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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2014-10-16

[]「食品中アクリルアミド」についての意見募集結果についての会合

Meeting on the outcome of the public consultation on “Acrylamide in Food”

Brussels , 10 December 2014

http://www.efsa.europa.eu/en/events/event/141210.htm

2014年12月10日にブリュッセルで

[]フェンチオンレビュー

Fenthion Chemical Review - 8. Regulatory decision

Phase completion date: 16 October 2014

http://apvma.gov.au/node/1141

ヒト健康にリスクとなる可能性があるので牛のシラミコントロール製品やフェンチオン1%ダストを除く家庭用製品などの登録取り消し、表示改訂など

[]全ての台湾産油脂禁止

All Taiwan oil banned

October 15, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/10/20141015_204645.shtml

政府は台湾産の全ての食用油の輸入を禁止し製品のリコールを命令した。食品安全センターは台湾の質の悪い食用油調査を評価した結果、植物油も制限対象にすることにした。

[]未殺菌フルーツジュースやサイダー

Unpasteurized Fruit Juice and Cider

October 15, 2014

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2014/41823a-eng.php

秋が来て新鮮な果物やジュース、サイダーができる。直売所、時には近所のスーパーマーケットなどで未殺菌ジュースを売っていることがある。未殺菌ジュースには有害細菌汚染のある可能性があることを知っておくべきである。未殺菌ジュースで健康な成人が病気になることはほとんど無いが小さい子ども、妊婦、高齢者、免疫系の弱ったヒトには病気を誘発し時に死亡することもある。ヘルスカナダは未殺菌ジュースやサイダーについてのガイダンスを更新した。

Health Canada's Guidance Document on Unpasteurized Fruit Juice and Cider

October 2014

http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/legislation/pol/rev_unpast_juice_policy-rev_politique_jus_non_past_08-10-2014-eng.php

[]2014年10月28日の議題

COT meeting: 28 October 2014

http://cot.food.gov.uk/cotmtgs/cotmeets/cotmeets2014/cot-meeting-28-october-2014

・バイスタンダーリスク評価ワーキンググループから農薬暴露による皮膚感作について報告

・乳児用食品中ポリ臭化ビフェニル(PBBs)のリスクについての検討文書

・乳児用食品中ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)のリスクについての第二次意見案

・高用量ビタミンDの有害影響についての第二次意見案

・ヨーロッパホタテガイのドーモイ酸についての第二次意見案

・乳児用食品中ヘキサブロモシクロドデカン(HBCDDs)のリスクについての第一次意見案

他情報提供

[]2012年米国死亡率

Mortality in the United States, 2012

NCHS Data Brief

Number 168, October 2014

http://www.cdc.gov/nchs/data/databriefs/db168.htm

2012年の米国人の寿命は過去最高の78.8才(女性81.2才男性76.4才)

2011年に比べて年齢調整死亡率は1.1%低下、死因トップ10は2011年と同様

[]FSAは2014年11月24-25日の政府化学者会議に参加

FSA at the Government Chemist Conference: 24-25 November 2014

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/13138/fsa-at-the-government-chemist-conference-24-25-november-2014

政府の食品偽装についての会議で、FSAは新しい規制がアレルゲン表示に与える影響について講義を行う

英国の政府化学者会議は1842年に始まった。その役割は主に食品や飼料部門の科学的論争を解決し規制機関や産業に助言を行い、研究を実施することである。2年ごとに行われる。

[]INTAKE24:スコットランドのオンライン24時間食事思い出しシステムの開発

INTAKE24: development of online 24-hour dietary recall system in Scotland

10 October 2014

http://www.food.gov.uk/scotland/news-updates/news/2014/13135/intake24

スコットランドの11-24才のしっかりした食事データを得るためのオンラインツールを開発した。現在このツールの実地試験の入札を行っている。2014年11月3日まで。

[]EPAは2, 4-Dとグリホサートを含む除草剤Enlist Duoの最終決定を発表/リスク評価は乳幼児を含むヒト健康保護を確保

EPA Announces Final Decision to Register Enlist Duo, Herbicide Containing 2, 4-D and Glyphosate/Risk assessment ensures protection of human health, including infants, children

