいいと思うけど)
■[DEFRA]食品統計集発表
Food statistics round-up published
30 October 2008
http://www.defra.gov.uk/news/2008/081030a.htm
食品の価格から供給までの各種食品統計年次概要が発表された。今年は初めて食品安全と消費者の要求についてのデータも含まれる。
重要な知見としては
・ 英国の農業食料部門の2006年粗付加価値は794億ポンドで市場部門の8.6%を占め、2005年の8.1%から増加している。2007年第四四半期の雇用者数は320万人で2006年と変わらない。
・ 2006年には英国の食品の90%が26ヶ国から供給され約半分が英国由来であり2005年と変わらない。
・ 英国におけるフードチェーンでの温室効果ガスの排出の1/3が農業と漁業である。
・ 1日5単位の野菜や果物を摂っている男性は2001年の22から2006年の28% に、女性は25から32%に増加した。
Food Statistics Pocketbook
https://statistics.defra.gov.uk/esg/publications/pocketstats/foodpocketstats/FoodPocketbook2008.pdf
小売市場の1/3はTescoが占有
外食産業の1/4はファストフード
1人1週間あたりの酒以外の飲食物への支出は29.55ポンド、外食は8ポンド
インド・中華・タイのエスニックフードが大幅に増加
オーガニックやフェアトレードや放し飼いなどの「倫理的」製品の購入総額は
36億ポンドで約5.1%。そのうちオーガニックが約1/3。「イルカに優しいツナ」ってのもある
食品安全を信頼しているのは約60%
心配な項目としては食中毒が1位、次いで添加物、農薬、家畜飼料、BSE、GMだが経年変化では全て2001年から低下傾向
食品に直接起因する死亡は食中毒が毎年約500人で3/4を占め、残り1/4は窒息。 僅かにアレルギーとvCJD。
■[論文]ガンビアのマラリアの劇的減少はアフリカの一部での根絶の可能性を示す
Dramatic fall in malaria in the Gambia raises possibility of elimination in parts of Africa
30-Oct-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-10/lsoh-dfi102908.php
ガンビアで過去5年間にマラリアの発症が大幅に減少した。2003年以降の間欠的予防的治療や殺虫剤処理蚊帳の使用、屋内残留散布がそれぞれ寄与した。
Lancetに発表された。
The Lancet, Volume 372, Issue 9649, Pages 1545 - 1554, 1 November 2008
Changes in malaria indices between 1999 and 2007 in The Gambia: a retrospective analysis.
Serign J Ceesay et al.
他にケニアの報告
Dramatic fall in number of malaria deaths along Kenyan coast
30-Oct-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-10/wt-dfi102908.php
Effect of a fall in malaria transmission on morbidity and mortality in Kilifi, Kenya
The Lancet, Volume 372, Issue 9649, Pages 1555 - 1562, 1 November 2008
■[論文]糖の不都合な側面
Science 31 October 2008:
Vol. 322. no. 5902, pp. 659 661
Eat, Drink, and Be Wary: A Sugar's Sour Side
Ajit Varkiはチンパンジーやその他のほ乳類が合成するがヒトは作らないシアル酸Neu5Gc(N-グリコリルノイラミン酸)がヒトの病気と関連するかどうかを調べてきた。彼は食品から摂ったNeu5Gcがヒトの病気への感受性に関与すると考え、自分を実験台にして実験をしてきた。今週彼の新しい論文がNatureに発表される。
Nature Advance online
Emma Byres et al.
Incorporation of a non-human glycan mediates human susceptibility to a bacterial toxin
doi:10.1038/nature07428
0157:H7の分泌する毒素subtilase cytotoxin (SubAB)がNeu5Gcに高い親和性を持つ。ヒトにはNeu5Gcはないが、Neu5Gcを多く含む肉や乳製品を食べると細胞表面に組み込まれてSubABとの結合性が高くなる。
■[NHS]ワインに「危険な量の金属」
Behind the headlines
'Dangerous metal levels' in wine
Thursday October 30 2008
http://www.nhs.uk/news/2008/10October/Pages/Metalsinwine.aspx
「あなたが毎日飲むワインに含まれる金属類ががんやパーキンソン病と関係する」とDaily Mailが本日報道した。記事は科学者がある種のワインにはグラス一杯だけで銅のような金属を危険な量含むと警告していると伝えている。もし毎日飲むと一生のうちには危険な龍馬で達していろいろな病気のリスクを高くすると報道している。
この研究は上述の病気との関係を調べたものではなく、これまでの研究からある種の金属の有害影響を想定しているものである。この研究では16ヶ国のワイン100本の懸念レベルを報告したものである。リスクの計算にはいくつかの推定が用いられており、例えば250 mlのワインを18才から男性は72才まで、女性は85才まで毎日飲むことを条件にしている。
ワインの重金属について結論を下すには早すぎるし金属含量からワインの産地を選ぶのは時期尚早である。著者が主張しているようなワインに警告表示をするにはまだ研究する必要がある。
■[NHS]朝食用食品の高い塩分
High salt in breakfast foods
Thursday October 30 2008
http://www.nhs.uk/news/2008/10October/Pages/Highsaltinbreakfastfoods.aspx
