食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2014-09-30

[]FVO査察報告書

  • スペイン―オーガニック製品とその表示

ES Spain - Organic production and labelling of organic products

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2013-6652

2013年10月14-25日にスペインで実施された査察。全体として適切な管理体系があるが、一部の輸入業者と小売業者の市場管理に欠点がある。

  • ルーマニア―農薬

RO Romania – Pesticides

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7179

2014年3月18-26日にルーマニアで実施された農薬管理評価に関する査察。ルーマニア当局は市場での管理体系を進展させ効果的に実行されているが、いくつか欠点があり、さらなる改良が必要である。

[]RASFF Week39-2014

警報通知(Alert Notifications)

スペイン産チルドキハダマグロステーキの水銀(2.1 mg/kg)、ベトナム産冷凍パンガシウスフィレの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)ニトロフラゾン(SEM) (4.9 µg/kg)、英国経由及びスロバキア経由中国産ナイロンへらからの一級芳香族アミンの溶出(合計: 0,252; 0,020; 0,086 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

香港経由中国産うどん麺の未承認食品添加物二酸化塩素(E926)、モロッコ産マトウダイのカドミウム(0.076 mg/kg)、スリランカ産ホウレンソウの葉のクロルピリホス(0.53 mg/kg)及び未承認物質カルボフラン(0.25 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

該当なし

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(2699 mg/kg)、アルゼンチン産ヒヨコマメの ピリミホスメチル(0.33 mg/kg)、ブラジル産枝つきピーナッツのアフラトキシン(B1 = 4.2; 合計= 5 µg/kg)、中国産こびりつかないコーティングをした天板のカーボンスチールからのマンガン(3.3 mg/kg)・ビスフェノールA (0.147 mg/kg)の溶出及び高濃度の総溶出量(572 mg/dm²)、

[]2014年1月1日からのサイエンスメディアセンターとのコミュニケーション

Communications with the Science Media Centre since 1 January 2014

29 September 2014

https://www.gov.uk/government/publications/communications-with-the-science-media-centre-since-1-january-2014

GMO戦略についてのSMCとのコンタクトについての情報公開

セラリーニ論文の件での情報公開請求にこたえたもの

[]ラード製品リコール命令期限

Lard product recall order expires

September 28, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140929_094526.shtml

台湾のChang Guann社製のラードやラード製品の回収期限が昨日の正午で切れた。関係取引業者は2日以内に食物環境衛生署にリコールの結果を報告するように。

[]新しいPHEの調査では3才児の12%に虫歯がある

New PHE survey finds 12% of 3 year olds have tooth decay

30 September 2014

https://www.gov.uk/government/news/new-phe-survey-finds-12-of-3-year-olds-have-tooth-decay

調査によると地域ごとに大きく虫歯罹患率が異なり、2%から34%まである。それでも88%の子どもに全く虫歯はない。これは1976年にフッ素入り練り歯磨きが導入されてから継続して歯の健康が改善してきていることを反映する。

虫歯は砂糖の多い食品や飲料を多く、頻回摂取することにより誘発される。このライフスタイル対策がなされない限り永久歯も虫歯になるリスクが高い。虫歯はバランスのよい食生活と1日2回2分、一回は寝る前の、フッ素入り練り歯磨きを使った歯磨きで予防できる。

一部「早期子ども虫歯」と呼ばれる種類の虫歯が見つかっている。これは上の前歯から他の歯に広がるもので、ほ乳瓶やベビー用マグを使って砂糖入り飲料を飲むことに関連する。子どもには砂糖入り飲料は与えるべきではない。赤ちゃんにとっては母乳が最良で、1-2才は全脂肪乳、2才からはよく食べるようなったらセミスキムミルクと水が最良である。

[]チェリージュースが痛風の治療用にと宣伝される

Behind the headlines

Cherry juice touted as treatment for gout

Monday September 29 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Cherry-juice-touted-as-treatment-for-gout.aspx

Mail on Sundayが「毎日チェリージュース濃縮液を飲むことで痛風に打ち克つのに役立つ」と報道した。この見出しは12人の若い健康なボランティアにタルトチェリージュースを毎日二回飲んでもらったところ、ジュースを飲んでから8時間までの血中尿酸濃度が一時的に下がったという小規模研究に基づく。これは面白いかもしれないがこの研究に参加したのは痛風ではない健康な人で、痛風歴のある人で調べた方がより妥当だろう。従ってこの研究だけでチェリージュースで痛風が予防できるとは言えない。

[]Norm Thompson Outfitters とワコールアメリカはカフェイン注入、矯正下着の減量宣伝についてFTCに罰金を支払う

Norm Thompson Outfitters and Wacoal America Settle FTC Charges Over Weight-Loss Claims for Caffeine-infused Shapewear

September 29, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/norm-thompson-outfitters-wacoal-america-settle-ftc-charges-over

女性用下着メーカー2社が、カフェインを含む製品で痩せるという宣伝は虚偽で科学的根拠がないことについて消費者への返金150万ドルを支払う。

マイクロカプセル入りのカフェインやレチノールなどが入った矯正下着によりスリムにしてセルライトを減らすなどと宣伝していた。

消費者は痩せるという宣伝には注意するように。

その他

  • マムズネットと「根拠を尋ねよう」

Sense about science

Mumsnet & Ask for Evidence

Posted by Chris Peters on 29 September 2014

http://www.senseaboutscience.org/blog.php/105/mumsnet-amp-ask-for-evidence

私たちがすべきことやすべきでないことについてあまりにもたくさんの異なる主張がある−自閉症児の育てかた、認知症対策、廃棄物の環境影響を減らす、肥満を減らすには、など。この食事法をすべき、学校給食を変え、携帯電話はできるだけ使わない、プラスチックは避けるべきなのか?混乱している?いらいらする?

この手の主張には信頼できる根拠に基づいたものもあるが多くはそうではない。間違った情報に踊らされたり効果のない製品を買わされたりしたいと思う人はいない。あなたが間違った情報から身を守るためにできることがある−根拠を尋ねることでその主張の背景にある根拠についてたくさんの人がもっと知ることができる。

英国最大の保護者ネットワークであるマムズネットが今週の注目キャンペーンとして「根拠を尋ねよう」を取り上げた理由はこれである。

マムズネットの共同創設者で会長のJustine Robertsはこう述べている:

「親や妊娠中の人たちは、ホルモンが不安定で最も押し売りに弱い時期に、しばしば矛盾するアドバイスや製品の宣伝に攻め立てられている。同様に妊娠したいのにできないことは女性やそのパートナーにとって心の痛むことであり、待望の赤ちゃんを妊娠するために根拠のない方法を試したくなる。これらの攻撃に対応する方法は根拠を尋ねることである。このキャンペーンは、ものごとをそのまま受け容れるのではなく、根拠を尋ねる必要を要約したものである」

  • QuackwatchにGcMAFによる免疫療法が取り上げられている。

Consumer Health Digest #14-36, September 28, 2014

http://www.ncahf.org/digest14/index.html

これまで何度も警告されているが最新の論文はこれ

Yamamotoらによる「転移性直腸結腸がんのビタミンD結合タンパク質由来マクロファージ活性化GcMAFによる免疫療法」の矛盾点と信頼性への疑問

Inconsistencies and questionable reliability of the publication "Imunotherapy of metastatic colorectal cancer with vitamin D-binding protein-derived macrophages-activating, GcMAF" by Yamamoto et al

Ugarte A and others.

Cancer Immunology, Immunotherapy, published online, July 24, 2014

http://www.cancertreatmentwatch.org/q/gcmaf.pdf

(Dr. Nobuto Yamamoto

わりと新しい、日本人による、がん患者を食い物にするインチキ療法、のよう

免疫療法を謳う詐欺は別に新しくないけれど。

http://www.saisei-mirai.or.jp/gan/macrophage.html

徳島大学とか神戸大学がお墨付き与えてるのか

http://www.tokushima-u.ac.jp/_files/00139793/Vol05-P3_4.pdf

宣伝に使ってるnature Outlookもお金出すと載せてくれるやつ。

高濃度ビタミンCとかマイタケエキスとかアミグダリンとか・・・)

  • 乳児期の広域抗生物質と子どもの肥満についての専門家の反応

SMC UK

expert reaction to broad-spectrum antibiotics in infants and obesity in children

September 29, 2014

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-broad-spectrum-antibiotics-in-infants-and-obesity-in-children/

JAMA Paediatricsに発表された論文が乳児期の広域抗生物質治療と子どもが大きくなってからの肥満との関連を報告した。抗生物質の累積使用量が多いと影響も大きい。著者はより狭い範囲の抗生物質を使うことで影響が小さくなることを示唆している。

王立薬学会の抗生物質相談薬剤師Kieran Hand博士

この研究は肥満の原因であるとは証明できないが、何度も広域抗生物質を投与された子どもたちに肥満リスクが高いということは印象的である。動物実験の結果からは肥満と抗生物質は関連がありそうだ。感染しないウイルス性疾患に抗生物質を投与すべきではないということを再確認する。

Southampton大学ヒト栄養リーダーGraham Burdge博士

この研究は子どもの肥満と乳児期の抗生物質治療との関連をしらべたものだが、研究デザインから因果関係を調べることはできない。著者らは仮説と事実を注意深く区別している。現時点で腸内細菌への抗生物質の影響と肥満との因果関係を支持する直接的証拠はない。しかしこの研究は乳児期の抗生物質と肥満になりやすさについて何かを示唆する少数の他の研究に付け加わる。重要なことはこの研究は子どもたちの食生活や社会経済状態評価を含まないということである。著者らはこの限界を承知しているが、これらを排除したことでこの研究の知見は混乱する。保護者がこの研究をもとに子どもに抗生物質を与えないことにする懸念がある。子どもの肥満にとって食べ過ぎと運動不足は重要な要因である。

一般生物学会長Nigel Brown教授

この研究は人生の初期に抗生物質を使用することが肥満になんらかの役割を果たすという根拠をさらに増やすものである。小児肥満にとっては抗生物質使用はほんの一要因でしかないが、この研究は適切な抗生物質を選ぶための迅速診断法の重要性を強調する。そのような検査法が無ければ、子どもを守るための広域抗生物質は使われ続ける

University College London 病院肥満医学Nick Finer,教授

この研究はこれまでの知見を確認するものである。用量依存性が示唆されている。この研究は因果関係を証明できないが腸内細菌の変化と肥満についての他の研究結果とあう。命に関わる重大な感染症への抗生物質投与は差し控えるべきではないが、こどもへの不必要な抗生物質使用を戒めるさらなる根拠となるだろう。

(病気がちな赤ちゃんは運動できないかもしれないし親も心配で一杯食べさせたくなるというのもあるかも)

  • 慢性の、がんではない痛みへのオピオイド 米国神経学会方針説明書

Opioids for chronic noncancer pain

A position paper of the American Academy of Neurology

Gary M. Franklin, MD, MPH

Neurology September 30, 2014 vol. 83 no. 14 1277-1284

http://www.neurology.org/content/83/14/1277

オピオイド処方薬に関連した死亡や疾患が増加していることを受け、患者の安全性についての小委員会が科学や政策のレビューを行った。35-54才のハイリスクグループではオピオイドによる死亡率が銃や交通事故より多い。オピオイドには短期の鎮痛作用についての根拠はあるが、依存や過剰使用の重大なリスクがない鎮痛の維持や長期にわたる機能改善についてのしっかりした根拠はない。

リスク/ベネフィットバランスが悪くいくつか提言を行っている

(一方日本ではやたらと痛みを我慢するのが美徳とされ・・)

  • 子どもの喘息がガスレンジの換気不足と関連、OSUの研究

Childhood asthma linked to lack of ventilation for gas stoves, OSU study shows

29-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/osu-cal092914.php

子どもがいる家の保護者はガスレンジで料理をする場合には換気すること、とオレゴン州立大学の研究者らが薦める。新しい研究でガスキッチンストーブの換気と喘息、喘息様症状、慢性気管支炎の関連が示された。

換気無しでガスレンジを使っている家の喘息や喘鳴頻度が換気している家より高い。換気無しでのガスレンジの使用が呼吸器の問題を引き起こすとは言えないが関連は明確である。

Environmental Healthに発表。

  • オンタリオ東部の十代数人が有毒植物を食べて入院

Several Eastern Ontario teens hospitalized after eating poisonous plant

Joanne Schnurr, CTV Ottawa

Published Monday, September 29, 2014

http://ottawa.ctvnews.ca/several-eastern-ontario-teens-hospitalized-after-eating-poisonous-plant-1.2030239

先週、身近に自生する有毒植物を食べた数人のティーンエージャーが入院した。保健当局は死亡を含む健康リスクについて生徒たちに警告している。通称Jimson Weed (チョウセン朝顔)または Devil's Seed(直訳すると悪魔の実)と呼ばれる。

オンタリオ保健局のDr. Paul Roumeliotisは、「このような事例は初めてではない。子どもたちはこの植物を天然の興奮剤とみなしている。残念ながら心臓、腎臓に悪影響があり昏睡や痙攣に至ることがある。天然だから安全ということはない」と述べている。

(写真は実なのだが日本だと根をゴボウと間違えて、みたいな話が多いような。この植物は全体が有毒なのでどこでもダメではあるけれど)

2014-09-29

[]「無料」お試しは高くつく

'Free' trials that cost: slimming pills

21 August 2014(ちょっと前の)

http://www.asa.org.uk/News-resources/Media-Centre/2014/Free-trials-that-cost.aspx#.VCjkIqTlpaQ

Citizens adviceがインターネットでの、特に痩身用錠剤の、知らずに高価なものを買わされる提供について調べたことを報告している。この種の詐欺にはこれまでも啓発をしている。誤解を招く「無料」お試しは最終的にはたくさんのお金を失う。

この種の無料お試しはシワ取りクリームや痩身用製品や筋肉増強用製品が多い。そして試した商品を買いたくなければ何らかの対応が必要になる。しかし一部の悪辣業者はキャンセルを非常に難しくしている。

ASAは多くの企業に警告を出しているがルール違反の会社は多い。英国以外の企業もあり対応を難しくしている。従って注意することが重要である。

  • Citizens advice(市民相談協会)

痩身錠剤詐欺が最高記録

Slimming pill swindles at an all-time high

21 August 2014

http://www.citizensadvice.org.uk/index/pressoffice/press_index/press_20140821.htm

Citizens Adviceと Citizens Advice スコットランドの調査で、これまでより多くの人がオンライン痩身錠剤詐欺にあっていて予定より180倍以上の出費になっている。

昨年Citizens Adviceの消費者相談に報告された痩身錠剤の問題は124%増加で、今年は6月までに昨年同時期の2倍の問題が報告されている。

多くの事例で人々はインターネットでお金のかかる契約を結んでいることに気がつかない。痩身用錠剤の3/4では違法の可能性がありさらなる解析を行っている。

2013年7月から2014年6月までに4700件以上の「抗肥満」宣伝について問題が報告されている。

オンラインで減量製品の「無料サンプル」の提供を宣伝し、よく見るとウェブでは錠剤そのものは無料だが送料がかかるのでカード番号を入力する必要がある。するとその後何ヶ月にもわたって複数の引き落としがあり150ポンド以上かかる。ある事例では300ポンドとられた。Citizens adviceのGillian Guy会長は以下のように述べている:

「オンラインで宣伝している不正直な企業により痩身錠剤詐欺が流行している。体重をへらすつもりがお金を減らしている。「無料お試し」に騙されて卑劣なやりかたで何度も課金されている。助けを求める人々がとても多い。失ったお金を取り戻すのは非常に難しい。」

2012年まで遡って7000件の事例を調べたところ

・10例中9例がインターネット

・94%がクレジットカードまたはデビットカード

・多くの人が支払い後企業と連絡が取れない

・多くがオンラインで無料お試しを提供

[]カレーのスパイスは脳細胞の修復を促進するか?

Behind the headlines

Could curry spice boost brain cell repair?

Friday September 26 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Could-curry-spice-boost-brain-cell-repair.aspx

Daily Expressが「スパイシーな食事は認知症をやっつける」と根拠無く主張した。研究者らがターメリックがラットの神経幹細胞の増殖を促進することを発見したが、ヒトの認知症治療にはまだ遠い。これはターメリック抽出物(芳香族ターメロン)の神経幹細胞(NSC)への影響を調べた実験室での動物実験である。NSCは傷害後の脳細胞の再生能力が幾分かあるがアルツハイマーのような変性性脳疾患による傷害は通常修復しない。この研究では培養NSCや生きたラットの脳に直接抽出物を与えた場合に幹細胞の増殖が増えた。しかしこの研究はごく初期のものである。幹細胞の見かけの増加が脳の傷害修復に影響するかどうかはわからないし食べた場合に影響があるのかどうかもわからない。

この研究が新しい治療法の開発につながることを期待するとしてもそれには長い時間がかかるだろう。

[]シリアIdleb行政地区での子どもの死亡についてのWHOの調査の中間知見に関する声明

Statement regarding interim findings of WHO assessment of deaths of children in Idleb Governorate, Syria

27 September 2014

http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2014/interim-findings-idleb-syria/en/

WHOの評価ではシリアIdleb行政地区での15人の子どもの死亡の原因ははしか/風疹ワクチンの希釈剤にAtracuriumという薬物を間違って使用したことによるのが最も蓋然性が高いと結論した。

  • 汚染ワクチンによる死亡はシリアの深刻な後退になるだろう

Contaminated vaccine deaths a serious setback for Syria

Sophie Cousins

The Lancet World Report

Volume 384, Issue 9949, 27 September–3 October 2014, Pages 1172

この間違いは医療に対する信頼を著しく損ない「破局」になるだろう。紛争地域では誰も何も信頼できず、医療従事者が信頼できる唯一のものだった。もともと医学の知識も訓練もない人がワクチンを投与するしかなかったという背景状況がある。ボランティアはベストを尽くしているがミスはおこりこれからも起こる。一方シリアのより広範な健康状況は悪化し続けている。

[]FSA戦略2015-20:我々は成功に向かっているか?

FSA Strategy 2015-20: are we getting there?

26 September 2014

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/13104/fsa-strategy-2015-20-are-we-getting-there

FSA戦略2015-20開発のための一環としてblogを作って意見を募集する

FSA Strategy 2015-20

http://fsastrategyblog.wordpress.com/

数週間限定でコメントを受け付けるために臨時に作ったwordpressを使ったblog

気候変動や人口増加、国際貿易の進展などにより食を巡る光景は変化している。FSAはこれらの変化に対応するための新しい戦略を開発している。

消費者憲章、FSAの役割、など項目別にコメントできる

[]USDAは2013年オレゴンでの遺伝子組換え小麦の検出に関する調査の終了と知見を発表

USDA Announces Close and Findings of Investigation into the Detection of Genetically Engineered Wheat in Oregon in 2013

Sept. 26, 2014

http://www.aphis.usda.gov/newsroom/2014/09/pdf/ge_wheat.pdf

別の、2014年モンタナでのGE小麦検出についての調査を開始

昨年オレゴンの単一農家の一カ所でGE小麦が育っていることが検出された件についての徹底した詳細な科学的調査を行い、USDAのAPHISはこれが孤発事例であると結論した。オレゴンで見つかった小麦はモンサントが開発したもので除草剤グリホサートに耐性のものである。GE小麦が市販されているという根拠はなかった。APHISはこの結果と完全報告書を個人情報や企業秘密を適切に編集した上で発表した。

さらにAPHISはモンタナで以前野外試験が認可されていた研究施設でGE小麦が生えていたことについて規制法令遵守についての新たな調査を開始した。モンタナ州立大学の農業研究センター(SARC)は2000-2003年の間にAPHISの認可を受けてGE小麦の野外試験を行っていた。この施設のGE小麦は昨年のオレゴンの農場で育っていたものとは違う。

これまでAPHISが認可したGE小麦品種は存在しないので米国で市販されている小麦にGE品種はない。またこれら二つの事例で検出された遺伝的特徴は2004年にFDAに相談の結果安全上の懸念はないとされたもので食品安全上の問題とはならない。

オレゴン調査

APHISは2013年5月3日にオレゴンの農場でGE小麦が検出されて包括的調査を開始した。その後10ヶ月に、小麦生産者や穀物エレベーター運営者、作物コンサルタント、小麦研究者などに291のインタビューを行い数千ページのエビデンスを注意深くレビューした。さらにオレゴンに栽培されていた種子と同じ種子や生産者から購入した事業者などから100以上の検体を集めた。調査の結果この事例が孤発例でGE小麦が市販されたという根拠はなかった。懸命な調査を行ったがAPHISはどうしてGE小麦がこの農地で生えていたのかを解明することはできなかった。

全報告書は12842ページでウェブサイト http://www.aphis.usda.gov/foia/efoia.php.から入手できる

モンタナ調査

2014年7月14日にAPHISはモンタナ州HuntleyのSARCでGE小麦と疑われる小麦が育っているという通知を受けた。そこでは研究者がAPHISの認可を受けて2000-2003年にGE小麦の野外試験を行っていた。APHISは直ちに調査を始め、検査の結果ラウンドアップ耐性GE小麦であることが確認された。また遺伝子検査の結果これはオレゴンで見つかったGE小麦とは違うことがわかった。

APHISは何故GE小麦が研究施設で育っているのが見つかったのかについて調査している。この施設のGE小麦は商用には販売されていない。種子として販売されているものもない。調査が終了したらさらに情報を提供する

次のステップ

モンタナでの調査を続ける一方でAPHISは米国の他の野外試験を行った地域で意図しないGE小麦が育つことがないよう確保するためのいくつかの追加対策を行う。

Q & A

Questions and Answers:Genetically Engineered Wheat Investigation

http://www.aphis.usda.gov/publications/biotechnology/2014/faq_ge_wheat.pdf

[]FTCはL’Oréal USA社がアンチエイジング化粧品の詐欺的宣伝をしたことに対する罰金支払い最終命令を認める

FTC Approves Final Order Settling Charges that L’Oréal USA, Inc. Made Deceptive Advertising Claims for its Anti-Aging Cosmetics

September 26, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/ftc-approves-final-order-settling-charges-loreal-usa-inc-made

パブリックコメントを経て最終命令

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140701#p8

[]食品施設の隔年登録更新

Food Facility Biennial Registration Renewal

September 26, 2014

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm416121.htm

FDAに登録を求められている食品施設は2014年10月1日から12月31日までの間に登録を更新するように。

[]EFSAはGMガイダンス文書案に関する意見を募集する

EFSA seeks views on draft GM guidance document

25 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140925.htm

欧州食品安全機関(EFSA) は遺伝子組換え(GM) 植物の農学及び表現型の特性評価のための情報を提示する新しいガイダンス案に関するパブリックコメント募集を開始する。この文書で示された必要データはEFSAの以前のガイダンス文書を補完し、GM植物の安全性評価をさらに強化する。EFSAは2014年11月6日までオンラインパブリックコメントを通して全ての利害関係者と当事者に文書に関する意見を求めている。

EFSAの遺伝子組み換え生物(GMO)に関するパネルは、制御下での野外試験から集めたデータを用い、GM植物の農学及び表現型の特性評価について、より包括的で調和のとれたアプローチを提供すると述べた。

ガイダンスは多くの要素に焦点を合わせている。その内容は

・野外試験に選ばれた場所の代表性

・選ばれた試験材料とその品質の代表性

・野外試験の実験デザイン

・(生態学的に)妥当な評価項目の選択と記述

・データ分析

・環境リスク評価における妥当性

  • 遺伝子組換え植物の農学及び表現型の特性評価に関するガイダンス文書案についてのパブリックコメント

http://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/140925.htm

[]ANSESの食品摂取データがオープンデータとして利用可能になった

ANSES food consumption data made available as open data

24/09/2014

https://www.anses.fr/en/content/anses-food-consumption-data-made-available-open-data

2009年にANSESは7年ごとに行う全国食品摂取調査の第二回にあたるINCA 2から入手した食品摂取データに関する完全報告書を発表した。本日、オープンデータとしてこの調査から得た全てのデータをいつでも入手可能にした。全ての人、特に栄養疫学の研究者が直接利用できるので、このデータはフランス人の食生活や食事と健康の関係についての知識を広げるのに役に立つだろう。

INCA 2調査とは?

食事がガンや肥満、心血管疾患をひきおこすことがあるため、食事と個人の栄養状態を理解するためにANSESは個人全国食品摂取量調査(INCA)を7年ごとに行っている。INCA 1は1998-1999年に、INCA 2は2006-2007年に行われた。

全INCA 2調査データの完全利用可能性

INCA 2調査の結果によると、平均的なフランス人の食事は、炭水化物44%、脂質39%、タンパク質17%で、脂質は摂り過ぎで炭水化物と繊維質は不足している。若者は野菜と果物をあまり食べていない。1999年からの変化は一様ではないが一般的に肯定的である。

データには、調査に参加した個人の特徴、38栄養素の個人の一日栄養摂取量、一週間にわたり個人が消費した食品の詳細、食品サプリメントの消費パターンなども含まれる。

次は?

第3回INCA調査は2014年に開始される。初めて3歳以下の子供の食事摂取パターンが調査に含まれることになっている。INCA 3の結果は食品安全と共に、栄養分野の公衆衛生の優先順位を設定するのになくてはならないフランスの食習慣の知識を更新・追加するだろう。

フランス語フルバージョン

https://www.data.gouv.fr/fr/datasets/donnees-de-consommations-et-habitudes-alimentaires-de-letude-inca-2-3/

INCA調査についての詳細

https://www.anses.fr/en/content/individual-and-national-study-food-consumption-inca-study

INCA 2調査の報告書

https://www.anses.fr/en/content/detailed-results-inca-2-study

その他

  • カナダの研究が低量飲酒とがんの関連を確認

Canadian study confirms breast cancer link to low alcohol use

September 28th, 2014

http://www.sunnewsnetwork.ca/sunnews/lifestyle/archives/2014/09/20140928-084615.html

研究によると1日にたった2杯で女性の乳がんリスクが高くなる。

ビクトリア大学依存研究センターの研究によると、平均1日最大2杯までの飲酒で飲まない人に比べて8.5%リスクが上昇する。2013年までに行われた60の研究の解析。

Alcoholism: Clinical and Experimental Researchに発表

(1日平均2杯って「As few as」なのか)

  • GMO家畜飼料による健康や栄養上の問題の兆候はない

No sign of health or nutrition problems from GMO livestock feed, study finds

September 25, 2014

http://news.ucdavis.edu/search/news_detail.lasso?id=11038

カリフォルニア大学Davis候の研究者らによるレビュー。オープンアクセス

Prevalence and impacts of genetically engineered feedstuffs on livestock populations

A. L. Van Eenennaam and A. E. Young

J. Anim. Sci. 2014.92:4255–4278

https://asas.org/docs/default-source/jas-files/jas8124_final.pdf?sfvrsn=4

  • General MillsはGMOについての議論を注意深く歩む

General Mills treads carefully in debate over GMOs

09/24/2014

http://www.twincities.com/business/ci_26590989/general-mills-treads-carefully-debate-over-genetically-modified

火曜日にGeneral Millsの株主総会でGMO問題が投票され、全社的に禁止することに賛成したのは株主のたった2%だった。CEOのKen Powellは食品企業の微妙な立場を説明することになる。General Millsは1月に同社を象徴するブランドであるCheeriosシリアルから全てのGM成分を排除すると発表した。Honey Nut Cheeriosなどには使い続ける。そして今月、オーガニック製品ブランドAnnie’s Naturalを8億4000万ドルで買収した。これまでの製品の売り上げが伸び悩んでいる中で新しい分野の開拓を求めた。そして火曜日にGeneral Millsの創設者の孫娘であるHarriet CrosbyがGMO排除を提案した。Ken Powellは「GMOは極めて安全であるがGMOを含まない食品を購入したい消費者がいることも知っている。解決法は表示義務化であろう」とのべた。この声明は両サイドから不満である。

一方General Millsは温室効果ガス排出削減による気候変動対策により強力に取り組むとしたことで環境団体から賞賛された。

(Harriet CrosbyはGMOは我々を殺していると主張している)

  • スタッフサポート

Natureエディトリアル

Staff support

24 September 2014

http://www.nature.com/news/staff-support-1.15979

ドイツの研究機関は動物研究労働者を守る必要がある

昨年コードネームPawelという動物活動家がドイツの主導的神経科学実験室の動物の世話係として職を得てMax Planck研究所で6ヶ月過ごしこっそり実験用のサルの映像を撮った。9月10日にドイツのテレビで恐ろしい残虐行為と苦しみと称する7分の動画が放映された。手術の際の出血や拘禁椅子に座らさせる画像は見るに堪えないものだった。研究所への影響は直ちに現れ、職員は脅迫され政治家は研究所の閉鎖を要求した。

動物活動家が霊長類を使用している実験室に侵入する頻度は増えている。過去18ヶ月にメディア戦略に長けたBritish Union for the Abolition of Vivisectionによるものだけで4件あった。

Max Planck Societyは素早く対応した。動物の状態を調べる第三者委員会を立ち上げて9月18日には最初の報告をした。動画は間違った印象を与えていてそのサルは獣医スタッフの能力の限界はあるが特に良く対応されている。

Natureはこのような動物活動家の活動に対して公開で取り組む専門の動物実験ロビーが必要だと主張してきた。エボラやアルツハイマーなどの研究にサルを使う必要がある。一部の動物活動家たちは科学者を脅迫している。研究者が黙っているのは効果的ではない。

2014-09-26

[]CPSCは子どもやティーンエージャーを守るため、強力磁石セットの安全性基準を強化

CPSC Approves Strong Federal Safety Standard for High-Powered Magnet Sets to Protect Children and Teenagers

September 25, 2014

http://www.cpsc.gov/en/Newsroom/News-Releases/2014/CPSC-Approves-Strong-Federal-Safety-Standard-for-High-Powered-Magnet-Sets-to-Protect-Children-and-Teenagers/

強力磁石セットは平均200個ほどの磁石を含み、複数個を飲み込むと消化管を挟んでくっつき重大な傷害や死亡につながる可能性がある。強力磁石セットで19ヶ月の女の子が死亡し2009-2013年の間に2900件の緊急治療が必要な怪我につながったと想定される。そのためCPSCはこの不当なリスクに対応するための安全基準が必要だと結論した。

新しい基準では磁石の大きさと磁力の強さに制限が設けられる。

消費者向けにはポスターを提供

(ポスター怖い)

[]スカートサイズが増えると乳がんリスクが増える

Behind the headlines

Skirt size increase ups breast cancer risk

Thursday September 25 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Skirt-size-increases-ups-breast-cancer-risk.aspx

BBCニュースが「スカートサイズの増加は乳がんリスクと関連する」と報道した。この話は約93000人の閉経後の女性に20代の頃と比べたスカートのサイズ変化が乳がんリスクの増加と関連するかどうかを調べた英国の研究に基づく。10年ごとにスカートのサイズが増えることは閉経後の乳がん発症リスクの33%増加と関連することがわかった。例えば、25才の時のサイズが8だった人は65才で16である。乳がん発症の最初のリスクが小さいことを強調しておくことが重要である。この研究では乳がんになった女性は1.2%である。

この大規模研究はスカートのサイズを体幹部の肥満の近似指標として用いている。過体重や肥満はいくつかのがんのリスク要因として知られているがこの研究ではウエストが大きくなることが乳がんリスク増加の独立指標になる可能性を示唆した。良い知らせは、この「スカートサイズ効果」は可逆的であるようだということで、ウエストサイズが減ると乳がんリスクが減るようだ。

(英国の8は日本の64cm、16は99cmくらいだって)

[]メディアのマルチタスキングは「脳が縮む」という主張は証明されていない

Media multitasking 'brain shrink' claims unproven

Thursday September 25 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Claims-media-multitasking-shrinks-brain-unproven.aspx

Daily Mailが「複数メディアを同時に使うと脳が小さくなる」と報道した。英国の研究者らがいつも「複数メディアを同時に使う」人々は脳の情動を司る領域の灰白質が少ないことを見いだした。研究者らはメディアマルチタスキングと呼ぶ行為;例えばタブレットでプレスリリース動画を見ながらスマートホンでTwitterフィードをチェックしラップトップで電子メールをチェックする、に関心がある。この研究では75人の大学生や職員にメディアマルチタスキングの習慣について尋ね、脳のMRIスキャンを比較し、マルチタスクが最も多い人で帯状回前部(ACC)と呼ばれるヒトの動機や情動を司ると信じられている領域の灰白質の容量が小さいことを見いだした。臨床的意味は明確ではなく、動機や情動は評価していないし参加者は全て健康で賢い人たちである。

重要なことはこの研究は基本的に単一のスナップショットであり因果関係を証明できない。この研究からはこの領域が縮んだという考えは証明されていない。この領域の小さい人がメディアをたくさん使うのかもしれないしメディア使用で影響されたのかもしれない。

関連

  • Senseaboutscience

「如何にして2画面を見ることが脳に障害を与えうるのか」

"How two-screen viewing can damage brain"

http://www.senseaboutscience.org/resources.php/164/quothow-two-screen-viewing-can-damage-brainquot

2014年9月25日のDaily Telegraphと Daily Mirrorの記事の見出しは「如何にして2画面を見ることが脳に障害を与えうるのか」で、「テレビを見ながらスマートホンやタブレットなどの二つ目の画面を見ると脳の障害、鬱、情動上の問題をおこす可能性があると科学者が警告している」と主張する。この報道のもとになった研究は二つの画面を見ることが脳に障害を与えることを示してはおらず、実際には脳に損傷は検出されていない。

その研究の主著者であるUniversity College Londonの認知神経科学者Ryota Kanai博士がこう答えている:

「我々は因果関係を主張していない。この研究は出発点で、二つ目の画面をみることが脳を傷つけるなどのような強い主張はできない。我々が発見したのはメディアのマルチタスキングと帯状回前部の大きさの興味深い関連である。帯状回前部の小さいヒトがマルチタスクしやすい可能性も同じ程度にある。我々は因果関係についての研究を計画している」

(日本人)

[]食品基準通知

Notification Circular 19–14

26 September 2014

http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular19014.aspx

新規申請と提案

・チューインガムのアセスルファムカリウムの最大許容量 国際基準にあわせる提案

・食物繊維健康強調表示に関する規定の発効時期延期

  • 食品基準ニュース 9月

Food Standards News - September 2014

http://us2.campaign-archive1.com/?u=700bf5d7b419cc12102524e87&id=a80a6238a1

輸入食品についての助言、AUSNUT 2011‒2013データベース更新、新しい電子ジャーナル、など

[]世界心臓デー2014:減塩は命を救う

World Heart Day 2014: salt reduction saves lives

25 September 2014

http://www.who.int/mediacentre/news/notes/2014/salt-reduction/en/

9月29日の世界心臓デーによせて、WHOは各国にWHOの減塩助言を取り入れて塩の過剰使用対策を行うよう要請する。

目標:2025年までに30%減塩

心疾患や脳卒中を含む非伝染性疾患は21世紀の早期死亡の主要因である。WHOは各国政府が2025年までに30%減塩を含む9つの目標からなる「非伝染性疾患削減のための世界的行動計画」を履行するよう支援する。

もし2025年までに30%減塩の目標が達成できれば数百万の命が救われる、とWHOのOleg Chestnov事務局長補(非伝染性疾患と精神衛生)は言う。

塩の摂りすぎは高血圧につながり(あるいは寄与し)心疾患と脳卒中のリスクを大きく上げる。平均すると人々は1日当たり約10gの塩を摂取している。これはWHOの推奨レベルの約2倍である。

WHOの根拠に基づく減塩戦略には以下のものがある

・食品製造業者が製品の塩を減らすような政策や規制

・塩の少ない製品を提供するための企業との合意

・学校・病院・職場・公共施設などで減塩を薦める健康的食環境整備

・製品の塩含量が明確にわかるように表示

・子どもへの食品広告にはWHOの助言を取り入れる

個人や家庭レベルでの対策は以下

・加工食品を購入する際には塩をチェック

・調理済み食品を買うときには塩の少ないものを尋ねる

・食卓から塩の瓶を排除する

・調理の際に加える塩を減らす

・塩の多い食品を食べる回数を減らす

・子どもには塩を加えない食品を多くして味覚を誘導する

ヨウ素添加塩について

ヨウ素欠乏諸国では全ての塩にはヨウ素を添加すべき。

[]連邦保安官は南カリフォルニアの工場から植物性物質kratomを押収

U.S. Marshals seize botanical substance kratom from southern California facility

September 25, 2014

http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm416318.htm

FDAの要請により連邦保安官がカリフォルニアのRosefield Management社から500万ドル以上に相当する生のkratom 25000ポンド以上を押収した。

kratom (Mitragyna speciosa)はタイ、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニアに自生する植物で多くのウェブサイトで向精神作用やオピオイド様の鎮痛作用を謳って宣伝されているが米国では医療用には認可されていない。

Rosefield Management社がインドネシアのC.V. Bali Herbalから輸入していたkratom製品にはモルヒネやその他のオピエートに類似の薬理作用があるアルカロイドが含まれる。Kratomの摂取は呼吸抑制や神経過敏、興奮、不眠、幻覚、妄想、震え、皮膚の色素沈着、吐き気、嘔吐、便秘、重症の離脱症状などの多数の健康上の問題につながる可能性がある。

FDA規制副長官Melinda Plaisierは「我々はkratomを公衆衛生上のリスクとなり濫用の可能性のある植物性物質であると同定した。これはこの危険な製品から人々を守るための対応である」と述べている

(日本語だとクラトンあるいはクラトムで結構ヒットする。栽培してたり。しかし何が「無農薬栽培で安心」なんだか。)

[]EPAは歯科医からの水銀排出削減基準を提案

EPA Proposes Standards to Reduce Mercury Discharges from Dental Offices

09/25/2014

http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/0/A0B992D4BA5C5C2E85257D5E0065CC11

歯科用アマルガムの環境中排出削減のための基準を提案する

公共の水処理施設に入る水銀の半分は歯科由来であることが示されている。水銀が微生物に接触すると毒性の高いメチル水銀になり魚に蓄積する。

Dental Amalgam Effluent Guidelines

http://water.epa.gov/scitech/wastetech/guide/dental/

[]第二回ToxCastデータサミット

US EPA’s Chemical Safety Research: Second ToxCast Data Summit

https://sites.google.com/site/toxcastdatasummit/agenda

2014年9月29-30日

[]最終テクニカルレポート発表

  • F344/N ラットとB6C3F1/Nマウスでのβ-ピコリン (CAS NO. 108-99-6)の毒性及びがん原性試験(飲水試験)(TR-580)

Toxicology and Carcinogenesis Studies of β-Picoline (CAS NO. 108-99-6) in F344/N Rats and B6C3F1/N Mice (Drinking Water studies) (TR-580)

http://ntp.niehs.nih.gov/ntp/htdocs/lt_rpts/tr580_508.pdf

雌のマウスとラットで肺がん、雌マウスで肝臓がん。雄マウスの肺がんの可能性

  • F344/NTac ラットと B6C3F1/N マウスでのテトラブロモビスフェノールA (CAS No. 79-94-7)の毒性試験とWistar Han [Crl:WI(Han)]ラットと B6C3F1/N マウスでのテトラブロモビスフェノールAの毒性及びがん原性試験(強制経口投与試験)(TR-587)

Toxicology Studies of Tetrabromobisphenol A (CAS No. 79-94-7) in F344/NTac Rats and B6C3F1/N Mice and Toxicology and Carcinogenesis Studies of Tetrabromobisphenol A in Wistar Han [Crl:WI(Han)] Rats and B6C3F1/N Mice (Gavage Studies) (TR-587)

http://ntp.niehs.nih.gov/ntp/htdocs/LT_rpts/TR587_508.pdf

雌ラットの子宮がんと雄マウスの肝臓がん。雄ラットの精巣腫瘍と雄マウスの血管肉腫と大腸腫瘍の可能性

その他

  • オーガニック食品がGMOにより引き起こされた自閉症を治すことができる?Dr. Ozのさらなるインチキ科学

Organic food can cure autism caused by GMOs? More ‘quack science’ from Dr. Oz

Kavin Senapathy | September 25, 2014 | Genetic Literacy Project

http://www.geneticliteracyproject.org/2014/09/25/organic-food-can-cure-autism-caused-by-gmos-more-quack-science-from-dr-oz/

Dr. Mehmet Ozの月曜日の番組は「医師が警告する新しいGMO殺虫剤」というものだった。Dr. OzはGMOが農薬耐性のためだけに作られていると過剰に単純化して説明し、最初のゲストとしてMoms Across Americaの創設者Zen Honeycuttを迎えた。彼女は「GMO食品だけではなくノンGMO食品にも殺虫剤が使用されている」と言い「GMOフリーだけではなくオーガニックにして農薬を避けなければならない」と言う。これは単に虚偽でオーガニックにも農薬は使われている。彼女はさらに息子が自閉症だったが民間検査室で息子の尿からグリホサートが欧州の8倍検出されたため6週間GMOフリーでオーガニックの食事にしたら自閉症の症状が無くなって尿のグリホサートも検出されなくなったという。これはナンセンスである。自閉症が完治するということは知られていない。自閉症の食事療法に科学的根拠のあるものはない。

さらにbreastcancer.orgの創始者で会長のMarisa Weiss MDを迎え、農薬が非ホジキンリンパ腫や甲状腺、生殖器に問題をおこしパーキンソン病になるという。Weiss医師は植物と動物が同じではないことを理解していない。例えばグリホサートはシキミ酸代謝経路に影響するがこの経路は動物にはみつかっていない。

Dr. Ozは我々は破滅に向かっていると主張し、EPAに農薬を認可しないよう求める申請に署名することを視聴者に要求した。

「農家の娘」blogを書いているAmanda Zaluckviはこれについて「(Moms Across Americaなどの)これらの団体による活動は、農家の雑草や害虫との戦いの武器を減らすことによって耐性の発生を助け、事態を悪化させるだろう。」と述べている。

私は農薬が100%無害だと言いたいわけではない。いつものように、リスクとベネフィットの評価が必要だ。Dr. Ozに賛同しないことを薦める。

(いろいろ略)

  • 肥満の青少年における体脂肪率と心代謝リスクマーカーに対する有酸素運動と筋力トレーニングあるいはその両方の影響

Effects of Aerobic Training, Resistance Training, or Both on Percentage Body Fat and Cardiometabolic Risk Markers in Obese Adolescents

Ronald J. Sigal, et al.,

JAMA Pediatr. Published online September 22, 2014

カナダの14-18才のBMIが95パーセンタイル以上の304人を有酸素運動トレーニング、筋力トレーニング、両方のトレーニング、運動は何もしない、に無作為割付。食事についてのカウンセリングは全てに対して行っている。結論としてどの運動も体脂肪とウエストを減らすのには有効。

(どんな運動が良いとかどの器具が効果的とか考える暇があったらどんな運動でもしたほうがいい、という割と普通の話。)

  • 反ワクチンの流行

Wall Street Journal

The Anti-Vaccination Epidemic

By Paul A. Offit

Sept. 24, 2014

http://online.wsj.com/articles/paul-a-offit-the-anti-vaccination-epidemic-1411598408

間違った保護者たちにより百日咳、おたふく風邪、はしかが復活してきていることは由々しい事態である

金持ちの地区がワクチン接種率が低い。ビバリーヒルズのKabbalah Children’s Academyでは57%の子どもがワクチンを接種していない。サンタモニカのWaldorf Early Childhood Centerでは68%である。この数字はチャドや南スーダンの率と同じくらいである。ただしビバリーヒルズやサンタモニカの保護者はワクチンは「ナチュラルではない」とみなしていて彼らの「ヘルシーなライフスタイル」には相容れないと考えていて彼らの非合理的な信念に喜んで応じる非主流派の小児科医を捜すのは簡単である。

  • 消費者庁

「株式会社ハーブ健康本舗に対する景品表示法に基づく措置命令」

http://www.caa.go.jp/representation/pdf/140919premiums_1.pdf

景品表示法違反

「あたかも当該製品を摂取するだけで、食事からのカロリー摂取を阻害し、特段の運動や食事制限をすることなく、容易に著しい痩身効果が得られるかのように示す表示 (下記参照) 」

(今までより踏み込んだ印象で、ダイレクトにカロリー摂取を阻害するとは書いてない。この方針でどんどんやれ〜)

2014-09-25

[]日本産輸入食品の放射能検査の結果

検査実査課/輸入食品政策課 

2014-09-19

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=25155

日本産輸入食品の放射能検査結果(2014.9.12.∼2014.9.18.)

