食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2010-08-02

[]ヘルスカナダはナトリウム削減報告書を歓迎

Government of Canada Welcomes Sodium Reduction Report

July 29, 2010

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/nr-cp/_2010/2010_131-eng.php

Leona Aglukkaq保健大臣はナトリウム削減関係者ワーキンググループによる「カナダの減塩戦略」の発表を歓迎する。保健大臣に提出されたこの報告書は2年間の作業の結果である。ナトリウムの摂りすぎは重要な公衆衛生問題で、政府はカナダ人のナトリウム摂取量削減対策を進める。

報告書本文

Sodium Reduction Strategy for Canada

July 2010

http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/nutrition/sodium/strateg/index-eng.php

・中間目標として2016年までに平均ナトリウム摂取量を1日2300mgとする。最終的には95%以上がTDI以下となる

・政府や専門家、NGO、メディアなど全ての関係者の協力を

・国や地方自治体等が適切な出資により減塩を支援する

・総合的減塩戦略を栄養計画に組み込む

・個別に目標を設定して達成度を監視する

・全てのカナダ人が全体として健康的な食生活の一環として個人的に減塩に取り組む

[]モントリオール市場で偽バイアグラが見つかった

Counterfeit Viagra Found on the Montréal Market

July 29, 2010

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2010/2010_130-eng.php

モントリオールの小売店Marché Euromixで、認可されている医薬品バイアグラとそっくりな偽物が販売されていることがわかった。

[][]外来製品警告

Foreign Product Alerts 2010

July 29, 2010

  • Sheng Yuan Fang

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_fpa-ape_2010/2010-136-eng.php

香港衛生署が警告している

表示されていないフェノールフタレインシブトラミンを含む

写真有り

  • Kam Chik San

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_fpa-ape_2010/2010-133-eng.php

香港衛生署が警告している

過剰量の水銀を含む

写真有り

  • Que She

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_fpa-ape_2010/2010-135-eng.php

FDAが警告している

表示されていないフェンフルラミンとプロプラノロールとシブトラミンエフェドリンを含む

  • Magic Power Coffee

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_fpa-ape_2010/2010-134-eng.php

FDAが警告している

表示されていないヒドロキシチオホモシルデナフィルを含む

  • Huo Luo Jing Dan

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_fpa-ape_2010/2010-132-eng.php

HSAが警告している

表示されていないインドメタシンとデキサメサゾンとプレドニゾロンを含む

写真有り

[]決定文書DD2010-80  BASF Canada Inc.社のひまわり系統CLHA-PLUSとCL Sunflower Hybrid H4の安全性に関する決定

Decision Document DD2010-80

Determination of the Safety of BASF Canada Inc.'s Sunflower Line CLHA-PLUS and CL Sunflower Hybrid H4

2010-07-30

http://www.inspection.gc.ca/english/plaveg/bio/dd/dd1080e.shtml

種子の化学処理による突然変異誘発によりイミダゾリン耐性を獲得したひまわり。

家畜飼料用に栽培を認める。

[]プソイドエフェドリンエフェドリン:医薬品の誤用リスクを管理する 2010年7月更新

Pseudoephedrine and ephedrine: Managing the risk of misuse of medicines - July 2010 update

http://www.mhra.gov.uk/Safetyinformation/Safetywarningsalertsandrecalls/Safetywarningsandmessagesformedicines/CON090754

プソイドエフェドリンエフェドリンを含む風邪薬は、これらの成分を使ったメチルアンフェタミンの違法合成用への誤用を最小化するための規制が導入されて再評価した結果、薬局用医薬品として存続するだろう。薬局でのみの販売とし、包装のサイズを小さくするなど規制強化する。

[][]ビスフェノールA :Stumpら (2010) とRyan ら(2010)による研究は神経発達や行動への有害影響を示唆するものではない

Bisphenol A: Studies by Stump et al. (2010) and Ryan et al. (2010) provide no indications for adverse effects on neurological development and behavior

29 July 2010

http://www.bfr.bund.de/cm/252/bisphenol_a_studien_von_stump_et_al_2010_und_ryan_et_al_2010.pdf