ペストリーやマフィンなどの朝食によく使われる食品に「隠された」塩分が高濃度含まれるという報道が多数あった。The SunやBBCは人々が健康的だと思っている食品は決して健康的ではないと報道し、The Guardianは多くの人はフライ料理は健康的でないと認識しているがコーヒーチェーンのペストリーに相当量の食塩が含まれることを知っている人は少ないと報じている。スターバックスのシナモンロールはベーコンの薄切り2枚と同じくらいの塩分を含み、Costaコーヒーマフィンはポテトチップ1袋の3倍の塩分を含む。
これらの報道は塩と健康に関する共同行動(CASH)の調査によるものである。
調査のポイントは、一回の朝食で1日の塩分摂取可能量6gを超えることがあるということである。さらに健康的と見なされている食品が塩分についてはそうではないことも示された。
調査の詳細はCASHのウェブサイトに掲載されている。
Secret Salt for breakfast-how one meal can tip you over your 6g a day
http://www.actiononsalt.org.uk/media/press_releases/breakfast%202008/breakfast_survey.htm
■[HK][汚染物質]卵の検査が遅れているというのは嘘である
Delay in egg testing debunked
October 30, 2008
http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/081030/txt/081030en05012.htm
食品安全センターは卵の検査と結果の公表が遅いという主張を否定する。センターは積極的に検査している。
これまで108の卵検体を検査し、そのうち69が中国本土産で105検体からはメラミンは検出されていない。
■[HK][汚染物質]メラミンを含まない卵の証明書について議論
Melamine-free eggs certificate mooted
October 30, 2008
http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/081030/txt/081030en05004.htm
香港政府は中国当局と中国から香港に輸出される卵にメラミンを含まないという証明書を発行するかどうかについて検討している。Sudan色素を含まない卵の証明書と似たようなものになるであろう。
10月30日発表分の検査結果
乳を含む製品と卵と小麦粉など68検体
全て検出無し
■[EU][GM]欧州委員会はGM LLCotton25の使用を認可
Commission authorises the use of GM LLCotton25
29 / 10 / 08
http://ec.europa.eu/commission_barroso/vassiliou/speeches/commission_authorises_use_gmllcotton25.pdf
欧州委員会は食品や飼料への遺伝子組換え綿LLCotton25の使用を認可する決定を採択した。この決定はドイツのバイエルクロップサイエンス社からの申請で、EFSAが安全性に問題なしとの評価を行った結果によるものである。
■[FSA][汚染物質]Lucky Dip (Nottingham) Ltd社はある種のロットのクリスマスとハロウィーンチョコレートポップ製品をメラミン汚染のため回収
Lucky Dip (Nottingham) Ltd withdraws certain batches of their Christmas and Halloween chocolate pop products due to melamine contamination
Thursday 30 October 2008
http://www.food.gov.uk/enforcement/alerts/2008/oct/chocpopproducts
中国産で、検出されたメラミンの量は28.9及び46.2 mg/kg。
サンタやカボチャの棒つきチョコレート
■[BLW]動物実験統計2007
30.10.2008
http://www.blw.admin.ch/dokumentation/00016/00261/index.html?lang=de&msg-id=22326
2007年の動物実験に使用された動物数は約1.5%増の726,392であった。2007年は化粧品用には動物は使われなかった。
基礎研究部門で10%増、応用医学部門では8%減であった。実験動物の半分は企業で、1/3は大学や病院で使われている。動物の80%はラットやマウスやハムスターなどの齧歯類である。詳細データについてはBVETのウェブサイトから。
www.tv-statistik.bvet.admin.ch
■[VWA]子ども製品へのヨーロッパ規制が守られていない
30 October 2008
http://www.vwa.nl/portal/page?_pageid=119,1639824&_dad=portal&_schema=PORTAL&p_news_item_id=23738
小さい子ども向けのプラスチック製品の可塑剤の調査の結果、2007年は41%だった規制値超過が2008年は28%だった。
2007年報告書
小さい子ども向けのプラスチック製品、特に口に入れる可能性のある製品の可塑剤については、2007年1月から発効したEU規制で厳しく規制している。市販のソフトプラスチックおもちゃなどの6種のフタル酸について調査したところ、67%はPVC製で41%は規制値を超過していた。2001年、2004年、2005年の調査に比べて6種のフタル酸の使用は全く減っておらず、EU規制の履行がフタル酸類の使用に影響していない。さらに規制されている6種のフタル酸の代替品としてDINCH、ノニルフェノール、DEHTPが使用されているがこれらの可塑剤が安全な代用品なのかどうかは不明である
■[EU]バイオテロと健康安全保障
Bioterrorism and Health Security
http://ec.europa.eu/health/ph_threats/Bioterrorisme/bioterrorisme_en.htm
ページ更新
それとも包材に微量付着していたものか?
5ppm以下でも苦情が出ていたことからどの程度のレベルまでみればいいのか悩みます。
中国と日本で不毛な言い合いをしているのはppbレベルの話で、それはJ. Agric. Food Chem.2003, 51, 8120-8127によれば多くのいろいろな食品に数百ppbまでは検出されていますが。いずれにせよバックグラウンドレベルがどのくらいなのかを把握してから異常値なのかどうかを判断すべきだと思います。