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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2010-01-15

[]カドミウム、ジュエリー 中国から米国 警告

Cadmium, jewelry - USA ex China: alert

12-JAN-2010

http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:2369537926781864::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,80897

10 Jan 2010

Huliq.comより

中国産子ども用ジュエリーからカドミウム

米国に輸出される子ども用ジュエリーに鉛を使うことができなくなったためにさらに毒性の高いカドミウムを代わりに使っているようだ、という記事。

AP通信社の調査によると米国内で購入した安いジュエリー103検体のうち12%が少なくとも10%のカドミウムを含む。中には91%カドミウムというもの、89%、86%、84%カドミウムというものがあった。

カドミウム毒性に関連して日本のイタイイタイ病の解説あり)

[][]フッ化スルフリルの農薬リスク評価ピアレビューについての結論

Conclusion on the peer review of the pesticide risk assessment of the active substance sulfuryl fluoride

14 January 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1441.htm

ADI 0.014 mg/kg bw/day

ARfD 0.7 mg/kg bw

Acceptable Operator Exposure Concentration (AOEC) 1 ppm

[]ヘルスカナダはカナダ人に対し「The Slimming Coffee」または「Lose Weight Coffee」、あるいは他の痩身用に宣伝されている未承認製品を使用しないよう警告する

Health Canada Warns Canadians Not to Use "The Slimming Coffee" or "Lose Weight Coffee," or Any Unauthorized Product Promoted for Weight-loss

January 14, 2010

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2010/2010_06-eng.php

表示されていない処方薬成分シブトラミンが検出されている。

製品の写真あり。

[]ヘルスカナダはカナダ人に対し「Stiff Nights」または他の勃起不全用に宣伝されている未承認製品を使用しないよう警告する

Canadians Advised Not to Use "Stiff Nights" or Any Unauthorized Product Promoted for Erectile Dysfunction

January 8, 2010

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2010/2010_05-eng.php

先にFDAが警告したもの。

ヘルスカナダはカナダでも販売されていたことを確認した。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20091106#p11

製品の写真あり

[]カナダ有害事象ニュースレター

Canadian Adverse Reaction Newsletter

Volume 20 • Issue 1 • January 2010

http://www.hc-sc.gc.ca/dhp-mps/medeff/bulletin/carn-bcei_v20n1-eng.php

ブラックコホシュ製品と肝障害:更新

・先にブラックコホシュ製品都の関連が疑われる肝障害の世界各国からの報告について特集した。

・今回の更新では国内の6症例について検討した。

・一部の製品の解析からこれらの製品に本当はブラックコホシュが入っていないことを明らかにした。

製品と分析結果の表がある

[]消費者のためのアレルゲン表示の改善:現時点では信頼できる閾値が設定できない

14.01.2010

http://www.bfr.bund.de/cm/208/bessere_allergenkennzeichnung_von_lebensmitteln_fuer_verbraucher.pdf

アレルギー患者にとって食品中アレルゲンは避けなければならない。アレルギー患者は微量のアレルゲンにも反応する。従って製造業者はアレルギーを誘発する食品が含まれる場合には表示が必要である。しかし意図しない混入については業者に任されている。しばしば製造業者は「微量の○○が含まれる可能性がある」という表現を使う。

最終製品にアレルゲンを含まないと表示できるルールは国によって違う。BMELVとBfRとMRIは食品中のアレルゲンの閾値について検討した。

現時点ではアレルギーを誘発する食品の量が不明で、さらなる研究が必要である。さらに分析方法にも問題点がいくつかある。最終製品中濃度について暫定的閾値が設定されるとすれば0.01-0.001%の範囲になるだろう。

[]ハイチの地震:FTCは消費者に賢く募金するよう警告

Haiti Earthquake: FTC Warns Consumers to Give Wisely

01/14/2010

http://www.ftc.gov/opa/2010/01/haitiquake.shtm

ハイチでの地震に関して、FTCは消費者にネットやSNSなどでの緊急支援要請のニュースについて注意深く選ぶよう警告する。緊急援助をするための最良の方法は、支援の実績があり世間に認められている支援機関に直接お金を寄付することである。

慈善団体に寄付するからといっている人ではなく、直接寄付する方がよい。安全と税金記録のためにはチェックやクレジットカードで払うことを勧める。

[]Bonsoy豆乳リコール

ファクトシート

Bonsoy Soy Milk recall

(13 January 2010)

http://www.foodstandards.gov.au/educationalmaterial/factsheets/factsheets2010/bonsoysoymilkrecall14693.cfm

ヨウ素とは何か?