2014-09-12

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=25091

日本産輸入食品の放射能検査結果(2014.9.5.∼2014.9.11.)

[]説明資料(「放射能漏れ福島の日本酒25トン流通」の記事に関連して)

輸入食品政策課 2014-09-11

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=25066

2014年 9月 10日YTN などが報道した 「放射能流出福島の日本酒25トン流通」内容について次のように説明する

食品医薬品安全処は放射能が微量検出された日本酒 2トンは全て2011年 3月に輸入されたもので, 放射能が微量でも検出された場合にはストロンチウムなどその他核種の検査成績提出が義務化された 2011年 5月以後は放射能が少しでも検出された酒が国内に輸入されたことはない

食薬処は福島近隣13県から輸入される食品については輸入の通関段階で日本政府が発行した放射能検査証明書と生産地証明書の提出を要求している。その他日本 34県からの輸入食品の場合には輸入時に生産地証明書を提出するようにしている。

同時に, 政府は日本産すべての食品に対しては毎輸入時製造日付別に放射能精密検査を実施している

[]加工食品に使用されている糖類の摂取量が増加する傾向 

栄養安全政策課 2014-09-23 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=25171&cmd=v

2010~2012年韓国国民の糖類摂取量分析結果発表

食品医薬品安全処は国民の総糖類摂取量が 1日総熱量に占める割合がすべての年齢で摂取勧告基準以内であることや加工食品からの糖類摂取量は乳児•青少年の場合勧告基準(*)を越すことがわかったと発表した.

* WHO 摂取勧告基準 : 加工食品からの糖類摂取量が 1日熱量の 10% 未満(2,000kcal 基準 50g 未満)

韓国民の 1日平均総糖類摂取量は 65.3g(‘12年基準, 1日総熱量の 13.4%)で ‘10年対比やや減少したが加工食品からの糖類摂取量は増加した.

韓国民の 1日平均総糖類摂取量 : (’10) 66.6g → (’12) 65.3g

韓国民の加工食品からの糖類摂取量 : (’10) 38.8g → (’12) 40.0g

韓国民は果物 14.4g(22.0%), 飲み物類 13.7g(21.0%), 原材料性食品(農•畜•水産物など) 7.9g(12.1%), パン•お菓子等 6.0g(9.2%), 砂糖及びその他糖類 5.8g(8.9%) などの順序で糖類をたくさん取っている

この調査は 3年間(‘10年~’12年) 国民健康栄養調査の食品摂取量資料を土台に ▲国民の糖類主要摂取源(13分類) ▲年度別, 年令別総糖類摂取量 ▲加工食品からの糖類摂取量を分析した.

〈国民の総糖類摂取量は 1日熱量の 20% 以内>

○国民の 1日平均総糖類摂取量(65.3g)が 1日熱量に占める割合は 13.4%で, すべての年齢で 20% 以下を維持した.

○ 年令別総糖類摂取量は 12~18歳(80.0g)が最も多く, その次は ▲19~29歳(70.9g) ▲6~11歳(69.6g) ▲30~49歳(68.4g) ▲50~64歳(62.6g) の順序だった.

1~2歳は牛乳(14.4g, 27.3%)からの糖類摂取量が一番多く - 3~5歳(12.7g, 21.3%), 6~11歳(12.1g, 17.4%), 30~49歳(15.8g, 23.1%), 50~64歳(20.1g, 32.1%), 65才以上(13.4g, 30.9%)は果物, - 12~18歳(20.7g, 25.9%), 19~29歳(19.2g, 27.1%)は飲み物から糖類を一番多く取っていた.

<加工食品からの糖類摂取量は長期増加>

○国民の加工食品からの 1日平均糖類摂取量は 40.0g(全体糖類摂取量の 61.3%)として去る 3年間加工食品の消費量は減少した一方加工食品からの糖類摂取量は増加した.

※ 加工食品摂取量 : ’10年対比 5.3% 減少, (’10) 697.7g → (’12) 660.8g

※ 加工食品からの糖類摂取量 : ’10年対比 3.1% 増加, (’10) 38.8g → (’12) 40.0g –

これはで飲み物類, 加工牛乳及び発酵乳, キャンデー•チョコレート•ガム等からの糖類摂取量が ‘10年対比それぞれ 1.4g(11.4%), 0.6g(23.1%), 0.7g(63.6%) 増加したためと分析される.

<乳児, 青少年で加工食品からの糖類摂取量が WHO 摂取勧告基準を超過>

○ 年齢別で見ると加工食品からの糖類摂取量は 3〜5歳(34.7g, 1日熱量の 10.5%), 12~18歳(57.5g, 1日熱量の 10.1%)が WHO摂取勧告基準(1日熱量の 10%)を超過し、 6〜11歳と 19〜29歳(どちらも 9.9%)で WHO 摂取勧告基準に近接した.

<性別/地域別/所得水準別で糖類攝取量に差>

○ 性別では男性(69.5g)が女性(61.0g)より糖類摂取量が多く、加工食品からの糖類摂取量は性別にかかわらず増加した.

・男性 ('10)43.9g → ('12)45.5g, 女性 ('10)33.7g → ('12)34.5g

○ 地域別では糖類摂取量は大都市(67.6g)が地方 (59.7g)より多い

○ 所得別では糖類摂取量は上位階層(73.9g)が下位階層(59.3g)より多い

食薬処はわが国民の 1日平均糖類総摂取量は外国に比べてまだ懸念水準ではないが, 子供と青少年の加工食品からの糖類摂取量が増加しているので体系的な糖類低減化政策を推進する計画だと発表した

[]空き瓶に何も入れないでください 

酒類安全管理企画団 2014-09-16

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=25114&cmd=v

食薬処はきれいなあきびん使用で酒類の異物発生を減らすため ‘あきびんに何も入れないでください’ キャンペーンを 9月 16日から 17日まで全国 5大都市で実施すると発表した.

このキャンペーンは資源のリサイクル及び環境保護のために焼酒, ビールなど酒類のあきびんをリサイクルしているが消費段階で楊枝, 吸殻などを入れると最終製品で異物の発生する原因になることがあるためあきびんをきれいにリサイクルするために行う

[]日本の水産物関連の日本側回答情報公開 

意見収斂検査実査課 2014-09-15

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=25107&cmd=v

政府は 2013年 9月日本福島周辺 8県水産物輸入禁止など 「臨時特別措置」と関連して日本政府に送った質問書と日本政府が提供した答弁書など資料の原文と翻訳文を公開すると発表した.

○ 政府は 2013年 7月福島原子力発電所汚染水流出に関連して日本の対応措置などに対する資料を 3回(‘13.8~9月) 提供され、 2013年 12月追加で 7分野 33項目に対して日本政府に資料を要請して提供受けた

○ 今回公開する資料は日本が提供した原文と一般人が理解しやすいように関係省庁が分担して翻訳した翻訳文で関係省庁*ホームページからダウンロードできる

関係省庁ホームページインターネットアドレス案内

食品医薬品安全処 : http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=976

外交部 : http://www.mofa.go.kr/news/pressinformation/index.jsp?menu=m_20_30

農林畜産食品部 : http://www.mafra.go.kr(政策広報→政策資料掲示板)

産業通商資源部 : http://www.motie.go.kr/motie/ne/rt/press/bbsList.do?bbs_cd_n=16

海洋水産省: http://www.mof.go.kr

原子力安全委員会 : http://www.nssc.go.k/nssc/notice/info_room_03.jsp

政府は日本産水産物の臨時特別措置に対して科学的安全性と国民の懸念を検討する計画である。

○ これのために消費者団体専門家を含む民間中心の専門委員会を構成して日本が提供した資料及び集めた国民の意見を分析して必要があれば日本現地点検及び韓日専門家調査などを経て日本産水産物の安全性に対して検討する計画

○ 臨時特別措置は世界貿易機構(WTO) 衛生及び植物衛生措置の適用に関する協定(SPS協定)によって科学的根拠が不十分な場合暫定的に輸入国ができる措置や合理的な期間内にその科学的妥当性を検討しなければならない

○ その間我が政府が日本政府に要請した事項に対して日本政府が関連資料を我が政府に提供したし臨時特別措置をした後 1年経過時点で日本産水産物 「臨時特別措置」に対して検討を実施しようとしている

○ 日本が提供した資料に対して質問事項や追加説明が必要な事項など意見がある団体または個人は 2014年 10月 10日まで意見書を提出するように

[]食卓を薄味に!健康に!

栄養安全政策課 2014-09-11

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=25069&cmd=v

食品医薬品安全処は 9月 11日ナトリウムを減らしたおいしくて元気な食習慣定着のための『ナトリウム減らす全国実践の日』の一環として「元気なスプーン,おはしデー」行事をソウル市と共同で開催すると発表した

[]「汚染油」による台湾産Chi Mei(奇美饺子)及び Sheng Hsiang Jen(盛香珍)食品のリコール

Recall of Chi Mei and Sheng Hsiang Jen food products from Taiwan due to “tainted oil”

22 September 2014

http://www.ava.gov.sg/NR/rdonlyres/9253E7B2-E57D-4992-982C-1304E73748D6/28394/foodalert_RecallofChimeiandShengHsiangJenduetotain.pdf

シンガポールに輸入されていた「汚染油」関連商品

製品の写真有り(餃子とクッキー)

[]ANSESの意見の英語訳

Sep 2014

  • 紅麹サプリメント

OPINION of the French Agency for Food, Environmental and Occupational Health & Safety on the risks associated with the presence of “red yeast rice” in food supplements

Maisons-Alfort, 14 February 2014

https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/NUT2012sa0228EN.pdf

  • ナフタレンの吸入

OPINION of the French Agency for Food, Environmental and Occupational Health & Safety on the development of TRVs for naphthalene by inhalation

Maisons-Alfort, 30 October 2013

https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/CHIM2009sa0345RaEN.pdf

[]マメから高濃度の農薬

High pesticide found in beans

September 24, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140924_161026.shtml

Smithfield Marketの白インゲン豆からカルボフランとクロルピリホスが1.4 ppm(規制値0.1 ppm)および0.032 ppm(規制値0.01 ppm)、エンドウ豆からカルボフランが4.4 ppm検出された。野菜の産地を追跡中。

[]消費者が「副作用」を報告するのを助ける新しいウェブサイト

New web service helps consumer reporting of 'side effects'

24 September 2014

http://www.tga.gov.au/newsroom/media-2014-consumer-reporting.htm#.VCOq-6TlpaR

消費者が副作用(有害事象)を報告するのを簡単にするための新しいウェブサイトを作った

世界的に副作用報告は過小であることが知られ、90-95%は規制機関に報告されていないと推定される。近年消費者からの有害事象報告も有用であるというエビデンスが増え、新しいウェブサイトで消費者からの情報提供をお願いする

パンフレット:医薬品やワクチンの有害事象を報告する

Brochure: Reporting adverse events to medicines and vaccines

http://www.tga.gov.au/consumers/problem-medicine-reporting-reactions-consumer.htm#.VCOsPaTlpaQ

メインは医薬品なのだがサプリメントの類も「補完医薬品」なので含まれる

(罰を与えるとか規制するためではない情報収集メカニズムは食品分野にこそ必要なのだが日本にはない。)

[]IARCは胃がんの多い国に予防対策をとるよう呼びかける

IARC calls on countries with high stomach cancer burden to act to prevent the disease France, 24 September 2014

http://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2014/pdfs/pr227_E.pdf

IARCの新しい報告書は胃がんの多い国に、国のがん対策計画に胃がんを含めてより多くのリソースを配分するよう強く薦める。

IARCの専門委員会はピロリ菌の除菌による胃がん予防の根拠を評価した。

報告書「Helicobacter pylori Eradication as a Strategy for Preventing Gastric Cancer」はIARCのウェブサイトから無料でダウンロードでき、その要約はJAMAに発表された。

胃がんは世界的にはがんによる死亡の3番目だがこれまであまり注目されてこなかった。我々は主要な原因がピロリ菌H. pyloriであり、抗生物質で治療できることを知っている。ハイリスク集団のスクリーニングと治療で胃がんを減らすことができるだろう。

無視されてきたがん

胃がんは特に中から低所得国でよく見られ、最も貧困な人々で多いが、予防のための公衆衛生対策は僅かな例外を除きほとんど行われていない。2012年は世界で100万人が新たに発症している。特に東アジアに多く半分は中国である。ラテンアメリカや東欧でも比較的高率が報告されている。

胃がんは進行してから発見されることが多く多くの地域で生存率が低い。このことががんによる死亡を3位にしている。

胃がん予防戦略としてのピロリ菌除菌

H. pyloriはIARCによりヒト発がん性があるグループ1に分類されていて胃がんの80%以上の原因と考えられている。いくつかの試験でH. pylori治療により胃がんの予防が示されているが不確実性は残る。専門委員会はH. pyloriの集団スクリーニングと治療の導入を検討すべきと薦めている

報告書

Helicobacter pylori Eradication as a Strategy for Preventing Gastric Cancer

http://www.iarc.fr/en/publications/pdfs-online/wrk/wrk8/index.php

JAMA

胃がん予防

Prevention of Gastric Cancer

Rolando Herrero et al.,

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1906623

(これはこれとして、何故胃がんの研究で日本がリードできないのかがとても不思議。胃検診の導入とそれなりの成果のせいでそれ以外の対策を怠った、あるいは世界のことなんて関心がないようにしかみえない。そして相変わらず胃がん大国のまま。高塩分のものだけを肴に酒をがぶ飲みするのをかっこいいことみたいに言うのやめればいいのに)

[]有毒毛虫 米国

Toxic caterpillars – USA

2014-09-22

http://www.promedmail.org/direct.php?id=2792414

Date: Tue 16 Sep 2014 Source: National Geographic [edited]

有毒「かつら」:米国で最も毒性の高い毛虫

米国東部で、毒性が高いが触りたくなる毛虫のための人々が病院送りになっている

ふかふか子猫毛虫furry puss caterpillar (_Megalopyge opercularis_)が増えている。

柔らかそうに見えるこの虫は毛の中に小さな毒のとげを隠し持っていて、刺されるとハチに刺されたような痛みを感じる。その痛みは急速に悪化し骨まで痛める。どのくらい傷つくかは刺された場所と棘が何本刺さったかによる。手を刺されたヒトは痛みが肩まで拡散して12時間続いたと言う。確立した治療法はないが刺されたらセロテープを貼ってはがすことでできるだけ棘を除去する

リンクに「最も可愛い有毒毛虫ベスト8」が

(他のはサボテンみたい)

[]肥満予防のためにTVを見る時間を減らそう、とNICEが言う

Behind the headlines

Watch less TV to prevent obesity, says NICE

Tuesday September 23 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Watch-less-TV-to-prevent-obesity-says-NICE.aspx

Guardianが「肥満対策としてテレビを見ない日を作ろう、と健康の専門家が強く薦める」と報道した。これはNICE(英国国立臨床研究所)による健康体重維持のためのガイドライン案の一連の新しい助言のうちの一つである。この見出しはTV(その他スマートホンなどその他の画面を見るもの)に集中しているが、職場には歩いていく、炭酸飲料を避ける、などの一連の行動をカバーしている。このガイドライン案は主に人々が減量や体重維持をするのを助ける立場の団体や職員向けのものである。現在この案にはパブリックコメントを受け付けている。

Maintaining a healthy weight and preventing excess weight gain among children and adults

http://www.nice.org.uk/guidance/indevelopment/gid-phg78/consultation

9月23日から11月4日まで意見募集

運動と食習慣。

TVについては画面を見るレジャーより身体を動かすレジャーを薦めるという文脈

食事はとにかくエネルギー摂取量を減らす、基本パターンは地中海食。テレビ見ながら食べたりしない。砂糖入り飲料は避ける。水か砂糖を入れないコーヒーやお茶、そして人工甘味料入りのダイエットバージョンの飲み物を。

炭水化物を一切食べないといったような極端なことはしない。特定の食べ物や特定の運動などでどうにかなるといった誤解はさせない。「健康的」な食品でもたくさん食べれば太る。夜食べたからといって総エネルギー摂取量が増えなければ健康体重は維持できる。など

(ネットのインチキ情報を見るくらいなら全く見ない方がはるかに「健康的」)

[]最新モニタリング結果

Latest Rolling Results

23 September 2014

http://www.pesticides.gov.uk/guidance/industries/pesticides/advisory-groups/PRiF/Latest+results+and+reports/latest-rolling-results

鞘付きマメ、ブドウ、ミルク、オクラ、ジャガイモの結果更新

インド産鞘付きマメ1検体がカルベンダジムのMRL 0.2 mg/kgを超過する0.3 mg/kg、キプロス産オクラのインドキサカルブがMRL 0.02 mg/kgを超過する0.03 mg/kg

[]ハンター向け狩猟肉供給ガイド

New Guidance for Hunters Supplying Wild Game

Wednesday, 24 September 2014

http://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/wild_game_24092014.html

FSAIは野生の獣をヒト食用に狩猟・加工するための新しいガイダンスを発表した。

欧州及びアイルランドの法では野生の獣を消費者に売るために狩る人々は食品事業者とみなされ、食品の安全性と衛生基準を満たすことを確保する必要がある。

ガイダンスはこのサイトからダウンロードできる

歯磨きのあと濯ぐべき?

Should You Rinse after Brushing?

by Berkeley Wellness | September 23, 2014

http://www.berkeleywellness.com/self-care/preventive-care/article/should-you-rinse-after-brushing

Q:歯を磨いた後濯ぐべきか濯がないべきか?矛盾する助言を聞いたことがある。ラベルにはフッ素入り練り歯磨きを飲み込まないようにと警告がある

A:最初に、最も重要なのは歯を磨くこと−少なくとも1日2回、適切な方法でフッ素入り練り歯磨きを使って。口の中にフッ素を多く残したければできるだけ少ない水で濯ぐべき。

口を濯ぐ水は少ないほうがいいという研究がいくつかある。例えばInternational Dental Journalに2013年に発表された研究では歯を磨いた後一回だけ濯いだ場合は3回濯いだ場合よりフッ素が多く残る。さらに良い方法は少量の水と練り歯磨きを混ぜた「スラリー」でリンスすることである。1996年のCaries Researchに発表されたスウェーデンの研究ではティースプーン1杯の水で作った練り歯磨きスラリーで1分間リンスした場合水で3回濯いだ場合より歯と歯の間のプラークのフッ素濃度が高かった。これは普通の歯磨きでは歯間を良く洗えないため実用的かもしれない。

他にフッ素の洗口液で濯ぐことも選択肢の一つである。ただしフッ素の入っていない洗口液は歯磨きのフッ素を洗い流すことに注意。

練り歯磨きを飲み込まないよう注意

[]警告文書

Warning Letters

  • Natural Solutions Foundation 9/23/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm416051.htm

「ドクターRimaが薦めるナノシルバー」各種製品が未承認医薬品

特にナノシルバーでエボラが予防・治療できるなどと宣伝。エボラだけではなくあらゆる病気に効くのにCDCやWHOが隠している等と主張している

FTCと共同の警告

(ご丁寧に日本語で紹介している人がいる

ttp://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51934795.html

すごいな。嘘しか紹介しないという主義なんだろうか?)

  • dōTERRA International, LLC 9/22/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm415809.htm

各種エッセンシャルオイルが感染症やがんなどに効くという宣伝が未承認医薬品

さらにTwitterでエボラの予防や治療にと書いている

  • Young Living 9/22/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm416023.htm

各種エッセンシャルオイルがエボラウイルスに有効と宣伝

Facebook、Twitter、Pinterestについても違法

  • West Coast Laboratories Inc 9/15/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm414788.htm

サプリメントからFDAの検査で表示されていない医薬品成分が検出された

Super ArthGold:クロルゾキサゾン、インドメタシンピロキシカム

Pro ArthMax:クロルゾキサゾン、ジクロフェナック、インドメタシン、イブプロフェン、ナプロキセン、ネフォパム

  • Superior Cattle Feeders LLC 8/20/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm414509.htm

食用として販売された去勢雄牛の残留動物用医薬品デスフロイルセフチオフル

[]「私の健康な家族」:EU 4地域で野菜や果物摂取を促進するプロジェクト開始

“My healthy family”: Project to promote the consumption of fruit and vegetables launches in 4 EU regions

23-09-2014

http://ec.europa.eu/dgs/health_consumer/dyna/enews/enews.cfm?al_id=1533

[]ECHI-欧州コア健康指標

ECHI - European Core Health Indicators

http://ec.europa.eu/health/indicators/echi/list/index_en.htm

健康寿命や平均寿命などいくつかの指標更新

[]RASFF Week38-2014

警報通知(Alert Notifications)

ベトナム産冷凍エビの禁止物質クロラムフェニコール(0.57 µg/kg)、スペイン産カカオ豆粉のベンゾ(a)ピレン(25.5(原料);21.8 (低脂肪ココア粉中) µg/kg)及び多環芳香族炭化水素(124.6(原料);105.06 (低脂肪ココア粉中) µg/kg)、オランダ産子豚用補完飼料のセレン高含有(13,6 mg/kg)、マレーシア産生鮮ナスのオメトエート(0.32 mg/kg)及び未承認物質カルボフラン(0.01 mg/kg)、ベルギー経由ルーマニア産チルド馬肉のカドミウム(0.51 mg/kg)、ベルギー産生鮮エンダイブのピラクロストロビン(1.49 mg/kg)、ベルギー産カブのクロルピリホス(1.3mg/k /25g)、マレーシア産パパイアのメソミル(0.061 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

中国産ステンレス製ナイフからのクロムの溶出(0.7 mg/kg)、スウェーデン産食品サプリメントの未承認物質β-フェニルメチルアミン、オランダ産ジャガイモのホスチアゼー ト(0.062 mg/kg)、インド産冷凍生エビの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)フラゾリドン(AOZ) (1.4 µg/kg)、スペイン産冷凍全マグロのヒスタミン(3414; 3251; 3698 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

ポーランド経由米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分3,3'-ジインドリルメタン(DIM)・新規食品成分ギムネマ・シルベスタ・新規食品成分オオバナサルスベリ及び未承認物質ビンポセチン・エボジアミン・クエン酸ホウ素、オランダ産食品サプリメントの未承認アスパラギン酸カリウム・未承認物質ケイノコズチ・スーパーオキシドジスムターゼ、デンマーク経由中国産カボチャの種のマラチオン(0.049 mg/kg)及び未承認物質イソフェンホスメチル(0.076 mg/kg)、チェコ共和国産輪切りパイナップル缶のスズの溶出(320 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

中国産緑茶のアントラキノン(0.041; 0.053 mg/kg)、中国産穴あきスプーンからの一級芳香族アミンの溶出(アニリン: 0.96; 26.42; 13.92 - 4,4´-MDA: >40,00 µg/kg)、ナイジェリア産オイルシードのクロルピリホス(0.09 mg/kg)・シハロトリン(0.08 mg/kg)・未承認物質ジクロルボス(0.08 mg/kg)、エジプト産チルドアメリカチヌの水銀(1.6 mg/kg)、中国産ブロッコリーのジフェノコナゾール(2.1 mg/kg)、イラン産ピスタチオのアフラトキシン(B1 = 57.5 µg/kg)、インド産冷凍生の皮をむいて背ワタを取った尾付きエビの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)フラゾリドン(AOZ) (> MRPL) 、その他アフラトキシン等多数

[]トピックス:動物の福祉

Animal Welfare

http://www.efsa.europa.eu/en/topics/topic/animalwelfare.htm

(日本では考慮してないけれど情報として。考え方。

文化が違うのだが魚の福祉というのがあって殺し方に注意しないと和食推進どころではない。欧州の人に活き造りとかやるとかなりまずい)

[]規制対象製品の申請に電子申請導入

Electronic submissions introduced for regulated product applications

24 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140924.htm

食品添加物や飼料添加物、酵素、健康強調表示などについてCD ROMやUSBでの申請が可能になった

[]EFSAの科学的意見をより透明に

Making EFSA scientific opinions more transparent

23 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140923.htm

EFSAの科学委員会による新しいガイダンスはEFSAが科学的評価をする時のデータや方法、推定などについてより透明性を高めるのに役立つだろう。この文書は2003年のガイダンスを更新しさらに可能な限りEFSAの各委員会による意見の内容や構造を一致させるようにしたものである。

  • EFSAの科学的意見及び声明の構造と内容に関するガイダンス

Guidance on the structure and content of EFSA’s scientific opinions and statements

EFSA Journal 2014;12(9):3808 [10 pp.]. 23 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3808.htm

欧州食品安全機関(EFSA)は、EFSAの科学的委員会とパネルを横断して実行されるようEFSAの科学的意見及び声明の構造と内容を見直すガイダンス文書を準備するよう科学的委員会に求めた。その成果。

(意見案のテンプレ)

その他

  • ハツカネズミとメディア:疑わしい甘味料の研究への騙されやすい反応

International Food Information Council国際食品情報協議会

Food Insight

Of Mice and Media: A Credulous Response to an Iffy Sweetener Study –

By Matt Raymond (USDAの広報官などを務めたコミュニケーションの専門家)

| Sep 18 2014 Last updated Sep 22 2014 –

http://www.foodinsight.org/blogs/mice-and-media-credulous-response-iffy-sweetener-study

まとめ

・9月17日にNatureに人工甘味料と体重増加や糖尿病につながる可能性のある状態との関連の可能性を示す研究が発表されたがこの研究にはたくさんの欠陥がある

・いくつかのより質の高い研究で人工甘味料を使って食生活を管理することのポジティブな効果が示されている

・この話のメディア報道は、最も信頼できない研究に最も多く注意を払うといういつものパターンだった

またいつものことだ。疑わしい研究から飛躍のあることを発表した研究者がいて、多くのメディアが報道する。聞いて欲しい。これは長いが重要な記事である。

9月17日にNatureに発表されたノンカロリー人工甘味料(NAS)と耐糖能異常の関連を示したと主張する研究について、基本は多くのこれよりはるかに信頼できる研究が逆のことを示していて、この研究は多分間違っているということだ。

イスラエルのWeizmann科学研究所のEran Elinav博士らの研究では、20匹のマウスを5群に分けていて−一つは水、一つは砂糖水、残り三つはサッカリンアスパルテームスクラロース入りの水を与えている。つまり1群4匹である。

(中略)

この研究についてある専門家は甘い以外に何の共通点もない化学的に異なる物質をひとまとめにするなど化学者が参加していないことを指摘し、他の専門家はこの研究は甘味料が有害だという「十分な根拠」にはならないと指摘する。著者らは「人工甘味料の監視されない大量消費は再評価が必要」」というが甘味料の使用が全く監視されていないというのは単純に虚偽である。低カロリー甘味料は事前に評価され監視されている。

この研究は「肥満の増加が低カロリー甘味料の使用量増加と同時におこっている」と結論しているが"Coincides一致している"という単語を選択したことは興味深い。

圧倒的科学的事実は何を言っているか?例えば(論文紹介)

体重増加に関連する食物はたくさんあるがダイエットソーダではない。

(さらにマウスの実験はどれだけヒトに当てはめられないかについての論文紹介)

動物実験に意味がないのではなく、限界があるということである。

たくさんのメディア報道のうちいくつかは研究の限界について言及していたがテレビなどではこのニュースでNASを避けることにしたと主張する「いわゆる専門家」を紹介していた番組もある−そのような行動の負の影響には全く触れずに。

こんなふうにメディアが特定の胡散臭い研究だけを大々的に報道するのは例外的だと思う?そうではない。PLoS Oneに発表された2004年の研究では「医学雑誌のメディア報道:最良の論文がニュースになるか?」ではこれに答えようとした。答えはノーである。簡単に言うとメディアには「システム上のバイアス」があり、信頼できない研究の方がより多く報道される。「ヒトがイヌを噛んだ」ことが売れるのだ。たくさん食べるヒトが太るという事実を確認した研究はニュースとしての価値がない。

報道関係者に蔓延している「単一研究シンドローム」と胡散臭い科学の方が好きだという傾向がメディアを蝕んでいる。もう少し疑った方が良い。

(コミュニケーションの専門家という視点から。日本にはこういう人が少ない。)

Soda Makers Coca-Cola, PepsiCo and Dr Pepper Join in Effort to Cut Americans’ Drink Calories

By STEPHANIE STROMSEPT. 23, 2014

http://www.nytimes.com/2014/09/24/business/big-soda-companies-agree-on-effort-to-cut-americans-drink-calories.html

火曜日の第10回クリントングローバルイニシアチブにおいて米国の肥満危機対策のために三大炭酸飲料企業が砂糖入り飲料のカロリーを減らす誓約をした。ビル・クリントン前大統領は電話インタビューに答えて「これは一部では年に数ポンドの減量につながる。特に低所得層では砂糖入り飲料由来のカロリーが子どもの一日の摂取量の半分以上になることもある。平均的消費者では一日のカロリーの約65である。」と述べた。これらの企業は2025年までに20%カロリーを減らすとした。ゼロあるいは低カロリー飲料を増やすと同時にサイズを小さくし、消費者に飲料から摂取するカロリーを減らす教育をする。

砂糖入り飲料の販売は既に低下傾向で健康推進者たちはこの請願を単なるマーケティング戦略とみなしている。誓約をしなくてもカロリーを減らさざるを得なくなるのは既定路線だから。

ビル・クリントン前大統領は2004年に心臓手術をする前はコーラを毎日飲んでいたが手術後は食生活を変え水やアイスティーを主に飲むようにしている。しかし30カロリーのスポーツドリンクも好き。

  • 美味しいあるいは依存性?中華レストランは芥子入り麺を提供

CNN

Tasty or addictive? Chinese restaurant serves noodles laced with opium poppy

September 24, 2014

http://edition.cnn.com/2014/09/24/world/asia/china-noodles/

陝西省の麺販売者が、客がまた来るように粉末にした芥子を入れていたことを認めた、と中国メディアが報道している

オーナーはこの物質を8月に600元で2kg購入したという。

発覚したのは食べて間もない26才の男性が車を運転していて警察に止められ、薬物検査を受けたため。

麺を食べて薬物依存になることはありそうになという。皿に中国では芥子を食品に加えることはそれほど珍しいことではない。

  • 食品への罪悪感が流行している、臨床心理学者が警告

ABCニュース

Food guilt an epidemic of our times, clinical psychologist warns

http://www.abc.net.au/news/2014-09-25/food-guilt-the-epidemic-of-our-times/5767356

オーストラリア臨床心理学会のLouise Adamsが、これがいいとかあれがいいとかいうダイエットの「津波」が、何を食べても何かしらの罪悪感を覚えるようにしている、という。誰と何を食べても誰かのルールに従ったりあるいはルールを破ったりあるいは罪悪感を感じたりせずにはいられない。食事の時には何を食べるかについてがいつも話題になり、どの教祖に従うかで罪が決まる。我々はあまりにも混乱していて何を信じて良いのかわからない。

人々は「いつも悪い食品を選んでしまう」ことを心配している

Ms Adamsはどのくらいお腹がすいているのか、自分の身体に聞け、という。100%正しい、完璧な食生活でなければならないなどということはない。食べ物を楽しみながら健康体重を維持できる

  • 先生が不健康なランチボックスに文句を言うようになる

Teachers to tell off parents for unhealthy lunchbox choices

September 25, 2014

http://www.9news.com.au/national/2014/09/25/09/50/teachers-to-tell-off-parents-for-unhealthy-lunchbox-choices

シドニーの学校では先生が宿題だけでなくランチボックスもチェックする。ノース・シドニー・デモンストレーション・スクールは生徒や保護者に教育することでジャンクフードとの戦いの先頭を走っている。健康対策として子どもが家から砂糖の多い食品を持ってきたら保護者と対抗することになる。校長はランチボックスにチョコレートバーやポテトチップスの袋が入っていたら親に対してこれらは薦められないと個人面談をすることになる、という。保護者は歓迎している。

コメントたくさんついてる

(手作りパウンドケーキとかダメという話?日本にも飴一つ許さない学校はあるらしいけれど。)

  • パーソナライズドゲノム医療と出産前遺伝子検査

JAMAエディトリアル

Personalized Genomic Medicine and Prenatal Genetic Testing

Siobhan M. Dolan

JAMA. 2014;312(12):1203-1205

出産前遺伝子検査技術が急速に進歩している割に女性の態度への理解はそれほど進んでいない。JAMAの今号で妊娠女性に遺伝子検査に関する情報を与えられた上での意思決定を促進するための介入を行った結果が発表された。通常のケアを受けた女性353人に比べて、遺伝子検査の関連情報を提供された群(357人)は侵襲的検査をしない(5.9% vs 12.3%)あるいは遺伝子検査そのものをしない (25.6% vs 20.4%)率が高かった。情報をより理解した女性が侵襲的出産前遺伝子検査をしない可能性が高くなるということは重要で、これは情報が多ければ多いほどよいという想定に矛盾する。理想の出産前遺伝子検査は流産のリスクがなく多くの良くある病気についての診断に役立つ情報を提供するものであるが現在そのような検査は存在しない

Kuppermann M, Pena S, Bishop JT, et al. Effect of enhanced information, values clarification, and removal of financial barriers on use of prenatal genetic testing: a randomized clinical trial. JAMA. doi:10.1001/jama.2014.11479.

