なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。
参考食品安全情報ナビbyましゅうさん
2009-04-17
■[ヘルスカナダ][農薬]ヘルスカナダは消費者に対して犬猫用のノミやダニ防除製品の使用方法に従うように助言する
Health Canada Advises Consumers to Follow Label Directions on Flea and Tick Pest Control Products for Use on Cats and Dogs
April 16, 2009
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2009/2009_60-eng.php
ヘルスカナダの農薬事故報告計画で、農薬として販売されている犬猫のノミ取り用に皮膚に塗る製品で有害影響の可能性があることが示唆されている。
この助言は動物用医薬品として販売されているノミ取り製品にはあてはまらない。
有害事象としては皮膚の刺激などの弱い影響から発作や死亡などのような重大なものまで含む。安全上の注意としては、イヌにはイヌ用のみ、ネコにはネコ用のみを使う、体重や大きさに適した量のみ使う、投与後はペットをよく観察し有害事象が見られた場合には獣医師に相談するように。
■[BfR][汚染物質]BfRはミネラルウォーターにホルモン類似影響があるという試験の結果を評価する
16.04.2009
フランクフルトのゲーテ大学の科学者によるプラスチックのボトル入りミネラルウォーターサンプルにホルモン様作用があるという試験結果についてのメディア報道がここ数日消費者をうろたえさせている。彼らはミネラルウォーターが入っていたプラスチックからエストロゲン様物質が溶け出していると主張している。BfRの見解ではホルモン様物質はミネラルウォーターに余検出されていない。DEHPやビスフェノールAやノニルフェノールなどにホルモン様作用があることは良く知られている。その試験結果からPETボトルからそのような物質が溶け出したと結論することはできない。
以下実験の欠陥やPETボトルの背景情報について再度説明
■[BMELV][煙草]私の煙草に本当に入っているものは?
16.04.2009
BMELVはタバコや葉巻などの煙草製品の添加物リストを発表した。
1174物質
(煙草の添加物を心配するくらいなら煙草止めればいいのに)
■[NTP]緑茶抽出物の病理の表更新
The pathology tables for Green Tea Extract (TOX-to be determined) have been updated http://ntp.niehs.nih.gov/go/34010
■[EU]RASFF Weekly Overview - Week 15
http://ec.europa.eu/food/food/rapidalert/reports/week15-2009_en.pdf
警報通知
ドイツ産チョコハニーパフ入り紙箱からの4-メチルベンゾフェノンの溶出(1.58 mg/kg)、インド産カレーパウダーのメチルイエロー(>0.5 mg/kg)、 チリ産モモのアジンホスメチル(0.24 mg/kg)、中国産オランダ経由ローストピーナツのメラミン(3.9; 13.54 mg/kg)
情報通知
ベトナム産魚ソースのヒスタミン(1467 mg/kg)、中国産メラミン台所用品からのホルムアルデヒドの溶出(12.0 mg/dm2)、中国産ポケットナイフからのクロムの溶出(2.19; 4.98 mg/L)、ハンガリー産イチゴ風味キャンディの多すぎるコチニール赤A(86 mg/kg)、インド産冷凍無頭淡水エビのニトロフラン代謝物ニトロフラゾン(5.5 microg/kg)、トルコ産ロングピーマンのメソミル(0.75 mg/kg)、原料米国ドイツ産冬虫夏草の未承認照射、バングラデシュ産冷凍無頭淡水エビのニトロフラン代謝物ニトロフラゾン(6.2 microg/kg)、中国産折りたたみポケットナイフからのクロム(0.20; 0.12; 0.18 mg/L)とニッケル(7.09; 6.55 mg/L)の溶出、インド産冷凍調理済みブラックタイガーエビのニトロフラン代謝物フラゾリドン(4.74 microg/kg)、ウクライナ産大豆油ケーキの未承認遺伝子組換え(飼料中大豆:20%)、スペイン産ナスのオキサミル(0.048 mg/kg)など
通関拒否通知
トルコ産乾燥アプリコットの多すぎる亜硫酸塩(2478; 2500 mg/kg)、中国産コーヒーメーカーからのクロム(5.1 <--> 597 mg/dm )とニッケル(2.8mg/dm )の溶出、韓国産乾燥ロースト海藻のヒ素((19; 21; 40 mg/kg)、バングラデシュ産エビのニトロフラン代謝物ニトロフラゾン(3.8; 6.2; 6.2; 12.7; 9.3; 10; 1.7; 2; 4; 1; 3.3; 1.2; 6; 2.9 microg/kg)、イラン産ウスベニアオイのホサロン(0.55 mg/kg)とカルバリル(0.19 mg/kg)、中国産プラスチックまな板のトリクロサンなど
その他アフラトキシン等天然汚染物質多数
■[FSA]FSAは科学の使用について誉められる
FSA commended on use of science
Thursday 16 April 2009
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2009/apr/scireview
