食品安全情報blog RSSフィード

検索エンジンからこのサイトに来た方は、日記の検索欄で再度検索するとお望みの情報を得られる可能性が高くなるかもしれません。

このサイトはuneyamaが収集した情報をアップしているサイトです。 このサイトの要約の間違い等はuneyamaの責任です。ご利用の際には原文を確認して下さい。
なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2012-10-11

[]ANSESと国立食品研究所とデンマーク工科大学と共同のBfRシンポジウム「危機対応と危機予防」のプレゼン概要

Overview of the presentations at the BfR Symposium "Acting in Times of Crisis and Crisis Prevention" in cooperation with ANSES (France) and National Food Institute, Technical University of Denmark on 13 September 2012

英語とドイツ語のものがある

  • 9月13日分

http://www.bfr.bund.de/en/overview_of_the_presentations_at_the_bfr_symposium__acting_in_times_of_crisis_and_crisis_prevention__in_cooperation_with_anses__france__and_national_food_institute__technical_university_of_denmark_on_13_september_2012-131803.html

例えばANSESの「危機予防におけるSHS (social and human sciences)の役割」のところ

・科学的リスク評価の質と確実性を改善する

・関係者の流れを整理して論争の拡大を防ぐ、専門家への信頼を保証するために透明性を育てる

・人々の科学への理解を改善し初期警報を検出し新興リスクに対応することで危機を防ぐ

・リスクと不確実性のコミュニケーションと管理をより良いものにする

  • 9月14日分

http://www.bfr.bund.de/en/overview_of_the_presentations_at_the_bfr_symposium__acting_in_times_of_crisis_and_crisis_prevention__in_cooperation_with_anses__france__and_national_food_institute__technical_university_of_denmark_on_14_september_2012-131804.html

[]漢方薬リコール

Chinese medicine recalled

October 10, 2012

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2012/10/20121010_190505.shtml

衛生署はPeking Medicine Manufactoryに基準値の1.7倍の水銀を含むためBak Foong Pills白鳳丸の特定ロットのリコールを命令した。同じ成分で5製品を作っているためそれらもリコールされる。

[]カプセルに健康警告

Health alert issued over capsules

October 10, 2012

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2012/10/20121010_192102.shtml

衛生署は表示されていない西洋薬成分を含むリューマチ用スネークパウダーカプセルを購入したり使用したりしないよう警告した。

病院局から47才の男性が、関節痛治療目的でこの製品を使用し腎不全になったという報告があった。この製品にはピロキシカム、デキサメサゾン、ヒドロクロロチアジド、シメチジンを含む複数の表示されていない医薬品成分が含まれていた。

製品の写真有り

[]パラコートとパーキンソン病に関連はあるか?

Is there a link between paraquat and Parkinson’s Disease?

11 October, 2012

http://www.apvma.gov.au/news_media/community/2012-03_paraquat_parkinsons.php

最近除草剤のパラコートとパーキンソン病が関連することを示唆するメディア報道があった。パーキンソン病は高齢者に多い中枢神経系の変性疾患である。

オーストラリアの支援団体によると(外部サイトへリンク)、パーキンソン病の現在知られている確実なリスク要因は年齢のみで、その他の環境や遺伝要因の役割についてはしっかりした根拠はない。これが正統派の見解であるが、農薬暴露が一部の人のパーキンソン病を促進する要因ではないかという仮説がある。

この仮説への支持は、いろいろな方面の研究からくる。疫学研究で関連を示唆するものがある。例えば米国NIHの研究でロテノンとパラコートの使用とパーキンソン病が有意に関連するというものがある。どちらかの農薬を使った人のパーキンソン病発症率が非使用者の約2.5倍であった。しかし他の解析ではそのような関連は見つかっていない。

動物モデルを使った研究でも関連が示唆されたことがある。パラコートを与えた実験動物にパーキンソン病と似たような脳の変化が見られたという。しかしそのような変化をもたらすためのパラコートの量が非現実的である。また動物への投与が実際に人が暴露される状況を反映しているかどうかという疑問もある。