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1906614

オープンアクセス

(遺伝子検査って知れば知るほどやりたくなくなるよね。金儲けしたい人たちに騙されるだけというか)

2014-09-22

[]オランダ飲料水供給の需要カバー2015-2040

Demand coverage Dutch drinking water supply 2015-2040

2014-09-22

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2014/september/Demand_coverage_Dutch_drinking_water_supply_2015_2040

オランダの10の水企業は今後25年の需要をまかなう能力がある。しかしながら水源の汚染や気候変動、環境政策の変化などの外部要因により飲料水として供給できる量が減る。

[]保健省は新しい農場から就学前児童へ計画を開始

Health Department Launches New Farm to Preschool Program

September 17, 2014

http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2014/pr036-14.shtml

安価な地元産農産物を保護者や子どもや地域住民に

週に一回11カ所で保護者や幼稚園などの職員、地域住民が7-10種類の生鮮作物の入った箱を10-12ドルで買うことができるというプログラム。

[]台湾ポークスナックリコール

Taiwan pork snacks recalled

September 19, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140919_202414.shtml

食品安全センターは台湾のTzu Wei Chen Foodが基準を満たさないラードを使って作った3種類の豚肉製品を食べないように消費者に伝える。製品はTzu Wei Chen's Fried Pork Fibers, Tzu Wei Chen's Fried Pork Fibers with Seaweed,および Tzu Wei Chen's Black Hog Fried Fibers with Anka。

センターが台湾当局からChang Guann社のラードを使った製品で香港に1000缶が輸出されたことを通知された。

[]ワクチン有害事象、致死 シリア(第2報):筋弛緩剤

Vaccine adverse event, fatalities - Syria (02): (ID, DY) muscle relaxant

2014-09-20

http://www.promedmail.org/direct.php?id=2790839

Date: 19 Sep 2014 Source: The Daily Star (Lebanon) / Reuters [edited]

WHOが2014年9月19日に、はしかワクチンに間違って筋弛緩剤が混入されたようで、シリアで今週15人の子どもが死亡したと言った。記憶にある過去最大の悲劇とした。破壊活動の可能性が完全に排除できないために調査が終了するまで予防接種キャンペーンは一時停止。ワクチンは希釈剤と一緒に粉末の形でシリアに送られ、保管された。この希釈剤は筋弛緩剤Atracuriumと同じ冷蔵庫で保管されていて、ワクチンの希釈に筋弛緩剤が使われた。筋弛緩剤は手術の麻酔に使われるもので体重に応じて作用するため死亡したのは全て2才以下の子どもである。ワクチン製造業者のミスではない。WHOと UNICEFはワクチン接種を支援しているがこの地域が紛争下で安全に問題があるため直接関与していない。僅かに意図的である可能性が残る。

[]母親は赤ちゃんに母乳を与えることについて「恥じる」

Behind the headlines

Mums 'feel shame' about how they feed their babies

Friday September 19 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Mums-feel-shame-about-how-they-feed-their-babies.aspx

Mail Onlineが「国際研究によると母親は公共の場で母乳を与えることについて無視されているあるいは恥ずかしく感じさせられている」と報道した。しかし同じ研究がほ乳瓶でミルクを与える母親は批判されがちであると感じていることも発見している。この研究はイングランド北西部の少数の母親に乳児にミルクを与えることについてのインタビューとグループディスカッションを行った。テーマは母乳の母親とミルクの母親の両方が感じている恥ずかしさである。例えば公共の場で母乳を与えたら他人からどう見られるかが心配だし一方ミルクを与えれば何故母乳を与えないと批判されるのではと心配する。これはたった63人の女性を対象にした小規模研究であるが母乳を与えることが一部の女性にとってどんなふうに情動的地雷源であるかについての知見を提供する。専門家は母乳にしてもミルクにしても母親たちが感じる恥ずかしい気持ちと戦うのを助けるための効果的方法を見つける必要がある。

(何かを薦めるのに別の選択肢を不当に貶めるやり方って害悪しかない。母乳でもミルクでも、赤ちゃんが健やかに育つことが一番大切。)

[]FTCは40万以上の苦情記入用紙をLeanSpa詐欺の被害者である可能性のある人たちにメールする

FTC Mails More Than 400,000 Claim Forms to Possible Victims of Alleged LeanSpa Scam

September 19, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/ftc-mails-more-400000-claim-forms-possible-victims-alleged

FTCは減量するという詐欺的宣伝で販売されたサプリメントLeanSpaを購入してお金を失った可能性のある消費者に449044件の苦情報告用紙を送信する。この書式はどの消費者に返金すべきかを決めるのに使う。FTCは2011年12月にLeanSpaの販売業者をニセのウェブサイトで消費者にアサイーベリーや大腸洗浄減量用製品を販売したことで訴え、2014年1月に虚偽の宣伝中止と5.7-7百万ドルの消費者への返金で合意した。もしLeanSpaを購入したのにFTCからのメールが届いていない場合には以下の連絡先に連絡するように。

[]FDAはFSMAの提案をより柔軟で標的を絞ったものにするための提案を求める

FDA Seeks to Make FSMA Proposals More Flexible, Targeted

September 19, 2014

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm415132.htm

FDAは2013年に提案した食品安全近代化法FSMA履行のための4つの規則の変更を提案している。変更内容には農業用水の安全性基準についての柔軟性を高めることや未熟堆肥の安全性研究、海外供給業者の安全性認証などで、官報告知後75日間意見を受け付ける。

また改訂案についての公聴会を2014年11月13日に開催する。

[]FVO査察報告書

  • キプロス―生きた動物と動物製品の残留物質及び汚染物質のモニタリングと動物用医薬品と抗コクシジウム薬に関する管理評価

CY Cyprus - evaluate controls on veterinary medicinal products and coccidiostats and the monitoring of residues and contaminants in live animals and animal products

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7028

2014年2月18-25日にキプロスで行われた査察。概ねEU指令に従っているが、いくつか改善の余地がある。

  • 英国――油、脂肪、それら由来製品を含む飼料チェーンのハザード同定とリスク管理対策の評価

GB United Kingdom - evaluate measures in place for the identification of hazards and management of risks along the feed chain, including for oils, fats and products derived thereof

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7036

2014年1月20-30日に英国で行われた査察。前回の査察と比べて著しく進歩している。

  • イタリア―油、脂肪、それら由来製品の製造、保管、輸送、ダイオキシンテストの特定要件の実施評価

IT Italy - evaluate the implementation of the specific requirements for production, storage, transport and dioxin testing of oils, fats and products derived thereof

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7037

2014年2月18-27日にイタリアで行われた査察。概ね効果的であるが、検査用の包括的チェックリストが採用されていない、ダイオキシンの分析結果を出すのに時間がかかるなどまだ進展の初期段階である。

  • インド―水産物

IN India - Fishery products

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7136

2014年3月3-14日にインドで行われたEU輸出用水産物の健康状態を評価するための査察。これまでに承認された水産場がとても少なく、最近認可された2つの施設もEU指令に完全に沿っているわけではない。概して査察で訪れた加工場の状態はよい。水産物の分析をする研究所では、いくつかの汚染物質の確認に欠点がある。不適格な水産物はEUへ輸出されない保証が公的管理不足により損なわれている。

  • アイルランド―水産物

IE Ireland - fishery products

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7129

2014年5月6-16日にアイルランドで行われた査察。いくつか欠点があるものの、EU指令と法律に基づき適切に管理されている。

[]アバメクチンの既存MRLレビューについての理由付き意見

Reasoned opinion on the review of the existing maximum residue levels (MRLs) for abamectin according to Article 12 of Regulation (EC) No 396/2005

EFSA Journal 2014;12(9):3823 [84 pp.]. 17 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3823.htm

さらなる検討が必要。

[]白菜のフルオピコリドの既存MRL改訂についての理由付き意見

Reasoned opinion on the modification of the existing MRL for fluopicolide in Chinese cabbage

EFSA Journal 2014;12(9):3822 [20 pp.]. 17 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3822.htm

提案された使用量は消費者の健康リスクを引き起こしそうもない。

[]「調査捕鯨」についての決定−専門家の反応

SMC

‘Scientific whaling’ decision – experts respond

September 19th, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/09/19/scientific-whaling-decision-experts-respond/

国際捕鯨委員会(IWC)が日本の調査捕鯨計画を制限する決議をした。しかし日本代表はそれでも行うと言っている。

スロベニアでの4日間の会議で、委員会はニュージーランドによる、鯨についての科学研究に殺さない代わりの方法を検討することを求め、調査捕鯨計画をさらに制限する提案を可決した。賛成35、反対20、保留5だった。

先にオーストラリアがニュージーランドの支持を得て日本の捕鯨は科学ではないと国際司法裁判所(ICJ)に訴え、ICJは日本の調査捕鯨が科学的ではないと3月に判決を下している。この判決文も提案に添付された。

この決議を受けて日本は許可がないまま2015年から新たな捕鯨を開始すると発表した。

この発表にニュージーランド代表は残念だと語った。

SMCは以下の専門家のコメントを集めた

オークランド大学沿岸海洋科学共同大学院Rochelle Constantine博士

日本が南洋で捕鯨を続けIWCによる評価に合意しないという発表は残念だが驚くべきことではない。ICJは日本の調査捕鯨研究JARPAIIの欠点を明確に指摘しているが、日本政府はこの決定を別の意味に解釈している。日本の鯨科学者は鯨の食事や生殖や生態系への影響などの疑問に答えるために殺さなければならないという説得力のある根拠を全く提供していない。ニュージーランドを含む10ヶ国の共同研究ではテレメトリーや生検、音や写真による個体識別と検体の分析によりたくさんの答えが得られることを明確に示している。SORP研究プロジェクトの科学者は日本に殺さない方法での研究を強く薦めている。

日本の2014-2015捕鯨計画が研究を偽装して不必要な鯨を殺すことになるだろう。

Victoria University of Wellington法学部上級講師Joanna Mossop,

今年3月にICJは日本が科学研究計画の基準に従っていないことを発見している。裁判所の決定が何を意味するのかを確認するのが重要だろう。科学研究のために殺してはいけないと言っているのではない。IWCの議決も加盟国を縛ることはできない。日本の捕鯨計画が科学的ではないと判断すればまたICJに判断を仰ぐことになるであろう。計画次第ではICJが今度は日本を支持するかもしれない。しかしICJはIWCによる捕鯨に関する論争を仲介する羽目になっていることを嫌がっている。

オタゴ大学動物学部Liz Slooten准教授

同じ会議でニュージーランドはマウイのイルカを十分保護していないと批判されている。これは国際的主張と自分の領海での行動が矛盾していることを強調する。ニュージーランドが南洋の数万頭のミンク鯨を守りたいと思うことを批判する国は日本以外はないだろうが、同じ国がたった55頭のニュージーランドにしかいないマウイのイルカをあまり守っていないことに驚くだろう。マウイのイルカは絶滅危惧にある。イルカの主な死因は漁網であり、避けられる。

(日本は「科学」を言い訳にしてるはずなのに国内報道は食文化どうこう一色で、そんなんだから支持されないのは当然。あきれる。)

その他ニュース

  • AVONからDirect Selling Association (DSA,訪問販売協会)への公開文書

September 12, 2014

http://www.mlmwatch.org/04C/avon/dsa_withdrawal.pdf

DSAの活動や倫理基準がマルチの勧誘メインになっていてAVONは商品を届けたいだけなので脱退するという文書。DSAの加盟企業であるハーバライフが悪評高く現在規制機関の調査対象になっているので同類とみなされて評判を落とすことを避けたと考えられる。

  • Wakefieldの名誉毀損訴訟棄却支持

Dismissal of Wakefield libel suit upheld

Consumer Health Digest #14-35  September 21, 2014

http://ncahf.org/digest14/14-35.html

Dr. Andrew WakefieldによるBMJとBrian Deerに対する名誉毀損訴訟が下級審で却下されたことを上訴していた件でまた却下支持

TEXAS COURT OF APPEALS, THIRD DISTRICT, AT AUSTIN

Dr. Andrew J. Wakefield, MB, BS, Appellant

v.

The British Medical Journal Publishing Group, Ltd.;

Brian Deer; and Dr. Fiona Godlee, Appellees

September 19, 2014

http://www.casewatch.org/foreign/wakefield/libel_suit/appeal_opinion.pdf

詳細はBrian Deerのサイトで

Disgraced ex-doctor fails in his fourth attempt to gag media

http://briandeer.com/solved/slapp-introduction.htm

報道を萎縮させるための訴訟。これで4回目の失敗。今回は裁判所は訴訟費用を弁済することを命じている

Here's how much caffeine is in every single Starbucks drink

9/18/2014

http://www.thrillist.com/drink/nation/caffeine-in-starbucks-drinks

あまりにもたくさんのメニューがあるのでハンディチャートを作った

グランデサイズ1杯につき

FEATURED DARK ROAST 330 mg

CLOVER BREWED COFFEE 330 mg

PIKE PLACE ROAST 330 mg

CAFFE AMERICANO 225 mg

CAFFE MOCHA 174 mg

SALTED CARAMEL MOCHA 174 mg

ICED COFFEE 165 mg

ESPRESSO FRAPPUCCINO 165 mg

以下

MOCHA 150 mg

ESPRESSO 75 mg

HOT CHOCOLATE 25 mg

CHOCOLATE SMOOTHIE 15 mg

・・・

CALM BREWED TEA 0mg

など

参考までにRedBullは1缶83 mg、5-Hour ENERGYは215g

(どうでもいいカテキンとかより飲料のカフェイン表示は欲しいと思うんだが)

  • 気候変動の健康リスク:今やるか後にするか

Health risks of climate change: act now or pay later

Andy Haines et al.,

The Lancet, Volume 384, Issue 9948, 20–26 September 2014, Pages 1073-1075

気候変動は特に貧しい国や地域に大きな影響を与える

化石燃料を燃やす量を減らすことが二酸化炭素の排出と粒子状物質の量を減らすことで健康に大きく寄与する

エディトリアル:気候変動と健康−言葉ではなく行動を

Climate change and health—action please, not words

The Lancet, Volume 384, Issue 9948, 20–26 September 2014, Pages 1071

2014-09-19

[]ASA裁定

  • ASA Adjudication on Love Taste Co

17 September 2014

http://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2014/9/Love-Taste-Co/SHP_ADJ_272592.aspx#.VBu9qqTlpaQ

スムージーの作り方のCMで、フルーツジュースを使うので「1日5単位の野菜や果物」のうち2.5単位摂れる、と宣伝。政府のガイドラインではフルーツジュースは最大でも1日1単位にしかならずその場合でも100%ジュースに限定しているので誇大広告。

  • ASA Adjudication on Jiggle Fit Ltd

10 September 2014

http://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2014/9/Jiggle-Fit-Ltd/SHP_ADJ_271055.aspx#.VBu-06TlpaQ

運動用器具の「10分でジムのトレーニング1時間に相当し300カロリー以上燃やす」という宣伝に根拠がない。言い訳が「ほかの似たような製品もそう宣伝している」で他社製品のウェブサイトを提示。

  • ASA Adjudication on Kellogg Marketing and Sales Company (UK) Ltd

10 September 2014

http://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2014/9/Kellogg-Marketing-and-Sales-Company-UK-Ltd/SHP_ADJ_248131.aspx#.VBu_mKTlpaQ

ニュースペシャルKマルチグレインポリッジの「ほとんどのポリッジより少なくとも30%脂肪が少ない」という宣伝について、企業の提示した調査は不十分でさらに消費者が実際に食べる場面を想定するとミルクを加えることが多く、その場合差は小さくなる。

[]抗生物質耐性細菌と戦うための大統領行政命令と国家戦略についてのFDAの見解

FDA’s Take on the Executive Order and National Strategy to Combat Antibiotic-Resistant Bacteria

Posted on September 18, 2014 by FDA Voice By: Margaret A. Hamburg, M.D. -

http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2014/09/fdas-take-on-the-executive-order-and-national-strategy-to-combat-antibiotic-resistant-bacteria/

ホワイトハウスが抗生物質耐性細菌と戦うための大統領行政命令と国家戦略を発表し、これにFDAは重要な役割を果たす。

(臨床の話が多いが畜産分野での賢明な使用も含む)

[]女性の健康改善の20年: 1994 – 2014

20 Years of Improving Women’s Health: 1994 – 2014

Posted on September 18, 2014 by FDA Voice By: Margaret A. Hamburg, M.D. - http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2014/09/20-years-of-improving-womens-health-1994-2014/

FDAの女性の健康オフィスが20周年を迎えることを祝福する。

これまで「お母さんになる予定の人のための食品安全」などを女性のためのウェブサイトやソーシャルメディアを介して情報提供してきた。

[]国のアルコール政策と対応に関する委員会

Committee on National Alcohol Policy and Action

http://ec.europa.eu/health/alcohol/events/ev_20140617_en.htm

18 September 2014

2014年6月17-18日の第14回会合の要旨掲載

若年飲酒と暴飲が課題

[]食品安全説明会開催

Food safety briefing held

September 18, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140918_202852.shtml

食品安全センターは台湾の「基準に満たないラード」事件を受けて発行した食品安全指令や命令について食品事業者向けの説明会を開催する

記録の保持や緊急用のホットライン開設などを求める。一部の事業者は指令に従うのが困難だと言っている

[]中国医薬品捜査開始

Chinese medicine probe launched

September 18, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140918_184256.shtml

Sham Shui Poで営業していた登録中医が違法薬物所持で捜査中。病院局からの情報で、この中医にかかった湿疹患者が処方されたA1と表示された黄色がかったクリームから、プロピオン酸クロベタゾールが検出された。

[]リシン 米国(第6報):(ワシントン、PA)粉末

Ricin - USA (06): (Washington DC, PA) powder

2014-09-18

http://www.promedmail.org/direct.php?id=2782743

Date: Mon 15 Sep 2014 Source: WJLA.com, Associated Press (AP) report [edited]

2014年9月15日、ワシントンの連邦裁判所で、ジョージタウン大学の元学生が寮の部屋にリシンを所有していた罪を主張された。もし裁判所がこれを認めれば1-2年の服役。

[]チョークベリー抽出物は「膵臓がんの化学療法の効果を強める」

Behind the headlines

Chokeberry extract 'boosts pancreas cancer chemo'

Thursday September 18 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Berries-boosts-chemo-for-pancreatic-cancer.aspx

BBCニュースが「北米原産のワイルドベリーががんの治療法を強力にするのに役立つかもしれない」と報道した。膵臓がん細胞を使った実験室での研究でチョークベリー抽出物が膵臓がんの化学療法の効力を上げるのに役立つかもしれないことがわかった。ゲムシタビンにチョークベリー抽出物を加えると薬剤単独よりがん細胞の増殖を抑える効果が強くなった。しかしこの実験室での結果が現実の状態でおこるかどうかは不明で、さらなる研究が行われるだろう。現時点では膵臓がん患者はチョークベリー抽出物やサプリメントの使用を考えるべきではない。「ハーブレメディ」は決して安全だろうと考えてはならない、一部のものは化学療法剤と予期せぬ相互作用をする。

[]人工甘味料は糖尿病リスクを上げるか?

Do artificial sweeteners raise diabetes risk?

Thursday September 18 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Do-artificial-sweeteners-raise-diabetes-risk.aspx

Guardianが「人工甘味料は糖尿病を促進するかもしれないと科学者が主張する」と報道した。しかし冷蔵庫のダイエットコーラを捨てる前に、問題の研究は主にマウスでのものだ。研究者らの実験は人工甘味料、主にサッカリン、が腸内細菌を変えることを示唆した。この変化が身体の砂糖を扱う能力を減らして2型糖尿病の早期警告兆候である耐糖能異常につながる可能性がある。ヒトボランティアでの評価はヒトにもあてはまるかもしれないことを示唆するがヒト試験はあまりにも少人数である。研究者が調べたのは対照をとらないたった7人でサッカリンの一週間の影響を、である。これで糖尿病の流行に人工甘味料が寄与していると主張するのはあまりにも早すぎる。人工甘味料を使わずに砂糖の摂取量を減らすことは何時だってできる。例えば水道水を飲むのが遥かに安価である。

(NHSが推すのはボトルの水ではなく水道水であることに注意。ずっとそう。)

[]Pro-Form ab GLIDER™の販売者が1997年のFTCによる詐欺的減量宣伝禁止命令違反で300万ドルを支払うことに合意

Marketers of the Pro-Form ab GLIDER™ Agree to Pay $3 Million in Civil Penalties for Violating 1997 FTC Order Prohibiting Deceptive Weight Loss Claims

September 18, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/marketers-pro-form-ab-glidertm-agree-pay-3-million-civil

ICON Health & Fitness社とその関連会社が、運動器具でたった3分運動するだけで痩せると宣伝したことについて1997年の同意命令違反による300万ドルの罰金を払う

(アマゾンの日本語宣伝文句だとカロリーを2倍燃やすって書いてあった)

その他

  • 6.4兆カロリーが食品から減らされた

webMD

6.4 Trillion Calories Cut From Food Products

Sept. 17, 2014

http://www.webmd.com/diet/news/20140917/major-us-food-makers-cut-64-trillion-calories-from-products-report

新しい報告によると16の主要食品企業が米国の食品のカロリー削減誓約の目標を上回る削減を達成した。このカロリーカットは1人当たり1日78カロリーの削減に相当する。

American Journal of Preventive Medicineにオンライン発表。

Nydailynews

Battle brews over ingredients in Starbucks' Pumpkin Spice Lattes

Thursday, September 18, 2014

http://www.nydailynews.com/life-style/health/battle-brews-ingredients-starbucks-pumpkin-spice-lattes-article-1.1944315

人気の季節の飲み物が1人のブロガーによって炎上−しかしみんながこの飲料がそんなに悪いと思っているわけではない

Vani HariのFood Babeが火元

8月25日に「スターバックスのパンプキンスパイスラテに何が入っているか想像もできないだろう(ヒント:気分が悪くなる)」という記事を書きウイルスのように拡散して数日のうちにFacebookやTwitterで1300万回以上シェアされた。この記事ではパンプキンスパイスラテは人体に属さない有毒化学物質の混合物であると主張する。「カボチャはどこ?」と彼女は書く。そしてカラメル色素や多分遺伝子組換えのミルクやたくさんの砂糖が成分という。

しかしニューヨークの栄養士で"The Small Change Diet"の著者であるKeri GansはHariの主張は言い過ぎであると考える。彼女はいつも人騒がせで彼女の指摘は科学コミュニティにより妥当と評価されたものではない。

Hariはこの2年ずっとスターバックスのあらゆる製品を批判し続けている。スターバックスは成分を公開していないので何度も問い合わせて成分表を手に入れた。その中にカラメル色素IVがあってHariがいうには発がん物質の4-MEIが入っている。DailynewsはFDAに尋ねたところ心配ないと回答した。Gansにとってパンプキンスパイスラテで最も心配すべきなのはカロリーで、グランデ1杯で380カロリー、脂肪13g砂糖49gが含まれることである。

しかしHariは流行を作り出す人で、スターバックスはDailynewsに対してカラメル色素の段階的廃止を検討していると語った。

  • Crestは歯磨きから有害なマイクロビーズを排除する

Crest to remove harmful microbeads from toothpaste

September 18, 2014

http://www.firstcoastnews.com/story/news/health/2014/09/18/crest-microbeads-toothpaste/15850189/

練り歯磨きに入っている小さな青いマイクロビーズはポリエチレン製で一部の歯科医が歯肉に詰まる可能性があるという。また環境影響の可能性についても指摘されている。Crest歯磨きのメーカーは消費者の嗜好にあわせて、マイクロビーズを製品から排除するという。

一方イリノイ州では2018年までに全てのマイクロビーズの販売を禁止する計画であり他の州も続くと考えられる。

  • ジャンクフード禁止はかえって子どもたちにとってジャンクフードを魅力的なものにするか?

Does banning junk food make it more alluring to kids?

Leah McLaren Special to The Globe and Mail

Published Thursday, Sep. 18 2014,

http://www.theglobeandmail.com/life/parenting/does-banning-junk-food-make-it-more-alluring-to-kids/article20669552/

Winston Churchill高校の17才のKeenan Shawが今週学校で禁止されている炭酸飲料を売ったことで停学処分になった。この若き起業家はロッカーに学校では禁止されているペプシを持ち込んで販売し、少しの利益を得てまた次のペプシを買っていた。校長はこの事業を好ましくないと考えて警告し、彼がそれに従わなかったので停学にした。

Shawはまさか停学になるとは思わなかったと言い、母親は決まりを守るのは大事だけれど停学は厳しすぎるのではという。一方で彼女は息子の企業家精神は喜んでいる。

今や学校で入手できる食品は昔より「健康的」になった。いろいろな食品が禁止されている。より健康的な環境にすべきだという理屈は理解できる。ただ何が「悪い」に分類されるのかは必ずしも明確ではない。ジャンクフードが不健康だと理解される文化に向かうべきだとは思うが美化すべきでも悪魔のように扱うべきでもない。

  • 滑るバナナがイグノーベル賞

BBC

Slippery banana study wins Ig Nobel

19 September 2014

http://www.bbc.com/news/science-environment-29253796

今年のイグノーベル賞は何故バナナを踏むと滑るのかについての研究

日本、北里大学

https://www.jstage.jst.go.jp/article/trol/7/3/7_147/_pdf

リンゴとオレンジの皮はバナナほど危険ではないことを示した。

(これも食品の安全性?)

  • 甘味料と糖尿病の関連に疑問が投げかけられる

ラジオニュージーランド

Doubt cast on sweetener diabetes link

Friday 19 September

William Ray, science reporter - william.ray@radionz.co.nz

http://www.radionz.co.nz/news/national/255005/doubt-cast-on-sweetener-diabetes-link

人工甘味料が糖尿病リスクを増やすという研究が世界中で見出しになったがニュージーランドの栄養専門家は警鐘を鳴らす理由はないという

有名な科学雑誌natureに発表された研究が、人工甘味料が腸内細菌を変えることで血糖値を上げると示唆した。研究したのは高用量の人工甘味料を与えられたマウスと7人のボランティアである。マウスと7人中4人が血糖が上がって腸内細菌が変化した。著者らはこれが人工甘味料が腸内細菌を変えて糖尿病リスクを上げる可能性があることを意味すると言う。これは世界中のニュースの見出しになったが、オタゴ大学のヒト栄養教授Jim Mannはこれは誇大宣伝だという。ヒトの試験はあまりにも少人数であり調べた甘味料のサッカリンは今は普通使われていない。「人工甘味料の歴史にはこの手の話がたくさんある。かつてサッカリンが主に使われていた時代に、膀胱がんをおこすと騒がれて消え去ったことを忘れられない。この論文もNatureに発表されてはいるがやがて泡となって消えるだろうと思っているが消えないかもしれない。しかし現時点ではこの論文からは何の結論も出せない」

ニュージーランド糖尿病協会のChris Batyは食事から人工甘味料を減らす前にもっと研究が必要だという。「私はこれで心配する必要はないと思う。私たちはこれまでも飲み物は水が一番だと言ってきた。どうしても心配なら水を飲めばいい。でもたった一つの報告を根拠に不安になる必要はないことは確か。」

オークランド大学の微生物学者Siouxie Wilesは腸内細菌が病気にどのように関与しているのかについてはこれからの研究だという。

海外の研究者らは大規模研究では人工甘味料と糖尿病の関連は見つかっていないと指摘している。

(ラジオニュージーランドは公共放送なのでまともな科学リポーターがいるのか)

  • 親が大卒だと子どもの食生活が良い

Kids eat better if their parents went to college

18-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/uobc-keb091714.php

ブリティッシュコロンビア大学の新しい研究によると大卒の両親の子どもは野菜を多く食べ砂糖を飲む量が少ない。ただし十分ではない。5-8年生の1000人に調査した結果。

  • ホワイトハウスは抗生物質耐性に取り組む

Natureニュース

White House takes aim at antibiotic resistance

Sara Reardon

18 September 2014

http://www.nature.com/news/white-house-takes-aim-at-antibiotic-resistance-1.15962

政府は薬の過剰使用を予防する方法を探り感染症の新しい治療法開発を促進する

  • 世界の人口増加は今世紀止まりそうにない

World population unlikely to stop growing this century

Quirin Schiermeier

18 September 2014

http://www.nature.com/news/world-population-unlikely-to-stop-growing-this-century-1.15956

アフリカのベビーブームにより世界人口が2100年までに120億にまで押し上げる

専門家はびっくり:世界人口は増加し続ける

Experts be damned: World population will continue to rise

By Sarah C. P. Williams 18 September 2014

http://news.sciencemag.org/economics/2014/09/experts-be-damned-world-population-will-continue-rise

ワシントン大学の研究者らが近代的統計手法を用いて推定した結果をScienceにオンライン発表。2100年までに世界人口が90億から132億の間になる可能性は95%。

Outsmarting the placebo effect

Kelly Servick

Science 19 September 2014:

Vol. 345 no. 6203 pp. 1446-1447

Millennium Pharmaceuticals で医薬品研究をしていた分子生物学者Kathryn Hallは2005年に手根管症候群で鍼灸師のオフィスにいったとき、なんて馬鹿なことをしているのだろうと考えていた。しかし鍼で症状が出なくなって、プラセボ効果を研究するようになった。そして彼女の研究がプラセボ効果の程度とある遺伝子の関連についてで、これがBiometheusという企業のベースになった。この会社のGunther Winkler CEOは臨床試験においてプラセボ効果を予想しコントロールするツールを提供することを希望している。

プラセボ効果は医薬品の開発において非常に厄介なもので、特に痛みや鬱やその他精神的疾患だとニセの治療の効果を上回るのが難しい。Hallの仮説は単純で、プラセボ応答はドパミン放出と関連し、カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(COMT)のタイプにより反応が異なる。スウェーデンの研究者はCOMTではなくセロトニン生産遺伝子が関連すると報告している

  • コロンビアでコーヒー科学者たちが強く求める:耐性を!

Scienceニュース

In Colombia, coffee scientists urge: Viva la resistencia!

By Aleszu Bajak 18 September 2014

http://news.sciencemag.org/biology/2014/09/colombia-coffee-scientists-urge-viva-la-resistencia

先週コロンビアで開催された第25回国際コーヒー科学会で盛んに議論されたのは、コーヒー赤サビ病あるいはroya対策である。この最も壊滅的なコーヒーの病気はラテンアメリカに打撃を与えている。対策の最優先は耐性品種であるが開発には時間とお金がかかる。もう一つは病原菌の理解である。

  • シリアのはしか予防接種キャンペーンで16人の子どもが死亡

Sixteen children in Syria die in measles immunization campaign

By Leslie Roberts 18 September 2014

http://news.sciencemag.org/health/2014/09/sixteen-children-syria-die-measles-immunization-campaign

2才以下の16人がシリア北部の対立派占有地域でのはしか予防接種注射後に死亡した。さらに最大50人が病気になっている。WHOは詳細は不明としながらも現時点でははしかワクチンの代わりに強力な筋弛緩剤が投与された「非常にまずいヒューマンエラー」のようだとしている。この悲劇はシリアでの全ての予防接種の努力を台無しにしてしまう。

WHOとUNICEFは調査チームを送ったが今はまだ二次情報に頼っている。原因が確認されるまで噂が飛び交うだろう。各種の報道機関がテロや政治的対立による計画を主張している。

2014-09-18

[]化粧品が子どもの喘息リスクを上げると非難される

Behind the headlines

Cosmetics blamed for raised child asthma risk

Wednesday September 17 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Cosmetic-blamed-for-upped-child-asthma-risk.aspx

Mail Onlineが「メイクや香水に含まれる化学物質が子どもの喘息増加に拍車をかけている」と報道した。1人の科学者が女性は化粧品の成分をチェックして食品にはプラスチック容器は使わないなどの対策をとるべきだと示唆しているとウェブサイトが主張する。

この話は米国都市部の300人の子どもを母親が妊娠中から11才になるまで追跡した研究に基づく。妊娠第三期に女性の尿のフタル酸類を測定して胎児の暴露の指標とした。その結果フタル酸ブチルベンジル[BBzP]とフタル酸ジn-ブチル[DnBP]が最も多い母親の子どもは現在喘息あるいは5、11才で喘鳴などの喘息様症状を報告する可能性が高かった。

重要なことはBBzP とDnBPはEUでは子どものおもちゃや化粧品への使用が禁止されていることである。EU以外では規制が異なるので使われているかもしれない。

この研究は比較的小規模でリスクへの影響は不確実である。また対象者は都市部のアフリカ系アメリカ人とドミニカ人のみで他の女性にはあてはまらないかもしれない。またフタル酸が直接喘息増加に関与するかどうかは確実には言えない。著者自身が他の研究で確認されるまでこの知見の取り扱いには注意が必要と述べている。

[]食用油の法を厳しくする

Edible oil laws to be tightened

September 18, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140918_111139.shtml

食物環境長官のKo Wing-man博士は調理油についての規制を強化すると述べた

最近の台湾産汚染ラード輸入事件により人々の懸念が高まっている。基準に満たないあるいはリサイクル調理油を製造原料に使ってはならないという法的規制を作る。輸入業者には国による認証を要求するか産地証明を求め、食品業者やレストランには廃油は指定リサイクル業者に渡すことを求める

[]FTCは企業のアタマジラミから守るという宣伝が詐欺的であることに最終同意審決

FTC Approves Final Order Settling Charges that Company’s Head Lice Protection Claims Were Deceptive

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/ftc-approves-final-order-settling-charges-companys-head-lice

FTCはパブリックコメントを経て、パーソナルケア用品企業Lornameadの、「シラミから守るLice Shield」シャンプーやスプレーなどの製品がアタマジラミを予防するという宣伝が誇大広告であることを認めた。シトロネラやその他エッセンシャルオイルなどが乾癬リスクを劇的に下げると宣伝していた。

(蚊よけとか虫除けもインチキハーブ製品たくさんある。)

[]世界の医療システムに投資する

Investing in Global Health Systems: Sustaining Gains, Transforming Lives (2014)

Sept. 16 -

http://www.nap.edu/catalog.php?record_id=18940&utm_expid=4418042-5.krRTDpXJQISoXLpdo-1Ynw.0&utm_referrer=http%3A%2F%2Fwww.nap.edu%2F

低−中所得国の医療をサポートすることなくしてはグローバルヘルスの改善を維持することはできないだろう、という報告書。

[]APHISは3つの遺伝子組換え植物の決定記録(ROD)を発表

APHIS issues a Record of Decision (ROD) for three GE plants

Last Modified: 2014/09/17

http://www.aphis.usda.gov/wps/portal/aphis/newsroom/news/sa_federal_register_posts/sa_by_date/sa_2014/sa_09/ct_ge_plants_rod/!ut/p/a0/04_Sj9CPykssy0xPLMnMz0vMAfGjzOK9_D2MDJ0MjDzdXUyMDTzdPA2cAtz8jT1dTPULsh0VAbiDHEw!/

APHISはDow AgroSciences LLCが申請していた3件の環境影響声明を官報に公表。

[]EFSA科学会議N°21:複数化合物への複合暴露のヒト及び生態リスク評価のハーモナイゼーション

EFSA Scientific Colloquium N°21: Harmonisation of human and ecological risk assessment of combined exposure to multiple chemicals

News Story - Edinburgh , 11 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/events/event/140911.htm

21ヶ国100人以上が参加した。会議の結果は報告書としてまとめてEFSAのウェブサイトに掲載される予定。現時点ではプログラムと目的のみ。

動画で解説

化学物質混合物と食品安全

Chemical mixtures and food safety

http://www.efsa.europa.eu/en/news/videos.htm?videoId=0BgpGPzXYy4&utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_content=hl&utm_campaign=20140917

[]FSAの年次科学報告書発表

FSA annual science report published

17 September 2014

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/13066/fsa-annual-science-report-published

今回の内容は食品由来疾患予防対策、アレルギーや不耐について、ウマ肉事件後の対応、食品モニタリング計画における放射能レビュー

報告書本文

Annual Science Report 2013/14

http://www.food.gov.uk/sites/default/files/annual-science-report-13-14.pdf

報告書へのアンケートもついている

放射能モニタリングは2011/12年には約216万ポンド費やし、そのうち178万ポンドは原子力産業の負担。モニタリング計画の変更はリスク評価に基づくもので費用節約のためではない。

研究トピックスとして食物アレルギー発症における経皮暴露の重要性について、フィラグリン変異との関連を見いだした研究プロジェクトを紹介している。

[]「食べるの大好き」:健康的なライフスタイルを促進するプロジェクトがEUの7都市で開始

“We Love Eating”: Project to promote healthy lifestyles launches in 7 EU cities

17-09-2014

http://ec.europa.eu/dgs/health_consumer/dyna/enews/enews.cfm?al_id=1529

健康的な食生活を明るく楽しく教育していくプロジェクト。一般向けではあるがメインターゲットは特に栄養が重要な子ども・妊娠女性・高齢者。

ツールは以下から

We Love Eating

http://www.we-love-eating.eu/en

食べることはただ栄養を摂るだけではなく社会的つながりもある。食品とのポジティブな関係をつくることで健康的なライフスタイルを促進する

甘味料についての論文関連

  • Natureニュース

砂糖代用品は肥満と関連

Sugar substitutes linked to obesity

Alison Abbott

17 September 2014

http://www.nature.com/news/sugar-substitutes-linked-to-obesity-1.15938

人工甘味料が腸内細菌叢を変えるようだ

Natureに今週発表された研究によるとサッカリンのような砂糖代用品はヒトの腸内細菌に作用して代謝疾患を悪化させるかもしれない。これまで人工甘味料と代謝疾患の関連を示したとする小規模研究はあるが、腸内細菌を介して甘味料の使用と代謝疾患悪化を示唆したのはこの研究が初めてである。この知見は食品作業の頭痛の種になる可能性がある。現在人工甘味料の市場は拡大している。この知見についてEFSAのスポークスマンは専門家レビューが必要かどうかそのうち決めると言っている。

イスラエルのWeizmann科学研究所のEran Elinavらのチームはマウスに各種甘味料を与え、11週間後に耐糖能異常を示すことを発見した。チームは一部のマウスには普通の餌を、一部には高脂肪食を与え、飲料水にグルコース単独あるいはグルコースプラス甘味料を加えた。グルコースのみの群に比べてサッカリンを与えられたマウスの耐糖能が異常だった。しかしマウスに腸内細菌を殺すため抗生物質を与えると耐糖能異常は予防された。無菌マウスにサッカリンを与えて耐糖能を異常にしたマウスの糞便を移植すると異常が伝染した。

また現在イスラエルで400人近くが参加して行われている臨床栄養研究のデータを用い、体重が重かったり糖代謝に異常があったりすることと人工甘味料摂取が関連すると指摘した。ただこれは鶏卵問題で、太ってきた人はダイエット飲料を飲むことが増えるのでダイエット食品が肥満の原因であることを意味しない。そのため7人の痩せて健康な人に許容量の最大限の甘味料を毎日1週間摂取してもらった。4人は耐糖異常になり腸内細菌が変化した。

EFSAのNDAパネルの委員長代理の栄養学者Yolanda Sanzは、結論を出すのは早すぎると言う。代謝疾患には多くの原因があり、この研究は非常に小規模である。

  • プレスリリース

腸内細菌、人工甘味料、耐糖能異常

Gut bacteria, artificial sweeteners and glucose intolerance

17-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/wios-gba091514.php

ある種の腸内細菌が人工甘味料暴露により代謝を変える可能性

Natureに発表された研究。マウスに甘味料入りの水を飲ませると水を飲んだ場合に比べて耐糖能異常になる。抗生物質で腸内細菌を殺したマウスに甘味料を与えたマウスの腸内細菌を移植すると耐糖能異常が伝達された。

(濃度も化合物名も書いてないとにかく人工甘味料が悪い可能性があるとだけ言っているプレスリリースでいらいらする)

  • UK SMC

ノンカロリー人工甘味料(NAS)と耐糖能異常

expert reaction to non-caloric artificial sweeteners (NAS) and glucose intolerance

September 17, 2014

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-non-caloric-artificial-sweeteners-nas-and-glucose-intolerance/

Natureに発表された論文が人工甘味料と耐糖能異常の関連について報告した

St George’s Hospital NHS Trustの主任栄養士Catherine Collins

サッカリンのような人工甘味料が血糖値に問題をおこすと示唆することは、減量や血糖管理のために使用している人たちを心配させるだろう。しかし結果をよく見るとリアルなヒトの話ではない。もしあなたが減量しようとしているなら、食事由来のカロリーを減らす必要がある。低カロリー甘味料は砂糖に代用すればカロリーを減らせるので良い方向への変更である。しかしあなたがもし実験室のマウスで60%のカロリーを脂肪から摂るような餌を与えられているのなら、飲料水に高濃度の甘味料を加えるのは良くないかもしれない。研究者らはマウスの腸内細菌が甘味料入り水で変わることを示し、この変化が血糖値に影響する可能性を示唆した。この根拠をもとに、私は実験室のマウスに大量の甘味料入りの水を飲ませるべきではないということには合意する。でもここで話しているのは実験室のマウスについてであることを忘れないで。しかもこのマウスは餌の60%が脂肪であるため炭水化物は25%くらいだろう。このような食事パターンが結果に影響するだろう。

私たちヒトは60%のカロリーを脂肪から摂るのは難しい。多分重大な消化器症状が出るだろう。ヒトはカロリーの半分程度を炭水化物から摂り、脂肪は30%くらいである。

直接の懸念は「ヒト研究」についてだろうが、これは7人の肥満でも糖尿病でもないヒトに、ADIの最大量を1日3回に分けて与えるという現実的でない状況でのものである。7人中4人で腸内細菌に変化が見られたが3人には変化がなかった。このような少人数での、大量のサッカリン摂取での影響を考えると、我々登録栄養士がこの研究から学ぶべきことはない。

エジンバラ大学統合生理学センターJohn Menzies博士

人工甘味料は砂糖代用品として広く使用されている。砂糖と違ってカロリーがほとんどなく、総摂取カロリー削減のために有用であることが証明されている。人工甘味料は数十年食品や飲料に使われていてこれまでのデータからは安全であることが示されているが一部の研究では体重増加との関連を示している。この関連について信頼できるメカニズムは提案されていない。

