食品安全情報blog RSSフィード

検索エンジンからこのサイトに来た方は、日記の検索欄で再度検索するとお望みの情報を得られる可能性が高くなるかもしれません。

このサイトはuneyamaが収集した情報をアップしているサイトです。 このサイトの要約の間違い等はuneyamaの責任です。ご利用の際には原文を確認して下さい。
なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2014-10-15

[]3食品から過剰農薬検出

Excessive pesticide found in 3 food samples

October 14, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/10/20141014_224240.shtml

白菜、茎レタス、エンツァイから基準値を超える残留農薬が検出された。

[]新しい欧州がん対策発表

Launch of new European Code Against Cancer

14 October 2014

http://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2014/pdfs/pr228_E.pdf

European Code Against Cancer第4版発表

がんリスクを下げるための12の方法

http://cancer-code-europe.iarc.fr/

1.禁煙

2.自宅や職場を禁煙に

3.健康体重を維持

4.毎日運動

5.健康的食生活(野菜や果物を多く、砂糖や脂肪の多い食品や砂糖入り飲料を摂りすぎない、加工肉を避け赤身肉や塩の多い食品を制限)

6.節酒。がん予防のためには一切飲まないのがベスト

7.日光にあたりすぎない、日焼けマシンは使わない

8.労働環境での発がん物質安全対策をしっかりする

9.自宅のラドン検査

10.女性の場合、母乳を与える、ホルモン補充療法は制限

11.子どもにB型肝炎とHPVワクチンを接種

12.大腸がん、乳がん、子宮頸がんのスクリーニング

[]ブロッコリーが自閉症治療の「鍵を握る」

Behind the headlines

Broccoli could 'hold the key' for treating autism

Tuesday October 14 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/10October/Pages/Broccoli%20could-hold-the-key-for-treating-autism.aspx

Daily Telegraphが「ブロッコリーの化学物質が自閉症の症状を改善するかもしれない」と報道した。小規模研究でスルホラファンが自閉スペクトル疾患(ASD)の一部の症状を改善するのに役立つかもしれないことを示唆した。この研究はスルホラファンサプリメントを使用した若い男性の2/3でASD症状が改善した。この試験では中程度から重症のASDの26人の男性がスルホラファンを、9人がプラセボを18週摂取した。スルホラファン群の多くで落ち着きの無さや無気力、常同症、多動、癖等の改善が見られた。この研究は数が少ないという限界があり若い白人男性だけなので一般化できない可能性がある。それでも希望のもてる興味深い結果でより多様な集団でより大規模の研究が必要。

[]論文等

  • 魚は十分あるか?

Are there enough fish to go around?

14-Oct-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-10/uoy-ate101414.php

Marine Pollution Bulletinに発表されたヨーク大学の研究で、天然の魚資源の減少ともっと魚を食べようという健康的な食生活助言の間のギャップを強調した。

多くの水産養殖業は環境負荷が高く、持続可能な生産方法に革新が必要。

(魚の餌が魚である養殖は持続可能ではない)

  • 新たな配列決定がトマトの遺伝子の歴史を明らかにする

New sequencing reveals genetic history of tomatoes

October 14th, 2014

http://blogs.ucdavis.edu/egghead/2014/10/14/new-sequencing-reveals-genetic-history-of-tomatoes/

北京中国農業科学アカデミーが主導する研究者チームがnature geneticsに360のトマト品種の配列に基づく交配の簡単な遺伝的歴史を発表した。この研究にUS Davisのトマト遺伝資源センターが重要な役割を果たした。

この研究で野生の先祖が100倍も大きいトマトになるために2つの独立した遺伝子セットが関与していることがわかった。またトマトゲノムの特定領域が遺伝的変化の中で意図せず削除されている。

Genomic analyses provide insights into the history of tomato breeding

Tao Lin et al.,

Nature Genetics (2014) doi:10.1038/ng.3117

http://www.nature.com/ng/journal/vaop/ncurrent/full/ng.3117.html

(ところで農産物に機能表示だとか言ってる人たちはどこで線をひくつもりなんだろう?まさか小さな緑の苦いトマトと真っ赤で大きいトマトが同じだと言うつもり?)