研究は継続しているがこれまでの知見はパラコートとパーキンソン病の関連を明確にするものではない。

現在の研究の状況と、既にパラコートの使用に関しては厳しい規制があることから、APVMAが追加の規制を行うことは正当化されない。しかしながらパラコートはAPVMAの厳密な監視対象であり続ける。

[]ハーブレメディエキナセアが「風邪を予防する」

Behind the Headlines

Herbal remedy Echinacea 'does protect against colds'

Wednesday October 10 2012

http://www.nhs.uk/news/2012/10October/Pages/Herbal-remedy-echinacea-does-protect-against-colds.aspx

Daily Telegraphがエキナセアが「風邪を予防する」と報道し、Daily Mailは「これまで最大の臨床研究でエキナセアレメディが風邪予防になることがわかった」と報道した。

これらの見出しは健康な成人にエキナセアレメディの3用量を毎日4ヶ月与えたところ、風邪の数と期間の組み合わせがプラセボより26%減ったという研究に基づく。報道されていないことはこの研究では風邪をひいた数に差はなかったということだ。従って違いの原因は風邪の持続期間の差によるようである。

この無作為対照試験はデザインは良くサンプルサイズは755人であるが、研究の地検の報告のしかたに多数の奇異な点があり、結果に疑いを投げかける。それらは、資金をどこが出したのか記載されていない、結果の表がない、副作用報告が限られている、結果の誤差推定がない、結果の一部のみを選択的に報告している、などである。

通常これらの問題点はピアレビューや編集の過程で指摘される。質が基準に達していないことは報告者や編集者にとって恥ずべきことだ。このニュースはジャーナリストに対して、批判なしに研究を受け取ることの危険性を示す警告として受け取られるべきである。

結論として、この研究のみを根拠にエキナセアが風邪を予防するかどうかは結論できない。

雑誌はEvidence-Based Complementary and Alternative Medicine

Hindawi Publishing Corporation

(さらに囲みの注意として、エキナセアは12才以下には適さないことを強調)

[]警告

  • Naturally Kouxan Best Slimカプセル

Naturally Kouxan Best Slim capsules

11 October 2012

http://www.tga.gov.au/safety/alerts-medicine-naturally-kouxan-best-slim-capsules-121011.htm

表示されていないシブトラミンを含む。

製品の写真有り

  • 金毛獅王錠剤

Jinmaoshiwang tablets

5 October 2012

http://www.tga.gov.au/safety/alerts-medicine-jinmaoshiwang-121005.htm

表示されていないシルデナフィルを含む。

製品の写真有り

[]ヘルスカナダはカナダ人に対しカフェイン入りエネルギードリンクとアルコールを混ぜないように再確認する

Health Canada Reminds Canadians Not to Mix Caffeinated Energy Drinks with Alcohol

October 10, 2012

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2012/2012_149-eng.php

ヘルスカナダはカナダ人に、特に若い人たちに対し、アルコールと混ぜたカフェイン入りエネルギードリンクを飲むことによるリスクの可能性について再確認する。

ここ数年、カフェイン入りエネルギードリンクとアルコール飲料を混ぜることが、特に若い人たちの間で、より一般的になってきた。2010カナダアルコールと薬物使用に関する監視調査ではアルコールとカフェイン入りエネルギードリンクを一緒に飲むことは一般人より若い人で多い。特に大学やカレッジでよく見られる。

学生が学校に戻ってくるため、若者にはカフェイン入りエネルギードリンクとアルコールを混ぜないように再確認する必要がある。

アルコールと混ぜたカフェイン入りエネルギードリンクを飲むとアルコールの中毒症状が感じにくくなりアルコールの過剰摂取につながる可能性がある。

ヘルスカナダはさらに、アルコールと既に混ぜたカフェイン入りエネルギードリンク製品の販売は認めていないことも繰り返す。

詳細についてはエネルギードリンクについての動画を参照

http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/video/boissons-energ-drinks-eng.php

[] ラウンドアップ除草剤とラウンドアップ耐性遺伝子組換えトウモロコシの長期毒性に関するSéralini論文への反応

Response to Séralini paper on the long term toxicity of a Roundup herbicide and a Roundup-tolerant genetically modified maize

October 2012

http://www.foodstandards.gov.au/consumerinformation/gmfoods/gmfactsheets/responsetosralinipap5676.cfm