ドイツ語と英語の両方が記載してある

本文はほぼ英語

Stump et al. (2010)については

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100225#p16

Ryan et al. (2010)は

Ryan, B. C., Hotchkiss, A. K., Crofton, K. M., and Gray, L. E., Jr. (2010). In Utero and Lactational Ex-posure to Bisphenol A, in contrast to Ethinyl Estradiol, Does not Alter Sexually Dimorphic Behavior, Puberty, Fertility and Anatomy of Female LE Rats. Toxicol. Sci. 114(1), 133-148

[][]EFSAはGMOのアレルギー誘発性評価に関する新しい科学的意見を発表

EFSA delivers new scientific opinion on assessing the possible allergenicity of GMOs

29 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/gmo100729.htm

GMOパネルはGM植物や微生物、および由来食品や飼料のアレルギー誘発性リスク評価戦略に関する科学的意見を採択した。

[][]GM植物や微生物、および由来食品や飼料のアレルギー誘発性評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the assessment of allergenicity of GM plants and microorganisms and derived food and feed

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1700.htm

これまでのEFSAガイドラインやコーデックスガイドラインに沿った、根拠の確からしさに応じた、ケースバイケースのアプローチを採用している。さらに付録として以下がある。

1. 食物アレルギーの臨床的側面

2. 食物アレルゲンの構造上の特徴

3. 新規発現タンパク質のアレルギー誘発性評価のためのバイオインフォマティクス

4. In vitroや細胞実験での新規発現タンパク質のアレルギー誘発性評価

5. 分析及びプロファイリング技術/ GM植物全体のアレルギー誘発性を評価するためのin vitroタンパク質分析やプロテオミクス

6. 動物モデル

[]大豆タンパク質と血中コレステロール濃度削減に関する健康強調表示の立証について

Scientific Opinion on the substantiation of a health claim related to soy protein and reduction of blood cholesterol concentrations pursuant to Article 14 of the Regulation (EC) No 1924/2006

30 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1688.htm

大豆プロテイン協会、ヨーロッパ植物プロテイン連合、ヨーロッパナチュラル大豆食品製造業者協会を代表してHarlandHall Ltd.社が大豆のタンパク質成分のついての血中コレステロール濃度削減による冠動脈心疾患リスクの削減についての健康強調表示の認可を申請した。ヒト研究40、そのうち32件は無作為対照化試験の結果を提出した。ほとんどの試験は大豆タンパク質そのものの影響を調べるには不適切なデザインで、NDAパネルからの依頼で再評価して提出し直した。結果的に4つの試験が選ばれたが、いずれも目的とする健康強調表示を支持しない。

大豆タンパク質とLDLコレステロール濃度の低下に因果関係は確立されていないと結論した。

(業界団体で申請してダメと言うことはアドバイザーがダメだということだろう。医薬品の申請を理解していない農学系の健康食品関係のアドバイザーは多分役に立たない)

[]新規食品成分としての「キチングルカン」の安全性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety of 'Chitin-glucan' as a Novel Food ingredient

30 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1687.htm

提案された食品サプリメントとしての使用では安全である。

[]「イワシペプチド製品」の安全性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety of 'Sardine Peptide Product'

30 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1684.htm

NDAパネルは食品成分としての「イワシペプチド製品」Valtyron®について加盟国からの反対意見を考慮して追加の評価を行うよう要請された。

提出されたデータは安全上の懸念とはならない。

日本の製品のようだが

イワシペプチド(Val-Tyr)がACE阻害活性があるので血圧降下作用があると言って日本で売っている。

EFSAへの申請は単純に安全性のみで、評価書ではジペプチドは吸収される前にほとんど加水分解されているので全身には循環しない、入ったとしても食事由来の他のものによるバックグラウンドの範囲内で何の影響もないと結論されている。

[]新規食品成分としての"Lentinus edodes (しいたけ)抽出物" (Lentinex®)の安全性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety of "Lentinus edodes extract" (Lentinex®) as a Novel Food ingredient

