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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2014-10-02

[]30食品が安全性検査に失格

30 foods fail safety tests

October 01, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/10/20141001_215038.shtml

8月の食品安全センターの検査に失格したのは30食品だった。検体数は11200(化学検査4300、微生物1900、残りは放射能)で合格率99.7%。不合格の内容は冷凍干しイワシのヒスタミン2つ、表示されていない色素を含む果物、生鮮豚肉の二酸化硫黄など。

[]母乳を与える−命に利益

Breastfeeding - benefits for life

25/2014, 30.09.2014

http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2014/25/breastfeeding___benefits_for_life-191640.html

9月29日から10月4日は世界母乳週間

ドイツでは母乳育児を推進するための全国母乳委員会を1994年に設立した。

情報等は以下から

National Breastfeeding Committee

http://www.bfr.bund.de/en/national_breastfeeding_committee-742.html

[]アルコールに最低価格を設定することが「何百人もの命を救う」

Behind the headlines

Minimum alcohol pricing would 'save 100s of lives'

Wednesday October 1 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/10October/Pages/Minimum-alcohol-pricing-would-save-100s-of-lives.aspx

Independentが「アルコールに最低価格を設定できないために何百人もの命が失われている」と報道した。このニュースはアルコール一単位当たり40-50ペンスの最低価格を導入した場合のモデル研究に基づく。その研究ではこれが現在の(目玉商品として使うための)「原価割れでの販売禁止」より50倍も効果的だとしている。この統計解析に使われたデータはしっかりしたものである。1ユニットあたり45ペンスを最低価格にすると販売量が23.2%減りこれが1年当たり624人のアルコール関連死の減少になるとした。

「全てのモデルは間違っている、しかし一部は役にたつ」という科学の道理を再確認することに意味があるだろう。この研究は役にたつものの一つのようだ。

2014年にアルコールの最低価格が導入されることはないが政策決定者は人々に選択の自由を与えつつ公衆衛生を守るにはどうするのがよいか、これを含め新しいエビデンスを検討するだろう。

[]牛堆肥の臭いの元をかぎ分ける

ARS

Sniffing Out the Source of Beef Manure Odor

October 1, 2014

http://www.ars.usda.gov/is/pr/2014/141001.htm

最近ARSの科学者が行った研究で、牛堆肥の臭いの2/3以上はたった3つの化合物によることがわかった。1エーカー当たり135ポンドの窒素を提供する牛堆肥(トウモロコシ1年分の窒素要求量)を撒いた土地の空気サンプルを分析し、イソ吉草酸と酪酸と4-メチルフェノールが検出可能な臭いの原因であることを突き止めた。ほとんどの臭いは施肥後24時間以内に放出される。土壌に堆肥を埋めで水をかけると臭い化合物の量は減るがそのためには堆肥を直ちに埋めないといけない

ビタミンDとカルシウム:健康アウトカムの系統的レビュー(更新)

AHRQ

Vitamin D and Calcium: A Systematic Review of Health Outcomes (Update)

Executive Summary – Sept. 15, 2014

http://www.effectivehealthcare.ahrq.gov/search-for-guides-reviews-and-reports/?pageaction=displayproduct&productID=1952

2013年のODSのプロジェクトに関連して2009年のAHRQレビューを更新

結果として

最初の文献は6165件、そのうち1107件の全文をレビューし系統的レビュー対象にしたのは154の新しい論文と2つの既存系統的レビュー。

(微妙。高くても低くてもあまり好ましくない場合が多いようだが個人の摂取量が適切かどうか簡単に評価できる方法がないので。とりあえず強化やサプリはペンディングかな)

[]FSAは小麦粉に大豆が入っていないかをチェックする

FSA checks for presence of soya in wheat flour

1 October 2014

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/13116/fsa-checks-for-presence-of-soya-in-wheat-flour

FSAは英国の製粉所での小麦粉に大豆が入っていないかをチェックするサンプリングと検査計画を開始した。これは小麦粉に痕跡程度の大豆が含まれるという報告による。

2013年に英国アイルランド製粉業協会の行った調査で45検体中15検体から低濃度の大豆が検出されている。これまでの根拠からは大豆アレルギーのある人にとってリスクとはならず予防的表示の必要はない。

