なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。
参考食品安全情報ナビbyましゅうさん
2009-01-24
■[雑記]歩きやすいように、ゴミを拾う
id:pollyannaさんの記事を読んだ。
子供が一人目で小さいうちは、ものすごくたくさんの不安といらだちと気遣いに振り回されて、神経をすり減らしているだろう
という点に関して。
日本の平均的お母さんたちは、小さい子どもの世話に関して、その他の先進国と比較するとものすごく良く頑張っていると思う。
まず帝王切開の率が低い。北米やヨーロッパの一部では痛いのはイヤだという理由で帝王切開を選ぶ妊婦さんが結構いる。次に母乳で頑張ろうとしている(ような気がする)。ミルクはほぼ粉ミルクしか売っていなくて、これは分量を測って熱いお湯で溶かして人肌に冷ますという手間がかかる。カナダのように調整済みの液体ミルクを温めもせずそのまま飲ませればいいということはない。そして何故か公立保育園に布おむつしかダメなところが多く、「手作り」の布団カバーや袋物を要求されたりする。幼稚園はもちろん、保育園でもイベントの時にはお弁当持参を要求されたりするがこのお弁当に手をかけている。 キャラ弁までいかなくとも彩りや見た目を考えて詰めるのが当然なんて考えていのは日本人くらいでは。ほとんどの国ではサンドイッチに果物が丸ごと一個入っていれば上等な方だと思う。そして歯磨き。WHOは虫歯予防のために水道水にフッ素を入れることを推奨しているのに、日本はお母さんが必死に歯を磨くことで虫歯を予防せよと考えているようだ(結果的に虫歯多い)。小さい子は歯磨きを上手にできるはずもないのでお母さんの責任は重大。そして義務の予防接種の数が少ない。水疱瘡やおたふく風邪の予防接種を受けるのに何故か悩まないといけない。
以下に子育てに関して主に母親に吹き込まれる疑似科学的主張(ただの呪いの言葉のようなものもあるけど)を挙げてみる。
・ 妊娠したら薬は絶対ダメ
・ 胎教するといい
・ 妊娠すると太るからダイエットしなくちゃ
・ 名前の画数が悪い
・ 家や部屋の方角が悪い
・ 母乳育児万歳−西原式
・ 母乳にはダイオキシンが含まれるからしぼって捨てて赤ちゃんにはあげないほうがいい
・ 無農薬・有機・無添加食品がいい
・ 加工食品は添加物だらけだからダメ
・ 放射線照射した食品は命がないからダメ
・ 遺伝子組換え技術はフランケンシュタインのような化け物を作る技術
・ 電子レンジは電磁波が出るから使ってはいけない
・ ラップやプラスチック食器は使ってはいけない
・ 哺乳瓶は危険
・ 缶詰めはダメ
・ とにかく母親の手作りが一番
・ 手作りしても「おかあさんはやすめハハキトク」はダメ
・ 卵は洗ってないのがいい
・ パンは天然酵母
・ 水道水は塩素が入っていて危険
・ 昔の食事がいい
・ 牛乳は牛の飲むものだから人間には向かない
・ 砂糖や小麦粉やごはんなど白いもの(純度が高いもの)はダメ
・ 三歳までは母親が育てるべき
・ 予防接種は危険、自然に病気にかかるのがいい
・ ホメオパシーとか漢方とかで医療拒否
・ 七田式とか家庭保育園とかフラッシュカード
・ 血液型別育児
・ モンテッソーリ
・ 小さい頃に英語耳を作らないと手遅れ
・ 小さいうちに絶対音感つけさせないと手遅れ
・ せっけんと重曹とクエン酸
・ 合成洗剤や柔軟剤やシャンプーは身体にも環境にも悪い
・ 紙おむつは悪い
・ 化学繊維は身体に悪い
・ 家も家具も天然素材がいい
・ 歯にフッ素塗ったりフッ素入り練り歯磨きは危険
・ 歯垢検出用の色素は発がん物質
・ 虫除けは危険
・ 子どもは絶対裸足
・ マンション暮らしのような土に触れない生活では子どもがおかしくなる
・ 子どもはみんな天才(白紙)、教育次第で何にでもなれる
・ 親のたった一言で一生台無し
・ 子どもの教育はお金次第
・ ゲームやるとゲーム脳になる
・ テレビばかり見てると自閉症になる
・ ランドセルで背が伸びなくなる
こういういろいろなことが不意に、時には避けようもない状態で突きつけられる。避けられない、というのは例えばこういうことについて判断を迫るのが、 いつもお世話になっている保育園の先生だったり、買い物の負担を避けようと思って加入した生協のチラシだったり、子どもの仲良しの友だちの保護者だったりするから。もちろん自分から本を読んだりインターネットで手に入れてしまったりすることもある。それぞれ素人が最善の結論をだそうと調べ始めると結構大変だったりする。