30 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1685.htm

シイタケの水抽出物。食べても安全である。

[]「セチルミリストレイン酸複合体」の食品成分としての安全性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety of 'Cetyl Myristoleate Complex' as a food ingredient

30 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1686.htm

セチルミリストレイン酸複合体(CMC)は50%セチル化脂肪酸、48%コーンスターチ、2%二酸化珪素からなる。適切なデータがないため安全性は確立されていない。

[][]食品と飼料中の非ダイオキシン様PCBのモニタリング結果

Results of the monitoring of non dioxin-like PCBs in food and feed

30 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1701.htm

ダイオキシン様PCB (NDL-PCBs)の指標として28、52、101、138、153および 180の6つの同族体を使った。これら6種の合計が食品や飼料中の総NDL-PCBs量の50%とみなしている。

1995-2008年にEU 18か国とアイスランドとノルウェーで合計11214の食品と1349の飼料が集められ解析された。食品中の濃度が最も高かったのは一部の魚と魚製品で、次いで陸上動物であった。最も低いのは野菜や果物だった。

[][]EU市場で販売される遺伝子組換え魚の環境リスク評価基準の定義

Defining environmental risk assessment criteria for genetically modified fishes to be placed on the EU market

30 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/69e.htm

遺伝子組換え魚が環境中に放出された場合の影響は導入遺伝子の性質によるが、最大の影響は非GM魚との資源獲得競争力の増加と非GM品種が住めないところへの進出であろう。

[][]EFSAは食品中のフランデータを更新

EFSA updates data on furan in food

30 July 2010

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/datex100730b.htm

EFSAは食品中のフラン濃度を下下手結果を更新した報告書を発表した。

報告は以下から

http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1702.htm

全部で4186の結果。

最もフラン濃度が高い食品群はコーヒー。

ローストして挽いたコーヒーで最大6,900 µg/kgが報告されている。コーヒー以外のカテゴリーでは平均値は3.2から40µg/kgで、最大値はベビーフードの224 µg/kgとスープの225 µg/kg。

[]'Zam Zam'水を飲むことについて警告

Warning about drinking 'Zam Zam' water

Friday 30 July 2010

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/jul/zamzam

英国で販売されている、あるいは個人消費用に英国内に持ち込まれた'Zam Zam'水には高濃度のヒ素や硝酸鉛が含まれるため飲んではならない。

去年も同様の警告

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20090824#p3

[]多動と関連する色素を含まない製品更新

Update on products free of colours associated with hyperactivity

Friday 30 July 2010

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/jul/colours

リスト更新

[]調理師に野菜を湯通しすることを要請

Cooks urged to blanch vegetables

July 30, 2010

http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/100730/txt/100730en05005.htm

食品安全センターは野菜の硝酸塩を減らすには浸漬より湯通しが効果的だと助言する。

最新の調査結果によれば地元で食べられている野菜の硝酸や亜硝酸濃度は急性の健康リスクとはならない。また調理法による影響では3分湯通しすることで最大31%減る。

食品安全センターは73種の野菜700検体を地元のスーパーマーケットなどで購入して調べた。80%以上の検体で硝酸濃度が2000mg/kg以下だった。野菜の種類ごとの平均濃度は、葉物野菜2,100mg/kg、根菜や芋720mg/kg、果菜や豆類14mg/kg− 370mg/kgだった。莧菜、小棠菜、白菜が比較的硝酸含量が多く平均で3500 mg/kgを超えていた。

消費者にはいろいろな種類の野菜を含むバランスのとれた食生活を薦める。

[]佛山から問題のあるハーブが輸入された

Problem herb imported from Fo Shan

July 29, 2010

http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/100730/txt/100730en05002.htm

Wong Chak Kee Limited小売店から購入したradix strobilanthis forrestiiを使用しないように。中国本土の佛山にある加工工場でおこったと疑われる汚染がある。

7月22日に病院からアトロピン中毒の症例が報告された。

radix strobilanthis板藍根(ばんらんこん)