2012年9月にGilles Eric Séralini教授と共著者らが遺伝子組換え(GM)トウモロコシNK603および/またはラウンドアップ(グリホサート)を与えた実験用ラットが、明らかに用量依存性がないものの寿命が短くなることを示唆した研究を発表した。

最も寿命が短かったのは最も低濃度のNK603トウモロコシ(餌の11%)を食べたラットだった。また寿命の短さは他の試験群での腫瘍(がん)の発生率の高さと関連した。著者らは腎臓への有害影響と一部の血漿ホルモン濃度の変化も報告している。

FSANZの予備的評価

多数の方法論や解釈上の欠点のためこの報告の知見や結論の妥当性は限られる。

重大な欠陥としては各群の動物数の少なさ、データの選択的報告、よく知られているこの系統の雌ラットでは乳腺腫瘍が自然発生することに言及がないことなどが含まれる。

ラウンドアップに毒性があるという主張はありそうもなく、これまでラウンドアップの有効成分であるグリホサートについて的確な実験デザインで行われた長期試験で、の複数の動物種で(マウス、ラット、ウサギ、イヌ)、より高濃度で影響が観察されていないという大量のデータと合致しない。

FSANZはまもなく詳細な反応を発表するが、完全解析には報告された論文のデータは不十分である。FSANZは著者にレビューのためにオリジナルデータのコピーを提供するよう求める。データが入手できれば包括的解析を行う。

EFSAとドイツBfRも同様の結論を出している。

[]松の実

Pine nuts

October 2012

http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets/pinenuts.cfm

更新

ニューサウスウェールズ食品局が松の実についてのペーパーを発表した。

  • 松の実とパインマウス

Pine nuts & pine mouth

http://www.foodauthority.nsw.gov.au/science/risk-framework-and-studies/food-risk-studies/pine-nuts-and-pine-mouth/

「パインマウス」とは?

松の実を食べると苦いまたは金属様の後味が数日から2週間続くことがある。この味覚障害は「パインマウス」または「松の実症候群」と呼ばれている。松の実を食べたすべての人が罹るわけではない。松の実を食べたときにはわからないが、食べて1-3日後に苦味や金属味は現れ、食べたり飲んだりすると強くなる。通常数日で消失し有害健康影響はない。

最近の研究や対応

パインマウスの症例は多くはないが2009年以降国際的に数が増えフランス、英国、米国などから数百の苦情が提出されている。オーストラリアでの事例は少ない。

市販の松の実は複数種の混合物であるため問題の松の実の同定は難しい。

パインマウスの原因はわかっていないが特定の種が関与する可能性が示唆されている。中国の陝西と山西省産のPinus armandiiが関与する可能性がある。この種の松の実はかつては地元でのみ食され輸出されることはなかった。

パインマウスの症例報告が増えたことに対応して中国当局はPinus armandiiが輸出されないよう対策をとった。コーデックス委員会も食べられる木の実のリストからPinus armandiiとPinus massonianaを除外するために動いた。

NSW食品局は症例報告の要約や最近の研究についてのペーパーを発表した。

Pine nuts and pine mouth, Emerging issues paper,

June 2012

http://www.foodauthority.nsw.gov.au/_Documents/science/pine_nuts_pine_mouth_emerging_issues.pdf

松の実の種類リストや写真もある

(日本からの報告はないようだ

発症時間も特殊だし報告はほとんど西洋人でもともと食べていたという中国人は感じないのだろうか?とかいろいろ不思議。)

[]食品基準改定No. 135 (FSC 77)

Amendment No. 135 (FSC 77)

11 October 2012

http://www.foodstandards.gov.au/foodstandards/changingthecode/gazettenotices/amendmentno13511octo5674.cfm