多くの夫君はなんだそれ、で笑ってしまうようなことが、子どものことは全て自分の責任だと一生懸命な真面目なお母さんにとっては真剣に悩む原因になったりする。心理的に疲れ果てもする。妻にしてみれば「何て大変なの」という事態が夫から見れば「勝手に悩んで勝手に疲れてる」だけだったりする。
敢えて悪者さがしをするなら、悪いのは「疑似科学の蔓延」であってそれがほとんどの場合ひたすら母親の負担を増やす方向に誘導するから。例えば「おかあさんはやすめハハキトク」なんて語呂合わせには母親への悪意しか感じない。なのにこれを言ってくる人は「善意」で「正しいこと」を教えてあげているのだから感謝しなさいという態度で向かってくる。いろいろな人に助けてもらわないと回らない共働き母には結構辛い。対策としてはもちろん当事者のリテラシーの向上も必要だけれど、余裕がないときに負荷をかけられると冷静な判断ができにくいのは仕方がない面もあるので、躓くかもしれない石を減らすことも大切。
上述のようなことを言っている人をみかけたら、そんなの心配しなくていいよと一言言うだけで、聞いていたお母さんの不安が少しだけ和らいで、子どもが理不尽に泣く回数が一回だけ減るかもしれない。
私は世の中の笑顔を増やしたい。
だからできれば疑似科学批判という「デバッグ」「ゴミ拾い」に参加してくれる人が一人でも多いといいな。
追記1:上のリストの内容が何なのか全部わかった人はすごい。
追記2:一応一部についてデバッグの試み
(もう10年も前のものなので赤面ものだけど書き直す気力もないのでまあいいや)
最近のもの
妊婦は大変!? 各国の妊娠中女性向け助言集
ましゅうは喜んで、ゴミ拾いのお手伝いをしますよぉ〜♪ ヾ(*^▽^)人(^▽^*)ノ
(…てゆうか、すでに去年からネット上でやってるのはせんせいはご存知ですよね)
疑似科学、ニセ科学、くそくらえ! ヽ(`д´)ノ
ましゅうは決して賢くはないのですが、せんせいが提供する武器(このブログのこと)のおかげで、戦いやすいですよ〜♪ o(炎_炎)o
ましゅうは一生、せんせいのことを尊敬し続けます。(〒_〒)
「妊娠したら薬は絶対ダメ」これって「絶対」が付いてるから嘘だってことですよね?
「妊娠したら薬は絶対ダメ」の反対で「妊娠しても薬は絶対大丈夫」てことじゃないですよね?
妊娠中に飲むと危険な薬って普通にありますよね?
なんかこれだけきになっちゃったもので。
いつもご苦労様です。
>マルさん
>「妊娠したら薬は絶対ダメ」これって「絶対」が付いてるから嘘だってことですよね?
その通りです。
何らかの基礎疾患があって主治医の指導の下に投薬中の妊婦さんに、薬はダメよと言うような事例です。
また、FOOD・SCIENCEのうねやま研究室(http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji_uyt_itiran.jsp?sch_pg=0)も拝読しております。
ゴミ拾いに微力ながら参加させていただこうと、自分のブログで今日の記事を紹介させていただきました。
このブログは本当に良い情報源だと感じます。今後も出来るだけ続けて頂きたく思っております。
最近はニセ科学に対してはっきりと意見を述べる方が増えて来ていますね。
一般にも「ニセ科学」についての知識が広まることを願っています。
私もこの記事をブログで取り上げさせていただきました。
お母さんになる方々は、本当に色々な周囲の『指導』で、苦しんでいることでしょうね。なんだか、読んでいると、自分でも、こんなこと、言った事あるなあ。『○○さんが言っていた』形式でとごみ捨てを反省しました。
ブログで紹介させていただきます。
重病・子育て・ダイエットは特に不安を煽る疑似科学がつけ込みやすい三大テーマだと思ってます(自分は太ってて子供が二人いて連れ合いがガンを患ったので3つともターゲットですw)。
ちなみに勝間某推薦の「スキニービッチダイエット」も「買ってはいけない」本でした。
先生のブログみて、ボクも少しでも歩きやすいように、ゴミを拾おうと思います。幸いそういう事が出来るかもしれない仕事をしているので。
ヒステリーを起こされたりするんですね。
まあ、ちゃんとした信頼関係を築いていれば受け入れて貰えるのかもしれねいですけど
なんだか手のかかる大きい子供みたいですね。
子育てだけでもこれだけあるんですねぇ。
私のブログで、こちらを紹介させていただきます。
不可でしたらご連絡ください