[]米国の核科学捜査能力の分析

U.S. Nuclear Forensic Capabilities Analyzed

July 29, 2010

http://www.nationalacademies.org/morenews/20100729.html

NRCは米国の核物質の関係する事故等への対処能力を評価した。

Nuclear Forensics:

A Capability at Risk

http://www.nap.edu/catalog.php?record_id=12966

[][]FDAはミラクルミネラル溶液(MMS)を飲むことによる重大な有害性を消費者に警告

FDA Warns Consumers of Serious Harm from Drinking Miracle Mineral Solution (MMS)

July 30, 2010

http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm220747.htm

この製品には工業用グレードの漂白剤が含まれる

FDAはMMSまたはミラクルミネラルサプリメントとも呼ばれているミラクルミネラル溶液について警告する。この製品は使用方法に従って使うと工業用漂白剤が生じ健康を害する。FDAはこの製品を使用した消費者からいくつかの健康被害報告を受け取っており、そのなかにはひどい吐き気や嘔吐、脱水による命に関わる低血圧などがある。

MMSはインターネットやオンラインオークションで多数の販売者がいろいろな名前で販売している。この製品の使用説明では28%亜塩素酸ナトリウムをオレンジジュースのような酸性溶液と混ぜるよう指示している。その結果強力な漂白剤二酸化塩素が生じる。これを製品の表示通りに飲むと吐き気や嘔吐、下痢、脱水症状などが誘発される。MMSはHIVや肝炎、N1H1インフルエンザ、風邪、がんなどの各種の何の関係もない疾患の治療に使えると宣伝している。FDAはMMSが有効だという研究結果を知らない。

(先にヘルスカナダから警告されている

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100513#p7

[]FDA助言:子どもやペットの意図しないEvamistへの暴露を避けるように

FDA Advisory: Avoid Unintentional Exposure of Children and Pets to Evamist

July 29, 2010

http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm220540.htm

FDAはEvamist使用患者とペットや子どもの皮膚接触による意図しない暴露について警告する。Evamistは閉経後の女性のホットフラッシュ削減のために手首と肘の間の皮膚にスプレーして使うエストラジオール製剤で、FDAは現在この製品に意図せず暴露された子どもやペットの有害事象報告についてレビューを行っている。Evamistを使用している女性はスプレーした場所に子どもやペットが触れることによるリスクについて知っておくべきである。

Evamistは2007年に認可され、2007年7月から2010年6月まで意図しない暴露による子どもの有害事象8件、イヌの報告2件を受け取っている。

(BPAにいくら注意しても意味ないよね・・。)

[]子どもたちの命を救うために母乳が重要

Breastfeeding key to saving children’s lives

30 JULY 2010

http://www.who.int/mediacentre/news/notes/2010/breastfeeding_20100730/en/index.html

8月1日から7日は世界母乳デー

母乳育児成功のための10ステップを提供する

(おしゃぶりを与えないなどのようなものもあるが主に施設側の対策)

[][]定期報告:2010年の結果

Rolling Reporting: Results 2010

29 July 2010

http://www.pesticides.gov.uk/prc.asp?id=2870

2010年1-2月にサンプリングした鞘付き豆、チリペッパー、ブドウ、モモの結果。

エジプト産のボビービーンズ1検体のジメトエート、タイ産インゲン1検体のアバメクチンがMRL超過。いずれも安全性の懸念はない。ジンバブエ産チリペッパーの1検体のモノクロトホス1.9 mg/kgがMRL超過で一部の消費者のARfDを超過するためRASFFに通知した。同じ検体からジメトエートとオメトエートもMRL超過で検出されているがこれらについては安全上の懸念はない。他にジンバブエ産のjacanaチリ(レンカク)1検体のモノクロトホス、パキスタン産フィンガーチリのカルボフランがMRL超過であったがいずれも安全上の問題はない。

[]RAPEX report 30 - 2010

http://ec.europa.eu/consumers/dyna/rapex/create_rapex.cfm?rx_id=304

インド産お香の燃焼によるベンゼン(燃焼中82 microg/m3、燃焼後88 microg/m3と燃焼中30 microg/m3、燃焼後21 microg/m3)とトルエン(燃焼中21 microg/m3、燃焼後15 microg/m3;燃焼中26 microg/m3、燃焼後21microg/m3)の放出というのがあるのだけれど、普通どのくらいなんだろう? 燃やせば当然いくらかは出るだろうけど・・。

