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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2010-07-27

[]RASFF

  • WEEK 29-2010

警報通知

中国産オランダ経由米粉の未承認遺伝子組換え(Bt63;おそらくKefeng6)、中国産ポーランド経由装飾カップの縁からのカドミウムの溶出(5.12-5.43 mg/個)など

情報通知

エジプト産ブドウのジメトエート(0.070 mg/kg)、英国産サプリメントの未承認新規食品成分フーディア、スリランカ産生鮮キハダマグロのヒスタミン(1774 mg/kg)、米国産香港経由グリーンコーヒーサプリメントのシブトラミン、中国産溝付きスプーンからの一級芳香族アミンの溶出(4,4-MDA: 1.522 mg/kg)、トルコ産モモのキャプタン(3.2 mg/kg)など

通関拒否通知

トルコ産ペッパーのメソミル(0.045 mg/kg)など

その他アフラトキシン等天然汚染多数

  • WEEK 28-2010

警報通知

原料ニュージーランドのドイツ産緑イガイ粉末(サプリメント)のカドミウム(1.88 mg/kg)、、アイルランド産カニのカドミウム(0.683 mg/kg)、モナコ産ベルギー経由サプリメントのベンゾ(a)ピレン(1.9 mg/kg)nado

情報通知

韓国産オランダ経由極細麺のアルミニウム(208 mg/kg)、イタリア産クスクス入り箱からのベンゾフェノンの溶出(1559 microg/kg)、香港産ガラスコップの縁からのカドミウム(1.265-1.908 mg/個)と鉛(16.61-24.98 mg/個)の溶出、中国酸調味料入れのスチールストッパーからのニッケルの溶出(132.9 mg/L)、インド産ブドウのクロルメコート(0.25 mg/kg)、中国酸オランダ経由モモの半切りの多すぎる亜硫酸(822 mg/kg)、タイ産インゲンのトリアゾホス(0.10; 0.12 mg/kg)、ベトナム産醤油の3-MCPD(2600 microg/kg)、フランス産未承認新規食品成分カムカム(Myrciaria dubia)、タイ産缶詰パイナップルのスズ(239.6 mg/kg)、フィリピン産醤油の3-MCPD(18879 microg/kg)、インド産家畜補完飼料のDDT(103.7 microg/kg)、スペイン産生鮮マグロのヒスタミン(3603 mg/kg)など

通関拒否通知

バングラデシュ産エビのクリスタルバイオレット(1.03 microg/kg)、ウクライナ産スイカの鉛(0.18 mg/kg)、バングラデシュ産淡水エビのニトロフラン代謝物ニトロフラゾン(2 microg/kg)、トルコ産ペッパーのオキサミル(1.8 mg/kg)、ナイジェリア産パーム油のSudan 4(<500, 1332 microg/kg)など

その他アフラトキシン等天然汚染多数

[]ヤトロファ 貧しい人々のためのバイオエネルギー作物

Jatropha - a bioenergy crop for the poor

22 July 2010

http://www.fao.org/news/story/en/item/44142/icode/

FAO/IFADがヤトロファ開発による貧困対策の可能性をレビューする

FAO/IFADはバイオ燃料用ヤトロファ生産が貧しい農家の役に立つ可能性があると報告した。しかしヤトロファはまだ基本的には野生種であり作物としての改良が必要である。石油を輸入する代わりにヤトロファを使うというのは非現実的である。現在の油原料植物としてのヤトロファへの出資や政策は十分な科学的根拠のある知見に基づいていない。ヤトロファの実力を認識するには事実と意見を分離しなければならない。

収量や油の質、そして飼料に使えずヒト健康ハザードとなっている毒性について改良の余地がある。

報告書

Jatropha: A Smallholder Bioenergy Crop

http://www.fao.org/docrep/012/i1219e/i1219e.pdf

(とにかく毒があるものを植えるのは止めて欲しい。食品への混入は必ずおこる。投資するなら品種改良に。GM否定とかほんとうに有害無益。)