[]FDAの前進のための新しいロードマップ:戦略的優先課題2014-2018

FDA’s New Roadmap for Progress: Strategic Priorities 2014-2018 –

Posted on September 30, 2014 by FDA Voice By: Margaret A. Hamburg, M.D

http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2014/09/fdas-new-roadmap-for-progress-strategic-priorities-2014-2018/

FDAが規制対象としてる製品はアメリカ人が1ドル使う毎に20セントに相当する。FDAの役割は大きく、日常生活に関係する。FDAが設立された当初、規制対象産業は主に国内企業であり輸入製品の量も少なく、地域間の移動ですら最小限だった。しかし今や対象製品も拡大し食品の安全を守るには世界的システムが必要で研究も取引も世界に拡大している。アメリカ人の購入する医薬品の40%は外国で作られたものである。米国で使用される医薬品成分の80%は国外製造業者による。そのような環境で我々のミッションを遂行するためには明確に定義された優先順位と目標とそれを達成するための戦略を定めなければならない。だから今回FDAの戦略的優先課題改訂版を発表することを嬉しく思う。

FDA Strategic Priorities

http://www.fda.gov/downloads/AboutFDA/ReportsManualsForms/Reports/UCM416602.pdf

横断的優先課題はレギュラトリーサイエンス、グローバリゼーション、安全性と品質、スマートな規制、委託。

コアミッション目標は監視強化、安全性向上、より良い情報を与えられた上での意思決定促進、FDAの組織と長所と説明責任の強化。

[]警告文書

Warning Letters

  • AMS Health Sciences 7/25/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm415510.htm

saba ACE, UROPOWER, UROSure, Digest-Eze, サメ軟骨、コロイド銀、 Mobiliteなどの「緑茶は虫歯を予防し血圧とコレステロールを下げがんと戦い炎症や肝疾患を予防し感染症対策になる」などの宣伝が未承認新規医薬品

  • Middle East Bakery, Inc. 9/18/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm415564.htm

グルテンフリー乳製品フリーパンケーキ」に乳製品を使っている、「オールナチュラル」と表示しながらピロリン酸ナトリウムを使っている、などの違反多数

  • Calcomp Nutrition Llc 9/24/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm416253.htm

ダイエタリーサプリメントとして販売されている“Herbal Vigor” と “Arize”から表示されていないタダラフィルが検出された

  • Double E Dairy LLC 9/23/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm415920.htm

食用として販売された子牛の残留動物用医薬品ネオマイシン

  • Petrie Farms 9/22/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm415530.htm

食用として販売された子牛の残留動物用医薬品デスフロイルセフチオフル

  • Jerry Slabaugh 9/16/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm415541.htm

食用として販売された子牛の残留動物用医薬品スルファメタジン

[]WHO紀要

Bulletin of the World Health Organization

Volume 92, Number 10, October 2014, 697-772

http://www.who.int/bulletin/volumes/92/10/en/

エディトリアル:世界で最も暴力的な国のデータが必要

ホンジュラスは世界で最も暴力的な国でデータは限られるが2013年は20-24才の男性の10万人中318.3人が殺人。都市ではSan Pedro Sulaと Tegucigalpaがそれぞれ世界で1番目と5番目の暴力的な都市。殺人は暴力の一部でしかない。

ペーパーはアルコール政策評価ツールキットの開発と太平洋西部での応用、など

Senseaboutscience

  • VoYSのメンバーがサイエンスコミュニケーション賞を受賞

VoYS member wins science communication award

30 September 2014

http://www.senseaboutscience.org/news.php/415/voys-member-wins-science-communication-award

Voice of Young ScienceのメンバーであるAmy Vashlishan Murray博士が、サイエンスコミュニケーションの英雄を讃える今年のCoalition for the Public Understanding of Science (COPUS) Paul Shin賞を受賞した。Amy はボストンのEmerson Collegeの科学の准教授で、Emerson Science Communication Collaborativeを創設し米国で「根拠を尋ねよう」キャンペーンを行うことを支援した。Amy は以下のように述べている:

私は科学者が自分の分野の社会的影響について役割や責任があり消費者が適切な科学的情報を与えられるために努力をすべきだという信念がある。学生や一般の人々が日常生活で出会う科学に質問をし、科学コミュニティと情報交換をするのに参加することを促す「根拠を尋ねよう」や科学コミュニケーション協力のような活動はこの信念に基づく。

  • 「風車の近くに住むと聴覚に障害がおこるか?」

For the record

"Does living near wind farms damage hearing?"

