食品安全情報blog RSSフィード

検索エンジンからこのサイトに来た方は、日記の検索欄で再度検索するとお望みの情報を得られる可能性が高くなるかもしれません。

このサイトはuneyamaが収集した情報をアップしているサイトです。 このサイトの要約の間違い等はuneyamaの責任です。ご利用の際には原文を確認して下さい。
なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2015-03-17

[]カナダ政府は洗剤パックの安全な使用をすすめる世界中の国々に参加

Government of Canada joins countries around the world to promote safe use of laundry detergent packets

March 16, 2015

http://news.gc.ca/web/article-en.do?nid=950549&tp=1

3月15-21日の中毒予防週間に、OECDによる洗剤パックの使用に関連するハザードを警告する国際キャンペーンに参加する。

カナダ政府は米国CPSCと協力して洗剤パックの安全基準作りを行っていて2015年半ばまでには新しい自主基準を発表する。例えば子どもたちが中身を見たり触ったりできないような包装の導入を求めるだろう。

キャンペーンサイト

Global Awareness-raising Campaign on Laundry detergent capsules/packets

http://ec.europa.eu/justice/newsroom/consumer-marketing/events/150316_en.htm

インフォグラフィクスとポスターあり

[]ヘルスカナダはラジオ周波数電磁エネルギーのヒト暴露限度を改訂

Health Canada Publishes Revised Human Exposure Limits for Radiofrequency Electromagnetic Energy

March 13, 2015

http://news.gc.ca/web/article-en.do?nid=949109&tp=1

一部の周波数での安全性マージンを大きくし規制値を引き下げた

関連情報にリンクあり

(何故かカナダでは電磁波危険論に人気があるので嘘情報の否定やら一部の専門家の意見への反論などの情報が充実している。都市部では飛び交う電波が多くなるのでがんになるというのなら東京などは世界でも有数の密度のはず。満員電車でみんな携帯いじってるよね)

[]CFIAはコストコ(カナダ)の魚輸入許可を停止

CFIA Suspends the Fish Import Licence of Costco (Canada)

March 13, 2015

http://www.inspection.gc.ca/about-the-cfia/accountability/compliance-and-enforcement/licences/costco/eng/1426256180157/1426256184516

CFIAは2015年2月26日からコストコの魚輸入免許を停止した。食品安全のための適切なコントロールが信頼できるように履行されていないと判断した。

魚監視規制6(2.2) および 6(2)(e)違反のため

[]FDAと EPAはデータ共有覚え書きに署名

FDA and EPA Sign a Data Sharing Memorandum of Understanding

March 16, 2015

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm438208.htm

FDAと EPAは農薬や有害物質についてのデータを共有する覚え書きに署名した

[]BfRヒトの研究からの新データ:マジパンとペルシパンの摂取によるシアン化物リスクはない

New data from a BfR human study: no cyanide risk resulting from the consumption of marzipan and persipan

3 March 2015

http://www.bfr.bund.de/cm/349/new-data-from-a-bfr-study-no-cyanide-risk-resulting-from-the-consumption-of-marzipan-and-persipan.pdf

ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が行ったヒトの研究により、ビターアプリコトカーネル、ペルシパン、亜麻仁、マニオク(キャッサバ)の摂取によるシアン化物暴露のリスク評価がさらに精細化できるようになった。その研究結果は科学誌「Archives of Toxicology」 (DOI 10.1007/s00204-015-1479-8, オープンアクセス)に現在発表されている。

ビターアプリコトカーネル、亜麻仁、マニオクは比較的高濃度の天然の植物物質であるシアン発生性配糖体を含んでいる。植物にも含まれる酵素ß-グルコシダーゼにより食べている間にシアン化物が発生する。シアン化物はシアン化水素酸の塩類である。十分に高用量摂取するとエネルギー生成を阻害し急性中毒につながる。BfR研究はシアン発生性配糖体を含む食品のリスク評価においてはシアン化合物の量に加えて、植物ß-グルコシダーゼが活性が極めて重要であることを示している。酵素による速やかな分解によってのみ、毒性を決める測定する体内の高血中シアン化物濃度につながる。

既知のビターアプリコットカーネルと加工されていないマニオクの摂取による健康リスク結果はBfRが実施したヒトの研究で確認された。これらの食品と比較して、結合型シアン化物が同程度の亜麻仁の摂取は、血中最大濃度(ピーク濃度)はより低くなる。シアン化物の放出に必要なß-グルコシダーゼが製造工程でほとんど破壊されるので、ビターアプリコットカーネルを一部含むペルシパンの摂取ではさらに低濃度だった。

ビターアプリコットカーネルは、これまでの助言通り一日当たり最大2つの仁しか摂取してはいけない。大量のマニオクは摂取前に加工されるべきである(これには伝統的なさまざまな方法がある)。亜麻仁摂取は、シアン化物含量が多くても安全で、一回の食事につき最大15gまで。マジパンとペルシパンについてはEU規則で最大シアン化物含有は食品1kgあたり50mgに限られており、たとえ大量に摂取しても、シアン化物に関しては害がない。