[]EU域内で販売されている消費者製品中の発がん性多環芳香族炭化水素−REACHによる規制案の文脈でのBfRのリスク評価

26.07.2010

http://www.bfr.bund.de/cm/216/krebserzeugende_polyzyklische_aromatische_kohlenwasserstoffe_pak_in_verbraucherprodukten_sollen_eu_weit_reguliert_werden.pdf

ドイツ語

[]EFSAは食用アゾ色素の再評価を完了し、アマランスのADIを引き下げる

EFSA lowers ADI on amaranth, completing its re-evaluation of azo dye food colours

26 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/ans100726.htm

EFSAのANSパネルはEUで使用が認められているアゾ色素の再評価を完了し、アマランスの安全性を評価した。

アマランスのADIは1984年にJECFAが0-0.5 mg/kg bw/day、SCFが0-0.8 mg/kg bw/dayに設定しているが、0.15 mg/kg bw/dayに引き下げた。

成人の平均暴露量はADIより遙かに少ないが、定期的に大量のアメリカーノベルモットと赤い食前酒のカクテル)や食前酒を飲む人ではADIの6倍になる。子どもたちの暴露量はADIの1/30程度である。

  • 食品添加物としてのアマランスの再評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the re-evaluation of Amaranth (E 123) as a food additive

26 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1649.htm

アマランスには遺伝毒性試験陽性の結果があるが、通常の遺伝毒性試験と発がん性試験では陰性であり、アマランスの遺伝毒性陽性の結果は発がん性には至らないと結論した。全体としてANSパネルはSCFやJECFAの意見と同様、アマランスの遺伝毒性に関する懸念はないという意見である。

JECFAがADIの設定に用いた2年の試験で、腎の石灰化と過形成のNOAEL 50 mg/kg bw/dayとしているが、ANSパネルは雌のラットの腎盂で石灰化と過形成がみられることからこの用量をLOAELとみなした。アマランス投与群におけるこのような病変の増加は老化に伴うネフローゼの発症を増悪することによるだろう。

生殖発達毒性に関するNOAELはマウス 100 mg/kg bw/day (最高投与量)、ラット 15 mg/kg bw/day、ウサギ15 mg/kg bw/day (最高投与量)、ネコ 50 mg/kg bw/day 及びイヌ75 mg/kg bw/day (約)である。

全体のデータからADI設定のための値は15 mg/kg bw/dayで、安全係数100を採用してADIは0.15 mg/kg bw/dayを設定した。

認められている最大の使用量を使って計算した場合、1-14才の子どもの暴露量は95及び97.5パーセンタイルでADIの1/30である。成人については高暴露群ではADIの6倍になる。主な暴露源は食前酒とアメリカーノカクテルである。

アマランスの鉛についてはJECFAの規格では2mg/kg以下なのに対してECは10mg/kg以下であることを注記する。またアルミのTWIが1mg/kg体重/週に設定されたことからアルミの規格も必要かもしれない。

[]魚介類のマリンバイオトキシンに関する科学的意見−新興毒素:ブレベトキシングループ

Scientific Opinion on marine biotoxins in shellfish – Emerging toxins: Brevetoxin group

26 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1677.htm

ブレベトキシン(BTX)グループ毒素は主に渦鞭毛藻Karenia brevisが作る脂溶性環状エーテル化合物で、骨格からAとBの二つのタイプに分けられる。多数の毒素が同定されているがKarenia brevisに最も多いのはBTX-2 (type B)であると報告されている。BTX-1 (type A) と BTX-2は他の毒素の親化合物と考えられている。魚介類はBTXグループ毒素を代謝し、いくつかの代謝物が知られている。消費者が魚介類から主に暴露されるのは親毒素ではなく代謝物の方である。

BTXグループ毒素は神経毒性貝毒で、症状は吐き気、嘔吐、下痢、感覚異常、痙攣、気管支収縮、麻痺、発作、昏睡である。汚染魚介類を摂取後30分から3時間以内に発症し数日続く。永続する症状や死亡の報告はない。皮膚暴露や吸入暴露では刺激性がある。分布はメキシコ湾、米国東海岸、ニュージーランドハウラキ湾に限られる。