10/15/2014

http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/bd4379a92ceceeac8525735900400c27/72fde554930f3f6985257d7200591180!OpenDocument

EPAはEnlist Duoをこれまでで初めて耐性雑草管理のためという制限つきで除草剤Enlist Duoを登録した。この農薬は2, 4-Dとグリホサートに耐性のある遺伝子組換えトウモロコシと大豆の雑草管理に使われる。EPAの決定は膨大な科学と、農薬のヒトや環境へのリスクの理解を反映している。

除草剤2, 4-Dとグリホサートは世界で最もよく使われているもので、カナダ、メキシコ、日本、EU26ヶ国などが多様な作物や芝生に使用を認めている。昨年カナダがEPAに先駆けてEnlist Duoを同様の使用目的で認可している。

EPAの科学者は極めて保守的にヒトや環境リスクを見積もり、この農薬の認可条件での使用は一般の人々、農業労働者、非標的種などに保護的であることを確認している。

認可された剤は2, 4-Dの塩化物で他の化学型よりドリフトしにくく、さらに30フィート(9.1m)の緩衝地帯を設け風速15m/h以上の時は使用しない、地上散布のみなどドリフトを避けるための制限をつけた。

Q & Aは以下から

Registration of Enlist Duo

http://www2.epa.gov/ingredients-used-pesticide-products/registration-enlist-duo

エージェントオレンジとは違う、除草剤なのでミツバチには影響ない、と改めて答えている

(Dr. Ozはじめ環境活動家が枯れ葉剤だから人類が滅ぶとか言ってるので。

こんな↓感じ。

EPAは恐ろしい新除草剤を認可した、Earthjustice(地球正義)は対応する

EPA Approves Deadly New Herbicide, Earthjustice Responds

http://earthjustice.org/news/press/2014/epa-approves-deadly-new-herbicide-earthjustice-responds

全ての法的措置を検討中。

EarthjusticeはほかにもEPAを訴えているので多分訴える)

[] 論文等

  • 「急速な」対「徐々に」減量することと長期体重管理についての専門家の反応

SMC

expert reaction to rapid vs gradual weight loss and long-term weight management

October 16, 2014

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-rapid-vs-gradual-weight-loss-and-long-term-weight-management/

The Lancet Diabetes & Endocrinologyに発表された論文で、人々が減量後の体重を維持する可能性は、減量がゆっくりでも急速でもほとんど違わないことが示唆された。

University College London Hospitals内分泌と肥満医Nick Finer教授

この研究は鮮やかなデザインで減量は早いほうが良いのかゆっくりのほうがよいのかという疑問に答えようとした。早く体重を落としても早くリバウンドすることはなく、目標を達成するヒトの数が多く脱落率が低いことからむしろ良いかもしれないことを示した。もし他の研究グループで再現できれば、液状の食事代用品をNHSの治療の選択しに使えるかもしれない。

またこの研究は、減量は難しいが体重維持はさらに難しいことも強調した。減量したヒトの飢餓ホルモンの血中濃度の高さからは、減量時ではなく減量維持に医薬品を併用して食欲を抑える可能性を示唆する。

公衆衛生栄養士Gaynor Bussell

急速な減量は見返りが早いためにモチベーションを高める可能性があり、代用食は何を食べたらいいのかについての迷いが無く簡単に従うことができる。そのような急激な減量時にはケトンの生産で食欲が抑制されるが血液のpHが酸性になるので高濃度だと腎障害の原因になる。多くの研究では徐々に減量した方がいいことが示されている。この研究は筋量の維持に有意差を見るには十分な数ではない可能性がある。極端な低カロリー食は栄養が不足するのでサプリメントで補う必要がある。サプリメントは食事の代わりにはならず、人々により良い食生活を再教育することの代わりにはならない。

我々はいくつかの減量法を知っているが、重要なのはそれを維持できるかどうかである。急激な減量が役にたつ場面はあるだろうがどうやって体重を維持するかを考えることが重要である。

