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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2014-10-29

[]農場を守るために太陽光発電助成金を削減

Subsidies for solar farms to be cut to help safeguard farmland

19 October 2014

https://www.gov.uk/government/news/subsidies-for-solar-farms-to-be-cut-to-help-safeguard-farmland

新しい規則は農地は作物や食料を育てるために使われることを確保する

[]油命令発表

Oil order issued

October 28, 2014

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2014/10/20141028_232945.shtml

食品安全センターは台湾のCheng I Food と Ting Hsin Oil & Fat Industrial Co社の生産した全ての食用油とそれら由来製品の輸入・販売を禁止する命令を出した。

貿易業者にはリコールが求められる。

Ting Hsin社の油製品がベトナム産の問題のある材料を用いて作られたこと、Cheng I製造の基準に満たない油製品が香港に輸入されていたという情報を得たためにこの発表がなされた。センターは既に台湾産の全ての食用油の輸入・販売を停止している。

[]リュウゼツランシロップはプラセボ咳レメディと同じ

Behind the headline

Agave syrup no better than placebo cough remedy

Tuesday October 28 2014

http://www.nhs.uk/news/2014/10October/Pages/Placebo-as-effective-as-syrup-in-treating-coughs.aspx

Daily Telegraphが「プラセボ咳治療は子どもと親の両方に役立つ」と報道した。米国の研究で咳症状のあるこどもはプラセボを与えただけでも改善することがわかった。この研究では2-47ヶ月の119人の子どもの夜間の咳について、リュウゼツランの甘いシロップとプラセボ(風味と色をつけた水)と全く何もしない場合とで2日間の咳について保護者に調査して比べた。全く何もしない場合に比べてリュウゼツランシロップとプラセボ群では咳症状の緩和がみられたがリュウゼツランシロップとプラセボには差がなかった。子どもの症状を評価しているのが保護者であるためこれはプラセボである可能性がある。つまり何かを与えた保護者はそれで子どもの症状が良くなったと感じる。またただの水であっても何かを飲むことが何もしないより咳には良いのかもしれない。

小さい子どもが咳や風邪の時は、温かい飲み物を与えて水分を十分摂らせるのが良いだろう。1才以下の子どもにハチミツを与えてはならない。

[]警告文書

  • Warning Letters

Health & Herbs 10/15/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm419752.htm

ダイエタリーサプリメントCGMP違反、寄生虫を弱めるなどの宣伝が未承認新規医薬品

(パラサイトクレンズキット、という名称、サプリメントというか食品形態。キリスト教福音派教会の一部)

  • Citrus Fit 10/15/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm419450.htm

FDAの検査でダイエタリーサプリメントとして販売されている“Citrus Fit Gold”から表示されていないシブトラミンが検出された

(以前も指摘されている。遵法精神などかけらもない)

  • Vitalab Co Inc 10/16/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm419451.htm

ダイエタリーサプリメントCGMP違反、食中毒予防や骨折修復に役立つ等のフェイスブックでの宣伝が未承認新規医薬品、その他多数

(アロエ粉末とかデトックスベントナイトとかいろいろ)

  • DNG Trading & Milling, LLC 10/21/14

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm419751.htm

ダイエタリーサプリメントCGMP違反。査察結果への回答も不十分

(チアシード製品等を売っている会社らしい)

AlkoがFireballリキュールをプロピレングリコールへの懸念からリコール

YLE(フィンランドの公共放送テレビ)

Alko recalls Fireball liqueur over propylene glycol concerns

27.10.2014

http://yle.fi/uutiset/alko_recalls_fireball_liqueur_over_propylene_glycol_concerns/7553390

フィンランドの州が所有するアルコール専売企業Alkoが月曜日にFireballリキュールをリコールすると発表した。スウェーデンの取引企業であるSystembolagetがプロピレングリコールを含む懸念があるためリコールしているため。

Alkoの声明によるとFireballブランドのリキュールは北米の食品基準に従って製造されており欧州のプロピレングリコールについてのより厳しい規制基準を満たさない。

