食品安全情報blog RSSフィード

検索エンジンからこのサイトに来た方は、日記の検索欄で再度検索するとお望みの情報を得られる可能性が高くなるかもしれません。

このサイトはuneyamaが収集した情報をアップしているサイトです。 このサイトの要約の間違い等はuneyamaの責任です。ご利用の際には原文を確認して下さい。
なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2011-09-26

[]RASFF week 38-2011

警報通知

ブラジル産飼料用イーストのヒ素(23.1 mg/kg)、中国産冷凍エビのニトロフラン代謝物(2.4 microg/kg)、エストニア産缶詰サッパのヒスタミン(18.3-1522 mg/kg)など

注意喚起情報

ネパール産レモンピクルスのエルカ酸(1.7g/100g)、米国産食品サプリメントのバナジウムなど

フォローアップ用情報

イタリア産生鮮牛肉のクロルテトラサイクリン、英国産松の実の味覚障害など

通関拒否通知

中国産イミテーション象牙箸からのホルムアルデヒドの溶出(512.8; 258.9; 358.8 mg/kg)、中国産プラスチックタンブラーからのホルムアルデヒドの溶出(517; 588; 624 mg/kg)、中国産ステンレススチールハンティングナイフからのクロムの溶出(0.7 mg/kg)、モロッコ産サバ生鮮切り身のヒスタミン(664.1 mg/kg)、インド産カレーの葉のビフェントリン(1.5; 0.6; 11; 0.59 mg/kg)、ブラジル産コンビーフのイベルメクチン(67±34 microg/kg)など

その他アフラトキシンや重金属等天然汚染物質多数

[]2008年食品照射年次報告書

Annual Report from the Commission on food irradiation for 2008

http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=COM:2011:0359:FIN:EN:PDF

2008年にEUで照射された食品は合計8,718.4トンで、国別で多いのはベルギー(41.19%)とオランダ(35.61%)とフランス(10.85%)、品目では蛙の脚(28.16%)、ハーブやスパイス(19.95%)、家禽(18.97%)、野菜(16.18%)。

各国が行ったモニタリングの結果では合計6220検体の検査を行い、基準を守っていたのは96.53%、結論が出せないものが1.19%、違反が2.28%だった。

過去の報告書や他言語は以下から

http://ec.europa.eu/food/food/biosafety/irradiation/index_en.htm

[]動物での試験が減らせる研究

Research leads to fewer tests on animals

Thursday 22 September 2011

http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2011/sep/biotoxinmethod

最近開発された貝毒試験法がカキやホタテにより広く採用されている。これまでの方法はマウスを使ったバイオアッセイで、新しい方法では動物を使わなくて済む。

法定のモニタリング計画にHPLCによる計測を導入したのはEUで英国が最初である。

[]トコジラミ対策で使用された殺虫剤による急性中毒 7州、2003-2010

Acute Illnesses Associated With Insecticides Used to Control Bed Bugs --- Seven States, 2003--2010

MMWR September 23, 2011 / 60(37);1269-1274

http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6037a1.htm?s_cid=mm6037a1_x

SENSOR計画とニューヨーク市の事例から111件の殺虫剤中毒事例を同定した。81%は軽症だったが死亡例が1例あった。関連農薬はピレスロイドやピレトリンが89%で、事故と関連するのは過剰使用や散布後のベッドを洗ったり交換したりしないこと、使ったことを知らせないことなど。

[]消費者の染髪料アレルギー:アレルギー警告試験のリスク/ベネフィット評価

Hair dye allergy in consumers : Risk/benefit evaluation of the allergy alert test

2011-09-23

http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340300006.html

現状では製品を使用する前に皮膚反応を薦めているが消費者がこれを適切に行って評価しているかどうかは不明である。業界による調査と、染髪料によるアレルギーリスクについての啓発が必要である。

本文オランダ語

[]香料アレルゲンの吸入暴露:消費者は呼吸器アレルギーリスクに曝されているか?

Inhalation exposure to fragrance allergens : Are consumers at risk for respiratory allergies?

2011-09-23

http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340301004.html

香料を吸入することによるアレルギーリスクを評価するための情報が不足している。

報告書本文は英語。

[]EFSAの理由つき意見書:各種作物のフルオピラムの新しいMRLと輸入トレランス設定

Reasoned opinion of EFSA: Setting of new MRLs and import tolerances for fluopyram in various crops

EFSA Journal 2011;9(9):2388 [68 pp.].