[]EPAの報告書:オゾン層保護強化により2200万人の白内障が予防できるだろう

EPA Report: 22 Million Cataract Cases Will Be Prevented by Stronger Ozone Layer Protection

07/30/2010

http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/d0cf6618525a9efb85257359003fb69d/c49f75d1a33b769a85257770005ea3ff!OpenDocument

白内障啓発月間開始にあたり、モントリオールプロトコールのおかげで1985年から2100年に生まれたアメリカ人の追加の白内障発症が2200万件避けられるだろうとうする新しい報告書を発表した。モントリオールプロトコールが成功すれば2065年以降にはオゾン層が1980年代以前の量に回復する。

新しい報告書では性別や皮膚のタイプ別に白内障リスクを計算した。しかし性別や皮膚のタイプに関わりなく、紫外線から目を守る眼鏡やつばの広い帽子を着用することが重要である。

新しい報告書は以下から

Health and Environmental Effects of Ozone Layer Depletion

http://www.epa.gov/ozone/science/effects/index.html

[]F344/NラットとB6C3F1マウスでのジブロモアセトニトリルの飲水投与試験の最終報告書

NTP Technical Report :TR-544 on Dibromoacetonitrile (CASRN 3252-43-5) in F344/N Rats and B6C3F1 Mice (Drinking Water Studies)

http://ntp.niehs.nih.gov/go/14366

[]大豆イソフラボンは骨の健康を促進するか?

Do Soy Isoflavones Boost Bone Health?

July 30, 2010

http://www.ars.usda.gov/is/pr/2010/100730.htm

ARSの研究者らがAmerican Journal of Clinical Nutritionに発表した研究によると毎日大豆イソフラボンを摂ることは閉経後女性の骨消失に意味のある影響はない。

Agricultural Research magazineの2010年7月号では骨の健康を特集

http://www.ars.usda.gov/is/AR/archive/jul10/bone0710.htm

大豆イソフラボンの論文は以下

The Soy Isoflavones for Reducing Bone Loss (SIRBL) Study: a 3-y randomized controlled trial in postmenopausal women

American Journal of Clinical Nutrition, doi:10.3945/ajcn.2009.28306

Vol. 91, No. 1, 218-230, January 2010


http://www.ajcn.org/cgi/content/abstract/91/1/218?

[]カルシウム摂取量の少ない女性の妊娠中のカルシウムサプリメントの母親の骨への影響

Effect of calcium supplementation in pregnancy on maternal bone outcomes in women with a low calcium intake

American Journal of Clinical Nutrition

doi:10.3945/ajcn.2010.29217

http://www.ajcn.org/cgi/content/full/92/2/450

妊娠中は胎児の骨発育のためのカルシウムの一部が母親の骨から供給される。カルシウム摂取量の少ない女性(350 mg Ca/d)にカルシウムサプリメント1500 mg Ca/dまたはプラセボを妊娠20週から出産まで投与した。結果としてサプリメント投与群のほうが授乳期間の骨密度減少が大きく骨の健康状態は悪かった。カルシウム摂取量の少ない女性に妊娠中にカルシウムサプリメントを与えることのメリットはないかもしれない。

[][]カルシウムサプリメントの心筋梗塞と心血管系イベントへの影響:メタ解析

Effect of calcium supplements on risk of myocardial infarction and cardiovascular events: meta-analysis

Mark J Bolland et al.