1 October 2014

http://www.senseaboutscience.org/resources.php/165/quotdoes-living-near-wind-farms-damage-hearingquot

Daily Telegraph と Daily Express が10月1日に「風車の近くに住むとろう者deafになる、と科学者が警告する」「風車の騒音はろう者になる」という見出しで報道した。しかしその記事のもとになる研究はそのような見出しを支持しない。

聴覚障害団体の生命医学研究部長Ralph Holme博士

我々の耳は通常高感度マイクで測定できる非常に小さい音を作り出している。これらの音は自発耳音響放射(SOAEs)と呼ばれる。この研究は低周波数のノイズがこれらの音の大きさや周波数を変えることを示した。しかし測定したのは低周波数ノイズ暴露後最大7分で、これが一時的なものか永続するものかはわからない。SOAEは街を歩くなどの日常生活のノイズなどを含む多くの要因で影響されることを注記しておくのが重要である。そしてこの変化が聴覚に影響するかどうかもこの研究では根拠が示されていない。

  • 中古品と化学物質フリー

Second-hand and chemical free

Posted by Chris Peters on 30 September 2014

http://www.senseaboutscience.org/blog.php/106/second-hand-and-chemical-free

2週間前に私の妻が中古の乳母車を買おうと思っていると言ったところ彼女の同僚の1人が「中古品なんてとんでもない、何故あなたの赤ちゃんの命をリスクに曝すの?」と厳しく言われた。赤ちゃんが生まれる予定の親は押し売りや矛盾するアドバイスに遭いやすいが、根拠を尋ねることが役にたつだろう。この中古品についての主張はどこからきたのか?私は少し探ってみた。

チャイルドシートとマットレス

中古品の問題はその履歴がわからないことにある−例えば車用のチャイルドシートだと交通事故で破損しているかどうかはわからない。同様に中古マットもあまり良くないようだ−柔らかいマットは乳児の死亡と関連する。新生児用かご型ベッド用の新しいマットレスの値段は20ポンド以下で支払う価値はあるだろう。

妻の同僚は中古のチャイルドシートの危険性についての記事を曖昧に覚えていてそれをさらに拡大して全ての中古品は使わないと決めた。もともとの記事は赤ちゃん製品協会によるプレスリリースのようだ。この団体は赤ちゃん用品の宣伝のための団体である。ものごとを額面通りに受け取るより、誰がその主張をしているのか、どこから出た情報なのかを尋ねるのも役にたつ。

ピュアで安全で化学物質を含まない

さらにゆりかご用の新品のマットレスに誇らしげに「化学物質フリー」と宣伝しているのに出くわした。この文言に意味がないことは既にわかっている。私はMothercare(販売者)にこの主張の根拠について尋ねたところ彼らは速やかにこう答えた「化学物質フリーというのはこの製品が天然成分しか含まないので安全で健康的で環境に優しいことを暗示するためのマーケティング用語です」。Mothercareは「地球上に物理的に存在する全てのもので化学物質でないものはない」のでこの用語は誤称である、ことは受け容れている。

しかしMothercareが「化学物質フリー」マーケティングで人々を誤解させ続けているのは恥ずべきことである。天然が常に合成より良いというのも神話である。私はMothercareにこの宣伝を変えるよう求め、回答を待っている。

一方、マムズネットが「根拠を尋ねよう」キャンペーンに参加したのは素晴らしいことだ。

1才児の父として、この分野は間違った情報の地雷原であり、マムズネットの参加は大歓迎である。

その他

  • カリフォルニアはプラスチックバッグを禁止する最初の州になる

California Becomes First State to Ban Plastic Bags

Tuesday, Sep 30, 2014

http://www.nbclosangeles.com/news/california/Governor-Signs-California-Statewide-Ban-on-Plastic-Bags-277612271.html?_osource=SocialFlowTwt_LABrand

カリフォルニア州知事Jerry Brownが米国で最初の州全体での一回限りの使用用のレジ袋の禁止に署名した。食料品店や大型薬局では2015年に、コンビニでは2016年から禁止される。