King’s College London栄養食事療法名誉教授Tom Sanders教授

この研究は低カロリー食事代用品と普通の減量法で、減量後の体重増加を調べたものである。食事代用品は12週間で目標体重になり対照群は36週間かかった。しかし144週後にはどちらの群も約71%が減らした分の体重を元に戻した。

この研究の大きな問題は脱落率の違いで、無料の代用食が22%、通常のダイエットが51%である。代用食ダイエットはさらにケトーシスをおこしやすい。この研究でわからないのは筋量への影響である。著者らは代用食のほうが栄養士による助言より費用対効果が高い可能性があると主張しているが(オーストラリアドルで$540 vs $1620)、英国での減量プログラムはもっと安く通常週5ポンド以下で180ポンドであろう。問題は減量ではなくその維持である。

Glasgow大学代謝医学Naveed Sattar教授

この研究はよくできたものに見えるが対照群の「徐々に減量」の内容が不明である。8ヶ月で15%の減量は一部のヒトにとっては早いとみなされる。私にとっては「徐々に減量」は3ヶ月で3%である。ほとんどの人にとってはこの研究よりゆっくり減量した方がいいだろう。

この早い・やや早い減量法比較研究の結果は驚くべきことではない。太った人のほとんどは何年もかけて太ったのだということを思い出すべきであろう。恒常性を維持しつつリセットするには同じように何年もかかる。さらに早い減量やゆっくりした減量がどの人に適しているのかを知る必要があるだろう。

Oxford大学食生活と集団の健康Susan Jebb教授

この研究は重要で質が高く、早く減量すると早くリバウンドするという常識は間違っていることを示した。肥満は慢性の、再発する病態で、どちらの群も再び体重が増えている。しかしそれでも元の体重よりは少なく、健康上のメリットはあるだろう。

減量速度の長期体重管理への影響:無作為対照試験

The effect of rate of weight loss on long-term weight management: a randomised controlled trial

Katrina Purcell et al.,

The Lancet Diabetes & Endocrinology, Early Online Publication, 16 October 2014

  • PREDIMED無作為試験における地中海食とメタボリック症候群

Mediterranean diets and metabolic syndrome status in the PREDIMED randomized trial

Nancy Babio et al.,

CMAJ October 14, 2014 First published October 14, 2014, doi: 10.1503/cmaj.140764

http://www.cmaj.ca/content/early/2014/10/14/cmaj.140764

PREDIMED試験(http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140122#p6)の二次解析。

4.8年のフォローアップ期間に、ベースラインではメタボリック症候群ではなかった1919人中960人(50.0%)がメタボリック症候群になった。発症率については群間に差はなかった。

一方ベースラインでメタボリック症候群だった3392人のうち958人(28.2%)はメタボリック症候群ではなくなった。この復帰は対照群より地中海食群どちらかのほうが多かった。

(これはオリーブ油またはナッツの油脂を多く摂ることが特徴でカロリー制限はしていない)

  • 赤ワインでニキビ治療?

Senseaboutscience

Is red wine treatment for acne spot on?

Posted by Max Templer on 15 October 2014

http://www.senseaboutscience.org/blog.php/109/is-red-wine-treatment-for-acne-spot-on

先週レスベラトロールが再び見出しになった−IndependentとBusiness Standard とDrinks Business がニキビ治療の研究を報道した。この研究の知見は将来の治療法に向けて重要な可能性はあるが「ニキビ治療のためにワインを飲もう」という見出しは違う。

Independentの「赤ワインに含まれる抗酸化物質がニキビを減らす、と研究が言う」というニュースを見て、私は根拠を尋ねる決心をした。

私はこの研究の共著者の1人であるYang Yuに尋ねた。この研究はレスベラトロールを直接皮膚に塗ったもので、赤ワインもチョコレートも調べてはいない。

「我々の研究はレスベラトロールをプロピオン酸菌属のニキビに直接接触させた場合の影響を調べた。レスベラトロールがニキビの患者の皮膚を改善するかどうかについては我々の知見を評価するさらなるヒトでの試験が必要である。ワインのレスベラトロールは皮膚に到達するまえに体内で代謝される。従って局所に塗布した場合とワインを飲んだ場合で同じ効果があるかどうかはわからない」