  • 中国生産物の異物混入事件が社会的信頼を損なう

Social trust eroded in Chinese product-tampering incident

14-Oct-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-10/uoic-ste101414.php

イリノイ大学の研究者が中国での人々のリスク認知とその行動に異物混入事件がどう影響するかを調べた。中国ではWuchang rice(高価な香り米)により安価なコメを混ぜて販売することが普通に行われている。西安の225人にインタビューしたところ半分以上が製品の異物混入を知っていたが内容についてはあいまいである。情報源は友人や家族などの口コミである。人々はコメの偽装の安全上のリスクについては理解していないがリスクは高いと認識している。この場合政府、規制、メディアなど社会への信頼は損なわれている。政府が信頼できないのでどんな(怪しい)情報でも頼ってしまう。Wuchang riceは生産量80万トンに対して1000万トンが販売されている。

International Journal of Food Safety, Nutrition and Public Healthに発表

(コメの偽装って日本でも普通にあった。生産量より販売量が多かった。)

  • 規制されていないエネルギードリンクは子どもたちに害を与えている可能性がある、WHOが警告

independent

Poorly regulated energy drinks could be harming children, WHO warns

Tuesday 14 October 2014

http://www.independent.co.uk/life-style/food-and-drink/news/poorly-regulated-energy-drinks-could-be-harming-children-who-warns-9794563.html

カフェインを多く含むエネルギードリンクが子どもや若者に広く消費されていて将来「公衆衛生上の問題となるかもしれない」とWHOの専門家が警告する。

研究者らはこれらの飲料が積極的に、感受性の高い子ども向けにマーケティングされている。酒やタバコとは違って子ども向けの販売規制は行われていない。WHO欧州支部のJoão Breda博士らは、科学コミュニティにはエネルギードリンクの公衆衛生上の有害影響についての懸念がある、という。欧州では成人の1/3、子どもの1/5、青少年の2/3がエネルギードリンクを飲んでいる。さらにエネルギードリンクを飲む18-29才の70%はアルコールと混ぜている。健康上の懸念にも関わらず、エネルギードリンクの販売は増加している。

ヨーロッパにおけるエネルギードリンク消費:リスク、有害健康影響および対応のための政策の選択肢のレビュー

Energy drink consumption in Europe: a review of the risks, adverse health effects, and policy options to respond

João Joaquim Breda et al.,

Front. Public Health, 14 October 2014

http://journal.frontiersin.org/Journal/10.3389/fpubh.2014.00134/abstract

その他

  • ビクトリアの女性の甲状腺がん率増加

ビクトリアがん評議会

Thyroid cancer rates soar in Victorian women

Wednesday 15 October, 2014

http://www.cancervic.org.au/about/media-releases/2014-media-releases/october-2014/thyroid-cancer-reates-soar.html

ビクトリアの甲状腺がんの症例が増加し過去30年で最も早く増加しているがんの一つになった。本日発表された数字はがん評議会の「ピンクに一致団結」キャンペーン(女性のがんについての啓発運動)の開始を記念してのものである。女性の方が男性より3倍甲状腺がんが多い。

1982年以降甲状腺がんは毎年平均男性で4.6%女性で6.4%増加し続け、その大部分は診断技術の進歩と肥満の増加による。ただ甲状腺がんは生存率が最も高い。

  • 模倣論文が中国の頭痛の種

ScienceInsider

Copycat papers flag continuing headache in China

By Mara Hvistendahl 14 October 2014

http://news.sciencemag.org/asiapacific/2014/10/copycat-papers-flag-continuing-headache-china

PubMedに掲載される雑誌の傾向を調べていた計算生物学者が中国の論文販売企業の活動が活発なままであることを発見した。

2012年1月から今年4月までのPubMedの約200万件の論文の要約をビッグデータ技術を用いて解析し、CRISPRのような最先端技術のトピックスを扱う論文の増加などを発見したが同時に中国からの奇妙な論文の傾向も検出した。論文の盗作検出ソフトウエアで検出されないようにテキストロンダリングといわれる手法を使った模倣論文がほぼ同時期に複数発表されている。中国にインパクトファクター2-3のメタ解析論文を約1万ドルで提供するという企業がある。