ヨーロッパではこれまで毒素の報告はないが、毒素産生藻類の発見と藻類大発生地域の拡大からヨーロッパでも起こる可能性はある。現在ヨーロッパに魚介類のBTXグループ毒素の規制値はない。

BTXグループ毒素の毒性データは限られていて急性毒性のデータしかない。BTXグループ毒素は細胞膜の電位依存性ナトリウムチャンネルに結合し、神経や筋細胞膜の脱分極を誘発する。

In vitroでは染色体異常誘発活性を示唆するデータがある。長期的暴露による発がん性の懸念がある。

長期試験がないためTDIは設定できない。ARfDの設定が望ましいが、データがないため経口ARfDが設定できない。ヨーロッパでの検出データが無くリスクについては意見できない。

[]EFSAの理由付き意見書:タマネギのフェンヘキサミドの既存MRL改訂

Reasoned opinion of EFSA: Modification of the existing MRL for fenhexamid in onions

26 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1696.htm

定量限界0.05 mg/kgに設定されているMRLを1 mg/kgに引き上げる提案。

[]機能グループ「飼料のマイコトキシン汚染削減のための物質」の添加物評価のためのガイドライン設定に関する声明

Statement on the establishment of guidelines for the assessment of additives from the functional group ‘substances for reduction of the contamination of feed by mycotoxins’

21 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1693.htm

欧州委員会から認可申請ガイドラインについての技術的助言を要請された。FEEDAPパネルがRegulation (EC) No 429/2008のAnnex IIIの改訂を提案する。

[]全ての動物種用の炭酸ナトリウム(ソーダ灰)の安全性と有効性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety and efficacy of sodium carbonate (soda ash) for all species

21 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1695.htm

酸調節用に全ての動物種に技術的飼料添加物として使用される炭酸ナトリウムの安全性と有効性についての意見を求められた。FEEDAPパネルは炭酸ナトリウムは現在の使用で全ての動物種と消費者と使用者に安全であると結論した。環境へのリスクとなることは予想されない。炭酸ナトリウムは多くの緩衝液の成分であるが飼料中で有効かどうかは示されていない。

[]農薬の使用を監視する

Agricultural chemical use under the microscope

27 July 2010

http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2010/2010-07-26-frsp-results.htm

NZFSAが洗っていない生鮮作物の科学残留物質を調査したところ、食品安全や健康上の問題はなかった。今年の食品残留物質サーベイランス計画の結果は、全体としては喜ばしいものだった。ただチンゲンサイだけは23検体中10検体が防かび剤クロロタロニルか殺虫剤チアメトキサムの基準値超過があった。残留濃度は安全上の問題はない。

生産業者がチンゲンサイをクロロタロニルのMRLが5mg/kgの「アブラナ科の野菜」と間違えていて、残留農薬検査の場合に適用される「葉物野菜」のクロロタロニルのMRL 0.1 mg/kgを超過していた。植物学的にはチンゲンサイはアブラナ科の植物である。このような誤解が基準値違反の原因となることが良くある。

他にニュージーランド産キュウリの4検体でメタミドホスとチアクロプリド、輸入オレンジの2検体のイマザリルが違反だった。

またキュウリとチンゲンサイから微量のエンドスルファンが検出されたものがあり、濃度は基準値以内であり安全上の懸念はないがニュージーランドでは昨年1月からエンドスルファンの使用が禁止されているため、これらの事例についてはさらに調査する。

詳細結果は以下から

http://www.nzfsa.govt.nz/science/research-projects/food-residues-surveillance-programme/

データはエクセルで提供されている

下院科学技術委員会の報告書「エビデンスチェック2;ホメオパシー」への政府の回答

英国保健省

Government's response to the Commons Science and Technology Committee Report, 'Evidence Check 2: Homeopathy'