砂糖を摂ると血糖値が上がってインスリンにより下がる。しかし糖尿病では血糖値の上昇は普通より高く長い。これが病気の悪影響をもたらす。この研究では人工甘味料を与えたマウスにこのような糖尿病に似た血糖値のコントロール不全があったと報告している。この影響を見るためには高濃度(FDAのADIの最大量)の甘味料が必要で、マウスには他に飲むものがないことに注意すべきである。この実験をヒトに当てはめるには注意が必要である。

この研究はマウスの腸の細菌が役割を果たしていることを示した。肥満と腸内細菌の重要性についての理解は最近盛んになっている。

この研究はヒトに当てはまるか?ヒトの腸内細菌に甘味料が与える影響は明確ではない。この研究では人工甘味料摂取と一部の代謝疾患パラメータに正の関連を見つけているが、ヒトの食生活は複雑で関連が人工甘味料が原因であることを意味しない。ヒト試験はたった7人で変化が見られたのもその一部の4人である。

動物実験はメカニズムの解明のための基本になるがヒトで動物と同じ長期影響があるのかどうかわからない。一方砂糖の摂りすぎによるヒトの肥満や糖尿病との関連は極めて強力である。従って砂糖の代わりに人工甘味料をつかうことをやめさせるのは時期尚早である

Exeter大学内分泌学糖尿病コンサルタントKatarina Kos博士

この研究は主にマウスでのものでヒトはたった7人である。しっかりした結論を出すには確認が必要である。一方この知見は水が一番良いことを支持する。

ケンブリッジ大学臨床生化学教授Stephen O’Rahilly卿

砂糖入り飲料の摂取が肥満に寄与するという根拠は強力で増加している。最近の子どもたちでの無作為化対照試験では炭酸飲料を砂糖入りから人工甘味料に変更することで過体重になるリスクを減らすことが示されている。この研究を見るためにはこれらのバックグラウンドが必要である。

この報告の大部分はマウスでのもので、マウス実験は医学研究にとって重要であるがヒトに当てはまるかどうかはいつも難しい問題である。ヒトでの報告部分はあまり説得力がない。著者らは381人での人工甘味料入り飲料摂取と糖尿病マーカーの関連について報告しているが、最近の30万人以上の研究では人工甘味料入り飲料摂取と糖尿病発症には関連がないことが報告されている。またサッカリンを与えたあとでの血糖への影響も報告しているがたった7人である。

結論としてはこの報告は良くても極めて慎重に見られるべきものである

ケンブリッジ大学MRC 疫学ユニットリーダーNita Forouhi博士

マウスでの実験はエレガントで我々の理解を助けるものであるがヒトでの実験は結論を出せない。たった7人に、サッカリンを大量に、典型的なコーラタイプの飲料なら1日40缶に相当する量を与えた試験である。この研究を根拠に公衆衛生や臨床助言が変わることはない。

Robert Gordon University栄養学Brian Ratcliffe教授

この論文はどうやって砂糖の摂取量を下げればいいのかについて幾分かの疑問を提示する。栄養に関する科学委員会の助言案はWHO同様総カロリー摂取量の5%以下としSheiham とJamesは今週3%以下にすべきと主張している。我々のほとんどは砂糖の摂りすぎである。一つの方法がノンカロリー人工甘味料である。残念なことに著者らは論文のタイトルで全ての甘味料をひとくくりにしてしまった。彼らが調べたのはサッカリンスクラロースアスパルテームで、甘いこと以外に化学的共通点がない。そして実験のほとんどはサッカリンについてのものでアスパルテームにはほとんど影響がなかった。この論文のタイトルは全ての人工甘味料を指すものではなく「サッカリン」にすべきであった。

砂糖入り飲料代用品にサッカリンは普通含まれず、砂糖入り炭酸飲料をダイエット飲料に交換することが賢くないことだと示唆する理由は全くない。

グラスゴー大学代謝医学Naveed Sattar教授

これはマウスの面白い知見ではあるが二つ重要なことがある

実験動物のデータはヒトでは同じではないので当てはめるには注意が必要である。

現在の疫学データはダイエット飲料と糖尿病に意味のある関連は支持しないが、砂糖入り飲料と糖尿病には関連がある。従ってこの知見をもとにダイエット飲料の代わりに砂糖入り飲料を選ぶことはない。

この研究は甘味料がヒトにとってリアルなリスクになることを証明したものではない。

公衆衛生栄養学者で栄養士のGaynor Bussell

栄養に関する科学委員会が砂糖の摂取量削減を主要政策にする必要があると助言しているので、人工甘味料の使用は増えると予想される。肥満や糖尿病と腸内細菌の関連はこれまでも知られていて、人工甘味料の使用が微生物叢を変えることもわかっていはいるがその意味はまだ不明である。この研究のヒト部分はたった7人で行われたもので不十分である。一方で人工甘味料が肥満予防に効果的に使用できることは証明されている。

  • NZ SMC

人工甘味料と耐糖能異常−専門家の反応

Artificial sweeteners and glucose intolerance – experts respond

September 18th, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/09/18/artificial-sweeteners-and-glucose-intolerance-experts-respond/

英国SMCと同じ

  • ScienceNews

人工甘味料は糖尿病に寄与するかもしれない、議論をよぶ研究が発見

Artificial sweeteners may contribute to diabetes, controversial study finds

By Kai Kupferschmidt 17 September 2014

http://news.sciencemag.org/biology/2014/09/artificial-sweeteners-may-contribute-diabetes-controversial-study-finds

甘いものについて科学はしばしば酸っぱい。砂糖と虫歯や肥満や糖尿病、あるいは子どもの暴力との関連を示したほとんど全ての研究は非難を浴びてきた。それでもWHOは今年始めに砂糖の最大推奨摂取量を半分にするガイダンス案を発表した。そして今回、新しい研究でサッカリンのような合成甘味料は素晴らしい代用品ではないかもしれないことを示唆する。腸内細菌に負の影響を及ぼし糖尿病リスクが高くなる可能性があると研究者らが言う。しかし他の科学者はこの研究はこれまでの研究に反していて間違っている可能性があるという。英国ケンブリッジ大学の代謝研究ラボのヘッドである内分泌学者のStephen O’Rahilly博士は「もしこのデータが公衆衛生政策に影響を与えるとしたら不幸なことだ」という。

ヒトの腸にいる何十億という微生物が食事や病気にどのような役割を果たしているのかについて、科学者はまだ理解の初期段階にしかいない。ある種の微生物は食品の栄養素を分解するのに必須であることが知られている。また太った人と痩せた人の腸内細菌は違うことがいくつかの研究で示されているがそれが肥満や糖尿病の原因になるのかどうかについてはわかっていない。

イスラエルのレホボトのWeizmann科学研究所の科学者がマウスに砂糖かノンカロリー甘味料サッカリンスクラロースアスパルテームのどれかを含む水を与え、11週間後に人工甘味料を与えたマウスはグルコースを餌で与えると血糖値が急上昇した。しかしこのマウスに抗生物質を4週間与えると耐糖能異常はおこらず、腸内細菌が関与していることを示した。さらに研究者らはサッカリンを与えたマウスではある種の腸内細菌がよく見られることを発見し、この腸内細菌を無菌マウスに移植すると耐糖能異常も伝染した。さらに健康なマウスの腸内細菌をサッカリンで培養し無菌マウスに投与すると耐糖能異常になった。ある種の細菌が作る分子が糖産生を増やして血糖値を上げる可能性があると研究者は示唆する。

これがヒトでもあてはまるかどうかを確認するため、研究者らは7人に高用量のサッカリン(5 mg/kg体重、FDAの設定したADI)を6日間続けて与えたところ4人が耐糖能異常の兆しを示した、とNatuerにオンライン発表した。

ハーバード大学の微生物学者Peter Turnbaughは「非常に素晴らしい研究だ」と電子メールで書いている。「文献からは甘味料が腸内細菌叢を変える可能性は示唆されているがこの研究はこれまで見たなかで最も詳しい」しかし「甘味料が腸内細菌の組成や機能を変えるメカニズムやそれが宿主の代謝にどう影響するのかについて認めるためにはさらにたくさんの基本的生物学的研究が必要である」と加えている。

ドイツのポツダムのドイツヒト栄養研究所の微生物学者Michael Blautは、マウスのデータは「信じられるし注目に値する」が「アスパルテームサッカリンスクラロースという化学的に異なる3つの化合物が同じ腸内細菌の変化をおこすたったひとつのメカニズムを想像するのは難しい」としている。

しかし他の研究者はさらに批判的である。ロンドンのSt. George病院の栄養士Catherine Collinsは、実験室のマウスはヒトより炭水化物由来カロリーは低いと指摘し「これを根拠に、私は実験室のマウスに大量の甘味料入りの水を飲ませるべきではないということには合意する。我々のもともと多い炭水化物摂取量はそれに適した腸内細菌叢を作っていて、その関係はこの実験とは違う」

O’Rahillyは、たった7人のヒトでそのうち4人に影響があったというデータはしっかりしたものというにはほど遠い、という。もしこの研究が臨床研究の雑誌に投稿されたらたくさんの疑問が突きつけられるだろう。これまでの研究は別の方向を示している。昨年発表された数万人が参加した大規模疫学研究では、砂糖入り飲料と糖尿病の関連は見つかったが人工甘味料入りソフトドリンクと糖尿病との関連は見つかっていない。

この研究の著者の1人である計算生物学者Eran Segalは「この研究のヒト研究部分はごく少数での予備的なものでしかないことを最初に認める」としながらも、人工甘味料と糖尿病の関連を示した研究はこれまでにもあり、このような重要な問題について決定的なデータやメカニズムがないことがこの研究の基本にある」という。

大規模疫学研究との矛盾を説明する一つの可能性は、今回の研究はサッカリンを中心にしていてソフトドリンクでは使われていない。研究者らは最初はソフトドリンクで多く使われているアスパルテームを使ったのだが影響が小さかったので見切った。英国アバディーンのRobert Gordon大学の栄養研究者Brian Ratcliffeは「著者らは全てのノンカロリー甘味料を一緒くたにすることで結論を混乱させている」と指摘する。「この論文のタイトル「人工甘味料が腸内細菌を変えることで耐糖能異常を誘発する」は誤解を招くものである。雑誌がこのようなタイトルを認めたことが信じられない。サッカリンについてはさらに研究が必要なことはあるだろう」

ニュージーランドオタゴ大学のJim Mannは、「この研究を根拠に砂糖入り飲料の代わりに人工甘味料を使った飲料を選ぶことで砂糖の摂取量を減らそうとすることを止めるべきではない」、という。「人工甘味料が全ての人の減量に役立つわけではないことはとっくにわかっている。しかし人によっては役にたつのも確かである。ただ喉の渇きには水がとても良い方法だ」

  • 論文についておまけ

Nature のletterではなくArticle

Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota

Jotham Suez, et al.,

Nature (2014) doi:10.1038/nature13793

ネズミはC57Bl/6。飲料水が10%グルコースまたはショ糖(対照群)で、それに甘味料を10%溶液で与えている。他に飲むものはない。(これはネズミが可哀想だ)

ADIを計算しているのはサッカリンのみでアスパルテームスクラロースは毒性量より少ないと言ってるだけ。

そしてアスパルテームの影響はちいさかった(というかほとんどない)のでサッカリンを使いました、と。それでタイトルが人工甘味料が!、だもの

餌は通常飼料(脂肪4.7%)と高脂肪食(脂肪由来カロリー60%!!)なのだが

HFD D12492という餌は脂肪(しかもラード)と砂糖(ショ糖)のかたまり(炭水化物としてはデンプンはほとんど入っていない)に最低限のタンパク質とビタミンを添加した代物で動物を病気にするための餌。この餌の群が論旨をさらに混乱させている

レビューワーを煙に巻くため?なのかとにかくエクセレントとは言い難い。

ヒトの部分も含めて図表の数だけは膨大。これを全てチェックしろと言われたらうんざりする。しかも動物実験と臨床試験と疫学とマイクロバイオーム解析のデータを読む能力が必要で、そんなレビューワーそうそういないだろう。そしてそのどの分野についても単独での水準は高くない。

Natureがセンセーショナリズムに走った、感がある

その他

  • 最近の食品偽装を受けてウマ肉詐欺を根絶する

Rooting out horse-meat fraud in the wake of a recent food scandal

17-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/acs-roh091714.php

昨年のウマ肉を牛肉と偽装した事件をうけて英国は食品偽装対策のための新しい犯罪ユニットを作ることになり、ドイツの科学者がJournal of Agricultural and Food Chemistryに肉の偽装検出技術について報告している。

  • ハックされた光合成で作物の収量を上げられる

Natureニュース

Hacked photosynthesis could boost crop yields

Heidi Ledford

17 September 2014

http://www.nature.com/news/hacked-photosynthesis-could-boost-crop-yields-1.15949

藻の酵素が植物が食品を作る速度を上げられる

科学者が藻由来酵素で植物を加工することで光合成が加速する重要な一歩を踏み出した。

Natureに発表されたこの結果は収量増加のための手強いハードルを乗り越えた。

植物が二酸化炭素を糖に変えるのにルビスコという酵素が関与する。ルビスコは地球上に存在するタンパク質の中で多分最も大量にあるもので葉の可溶性タンパク質の半分程度になる。しかし大量にあるのは効率が悪いからである。コーネル大学の植物遺伝学者Maureen HansonはシアノバクテリアSynechococcus elongatusのもっと早いルビスコを借りることにした。細菌のルビスコ遺伝子をタバコの葉緑体ゲノムに入れた。いくつかの植物ではルビスコの適切な折りたたみに役立つと考えられるタンパク質も加えた。どちらのタバコも細菌ルビスコを利用でき普通のタバコより早く二酸化炭素を糖に変えた。

ただし細菌ルビスコは反応は早いがエネルギーも消耗しやすく、細菌はこの問題に対応するため二酸化炭素の多い環境を作るカルボキシソームと呼ばれる構造を作る。カルボキシソームのない組換え植物は人工的に二酸化炭素濃度を高くしたチャンバーで育てなければならない。しかし希望はある。もうすぐ装置は必要なくなる。6月にはカルボキシソーム類似構造を作るタバコを報告している。次の段階はこれを細菌ルビスコを発現するタバコで実験することだ。

  • アストラガルス:全ての病気用のハーブ?

Astragalus: An Herb for All Ills?

by Berkeley Wellness | September 17, 2014

http://www.berkeleywellness.com/supplements/herbal-supplements/article/astragalus-herb-all-ills

アストラガルス(キバナオウギ、マメ科)は中国で数百年、他の薬草とあわせて免疫系の刺激や呼吸器感染症、疲労、食欲不振その他いろいろな病気の治療に使われてきた。典型的には、植物の根を使ったカプセルや液体抽出物、粉末、お茶として販売されている。

ハーバリストはアストラガルスをバランスを取り戻すのに役立つことを意味する「アダプトゲン」と呼ぶが科学的根拠はない。アダプトゲンとして有名なものに朝鮮人参がある

アストラガルスにはフラボノイド、サポニン、植物ステロールその他が含まれ、実験室やいくつかの研究で抗菌作用や抗炎症、抗酸化、抗腫瘍作用などが報告されていて科学者が興味をもって研究対象にしている。しかし問題なのはきちんとした臨床試験がほとんどないということである。さらに中国の研究は他のハーブとの混合物なので効果があったとしても何が効果があったのかわからない。

NCCAMはアストラガルスにがん治療や心臓、肝臓、免疫系へのメリットがあるかもしれないというが米国がん学会は「入手できる科学的根拠のコンセンサスはアストラガルスのがん治療や化学療法の副作用軽減などの主張を支持しない」とし、代替医療レメディを評価しているNatural Standardは根拠が明確でないあるいは矛盾しているというC評価を与えている。一般的に安全とはみなされているが一部の医薬品と相互作用する。

基本:アストラガルスはいつか効果を証明されるかもしれないが、薦めるには大規模試験が必要。それまではAIDSを治せるとか寿命を延ばすとかの宣伝は信じないように。

  • ハリウッドのワクチン戦争:病気の流行の背景にあるLAの「資格のある」ウエストサイド住人

Hollywood's Vaccine Wars: L.A.’s "Entitled" Westsiders Behind City’s Epidemic

by Gary Baum

9/10/2014 9:00am PDT

http://www.hollywoodreporter.com/features/los-angeles-vaccination-rates/

とても長い記事

金持ちのハリウッドのエリートの子どもたちが通う学校で特にワクチン摂取率が低く病気の流行がおこっている。一部の学校では接種率わずか65%。

ワクチンを拒否する権利などの論争が続くなかで数字は明確にワクチンで予防できる病気が増えていることを示す。LAの金持ちの反ワクチン保護者の間で人気のある医師もいて自分の子どものためにいくらでもお金をかけられる人たちを相手に商売が成り立つ。

2014-09-17

[]違法薬物販売で女性逮捕

Woman arrested for illegal drug sale

September 16, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140916_200334.shtml

衛生署と警察は未登録医薬品の販売で28才の女性を逮捕した。SW by Fernという名前のエストラジオール製品を販売していた。

製品の写真有り(タイ語??画像検索する限りホルモン補充療法用ではなく若い女性の豊胸用として販売されているようだ。サプリメントと称してこんなのが野放しなのにBPA対策とか馬鹿馬鹿しくなる)

[]痩身用製品警告

Slimming product alert issued

September 15, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140916_131000.shtml

衛生署はSlim Perfect Legsという商品から表示されていないシブトラミンを検出したので使用しないように警告する

製品の写真有り

(ラズベリーケトンという英語は読めるがあとはタイ語?)

[]未登録医薬品捜査

Unregistered drug probe

September 15, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140916_130750.shtml

衛生署は登録中医プラクティショナーを違法未登録医薬品所持容疑で捜査している。2才の女の子の皮膚湿疹にボトル入りのクリームを処方したがそれに酢酸デキサメタゾン、プロピオン酸クロベタゾール、ケトコナゾールが確認された。

製品の写真有り 

(これは中国語 珍珠緑薬膏とよめる。漢方薬にステロイドって日本でもあった。アトピー患者は詐欺のカモなので注意。)

[]砂糖摂取ガイドラインは「引き下げが必要」

Behind the headlines

Sugar intake guideline 'needs lowering'

Tuesday September 16 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Sugar-intake-guideline-needs-lowering.aspx

BBCニュースが「砂糖の摂取量はさらに減らなければならない」と報道した。このニュースはいろいろな国の成人と子どもの生涯にわたる砂糖に関連した虫歯による疾病負担を推定した地域相関研究である。砂糖の摂取量を総エネルギーの3%未満にすれば負担は相当減ると計算している。これはWHOの10%未満より相当低い。この数値はPHEやWHOのものではないが多くのメディアが「対応が必要」や砂糖課税、砂糖禁止のような報道をしている。論文ではそのようなことは主張していない、ただ目標値を下げるべきと示唆している。どうやって下げるのか方法は特定していない。

この研究には砂糖摂取量推定の正確さなどいくつかの限界がある。これは政策変更に十分なしっかりした根拠ではなさそうだ。

(砂糖の影響が虫歯だけならこれほど問題にはされないはず)

[]FDAは全国製品安全性規則を履行するための共同契約を発表

FDA Announces Cooperative Agreement to Implement National Produce Safety Rule

September 16, 2014

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm414777.htm

FDAは食品安全近代化法(FSMA)に関連して全国製品安全性規則を実施し履行するために必要な情報を提供することで州農業省全国協会National Association of State Departments of Agriculture (NASDA)と新たに共同契約したことを発表した。

[]警告文書

Warning Letters

  • Wabash Way Holsteins, LLC 9/3/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm413258.htm

食用として販売された乳牛の残留動物用医薬品デスフロイルセフチオフル

  • Glenville Farms 8/29/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm413331.htm

食用として販売された乳牛の残留動物用医薬品デスフロイルセフチオフル

  • Lynn Born 8/21/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm413960.htm

食用として販売された乳牛の残留動物用医薬品スルファメタジン

  • Descor LLC 8/19/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm413627.htm

ダイエタリーサプリメント"Asset ミツバチ花粉"からFDAの検査でシブトラミンが検出された

[]食品とあなた第1および2回:「安全に良く食べる」報告書発表

Food and You Waves 1 and 2: 'Eating safe and well' report published

16 September 2014

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/13059/food-and-you-report

人々の食への態度や行動調査データは食品安全と栄養に関連があることが示唆された。このことは隔年の「食品とあなた」調査データのさらなる解析で明らかになった。

結果について

結果は食の安全と栄養に関連があることを示唆する。例えば以下の間に関連が見られる

・健康的な食生活の勧めについての知識(特に毎日野菜や果物を5単位食べるというメッセージ)と食品安全のために薦められる行動(安全な保管や衛生的取り扱い)

・食生活指針の知識(バランス良く健康的な食事をするために必要ないろいろな食品について)と食品安全のために薦められる行動

また健康的な食生活をしていると考えている人は健康的な食生活に関心がない人より薦められる行動が多かった。

これらの知見の意味についても報告書で検討している

Eating safe and well: links between nutrition and food safety practices

September 2014

http://www.food.gov.uk/sites/default/files/888-1-1636_Eating_safe_and_well_report_for_FSA_FINAL.pdf

それほど明確な関連ではなく多様性があるとしている。

AACRがん進歩報告

AACR

AACR CANCER PROGRESS REPORT

2014

http://cancerprogressreport.org/2014/Documents/AACR_CPR_2014.pdf

がんの研究は進歩し予防、診断、治療はより良いものになっている。しかしながら米国のがんには高齢化により2060年には二倍に増えるだろうと予想されている。世界的にも同様である。がんによる経済的負担も増える。

健康的な生活でがんの発症、進行、再発を予防できる。米国で発症するがんの約半分がライフスタイル要因で予防できると推定されている。最も注意すべきなのはタバコ、肥満、運動不足、日光や日焼けマシンからの紫外線、がん関連感染症である。

正しいことを知っていることはそれを実行しなければ意味がない。

検診は重要であるが個人の特有リスクがそれぞれ違うため、医師に相談して個人に適した、根拠に基づいた検診を薦める。

(本文にカラー図表、インフォグラフィックスがたくさんあってとてもよくできた報告書。)

がん対策のためにできることは

・禁煙

・健康的食生活

・個人向けがん検診計画(医師と相談)

・予防薬あるいはワクチン

・運動

・紫外線暴露を減らす

(日本人なら圧倒的に禁煙、お酒に注意そして感染症予防。健康的な食生活というのは少なくとも「和食」ではないし添加物や農薬を気にすることでもない。がんのマススクリーニングはもはや薦められず、家族歴等個人のリスクを考慮して必要なものを選ぶ)

その他

  • 妊娠中のフタル酸と子どもの喘息についての専門家の反応

SMC

expert reaction to phthalates in pregnancy and asthma in children

September 17, 2014

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-phthalates-in-pregnancy-and-asthma-in-children/

Environmental Health Perspectivesに発表された研究で周産期フタル酸暴露と喘息リスクの関連が報告された

McMaster大学CIHR/Ontario 女性健康評議会Warren Foster教授

概要:この論文はフタル酸への周産期暴露と出生後の子どもの喘息の関連を評価した縦断研究でニューヨーク都心の300人の妊娠女性が参加し154 /300人の子どもが医師の診察を受けている。このうち146人は喘息ではない。妊娠女性のスポット尿検体は最新の分析技術でフタル酸代謝物を測定した。その結果フタル酸ブチルベンジル(BBzP)とフタル酸ジ-n-ブチル(DnBP)が子どもの喘息と関連した。他のフタル酸代謝物は関連がなかった。

印象:この研究の強みは縦断研究であること、医師が診察していること、分析方法などである。一方弱点は妊娠中の一回の尿しか調べていないこと、多数のフタル酸代謝物について多重比較の補正をしないで関連をみているのでI型のエラーの確率が高いこと、他の研究では同じ結果になっていないこと等がある。この研究は因果関係を示したものではないのでフタル酸が喘息の原因だと結論するのは間違い。

意味:データは興味深いものである。この研究で示されたデータが規制上の意思決定や臨床に影響することはありそうにない。また別の研究で確認されない限り一般の人にとっても限られた価値しかないだろう。

(いろんな肩書きの)Andrew Bush教授

著者自身が述べているように、この比較的小規模の研究は別のより大きな集団での確認が必要である。これを元に健康上の助言はできない。妊娠女性は心配すべきではない

(EHPの論文にメディアがいちいち反応する必要はないんだが・・報道するなら全部報道すればいいのに。家の中で火を使ってはいけないとか)

  • 主導的医療倫理学者が機能増強薬物は安全な量で使用を認められるべきと言う

Leading medical ethics academic says performance enhancing drugs should be allowed at safe levels

September 17, 2014

http://www.heraldsun.com.au/news/victoria/leading-medical-ethics-academic-says-performance-enhancing-drugs-should-be-allowed-at-safe-levels/story-fni0fit3-1227061667382

プロスポーツ選手は彼らのポテンシャルを最大限に引き出すために機能増強のための薬物使用を認められるべき、とオックスフォード大学のJulian Savulescu教授が述べた。世界アンチ・ドーピング機関の使用禁止薬物リストは捨てて独自のプロ用団体を作るべきという。ステロイド、成長ホルモン、EPOを認めるべき。

プロサッカーリーグのEssendonサプリメントスキャンダルを「お金の無駄」と言っている

(プロになるにはサイボーグになる必要がある時代までもう少し?)

  • Whole Foodsの反GMO詐欺

Whole Foods' Anti-GMO Swindle

09.15.14  Michael Schulson

http://www.thedailybeast.com/articles/2014/09/15/whole-foods-anti-gmo-swindle.html

「遺伝子組換え不使用」の可愛いラベルは、科学であなたを守るものではなく、恐怖を利用してお金を儲けるためのもの

大手スーパーマーケットチェーン店Whole Foodsが「ノンGMOプロジェクト認証」というチョウチョの描かれた可愛らしいマークをつけた商品を店舗に並べている。これまで2000ブランド2万以上の商品が認証されている。認証団体は自然食品企業からの寄付で運営されている。この一見無害なマークはしかしよく見ると詐欺的手法を使っている。一つは、米国の公的に認証されたオーガニックならGMOフリーであり消費者はそれを選ぶことでGMOを避けることはできる。もう一つはこのプロジェクトの認証した製品の多くがもともとGMなど存在しないものである。つまりGMOフリー認証マークのついたアーモンドは認証マークのついていないアーモンドと同じである。しかしマークをつけて高く売る。さらに店の中にGMOフリーの単語を溢れさせることでGMOは悪いものだという印象を消費者に与えることができる。

選挙の時のTV CMを見たことがある人ならわかるだろう、誰かに情報を与えることが必ずしも彼らを情報通にはしないことを。文脈無しに感情的単語を食品包装に強調することは、消費者が自分が食べているものについてより良く知ることにはならない。

  • アクリルアミド裁判

Acrylamide Litigation | Current Cases

http://www.toxictorts.com/index.php/about-us/cases/current-cases/acrylamide-litigation

Proposition 65について、発がん物質であるアクリルアミドを含むことをマクドナルドやバーガーキングのフライドポテトについて表示させる裁判が最初のケースで、現在はスターバックスとコーヒーへの表示について裁判中。

カリフォルニアではコーヒーにも「発がん物質を含む」表示が義務化されるかも

(コーヒーそのものは発がん性どころか負の関連があったりする。アクリルアミドの発がん性が確かだとして、コーヒーに発がん物質が含まれると表示することは公衆衛生政策として「素晴らしいこと」なのだろうか、という良い例だろう。食品の表示問題は、全体がわかっていない中で一部だけわかっていることをあたかもそれが重要であるかのように表示することに意味があるのかという話。)

  • 交配作物がより早く適応

Natureニュース

Cross-bred crops get fit faster

Natasha Gilbert

16 September 2014

http://www.nature.com/news/cross-bred-crops-get-fit-faster-1.15940

干ばつ耐性トウモロコシを作る努力においてはGMが交配に遅れをとる

気候変動による影響が激化する中世界中の農家は干ばつに耐える作物が迅速に必要である。2006年に3300万ドルで始まったアフリカのための干ばつ耐性トウモロコシプロジェクトでは13ヶ国で153の新しい品種を開発した。2016年にこのプロジェクトが終わるがこれらによりもたらされた収量の増加は13ヶ国で最大9%の貧困を救うのに役立つと報告されている。成功の大部分は巨大種子バンクへのアクセスと交配による。干ばつ耐性は複数の遺伝子が絡む複雑なもので一度に一つの遺伝子しか操作できない組換えではそれほど早く開発できない。通常の交配も大きな影響があるが、全ての選択肢を検討することが重要である。

  • シャーロットのFood Babeにはたくさんのファンと少しの批判者がいる

Charlotte’s Food Babe has lots of fans – and some critics

By Kathleen Purvis

Posted: Monday, Sep. 08, 2014

http://www.charlotteobserver.com/2014/07/13/5040109/charlottes-food-babe-has-lots.html#.VBjsWKTlpaQ

食品企業を批判するblogなどで有名になったVani Hariは個人的体験と自分自身のルックスを売りにしてFood Babeブランドであらゆるお気に入りを宣伝し、たくさんのフォロワーからカリスマ的支持を得ている。ウェブで6桁の収入があるという。

彼女のコミュニケーション能力は抜群だがその話す内容には強い批判がある。特に彼女のキャンペーンが注目を集めるとその科学的根拠の無さに批判が集まる。例えば最近の彼女の投稿ではビールにアイシングラスを使っていることを危険だと非難していたが、アイシングラスは18世紀からビールを清澄にするために使われている魚由来のタンパク質である。

さらにビールに「凍結防止剤成分」が入っていると主張しているが実際にはそれは海草由来の泡を安定化する成分であるアルギン酸プロピレングリコールで、不凍液に使われるプロピレングリコールではない。

彼女の支持者は企業を批判すれば必ず批判されるという。しかしHariを批判しているのは別に食品企業の人間のみではない。単に科学的間違いを拡散されるのがイヤな科学者である。例えば彼女はワクチンが危険だから予防接種は受けないと書き、それについて予防医学の専門家が批判している。Hariは良いことをしようとしているのだろうが基本的知識がない。

Hariが声高に成功を叫んでいるサブウェイのパンからアゾジカルボンアミドを排除した事例は、食品を安全にしたように見えるかもしれないが相変わらず脂肪や塩は使っている。そのような小さな成功を大げさに主張することで安心するのは何も言わないより悪いかもしれない。安全に寄与しないことを変更した企業の宣伝材料になるだけだから。

(タバコ企業が何やってるか知ってる?タバコに含まれる何千もの化合物の情報を精査します、それが終わるまでは何もしません、っていう戦略。食品を構成する化学物質の数なんていくらになることか。)

2014-09-16

[]評価

食品添加物ポリビニルアルコール(E 1203)のエタノール溶解性の規格変更及びその安全性評価上起こりうる影響に関する要請についての声明

Statement on the request for a modification of the specification on solubility of the food additive polyvinyl alcohol (E 1203) in ethanol and its possible impact on the safety assessment

EFSA Journal 2014;12(9):3820 [8 pp.]. 11 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3820.htm

溶解度の記述が「ほとんど解けない、または不溶性」と修正されるだけで、この修正による食品添加物としてのポリビニルアルコール(E 1203)の安全性に影響はない。

  • 2,4-Dの農薬リスク評価ピアレビューについての結論

Conclusion on the peer review of the pesticide risk assessment of the active substance 2,4-D

EFSA Journal 2014;12(9):3812 [76 pp.]. 11 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3812.htm

情報不足と懸念が確認された。

  • シアントラニリプロールの農薬リスク評価ピアレビューについての結論

Conclusion on the peer review of the pesticide risk assessment of the active substance cyantraniliprole

EFSA Journal 2014;12(9):3814 [248 pp.]. 09 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3814.htm

情報不足と懸念が確認された。

  • ピメトロジンの農薬リスク評価ピアレビューについての結論

Conclusion on the peer review of the pesticide risk assessment of the active substance pymetrozine

EFSA Journal 2014;12(9):3817 [102 pp.]. 09 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3817.htm

情報不足と懸念が確認された。

  • バナナのアセタミプリドの既存MRL改訂についての理由付き意見

Reasoned opinion on the modification of the existing MRL for acetamiprid in bananas

EFSA Journal 2014;12(9):3824 [20 pp.]. 12 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3824.htm

消費者の健康リスクを引き起こす見込みはない。

[]RASFF Week37-2014

警報通知(Alert Notifications)

該当なし

注意喚起情報(information for attention)

パキスタン産マンゴーのテブコナゾール(0.27 mg/kg)、チュニジア産冷凍マトウダイの水銀(0.85 mg/kg)、スペイン産マグロの水銀(1.4 mg/kg)、韓国産冷凍メカジキの水銀(1.93 mg/kg)、中国産トンカットアリ抽出粉の未承認新規食品成分トンカットアリ、ガーナ産飼料用綿実のアフラトキシン(B1 > 40.00 µg/kg)、香港産台所用スプーンからのクロムの溶出(92.67 mg/l) 、エジプト産チルドメカジキの水銀(1.9 mg/kg )、中国産食品サプリメントの未承認物質シルデナフィルチオノ類似体 (347 mg/kg)、中国産ガラスマグからのカドミウム(>0.5 mg/kg)及び鉛(>10 mg/kg)の溶出、スペイン産チルドキハダマグロロインの水銀(1.74 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

米国産特定栄養食品の未承認物質リンゴ酸シトルリン・β-アラニン・ノルバリン(L-ノルバリン)、オランダ産産卵鶏のダイオキシンの疑い、オランダ経由カンボジア産オオバコエンドロのクロルピリホス(0.43 mg/kg)・ピリダベン(0.67 mg/kg)・ペルメトリン(3.9 mg/kg)・ヘキサコナゾール(0.34 mg/kg)・クロルフェナピル(0.32 mg/kg)・フィプロニル(0.085 mg/kg)・フェノブカルブ(0.30 mg/kg)・イプロベンホス(0.037 mg/kg)・ペンシクロン(0.1 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

イラン産ピスタチオのアフラトキシン(B1 = 93.8 µg/kg)、中国産茶の未承認物質クロルフルアズロン(0.057 mg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分カワラタケ、エジプト産チルドキダイの水銀(0.73 mg/kg)、セネガル産冷凍バラクーダフィレの水銀(0.75 mg/kg)、エジプト経由インド産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 40; Tot. = 51 µg/kg)、中国産紅麹抽出物の未承認照射、ベトナム産冷凍すり身調理食品のプロピレングリコール (E1520)・キラヤ抽出物(E999)・ソルビタントリステアレート(E492)・未承認β‐シクロデキストリン(E459)・未承認食品添加物アスパラギン酸ナトリウム、ベトナム産冷凍カイヤンの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)ニトロフラゾン(SEM) (1.9 µg/kg)、中国産メラミンスプーンからのホルムアルデヒドの溶出(84.3 mg/kg)、ウズベキスタン産乾燥アプリコットの亜硫酸塩非表示(2283 mg/kg)、トルコ産ブドウの葉の銅(130 mg/kg)、中国産鉄製皮むき器からのクロムの溶出(2.9 mg/kg)、中国産台所用ハサミからのクロム(12.8 mg/kg)及びマンガン(1.8 mg/kg)の溶出、ドミニカ共和国産生鮮ササゲのクロルピリホス(0.2 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]NATO 航空基地Geilenkirchen騒音と健康研究

Research on Noise and Health NATO Airbase Geilenkirchen

2014-09-15

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2014/september/Research_on_Noise_and_Health_NATO_Airbase_Geilenkirchen

2002年から2012年の間にほとんどの影響は飛行回数の減少に伴い減少しているため軍用機の騒音が原因であろう。今でも相当数の住人が騒音に苦しんでいる。

[]新しい保健省のデータは成人の喫煙率が増加していることを示す

New Health Department Data Show Increase in Adult Smoking Rate

Monday, September 15, 2014

http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2014/pr035-14.shtml

2013年のデータでは成人ニューヨーカーの16.1%が喫煙者である。最低だった2010年の14%から相当増加しており、2007年以降初めて100万人を超えた。保健省は軽い喫煙者を対象にした新たな広告キャンペーンを開始する。

[]ラードの取引業者リストを明確にする

Lard traders’ list to be clarified

September 16, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140915_203347.shtml

食品安全センターはラードに関連する業者リストの明確化とタイムリーな改訂を促進するための新しい方法により証明を提出することができる。

センターは昨日台湾のChang Guann社が3月1日以降に製造した製品を使用した可能性のある業者のリストを発表した。しかし一部の業者から問題の製品は使用していないというクレームがあった。そのため請求書のような妥当な文書を添えて改訂要請を提出するよう助言する。センターは事例を検証してリストを改訂する。

[]ラードの禁止官報掲載

Lard ban gazetted

September 14, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140914_151907.shtml

政府は食品安全条例のもとで今年3月1日以降に製造された台湾のChang Guann社のラード及びラード製品の輸入を禁止する命令を官報に告知した。本日正午発効する。

問題の製品は香港に約500トンありこれまで1/10が封印された。

[]豆から基準値を超える農薬

Beans found to contain excessive pesticide

September 12, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140912_231711.shtml

Tsuen Wan市場の白インゲン豆1検体から0.71ppmのカルボフランを検出した。MRLは0.1ppm。食品安全センターは現在産地を追跡中である。普通の量を食べることによる健康への有害影響はない。

[]地溝油事件は犯罪捜査に

Gutter oil incident sparks criminal probe

September 12, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140912_150714.shtml

地溝油事件の中心にあると考えられている企業が犯罪捜査中である、と食物環境事務官Ko Wing-man博士は述べた。Globalway Corporationが飼料用のラードを台湾のChang Guann社に食用として輸出した疑い。

同時に政府は立法評議会と食品企業と協力して使用済み油がヒト食用にリサイクルされない方法を検討する。

[]輸入カジキから水銀

Mercury found in swordfish imports

September 11, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140911_215245.shtml

食品安全センターは、ベトナム産メカジキから規制値の0.5 ppmを超える0.82-2.5 ppmの水銀が検出されたため消費者に食べないように助言する。輸入業者にはリコールを求めた。

[]体重差別研究で議論が盛んになる

Behind the headlines

Weight discrimination study fuels debate

Friday September 12 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Weight-discrimination-study-fuels-debate.aspx

多くのメディアが差別的「肥満非難」は食べる量を減らすよりむしろ余計に食べさせると報道した。Daily Mailは「誰かに「食べると太るよ」と言うとさらに多くビスケットを食べさせるだけ」と説明している。これは常識的な「やけ食い」イメージと重なるが、この見出しは科学的ではない。実際にはこのニュースはなんらかの体重差別を感じた150人についての研究で、受けたのは脅迫や嫌がらせ、店でのサービスの悪さなどであって体重についての親切な助言ではない。この研究では50才以上の約3000人のBMIとウエストを3-5年でどう変化したかを調べた。同時に差別を感じたかどうかも調べた。しかしこの研究方法から、体重増加が差別やその周辺の状況が原因かどうかはわからない。平均すると差別されたと報告した150人は研究期間中に僅かにBMIとウエストが増加し差別されたとは報告していない人たちは少しだけ減った。

[]妊娠中の大量飲酒は子どもの精神衛生に悪い

Pregnant drink binges harm kids' mental health

Friday September 12 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/alcohol-in-pregnancy-affects-kids-learning.aspx

「妊娠中に一度大量飲酒をすると子どもの精神上の健康と学校の成績に悪影響がある」とMail onlineが報道した。この見出しは数千人の女性とその子どもを解析した結果を報道したもので、最大7000人の子どもたちを解析して妊娠中に少なくとも一度大量飲酒をしたが毎日は飲んでいない女性の子どもは多動や注意の問題が僅かに高かった。また試験成績が平均1ポイント低かった。この結果は関連の可能性を示唆するが、同定された差は一般的に小さく男女や親と教師の評価でも必ずしも一致していない。

妊娠中に大量飲酒をしたり酔ったりしないようにというのは既に公式に助言されている。特に妊娠初期の3ヶ月には酒を避けるべきである。

[]ODS Resources鉄

IRON

http://ods.od.nih.gov/factsheets/list-all/Iron/

消費者向け及び専門家向け情報更新

[]EPAは使用が制限されている臭化メチルを含む土壌燻蒸剤の新しい代用品となる抗線虫剤を登録

EPA Registers New Nematicide Alternative to Restricted-Use Soil Fumigants, Including Methyl Bromide

09/12/2014

http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/0/71820C055C72619185257D510056DBCC

燻蒸剤ではない、低リスク線虫コントロール成分としてフルエンスルホンを登録。

[]公示:Best Line Suplemento Alimenticioカプセルには表示されていない医薬品成分が含まれる

Public Notification: Best Line Suplemento Alimenticio Capsules Contains Hidden Drug Ingredient

09/15/2014

http://www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/BuyingUsingMedicineSafely/MedicationHealthFraud/ucm414351.htm

FDAの検査でシブトラミンが検出された

製品の写真有り

  • 公示:Mezoには表示されていない医薬品成分が含まれる

Public Notification: Mezo Contains Hidden Drug Ingredient

09/15/2014

http://www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/BuyingUsingMedicineSafely/MedicationHealthFraud/ucm414373.htm

FDAの検査でシブトラミンが検出された

製品の写真有り

  • 公示:LX1には表示されていない医薬品成分が含まれる

Public Notification: LX1 Contains Hidden Drug Ingredient

09/15/2014

http://www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/BuyingUsingMedicineSafely/MedicationHealthFraud/ucm414364.htm

FDAの検査でDMAAが検出された

製品の写真有り

その他

  • Elizabeth Whelan博士追悼

A tribute to Dr. Elizabeth Whelan, 1943-2014

September 12, 2014

http://acsh.org/2014/09/tribute-dr-elizabeth-whelan-1943-2014/

ACSHの創設者で1978年から会長のElizabeth Whelan博士が昨日亡くなった

  • 「血液型と認知症リスクの高さに関連?」

Senseaboutscience

"Is blood type linked to higher risk of dementia?"