Published 29 July 2010, doi:10.1136/bmj.c3691

http://www.bmj.com/cgi/content/full/341/jul29_1/c3691

オープンアクセス

1日500mg以上のカルシウム、40歳以上、100人以上、の無作為対照化試験などの基準で選んだ試験のメタ解析。結論としてはビタミンDの同時投与のないカルシウムサプリメント投与は心筋梗塞リスクの増加を伴う。

カルシウムサプリメントが骨密度増加や骨折予防には弱い効果しかないこと、し血管系疾患患者は多いこと、カルシウムサプリメントの使用者が多いことから骨粗鬆症予防のためのカルシウムサプリメントの使用については再検討が必要。

エディトリアル

Calcium supplements in people with osteoporosis

http://www.bmj.com/cgi/content/full/341/jul29_1/c3856

カルシウムサプリメントは骨粗鬆症治療を伴わずに与えるべきではない

普通の食生活の成人にカルシウムサプリメントはリスクを上回るメリットは無い

この発表に対してサプリメント販売業者の業界団体が反論している

カルシウムサプリメントは骨の健康に重要な役割を果たしている

Calcium supplements play an important role in maintaining bone health

29-Jul-2010

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-07/cfrn-csp072910.php

(カルシウムサプリメントは骨密度の増加という効果はある。けれどもそれが骨折予防にならないということからBMJの論文では効果はあまりないと判断している。骨密度の増加は代用エンドポイントであって骨折や骨粗鬆症が本来のエンドポイントであることをサプリメント業界は理解していない。)

CNN

Calcium supplements may boost heart attack risk

http://edition.cnn.com/2010/HEALTH/07/29/calcium.supplements.up.heart.risk/#fbid=IEN4bcfuYvj

[]ある種の肉成分が膀胱がんリスクを上げるかもしれない

Certain meat components may increase bladder cancer risk

2-Aug-2010

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-08/acs-cmc072810.php

CANCERにオンライン発表された論文によれば、肉関連化合物と膀胱がんの関連を調べた最初の前向き研究NIH-AARP Diet and Health Studyで、全ての摂取源からの亜硝酸塩と、硝酸塩プラス加工肉からの亜硝酸塩の摂取量が多い集団で、最小摂取量の集団に比べて28-29%膀胱がんリスクが高かった。調査対象は米国8州の50−71才の30万人の男女で調査開始は1995-1996年。

"Meat and components of meat and the risk of bladder cancer in the NIH-AARP Diet and Health Study."

Leah M. Ferrucci et al.

CANCER; Published Online: August 2, 2010 (DOI: 10.1002/cncr.25463)

[]お皿をきれいにしてエネルギーを節約しよう

C & EN

Clean Your Plate, Save Energy

July 30, 2010

DOI: 10.1021/CEN072010172900

http://pubs.acs.org/cen/news/88/i31/8831news7.html

米国ではスウェーデンの1年分のエネルギーに相当する食品を捨てている

家庭でエネルギーを節約しようと思うなら、節約型電球に代えたり断熱窓を入れたりするより台所のゴミ箱をチェックした方がいいかもしれない。

Environ. Sci. Technol., DOI: 10.1021/es100310d

Wasted Food, Wasted Energy: The Embedded Energy in Food Waste in the United States

http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/es100310d

その他ニュース

  • 最も危険な12のサプリメント

The Twelve Most Dangerous Supplements

http://www.bellybytes.com/articles/12badsupplements.shtml

コンシューマーリポートが2010年9月号で危険性が高く販売に適さないと考える12のサプリメントを指摘した。他の国では禁止しているものもあるのにDSHEA法ではFDAが有害サプリメントの販売を禁止するのがあまりにも難しい。医薬品は販売前に安全であることを製造業者が証明しなければならないのに、DSHEA法ではFDAが販売されているサプリメントが危険であることを証明しなければならない。DSHEA法が改正されない限り消費者は自分で対応しなければならない。

12のサプリメントはこれまで何度もFDAなどから警告が出されているもの。アリストロキア酸、コンフリー、アンドロステンジオン、チャパラル、ジャーマンダー、カバ、ビターオレンジ、臓器抽出物、ロベリア、ペニーロイヤル、スカルキャップ、ヨヒンベ。

他にコンシューマーレポートからの助言があるが、結局はサプリメントは一部の例外を除き使わないのが一番いいという話。

  • Lancetのエディトリアル

自宅出産に注意

Home birth—proceed with caution

The Lancet, Volume 376, Issue 9738, Page 303, 31 July 2010

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2810%2961165-8/fulltext?elsca1=TL-300710&elsca2=email&elsca3=segment