政府の科学オフィスは本日FSAの科学についての独立したレビューを発表し、 FSAの実践を称賛した。
報告書本文及びプレスリリースは以下より
Healthy outcome for Food Standards science review
16 April 2009
http://www.dius.gov.uk/news_and_speeches/press_releases/go_science_fsa.aspx
- 主任科学者Andrew Wadgeの歓迎コメント
FSA science under the microscope
Andrew Wadge
http://www.fsascience.net/2009/04/16/fsa_science_under_the_microscope
■[論文]その他論文等
- 野菜、果物と大腸がんリスク EPIC研究
Fruit, vegetables, and colorectal cancer risk: the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition
Am J Clin Nutr (April 1, 2009). doi:10.3945/ajcn.2008.27120
http://www.ajcn.org/cgi/content/abstract/ajcn.2008.27120v1
1992-2000年に452,755人(男性131,985人、女性320,770人)に食事調査を行い2006年までフォローした。平均フォローアップ期間8.8年で大腸がんの発症は2819件であった。
野菜や果物の摂取量が多い1/5は少ない1/5に比べて大腸がんの発症が少なかった(ハザード比0.86 ;95% CI: 0.75, 1.00; P for trend = 0.04)。しかし喫煙者ではこの関係は逆転し野菜や果物の摂取量が多いと大腸がんが多かった。
(煙草吸ってるから野菜や果物をたくさん食べて悪影響を減らそうという試みは無駄だということ?煙草は吸わないという選択肢しかないようだ。)
- 成人の血中鉛疫学とサーベイランス 米国2005-2007
MMWR
Adult Blood Lead Epidemiology and Surveillance --- United States, 2005―2007
April 17, 2009 / 58(14);365-369
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5814a3.htm
全体として血中鉛濃度の高いヒトは減少しているが職業暴露がある。
- 養殖サケ、マス、ティラピア、パンガシウス、エビのハロゲン化汚染物質
Halogenated Contaminants in Farmed Salmon, Trout, Tilapia, Pangasius, and Shrimp
S. P. J. van Leeuwen
Environ. Sci. Technol., Article ASAP
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/es803558r
2007年10月から2008年1月にオランダの販売店から購入した150検体の魚について、PBDEs、PCBs、ダイオキシン類、農薬類などを調べた。
肉食性の魚の方が雑食魚より汚染物質濃度が高い、汚染物質濃度はヨーロッパやオランダの規制値を遙かに下回る、ヒト暴露源としてはサケが97%と圧倒的に多い。
- 子どもへの煙草販売禁止の強化が若者の喫煙を削減する
EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より
Enforcing bans on cigarette sales to kids reduces youth smoking
16-Apr-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-04/bc-ebo040809.php
米国で子どもに煙草を販売することを禁止する国や州の法律施行が青少年の喫煙低下に効果があることが示された。BMC Public Healthに発表された。
Enforcement of underage sales laws as a predictor of daily smoking among adolescents - a national study
Joseph R DiFranza, Judith A Savageau and Kenneth Fletcher
BMC Public Health (in press)
http://www.biomedcentral.com/imedia/1203264160220803_article.pdf?random=532692
- 市販のザクロジュースの異物混入を検出するための国際多次元真偽明細(IMAS)
International Multidimensional Authenticity Specification (IMAS) Algorithm for Detection of Commercial Pomegranate Juice Adulteration
Yanjun Zhang
J. Agric. Food Chem., 2009, 57 (6), pp 2550 2557
真贋鑑定アルゴリズムを開発して市販のザクロジュース23検体を判定したところ、基準に合致したのはわずか6検体であった。