Systembolagetのプレスリリース

Fireball- Felaktiga gränsvärden

27 Okt 2014

http://mb.cision.com/Main/1004/9669045/304530.pdf

読めないけど

プロピレングリコールの基準値がEUは1.0 g/kg、米国は50.0 g/kg、Fireball Cinnamon & Whisky Liqueurは5.8 g/kg

(米国ではプロピレングリコールはGRASでアルコールについては飲む形で5%、

http://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfcfr/cfrsearch.cfm?fr=184.1666

北米のFireballのプレスリリース

Fireballはインターネットの噂を否定する

Fireball Dispels Internet Rumors

Oct 28, 2014

http://fireballwhisky.cdn.z-comm.com/userfiles/Fireball%20Safe%20to%20Drink%20for%20US%20Consumers%2010-28-14%20(3).pdf

北米向けのレシピで作った製品がヨーロッパに出荷されてフィンランドとスウェーデンとノルウェーでリコールされている

(健康リスクはない、って言ってるけど33%アルコールだからそっちはリスクあり)

[]論文等

  • フィンランドの「暴力遺伝子」研究−専門家の反応

SMC

Finnish ‘violent gene’ study – experts respond

October 29th, 2014.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/10/29/finnish-violent-gene-study-experts-respond/

フィンランドの犯罪者での研究で暴力的行動と関連するかもしれない2つの遺伝子が同定されたが専門家はこの結果の解釈には注意が必要であることを強調

フィンランドの895人の犯罪者のDNAを解析した研究でカドヘリン13とモノアミンオキシダーゼAの変異体との関連を示す。Molecular Psychiatryに発表。

UK SMCが専門家の意見を集めた

(略、いずれも「暴力遺伝子」などという誇張表現に警告。遺伝子検査などというものに誤用される可能性あり)

  • スパイスとハーブ:香り高い食生活により公衆衛生を改善する−行動要請

Spices and herbs: Improving public health through flavorful eating -- a call to action

28-Oct-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-10/wsc-sah102714.php

Nutrition Todayに付録として発表された、McCormick研究所とアメリカ栄養学会が5月に共催した学会プロシーディング。

Nutrition Today

September/October 2014 - Volume 49 - Supplement 5

http://journals.lww.com/nutritiontodayonline/toc/2014/09001

全てオープンアクセス

(効能はともかく、減塩には役立ちそうなんだけど)

  • ヘルペスウイルスが認知症のリスクを高くする

Cold sore virus increases the risk of dementia

2014-10-13

http://www.medfak.umu.se/english/about-the-faculty/news/newsdetailpage//cold-sore-virus-increases-the-risk-of-dementia.cid241326

Umeå大学の二つの研究で関連が明確に示された

HSV1は多くの人が感染しているが、免疫機能が低下すると再活性化される。高齢者の弱った免疫が脳への感染拡大のチャンスを増やすのではないかというのが仮説。3432人を平均11.3年フォローしヘルペスの再活性化がアルツハイマー病のリスクの2倍と関連することを示した。

Reactivated herpes simplex infection increases the risk of Alzheimer's disease

http://www.alzheimersanddementia.com/article/S1552-5260(14)02421-2/abstract

Herpes simplex infection and the risk of Alzheimer's disease—A nested case-control study

http://www.alzheimersanddementia.com/article/S1552-5260(14)02770-8/abstract

  • CVD予防のために政府は健康的な食環境を作ることを先導すべき

Governments should take active lead to create healthy food environments to prevent CVD

28-Oct-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-10/ehs-gst102814.php

Canadian Journal of Cardiologyに発表されたカナダの15団体の共同声明

やるべきこととして

・健康的な食生活についての教育

・生鮮食品を食べることを薦める、それがなければ塩や砂糖や脂肪を加えない冷凍や缶詰を薦める

・より健康的な食品が手頃な値段で入手できるようにする

・年齢や文化に適した食品であるように確保する

・他の栄養素と同様に塩・遊離の糖・トランス脂肪・飽和脂肪・カロリーの基準を定める

・食品の基準を作るのに食事参照摂取量などを用いる

・個人の味覚の適応には時間がかかるので徐々に変化するようにする

・政策は定期的にみなおす

・実施状況を評価して必要であればインセンティブを導入する

Healthy Food Procurement Policy: An Important Intervention to Aid the Reduction in Chronic Noncommunicable Diseases