22 September 2011

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2388.htm

[]サイレージ添加物に関する意見 いずれもQPSアプローチで評価、効果が示唆されている

  • Pediococcus pentosaceus (DSM 12834)

Scientific Opinion on the safety and efficacy of Pediococcus pentosaceus (DSM 12834) as a silage additive for all species

EFSA Journal 2011;9(9):2369 [11 pp.].

23 September 2011

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2369.htm

  • Lactobacillus paracasei (DSM 16773)

Scientific Opinion on the safety and efficacy of Lactobacillus paracasei (DSM 16773) as a silage additive for all species

EFSA Journal 2011;9(9):2370 [11 pp.].

23 September 2011

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2370.htm

  • Lactobacillus brevis (DSM 12835)

Scientific Opinion on the safety and efficacy of Lactobacillus brevis (DSM 12835) as a silage additive for all species

EFSA Journal 2011;9(9):2368 [11 pp.].

23 September 2011

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2368.htm

[]2010全国動物倫理助言委員会年次報告書発表

バイオセキュリティニュージーランド

2010 National Animal Ethics Advisory Committee (NAEAC) Annual Report Released

26 September 2011

http://www.biosecurity.govt.nz/media/26-09-11/2010-naeac-annual-report

2010年は242,149動物が報告され前年から18.5%減で、1999年の動物福祉法後最低だった。

[]飲酒と直腸結腸がんリスク:発表された研究の全体及び用量−反応メタ解析

Alcohol drinking and colorectal cancer risk: an overall and dose–response meta-analysis of published studies

V. Fedirko et al.,

Ann Oncol (2011) 22 (9): 1958-1972.

http://annonc.oxfordjournals.org/content/22/9/1958.abstract

飲酒は直腸結腸がん(CRC)と関連すると結論されているが、軽度飲酒との関連や用量−反応相関などにまだ不明の点がある。コホート研究27と症例対照研究34のメタ解析を行った。中程度(1日あたり2-3杯)飲酒の相対リスク(RR)は1.21(CI 1.13-1.28)、大量(1日あたり4杯以上)飲酒の相対リスクは1.52(CI 1.27-1.81)だった。中程度飲酒の非飲酒者やたまの飲酒者に比較したRRは女性より男性の方が大きかった。大量飲酒との関連はアジア人での研究でより強かった。メタ解析の結果、1日1杯以上の飲酒と直腸結腸がんリスクの関連の根拠は強い。

[]サバ中毒、ツナ カナダ: (BC)、サンドイッチチェーン、警告

Scombroid poisoning, tuna - Canada: (BC), sandwich chain, alert

25-SEP-2011

http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:3256951410063921::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,90408

Vancouver (BC) Sun Fri 23 Sep 2011より

9月23日の金曜日にバンクーバー国際空港のサブウェイで食事をしたあと7人が食中毒で入院した。原因は不適切な貯蔵をしたツナと考えられる。

[]食中毒、致死性 ペルー: (CJ)殺鼠剤疑い

Foodborne illness, fatal - Peru: (CJ) rodenticide susp.

23-SEP-2011

http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:3256951410063921::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,90376

22.Sep.2011 BBCニュースより

当局によると、学校で農薬汚染給食を食べた3人の子どもが死亡、50人以上が重症。子ども達は政府による貧しい人々向けの栄養計画により給食を提供されていた。

コメと魚の食事が調理された容器は、その前に殺鼠剤を入れていたものと考えられている。少なくとも3人の成人も中毒になった。

[]小さい子ども向け乳飲料の栄養価

Nutritional value of milk drinks for young children

21.09.2011

http://www.bfr.bund.de/cm/349/nutritional-value-of-milk-drinks-for-young-children.pdf

乳児用ミルクとして、タンパク質を減らしたミルクなどが市販されている。そのようなミルクは1-3才までの子ども達の栄養要求に適したものではない。一方でほぼ全てのビタミンやミネラルなどを強化した乳飲料が販売されているが、それらはコントロールできない栄養素の過剰摂取につながる。現時点では子どもの頃の乳飲料からのタンパク質摂取を減らすことがその後の肥満や過体重リスクを下げるという十分な科学的根拠はない。