なぜヨウ素が必要か?

どのようにしてヨウ素が体内に入って出て行くか?

ほとんどは食べ物由来で水や空気からは微量である。体内にはいると甲状腺に運ばれて甲状腺ホルモンを作るのに使われる。一般的には尿から排出される。1日にとった量のヨウ素が半分になるのに必要な時間は約1ヶ月である。

どのような食品がヨウ素を含むか?

ヨウ素は海水に含まれるのでシーフードはヨウ素の摂取源であるが、特に海草(昆布)が摂取源になる。オーストラリアの卓上塩にはヨウ素が添加されているものもある。またオーガニックパンを除く全てのパンにはヨウ素添加塩を使うことが義務づけられている。乳製品、卵、一部の野菜にもヨウ素が含まれる。

ヨウ素はどれくらい必要か?

健康影響は?

過剰のヨウ素摂取は甲状腺機能亢進症、あるいは成人ではあまりみられないが甲状腺機能低下症を誘発しうる。赤ちゃんは母親の過剰摂取により妊娠中や授乳中に過剰のヨウ素に暴露されるとその後甲状腺機能低下症になりやすい。

甲状腺機能亢進症によくみられる症状は動悸や疲労、体重減少である。甲状腺機能低下症はしばしば無症状で、軽度の場合は健康診断で検出されるだけであるが疲労や体重増加、精神的混濁を示すこともある。

私のヨウ素レベルを知る検査はあるか?

血液検査でTSHをはかることで甲状腺の健康状態を評価できる。体内のヨウ素濃度は普通は測定しないが、必要であれば尿を集めて排出されるヨウ素の量を測定することができる。もしヨウ素の摂りすぎによると考えられる甲状腺機能の異常がある場合には内分泌科医に相談する必要があるかもしれない。

[]ゲータレードのラベルを貼り替えたロングモントの男性逮捕

LONGMONT MAN ARRESTED FOR REMOVING AND REPLACING LABELS ON GATORADE BOTTLES

January 13, 2010

http://www.justice.gov/usao/co/press_releases/2010/January10/1_13b_10.html

ロングモントの38才の男性Jason Eric Kayが今日の午後、事業者重大な危害を与えるために食品表示を張り替えた罪で逮捕された。

2010年1月8日、FDAの犯罪調査事務所にペプシコ北米から、同社のゲータレード1クオートボトルラベルの張り替え/改ざんがあるという複数の消費者からの苦情を受け取っているとの連絡があった。改ざんされたボトルにはプロゴルファーのタイガーウッズとその妻の写真と不貞という文字がある。製造業者はそのようなラベルは認めていない。ラベルのバーコードは正常で瓶を開けた様子はない。

[][]USDAは昆虫耐性遺伝子組換えトウモロコシの規制解除についてパブリックコメントを募集

USDA OPENS PUBLIC COMMENT ON DEREGULATION OF GENETICALLY ENGINEERED CORN MODIFIED FOR INSECT RESISTANCE

Jan. 13, 2010

http://www.aphis.usda.gov/newsroom/content/2010/01/gecrnmet.shtml

USDAのAPHISはSyngenta Biotechnology, Inc.社の昆虫耐性トウモロコシ系統の規制解除についてパブリックコメントを募集する。

[]プラスチックの化学物質は病気の原因か?

Behind the Headlines

Does plastic chemical cause disease?