Norm Campbell et al.,

Canadian Journal of Cardiology

Volume 30, Issue 11, Pages 1456–1459, November 2014

関連

Death By Diet: The Role of Food Pricing Interventions As a Public Policy Response and Health Advocacy Opportunity

Tara Duhaney et al.,

Canadian Journal of Cardiology

  • 動物の研究が青少年期の大量飲酒は長く続く脳の変化に関連することを示唆

Animal study suggests heavy drinking in adolescence associated with lasting brain changes

28-Oct-2014

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-10/sfn-ass102814.php

The Journal of Neuroscienceに発表されたラットの研究

若いラットに2週間、甘い水または甘いアルコールを飲めるようにしたところアルコールを飲んだラットの前頭葉前部皮質のミエリンが減っていて数ヶ月後でも減ったままだった。

  • ミルク摂取と男女の死亡と骨折リスク:コホート研究

Milk intake and risk of mortality and fractures in women and men: cohort studies

BMJ 2014;349:g6015

Karl Michaëlsson et al.,

http://www.bmj.com/content/349/bmj.g6015?ijkey=b3f42236dbbcfdcc1733bdee87c467dc47589151&keytype2=tf_ipsecsha

スウェーデンの61433人の女性と45339人の男性からなる二つのコホートで食品質問票による調査を行っている。女性コホートでは2回目の食事調査を行っている。

女性コホートは平均フォローアップ20.1年で死亡15541人、骨折17252人でそのうち股関節骨折が4259人。男性コホートは平均フォローアップ11.2年で死亡10112人、骨折5066、股関節骨折1166。女性では1日に3杯以上のミルクを飲む人は1日1杯以下の人に比べて死亡のハザード比1.93 (95% 信頼区間1.80−2.06)。コップ1杯当たりの全死亡率の調整済みハザード比は女性で1.15 (1.13 − 1.17)、男性で1.03 (1.01 − 1.04)。ミルク摂取と骨折については女性は(1.02, 1.00 − 1.04)、股関節骨折は(1.09, 1.05− 1.13).。男性ではそれぞれ1.01 (0.99 −1.03)と 1.03 (0.99− 1.07).

(1日に600g以上の人が約10%もいる。日本人だと平均で100gくらいだったかな、最低摂取量200gという分類はあてはめられない)

エディトリアル

ミルクと死亡率

Milk and mortality

BMJ 2014;349:g6205

http://www.bmj.com/content/349/bmj.g6205

生物学的にありそうだが予備的な関連を解釈するのに遺伝子研究が役にたつかもしれない

臨床ガイドラインはますます試験による実験的根拠をもとにしたものが増えている。しかし食事や栄養の健康への影響については無作為対照化試験はほとんどない。食事ガイドラインや助言は、前向きコホート試験の観察結果によるものが多く、場合によるとたまたま他の複数の理由で長生きした人の食習慣を記述しただけのものを根拠にしている。

食事ガイドラインは特定の栄養素についての助言をしばしば最も信頼性の低い根拠(つまり、誰かの意見)に基づいて、欧州や北米の現在の普通の摂取量が至適であると仮定して、作っている。そのため、食事ガイドラインが必ずしも試験や実験で確認されなくても驚くにあたらない。今回Michaëlssonらはしばしば食事ガイドラインで強調されるミルクの役割について疑問を投じた。観察によりMichaëlssonらはミルクが女性の股関節骨折と男女の心血管系及び全死亡リスクを上げる可能性があるとした。