12 September 2014

http://www.senseaboutscience.org/resources.php/163/quotis-blood-type-linked-to-higher-risk-of-dementiaquot

9月11日にDaily Expressに掲載された記事の見出しは「希な血液型は認知症リスクの高さと関連」だった。実際には記事が伝えた研究は認知症をしらべたものではない

アルツハイマー学会Ian Le Guillou博士

見出しの主張とは違って研究者は認知症と血液型の関連を調べたのではない。発表された結果はAB型の人が認知機能不全率が高いことを示唆したもので認知症との関連を示したものではない。一般論として認知機能不全の人は認知症発症率が高いがそうならない人も相当いる。この研究で調べられた人たちが認知症になったかどうかはわからない。

認知症の発症リスクを増やす要因のいくつかはわかっている:喫煙、肥満、高血圧など。血液型を心配するより活動的で健康的なライフスタイルによりリスクを下げることができる。

  • 地域の革新における保健委員会の歴史的役割 ニューヨークの炭酸飲料サイズの事例

The Historic Role of Boards of Health in Local Innovation

New York City’s Soda Portion Case

Lawrence O. Gostin et al.,

JAMA Viewpoint | September 15, 2014

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1906158

オープンアクセス

米国人の34.9%が肥満で2003年から2012年の間にあまり変化がない。現在の政策が上手くいっていないため新しいアイディアが必要とされている。ニューヨーク市保健委員会(NYCBH)は炭酸飲料のサイズ制限という新しい方法を提案したが2014年6月に州の高裁が、委員会には権限がないとして却下した。

地域の保健機関:革新と政治的障壁

一食あたりのサイズと肥満

健康的生活を薦めるための地方の力

公衆衛生の「アート」と「科学」

  • 70才以上の女性の乳ガンスクリーニングは進行がんの減少をもたらさない、オランダの研究

BMJ Research News

Screening women over 70 for breast cancer does not produce expected fall in advanced disease, Dutch study finds

BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g5664 (Published 15 September 2014

http://www.bmj.com/content/349/bmj.g5664

オランダの乳ガンスクリーニング計画により高齢の女性を含むことは進行がんの減少につながらなかった。高齢女性のスクリーニングは過剰診断と過剰治療につながるだろう。

オックスフォード大学根拠に基づいた医療センターでの「過剰診断予防学会」の開催にあわせてBMJに発表。

オランダでは1998年に乳がんのスクリーニング対象年齢を69-75才まで拡大した。この年齢の女性について効果があるという根拠はなかったので、研究者らは1995年から2011年の新規乳がん(浸潤性・非浸潤性)全症例を追跡した。スクリーニングの導入前後で比較した。スクリーニングにより70-75才で新たに乳がんと診断される症例は急激に増加した(10万人あたり248.7から362.9)が悪性のがんの発症率減少は小さかった(10万人あたり58.6から51.8人)。これらの数値から70-75才の進行がんを1例検出するために20人が過剰診断されることになると計算。

これはBMJの過剰診療啓発キャンペーンの一環

Too Much Medicine

http://www.bmj.com/too-much-medicine

(このキャンペーンはしばらく前からやっている。甲状腺結節スクリーニングなんてまさしく過剰診療の害の方が大きい典型例。日本には神経芽細胞腫のスクリーニングの事例もあるのに。日本乳癌検診学会のトップが2010年の見解というのもどうよ。)

  • 高タンパク質食は血圧を下げる

Study finds high protein diets lead to lower blood pressure

11-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/bumc-sfh091114.php

American Journal of Hypertensionに発表された研究。Framingham 子孫研究の健康な参加者のタンパク質摂取量と11年間の高血圧発症を解析した。動物性でも植物性でもタンパク質の摂取量の多さは血圧(収縮期・拡張期)の低さと関連した。1日平均100g以上のタンパク質を摂取している人たちはは最も少ない群に比べて40%高血圧リスクが低い。

  • 砂糖と健康

Heart and Stroke Foundation(心臓脳卒中財団:カナダ)

Sugar and your health

September 2014

http://www.heartandstroke.com/site/apps/nlnet/content2.aspx?c=ikIQLcMWJtE&b=4016859&ct=14183373

砂糖を減らすように助言

添加された糖については総摂取カロリーの10%までを推奨

  • 研究:高脂肪乳製品を食べることは2型糖尿病リスクを下げる

Forbes

Study: Eating High-Fat Dairy Lowers Type 2 Diabetes Risk

David DiSalvo 9/15/2014

http://www.forbes.com/sites/daviddisalvo/2014/09/15/study-eating-high-fat-dairy-lowers-type-2-diabetes-risk/

最近高脂肪食について好ましい報道が相次いでいる。今週は欧州糖尿病研究学会で発表されたスウェーデンの45-74才の約27000人を14年追跡した研究である。全部で2680症例の糖尿病が診断された。クリームや全脂肪乳を含む高脂肪乳製品を1日8単位以上食べていたヒトの糖尿病発症リスクが1日1単位以下のヒトより23%低かった。低脂肪乳製品では同じような影響は見られなかった。Diabetologiaに発表予定。

  • 5:2ダイエットについての議論再燃

SMH

Debate fires up again about the 5:2 diet

September 16, 2014

http://www.smh.com.au/lifestyle/diet-and-fitness/debate-fires-up-again-about-the-52-diet-20140915-10h2vu.html

今週英国の科学者Michael Mosley博士の著書が7チャンネルのサンデーナイトで放送されたため議論が活発化した。5:2ダイエットは週に連続していない2日、低カロリー(500-600Cal)で過ごすというもの。

どんなダイエット法で成功したという報告でも、最も重要なのはそれが長続きして害がないということである

  • 西オーストラリアの機関がサメを見逃してやる

Natureニュースblog

Western Australian agency lets sharks off the hook

12 Sep 2014

http://blogs.nature.com/news/2014/09/western-australian-agency-lets-sharks-off-the-hook.html

西オーストラリア環境保護局が議論のあるサメの駆除を生物相への影響が不確実だとして中止した。泳いでいた人やサーファーが何人も殺されたために昨年州当局が問題のビーチや沿岸のサメを減らすと述べた。この計画が環境保護主義者や海洋保存主義者たちから激しい抗議を受け、科学者は特にオーストラリアのホホジロザメについて心配した。

2014-09-12

[]油の質監視中

Oil quality under watch

September 11, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140911_180100.shtml

食物環境衛生署は香港の調理油製造業者を認可し監視している。Vivian Lau署長は製造業者は食物環境衛生署から許可証を取得しなければならないと発表した。衛生署は業者の衛生基準をチェックする。国内には9つの調理油製造許可業者があるが、どこも調理用ラードは作っていない。3社はラードを作るのに必要なOffensive Trade Licenceを所有しているが調理用ラードを作ることは認められていない。

調理油の違法製造には対応し、監視を強化する

食物環境衛生署は2013年は450の調理油を検査し全て安全性試験に合格している。

[]「食品依存」は存在しない、と科学者が言う

Behind the headlines

'Food addiction' doesn't exist, say scientists

Thursday September 11 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/food-addiction-doesn’t-exist-say-scientists.aspx

Mail Onlineが「食品に依存性があるのではなく食べることに依存性がある:貪り食うのは心理的な衝動だと科学者が言う」と報道した。このニュースは科学者が、薬物依存とは違って、食品中の特定の成分に対してヒトが依存症になるという根拠はほとんどないと主張した論文を報道したものである。ある種の食品が依存性があると考えるより食べることとそれに関連する「報酬」プロセスへの行動的依存だと考えた方が有用であろうと主張している。この論文は現在の何故ヒトは食べ過ぎるのかに関する議論に有用な貢献をする。英国や他の先進国での肥満の増加を考えるとこれは重要なトピックである。何故ヒトが必要以上に食べるのかについてはまだわからないことも多い。我々の過食についての考え方は摂食障害の治療法に関連し、考え直すことは衝動的食習慣を克服するのを助けるのに役立つだろう。

[]教師が食品安全と栄養の背景にある科学について学ぶ

Teachers Learn About the Science Behind Food Safety and Nutrition

Posted on September 11, 2014 by FDA Voice By: Sharmi Das -

http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2014/09/teachers-learn-about-the-science-behind-food-safety-and-nutrition/

今年7月に中学高校の先生たちがFDAの第15回学校の先生向け夏の訓練プログラムで最新の食品安全と栄養情報に触れた。この1週間のプログラムは米国の学校での食品の安全と栄養教育を向上させて生徒が適切な食品の取り扱いと健康的な食品の選択ができるようにするためのものである。

このプログラムはFDAと全国科学教師協会が開発したカリキュラムを用いた「科学と我々のフードサプライ」と呼ばれるものである。これまで50州から652人の教師が訓練を修了した。今年は22州32人の教師が参加して今年の学校教育に役立てるだろう。

このプログラムでは先生たちは食品が食卓に届くまでにたどる旅路について学ぶ。さらにメリーランド大学の実験室で基本的微生物学的技術を学びFDAのCFSANとUSDAの科学者から最新の食品安全や栄養についての科学を学ぶ。

Food Safety and Nutrition Education

http://www.teachfoodscience.org/

[]年次科学報告書発表への招待

Invitation to Annual Science Report Launch

11 September 2014

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/13052/invitation-to-annual-science-report-launch

9月17日ロンドンの王立化学会で5.30pmからGuy Poppy教授がプレゼンする

[]FTCはプラスチック製木材製品の根拠のない環境に良いという宣伝をした企業に最終同意審決

FTC Approves Final Order Settling Charges that Firm Made False and Unsubstantiated Environmental Claims for its Plastic Lumber Products

September 11, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/ftc-approves-final-order-settling-charges-firm-made-false

Engineered Plastics Systems社は、製品の多くが完全にリサイクルプラスチックであると宣伝していたが実際には1/3以下である。環境に良いという全ての宣伝には信頼できる根拠が必要である。

[]FTCは「脂肪燃焼」ダイエット錠剤の販売業者に、減量用製品の製造、販売を禁止

FTC Settlement Bans Marketer Behind ‘Fat Burner’ Diet Pills from Manufacturing, Marketing Weight-Loss Products

September 11, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/ftc-settlement-bans-marketer-behind-fat-burner-diet-pills

HealthyLife Sciences社の先のCEOで共同創業者のJohn Matthew Dwyer IIIが、FTCと詐欺的宣伝による減量産業からの撤退に合意した。Healthe Trimサプリメントを摂ると脂肪を燃やし代謝を上げ食欲を抑制して「高校時代のように痩せる」と消費者を騙していた。製品はフーディア、ラズベリーケトン、グリーンコーヒー豆、ガルシニアなどを含むとされ宣伝は主に個人の体験談であった。

FTCの消費者保護局長Jessica Richは「減量は簡単ではなく魔法の錠剤はない。消費者は簡単に痩せられるという宣伝は疑うべきだ」と述べている。

FTCは虚偽の宣伝をチェックするためのメディア向けの情報提供を行っている

Gut Check: A Reference Guide for Media on Spotting False Weight Loss Claims

http://www.business.ftc.gov/documents/0492-gut-check-reference-guide-media-spotting-false-weight-loss-claims

メディアには消費者を騙す宣伝が放送・出版されないようにすることができる。まともなメディアは詐欺に荷担したいはずはない。メディアが大事な読者をインチキ製品から守りたいと思うはず。尊敬すべきブランドの広告主は詐欺師と一緒に並びたいとは思わない。

減量に関して7つのチェックポイントは

・1週間または1ヶ月で2ポンド以上あるいは運動も食事制限も無しに痩せる

・食べても痩せる

・製品の使用を止めてもずっとやせたまま維持できる

・減量できるほど脂肪やカロリーの吸収を抑える

・一週間当たり3ポンド以上4週間以上にわたって安全にやせられる

・全ての人に減量効果

・製品を身につけたり皮膚に塗ったりするだけで痩せる

(詐欺広告載せてないメディアが日本にあるのだろうか??)

その他

  • 原発性小脳発育不全:生きた患者での臨床及び画像知見

A new case of complete primary cerebellar agenesis: clinical and imaging findings in a living patient

Feng Yu et al.,

Brain (2014) doi: 10.1093/brain/awu239

First published online: August 22, 2014

http://brain.oxfordjournals.org/content/early/2014/08/22/brain.awu239.full

めまいや上手に歩けないという訴えで来院した24才の女性の小脳が無かった。結婚していて娘もいる。彼女の5人のきょうだいは正常で彼女の母親によると彼女は1人で立てるようになったのが4才で歩けるようになったのは7才。走ったり飛んだりはできない。失語症ではない

(驚くべき脳の可塑性)

  • 太っていると批判すると「さらに多く食べるようになる」

Telegraph

Fat shaming 'makes people eat more rather than less'

By Gregory Walton, and Edward Malnick

6:00AM BST 11 Sep 2014

http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/11086483/Fat-shaming-makes-people-eat-more-rather-than-less.html

2944人の英国英国成人を4年以上調べた研究では、毎日のように太っていることで差別されていると報告した人はそうでない人に比べて体重が重くなった。著者の1人であるUniversity College LondonのSarah Jackson博士はよかれと思って友人や家族から指摘される言葉は問題があるという。過体重の人は既にわかっているので指摘する必要がなく、悪化させるだけ。非難ではなくポジティブな言葉で励ますのがよい。

  • 日光と自殺の関連研究

Association between sunshine and suicide examined in study

10-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/tjnj-abs091014.php

14-60日前の日々の日光暴露が自殺率の低さと関連

JAMA Psychiatry. Published online September 10, 2014.

doi:10.1001/jamapsychiatry.2014.1198

オーストラリアの69,462例についての研究

2014-09-11

[]外来製品警告

September 5, 2014付け

  • Foreign Product Alerts: Sliming Diet, SlimExtra Herbal Capsules, 1 Day Diet, LYPOLYSIS II, La Jiao Shou Shen, B-Perfect, Diet Master, Super Slim, Slim Max, and Sport Burner

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2014/41323a-eng.php

各種減量用製品。製品の写真有り

  • Foreign Product Alerts: Gold Vigra, Liu Bian Li, GoldReallas, Black Ant Strong, My Man His Enhancer 12 Pack, Top Man 3, Vigour 800, Dick's Hard Up, P-Boost, NatuRECT, 3 Hard Knights, Germany Niubian, and Alpha Male REDDES (or REDDIES), The Rock, Full Throttle On Demand, RezzRX, Play Hard for Men, Rhino 5 Plus, Maxtremezen, Extenzone

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2014/41315a-eng.php#!prettyPhoto

各種性機能増強用製品。製品の写真有り

  • Foreign Product Alerts: JIN LONG Snakes Bones Rheumatic Capsules

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2014/41313a-eng.php

HSAが警告している関節痛用製品。製品の写真有り

[]新しい食品犯罪ユニットにより消費者の信頼を強化する

Consumer confidence to be strengthened through new food crime unit

4 September 2014

https://www.gov.uk/government/news/consumer-confidence-to-be-strengthened-through-new-food-crime-unit

政府は食品の真正性と食品供給網確保についてのElliot報告書の助言を全て受け入れると発表した。この中には新たに食品犯罪ユニットを作ることも含まれる。

Elliot教授のレビューは食品偽装の予防方法を検討したもので、同時に食品供給網の文化向上法も探っている。

[]ラード輸出業者調査

Lard exporter investigated

September 10, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140910_180235.shtml

食品安全センターは動物飼料用の油を食用として台湾のChang Guann社に輸出したとされるGlobalway Corporationを調査している。センターの顧問Ho Yuk-yin博士によるとGlobalwayは3月から5月にかけてUpswing Companyから87.7トンのラードを購入し加工しないでそのまま輸出した。Upswing Companyの送り状には「動物飼料用」とあるがGlobalwayの送り状には「食品製造用、食用」とある。

センターは犯罪捜査を検討している。

またこれまで集めた51の食品とラードについては全て安全性検査に合格している。

[]EPAは意思決定の際に持続可能性ツールを取り入れるべきでNGOや民間部門ともより広範な協力を

EPA Should Incorporate Sustainability Tools and Approaches in its Decision Making More Broadly, Collaborate With NGOs and Private Sector

Sept. 10

http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=18949

NRCの新しい報告書。

Sustainability Concepts in Decision-Making:

Tools and Approaches for the US Environmental Protection Agency (2014)

http://www.nap.edu/catalog.php?record_id=18949

[]FDAは体重管理薬Contraveを認可

FDA approves weight-management drug Contrave

September 10, 2014

http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm413896.htm

FDAは本日長期の体重管理の選択肢としてカロリーを減らした食事と運動に加えたContrave(塩酸ナルトレキソンと塩酸ブプロピオンの徐放剤)を認可した。

この医薬品はBMI 30以上の成人あるいはBMIが27以上で体重関連の高血圧や2型糖尿病,高コレステロールなどの症状が1つ以上ある成人に使用される。

ContraveはFDAが認可している2つの医薬品の組み合わせで、ナルトレキソンはアルコールやオピオイドの依存性治療用、ブプロピオンは鬱や禁煙補助用に認可されている。

Contraveの有効性は約4500人の肥満または過体重の患者を含む複数の臨床試験で評価された。

Contraveを維持用量で使用している患者は12週で効果があるかどうか評価が必要になる。もし最低5%の減量がなければ、治療を続けても意味のある減量を達成する可能性は低いのでContraveの使用は中止すべきである。

(他いろいろ注意有り。基本的に向精神薬なので食生活が変わらなければ意味がない)

[]参考資料 日本産輸入食品の放射能検査の結果

2014.8.29.~2014.9.4

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=25058

2014.8.22.∼2014.8.28.

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=24971

[]説明資料(韓国日報「大型マートのカワハギの干物にラックス成分(次亜塩素酸ナトリウムなど)基準値49倍...食品医薬品安全庁は検査法の有無も知らず」記事に関連)

食品基準課/添加物基準課/添加物包装課 2014-09-03

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=25026

‘14.9.3. 韓国日報が報道した “大型マートのカワハギの干物にラックス(漂白剤)成分基準値 の49倍…食薬処は検事法の有無も知らず” という記事について次のように説明する

NaOCl sodium hypochlorite

食薬処は‘04年に食品中で次亜塩素酸ナトリウム分析法を開発してホームページに公開している

また, 2007年, 2009年, 2011年には食品中次亜塩素酸ナトリウム分析法を含む「食品中食品添加物分析法」パンフレットを用意して配布した.

※ 分析法は食品添加物情報(http://www.mfds.go.kr/fa/index.do)で確認することができる

食薬処は調味干魚安全管理を強化するために輸入通関, 流通段階で次亜塩素酸ナトリウム検査を強化している

[]国内流通養殖淡水ナマズのマラカイトグリーン回収・検査の結果 

農水産物安全性課 2014-09-03 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=25025

食品医薬品安全処と海洋水産省は国内で流通する養殖淡水ナマズの安全性を確保するためにソウル・釜山・大邱など 6地域で国内養殖淡水ナマズ 220件を収去・検査した結果, 23件からマラカイトグリーンが微量検出されたため該当の水産物(淡水ナマズ 2,873.7kg)を直ちに差し押えして廃棄措置したと発表した.

マラカイトグリーン :食品中に検出されてはならない物質に指定されて使用禁止とされている

マラカイトグリーン検出量 : 0.003〜0.071mg/?

この調査は去る 8月末国内淡水ナマズ養殖場で使用が禁止されたマラカイトグリーンが微量検出されたため流通する淡水ナマズの安全性確認のために実施した

対象はソウル 50件, 京仁 50件, 大邱•大田•釜山•光州各 30件など総 220件

この調査の結果マラカイトグリーンが検出された淡水ナマズを出荷したと推定される淡水ナマズ養殖場 4ヶ所に対しては出荷養殖場で最終確認されれば該当の養殖場の淡水ナマズを全量廃棄措置し、 流通した淡水ナマズを追跡調査して該当の水産物も廃棄措置する計画である

また, 該当の養殖場に対しては関連法によって懲役または罰金とともに 6ヶ月の間特別管理対象に指定して管理する計画である

海水部は国内養殖淡水ナマズに対する安全性確認のために 8月26日から新規出荷を中止し, 全国 172ナマズ養殖場のうち130ヶ所(42ヶ所除外)に 対して調査を実施中である.

[]説明資料(最近一部のマスコミのOBビール消毒薬の匂い調査結果に関連 

酒類安全管理計画団 2014-08-27

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=24912

最近一部メディアがOBビール消毒薬においの調査結果に関連して次のように説明する

食品医薬品安全処は消毒薬のにおいの可能性についてOBビール 3工場の製造用水, 自動洗浄工程(CIP) など製造工程全般に対して現地調査した結果, この異臭は残留塩素によるにおいではないと判断した

製造用水は上水道を活性炭濾過及びオゾン処理により残留塩素及び異臭をとり除くなどの管理をしていて異臭を発生する可能性のある特異事項がない

また, 自動洗浄工程(CIP) 調査結果でも管理基準によって洗浄を実施して, 洗浄後残留塩素濃度を測定するなど製品に混入しないように管理していることを確認した.

参照で, 消毒薬成分である塩素, 過酸化水素などのにおいと脂肪酸化臭は違うという主張について、ビールは醗酵過程で発生する香り成分などが組み合わされるので単純脂肪酸化臭とは違う

(こういうやつ

韓国の代表ビールから消毒薬の匂いが?!...政府当局が調査に着手

2014/08/07

http://m.sportsseoul.jp/economy/read.php?sa_idx=12335

韓国、醜いデマ騒動!「眞露」社員がネットで風説 “ライバル潰し”か… (1/3ページ)

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140906/frn1409061530002-n1.htm

ネットの噂なんかに反応しすぎ・・そもそも妊婦はどのメーカーであろうと酒は飲まない方がいいわけで怖がる意味がわからない)

[]参考資料(最近の妊婦のマグロ摂取による水銀の危害性の議論に関連して)

食品基準課 2014-08-26

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&pageNo=1&seq=24909&cmd=v

食薬処は最近の妊婦のまぐろ摂取による水銀のリスク議論に対して次のように説明する

食薬処は水銀リスクに関して妊婦などはサメ、カジキ、まぐろなどは栄養を考慮して週 1回 100g 以下にしたほうが良いと発表した.

国内水銀基準はまぐろ類, カジキ類及び深海性魚類に対してメチル水銀1.0 ppmで管理していて これは国際食品規格委員会(Codex), アメリカなどと同じ水準である

また, 2004年から 2008年までまぐろ類 134件, カジキ類 103件, サメ類 36件及びまぐろ缶詰め 33件についてメチル水銀含量を調査した結果, それぞれ平均 0.21, 0.20, 0.28, 0.03ppmで国内基準を超過しなかった.

同時に, 2008年から 2011年まで我が国の国民 19,019人を対象に血中水銀濃度を調査した結果 1人当り血中水銀濃度は平均 3.45μg/Lで食品の摂取量に換算するとTWIの 28% 水準であり, 減少傾向である.

※ 参照資料 : ホームページ(www.mfds.go.kr)> 報道資料> ‘我が国の国民の水銀暴露は安全な水準’ (‘14.6.5)

○ 一方, まぐろなどの魚にはオメガ-3 脂肪酸, ビタミン、セレニウムなどミネラルの含量が高く、子供頭脳発達, 成長発達及び免疫維持機能が知られていてバランスの取れた摂取が望ましい.

□ 参照で, アメリカ食品医薬品局(FDA)でも去る 6月子供と妊婦は魚をもっと食べなければならない、まぐろ缶詰めなど魚を毎週 8~12 オンス(227~340g)食べた方が良いと勧告した.

アメリカの消費者団体は子供と妊婦はまぐろを全く食べないほうが良いと勧告したが, 米 FDAは魚の摂取量をふやすほど児童の成長発達に良い影響を及ぼすという説明とともに魚勧奨指針を固守すると確認した.

[]祝日•祭祀料理、栄養成分の情報が知りたいですか? 

栄養安全政策課/栄養機能研究チーム 2014-09-03 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=25020&cmd=v

「節日•祭祀食品栄養成分資料集」発刊

食品医薬品安全処は秋夕節日を迎え節日•祭祀の時に食べる物の熱量, ナトリウムなど栄養成分を提供する ‘節日•祭祀食べ物栄養成分資料集’を発刊•配布して, 健康的食べ物摂取要領を案内すると発表した.

主要内容は韓国国民が秋夕など節日と祭祀にしばしば食べる 80食品の熱量, ナトリウム, 糖類, 脂肪酸(26種) 及びアミノ酸(17種) など栄養成分の含量である

秋夕節日にはいつもより活動量が少なく食べ過ぎやすいので個人別で調節することが必要だ.

資料集は全国保健所, 教育庁などに配布される予定であり, 栄養表示情報サイト(http://www.mfds.go.kr/nutrition/index.do)でダウンロードできる(今後電子本提供予定).

[]祝日お墓回りの際、秋山道の野生キノコに注意! 

農水産物安全課/微生物課 2014-09-02 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=24993&cmd=v

食品医薬品安全処は節日や秋山行時良く見られる食用きのこと似た毒茸摂取による食品安全事故が毎年発生しているので毒茸についての正しい情報を提供しようと ‘野生きのこ採取注意!’リーフレットを製作して提供すると発表した.

主要内容は ▲間違いだとわかっている毒茸常識▲きのこ採取注意事項及び応急措置の要領などである

< 間違った毒茸常識 >

毒茸は色が派手と言われているが模様と色で食用きのこと毒茸を区別することはできない

毒茸は縦に裂けないといわれているが毒キノコも縦に裂ける

料理したとき銀のさじやはしが変色すれば毒茸だと言われているが代表的な猛毒きのこで銀は変色しない。一方食用きのこであるシイタケ料理に銀のさじとはしを入れれば変色する.

木で育つきのこは食用といわれるが嘘

また, よく加熱したり油で炒めれば毒性が消えると信じる場合があるが毒茸の毒は加熱で破壊されない

<きのこ採取注意事項及び応急措置要領 >

インターネット情報を参考にして野生きのこを取ってはいけない.

※ 最近 3年間野生きのこ安全事故発生状況 ‘11年(2人発生), ’12年(32人発生/4人死亡), ‘13年(11人発生 /2人死亡)

毒茸摂取による症状は嘔吐, 下痢, 寒気, 発熱, 呼吸困難などで発症したら応急医療機関に迅速に連絡して直ちに治療を受けることが重要である。食べ残したきのこは病院に持って行って医者に伝達すると正確な診断と治療を受けることができる

経験の豊かな専門家ではなければ毒茸を見分けることは実際不可能なので自然産(野生) きのこなどを取らずに安全に栽培されたきのこを購入して食べて欲しい

[]蛋白同化ステロイド製剤、違法販売者拘束 

危害師範中央調査団 2014-09-01 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=24978&cmd=v

食品医薬品安全処は国内外で蛋白同化ステロイドなど医薬品を購入して国内で不法販売して来た前ボディービル選手李某さん(男, 満 26歳)を「薬事法」違反疑いで拘束送致したと発表した.

捜査によると 李某さんは 2013年 7月から 2014年 6月まで不法密搬入した蛋白同化ステロイドなどをインターネットサイトと携帯電話メッセンジャーを通じてあるいは知人間で直取引する方式で総 809余回にわたって 3億 293余万ウォン相当の製品を販売した

李某さんは該当の医薬品を確保するために香港でステロイド医薬品を購入し個人の荷物に偽装して国内に密搬入したり国内医薬品販売店からステロイド剤を買ったりしていた。

国内薬品販売店は 2013年 11月不法医薬品取り扱い疑いで拘束された.

[]「センタク(マッコリの商品名)」製造元に食品衛生法違反として行政処分 

釜山地方庁食品安全管理課 2014-08-29

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=24975&cmd=v

食品医薬品安全処釜山地方庁は去る 7月 18日から 8月 14日まで 4回にわたって釜山合同醸造長林製造場及び蓮山製造場の衛生点検を実施し「食品衛生法」違反事項を摘発して 8月 19日行政処分及び告発措置した.

行政処分は長林製造場は ▲製造日付虚偽表示 ▲保存及び流通基準違反 ▲作業場内部衛生的取り扱い基準違反で営業停止 16日に替える課徴金 31,360,000ウォン及び過料 50万ウォンを賦課

蓮山製造場は ▲保存及び流通基準違反 ▲作業場内部衛生的取り扱い基準違反 ▲機械器具類洗浄不良 ▲虚偽過大広告で営業停止 10日に替える課徴金 19,000,000ウォン及び過料 70万ウォンを賦課して, 是正命令を措置した.

[]歯科用アマルガムと代替歯科修復材の患者や使用者への安全性についての予備的意見にパブリックコメント募集

PUBLIC CONSULTATION on the Preliminary Opinion on

The safety of dental amalgam and alternative dental restoration materials for patients and users

http://ec.europa.eu/health/scientific_committees/consultations/public_consultations/scenihr_consultation_24_en.htm

2008年の意見を更新するもの。In vitroの実験で脳の神経細胞への水銀の影響についての懸念が提示されているが、水銀の暴露はアマルガムの取り外しや装着時が最も多いので既に使用中の問題のない詰め物を外すことは正当化できない。

2014年11月16日まで

その他

  • 家畜への遺伝子組換え飼料の普及と影響

Prevalence and impacts of genetically engineered feedstuffs on livestock populations

A. L. Van Eenennaam and A. E. Young

J ANIM SCI September 2, 2014 jas.2014-8124

http://www.journalofanimalscience.org/content/early/2014/08/27/jas.2014-8124

世界的には食用動物は遺伝子組換え(GE)作物を70-90%消費している。米国では年に90億の食用動物を生産しその95%以上が遺伝子組換え成分を含む飼料を与えられている。GE導入以前の1983年と、1996年に導入されて主にGEになった2011年までの家畜の生産性や健康についてのデータからは有害影響は見られない。GE飼料を与えられた家畜の肉やミルクや卵からGE成分が検出されたという報告はない

2014-09-10

[]FVO査察報告書

  • ニカラグア―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質のコントロールの評価

NI Nicaragua - evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7034

2014年5月5-16日に実施した、ニカラグアでは初めてのFVO査察。概ね良好で、エビに関しては分析までの時間がかかり管理効果を弱めているが、EUに輸出するハチミツとエビの残留物状態は医薬品の法的規制により信頼できるものとなっている。

  • ドイツ―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質のコントロールの評価

DE Germany - evaluate the implementation of the specific requirements for production, storage, transport and dioxin testing of oils, fats and products derived thereof

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7038

2014年2月10-19日にドイツで実施された査察。概ね良好。何年も査察されていない施設があったり、事前の承認審査が実施されていないなどの欠点もあったが、独自検査により欠点が補われていた。

[]RASFF Week36-2014

警報通知(Alert Notifications)

フランス産飼料用第二リン酸カルシウムのダイオキシン様PCB (1.09; 2.99 ng/kg)及び非ダイオキシン様PCB (30.6 µg/kg)、香港経由中国産磁器製の皿からの鉛の溶出(1,8; 27; 4,7; 23 mg/l)、オランダ経由ベトナム産野菜入り蒸し料理用米粉(bot banh bao饅頭粉)のアルミニウム高含有(413 mg/kg)、オランダ経由セルビア産飼料用トウモロコシのアフラトキシン(B1 = 0.032 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

マレーシア経由中国産食品サプリメントの未承認物質タダラフィル(381 mg/kg)、ベトナム産冷凍茹でエビのオキシテトラサイクリン(190 µg/kg)、アルゼンチン産ポップコーンの未承認物質ジクロルボス(1.5 mg/kg)、中国産ナイロン網ジャクシからの一級芳香族アミンの溶出(アニリン: 0.026; 4,4'-メチレンジアニリン(MDA): 0.85 mg/kg)、タイ産緑麺の着色料タートラジン(E102) (64 mg/kg)の未承認使用、中国産クエン酸三ナトリウム(E331)のヒ素(3281 µg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

ポーランド産小麦ふすまのデオキシニバレノール(DON) (1819 µg/kg)、インド原料ブルガリア産製造したステビア葉粉末の未承認新規食品成分ステビア、ベルギー産反芻動物用補完飼料の銅(4614 mg/kg)及びセレン(105 mg/kg)高含有、タイ産レッドチリペースト入りガラス瓶の蓋からのテレフタル酸ビス(2‐エチルヘキシル) (DOTP) (290 mg/kg)の溶出、トルコ経由アルゼンチン産未承認遺伝子組換えポップコーン(Bt176 トウモロコシ) 、英国経由フィリピン産砂糖ケーキ菓子類の着色料キノリンイエロー(E104)高含有(111.5 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

エチオピア産乾燥緑豆のマラチオン(0.071 mg/kg)、エジプト発送インド産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 21.9; Tot. = 29.8 µg/kg)、トルコ産塩水入りブドウの葉のピリメタニル(2.02 mg/kg)・ペンコナゾール(0.54 mg/kg )・イプロジオン(0.06 mg/kg)・アセタミプリド(0.03 mg/kg)・テブコナゾール(0.36 mg/kg)・テトラコナゾール(0.11 mg/kg)・インドキサカルブ(0.27 mg/kg)・ファモキサドン(0.11 mg/kg)・メトキシフェノジド(1.12 mg/kg)・ジフェノコナゾール(0.49 mg/kg)・アゾキシストロビン(4.46 mg/kg)・ボスカリド(2.8 mg/kg)・ミクロブタニル(0.05 mg/kg )・マンジプロパミド(0.31 mg/kg)・ピラクロストロビン(0.06 mg/kg)・プロキシナジド(0.52 mg/kg)、ブラジル産生殻むきピーナッツのアフラトキシン(B1 = 0.5; Tot. = <0.8 / B1 = 8; Tot. = 9.1 µg/kg)、トルコ産殻むきピスタチオのアフラトキシン(B1 = 39.1; Tot. = 45.3 µg/kg)、ドミニカ共和国産ナスの未承認物質カルボフラン(0.051 mg/kg;0.01 mg/kg)、トルコ産甘トウガラシのチオファネート-メチル(0.265 mg/kg;0.348)、

[]臭素化植物油を添加したソフトドリンクの健康評価

Health assessment of soft drinks with added brominated vegetable oils

4 July 2014

http://www.bfr.bund.de/cm/349/health-assessment-of-soft-drinks-with-added-brominated-vegetable-oils.pdf

臭素化植物油はフルーツ風味飲料の香料の安定剤として使用されている可能性がある。米国ではこれらの物質は最大15 mg/L (15 ppm)まで認可されている。欧州連合では、この植物油は添加物として認可されていない。このため、臭素化植物油やその成分(臭素化脂肪酸)を含む製品は、含有量に関わらず、販売できない。米国から輸入した2つの飲料を拒絶したドイツの食品安全当局の依頼により、BfRは臭素化植物油が添加されたソフトドリンクの健康影響を評価するよう求められた。

臭素化植物油の動物実験から、臭素化脂肪酸が様々な臓器に蓄積する恐れがあることが示された。投与量が多いと臓器の重量が増し、結果として臓器自体が変化する恐れがある。大量に投与すると繁殖力に影響が出た。無毒性量(NOAEL)を導出するために必要な長期研究は発表されていない。

現在の知見に基づき、臭素化脂肪酸を最大15 mg/Lまで含有するソフトドリンクによる急性リスクは想定されない。臭素化植物油を含むソフトドリンクの大量摂取と健康への有害影響との関係について言及したケーススタディは、科学的な視点から説得力がなく、一般的なリスクを証明することもない。BfRの意見は、臭素化脂肪酸に長期健康影響があるかどうか十分明確でないとしている。同様に、実験動物でよりもヒトの方が多く蓄積する可能性があるかもしれない。これに関して、特に子供に観測された高濃度の蓄積は明確にする必要がある。一般原則として、ヒトに高濃度で蓄積される可能性のある物質の使用は食品生産では望ましくないとされている。

ドイツ語フルバージョン

http://www.bfr.bund.de/cm/343/gesundheitliche-bewertung-von-erfrischungsgetraenken-mit-zugesetzten-bromierten-pflanzenoelen.pdf

[]ANSESが作成した感熱紙のビスフェノールAの使用制限に関するフランスの提案が、パブリックコメント募集のためECHAに提出された

France's proposal on the restriction of bisphenol A use in thermal paper, prepared by ANSES, is submitted for public consultation by ECHA

01/09/2014

https://www.anses.fr/en/content/frances-proposal-restriction-bisphenol-use-thermal-paper-prepared-anses-submitted-public

ビスフェノールA (BPA)は、レジのレシート・領収書・粘着ラベル・宝くじ・ファックス用紙に使用される感熱紙の製造に色素の顕色剤として使用されるモノマーである。ANSESは2013年4月に、食事・環境暴露・消費者商品からの暴露に関するヒトの健康についてのビスフェノールAのリスク評価結果を提出した。報告書は、BPAを含む感熱紙の取扱いにより暴露した妊婦(女性のレジ係、消費者)の胎児にリスクがある可能性を確認した。この結果に従い、2013年5月にANSESはREACh規則の枠組みで規制関係書類を提出するよう求められた。本日発表される意見は欧州化学物質庁(ECHA)に提供された規制提案を要約している。今年6月18日、ECHAはANSES の提案を6か月間のパブリックコメント募集のためホームページに掲載した。

ビスフェノールA(BPA)はレジのレシート・領収書・ファックス用紙に使用される感熱紙の製造で顕色剤として使用される物質である。2013年4月、ANSESはビスフェノールAを代用品となる可能性のある物質一覧並びにこの物質の健康リスク評価の結果を提示した。BPAを含む感熱紙の取り扱いにより暴露された妊婦の胎児にリスクの可能性が確認された。この報告書に基づき、ANSESは2013年5月にREACh規則の一部として、感熱紙のBPA使用に関する規制提案を作成するよう求められた。ANSESが提案した規制関係書類にある全ての項目は本日発表された意見に要約されている。