意見のフルバージョンはドイツ語

http://www.bfr.bund.de/cm/343/naehrstoffgehalt-von-kleinkindermilchgetraenken.pdf

[]小さい子ども向け乳飲料の微量栄養素

Micronutrients in milk drinks for young children

21.09.2011

http://www.bfr.bund.de/cm/349/micronutrients-in-milk-drinks-for-young-children.pdf

幼児向け乳飲料が市販されているが、製造業者はしばしばこれらの製品をビタミンやミネラルを添加して牛乳より子どもに適していると宣伝している。BfRは幼児用乳飲料のビタミンやミネラル含量は牛乳と同程度であるべきだと主張する。少なすぎても多すぎても好ましくない。例えナトリウムであっても、牛乳のナトリウムを減らしたところで総ナトリウム摂取量削減への寄与はあまり大きくない。

BfRは、子どもにとってのバランスの取れた食生活は特別な乳製品を必要とするものではないと考える。

意見のフルバージョンはドイツ語

http://www.bfr.bund.de/cm/343/mikronaehrstoffe-in-kleinkindermilchgetraenken.pdf

[]殺鼠剤混合所は9月30日まで操業再開許可される

Mouse bait mixing sites allowed to resume operation until 30 September

23 September 2011

http://www.apvma.gov.au/news_media/our_view/2011/2011-09-23_mouse_bait_mixing_sites_allowed_to_resume.php

先の自主閉鎖後、各州での殺鼠剤の需要に見合うリン化亜鉛を確保するためにAPVMAは生産量の増加や新しい施設の認可などを決定した。

現在の緊急認可は9月30日までなのでその後はただちに別の許可を発行する。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20110914#p5

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20110622#p8

[]EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

  • 子宮内BPAによるマウスの精巣への悪影響はない

No harm to mice testes from BPA in utero

22-Sep-2011

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-09/bu-nht092211.php

Birth Defects Research (Part B)にオンライン発表された論文によれば、妊娠10-16日にマウスにEPAの許容量およびその20倍のBPAを投与したところ、どちらの用量でも生まれた子どもに異常はなかった。

  • GM食品の解決はロビイストにより脅かされている

GM food solutions at risk from lobbyists, research suggests

23-Sep-2011

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-09/uoe-gfs092311.php

ヨーロッパにおいてはGM食品に反対する強力な圧力団体が人々の受容を脅かしている

EMBO Reportsに発表された論文で、著者のエジンバラ大学Joyce Tait教授は、「たくさんの飢餓に苦しむ人々がいて、気候変動が作物の収穫を脅かしているときに、GMの規制はNGOの政治的圧力ではなく根拠に基づいて行われるべきだ」と述べている。

  • ヤギが希な肺がんリスクを増加させる

Goats could increase the risk of a rare lung cancer

24-Sep-2011

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-09/elf-gci092211.php

フランスの研究者によると、ヤギに暴露されるとある種の肺がんリスクが増加する。

ヨーロッパ呼吸器学会で発表される肺炎様肺腺がん(P-ADC)患者44人と対照132人についての疫学研究によると、ヤギとの職業的接触でP-ADCリスクがあがる。(ウイルス感染)


  • コメント:なぜ日本の寿命はそんなに長いのか?

Lancetより

Why is Japanese life expectancy so high?

Christopher JL Murray

The Lancet, Volume 378, Issue 9797, Pages 1124 - 1125, 24 September 2011

過去30年間日本はDGP比で医療費8.5%以下で世界で最高水準の長寿国だった。その成功の理由を考察している。

ただし最近の寿命の伸び率は男性ではスウェーデン、イタリア、オーストラリアより、女性ではスウェーデンより低く、このままの傾向が続けば追い抜かれるだろう。最近の日本の成績の悪化は喫煙率の高さ、BMIがやや増えた、自殺率が高くかつ増加傾向などが原因として挙げられている。経済の停滞と政治の混乱、高齢化、不適切なタバコ規制により、日本は新しい課題に対応できていないように見える。過去の成功は将来の成果を保証しない。


  • 擬陽性

Scienceより

False Positive

Science 23 September 2011:

Vol. 333 no. 6050 pp. 1694-1701

マウスレトロウイルスXMRVと慢性疲労症候群CFS)の関連を巡る矛盾について。

長い。