加工助剤としてのバクテリオファージ、フィトステロールに富むミルクの包装サイズ、アウトドア食事エリアのペットのイヌ、などについての改訂が含まれる

[]より少ない動物を使った目のハザードの同定

ICCVAM

Identifying Chemical Eye Hazards With Fewer Animals

Page last updated on 10/10/2012

http://iccvam.niehs.nih.gov/methods/ocutox/reducenum-TMER.htm

試験法評価報告書の発表を官報で告知

http://iccvam.niehs.nih.gov/SuppDocs/FedDocs/FR/FR-2012-24868.htm

IFST情報シート 食品中のアクリルアミド

IFST information statement

acrylamide in foods

october 2012

http://www.ifst.org/document.aspx?id=2142

情報更新

基本的にはあまり大きな変更点はない

現時点では食品中のアクリルアミドに規制値を設けている国はないが、ドイツのみが目安として1000 microg/kg以上のものは基本的に削減努力をするべきものとしている。

その他ニュース

  • 誇大広告のGMトウモロコシ研究が精査に直面

Natureニュース

Hyped GM maize study faces growing scrutiny

Declan Butler

10 October 2012

http://www.nature.com/news/hyped-gm-maize-study-faces-growing-scrutiny-1.11566

複数の食品安全機関がラットでがんを増やしたと主張する試験を酷評

GMトウモロコシがラットに重大な病気を引き起こすという主張に対する科学的批判の嵐は衰える兆しを見せない。

フランスCaen大学の分子生物学者Gilles-Eric Séraliniには彼らの知見のもとになったデータを出すようにという強いプレッシャーがかけられている。

先週イタリアパルマにあるEFSAとドイツベルリンにあるBfRがこの論文を酷評する初期評価を発表した。

(論文の科学的批判内容は略)

Séraliniはこの研究の知見としてがんを宣伝しているが、同時に本と映画の発表とリンクしてメディア攻勢をかけた。発表前の論文を入手できたのはごく一部の選ばれたジャーナリストだけで(Natureは含まれない)、彼らには極めて異例の守秘義務への署名が求められた。ジャーナリストはしばしば発表前の論文を受け取ることがあるが普通は別の科学者に評価してもらう。しかしSéraliniの論文はこれを許さず、守らなければ厳しい罰金を科すと脅かす。「事前に開示すれば研究費用として数百万ユーロの損害賠償を検討する」と。

異例のことだが、フランス国立科学研究センター(CNRS)が先週、質の高い科学の議論にとっては不適切な悪い広報であると非難し、物議を醸すトピックスについての研究をしている研究者に対して結果を一般に報告する責任について再確認した。

一方Séraliniは、EFSAがNK603を認可した元になったすべてのデータを公開しない限りEFSAとBfRにはどのようなデータも提供しないと言っている。

論文を発表したFood and Chemical Toxicologyは先週「この論文についての疑問や懸念を表明するどのようなものでもすべての「編集者への手紙」を歓迎する」と言っている。

  • がん圧力団体

NYTのSundayReview

The Cancer Lobby

By NICHOLAS D. KRISTOF

Published: October 6, 2012

http://www.nytimes.com/2012/10/07/opinion/sunday/kristof-the-cancer-lobby.html?ref=nicholasdkristof&_r=0

ホルムアルデヒドが発がん物質であることを化学企業が隠そうとしている、というような主張。

(でも天然にもあるので。吸入での職業暴露と普通に生活していての経口などによる摂取を一緒にしてはいけない、という主張が圧力団体による圧力だと言われても。)

  • ペプシとコークは自動販売機で販売されている飲料にカロリーを表示

NYT

Pepsi and Coke to Post Calories of Drinks Sold in Vending Machines

October 8, 2012

http://www.nytimes.com/2012/10/09/business/pepsi-and-coke-to-post-calories-of-drinks-sold-in-vending-machines.html

アメリカ飲料協会のカロリーカウントという全国計画

(これは日本でもやってほしいな)

  • 液体窒素カクテルは殺人ドリンクになり得る

CBC News

Liquid nitrogen cocktails could be killer drinks

Posted: Oct 9, 2012

http://www.cbc.ca/news/canada/toronto/story/2012/10/09/toronto-liquid-nitrogen-cocktails.html

最新流行の液体窒素カクテルはかっこいいと思うかもしれないが注意すべき、とトロントのバーテンダーが英国女性が死にそうになったという報告を受けて警告する。

トロントでは液体窒素を飲み物に混ぜているバーは1ダース以下である。

(そんなものが流行ってるのか・・)