ANSESの提案

ANSESは規制関係書類で、感熱紙の製造に使用されるBPA濃度が重量の0.02%を超えないよう提案している。この濃度では、規制値は事実上BPAの禁止である。更に、BPAに適用できる可能性のある他の物質についてはいくつかの方法はあるが(XP CEN/TS 13130-13:2005-05-01やNF EN ISO 18857-2:2012-01など)、現在、感熱紙に含まれるBPAを測定するための欧州レベルの標準分析方法はない。規制提案では、電子チケットのような紙不要の技術と共に、代わりの顕色剤や印刷技術をはじめとする感熱紙のBPAの代替品の徹底的な分析を提供している。特に代わりの顕色剤に関して、感熱紙のBPA代用は欧州ですでに始められているものの、そのハザードプロファイル固有の不確かさにより、現在BPAの安全な代用品として推奨できる他の化学物質はないとANSESは強調している。特にある種の他のビスフェノール類は同様の毒質を持つ恐れがある。規制提案には、その規則による欧州全体への経済的・社会的・健康的な影響について詳細評価の形で含まれている。

ECHA のパブリックコメント募集は2014年12月18日まで

2014年6月18日以降6か月間、欧州化学物質庁(ECHA)のホームページ上でパブリックコメント募集の提示が行われている。意見募集に続いて、ECHAのリスク評価と社会経済分析委員会(RAC と SEAC)は入手可能な全てのデータに基づいて最終意見を述べる予定であり、それはREACh規則にこの規制提案を含むか含まないかを決定する欧州委員会に送られる。

ビスフェノールAの記事

https://www.anses.fr/en/content/bisphenol-1

考慮されたECHAの規制

http://echa.europa.eu/web/guest/restrictions-under-consideration

REACh規則の基での規制提案に関するフランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)の意見:感熱紙のビスフェノールA

https://www.anses.fr/en/documents/REACH2013re0004EN.pdf

[]保健省は2014年のシーズンで初めて西ナイル症例を報告

Health Department Reports First Human Cases of West Nile Virus Infection for 2014 Season

Monday, September 8, 2014

http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2014/pr031-14.shtml

特に60才以上のニューヨーカーは蚊に刺されないよう予防対策を

保健省はニューヨーク市住民5人の西ナイルウイルスによる患者を確認した。全員が50才以上で2人はブルックリン、他はそれぞれクイーンズ、スタテン島そしてマンハッタンである。3人は入院し髄膜炎と診断されたが全員退院している。

さらにブロンクス、ブルックリン、クイーンズの近傍は西ナイルウイルスの活動が増加しているため9月10日午後8時から次の朝6時までの間に殺虫剤を散布する。悪天候の場合順延。散布地域は表。

散布するのは合成殺虫剤Anvil® 10+10の低濃度で、適切に使用された場合ヒト健康にリスクとはならない。保健省は直接暴露量を減らすために以下の予防対策を薦める。

・可能なら散布時には屋内に留まるように。

・エアコンはつけたままでいいが殺虫剤が入ってくるのを減らしたければベントを閉じるか再循環モードを使う

・子どものおもちゃや屋外遊具等をしまう。もし殺虫剤がかかったら洗う

・殺虫剤がかかった皮膚や衣服は洗う。農作物はいつでも食べる前に良く洗う

(Anvil® 10+10はスミスリンとピペロニルブトキシドが10%ずつの製品)

[]CDCは米国の子どもたちのナトリウム摂取量が多いことを発見

CDC Finds Sodium Consumption is High Among U.S. Children

September 9, 2014

http://www.cdc.gov/media/DPK/2014/dpk-vs-child-sodium.html

新しいCDC Vital Signs 報告によると90%以上の学童が推奨量を超えるナトリウムを摂取していて大人になったときの高血圧や心疾患発症リスクをあげている。

・6-18才の米国の子どもたちは、食卓で塩を加える前の量で1日平均約3300mgのナトリウムを摂取している。2010食事ガイドラインでは2300mg(塩として5.8gくらい)以下を薦めている。

・ナトリウムの65%は小売店で販売されている食品由来で、13%はファストフードやピザレストランなどの食品由来、9%は学校食堂由来。

・ナトリウムの43%は10食品に由来する:ピザ、パンやロールパン、ハムやソーセージなど、スナック菓子、サンドイッチ、チーズ、チキンパテ/ナゲット/切り身、パスタ料理、メキシコ料理、スープ。

子どものナトリウム摂取量を減らすために、保護者や学校、販売者など全ての人に対策を求める

インフォグラフィック等掲載

Vital Signs: Sodium Intake Among U.S. School-Aged Children — 2009–2010

Early Release

September 9, 2014 / 63(Early Release);1-9

http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm63e0909a1.htm?s_cid=mm63e0909a1_w

食事記録による推定。

(ナトリウムは日本人のほうが問題が大きい。そのわりに無視されている感あり。ちなみに子どもを保育園に連れて行く忙しい朝にバナナとミルクで済ませる方がみそ汁と納豆よりはるかに望ましかったりするので自信もって手抜きして!母親の手作りの和食がどうこうとかの世迷い言をいう年寄りは気にしなくていい。)

[]「地溝油」は輸入されていない

No 'gutter oil' imported

September 09, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140909_193949.shtml

台湾当局が香港に「地溝油」は輸入されていないことを確認した。食品安全センター顧問のHo Yuk-yin博士が、香港が輸入したChang Guann Co Ltd'sのラードは問題になっている製品ではないことを台湾が確認したとメディア発表した

同時に地溝油を使って製造された可能性のあるWei Chuan Foods社の田麩が香港に輸入されていることもわかったとしてこの件を調査している。

さらにユアンロンの企業から購入した油をChang Guann に輸出したGlobal Way Corporationと連絡をとっている。

(わかりにくいが、台湾で問題になっている質の悪い油の出所のひとつが香港であるため捜査への協力を要請されている。自分のところが汚染源である可能性という話なのに問題の製品は輸入していないことを強調。)

[]インフォグラフィック:汚染物質についてのEFSAのデータ収集

Infographic: EFSA’s data collection work on contaminants

9 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140909.htm

加盟国は毎年EFSAに食品や飼料中の汚染物質濃度についてのデータを提供している。次の締め切りは10月1日である

[]情報を伝えよう:高齢者に知識を共有し詐欺対策とする新しいFTCの教育キャンペーン

Pass It On: New FTC Education Campaign Encourages Older Consumers to Share Their Knowledge to Help Fight Fraud

September 9, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/pass-it-new-ftc-education-campaign-encourages-older-consumers-0

高齢者が身近な人を守るためにできることを薦めるキャンペーン

高齢者は詐欺の標的になりやすいが、経験豊富で専門知識のある高齢者が身近な高齢者を助けることができる

情報を伝える

PASS it on

http://www.consumer.ftc.gov/features/feature-0030-pass-it-on

家族や友人や親戚などに、詐欺についての情報やあなたの経験を伝えて被害を予防しよう

[]NASのベストブック賞は「Toms River: A Story of Science and Salvation」;NPR, New York Times,および Seattle Timesも受賞

Toms River: A Story of Science and Salvation Wins Best Book Award From National Academies; NPR, New York Times, and Seattle Times Also Take Top Prizes

Sept. 9, 2014

http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=09092014

2014年のNASのコミュニケーション賞発表

書籍部門ではDan Faginの「トムズリバー:科学と救済の物語」(化学工場の廃棄物で汚染された川を巡る複雑な物語)

映画/ラジオ/テレビ部門はNPRの6回連続ラジオ放送「健康でいることは我々の微生物を好きでいること」(身体に共存している微生物の話)

新聞/雑誌部門はNYTの「ヒグスを追う」

ネット部門はSeattle Timesの「変わる海:太平洋の危険なターン」(海の酸性化について)

[]警告文書

Warning Letters

  • CreAgri, Inc. 8/28/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm412326.htm

Olivenolサプリメント等の軟骨修復に役立つ、関節の炎症を抑える、等の宣伝が違法

  • Japanese Specialty Food Distributors Ltd, Co. 8/29/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm412327.htm

シーフードHACCP違反。

(Japaneseってあるけど韓国人のようだ)

[]SMC

  • 記者会見:害獣の大発生、ブナの実と1080

BRIEFING: Predator plague, beech mast and 1080

September 9th, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/09/09/briefing-beech-mast-predator-plague/

今月後半にKahurangi国立公園で過去最大の1080による害獣駆除作戦が行われる。これは保全区域での国によるラットとイタチの大発生対策の一環である

今年はブナの木が大量に花を咲かせ木の実を落としたので齧歯類の餌が増え木の実が無くなったら固有の鳥が襲われることが予想される。SMCはこの件についてオンライン記者会見を行う

(ほ乳類を殺すための毒を撒くわけなので虫に特異的な殺虫剤で大騒ぎしている人たちはどう反応するのか)

  • 十代の大麻使用と人生への悪影響−専門家の反応

Teen cannabis use and poor life outcomes – experts respond

September 10th, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/09/10/teen-cannabis-use-and-poor-life-outcomes-experts-respond/

ニュージーランドとオーストラリアの研究によれば、十代の頻繁な大麻使用はその後の人生での教育レベルの低さやその他の問題と関連する。The Lancet Psychiatryに発表。

この研究は長期に行われているクライストチャーチ健康発達研究のデータと類似のオーストラリアの2つの研究のデータを用いたもので3700人以上の参加者を含み30年以上追跡している。この研究の筆頭著者Edmund Silins博士は「我々の結果は大麻の使用を予防あるいは遅らせることが幅広い社会的健康的利益となる可能性があることの強い根拠を提供している。大麻の合法化には注意深く青少年の使用を減らすための対策が必要である。」と述べている。

ニュージーランドとオーストラリアはOECD加盟国の中では大麻使用量が最も多い国のひとつで、ある研究では21才までに少なくとも1度は大麻を使用したことがあるニュージーランドの若者は約80%と推定している。

SMCは以下のコメントを集めた

Auckland大学健康医科学Simon Denny准教授

全体としてこの論文は大麻の使用が多いと大人になってからの結果が良くないことを示す。この論文は青少年の大麻使用の有害影響についてこれまでで最良の根拠ではあるが無作為化試験ではないのでまだ大麻を使用するような若者が別の要因を持っている可能性はある。特に頻繁に大麻を使用するような若者の家庭環境がそれを許さない家庭とは違うであろう。

さらに興味深い点は用量相関があることで使用頻度が高いほど結果が悪い。ひとつの疑問は安全な使用量があるかどうかであるが、この論文ではそれはないことを示唆している。一度も使ったことのない青少年に比べて全ての使用者は結果が悪い。

Auckland大学健康環境科学部副学長Max Abbott教授

この研究は青少年の大麻使用に関する我々の知見を進歩させる。私の見解では大麻使用を犯罪とすることは大麻使用を減らさずリソースを無駄にしている。この研究の知見が誤用されることを懸念する。この知見が合成カンナビノイドにあてはまるかどうかはわからない。

Auckland大学統計学Thomas Lumley教授

新しい研究は関連を確認し偶然やバイアスによる可能性は低い。

数年以内に大麻規制を緩めた米国での知見が得られるだろう

UK SMCから

London’s Institute of Psychiatry, Psychology & Neuroscience (IoPPN) 精神医学教授Robin Murray卿

この研究は17才以前に大麻を毎日のように使うことは高校卒業率の低さや他の違法薬物の使用、自殺企図などと関連することを示した。いずれも精神保健分野で働く人にとっては驚きではない。若者が大麻を使用することは抑制すべき

European College of Neuropsychopharmacology前学長David Nutt教授

この論文は大麻の重度使用が教育や精神衛生の結果の悪さに関連することを示した。驚くべきことではなく多分他の薬物でも同じであろう。アルコールと比較するのが興味深いであろう。ただこのデータは大麻の合法化議論にはあまり役にたたないであろう。

Global Drug Survey創設者Adam Winstock博士

これは重要な論文である。既に貧しさという格差のある若者にさらに大麻使用の負荷を与えるのは避けるべき。大麻やアルコールや他の薬物の使用は18才まですべきではないというメッセージを送ることが必須。

[]論文等

  • 17の低、中、高所得国の心血管系リスクとイベント

Cardiovascular Risk and Events in 17 Low-, Middle-, and High-Income Countries

Salim Yusuf et al.,

N Engl J Med 2014; 371:818-827

17ヶ国15万人からなる前向き都市地方疫学Prospective Urban Rural Epidemiologic (PURE)コホート。低所得国はバングラデシュ、インド、パキスタン、ジンバブエ、中所得国はアルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、イラン、マレーシア、ポーランド、南アフリカ、トルコ、高所得国はカナダ、スウェーデン、UAE。さらに各国内の都市部と地方から選んでいる。年齢や高血圧、糖尿病等のデータについてはINTERHEARTおよび INTERSTROKEと共通。INTERHEART リスクスコアでリスク要因を指標化。2003年から開始し2013年までのフォローアップ。

リスクスコアは圧倒的に高所得国が高いが心血管系イベント、特に致死的なものは低所得国で高い。全ての原因による死亡も所得と逆相関。さらに中低所得国内でも都市部より地方の方がリスク要因が少ないのに心血管系イベント、死亡ともに高い。

(結局経済の影響はとても大きい。)

  • JNCIプレスリリース

大豆サプリメントは乳がん関連遺伝子の発現に悪影響

Soy Supplementation Adversely Effects Expression of Breast Cancer-Related Genes

http://jnci.oxfordjournals.org/content/106/9/dju313.full

多くの女性が大豆サプリメントはいいものだと信じているが大豆の乳がん予防や治療への影響は明確ではない。今回大豆が乳がんを増殖させるかもしれないという懸念が示された。

乳がんの大豆サプリメントの欠点を避け良い点を強化

Avoiding the Bad and Enhancing the Good of Soy Supplements in Breast Cancer

V. Craig Jordan

JNCI J Natl Cancer Inst (2014) 106 (9): dju233

http://jnci.oxfordjournals.org/content/106/9/dju233.full

オープンアクセス

疫学的にアジア諸国での大豆摂取と乳がんリスクとの逆相関が報告されている。しかし大豆の話には悪いものもある。一般論として植物エストロゲンは乳がんを増殖させる。植物エストロゲンの影響は時期や用量に依存する。今回報告されたShike et alらの研究では閉経期に大豆サプリメントを使用するのは避けるべきだということである。神話ではなくエビデンスを利用しよう。

大豆サプリメントの乳がん遺伝子発現への影響:無作為プラセボ対照試験

The Effects of Soy Supplementation on Gene Expression in Breast Cancer: A Randomized Placebo-Controlled Study

Moshe Shike et al.,

JNCI J Natl Cancer Inst (2014) 106 (9): dju189

http://jnci.oxfordjournals.org/content/106/9/dju189.abstract?sid=a080aa9c-d8b6-4a58-8d4c-b15abd74bc4d

初期乳がん患者140人を診断から手術までの7-30日間、大豆サプリメントとプラセボに割り付けた。指示通り摂ったかどうかは血漿中イソフラボン濃度で判断した。遺伝子発現は使用前後の腫瘍組織のNanoStringで評価。増殖(Ki67)とアポトーシスマーカー(Cas3)は免疫組織で診断。大豆サプリは免疫組織には有意な差は無かったがマイクロアレイではFGFR2の過剰発現や増殖経路遺伝子の発現が見られ、乳がんにとって悪影響がある可能性が示された。

  • 甘党は心の中にある

A sweet tooth is all in the mind

Wednesday 10 September 2014

http://www.heraldscotland.com/news/health/a-sweet-tooth-is-all-in-the-mind.25277410

砂糖はしばしば食べ過ぎの言い訳に使われるが、結局のところ依存性はない

チョコレートや砂糖がヒトの脳を依存性にするという主張があるが、ヘロインやコカインのようないわゆる依存性の薬物とは違う

エジンバラ大学の統合生理学センターJohn Menzies博士は、「ヒトは何故太るのかについての合理的説明を求めようとし、食品を非難するのは簡単だ。特定の食品に対して健康に悪いとわかっているのに止められないという依存症に似た関係をもつ人はいるが、それは薬物依存というより行動障害としてとらえたほうが治療の選択肢は広がるだろう。」という

NeuroFast プロジェクトのコーディネーターでGothenburg 大学のSuzanne Dickson教授は「砂糖の依存性についての議論があるが、食品成分そのものが依存性であるという考え方を支持する根拠はあまりない。」という。

依存のような食行動は「食品への依存」というよりむしろ「食べることへの依存」

“Eating addiction”, rather than “food addiction”, better captures addictive-like eating behavior

Johannes Hebebrand et al.,

Neuroscience & Biobehavioral Reviews

Available online 6 September 2014

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0149763414002140

オープンアクセス

特定の栄養素がヒトに依存をもたらすという根拠はない。「食依存」は行動依存で肥満と必ずしも関連しない。「食依存」はDSM-5 “Non-Substance-Related Disorders”と考えたほうがいい

その他

  • 文脈が重要

Context is crucial

Sense About Science

Grace Gottlieb 09 September 2014

http://www.senseaboutscience.org/blog.php/104/context-is-crucial

「睡眠不足は鬱と関連」「離婚は喫煙に関連」「母親の食事が子どもの肥満に関係」

この手の見出しをよく見る?新聞や健康情報サイトや最新の「スーパーフード」の宣伝はいつも新しい「関連」が発見されたと主張する。しかし関連には文脈が必須なのでこの種の見出しを見たときには少し慎重に情報を探ったほうがいい。

問題は「関連がある」ということが因果関係があるかのように仄めかされることである。例えば(natureに発表された)明かりをつけたままで寝ることと子どもの近視に関連があるという報告は、明るいところで寝かせると近視になると考えたくなるが、実際には近視の親の子どもは近視になりやすく、近視の親が子ども部屋の明かりをつけっぱなしにしがちであるということであった。相関関係と因果関係を見分けるには文脈が重要である。基本原則は「相関関係は因果関係を意味しない」である

量の問題

今や赤ワインに含まれるレスベラトロールが長寿やがん予防に「関連」することが常識になった。では赤ワインを飲めば長生きでがんにならなくなるか?残念ながらそうはならないだろう。動物実験や培養細胞での根拠はいくらかあるが、ヒトでの影響はほとんどわかっていない。そしてこれらの実験で使われている濃度は赤ワインから取れる量より遥かに多い。したがって赤ワインを飲んでもがん予防にはならないだろう。

レスベラトロールは化粧品の「アンチエイジングの秘薬」としても宣伝されている。生化学会のCat Ball博士がある製品について根拠を尋ねたところ、レスベラトロールを含む溶液をマウスに与えたら寿命が伸びたがそれがレスベラトロールのせいかどうかははっきりしないという論文を渡された。

用量は文脈の一部でしかない。美容ブランドのコーダリーの創始者であるMathilde ThomasがDaily Mirrorに抗酸化物質が多く含まれるのでブドウを食べるべきだと助言していたので私はコーダリーに根拠を尋ねた。すると抗酸化物質が酸かを阻害する、というので、「そうではなく、ブドウの種子にポリフェノールが多いことがわかっている。なぜブドウを食べたり塗ったりすると酸化が抑制できるのか、食べるのと塗るのは同じなのか、それは「美しくなる」ことなのかを尋ねている」と聞いたら根拠は出さなかった。

根拠を尋ねることは役にたつ

次にあなたが「関連」についての話や普通でない主張を目にしたら、文脈を明らかにするために根拠を尋ねると良い。途方もない主張には途方もない根拠が必要である。

カナダ心臓脳卒中財団意見書

Sugar, Heart Disease and Stroke

Last updated September 2014.

http://www.heartandstroke.com/site/c.ikIQLcMWJtE/b.9201361/k.47CB/Sugar_heart_disease_and_stroke.htm

カナダ人は総カロリー摂取量の13%を添加された糖から摂取している。これが心疾患や脳卒中による死亡に寄与している。最も多い砂糖摂取限は砂糖入り飲料である。砂糖入り飲料に100mLあたり5セントの課税を求める。

  • MLMについての真実(という情報提供サイト)

The Truth about Multi-level Marketing

http://www.mlm-thetruth.com/

2013年FTCに提供されたMLMについての苦情

COMPLAINTS Filed With the Federal Trade Commission about MLMs In 2013

http://www.mlm-thetruth.com/files/2414/0735/8897/Complaints2FTCin2013-reMLM-8-2-14.pdf

ハーバライフ、アムウェイ、ニュースキン相変わらず。商品を販売しないタイプのものも。

100以上の会社に900以上の申し立て。内容はいろいろで売り上げが伸びない場合は自分で買えと強要された、値段が高すぎる、健康に良いという嘘、等

FTCには全ての違法行為を取り締まることはできない

  • FTCがDr. Ozが大々的に宣伝したダイエット錠剤会社に罰金を科した。医学界はどう反応するか?

ワシントンポスト

The FTC fined a company pushing diet pills touted by Dr. Oz. Will the medical world weigh in?

By Abby Phillip September 9

http://www.washingtonpost.com/news/to-your-health/wp/2014/09/09/the-ftc-fined-a-company-pushing-diet-pills-touted-by-dr-oz-will-the-medical-world-weigh-in/

FTCがグリーンコーヒー抽出物を売っていた会社に350万ドルの罰金を科した。この錠剤はテレビドクターMehmet Ozが大々的に宣伝したものであるが医学界はこの医師が詐欺行為を行ったという問題に対して沈黙している。

Dr. Oz.はテレビで「この小さな豆は科学者があらゆるタイプの肥満の魔法の減量法だと言っている」と語っていた。FTCの消費者保護局のJessica Rich局長は「Applied Food Sciences社はこのいい加減な研究は何一つ証明していないことを知っていたはず。これを論文として発表することでグリーンコーヒーブームに火をつけるのに役立った」と述べている。Applied Food Sciences社は罰金に加えて根拠の立証を要求されているが、Dr. Ozについてはどうだろうか?あるいは他の疑わしい減量製品を宣伝していた人たちは?医師には科学的根拠に基づいた情報を提供する倫理的責任はないのか?何度も何度も米国医師会にこの質問は投げかけられている。

今年初めにはOzに免許を与えたニューヨーク州医師会に対して1人の医学生がこの種の医学の詐欺に対応するよう求めるキャンペーンを始めた。医師会はまだこの問題に対応していない。医師会のコメントは「我々は任意団体なので会員が何かをするのを強制できない」というものだ。

2014-09-09

[]油回収命令

Oil recall ordered

September 08, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140908_153907.shtml

食品安全センターはChang Guann Co Ltdから油を輸入していたが品質の悪いCG Fragrant ラードオイルは輸入していないHop Hing Oil Factoryに製品回収を命じた。

政府は予防的措置としてリコールを依頼している

Bafang Yunjiの饅頭店が台湾から問題のあるカレーペーストを輸入していて、この店は製品の販売を中止し問題の在庫品は破棄した。

センターが集めた46検体のほぼ全ては検査に合格している

詳細は特集ページで

Substandard Lard Produced in Taiwan

http://www.cfs.gov.hk/english/whatsnew/whatsnew_fst/whatsnew_fst_Substandard_Oil_Produced_in_Taiwan.html

台湾当局の発表は中国語のみ

劣質豬油事件專區

http://www.fda.gov.tw/TC/site.aspx?sid=4093#1

香港によると問題の製品はChang Guann Co., Ltdの製造した「全統香豬油」と関連製品である「合將香豬油 (15 公斤裝 ) 」の2種類のラード

香港ではMaxim's Cakesがパイナップルパンを作るのに問題の「全統香豬油」を使っていた

「地溝油」に定義はなく同定する方法もない。B[a]Pやアフラトキシン、金属などを調べている。台湾当局も同様の方法で調べている

目安としては食用油のB[a]PについてはEUが2μg /kg、中国が10μg /kgの基準を設定している。コーデックスには基準はない。食品安全センターは10μg /kgをアクションレベルとして採用している。

(この値だとごま油にたまに出る)

関連

TAIPEI TIMES

油の検査は基準内、しかし食品には適さない:FDA

Oil tests legal, but not fit for food: FDA

Tue, Sep 09, 2014

http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2014/09/09/2003599322

Chang Guann Co (強冠企業)の製造した「汚染食用ラード」の検査結果は法的基準を満たすものだった、とFDA審議官Chiang Yu-mei (姜郁美)は述べたが、このことはこの油が食用として認められることを意味するものではない。

汚染油をChang Guannに販売したとされるPingtung County屏東県の企業のオーナーであるKuo Lieh-cheng (郭烈成)はHu Hsin-te (胡信�噐)の工場から油を購入している。Huのリサイクル廃油の3検体は酸価が高く2.7− 3 mg KOH/g脂肪で、B[a]Pは0.9-6.6 ppbで、ブタ成分が極めて少なかった。

アフラトキシンや重金属は検出されていない。ヒ素は0.01-0.02ppm検出されているが基準値の0.1 ppm以下である。

Chinese National Standards 2421-N5069ではラードの酸価は1.3mg KOH/g fat以下と定めている

廃油を含むとみられるChang Guann工場の未精製油はヒ素0.03 ppm、酸価2.3mg KOH/g fat 、B[a]Pは1.1ppbだった。精製後は酸価0..3mg KOH/g fat 、B[a]Pは0.7ppbといずれも規制値を下回っていた。

(JAS規格だとごま油やオリーブ油は酸価がそれぞれ4.0 以下,2.0 以下、精製油は0.20 以下サラダ油は0.15 以下)

この結果からは廃油は主にレストランの使用済み油由来と考えられ、噂された皮革工場で捨てられた脂肪、ということはなさそうだ。

(革だとクロムが出る)

昨日の時点で台湾FDAは汚染食用油を購入した企業1248を同定している。

(これは最終製品からは何も出ないだろう・・こういうのは対応が難しい・・どこで線を引くかは政治的問題。ただ健康影響はないだろう。)

[]関係者会議:毒性学的懸念の閾値

Stakeholder meeting: Threshold of Toxicological Concern

8 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140908a.htm

EFSAとWHOが特定の化合物について耐用可能なヒト暴露量を設定するTTCアプローチについての見解を話し合う会合を開催する。

会議は2014年12月2日の予定で事前登録は10月20日に締め切る。

[]残留農薬モニタリング報告書:2014年第一四半期

Pesticide Residues Monitoring: First Quarter 2014 Results

Report published 8 September 2014

http://www.pesticides.gov.uk/guidance/industries/pesticides/advisory-groups/PRiF/Latest+results+and+reports/2014_Results_and_Reports

22食品585検体について最大387の残留農薬を調べ、MRL超過は31検体だった。

ヒト健康リスク評価を行ったのは鞘付き豆のモノクロトホスとジメトエート、タロイモの塩化ベンザルコニウム、レモンのプロクロラズ、オレンジのイマザリルとラムダシハロトリン、ナシのジチオカルバメート、ジャガイモのクロロプロファム

健康影響の可能性が否定できないためRASFFに通知されたのはケニア産鞘付き豆のジメトエート、1件とタロイモの塩化ベンザルコニウム3件

鞘付き豆のジメトエートとメソミルについては複数農薬の同時残留による複合評価。

他にオーガニックジャガイモからメタラキシルが検出されているので業者に通知したが原因は不明。

[]2013年年次報告書

2013 Programme PRiF Annual Report

8 September 2014

http://www.pesticides.gov.uk/guidance/industries/pesticides/advisory-groups/PRiF/PRiF_Results_and_Reports/2013++Programme

2013年は44食品3549検体について調べた。

このうち43.61%から残留農薬が検出された。

野菜や果物については395農薬、動物製品については37物質、デンプン質や穀物については241物質、乳児用食品については194物質、その他は325物質を調べている。

スクリーニング評価後、詳細リスク評価を行ったのは13、複合リスク評価を行ったのは2である。

RASFFへの通知は11検体だった。

英国での使用が認められていない農薬が検出された英国産野菜や果物41について通知した。

[]判事は2人のダイエタリーサプリメント販売者を法廷侮辱罪で刑務所への入所を命じる

Judge Issues Order to Jail Two Dietary Supplement Sellers for Contempt

September 8, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/judge-issues-order-jail-two-dietary-supplement-sellers-contempt

被告は求めに応じた製品のリコールを行わなかった

Hi-Tech Pharmaceuticals,社で「素早い脂肪減少」「脂肪燃焼」「熱発生」「食欲抑制」などの根拠のない宣伝で詐欺的減量製品を販売していて2008年の裁判所の命令以降何度も命令に従わなかった

(この会社の製品はアマゾンや楽天に出している事業者を含む個人輸入サイトで売ってたのが検索でひっかかる)

[]グリーンコーヒー豆製造業者は「重大な欠陥のある」減量研究に基づいて製品を宣伝したことでFTCに罰金を支払う

Green Coffee Bean Manufacturer Settles FTC Charges of Pushing its Product Based on Results of “Seriously Flawed” Weight-Loss Study

September 8, 2014

http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2014/09/green-coffee-bean-manufacturer-settles-ftc-charges-pushing-its

Applied Food Sciences社は350万ドルを支払い、今後の宣伝は根拠がなければならない

テキサスのApplied Food Sciences社(AFS)はグリーンコーヒー豆抽出物について欠陥のある研究に基づく根拠のない宣伝を行って小売業者に販売し、小売業者はそれをそのまま使って消費者に最終製品を宣伝していたことでFTCに罰金を支払う。その研究は絶望的に欠点があり信頼できる結論は下せない。この研究はThe Dr. Oz Showで「体重と脂肪が減る」と宣伝された。

FTCによるとAFSは2011年にインドの研究者にグリーンコーヒー抽出物サプリメントであるグリーンコーヒー抗酸化物質(GCA)が過体重の成人の体重と体脂肪を減らすかどうかについて臨床試験を依頼した。この研究者は被験者の体重やその他の重要な値を何度も書き換え試験の期間を延長し試験中にプラセボを使用したのかGCAを使用したのかを誤記した。この研究はその研究者によっては論文として発表できなかったがAFSはScranton大学のJoe Vinson と Bryan Burnhamを雇って書き直しさせた。そしてこの研究をGCAが減量効果がある根拠として使用した。The Dr. Oz Showで取り上げられたことにはAFSは関与していないがそれを利用してさらに宣伝した。プレスリリースでは被験者は「運動も食事制限もなく」減量したと宣伝したが実際には食事制限と運動を指示されていた。

(この論文

Randomized, double-blind, placebo-controlled, linear dose, crossover study to evaluate the efficacy and safety of a green coffee bean extract in overweight subjects

Diabetes Metab Syndr Obes. 2012; 5: 21–27.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3267522/

これはかなり手が込んでいるが告発したFTCも偉い。

日本でも食品の宣伝のためにいい加減な試験をやる「研究者」やそれを無批判に取り上げるマスコミはよく見られるけれど、問題は消費者庁にはFTCのような能力はないってこと。消費者委員会なんかむしろ消費者を騙すのに荷担してないか?という・・)

[]ニュースレター

Environmental Factor

September 2014

http://www.niehs.nih.gov/news/newsletter/2014/9/

・West Virginia州のElk川で1月におこった4-メチルシクロヘキサンメタノール流出事故に関連して毒性試験を行う

バイオマス燃料を燃やすことによる室内空気汚染についてのシンポジウム

・NASによるNTP発がん物質報告書の評価:2011年のスチレンとホルムアルデヒドを発がん物質報告書に掲載した決定は正しいと評価

・フラッキングの健康影響研究の必要性

[]EPAはより安全な製品の表示オプション案についてパブリックコメントを募集

EPA Seeks Feedback from the Public on Proposed Label Options for Safer Products

09/08/2014

http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/d0cf6618525a9efb85257359003fb69d/4367a2c4ae2362a885257d4d005d650a!OpenDocument

EPAは「より環境に優しい製品」の表示デザインを改訂し2014年10月31日まで派ブックコメントを募集する

http://www.epa.gov/dfe/label/

ABCDの4バージョンが提案されている

その他

  • 血圧へのナトリウムの影響は統計学的に有意ではない

Sodium's influence on blood pressure statistically insignificant

8-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/oupu-sio090814.php

American Journal of Hypertensionに発表されたフランス成人8670人のウェブベースのコホートでの横断解析。BMIと年齢と飲酒は強く関連、ナトリウムは有意ではなく野菜や果物の摂取は血圧の低さに関連、運動は影響なかった。

Relationship Between Nutrition and Blood Pressure: A Cross-Sectional Analysis from the NutriNet-Santé Study, a French Web-based Cohort Study

http://ajh.oxfordjournals.org/content/early/2014/09/03/ajh.hpu164.abstract

(結論が血圧の主要寄与因子は肥満とあって、日本人にほぼ使えない感

インターネットで参加者募集してその後報告してもらうという方法なので基本は全て自己申告。生化学検査などが必要な場合はこの中から選ぶ。インターネットが使えるヒト限定。)

  • ハミルトンでエピペンプロジェクト開始

EpiPen project launched in Hamilton

September 8, 2014 08:00

http://www.chch.com/epipen-project-launched-hamilton/

バーリントンのショッピングモールで昨年12才の女の子がアナフィラキシーショックで死亡したことを受けて、市内の全ての飲食店にエピペンを置くプロジェクトが始まった。

死亡した女の子の母親は「私たちは娘がアレルギーだということは知っていた。乳製品に軽いアレルギーがある。食べられる乳製品は食べ続けていた。昨年、何故アナフィラキシーをおこしたのかわからない」と述べている。

  • 「賢い遺伝子」はとらえどころがない

Natureニュース

'Smart genes' prove elusive

Ewen Callaway 08 September 2014

http://www.nature.com/news/smart-genes-prove-elusive-1.15858

10万人以上の研究でIQの遺伝的変異3つが見つかったがその影響は腹立たしいほど小さい

双子研究からは知能の遺伝については何度も確認されているがそれを特定のDNA変異に結びつける努力は再現性のない結果ばかりだった。本日PNASに発表された研究で106000人のIQやその他の認知機能に関連する遺伝的変異を探した。教育レベルに関連する69の遺伝子変異を抽出しIQテストで平均0.3ポイントに寄与する変異3つを同定した。つまりそれぞれの変異を2コピーづつ持っていると全くもっていないヒトより1.8ポイントIQが高い、ということである。これはあまりにも小さい。

(遺伝子調べるより家族歴をみたほうが正確だったりするのは他の病気でもそう。遺伝子検査は現時点はただの高価な占い)

GloriaGloria 2014/09/10 21:49 能力がないだけならまだしも、そもそも意志がなさそうですよね。http://www.caa.go.jp/foods/index19.html
http://www.caa.go.jp/foods/index4.html#m02
>問題は消費者庁にはFTCのような能力はないってこと。

2014-09-08

[]地溝油関連

  • 地溝油事例監視中

'Gutter oil' case under watch

September 05, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140905_171916.shtml

食品安全センターは台湾で食品に「地溝油」が使われたという主張を調査している。

「地溝油」は排水溝やゴミ箱から集めた廃油を新しい瓶に詰めて販売しているとされるもので、政府はこの主張については懸念を表明しセンターの知見は公表すると述べた。

  • 地溝油調査

Gutter oil investigated

September 06, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140905_232314.shtml

食品安全センターはMaximのケーキがパイナップルケーキを作るのに「地溝油」として知られる質の悪い油が使われたという主張を調査している。この油はDah Chong Hongが輸入している。いずれも販売を中止し製品をリコールしている。

  • 食品業者に地溝油使用を中止するよう強く要請

Food trade urged to stop using gutter oil

September 06, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140906_174901.shtml

食品安全センターは品質の悪い台湾産調理油の影響がある油や食品の試用や販売を中止するよう事業者に求めた。センターは調査の結果地元のShing Cheong Hong油販売業者が問題の油を販売した可能性があることを発見した。

台湾当局からの通知はまだ未定なのでセンターはハイリスク食品の調査を集中的に行う。

  • 地溝油調査継続

Gutter oil probe continues

September 07, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140907_205331.shtml

食品安全センターは台湾の「地溝油」事件について調査を継続し、問題の油(Chang Guann 社製 - CG Fragrant ラードオイル)をMaximのケーキに販売した供給業者はUrban Food Limitedであることを確認した。香港では問題の製品は検出されていない。

輸入業者3社が同じ製造業者から別の種類のラードオイル製品を購入していてセンターは製品のリコールと在庫品の封入を指示した。これまで46検体を検査のために入手しそのうち月餅1検体は合格だった。他は検査中。

  • ニュース

地溝油スキャンダルに関係するとされる食品製造業者は430にのぼる

430 Taiwan food manufacturers implicated in gutter oil scandal

Sep 7, 2014

http://shanghaiist.com/2014/09/07/430_taiwan_food_manufacturers_impli.php

http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2014/09/05/2003599041

問題の油を販売したのはChang Guann Co (強冠企業),

質の悪いラードを作ったとされるのはPingtung工場で今年2月25日から243トンを購入、そのうち216トンを使って780トンの食用ラードオイルを作った、とのこと

さらに新たな企業が

New firm targeted by FDA in probe

http://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2014/09/07/2003599178

GASSHO (工研整合行銷)が問題のある油を69トン購入、少なくとも473社に販売、とのこと

EDITORIAL: Heavy punishments the only answer

http://www.taipeitimes.com/News/editorials/archives/2014/09/08/2003599243

製品を購入した企業の数が1000とも

ことの発端はこのへんかな

Taiwan probes tainted oil in latest food scare

05 Sep 2014

http://www.channelnewsasia.com/news/asiapacific/taiwan-probes-tainted-oil/1348360.html

レストランや食品販売店から廃油が集められて加工・再販売されていると警察に密告があったため捜査を行い、疑わしい2つの地下工場を同定した。保健当局も調査中。

(特に何か目安となる化合物が検出されたという情報はない)

ちょうど中秋の月餅需要の最盛期

[]オーストラリア補完医薬品規制ガイドライン

Australian regulatory guidelines for complementary medicines (ARGCM)

Version 5.1 August 2014

http://www.tga.gov.au/industry/cm-argcm.htm#.VA0MR6TlpaQ

更新

ハイパーリンクの修正やエビデンスのガイドライン、食品との境界に関する情報更新など

補完医薬品にはハーブ医薬品、伝統医薬品(中国伝統医薬品やアーユルベーダ、西洋ハーブ、アボリジニーのものなども含む)、ホメオパシー、エッセンシャルオイル、ビタミンやミネラル、ハーブ抽出物、などが含まれる

食品との境界の他に化粧品/医薬品との境界もある

[]論文等

  • 魚摂取と急性冠動脈症候群:メタ解析

Fish Consumption and Acute Coronary Syndrome: A Meta-Analysis

Sylvie S.L. Leung Yinko et al.,

The American Journal of Medicine Volume 127, Issue 9, Pages 848–857.e2, September 2014

http://www.amjmed.com/article/S0002-9343%2814%2900355-6/fulltext

魚を食べることは急性冠動脈症候群リスクの一次予防になるようだ

  • ブラを着けることは乳がんリスクと関連しない:集団ベースの症例−対照研究

Bra Wearing Not Associated with Breast Cancer Risk: A Population-Based Case–Control Study

Lu Chen et al.,

Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention

Published OnlineFirst September 5, 2014; doi: 10.1158/1055-9965.EPI-14-0414

米国女性の多くはブラを使用しているがメディアはブラが乳がんリスクを増やす懸念があると報道し続ける。この問題には科学的根拠はほとんど無い。2000-2004年に乳がんと診断された浸潤性腺管がん454例と浸潤性小葉がん590例を対照と比較した。着用時間やサイズ、ワイヤーの有無など、ブラとの関連は見られなかった。


  • Lancet特集:子どもの死亡:高所得国の不均衡と不平等

Child deaths: inequity and inequality in high-income countries

The Lancet, Volume 384, Issue 9946, 6–12 September 2014,

米国、英国、オーストラリア、ニュージーランドの子どもの死亡について

子どもの死亡を成人とは別に吟味するようになったのは最近のことで情報は限られている

  • 新生児の新しい成長チャート

New growth charts for newborn babies

International standards for newborn weight, length, and head circumference by gestational age and sex: the Newborn Cross-Sectional Study of the INTERGROWTH-21st Project

Volume 384, Issue 9946, 6–12 September 2014, Pages 857–868

International standards for fetal growth based on serial ultrasound measurements: the Fetal Growth Longitudinal Study of the INTERGROWTH-21st Project

Pages 869-879

リソースはINTERGROWTH-21stプロジェクトのサイトから入手できる

http://www.intergrowth21.org.uk/

  • 調査した集団でハーブやダイエタリーサプリメントによる肝障害は増えている

Liver injury caused by herbals, dietary supplements rises in study population

4-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/w-lic090414.php

死亡や肝臓移植に至る可能性は医薬品よりサプリメントの方が高い

6 minutes

肝傷害の増加

Rise in liver injuries

8 September, 2014

http://www.6minutes.com.au/news/latest-news/rise-in-liver-injuries-linked-to-cam

肝障害の5分の1がハーブ医薬品やダイエタリーサプリメントによる、と米国の肝臓学者が報告した。10年の間にサプリメントによる肝障害の割合が2%から20%に増加した。肝障害患者839人のうち45症例はボディービルサプリメント、85はボディビル以外のサプリメント、709は普通の医薬品。ボディビル以外のサプリメントによる肝障害が最も重症である。

米国薬物誘発性肝障害ネットワークによるハーブとダイエタリーサプリメントによる肝障害

Liver injury from herbals and dietary supplements in the U.S. Drug-Induced Liver Injury Network

Victor Navarro et al.,

Hepatplogy , Article first published online: 25 AUG 2014

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/hep.27317/abstract

2004年から2013年の間に薬物誘発性肝障害ネットワーク(DILIN)参加8センターに来た患者のデータ。

  • 伝統的中国医薬品による乾癬の経過への有害影響−症例報告

Deleterious effects of traditional Chinese medicine preparations on the course of psoriasis--a case report.