食事ガイドラインでは低脂肪のものを含む乳製品は骨の健康のためのタンパク質やカルシウム源として、あるいは一部の食事療法では高血圧予防のために薦められている。主に西洋諸国での前向き観察研究の根拠はミルク摂取の多さが股関節骨折や心血管系死亡率あるいは死亡リスクの低さと一貫して関連してはいない。食事は正確に評価するのが難しいので差があったとしても不明瞭になっている可能性がある。低脂肪乳が広く使われるようになったのは比較的最近のことで、その役割についてはさらに根拠が少ない。Michaëlssonらは全脂肪と低脂肪乳を分けてはいない。ミルクの役割、特に乳糖と虚血性心疾患についての懸念は何十年も存在している。北米や欧州では乳糖分解酵素が長く残りミルク摂取量が多いものの股関節骨折や虚血性心疾患も多い。

地域相関研究は仮説の強い根拠にはならないが、この観察は何らかの説明を要する。ミルク消費量の少ない国での股関節骨折や虚血性心疾患の少なさは運動などの保護要因に相関する可能性もあるしミルクが他の同定されていない要因と一緒に作用している可能性もある。

中略

ミルクは多くの食事ガイドラインで取り上げられていて股関節骨折と心血管系疾患は高齢者に多く、根拠に基づいた食事ガイドラインは誰にとってもメリットがある。世界的にメルクの摂取量は増加していて、ミルクの役割についてはきちんと確定される必要がある。

その他

  • 全ての科学は平等に作られてはいない:遺伝子組換え作物の物語

Not all science created equal: The genetically engineered crops story

Robert Wager | October 28, 2014 | Genetic Literacy Project

http://www.geneticliteracyproject.org/2014/10/28/not-all-science-is-created-equal-the-genetically-engineered-crops-story/

今年は遺伝子組換え作物および由来食品が販売されて20周年になる。

1987年に全米科学アカデミーが「組換えDNA技術を用いて作出した植物に新たなリスクはない」と述べてから27年、膨大な研究がこの声明を確認し続けている。

21世紀はウェブで簡単に情報を得られるようになったが必ずしも正確な情報ばかりではない。インターネットには虚偽の情報が溢れているが多くの人は感情的な議論の中で誤解を招く情報と科学を識別する訓練を受けていない。

以下間違った情報の指摘(長い)

(このサイトの地図。GMが栽培されている国、輸入している国、野外試験研究中の国。日本やヨーロッパは栽培せずに大量に輸入することで成り立っている。)

  • オーガニック活動家は科学を拒否し「ナチュラル」なエボラ治療を提案し政府の陰謀だと主張している

Organic activists reject science, propose ‘natural’ Ebola cure, claim government conspiracy

Jon Entine | October 28, 2014 | Genetic Literacy Project

http://www.geneticliteracyproject.org/2014/10/28/organic-activists-reject-science-propose-natural-ebola-cure-claim-government-conspiracy/

西アフリカのエボラ死者数が増え、効果のある治療法が必要になっている。

このような危機にはいつものように怪しげな団体が活躍する−今回はアメリカで有名なオーガニック推進団体だ。Organic Consumers Associationはエボラの治療には近代的医薬品ではなくサプリメントを使えと言い、セレン酵母や銀やビタミン類を薦め、政府は巨大製薬会社の金儲けのためにそれらを認めないのだと主張する。さらに反ワクチン団体は既にエボラワクチンに反対だと警告している。FDAはいくつかのインチキ治療薬宣伝社に警告文書を出している。

(アフリカは栄養不良があるのでビタミン剤の類が役にたつ可能性はあるがそれはそれで悪用される可能性もあり)

  • 恐ろしいヘビに噛まれて毒素で壊死した少女の足は縮んで黒くなった

Horrific snake bite causes girl's leg to shrivel and turn black after venom causes necrosis

Oct 28, 2014 09:03 By Ian Hughes

http://www.mirror.co.uk/news/world-news/horrific-snake-bite-causes-girls-4520915

写真注意

ベネズエラのCarcarasにある病院に治療を受けるために移送されてきたという13才の少女の写真をjuventudmedicaというInstagramユーザーが掲載している

ヘビに噛まれて1ヶ月経っている。地元のレメディで治療されていた。

(こんなになるまでほっとくかな?というのとこれだと全身症状が出てるのでは?)