病院以外で産みたいという要求が増加し自宅出産が増えている。オランダでは1/3の女性が自宅出産で、英国では3%、米国では1%である。

米国では自宅出産が増加している理由の一つは帝王切開が増加していることである(現在約1/3が帝王切開)。これは米国の医師や病院が訴訟を避けるために経膣分娩をしたがらないためである。一方で米国産婦人科学会(ACOG)は帝王切開ガイドラインを発表し女性の意志を尊重するよう強調している。

リスクの低い母親にとって自宅出産は安全なように見えるが、自宅出産では問題があると病院出産になるなどデータの解釈には注意が必要である。オランダのデータは自宅で陣痛が始まった初産婦の最大40%が病院に移送されていることを示唆している。

専門機関の声明も矛盾がある。南オーストラリア保健省や英国王立助産士協会などは低リスク妊婦の自宅出産を支援しているがACOGは安全上の懸念と科学的根拠の無さから自宅出産を薦めていない。ACOGは自宅出産は健康な赤ちゃんを産むという目的より産むプロセスへの嗜好を示すということを意味すると言っている。

最新のメタ解析では自宅出産は病院出産より新生児にとって有害であるということを示した。自宅出産の主なリスク要因は助産士の技量不足と病院へのアクセスの欠如である。

女性には産む場所や方法を選ぶ権利はあるが赤ちゃんをリスクに曝す権利はない。

今年後半にはさらに意味のある研究結果が出るだろう。

(自宅出産を選ぶ人って予防接種否定とかオーガニック食品支持とかと重なる。順序としては食品添加物や残留農薬のような食品への疑問→予防接種のような通常医療への疑問→自宅出産を含む謎の自然派生活、のような。数はだんだん減るけれど入り口がやたら広いのが問題。)


  • 第23回 日本臨床整形外科学会学術集会 (7月18日〜19日)

m3.com

整形外科と柔道整復師、外傷巡るトラブルが10年間で約2倍

日本臨床整形外科学会会員が柔道整復師の施術実態を報告

整骨院で打撲として施術されていた患者が骨肉腫だった例、打撲がアキレス腱断裂だった例、関節リウマチが整骨院で施術されていた例

(英国のホメオパシー関連情報をいくつか拾ってきたけれど、日本でも同じことが柔道整復師、あんま・マッサージ、鍼灸、整体という分野でおこっている。漢方も。標準医療は必要以上に批判するメディアは「補完・代替・伝統」には極端に甘い。)

  • ヨーロッパはウナギの保護に乗り出す

Science 30 July 2010:

Vol. 329. no. 5991, pp. 505 - 507

Ecology: Europe Tries to Save Its Eels

ヨーロッパウナギの減少と回復のための研究や対策についての解説記事。

(写真:うな重や燻製ウナギはいいんだけどウナギゼリーって美味しいの?)

  • 無料公開記事(参考訳)

Nature Climate Change

信頼度の低下?

Nature 466, 24 (01 July 2010) doi:10.1038/466024a

http://www.natureasia.com/japan/nclimate/article/003.php

科学と世論と政治。

IPCCの体質改善

http://www.natureasia.com/japan/nclimate/article/001.php

IPCCは、一見信憑性のある批判にさらされるという状況に対して、準備ができていませんでした。この点で、IPCCの組織は非常に未熟なのです」

「灰色文献は環境活動家や非政府組織の報告書くらいだと思われがちだ。実際には、各国の科学アカデミーや国際エネルギー機関の報告書も含まれている」

(環境活動家の報告書の信頼性が低いことはもう当然とみなされていることに注目。彼らの言い分を報道することに意味はないということにメディアが気がつくのは何時になるのか。)

九州の女性医師九州の女性医師 2010/08/19 17:11 <<<助産院は安全? いや危険です>>>

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/09/images/s0905-7f1.gif

50年前、分娩場所が助産所や自宅から、病院や産婦人科医院(診療所)に代わり、母体死亡率、新生児死亡が激減してます。

半世紀前に戻るのか????