Pietrzak A, , et al.,

Ann Agric Environ Med. 2013;20(4):816-8.

Fu Fang Quing Dai Wan(複方青黛丸)と中国ハーブバスジェルを使って皮膚疾患が悪化し全身に副作用が出た48才の女性患者の症例

  • 母親の多環芳香族炭化水素への職業暴露と子どもの妊娠期間に比べて小さいこと

Maternal occupational exposure to polycyclic aromatic hydrocarbons and small for gestational age offspring.

Langlois PH, et al., National Birth Defects Prevention Study.

Occup Environ Med. 2014 Aug;71(8):529-35

妊娠前および妊娠中にPAH暴露のある職業に就いていた米国の母親2803人のインタビューによる症例対照研究。子どもへの影響で意味がある差があったのは妊娠期間に比べて小さいこと(SGA)のみであった。全体で221例のSGAがあったがPAH職業暴露では17 (7.7%)、そうでない母親は102 (4.0%)であった。母親の年齢調整を行った後、有意な関連がみられた(OR=2.2, 95% CI 1.3 − 3.8)。PAHの職業暴露の半分は食品調理や提供関係。

(調理が有害化学物質への暴露源だという認識はどのくらいあるのだろうか?)

  • 肉の摂取と直腸結腸がんリスク:日本人の疫学的根拠の系統的レビューに基づく評価

Meat consumption and colorectal cancer risk: an evaluation based on a systematic review of epidemiologic evidence among the Japanese population.

Pham NM, et al.; Research Group for the Development and Evaluation of Cancer Prevention Strategies in Japan.

Jpn J Clin Oncol. 2014 Jul;44(7):641-50.

コホート研究6、症例対照研究13。メタ解析の結果赤身肉について最も多く食べる群の最も少なく食べる群と比較した相対リスクは結腸直腸がんで1.16 (1.001-1.34) 、結腸がんで 1.21 (1.03-1.43)、加工肉ではそれぞれ1.17 (1.02-1.35) と1.23 (1.03-1.47)。鶏肉は直腸がんでリスクが低いことに関連0.80 (0.67-0.96)。

  • ガーナ都市部の食事パターンと2型糖尿病リスク

Dietary patterns in urban Ghana and risk of type 2 diabetes.

Frank LK, et al.;

Br J Nutr. 2014 Jul 14;112(1):89-98

食生活パターンとして「購入型」と「伝統的」が同定できた。前者は若い富裕層に多く後者は高齢で貧しい人に多い。後者の方が2型糖尿病リスクが高い

  • マッドハニー中毒による心房細動

An unusual clinical state: atrial fibrillation due to mad-honey intoxication.

Kalkan A, Gökçe M, Memetoğlu ME.

Anadolu Kardiyol Derg. 2012 Jun;12(4):365-6. doi: 10.5152/akd.2012.105. Epub 2012

http://www.anakarder.com/sayilar/49/buyuk/365-366.pdf

53細男性の症例報告

その他ニュース等

  • ベビーフードやシリアル、チップスに発がん性化学物質が多い

Dailymail

Baby foods, cereals and crisps found to contain raised levels of cancer risk chemicals

6 September 2014

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2745790/Baby-foods-cereals-crisps-contain-raised-levels-cancer-risk-chemicals.html

FSAのアクリルアミド調査結果を報じたもの。EFSAのプレスリリースも。

OrganixやHeinzのベビーフードにも、ときっちり煽ってる

(Organixはナチュラルでオーガニックだから安全、を売りにしてる)

  • 獣医師が安全性を疑っているにもかかわらず生のペットフードが流行

Raw food pet diet becomes trendy even as vets question safety

By Sophia Harris, CBC News Posted: Sep 07

http://www.cbc.ca/news/business/raw-food-pet-diet-becomes-trendy-even-as-vets-question-safety-1.2756938

ローフードダイエットのペットバージョンが流行。

自然に近い、加工で栄養が失われるという信仰が後押し。しかし獣医師コミュニティでは不安がひろがっている。生の肉を取り扱うことに寄るリスクは大きく、FDAも警告している。ペットフード用の生肉は微生物に汚染されているリスクが高く最終的にヒトにも感染しうる

カナダ獣医学会とカナダ公衆衛生局は共同声明を発表している。

Raw Food Diets for Pets – Canadian Veterinary Medical Association and Public Health Agency of Canada Joint Position Statement

July 18, 2012

http://www.canadianveterinarians.net/documents/raw-food-diets-for-pets#.VAinAxaTHoI

(2012年に警告しているがブームは拡大し続けている、ということ)

  • 製品レビュー:ビタミンBサプリメントとエネルギードリンク(B 複合体、ナイアシン、B-6、B-12、ビオチン、チアミン、葉酸を含む)

コンシューマーラボ

Product Review: B Vitamin Supplements and Energy Drinks (Including B Complexes, Niacin, B-6, B-12, Biotin, Thiamin, and Folic Acid)

Posted: 9/6/14

https://www.consumerlab.com/reviews/Review_B_Vitamins_B-Complexes_Energy-Shots_Thiamin_Niacin_B-6_B-12_Biotin_and_Folic_Acid/bvitamins/

多くのものが間違った量のビタミン類を含むことがわかった

ビタミンB製品については30製品中6製品に問題があった

  • 動物実験を一般の人はどのくらい支持するか?質問による

ScienceInsider

How much does the public support animal research? Depends on the question

By Jeffrey Mervis 5 September 2014

http://news.sciencemag.org/biology/2014/09/how-much-does-public-support-animal-research-depends-question

英国ビジネス・イノベーション・職業技能省(BIS)は1999年から1000人の成人に動物実験への態度についての調査にお金を出している。しかし今年はいくつかの質問の言葉を変えてロンドンの世論調査会社Ipsos MORIに調査を依頼した。例えば「動物実験animal experimentation」を「動物での研究animal research」に変えた。一方これまでの傾向を見るために同時にこれまでと同じ調査も、別のサンプルで行った。その結果言葉を変えることで評価が変わった。新しい調査では「他に代替法のない医学研究目的での科学研究に動物を使うことは許容できる」に68%同意で、これまでの「医学研究目的に動物実験は許容できる」は64%同意であった。「代替法がない」というフレーズを加えることも影響がありポジティブな反応が減る。「医学」も大きな影響がある。「代替法のないあらゆる研究に動物を使うことを許容できる」だと同意はたった37%である。

同時に多くの人が今行われている動物実験について理解していないことも明らかになった。例えば英国では既に15年以上化粧品の試験としての動物実験は禁止されているが3人に1人が英国でまだ行われていると言っている。

(一方日本では何の意味もなく動物を使ったと主張する人がメディアを賑わせる。)

  • カリフォルニアのシロナガスクジラが戻ってきた

ScienceSHOT

California blue whales bounce back

By Virginia Morell 5 September 2014

http://news.sciencemag.org/biology/2014/09/california-blue-whales-bounce-back

絶滅を避けるための保護が成功した例として祝福

Natureニュース

シロナガスクジラが米国沿岸で最高レベルまで回復

Blue whales back to their best off US coasts

05 September 2014、Daniel Cressey

http://www.nature.com/news/blue-whales-back-to-their-best-off-us-coasts-1.15846

集団の回復に与える船との衝突の影響に疑問を投げかける研究

Marine Mammal Scienceに発表された研究によると絶滅危惧種とされている最大の動物であるシロナガスクジラの北太平洋での数は生態系が支えられる最大数の97%の約2200と予想している。1971年に商業捕鯨が禁止されているが回復を妨げる要因があるとされてきた。

台湾ラードは日本にも輸出台湾ラードは日本にも輸出 2014/09/09 08:49 こんにちは、情報をありがとうございます。日本にも、台湾からラードが入ってきています。http://jp.gdfreak.com/public/detail/jp01009000121014015p/2 今年も以下ほど入ってきているようです。追跡調査はなされるのでしょうか。 https://twitter.com/OrganicNewsClip/status/508932670085009409

2014-09-05

[]新しいCDCの州毎の肥満マップ

New CDC state obesity map now available

Thursday, September 4, 2014

http://www.cdc.gov/media/releases/2014/a0904-obesity-map.html

Obesity Prevalence Maps

http://www.cdc.gov/obesity/data/prevalence-maps.html

[]安全性を損なうことなく食品を寄付する

Food donation without compromising safety

02.09.2014

http://www.evira.fi/portal/en/food/manufacture+and+sales/food+establishments/food+donation/

食品の寄付は販売とは異なる手続きで行われるが、安全性を損なうことは許されない。食品を寄付する企業もそれを配布するチャリティ団体も安全性に責任がある。EVIRAと農業省は共同でチャリティ用食品寄付のガイドラインを作成した。

Foodstuffs donated to food aid

http://www.evira.fi/files/attachments/en/food/manufacture_and_sales/ruoka-apuohje_16035_2013_en_final.pdf

食事を提供するために加熱調理するのなら食材の消費期限が1日過ぎていても使える、とか書いてある。ただし官能検査をして70℃以上で加熱すること。

食品の取り扱いには感染性疾患がないことはもちろん、ネイルやジュエリー、指輪、イヤリング等は禁止、とある。

[]補食性の魚についての助言発表

Advice on predatory fish issued

September 04, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/09/20140904_164307.shtml

食品安全センターは人々、特に妊娠女性と小さい子どもに対して、水銀濃度が高い可能性のある大型または補食性の魚を食べないように再確認した。

EUのRASFFでベトナムから輸出された皮付き冷凍カジキからオランダ当局が1.81 ppmの水銀を検出したことが報告されていた。問題の製品は先月香港にも輸入されていたとされる。

食品基準では食品中の水銀の最大許容量は0.5 ppmである。

[]どんなダイエット法でも効果がある、もしあなたがそれを続けられれば

SMC

Any diet works, if it’s one you can stick to

September 4th, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/09/04/any-diet-works-if-its-one-you-can-stick-to/

Jenny Craig, Weight Watchers 、アトキンスダイエットのような人気のダイエット法の結果を比べた新しい研究によると、減量には差はなかった。JAMAに発表された研究。

論文の著者は「我々の知見は医師や人々にとって、減量のためにはどれでも効果があるので、たったひとつの方法を探す必要はないと安心できるものであろう。多くの患者が厳しい制限のあるダイエット法では長続きしないことが重要である。」と述べている。

オタゴ大学公衆衛生Tony Blakely教授は、どんな食事法でも同じカロリー制限なら同じ量だけ体重が減る、ただし肥満対策にカロリー制限は大切な出発点であるががんや心疾患のような異なる病気への食生活の影響については別途検討する必要がある、と述べている。

この話はニュージーランド及び世界中のメディアで広く報道された

(以下リンク)

[]有害事象報告書2013発表

Reports of adverse experiences for 2013 published

3 September 2014

http://archive.apvma.gov.au/news_media/news/2014/2014-09-03_reports_of_adverse_experiences_for_2013.php

動物用医薬品と農薬についての有害事象についての報告をまとめたもの

[]連邦警察はFlawless Beautyの医薬品を押収

U.S. Marshals seize drug products from Flawless Beauty

September 4, 2014

http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm412858.htm

FDAの要請により、連邦警察がFlawless Beauty社がインターネットで販売していた各種未承認及び不適切表示医薬品を押収した。

製品は個人や小売店、健康スパ、クリニックに販売されていた注射用製品を含む。

Reluminsアドバンストグルタチオンキット、Tatiomaxグルタチオンコラーゲンホワイトニングキットなど。多くの製品が壊血病や変性性脳疾患、肝疾患の治療に効果があるなどと宣伝していた。

(この会社の製品ではないがグルタチオン注射で検索すると胡散臭いクリニックがやまほどヒットする。医薬品としてはあるけどデトックスだの抗がん作用だのアンチエイジングだのは適用外。当然自費。保険がきくかどうかはとても良い判断基準なのに、保険会社とかが保険適用外の治療費はこんなに、みたいな宣伝して保険売ってるし胡散臭い治療法を先進医療みたいに絶賛して報道したりするから・・。)

[]初めてのWHOの自殺予防のための報告書

First WHO report on suicide prevention

4 SEPTEMBER 2014

http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2014/suicide-prevention-report/en/

毎年80万人以上が自殺している。自殺の75%は低−中所得国でおこっている

世界中で全ての年代で自殺がおこり、率が高いのは70才以上である。しかし国により最も多いのが若年である場合があり、世界的には15-29才の2番目の死因である。

自殺は予防できる

効果的な方法のひとつは自殺報道対策である。センセーショナルな報道や自殺方法の説明を避ける。そして精神的疾患や薬物使用の早期同定と管理である。

Preventing suicide: A global imperative

http://www.who.int/mental_health/suicide-prevention/world_report_2014/en/

(珍しく日本語バージョンがある

翻訳:独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所

自殺予防総合対策センター

日本は紛争地域でもなく飲酒や薬物使用が特に多いわけでもないのに自殺が多いので・・

メディアのセンセーショナリズムと個人の絶望、かな

[]食品基準通知

Notification Circular 18–14

5 September 2014

http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular18-14.aspx

新規申請と提案

加工助剤としてのGM Bacillus licheniformis由来セリンプロテアーゼのキモトリプシンとトリプシン

[]プロスルフロンの農薬リスク評価ピアレビューについての結論

Conclusion on the peer review of the pesticide risk assessment of the active substance prosulfuron

EFSA Journal 2014;12(9):3815 [91 pp.]. 02 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3815.htm

情報不足と懸念が確認された。

[]食品酵素の意見が完全に発表された

Food enzyme opinions published in full

3 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140903a.htm?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_content=hl&utm_campaign=20140903

EFSAは欧州委員会と酵素生産者の事業に関する情報協定に従い、最初の食品酵素評価の完全テキストを発表した。食品酵素についての意見の第一陣の概要が今年初旬に発表され、EFSAの事業の新しい章の始まりを告げた。EFSAの食品接触物質、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネルは今後数年間で300件近くの食品酵素の申請に関する安全性評価を実行する予定である。

[] 論文

  • 砂糖代用品は結局超甘いわけではない

Sugar substitutes not so super sweet after all

4-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/ps-ssn090414.php

International Journal of Obesityにオンライン発表された研究で、アセスルファムKとステビア成分のRebAの味を比較した。これらの甘味料は'高強度high-intensity'甘味料と呼ばれるが、それはより低濃度で甘さを感じさせるという意味であって普通の砂糖とは違う「超常的甘さ」を与えるものではない。甘さ自体は普通である。high-intensityという呼び方は誤解を招くもので一部の人たちが人工甘味料は人類が経験したことのない異常な刺激supernormal stimuliなので食べ過ぎると主張しているがそのようなことはない。

(受容体から下流の信号伝達は全て共通の電気信号なので「強さ」が変わるという発想はなかった。専門用語を文学的に解釈するとそうなるのか)

  • 大麻の禁断症状頻度とその青少年の治療反応やアウトカムへの影響:12ヶ月前向き調査

The Prevalence of Cannabis Withdrawal and Its Influence on Adolescents' Treatment Response and Outcomes: A 12-Month Prospective Investigation

Journal of Addiction Medicine:

Greene, M.et al.,

http://journals.lww.com/journaladdictionmedicine/Abstract/publishahead/The_Prevalence_of_Cannabis_Withdrawal_and_Its.99744.aspx

大麻を使用している外来患者127人についての報告。大麻には依存性がある、というのが結論

この雑誌はAmerican Society of Addiction Medicine (ASAM)の機関誌。ASAMは米国で進む大麻の合法化(というか医療用と称してアクセスを増やそうとする動き)に反対している。この論文は大麻に依存性はないという推進派の主張を否定するもの

  • 考えられていたより2倍以上環境中に水銀がある

More than twice as much mercury in environment as thought

By Erik Stokstad 4 September 2014

http://news.sciencemag.org/environment/2014/09/more-twice-much-mercury-environment-thought

環境中に放出される水銀についての最も包括的な推定によると、1850年以降環境中に放出された水銀の量がこれまでの推定の2倍以上になった。この知見はヒト健康リスクが大きくなることを意味しない、科学者はヒトの暴露量は既に知っている。しかしこの報告は厳しい規制が過去40年でどれだけ環境中への水銀放出を減らしてきたかを示す。

図がある

環境中に水銀が放出された量が最も多いのは1970年代である。

現在最も懸念されているのは途上国での小規模金採掘である。

Environmental Science & Technologyの9月2日号に発表

  • コーヒーゲノムの配列決定、カフェイン遺伝子がたくさん

ScienceSHOT

Coffee genome sequenced, caffeine genes abound

By Elizabeth Pennisi 4 September 2014

http://news.sciencemag.org/biology/2014/09/coffee-genome-sequenced-caffeine-genes-abound

Scienceにオンライン発表

カフェイン合成に関与する酵素の遺伝子ファミリーが拡大し、コーヒーにしか見つかっていない新しい遺伝子が23ある。これらの遺伝子はチョコレートのカフェイン関連遺伝子とは異なり、カフェインを合成する能力は少なくとも2回進化したことを示す。これはコーヒーについて初めてのゲノムなだけではなく1100種類を含む科にとって初めてのものである。

Natureでも

Coffee got its buzz by a different route than tea

Ewen Callaway

04 September 2014

http://www.nature.com/news/coffee-got-its-buzz-by-a-different-route-than-tea-1.15832

その他

  • イタリア:警察チームが有名なインフルエンザ研究者が違法にウイルスを売ったと主張

Italy Police claim leading flu researcher illegally sold virus

Science 5 September 2014: Vol. 345 no. 6201 pp. 1105-1106

科学者が危険なウイルスを売買する。企業が違法な動物用ワクチンを売る。腐敗した政府は見て見ぬふりをする。最近完了したイタリア警察の報告書はまるでバイオスリラーである。それによると2000年から2008年の間に、イタリアで40人以上の犯罪組織がイタリアのインフルエンザとの戦いで金儲けをたくらみ、病気を拡散させすらしたという。

この報告書は公表されていないがScienceが入手した。名指しされているのはトリインフルエンザのトップ科学者Ilaria Capuaと彼女の共同研究者Stefano Marangon、Sanofi配下の動物用ワクチン企業Merial社のイタリア支社長Giovanni Cattoli、そしてイタリア保健省の公務員と獣医師らである

名指しされたIlaria Capuaは2013年にイタリア代議員になっているが容疑を否認し政治的意図があると言っている

この報告書は科学者がレビューしていないように見え海外の専門家からも信じがたいとの意見。

(イタリアは警察もマフィアに絡んでたりするのでよくわからない)

  • 理想のチョコチップクッキーの焼き方の科学

The Science Behind Baking Your Ideal Chocolate Chip Cookie

by Anne Miller

September 04, 2014

http://www.npr.org/blogs/thesalt/2014/09/04/345530660/the-science-behind-baking-your-ideal-chocolate-chip-cookie?utm_medium=RSS&utm_campaign=science

あなたは柔らかくて腰のあるものが好きで彼は薄くてパリパリしたものが好き。誰もが好きなチョコチップクッキーを焼く方法があればいいのに。

それがある!マーサ・スチュワートの方法ではなくて、科学で。

古典的なNestle Toll House チョコチップクッキーのレシピをもとに専門家の助けを借りてあなた好みのクッキーを焼くための失敗しない方法を紹介

・ぐにゅっとした感じ:小麦粉を2カップ多く

・こんがりした焼き色:華氏350°F以上、多分360°Fにする。356°Fでカラメル化がおこる

・真ん中が柔らかく周りはかりかり:ティースプーン1/4のベーキングパウダーとティースプーン1/4のベーキングソーダ(重曹)を使う

・腰がある:薄力粉を強力粉に代える

・店で買ったようなふうに:バターをショートニングに代える。テクスチャーは良くなるが風味が減るのでバターとショートニング半々がいいかも

・シック(粘度が高い、ぱりぱりしない):焼く前に生地を30-60分冷凍する。これでバターが硬くなり焼いている間の拡散を少なくする

・パウダー感がある:重曹を多くする

・バタースコッチの風味:砂糖の代わりにブラウンシュガー

・均一にしたい:コーンシロップとグラニュー糖1オンスずつ加える

・風味良く:焼く前に生地を最低24時間は冷やす

  • マンハッタンのトコジラミ この都市の災厄における政府の役割

WSJ Morning Editorial Report

Bedbugs of Manhattan

Government's role in the urban scourge.

Updated Sept. 4, 2014

http://online.wsj.com/articles/bedbugs-of-manhattan-1409832454?KEYWORDS=bedbug

何故世界最大の都市にトコジラミがい続けるのか?最近はニューヨークの地下鉄やPacific Investment Managementのマンハッタンオフィスで見つかった。

これは世界で最も嫌われた殺虫剤DDTの禁止に始まりいろいろな殺虫剤が使えなくなったことにも一因がある。トコジラミは数少ない使用できる殺虫剤に耐性を獲得した。

  • 西ナイルとの戦いは空中戦に

Orange County register

West Nile fight is in the air

By MARLA JO FISHER / STAFF WRITER

Published: Sept. 4, 2014

http://www.ocregister.com/articles/mosquitoes-633868-officials-county.html

今シーズンのOrange郡の西ナイルウイルス感染アウトブレイクはこれまで3人を殺し91人が治療が必要なほど重かった。これまでのコントロール対策が効果が無く、火曜日から最も感染が多いSanta Ana地域で殺虫剤の散布を計画している。

蚊が増えているわけではなくて、感染している蚊の割合が高い。Santa Ana地域で捕まえて調べた蚊の約80%が感染していた。他の地域でも72%という数字がでている。

蚊のウイルス保有率が高いのは鳥が感染しているときで、鳥がヒトに感染を拡大させる。どんな鳥でも標的になる。蚊の感染率が異常に高いので人々にはあらゆる水たまりの排除と蚊に刺されないように注意を呼びかけている。西ナイルウイルスのワクチンや治療法はない。

噴霧予定の殺虫剤はスミスリン(フェノトリン)とピペロニルブトキシドからなるAquaAnvilミスト

ジョージョー 2014/09/08 14:04 デング熱感染防止で散布された蚊駆除用の殺虫剤の成分は何なのでしょうか?

2014-09-04

[]新しいアクリルアミドのインフォグラフィック、意見募集締切間近

New acrylamide infographic, consultation deadline nears

3 September 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140903.htm

EFSAはこの公衆衛生問題の啓発のため、加盟各国と共にアクリルアミドの新しいインフォグラフィックを制作した。アクリルアミドがどのように作られ、どの食品に入っているのかを解明し、食事からのアクリルアミド暴露を減らすため、加盟国による基本TIPSが書かれている。

食品中のアクリルアミドに関するEFSAのリスク評価案についてのコメントの締め切りまで2週間を切った。科学者と関係団体は9月15日までオンライン上のパブリックコメントより意見案を述べることができる。

・食品中のアクリルアミドは公衆衛生上の懸念であるとEFSAの意見で述べている。

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140701.htm

・EFSAのインフォグラフィックは他にもあります!

http://www.pinterest.com/efsaeu/

[]朝食抜きが2型糖尿病に関連

Behind the headlines

Missing breakfast linked to type 2 diabetes

Wednesday September 3 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Missing-breakfast-linked-to-type-2-diabetes.aspx

Mail Onlineが「子どもの頃に朝食を抜くことが糖尿病リスクをあげるかもしれない」と報道した。英国の学童での研究で、朝食を定期的に食べない子どもたちの2型糖尿病マーカーの初期兆候があった。毎日朝食を食べる子どもに比べて食べない子どもはインスリン抵抗性が26%高かった。インスリン抵抗性の高さは2型糖尿病リスクを高くするがこの研究で子どもたちに見られた値は正常の範囲内である。この研究は9-10才の4000人の子どもたちに朝食を常に食べるかどうかを尋ねて空腹時血液を採取して各種指標を調べたものである。横断研究であるため朝食を抜くことがインスリン抵抗性の原因とは証明できない。しかしながら健康的な朝ご飯を食べることは薦められるべきであろう。

[]会議の議事録

http://www.fssai.gov.in/Portals/0/Pdf/minutes_of_14th_authority_meeting(02.09.14).pdf

魚の干物のヒスタミン基準値 200mg/kg

水産物のバイオトキシンの基準値

二枚貝の麻痺性貝毒 80 microg/100g サキシトキシン等量

記憶喪失性貝毒 20 microg/gドーモイ酸等量

下痢性貝毒 160 microgオカダ酸等量/kg

アザスピロ酸毒素 160 microgアザスピロ酸等量/kg

ブレベトキシン 200マウスユニットあるいは等量/kg

ヒスタミン中毒をおこす可能性のある魚のリストがある。146。

[]FDAは意図的食品への異物混入を予防するための食品防御計画作成ツールの訓練ビデオを公開

FDA Makes Available Training Videos on Food Defense Plan Builder Tool to Help Prevent Intentional Food Adulteration

September 3, 2014

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm412589.htm

意図的異物混入予防対策を強化するためのFDAのツール(ソフトウェア)を使いたい企業向けトレーニングビデオ。

Food Defense Plan Builder Training Videos

http://www.fda.gov/Food/FoodDefense/ToolsEducationalMaterials/ucm410909.htm

[]ヨーロッパの未来は科学−ハイレベル会議

JRC

The Future of Europe is Science – high-level conference

https://ec.europa.eu/jrc/en/event/conference/future-europe-science-october-2014

2014年10月6-7日リスボン

ヨーロッパの社会福祉と成長促進、雇用やビジネス開発における科学と技術と革新の役割についての2日間の会議。登録開始。

[]論文等

  • どんな名前のダイエット法であってもエネルギーについてのもの

A Diet by Any Other Name Is Still About Energy

Editorial | September 3, 2014

Linda Van Horn

JAMA. 2014;312(9):900-901. doi:10.1001/jama.2014.10837.

肥満の流行が多くのヒトに効果的対策法を探させている。今号のJAMAに発表されたJohnstonらのネットワークメタ解析は体重についてのみでありその他の健康影響については別途検討すべきことは残っているが、カロリーを制限した栄養のある食事法を継続することの重要性を再確認する。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140903#p10の続き

  • 農薬のリスク評価にはバイアスがあると見られる

Pesticide risk assessments seen as biased

3-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/aiob-pra082714.php

BioScienceに発表されたマイアミ大学Michelle Booneらの報告によると米国EPAの農薬評価は企業が提出したデータを重視し他の研究を質が低いとして採用していないのでバイアスがある。独立した第三者機関を使うべき。

(著者はカエルの保護が専門。GLPがわかってないようだ。企業が勝手に作るあらゆる化合物の毒性影響を税金使って調べるなんてあり得ないと思うけど。日本だと農薬どうこうより田んぼの存在がカエルにとって大きい。)

  • 食べる野菜や果物を監視しなければならないかも

You may have to watch what your fruits and veggies eat

3-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/acoa-ymh082914.php

Annals of Allergy, Asthma and Immunologyの9月号に発表された症例報告。10才の少女がブルーベリーパイを食べてアナフィラキシーショックになった。彼女は喘息と季節性のアレルギーがあり牛乳とペニシリンにアナフィラキシーがあるがパイの成分にはアレルギーはない。検査の結果著者は原因がブルーベリーに使われたストレプトマイシンであることを突き止めた。これは非常に希な反応ではあるが、アレルギーのある人は緊急用のエピネフリンを常に持ち歩くべきである。

  • ニューハンプシャー大学の調査:北東部オーガニック酪農家の最大の懸念はミルクの価格

UNH Survey: Milk Prices Top Concern of Northeastern Organic Dairy Farmers

Sept. 3, 2014

http://colsa.unh.edu/aes/article/nhaes/organicmilksurvey

安定した収入が得られることが最大の関心事である。これは酪農家なら当然であるがオーガニックミルクに高いお金を払っている消費者にとっては驚きかもしれない。オーガニックだろうと慣行だろうと酪農家の得る利益は消費者が考えるより少ない。Journal of Dairy Science.に発表。

  • ブラジルで購入した一部のチョコレートに鉛とカドミウム

Lead and cadmium found in some chocolate bought in Brazil

3-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/acs-lac090314.php

Journal of Agricultural and Food Chemistryに発表された研究。鉛もカドミウムもカカオ含量の多い方が多かった

(ブラジルが問題なわけではなく、どこで販売されているものでも、もともとカカオにカドミウムが多いのはわかっている。カドミウムも鉛も摂取量は下げるべきものとされているのでダークチョコレートは「警告」レベルになる。ポリフェノールが〜とかいって宣伝している人たちはそれは言わない)

  • 妊娠女性のある種のフェノール類への暴露は男の子の成長をかく乱するかもしれない

Exposure of pregnant women to certain phenols may disrupt the growth of boys

3-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/ind-eop090314.php

Epidemiology, September 2014に発表されたフランスinsermのEDEN母子コホートの520人の男の子のデータに基づく研究。2003-2006年に妊娠女性を集め、妊娠中は超音波検査で生後は3才まで身長体重を測定した。妊娠中の母親の尿を暴露の指標とし、パラベン、トリクロサン、ベンゾフェノン-3、ジクロロフェノール、ビスフェノールA、エポキシ樹脂を測定した。95%以上の妊娠女性からどれかが検出された。トリクロサン濃度と妊娠第三期の超音波で測定したパラメータとの負の関連、パラベンと出生時及び3才での体重の重さに関連があった。その他の化合物については関連はなかった。なお妊娠中の尿検体を複数回採取し女の子も含めるSEPAGESコホートで再確認中。

Prenatal Exposure to Phenols and Growth in Boys

Philippat, Claire et al.,

http://journals.lww.com/epidem/Fulltext/2014/09000/Prenatal_Exposure_to_Phenols_and_Growth_in_Boys.3.aspx

オープンアクセス

(なのでデータを見ればいい。重さで数十g、サイズで1.2mmとかで意味のある差には見えないけれど。)

その他

  • 活動量とテロメアの長さについての研究への専門家の反応

SMC

expert reaction to new research on activity levels and telomere length

September 3, 2014

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-new-research-on-activity-levels-and-telomere-length/

過体重の人の運動量とテロメアの長さの関連を調べた研究がBritish Journal of Sports Medicineに発表された

Cardiff大学医学部Chris Pepper血液学教授

サンプルサイズが小さすぎて運動の健康への影響について確実なことは言えない。もちろん、定期的運動は健康に良いだろう。しかし血球のテロメアの長さを測定することの意味は不明である。いずれにせよどちらの群でもテロメアの長さに変化はなく、ここでテロメアの話をするのは煙幕であろう

Lancaster大学生命医学ライフサイエンス講師David Clancy博士

テロメアが短くなることが加齢の原因だと信じている人はほとんどいない。なぜなら根拠がないから。テロメアが短くなることが加齢の一部である可能性はあるため加齢のバイオマーカーとして使用される。加齢のバイオマーカーは理想的にはあなたがどれだけ生きたかを示すものである。テロメアの長さが人気なのはテロメアが加齢に関連するのではないかと考えられた時代があったからだが予想因子としては良くない。ただ寿命の長さや短さに関連するいくつかの環境要因などが同時にテロメアの長さと関連しているためにこの研究では加齢による傷害の指標として使われている。

運動により有意差があるかないかぎりぎりのテロメアが短くなることが見いだされているが参加者の年齢が68才で過体重または肥満というのはこれまでの研究とは違う。わずか12人の研究は再現性の確認が必要である。

テロメアの長さが加齢と因果関係があるという根拠はなく、ヒトやほ乳類でのテロメアの長さと健康や加齢パラメータとの関連は一般的に強くはない。

Sheffield大学Ilaria Bellantuono筋骨格加齢教授

知見は興味深いが現時点では結論できない。参加者は少人数で有意な関連があったのは座っている時間の短さとテロメアの長さの増加だけである。もし座っている時間が短くなったら他の何かをしているはずで、運動量が多くなることとテロメアの長さに関連が見られるはずである。しかしそうなってはいないのでこの研究の妥当性を疑う。

(こういうのに騙されないようにということ

http://www.lifelength.com/ja/individuals.html

「老い」を測定する世界で唯一の技術が日本に上陸

http://economic.jp/?p=32399

ここから予想されるのは「あなた短いですね、プロポリスサプリをどうぞ!」かな)

  • スクリーニング検査:何歳なら高齢なのだろうか?

Screening Tests: How Old Is Too Old?

by John Swartzberg, M.D. | September 02, 2014

http://www.berkeleywellness.com/self-care/preventive-care/article/how-old-too-old-screening-tests

Wellness Letterでは多くの、しばし白熱するがん検診についての議論を取りあげてきた。たとえばマンモグラフィー検査は何時からどのくらいの頻度ですべきなのか、PSA検査は有用なのか、など。既にお知らせしたように、米国予防医学専門委員会やその他ほとんどの専門家団体が、75才以上でこれまで異常が無かった人は前立腺がん、乳がん、大腸がんの検診はメリットがないあるいは不確実であるためやめるようにガイドラインを定めた(Papテストは65才)。このことでいくつかの問い合わせをもらっている。検査を止めることは難しい決断で、全ての人にとって正しいわけでもない。

アメリカ人が検診を受けすぎていることは疑いようがない。理由は習慣だから、恐怖から、メリットがあると信じて、あるいは医師が薦めるから、と様々である。例えばある研究では84才以上の25%がPSA検査を受けている。がんと診断される可能性は加齢に伴って増えるので高齢の人ほどスクリーニングすべきだと考えたくなる。しかしスクリーニングの無作為化試験では75才以上の人はあまり含まれない。限られた根拠ではあるが早期発見とその後の治療による利益は高齢になると急激に低下し、有害影響が大きくなることを強く示唆する。大腸内視鏡のような検査は高齢になると検査による有害影響が増え、さらに異常がみつかると治療の合併症が増える。さらに高齢者のスクリーニングでは生命に関係なく症状すら出ないであろうがんの発見が増える。つまり高齢になるほど、がんはもっているが死因はがんではない場合が増える。

ここに水晶玉が必要になる。ガイドラインでは余命が5年あるいは10年以下の場合はスクリーニングは中止すべきと言っているが、人々はどのくらい余命があるのか予想するのは難しく議論することすら望まない。医師も予想はできない。

例えばケア付き老人ホームに入っていて心不全があって最近骨折したり認知症だったりする75才ががん検診を受ける必要はないのははっきり言える。一方で元気で活動的な80才は検査を継続するのが適切かもしれない。しかしほとんどの場合ははっきりしない灰色であり判断は難しい。

決断はあなたの価値観と好みによる。75才以上で持病があるなら検査の利点と欠点を医師に相談すべきだろう。止めるのも続けるのもオーケーだが、ただ単に健康についてはより多くのことをした方が良いという間違った信念に基づいて続けるのは止めた方が良い。

  • 中絶反対ウェブサイトが妊娠カウンセラーを装う

Theguardian

Anti-abortion websites masquerade as pregnancy counsellors

Thursday 4 September 2014

http://www.theguardian.com/world/2014/sep/03/anti-abortion-websites-masquerade-as-pregnancy-counsellors

女性の健康団体が、女性が死亡や自殺や薬物使用について誤解させられていることを懸念

妊娠カウンセラーを装った中絶反対ウェブサイトが女性に対して中絶すると自殺や薬物使用が増えると語っている。彼らは自分たちを独立した、バイアスのない団体だと称しgoogleですぐ見つけられるが中絶反対が目的である。例えばあるサイトでは中絶をした女性の20%は永続する重大な心理的トラウマを抱えると主張する。

信頼できる情報源から情報を得ること

(公的機関がいいのに)

2014-09-03

[]ビスフェノールA

Bisphenol A

2014-09-02

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2014/september/Bisphenol_A

各種団体がBPAのヒト健康への有害影響の可能性について懸念を表明している。BPAと免疫系への有害影響、肥満、ADHD、糖尿病、前立腺がんとの関連を指摘する研究がある。これまでのところBPAによる有害影響の可能性についての決定的根拠はみつかっておらず、BPAによる内分泌を介した影響との因果関係は不明のままである。低用量のBPAによる内分泌撹乱による有害影響、あるいは一相性でない用量反応があるのかないのかについての議論は現在進行中である。この分野には多くの懸念はあるが低用量影響を証明する根拠はまだない。魚やカタツムリのような環境生物に対しては内分泌撹乱作用があることが示されている。

この報告書は2014年3月20日まで入手できる情報に基づいたもの。これは概要を示したパートIで2015年に評価を含むパートIIが発表される予定。

[]安全性警告

  • MMC Sex Men capsules

3 September 2014

http://www.tga.gov.au/safety/alerts-medicine-mmc-sex-men-140903.htm#.VAZzeqTlpaQ

TGAの検査で表示されていないシルデナフィルが検出された。製品の写真あり

  • African Black Ant capsules

3 September 2014

http://www.tga.gov.au/safety/alerts-medicine-african-black-ant-140903.htm#.VAZz1aTlpaQ

TGAの検査で表示されていないシルデナフィルが検出された。製品の写真あり

[]アクション映画を見ると太る?

Behind the headlines

Could watching action films make you fat?