お買い物袋持参か、10セントで紙袋を買うことになる

  • ニュージーランドは世界高齢化報告書では10位

SMC

NZ ranks 10th in global ageing report

October 1st, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/10/01/nz-ranks-10th-in-global-ageing-report/

Global AgeWatch Index 2014が96ヶ国の高齢者の社会経済的福祉をランキングした報告によるとニュージーランドは上から10番目だった。

これはメディアで広く報道されている

世界ランキング

http://www.helpage.org/global-agewatch/population-ageing-data/global-rankings-table/

日本は9位

  • 嫉妬は認知症リスクを増やす

scienceworldreport

Jealousy Increases The Risk of Dementia

Oct 02, 2014

Kathleen Lees

http://www.scienceworldreport.com/articles/17571/20141002/jealousy-increases-the-risk-of-dementia.htm

Neurologyに最近発表された論文によると嫉妬はアルツハイマー病リスクを増やすかもしれない。40年の研究が、中年期に不安がちだったり気むずかしかったりする女性は人生の後半で神経変性性疾患を発症しやすい。

スウェーデンGothenburg大学のLena Johannsson博士はプレスリリースで「アルツハイマー研究の多くは教育や心臓や血管のリスク要因、頭部外傷、家族歴、遺伝などを調べている。パーソナリティが行動やライフスタイル、ストレスへの応答への影響を介して個人の認知症リスクに影響しているかもしれない」という。

この研究では開始時に平均年齢46才の800人の女性を平均38年フォローした。その結果、神経症的傾向の最も高い人は最も少ない人に比べて認知症の発症が2倍だった。

Midlife personality and risk of Alzheimer disease and distress. A 38-year follow-up

Lena Johannsson et al.,

Neurology 10.1212/WNL.0000000000000907

http://www.neurology.org/content/early/2014/10/01/WNL.0000000000000907.short?sid=cabdb439-e155-4ff1-ab4b-80b87b691e57

パーソナリティの評価にはEysenck Personality Inventoryを使用

  • 健康的な食生活の費用が上昇

The rising cost of eating healthy

October 1, 2014

http://ottawa.ctvnews.ca/the-rising-cost-of-eating-healthy-1.2034483

オタワ公衆衛生局によると平均的な4人家族が健康的な食品を買う場合の費用が昨年と比べて10%増加している。4人家族で月80ドルに相当。

毎年オタワ公衆衛生局が地元販売店での健康的な食生活に必要な65の食品の価格を記録している。昨年は4人家族が1ヶ月食べるのに789ドルだったが今年は869ドルだった。

オタワでよく食べるための費用2014

The Price of Eating Well in Ottawa 2014

http://documents.ottawa.ca/en/node/6052

(1カナダドルを100円で換算すると月8万くらい)

  • むしろ悪い「健康」のための流行6つ

シドニーモーニングヘラルド

Six 'health' fads that are doing more harm than good

October 2, 2014

http://www.smh.com.au/lifestyle/diet-and-fitness/six-health-fads-that-are-doing-more-harm-than-good-20141001-10oro4.html

ホットヨガ 室温を上げても運動量が増えることはなくむしろ減る

ナチュラルシュガー 風味はあるが健康的ということはない

レモン湯 フルーツベースのハーブティーは酸性でいつも飲んでいるとエナメルに悪い

ビタミンサプリメントの過剰使用 必要もないのに摂っている

スリープモニター (寝ているときの動きを監視して睡眠の質を評価すると称するものらしい)質が悪いと評価されるとさらに眠りが阻害される。本当に困っているのなら専門医に。

特に理由がないのにグルテンフリー セリアック病でないならグルテンが入っていようといなかろうと健康的な食生活を

  • 取り下げの問題 文献をきれいにするのは難しい

Natureエディトリアル

Retraction challenges

Cleaning up the literature can be difficult.

01 October 2014

http://www.nature.com/news/retraction-challenges-1.16023

どんな雑誌であろうと間違った情報はできるだけ速やかに修正する責任がある。

言うのは簡単!正直な著者が間違いを認めて修正するのは賞賛され信用を増すことになるべきであろう。しかし意図的に騙そうとした場合には事態は複雑になる。

しばらくの間natureの論文取り下げは平均して年に1-2報だった。しかし過去2年増加し2013年は6報、そして2014年は7報以上になるだろう。

(いろいろ略。)