26 July 2010

http://www.dh.gov.uk/prod_consum_dh/groups/dh_digitalassets/@dh/@en/@ps/documents/digitalasset/dh_117811.pdf

NHSがホメオパシーを含む代替医療を使うかどうかは政府が決定することではなく地元のNHSと医師の裁量に任せる。ただNHSがホメオパシーを使用できるのは効果があるからではなく患者の選択を尊重するためであることが理解されていないという懸念はある。従ってホメオパシーの科学的根拠については十分な情報が提供された上での患者の選択が保証されるようコミュニケーションを促進する。政府の主任科学者はホメオパシーの有効性に関する根拠は極めて疑わしいという立場である。など。

(禁止という厳しい措置はしない、ホメオパシーのリスクが患者の選択権や医師と患者の信頼関係や伝統という類の価値を上回るとは考えていない、といったところ)

Sense About Scienceからのコメント

26 July 2010-

http://www.senseaboutscience.org.uk/index.php/site/other/521

政府はホメオパシー製品が医薬品として許可されていることに関する委員会の詳細な検討を無視した。委員会は「NHSがホメオパシー治療を提供するのならそれは効果があるのだろうとみなされるだろう」が実際には何の根拠もなく認められていることに言及している。政府はこの問題に対処することなく「患者の選択」を持ち出した。我々は再考を強く求める。

(インフォームドチョイスってそれほど簡単ではないのだけれど。)

同じ日に保健担当特殊法人の大幅カットが発表されている。

http://www.bbc.co.uk/news/uk-10765931

例えばHPA(健康保護局)は廃止。

詐欺的ビタミンウォーターの宣伝に対する訴訟進展

CSPI

Lawsuit Over Deceptive Vitaminwater Claims to Proceed

July 23, 2010

http://www.cspinet.org/new/201007231.html

連邦判事はCSPIのコカコーラ社に対する訴訟を却下する申し立てを拒否した。CSPIはビタミンウォーターの「各種慢性疾患リスクを下げる」「健康促進」といった宣伝文句は詐欺的で根拠のないものであると主張している。さらにニューヨーク東部米国地方裁判所のJohn Gleeson判事はコカコーラ社の使っている「健康的healthy」という単語はビタミン強化食品に対するFDA規制違反であるとした。FDAは強化した成分だけが栄養価の高いジャンクフードへの健康強調表示を禁止している。コカコーラ社は栄養成分表示には砂糖の量も記載してあるので消費者がこの製品を砂糖が少ないビタミン入りの水だと誤解する可能性はないと主張したが、却下された。CSPIはビタミンウォーターはただの砂糖の多い炭酸飲料であり、ヘルシーという宣伝文句は消費者を欺くものだと主張している。

子どもたちと若者にカフェインを与える

CMAJのエディトリアル

“Caffeinating” children and youth

Early release, published at www.cmaj.ca on July 26, 2010. Subject to revision

http://www.cmaj.ca/cgi/rapidpdf/cmaj.100953v2?ijkey=5d8f58ed0283c3b279719e174379273b2c867665&keytype2=tf_ipsecsha

我々はお茶やコーヒーを定期的に楽しむが、子どもたちに一度にコーラ10缶を与えたりしないという常識をわきまえている。しかしエネルギードリンクには高濃度のカフェインが含まれていて子どもや若者向けに宣伝されている。今や世界の保健担当機関はエネルギードリンクについて警告すべきである。

GloriaGloria 2010/07/27 21:34 >ヤトロファ
なにがpro-poorだと言いたい。pro-richじゃないか、と。
使い慣れた残り少ないエネルギーはエコロジーとサステナビリティをわきまえた自らのために温存し、すでにすべてを収奪しつくしもはやお荷物でしかなくなった貧困国の人たちには得体の知れないエネルギー「資源」に美しい粉飾を施してあてがい、さらにそれを小遣い稼ぎの種にする。
その醜い姿はエコファシズム、エコ帝国主義の名にしか値しないと思います。