  • 「プラスチックと大豆のホルモンのせいで男性が太っている」

Senseaboutscience

"Men are getting fatter because of hormones in plastic and soy"

13 October 2014

http://www.senseaboutscience.org/resources.php/167/quotmen-are-getting-fatter-because-of-hormones-in-plastic-and-soyquot

Daily Mail とDaily Expressの10月10日の記事が「プラスチックと大豆のホルモンのせいで男性が太る」と主張しエストロゲンは「精子数を減らす」という。しかしこの記事のもとになった研究はエストロゲンが肥満の原因であることを示してはいないし精子数を数えてもいない。

エジンバラ大学心血管科学センターMandy Drake博士

著者らは南アフリカの歴史的データと、より最近のWHOの自己申告データを用いて、GDPの高い国が成人の肥満率が高いことを示した。この研究は肥満率の違いの原因を発見するようなものではない。著者らは集団毎の肥満率の違いに最も大きな影響を与える可能性の高いカロリー摂取量や運動量を計っていない。エストロゲンやプラスチックが原因であるという根拠は提示されていない。また精子数も調べていない。

(PLOS ONEらしい。この手の話で大豆や枝豆食べるなっていう報道は珍しいかも)

  • ビタミンCはがんを治療できるか?– TVNZ

SMC NZ

Could Vitamin C help treat cancer? – TVNZ

October 14th, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/10/14/could-vitamin-c-help-treat-cancer-tvnz/

Sunday TVNZのIan SinclairがAndrew Miller博士とMargreet Vissers教授とビタミンCについて、それががん治療に役立つかについて語る

動画

オタゴ大学のMargreet Vissers教授が「ビタミンCは魔法の治療法ではないが他の治療薬と一緒に使えるかもしれない」と語る。ヒトでの試験を検討しているがお金が足りない。

  • オークランドの水源である湖に除草剤が検出された

Weed killer found in Auckland’s water supply lakes

October 15th, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/10/15/weed-killer-found-in-aucklands-water-supply-lakes/

オークランドの水の20%を供給するダムで除草剤メトスルフロンメチルが痕跡程度検出され、今年5月から9月まで閉鎖された。

この除草剤はダムの近くの森林に散布され、その後の予期せぬ大量降雨で水に入ったものである。このダムを管理しているオークランドの水の供給業者Watercare Servicesは検出された濃度はヒト健康にリスクとはならないと言っている。Watercare Servicesは議会には知らせたが人々には知らせていなかった。オークランド議会の報告方法について現在レビューが行われている。この問題が国内メディアで大きく報道されている。

(琵琶湖は除草剤普通に検出されるよね)

  • 重い赤ちゃんのほうが学校の成績は良い

NYT

Heavier Babies Do Better in School

Oct. 10. 2014

http://www.nytimes.com/2014/10/12/upshot/heavier-babies-do-better-in-school.html?abt=0002&abg=0&_r=0

フロリダの子どもたちの研究で、生まれたときの体重が重い方が3年生と8年生の時の数学と読みの試験成績がよい

(ここでは陣痛誘発や帝王切開による計画出産で早めに生ませることを議論しているが日本では痩せ願望と妊娠中の体重管理が厳しいこともあって赤ちゃんの体重ずっと減少傾向。)

  • インフルエンザワクチンについて、おそれる必要のない32の神話

32 Myths About The Flu Vaccine You Don't Need To Fear

by Tara Haelle

October 10, 2014

http://www.npr.org/blogs/health/2014/10/10/354627818/32-myths-about-the-flu-vaccine-you-dont-need-to-fear

インフルエンザワクチンの接種時期になったので

インフルエンザは怖くないとかワクチンには水銀が入っているとか製薬会社の陰謀とか