Tuesday September 2 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Could-watching-action-films-make-you-fat.aspx

「動きの激しいアクション映画を見ながらのカウチポテトはおとなしい番組を見るよりたくさん食べる」とIndependentが報道した。小規模の米国での試験でアクション映画をみた人の方が多く食べた。この研究は94人の学生に20分“The Island”の音付き及び音無し版あるいはトークショー“Charlie Rose”を見てもらって好きなだけM&Ms, クッキー, ニンジン、ブドウを食べてもらった。アクション映画を見た群がトークショーを見た群より65%多くカロリー摂取した。研究者らは音や動きの変化は気が散るのでどれだけ食べたかわからなくなるという仮説を議論している。しかしこの研究でアクション映画があなたを太らせることが証明されたわけではない。この研究では学生が自分たちで好きな群になったようだ。これは結果に影響する可能性がある。しかしながら私たちがどれだけ食べたのかを注意する必要があることを再確認する。

[]脳はより健康的な食品を好むように「再教育」できる

Brain can be ‘retrained’ to prefer healthy foods

Tuesday September 2 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Can-we-retrain-our-brains-to-prefer-healthy-foods.aspx

BBCニュースが「脳はお腹がすかない食事法を用いて不健康な高カロリー食より健康的な食品を好むように再教育できる」と報道した。13人の過体重または肥満の人での小規模な予備実験を報道した。研究者らはiDietとよばれる減量法が脳の報酬系の反応を変えるかどうかを調べた。iDietはグリセミック指数の低い炭水化物と食物繊維、タンパク質からなる1日のカロリー摂取量を500-1000kcal減らす食事法である。iDietで成人の体重は減ったがMRIスキャンの結果は低カロリーの食事をとった場合の報酬系の反応が増え、高カロリーの食事への報酬系の反応が減ったことを示唆していた。ヒトは食習慣を変えることができ、それにより減量を維持できるのが脳の報酬系応答に関連することを研究は示唆した。研究者らはこの知識が減量に役立つことを望んでいるが実現するかどうかは不明である。

[]意見が対立するときの科学助言

SMC

Audio: Science advice in the context of opposing views

September 2nd, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/09/02/audio-science-advice-in-the-context-of-opposing-views/

政府への科学助言会議の内容の一部を紹介している

オーディオファイルとスライド

スライドの結論部分

・人々に科学の性質について理解してもらうこと

・信仰や信念の問題なのか科学の問題なのか明確に区別する

・全ての人に知的誠実さを求める

・問題についての懸念の範囲に注意する

・inductive riskの重み付けに関係する倫理的価値に注意を払う

・真の対話ができる社会的フォーラムを作る

目的とするのは

・科学とは何でどうしてそれが重要なのかを理解する市民

・人々の意思決定に使うことのできる研究

・科学的に正当で民主的に説明可能な助言

GMと気候変動とワクチンが例に出されている。例えばGMで問題になっているのは「自然を変えてはいけない」という信仰だったり。

・専門家とは、その分野の専門家のことでかつ誠実で市民と価値観を共有していなければならない

・科学の分野での誠実とは根拠に誠実であること、どんな根拠があれば見解を変えるかを説明できなければならない

誠実でない専門家は、都合の悪い根拠を無視して都合の良いデータをつまみ食いし欠点のある根拠に基づき批判に答えない

(日本の場合、科学者の側に決定的に不足しているのは何のための研究なのかというところでの一般市民との価値観の共有。純粋学問的趣味の研究と、日常生活を生きるための意思決定に必要な情報を提供するための研究では似ているようで全然違う。)

[]警告文書

Warning Letters

  • Ashland Farm, LLC 8/25/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm411462.htm

食用として販売された子牛の残留動物用医薬品ガミスロマイシン

  • Hoover Family Farm 8/22/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm411306.htm

食用として販売された子牛の残留動物用医薬品ペニシリン

  • Plexus Worldwide Inc 7/30/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm411287.htm

サプリメントFast Relief, ProBio5 および BioCleanseの「神経傷害に関連する症状を緩和するかもしれない」等のウェブサイトでの宣伝内容が未承認新規医薬品

(ちなみにウェブには「この文章はFDAに評価されたものではない。これらの製品はなんらかの疾患の診断や治療や予防を意図したものではない」という断り書きがある。断り書きさえすれば何をいっても良いわけではない。その辺は個人の体験談ですみたいなこと小さな字で書いてあればどんな嘘でも言っていいと思っている日本とは違う。英国でも米国と同じ)

[]50州、ひとつの目標:我々の食品を安全に維持するために協力

50 States, One Goal: Working Together to Keep Our Food Safe

Posted on August 28, 2014 by FDA Voice

By: Melinda K. Plaisier and Michael R. Taylor

http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2014/08/50-states-one-goal-working-together-to-keep-our-food-safe/

8月12日セントルイスで行われた食品を守るためのパートナーシップ会合は真に合意が得られた。この50州ワークショップは連邦や州、地域、部族政府機関の食品と飼料の安全性に関わる専門家が参加した。我々の共通目的は?可能な限り我々の食品を安全にするために我が国の食品安全システムのために働き続けることである。

パートナーシップはますます重要になってきている。簡単にいうと、単独では仕事ができない。公衆衛生のための任務はあまりにも幅広い。協力することで効果的な公衆衛生網が確保できる。

しかしパートナーシップの構築は極めて複雑な課題である。この国には連邦や州や地方レベルで3000の食品安全機関がある。将来にわたり効果的に運用できるパートナーシップを作るにはどうしたらよいだろうか?

(一部のみ)

[]健康保護コンテンツはGOV.UKに

Health protection content now on GOV.UK

2 September 2014

https://www.gov.uk/government/news/health-protection-content-now-on-govuk

PHEの健康保護のためのリソースはひとつのウェブサイトにまとめた

数百のウェブサイトがGOV.UKに移動

Hundreds of websites are moving to GOV.UK

https://www.gov.uk/movingtogovuk

Welcome to GOV.UK

https://www.gov.uk/

Pediatricsの特集

乳児の栄養と長期アウトカム:乳児栄養研究IIの6年フォローアップ結果

Infant Feeding and Long-Term Outcomes: Results From the Year 6 Follow-Up of Children in the Infant Feeding Practices Study II

Pediatrics September 2014, VOLUME 134 / ISSUE Supplement 1

http://pediatrics.aappublications.org/content/134/Supplement_1.toc

全てオープンアクセス

FDAとCDCが資金提供した乳児栄養縦断研究IIの、子どもが6才になった時点でのフォローアップ研究データを発表した。

この研究では妊娠第三期から12ヶ月までは毎月フォローアップしていて赤ちゃんの栄養について正確なデータを得ている。一連の研究結果は

・母乳を与えた期間が長く母乳以外の食品や飲料の導入が遅いことと関連したのは耳・喉・鼻の感染症の少なさで、呼吸器や尿路の感染には関連がなかった

・母乳のみを与えることや離乳食の導入時期は6才時点での食物アレルギーと関連しない

・乳児の頃から砂糖入り飲料を与えられた子どもの肥満率は高い

・母乳を与える期間の長さは情動的、心理社会的問題に対して保護作用があるようだったが他の交絡要因を調整すると統計学的有意差はなくなった

・母乳は母親の体重に影響なかったが、妊娠前に肥満だった女性では母乳を与えることで与えない場合より体重減

・母乳を与える期間の長さは6才の時の食事内容と幾分関連

・乳児の時に砂糖入り飲料を飲んでいると6才の時に砂糖入り飲料を飲む率が高い

・乳児期に野菜果物をあまり食べない場合は6才でもあまり食べないことが多い。ただしこの関連は子どもの好みなのか家庭環境なのかわからない

・母乳でもミルクでも子どもにボトルを使って与える場合、母親は最後まで飲むようコントロールする傾向があり、6才になっても食器を空にするよう求める傾向がある

詳細データはCDCのサイトで公開されている

Infant Feeding Practices Study II and Its Year Six Follow-Up

http://www.cdc.gov/ifps/

(母乳のメリットは宣伝されているほど大きくはない。もちろん可能な限り母乳を与えるのがよいことに変わりはない。赤ちゃんに甘い飲料を与える必要はない。最後まで食べることを強制しないように、と言っている。自分で満腹感をコントロールできるようにするには強制しないほうがいいとのこと。やってしまう気持ちはわかる・・容器を空っぽにするほうが気持ちがいいんだよね。でも子育ては親が満足するためにやるものではないから。)

JAMA

  • 食品の真のコスト 課税や補助金は公衆衛生を改善できるか?

The Real Cost of Food

Can Taxes and Subsidies Improve Public Health?

Dariush Mozaffarian, et al.,

JAMA. 2014;312(9):889-890. doi:10.1001/jama.2014.8232.

米国でも世界でも望ましくない食生活は死亡や障害に関連する主要因子のひとつである。栄養教育や食事ガイドライン、表示などで対応してきたが、これらのアプローチは個人が情報を与えられた上で選択できる能力に依存し、健康的な食生活は個人の責任とするものである。そしてこの戦略では十分な成果があがっていない。

一方医療は病気の予防よりは治療に優先的に取り組んでいる。洗練された医療技術は心血管系死亡率を相当減らしたが費用も相当かかっている。米国では医療費は急速に増加している。

食事の影響の大きさを鑑みると、個人が健康的な食生活をするための介入を強化する必要がある。例えば自動車事故は交通安全教育だけでは減らせず、包括的な多方面の政策で減らせる。現在の栄養関連疾患の流行にも同様の多方面アプローチが必要である。

いろいろな選択肢がある中で、課税と補助金による食品価格への介入が効果がある可能性がある。最も優先順位が高いのは砂糖入り飲料である。少しの改善でも集団レベルでは意味がある。

  • レストランでのカロリー表示のメリット

Potential Benefits of Calorie Labeling in Restaurants

Jason P. Block,; Christina A. Roberto,

JAMA. 2014;312(9):887-888. doi:10.1001/jama.2014.9239.

早ければ2014年夏にも、チェーンレストランのメニューにカロリー表示が義務化される。この小論では公衆衛生支持者がどうしてメニューへのカロリー表示をお推したかについて説明する。メニューへのカロリー表示は政府の肥満対策の初期段階であり研究者は影響を見守り続けるべきである。

  • 肥満患者の評価とライフスタイル管理

Assessment and Lifestyle Management of Patients With Obesity

Robert F. Kushner,; Donna H. Ryan

JAMA. 2014;312(9):943-952. doi:10.1001/jama.2014.10432.

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1900525

系統的レビューからの臨床向け助言

本文はある女性患者のストーリーで始まる

  • 過体重と肥満の成人での名のあるダイエット法間での減量の比較 メタ解析

Comparison of Weight Loss Among Named Diet Programs in Overweight and Obese Adults

A Meta-analysis

Bradley C. Johnston et al.,

JAMA. 2014;312(9):923-933. doi:10.1001/jama.2014.10397.

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1900510

BMI 25以上の成人で3ヶ月以上の減量食事療法のメタ解析。合計7286人の48の無作為化試験を解析し、食事介入無しの群と比べて最も大きく減量したのは低炭水化物ダイエットと低脂肪ダイエット。個別のダイエット法の差は最小限であった。結論としては減量のためにはどんなダイエット法でも続けられればいい。

その他

  • 下水の検査でビクトリアでは20人に1人が使用しているという警告すべきアイスの使用拡大が明らかになった

Mail Online

Sewer tests reveal alarming spread of deadly drug ice with one in 20 Victorians taking the drug

3 September 2014

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2741473/Sewer-tests-reveal-alarming-spread-deadly-drug-ice-one-20-Victorians-taking-drug.html

Melbourne Waterの水処理施設での下水のメタンフェタミンを調べた。日曜日の方が水曜日より濃度が高く週末に使用していることが示された。2010年方致死的過剰使用は250%増加している

ScienceShot

A link between mad cow and winemaking?

By Jia You 2 September 2014

http://news.sciencemag.org/biology/2014/09/link-between-mad-cow-and-winemaking

ワインを作るには発酵が必須であるが時に発酵が早く停止して細菌が残った糖を使ってしまいダメになることがある。発酵停止とよばれるこの昔からある問題には生化学的信号伝達システムの問題があることがCellに発表された。通常ブドウに糖が残っているときには酵母の細胞膜にある生物回路が糖以外の炭素源を使うことを阻害している(グルコース抑制)ので酵母が醸造やパンの発酵に有用なのだが時に細菌が酵母の細胞膜でプリオンが複製する信号を送ることがある。プリオングルコース抑制に干渉して糖以外の炭素源を使うようになり、発酵がうまくいかなくなる。ワイン醸造の際にブドウをつぶす初期に二酸化硫黄を加えて細菌を殺すことで発酵停止を避けることができる。

2014-09-02

[]オリザリンの既存MRLレビューについての理由付き意見

Reasoned opinion on the review of the existing maximum residue levels (MRLs) for oryzalin according to Article 12 of Regulation (EC) No 396/2005

EFSA Journal 2014;12(8):3819 [28 pp.]. 29 August 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3819.htm

明らかなリスクは確認されなかったが、さらなる検討が必要。

[]RASFF Week35-2014

警報通知(Alert Notifications)

ベトナム産ドラゴンフルーツのカルベンダジム(102 mg/kg)、ウズベキスタン産乾燥アプリコットの亜硫酸塩非表示(2714; 2400 mg/kg)、ルーマニア産ハマビシ抽出物の未承認物質テトラヒドロカンナビノール(THC) (0.244 mg/kg)、ポーランド経由イラン産ピスタチオナッツのアフラトキシン(B1 = 141,54; Tot. = 155.36 µg/kg)、ノルウェー産チルドホタテガイの麻痺性貝毒(PSP) (1823 µg/kg)、ルーマニア産チルド馬肉のカドミウム(61.3; 64.9 mg/kg)、ブルンジ産茄子のジメトエート(0.18 mg/kg)、オーストリア経由米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分チョウセンニンジン(シベリアの)・新規食品成分オオアザミ・未承認物質アルギニンα‐ケトグルタル酸・L カルニチンフマル酸塩及び表示不十分(英語だけで警告)、

注意喚起情報(information for attention)

中国産食品サプリメントの未承認物質シルデナフィル(242 mg/kg)、中国産クエン酸三ナトリウム(E331)のヒ素(2.5 mg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分ベタイン及び未承認物質ヨヒンビン、中国産プラスチックメラミンボウルからのホルムアルデヒドの溶出(134; 122 mg/kg)、オランダ産有機トウモロコシのオクラトキシンA (12.1 µg/kg)、ベルギー産ホウレンソウのカドミウム(0.39 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

イタリア産及び米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分ベタイン、米国産食品サプリメントの未承認物質エボジアミン及びフェニルエチルアミン、オランダ産食品サプリメントのアンチモン(215 mg/kg)、ドイツ産ティートングのニッケルの溶出(1.52 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産ブドウの葉の銅(102 mg/kg)、インド産糖衣フェンネルシードの着色料エリスロシン(E 127)の未承認使用(9 mg/kg )及び表示不十分(テトラジン(E102))、中国産メラミン板からのホルムアルデヒド(28 mg/kg)及びメラミン(12.41 mg/kg)の溶出、トルコ産甘トウガラシのメソミル及びチオジカルブ(合計: 0.147 mg/kg)、ウズベキスタン産乾燥プルーンの亜硫酸塩非表示(28 mg/kg)、ベトナム産冷凍ヨシキリザメの水銀(1.6 mg/kg)、米国経由インドネシア産ナツメグ穀粒のアフラトキシン(B1 = 42.7; Tot. = 52.8 µg/kg)、香港産メラミン皿からのホルムアルデヒドの溶出(27 mg/kg)、ベトナム産冷凍パンガシウスの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)ニトロフラゾン(SEM) (3.9 mg/kg)、中国産未承認遺伝子組換え(Cry1Ab)米バーミセリ、トルコ産緑茶のトリアゾホス(0.032 mg/kg)・アセタミプリド(0.41 mg/kg)及びイミダクロプリド(0.099 mg/kg)、マレーシア産飼料用パーム核油脂肪酸蒸留物のダイオキシン(1.74 pg WHO TEQ/g)及びダイオキシン様PCB(2.20 pg WHO TEQ/g)、中国産ナイフからの外装剥離(40 mg/dm²)、日本産麺の着色料タートラジン(E102)高含有(100 mg/kg)・未承認動物成分(卵白)及び着色料インジゴチン/インジゴカルミン(E132)の未承認使用(500 mg/kg)、トルコ産酢漬けブドウの葉のクロルピリホス(0.180 mg/kg)・ジメトモルフ(0.029 mg/kg)・ボスカリド(1.737 mg/kg)・クレソキシムメチル(0.160 mg/kg )・ピラクロストロビン(3.281 mg/kg)及びメトラフェノン(4.423 mg/kg)、パナマ産キハダマグロのヒスタミン(412; 604.3; >800 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]ポリエチレンを含むプラスチック樹脂微粒子:皮膚洗浄や歯科ケア製品の使用による健康リスクは起こりそうもない

Polyethylene-containing microplastic particles: health risk resulting from the use of skin cleansing and dental care products is unlikely

3 January 2014

http://www.bfr.bund.de/cm/349/polyethylene-containing-microplastic-particles.pdf

ピーリング・シャワージェル・歯磨き粉のような化粧品のなかには、肌や歯に特に優しい洗浄効果があると宣伝されているものがある。このような製品は通常0.1~1 ミリメートル(mm)サイズのポリエチレン(PE)のプラスチック微粒子を含んでいることがある。

ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) は化粧品からのPEプラスチック微粒子の皮膚吸収や意図しない経口摂取が健康リスクを引き起こすかどうかという問題を調査した。

ピーリングとシャワージェルに使われるプラスチック微粒子は1マイクロメートル(0.001ミリメートルに等しい)よりも大きい。この粒子のサイズから考えると、その製品の使用で健康なダメージを受けていない肌からの吸収は起こらない。

歯磨き粉のプラスチック微粒子は、うっかり飲み込んで経口摂取することがある。その分子のサイズから、粒子が消化管で吸収されることは想定されない。糞便と共に排出される可能性が高い。消化管を通るうちに、毒性学的に意味のある量のエチレンがプラスチック微粒子から放出されるとは考えにくい。

現在の知見に基づき、BfRはPEプラスチック微粒子を含む化粧品の使用は消費者に健康リスクを引き起こさないと結論した。

業者が提供した情報によると、PEに加えてポリウレタン・ナイロン・ポリプロピレン・エチレン酢酸ビニル共重合体が、それほど多くはないが化粧品のプラスチック微粒子として使用されている。BfRはそれらのプラスチック微粒子が使用されている製品に関する化学的性質・純度・サイズ分布・使用濃度の情報を持っていない。

ドイツ語フルバージョン

http://www.bfr.bund.de/cm/343/polyethylenhaltige-mikrokunststoffpartikel-gesundheitsrisiko-durch-die-verwendung-von-hautreinigungs-und-zahnpflegemitteln-ist-unwahrscheinlich.pdf

[]ANSESが作成したフランスの感熱紙へのビスフェノールA使用制限提案がECHAによる意見募集のため提出された

France's proposal on the restriction of bisphenol A use in thermal paper, prepared by ANSES, is submitted for public consultation by ECHA

01/09/2014

https://www.anses.fr/en/content/frances-proposal-restriction-bisphenol-use-thermal-paper-prepared-anses-submitted-public

Soon in English(この部分はあとで)

OPINION of the French Agency for Food, Environmental and Occupational Health & Safety (ANSES) on the restriction proposal under the REACh Regulation: Bisphenol A in thermal paper

https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/REACH2013re0004EN.pdf

使用禁止を正当化するための感熱紙に使用されているビスフェノールAが許容できないリスクであると評価した意見書。

(例えば動物実験で脳や行動への影響があったとする経口摂取量50 microg/kg/dを、内部NOAEL1.5 microg/kg/dに換算、そこからさらに安全係数を用いて安全指標量を0.005 microg/kg/dにしている。よくわからないけれどとにかく動物実験の無影響量を1万分の1にして暴露量95パーセンタイル(妊婦がレジで一日中働いて感熱紙を触り続ける)と比べている。動物実験での有害影響エンドポイントに体重増加というのもある。あまり普通でない評価書。これで問題があるならプラセンタ入り化粧品とかどうするんだろう・・大豆製品もおちおち触れないような)

[]成人の有機リンへの低レベル暴露による長期神経学的、神経心理学的、精神医学的影響についての声明

Statement on long-term neurological, neuropsychological and psychiatric effects of low-level exposure to organophosphates in adults

2014

http://cot.food.gov.uk/sites/default/files/cot/cotstate.pdf

急性中毒をおこさない量のコリンエステラーゼ阻害作用のある有機リンへの暴露により成人で神経学的、神経心理学的、精神医学的有害影響がおこるかどうかを検討した。1999年に検討したときには根拠は結論を下せないと判断された

2013年9月までの文献を検索した。1999年以降有機リンの低濃度暴露に関連した末梢神経障害についての論文が13報発表されている。1999年時点にあった13報とあわせて、現状の根拠からは有機リンの低濃度暴露は明確な末梢神経障害長期リスクはないことを示唆する。この結論は時間経過に伴って強化された。

長期低濃度暴露による感覚閾値への有害影響について不確実性はあるもののもし影響があったとしても小さいだろう。体知覚誘発電位や筋電図検査についての研究は少数で質に問題がある。全体としてはハザードを示唆しないが根拠は貧弱である。脳波や聴覚/視覚により誘発される電位と有機リン低濃度暴露については研究が少なく有害影響があるという兆候はほとんどない。

神経心理学的影響については1999年以降22の研究が発表されているが全体として認知機能に有害影響があるという一貫した根拠はない。もしあったとしてもその影響は少なくとも大部分の場合僅かなものであるに違いない。急性中毒の症状がない量で脳の長期構造変化を引き起こすという根拠は不十分である。

パーキンソン病リスクが上がるという根拠は不十分。認知症についてはさらなる研究が必要。

鬱や不安などの精神疾患について1999年以降の10を含む14の研究があるが関連を示す一貫した根拠はない。全体として自殺リスク増加にはつながらない。

個々の研究には限界があるが、現在の根拠は低用量の有機リンに暴露された人々に過剰な複数の神経心理学的症状があることを示唆する。しかしこれは「慢性有機リン誘発性神経心理疾患」の存在を支持しない。観察されている過剰な症状は化合物の毒性によるのか心理的メカニズムによるのかは不明である。有害な可能性のある化合物に暴露されたと知っている人の方が症状を報告しやすい。パラオキソナーゼ酵素の活性と症状の関連については明確ではない

全体的に前回の結果を再確認するものである

(呪いをかけるのに一生懸命な人が増えると患者が増える。呪いを解くにはお祓いが有効で、いい商売になる)

[]アクリルアミドとフランの調査結果発表

Acrylamide and furan survey results published

1 September 2014

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/12970/acrylamide-and-furan-survey-results-published

FSAは英国で販売されている広範な食品中の製造副生成物であるアクリルアミドとフランの量を調べた最新の調査結果を発表した。

この調査は欧州委員会の食品中アクリルアミドとフランの量を調べることを薦めに対応したものである。2011年11月から2013年12月までの間に集めた556製品を調査した。このうち544はアクリルアミドを、266はフランを調べた。報告されたアクリルアミドとフランの量はヒト健康へのリスクについて懸念を増すものではなく、FSAは消費者向けの助言を変更しない。

これまで同様、この調査結果はEFSAに送付される。

報告書は以下から

Acrylamide and furan in a range of UK retail foodstuffs

http://www.food.gov.uk/science/research/surveillance/food-surveys/food-survey-information-sheets-2014/acrylamide-and-furan

アクリルアミドは(μg/kg)

すぐ食べられるフレンチフライ38-1091

ポテトチップス 162-2231

家庭調理用プレ調理フレンチフライ 77-3067

野菜チップ 491-2795

フランは

コーヒー/コーヒー代用品 0.07-5029

傾向としてはフライドポテトやポテトチップスは減少しているが他はあまり変わらないか増加

個別の商品名も公開されている

(オーガニックとかグルテンフリーとか添加物云々とかいろいろ宣伝していることとアクリルアミド含量は全く関係ない。リスクの大きさは圧倒的にアクリルアミドなのだけれど無添加とか宣伝してる人たちは食の安全に関心があるわけではないので。製品によりばらつきが大きいけれど表示されているわけでもなく、消費者にできることはFSAの言うとおり、いろいろなものを食べること。)

[]

  • 魚油サプリメント

Fish Oil Supplements

From The Medical Letter on Drugs and Therapeutics | August 27, 2014

JAMA. 2014;312(8):839-840. doi:10.1001/jama.2014.9758.

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1899197

最近の試験結果は、魚油サプリメントが心血管系疾患を予防したり患者の病気のアウトカムを改善したりするというしっかりした根拠を提供しなかった。

EPADHAの組み合わせであるLovazaは重症高トリグリセリド血症の治療用に初めてFDAが認可した製品である。1日3-12gでトリグリセリドを20-50%下げることができるが、トリグリセリド濃度の高い患者の主要問題である膵炎の予防効果は示されていない。

  • WHO紀要

Bulletin of the World Health Organization

Volume 92, Number 9, September 2014, 621-696

http://www.who.int/bulletin/volumes/92/9/en/

我々の望む世界に向けて

グローバリゼーションは大きなチャンスを提供するがその利益は現時点では公平に分配されていない。集団レベルでの健康の不平等は世界の貿易や急速な都市化、高齢化に影響される。低−中所得国の社会的、経済的、身体的環境はしばしば非伝染性疾患のリスクや影響からの保護レベルを低くしか維持できない。その結果毎年1200万人が早期に死亡し5千億ドルの経済的損失があると推定されている。しかし予防、コントロール、治療対策に出資することで生命やリソースを救うことができる

(とりあえず日本は貧しい国にタバコを売りつける悪行をなんとかしよう)

  • 女性は乳がんの「過剰診断」に混乱している

Women confused about breast cancer 'overdiagnosis'

1 September, 2014

http://www.nursinginpractice.com/article/women-confused-about-breast-cancer-overdiagnosis

多くの女性は過剰診断のリスクを完全には理解していない。過剰診断はスクリーニングで害のないがんをみつけてしまうリスクである。乳がんのなかには増殖が非常に遅く健康に影響するまでになるにはその女性の生涯より長い時間がかかるものがある。過剰診断のリスクについての情報がNHSの乳がんスクリーニングに含められるようになったのは昨年のことである。2200人の女性の調査で、過剰診断についての情報を理解したとしたのは64%で、そして7%の女性がこの情報によりスクリーニングしたい気持ちが減った。

多くの女性にとっては過剰診断の概念がまだ新しく、時間とともに改善することを願う

Waller, J et al. A survey study of women’s responses to information about overdiagnosis in breast cancer screening in Britain (2014) British Journal of Cancer. doi: 10.1038/bjc.2014.482

(スクリーニングの時に過剰診断のリスクがあると情報提供するだけでもものすごく進んでいると思う。日本だと医師ですらまだ理解していない場合がある。乳がんでこれなのに、甲状腺がんなんてさらに)

  • 低炭水化物対低脂肪ダイエット

Low-carb vs. low-fat diets

1-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/acop-enf082614.php

低炭水化物ダイエットと低脂肪ダイエットの影響:無作為化試験

Effects of Low-Carbohydrate and Low-Fat Diets: A Randomized Trial

Lydia A. Bazzano

Ann Intern Med. 2014;161(5):309-318. doi:10.7326/M14-0180

http://annals.org/article.aspx?articleid=1900694

心血管系疾患や糖尿病のない148人の男女に低炭水化物(1日40g未満)または低脂肪(総エネルギー摂取量の30%未満、飽和脂肪は7%未満)ダイエットを行ってもらって0、3、6、12ヶ月でデータ収集した。試験を完了できたのは低脂肪群60人(82%)低炭水化物群59人(79%)。12ヶ月時点で低炭水化物群が体重減少、体脂肪減少、HDL比、トリグリセリド量、HDL量いずれにおいても低脂肪群より成績が良かった。

もう一つの論文は肥満の増加が糖尿病増加に寄与している、というもの。

(低脂肪群というのが日本では脂肪摂り過ぎといわれることに注意

このニュースはNYTやワシントンポスト、REUTERSなどとても大きく報道している

日本のメディアはどうかな。)

  • 米国の食の質は改善、貧富の差は拡大

Quality of US diet improves, gap widens for quality between rich and poor

1-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/tjnj-qou082914.php

JAMA Intern Med. Published online September 1, 2014に発表された研究によると過去10年に米国人の食事の質はトランス脂肪摂取量削減により幾分改善、しかし貧富の差は拡大した。NHANESの29124人の成人の1999-2010のデータをAlternate Healthy Eating Index 2010 (AHEI-2010)を使って解析した。

コメントとして社会経済的地位の低い人々への政府の対応が不十分である、と。

  • アクション映画があなたを太らせる?

Can action movies make you fat?

1-Sep-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/cfb-cam082814.php

Journal of the American Medical Association: Internal Medicineに発表された研究によるとテレビ番組の内容で見ながら食べる量が変わる。アクション映画だと口も良く動く。

学生94人にお菓子や野菜や果物を食べながら20分の番組を見てもらった。1/3はアクション映画The Islandの一場面、1/3はトークショーCharlie Rose Show、1/3は音無しのThe Island。それぞれ354カロリー、215カロリー、314カロリー分食べた。

(手に汗握る、だったら食べられないと思うんだけどさすがアメリカ人は食べるのね)

その他

  • 食品に表示される「ナチュラル」は誤解を招く

Consumerreports

'Natural' on food labels is misleading

August 2014

http://www.consumerreports.org/cro/magazine/2014/08/natural-on-food-labels-is-misleading/index.htm

コンシューマーリポートは「ナチュラル」宣伝の禁止を推す

ナチュラルとは何で、それが食品のラベルにあるときにはどういう意味だろうか?現在、それは基本的には無意味であるが多くの消費者を誤解させている

最近の1000人以上のアメリカ人を対象にした調査では75%以上が、人工成分・合成色素あるいはGMOを含まない、あるいは動物なら抗生物質を与えたことはない等という特別な意味があると思っていた。いずれも事実ではない。コンシューマーリポートはこの表示の禁止を推す。これまで18000以上の署名を集めた。あなたも参加できる。

図に消費者が食品の表示に探すもの

66%地元産、59%ナチュラル、50%合成成長ホルモン、49%農薬フリー、49%オーガニック等

  • 寿司で病気に

Consumerreports

Sick from sushi

Published: August 2014

http://www.consumerreports.org/cro/magazine/2014/10/sick-from-sushi/index.htm

魚好きが水銀の影響を感じる

ImaxのCEOであるRichard Gelfondはテニスが好きだったがバランスをうまくとれなくなり、唇や足のちくちくした感じなどもあり医師に相談した。複数の医師に相談して皆当惑したが1人の医師がシーフードの食べ過ぎによる水銀中毒だと指摘した。彼の血中水銀濃度はEPAが安全量とみなす5.8 microg/Lの13倍も高かった。検査結果が戻るころには症状は悪化していて1人で道路を横断することもできなかった。しかしそれが健康的だと思って食べていた寿司やマグロステーキのせいだとは疑いもしなかった、とGelfondはいう。Gelfondは水銀中毒と診断されたから10年経ち、魚は水銀濃度の低いものを選ぶようにして血中水銀濃度は15 micrgo/Lまで下がったが、まだ症状は再発する。

10月号には魚中水銀の特集

Special report: Can eating the wrong fish put you at higher risk for mercury exposure?

http://www.consumerreports.org/cro/magazine/2014/10/can-eating-the-wrong-fish-put-you-at-higher-risk-for-mercury-exposure/index.htm

(日本人だといないこともない濃度のようだがそんな症状になるかな?ともかくconsumerreportsは政府の対応が不十分だとして寿司警報。マグロよりアジ・サバのほうがいいとは思うけれど・・資源管理の意味でも。)

  • ルームバンドアクセサリーががんへの恐れからおもちゃ店で販売中止

Loom band charms taken off shelves at toy store after cancer fears

Monday 1 September 2014

http://www.bournemouthecho.co.uk/news/11443714.Loom_band_charms_taken_off_shelves_at_toy_store_after_cancer_fears/

おもちゃ店The Entertainerがルームバンドにフタル酸が含まれる可能性があるとして販売をやめた。フタル酸はプラスチックの可塑剤として使用されるがEUでは数年前からおもちゃには使用が禁止されている

(発がん性ではない)

2014-09-01

[](拡大)安全性データシートの品質と利用しやすさ

Quality and usefulness of (extended) Safety Data Sheets

2014-08-29

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2014/augustus/Quality_and_usefulness_of_extended_Safety_Data_Sheets

[]FAOのGraziano da Silvaがいう:「飢餓は紛争をもたらし紛争は飢餓で激化する」

FAO’s Graziano da Silva: “Hunger leads to conflict and conflict exacerbates hunger”

29 August 2014, Bali –

http://www.fao.org/news/story/en/item/241803/icode/

国連文明の同盟(UNAOC)第6会世界フォーラムでのスピーチ

[]CDCは公共のプールでの健康と安全性を改善するためのガイダンスを発表

CDC issues guidance to improve health and safety at public pools

Friday, August 29, 2014

http://www.cdc.gov/media/releases/2014/a0902-pool-safety.html

過去20年間でプールに関連する疾患アウトブレイク−主に下痢−が有意に増加していること、殺菌用化学物質の不適切な取り扱いによる傷害も多いことからModel Aquatic Health Codeを発表した。

以下からダウンロードできる

The Model Aquatic Health Code (MAHC): A National Model Public Swimming Pool and Spa Code

http://www.cdc.gov/healthywater/swimming/pools/mahc/

[]4食品が安全性検査に失格

4 foods fail safety tests

August 29, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/08/20140829_185342.shtml

7月の食品安全センターの検査では11600検体を調べ、全体の合格率は99.9%だった。4300食品は化学検査、1500は微生物検査、残りは放射能レベルをチェックした。

生鮮牛肉2検体が二酸化硫黄、豆乳と中華スープが微生物過剰だった。

[]NHSの患者や従業員により良い食事を提供する新しい規則

New rules to serve up better food for NHS patients and staff

29 August 2014

https://www.gov.uk/government/news/new-rules-to-serve-up-better-food-for-nhs-patients-and-staff

病院食の水準を上げる広範な対策の一環

・病院食の仕出し業者に初めて食品基準を義務化

・食事の質についてNHS Choiceでランキング

  • 病院食改善のための助言

Recommendations to improve NHS hospital food

29 August 2014

https://www.gov.uk/government/speeches/recommendations-to-improve-nhs-hospital-food

病院食の批判は多く、入院患者が食事や水に手が届かなかったとか包装を空けることができなかったという恐ろしい話をたくさん聞いている

[]ニュージーランドでサメの鰭を切り落とすことは禁止

Eliminating shark finning in New Zealand

Updated : 20 August 2014

http://www.fish.govt.nz/en-nz/Environmental/Sharks/Eliminating+shark+finning+in+New+Zealand.htm

2014年10月1日から、商業漁師がサメから鰭だけを切り取って残りを海に捨てる行為は違法になる

加工で鰭を切り取ることが認められているサメでも丸ごと陸揚げする必要がある

[]最新モニタリング結果

Latest Rolling Results

Latest published 29 August 2014

http://www.pesticides.gov.uk/guidance/industries/pesticides/advisory-groups/PRiF/Latest+results+and+reports/latest-rolling-results

鞘付き豆、ブドウ、ミルク、オクラ、ジャガイモ

エジプト産ブドウのエテホン1.1 mg/kg(MRL 0.7 mg/kg)がARfD超過のためRASFF通知。他は健康への影響は予想されない

[]研究はタバコの包装への恐怖に「根拠がない」ことを発見

Behind the headlines

Study finds plain cigarette pack fears 'unfounded'

Friday August 29 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/08August/Pages/Plain-cigarette-pack-fears-unfounded-says-study.aspx

Guardianが「タバコのプレーン包装への恐怖を煽るキャンペーンには根拠がない」と報道した。オーストラリアで2012年にプレーン包装法が導入された後、規制反対派が、安っぽいアジアブランドが溢れる、違法ノーブランドタバコを買うようになる、コンビニなどの小規模店舗にダメージが大きい、等の各種意図せぬ帰結を主張した。しかしオーストラリアのビクトリア州で行われた新しい調査ではこれらの恐れは見つからなかった。規制導入前後に喫煙者の電話調査での反応からは規制により違法タバコや安価なアジア産タバコを購入するようになった、あるいは小規模店舗から買わなくなったという傾向はなかった。ただしこの調査は違法タバコの使用が増えたかどうかを調べたものではなく、喫煙者は自分の吸っているものが偽物かどうかはわからない可能性があると研究者らは注記している。結論としてこの研究は標準包装反対派の主張する「恐れ」に根拠がないことを示唆する。

[]SCCS

2014年6月18日の議事概要

SCCS - Minutes of the 6th Plenary meeting, Luxembourg, 18 June 2014

http://ec.europa.eu/health/scientific_committees/consumer_safety/docs/sccs_mi_plenary_06_en.pdf

化粧品への加水分解小麦タンパク質の使用について。日本でのアレルギー集団発生の事例を引用して、石けんや液状石けんに使用した場合にはリスクが高いとしている。

[]柑橘類のグアザチンの既存MRL改訂についての理由付き意見

Reasoned opinion on the modification of the existing MRL for guazatine in citrus fruits

EFSA Journal 2014;12(8):3818 [29 pp.]. 28 August 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3818.htm

データが不十分。

その他

  • 気候変動を減らすために世界の食生活を変えることが必須

Changing global diets is vital to reducing climate change

31-Aug-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-08/uoc-cgd082914.php

Nature Climate Changeに発表された研究。人口増加と肉食増加による温室効果ガス排出量の増加が予想される。食品廃棄を半減し特に環境負荷の高い食品の生産を管理する必要がある。

(肉食は欧米の問題だけれど食べられるものを捨てているということと世界一環境負荷の高い和牛を作ってる日本もあまり誉められない)

Sodium intake is associated with increased disease activity in multiple sclerosis

Mauricio F Farez et al.,

J Neurol Neurosurg Psychiatry doi:10.1136/jnnp-2014-307928

http://jnnp.bmj.com/content/early/2014/07/23/jnnp-2014-307928.short?g=w_jnnp_ahead_tab

MS患者70人の尿中ナトリウム排泄量から推測したナトリウム摂取量を調べ2年フォローした。症状の増悪とナトリウム摂取量に正の相関を見いだした。ナトリウム摂取量の少ない群に比べて中程度で2.75-倍 (95% CI 1.3 − 5.8)、高摂取群で3.95-倍 (95% CI 1.4 - 11.2)。さらに高摂取群はMRIで新たな傷害がみつかる可能性が3.4倍など。

  • The Lancet

Volume 384, Issue 9945, Pages 715-828 (30 August–5 September 2014

は中国特集

中国のグローバルヘルス戦略、中国は健康的に年をとることができるか?、中国の肥満、中国の医学雑誌の危機、中国の医師への暴力等

  • 子どものがん死亡率は10年で20%以上下がった

Cancer Research UK

Children’s cancer death rates drop by more than 20 per cent in 10 years

1 September 2014

http://www.cancerresearchuk.org/about-us/cancer-news/press-release/children%E2%80%99s-cancer-death-rates-drop-by-more-than-20-per-cent-in-10-years

小児がん啓発月間にむけて発表した数字

10年前は英国で毎年330人の子どもががんで死亡していたが今や年260人に下がった。特に大きく下がったのは白血病で、年100人程度から55人程度に下がった。この成果は化学療法の進歩による。

  • エネルギードリンクは心臓の問題を引き起こす

Energy drinks cause heart problems

31-Aug-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-08/esoc-edc082214.php

欧州心臓病学会(ESC)2014年年次会合でのフランスからの発表

フランスでは2008年に販売が認められ2009年からANSESに自主的有害事象報告を求められている(ニュートリビジランス)。ANSESに報告された2009年1月から2012年11月30日までの有害事象報告を解析した。

2009年から2011年の間に103のエネルギードリンクの消費量は30%増加して3000万リットルを超えた。2年間に報告された有害事象は257症例でそのうち評価に必要な情報が得られたのは212、95の有害事象は心血管系症状、74は精神症状、57は神経症状で重複がある。心停止や突然死は少なくとも8例、心拍の異常は46人で狭心症13、高血圧3であった。

  • 咳のニューエージヒーリングで2年間遠く銀河まで行って35000ドル

Doctor sent woman for two years of new age healing in a galaxy far, far away for a cough — costing her $35,000

August 31, 2014

http://www.news.com.au/national/nsw-act/doctor-sent-woman-for-two-years-of-new-age-healing-in-a-galaxy-far-far-away-for-a-cough-costing-her-35000/story-fnii5s3x-1227042292016

NSW北部のUniversal Medicineというスピリチュアルヒーリング/ニューエイジのドクターがIra McClureの咳の治療に薦めたのは「6.32光年遠くのシリウスへ飛ぶこと」。

Universal Medicineは自分がレオナルドダビンチの生まれ変わりだと主張するもとテニスコーチSerge Benhayonが設立した。

Ira McClureはUniversal Medicine での治療に$35,087を使ったが結局医師の助言で適切な治療を受けて投薬治療で良くなった。「私はおろかだった、しかし当時は本当に病気だった」と言っている。

  • 平成26年度 食育活動の全国展開委託事業における「今後の食育推進施策について(中間取りまとめ)」について

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/johokan/140828.html

(世界的な「根拠に基づく食生活ガイド」と一線を画す農水。

国民の健康より今のままの農業を保護したいという「食育」

「ごはんのおかず」という固定観念のせいで減塩できないんだろうな

ちなみに世界各国が推奨しているのは穀物も含めて多様であること。特定のパターンだけ薦めるって異端)