つまりワインを飲むとニキビが治るという根拠はない。

この知見を得て私はこのことを3つの出版社に伝えた。状況は少し複雑で読者に批判的に読む責任があるようだ。

Independentと Drinks Businessはレスベラトロールがワインに含まれると書いただけでワインを飲むとニキビが治るとは言っていないので何一つ不正確なことは報道していないという。この記事を読んでワインを飲むとニキビに良いと解釈するのは読者の責任で新聞社の責任ではないと言う。Independentは読者がそう解釈するのは無理もないとして記事を修正するとしたがDrinks Businessはそうは思わないとして改訂はしない。Business Standardは私の質問には答えず記事はそのままである。

その他ニュース

  • 悪いエクスタシーで女性二人が入院、それを売った19才逮捕

Bad ecstasy sends two women to hospital; 19-year-old who allegedly sold it to them arrested

The Canadian Press

http://www.theprovince.com/news/ecstasy+sends+women+hospital+year+allegedly+sold+them+arrested/10291667/story.html

バンクーバー島の20代前半の女性2人が日曜日に形の悪いエクスタシーを使用して集中治療室に入院したため、警察が警告を出した。それから警察は19才男性を逮捕した。彼の自宅から90gの粉末を発見したがまだ検査はしていない。

  • 食事常識を覆す

ニュージーランドヘラルド

Turning diet on its head

Oct 16, 2014

http://www.nzherald.co.nz/wanganui-chronicle/midweek/news/article.cfm?c_id=1503658&objectid=11343372

理学療法士のGreg Bellが低炭水化物高脂肪食を実施して10ヶ月経過したという報告。

脂肪が悪い、脂肪を減らせという通説を「覆す」試みだったが身長・体重・血中脂質やHbA1cの値は良好、とのこと

(この人はわりと極端な低炭水化物っぽい。ただ脂肪悪玉論は現在世界的にかなり批判されている。)

  • あなたの悪い食習慣を変える方法

シドニーモーニングヘラルド

How to change your bad eating habits

October 16, 2014

http://www.smh.com.au/lifestyle/diet-and-fitness/how-to-change-your-bad-eating-habits-20141015-113myz.html

健康的な食生活のルールは別に秘密ではない。私たちは何度も繰り返し聞かされてきた。私たちは知っている。なのにどうして実行できないのか?

より良い食習慣への道には障害物が溢れている。栄養士のLeanne Cooperは「人々はリンゴの方がラミントン(オーストラリアの甘いお菓子)より健康的なのは知っている。でもリンゴだけ食べ続けるのは難しい」という。栄養教育に欠けているのはどの食品がより健康的かという知識ではなくて、自分の行動をどう変えていくかについての知識である。

Leanne Cooperの本「食べ方を変える:食品の心理学Change the way you eat: the psychology of food」の紹介。

最初にできることを一つだけやってみよう−例えば夜のおやつをやめるとか料理中につまみ食いするとか。それが定着したら次の目標を決めよう。食べることにまつわる負の経験を避けることが重要。

(「知ってる」っていうのもどこまで納得しているのかはわからない)

  • 3つの見事な図でみる予防接種の事例

News. Mic

The Case for Vaccinations in Three Stunning Charts

By Eileen Shim October 14, 2014

http://mic.com/articles/101264/the-case-for-vaccinations-in-three-stunning-charts

CDCのデータを紹介

ワクチンで予防できる病気の罹患率の20世紀と2010年の比較、ワクチンが無かった時代とワクチン導入後の2008年の罹患率の比較(しかし日本で義務化されていないワクチンがある)、そして2001年から2014年の米国のはしか症例数。2014年の予防接種忌避による突出が目立つ。反ワクチン活動は、はしかだけではなく百日咳の流行も引き起こしている

じいさんじいさん 2014/10/16 20:58 「全ての台湾産油脂禁止」これって台湾政府が香港民主化について声明を出したことへの反発かどうかを見分ける方法はありますか?