Thursday January 14 2010

http://www.nhs.uk/news/2010/01January/Pages/Plastic-chemical-and-heart-disease.aspx

が「食品缶詰やほ乳瓶に含まれる化学物質が心臓の問題をおこすリスクの増加と関連する」とThe Daily Telegraphが報道した。体内のBPA濃度が高いと低い人より心疾患になる可能性が1/3高いことを科学者が発見したという。

この研究は尿中BPA濃度とある種の疾患を患っていることとの間に幾分かの関連を見つけたものであるが、いくつかの限界がありBPAがこれらの病気の原因であることの証明にはならない。BPAは多くの家庭用品に含まれるため暴露量を減らすために個人でできることは限られている。心配されているもののBPAの安全性に関する多数の研究では、これまで人で有害であるという根拠はほとんど見つかっていないようだ。

研究方法の限界としては無数の統計解析を行っていることから偶然有意になる可能性が高くなること、疾患の有無は自己申告のみであること、尿中BPA濃度の測定は参加者の1/3だけ、などを指摘している。

新聞がほ乳瓶を特に取り上げていても、保護者は心配すべきではない。

[]ストレスはがんを誘発するか?

Does stress cause cancer?

Thursday January 14 2010

http://www.nhs.uk/news/2010/01January/Pages/emotional-stress-causes-cancer.aspx

The Daily Telegraphによれば「ストレスでがんになる可能性がある」。新聞はショウジョウバエでの研究が毎日の情動的ストレスが腫瘍増殖の引き金を引く根拠を提示したと言っている。

この話はショウジョウバエでの複雑な研究に基づくもので、各種遺伝子変異をもつ細胞が腫瘍増殖において相互作用している可能性があることを見いだしたものである。研究者はこの研究のごく一部でストレスという単語を使っているが、それは細胞や組織が傷害されたときのよう好ましくない状態に晒されたという生物学的意味である。

この研究から毎日の情動的ストレスとがんについては何も言うことはできない。ストレスが少ないのは感情的生活の質の高さにつながる。ストレスを減らすには(ここで言及した記事のような)不必要に不安を煽るニュースを読まないことだ。

[]FVO視察報告書

ペルー 水産物と生きた二枚貝

PE Peru - Fishery products and live bivalve molluscs

http://ec.europa.eu/food/fvo/ir_search_en.cfm?stype=insp_nbr&showResults=Y&REP_INSPECTION_REF=2009-8052

[]産地表示についての研究発表

Research on 'country of origin' labelling published

Thursday 14 January 2010

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/jan/coolresearch

FSAは人々が産地表示を含む食品の表示をどのように理解しているかについての一連の研究を委託した。5つの研究を一つの報告書にまとめて発表した。

重要な知見としては

・産地表示については知っているが消費者が購入する際に大きな関心事項ではない

・どの食品の産地を気にするか尋ねると最も多かったのは肉と肉製品であった。

・産地表示より値段や安全性に関する情報の方が重要だと消費者には思われている。

・産地が重要である場合にはほんの少し値段が高くてもいいと考える消費者もいる

・産地が動物の生まれた場所なのか、育てられたりと屠殺されたりした場所なのか製品として製造された場所なのかについては消費者は混乱している。

・2005年には69%だったが現在28%の食肉に産地表示がある。

・肉製品の44%に肉成分の由来が表示してあり2005年の19%から2倍以上になった。

報告書は以下から

Country of origin labelling: A synthesis of research

http://www.food.gov.uk/science/socsci/surveys/coolsynth

[]豆乳飲料のヨウ素警告更新

Iodine warning on soya drink update

Thursday 14 January 2010

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/jan/iodine

昨年FSANZからFSAにBonsoyと呼ばれる豆乳の高濃度ヨウ素について情報提供があった。その後FSAは英国内でのこの製品の販売状況を調査した。主要輸入業者や小売店などに回収を助言した。販売業者はすべての在庫は隔離され回収されたことを確認した。各種ロットのBonsoyを検査したところ高濃度のヨウ素が検出され、すべてのロットのBonsoyでヨウ素濃度が高いことが確認された。

ニューサウスウェールズでは成人9人と子ども1人がBonsoyを飲んでいて甲状腺に問題があると診断されたと報告されている。英国ではこの製品による病気は報告されていない。

[]慢性疲労症候群についての尽きぬ議論

Science 15 January 2010:

Vol. 327. no. 5963, pp. 254 - 255

An Indefatigable Debate Over Chronic Fatigue Syndrome

慢性疲労症候群CFS)は原因も病原菌も見つかっておらず、真の病気かどうかについても疑われてきた。2009年10月に米国の研究者チームがCFS患者101人中2/3の血球中からXMRVのDNAを検出したと報告した。健康な人218人からは4%だった。XMRVは齧歯類のレトロウイルスでこれまで進行性の前立腺がんとの関連が主張されてきた。この件については関連は疑わしいという科学者もいて再現性がないという論文がPLos ONEに発表された。ラボでの汚染の可能性や類似ウイルスの干渉や、両方の結果が正しいという可能性、そしてCFSがもともと症状が同じでも原因の違ういろいろな病気であるなど議論が巻き起こっている。さらに困惑している医師や患者とXMRV検査を提供している企業など事態は混乱している。

[]大豆ゲノムのマッピングと配列決定

Mapping and sequencing of soybean genome paves the way for improved soybean crops

13-Jan-2010

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-01/nsf-mas011310.php

Natureの1月14日号

ShinoShino 2010/01/16 00:37 いつも情報ありがとうございます。
「ヘルスカナダは仮名でも販売されていたことを確認した」は
「カナダでも」ではないでしょうか?

uneyamauneyama 2010/01/16 06:13 ありがとうございます。

みみずみみず 2010/01/18 01:27 はじめまして、畝山さんのこのサイトを見つけ、そして著書を拝読し、あらためてこのサイトの最近の記事を読みました。
私は農学系の出身で、食や自然環境、働き方などを中心とした社会的なテーマに関心を持ち、民間の立場で現在は会社経営をしております。
私は畝山さんの「ゼロリスクは幻想」という明確な主張を、そしてバランスの取れた食事をしましょうという主張を支持する者です。また、本サイトの更新頻度や質の高さからも分かるように、畝山さんのご努力には深い敬意を表しています。
畝山さんは食の安全を守る(評価する)という、その職責を全うするべく、日々お仕事に邁進されており、その結果私のような化学オンチでも日々安心して暮らしていけることを大変感謝しております。
ところで、『本当の「食の安全」を考える』や本サイトでも、残留農薬の(人体への影響と言う意味での)安全性を主張するあまり、有機農業そのものを否定しているような論調が散見されます。私は有機農業保護論者でも農薬使用反対派でもありませんが、日本における有機農業が人間精神としての自律と命の多様性(異なる対象への思いやりや自然への賛美なども含まれる)を軸とする思想的な立脚点も併せ持っており、また、現状では途上ではあるけれども、環境負荷も少なくしていこうという努力がなされており、それがために消費者にも支持されはじめていると、多くの消費者は生産者と触れる中で感じているのですが、畝山さんはその点をどのようにお考えでしょうか。
一方で畝山さんが紹介してくださっているように、有機野菜が商業的に利用され、非科学的な宣伝文句が飛び交い、例えば堆肥を過剰施用した結果、亜硝酸塩を多量に含んだ作物が出来ること、あるいは環境中に悪影響を与えていること(化成栽培でも同じことですが)など、正確な情報が消費者に届かなくなるリスクに不安を感じています。
消費者のみならず、生産者においても「自分は正しいことをしている」という信念から、慣行栽培を否定する極端な方がいることも有機農業の本当の意味での技術(特に微生物を扱う分野)の発展が遅れるのではと心配しています。
私は科学は現実の一部分を切り取った断片でしかないと考えています。その断片を自己の利益のために利用しようとする輩が少なからずいる中で、畝山さんのお仕事がより多くの方に知れ渡り、明日を少しでもよくしていこうという大人が増えることを願っている者として、上述のとおり少し疑問に感じた部分がありましたのでコメントさせていただきました。どうかご指導賜れば幸いでございます。

uneyamauneyama 2010/01/18 06:02 私は市場に多様な商品が出回ることを支持しているので別に否定などしていません。有機セクターが事実をきちんと伝え消費者がそれを理解した上で支持しているなら問題はないでしょう。現状は全くそうなっていないわけで、それを正す努力は本来有機推進派がすべきであると思います。