シアン化物の急性毒性は到達した血中ピーク濃度で決定される。 中毒の評価でわかっている臨界範囲以上では、エネルギー発生を妨げるので嘔吐や意識障害のような最初の臨床症状が予期される。検査される12人の対照化ヒト研究の一部で、BfRは上記の食品の摂取によるシアン化物血中濃度を分析した。全て結合型シアン配糖体として6.8mgの同用量のシアン化物を含んでいた。だが、測定された最大血中濃度はかなり異なっていた。およそ2gのビターアプリコットカーネルとおよそ100gの未加工のマニオクを摂取するとほぼ上述の臨界範囲に達するのに、亜麻仁(31 g)摂取後の最大血中濃度は有意に低い。これはおそらく亜麻仁の酵素β-グルコシダーゼ活性が低いからであろう。100gのペルシパン摂取後の、血中濃度はビターアプリコットカーネルとマニオクと比較してさらに一桁低い。これはペルシパン製造時に相当加熱されるためβ-グルコシダーゼがほぼ破壊されるからであろう。

BfRはβ-グルコシダーゼ活性の高い食品の青酸配糖体にもあてはまるシアン化物の急性参照用量を導出した

http://link.springer.com/article/10.1007/s00204-015-1479-8

acute reference dose of 0.075 mg/kg body weight

[]RASFF Week11-2015

警報通知(Alert Notifications)

ドイツ経由中国産カボチャの種のオクラトキシンA (29 µg/kg)、スェーデン経由中国産ポリアミド製へらからの一級芳香族アミンの溶出(0.0166; 0.0124; 0.0167 mg/kg)、スペイン産乾燥イチジクのオクラトキシンA (183 µg/kg)、スェーデン産食品サプリメントのビタミンA高含有(1250 µ/カプセル;12500 µg/カプセル)、スペイン産チルド真空パックメカジキの水銀(2.34 mg/kg)、スェーデン産食品サプリメントのビタミンD高含有(175 µg/item;125 µg/カプセル)、オランダ経由レッドパームオイルの未承認着色料スーダン4(1.9 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

注意喚起情報(information for attention)

中国産木製の柄のナイフからのクロムの溶出(0.89 mg/kg)、スリランカ産チリペッパーの未承認物質プロフェノホス(0.063 mg/kg)、食品と接触する物質としての使用にふさわしくない米国経由インド産ベルクリーマージャグ(ステンレススチールAISI 201)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(Tot. = 36 µg/kg)、イタリア産ナシのクロルピリホス(0.18 mg/kg)、チュニジア産チルドアンチョビのヒスタミン(370 〜992 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

オランダ及び米国経由中国産エナメルカップからのカドミウムの溶出(0.27; 0.2 mg/l)、米国産食品サプリメントの未承認物質バナジウム(5.98 mg/kg)及びエチレンジアミン四酢酸(EDTA) (200 mg/item)、ポーランド産魚用補完飼料に反芻動物のDNAの存在、オランダ経由米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分ラズベリーケトン、

通関拒否通知(Border Rejections)

ペルー産ブドウのエテホン(3.9 mg/kg)、トルコ産ペッパーのクロルピリホス(1.067 mg/kg)、トルコ発送アフガニスタン産アーモンドのアフラトキシン(Tot. = 129 µg/kg)、中国産肉挽き機の刃からのクロムの溶出(0.4 mg/kg )、ドミニカ共和国産レッドペッパーのアゾキシストロビン(0.08 mg/kg)・フィプロニル(0.02 mg/kg)及び未承認物質カルベンダジム(0.02 mg/kg)、トルコ加工イラン産ピスタチオのアフラトキシン(B1 = 67 µg/kg)、トルコ産パプリカのホルメタネート(1939 mg/kg)、ケニア産生鮮豆のオキシデメトン-メチル(0.14 mg/kg)、トルコ産ズッキーニのメタラキシル(0.14 mg/kg)、ズッキーニのメタラキシル(0.169 mg/kg)及びフェナミホス(0.328 mg/kg)、トルコ産キュウリのホルメタネート(2204 mg/kg)、中国産冷凍海藻サラダの着色料ブリリアントブルーFCF(E133) (15 mg/kg)非表示及び着色料タートラジン(E102) (76 mg/kg)の未承認使用、トルコ産ペッパーのホルメタネート(0.172 mg/kg)、インド産米の未承認物質カルベンダジム(0.03 mg/kg)、中国産メラミン製台所用品からの一級芳香族アミンの溶出(1.1 mg/kg)、中国産テーブルセットアクセサリーからの高濃度の総溶出(518 mg/kg)、中国産メラミンセット(グラス、皿、カトラリー)からのホルムアルデヒドの溶出(>15 mg/kg)、トルコ産ザクロの実のアセタミプリド(0.026 mg/kg)、中国産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 11; Tot. = 60 µg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]FVO査察報告書

  • デンマーク―農薬

DK Denmark – Pesticides

http://ec.europa.eu/food/fvo/rep_details_en.cfm?rep_inspection_ref=2014-7184

2014年6月17〜24日までデンマークで実施された農薬管理評価に関する査察。デンマークは農薬使用については代案の促進や削減を進めており、EC指令を十分実施している。農薬使用リスクをかなり削減するために、政策により農薬税の割合を変え、製品によっては数倍高額にした。他の加盟国からの農薬の不法輸入を防ぐことは困難なので目標に到達するのは難しい。認可された農薬だけが市販されていると確定するには検査の範囲と頻度が十分ではない。農薬管理者に関する優れたシステムがある。

[]食品包装:極端な高温に再加熱すると物質の溶出リスクが高まる

Food packaging: reheating at exceedingly high temperatures increases the risk of substance migration

25/02/2015

https://www.anses.fr/en/content/food-packaging-reheating-exceedingly-high-temperatures-increases-risk-substance-migration

食習慣や消費パターンの変化は、特に一カ所に定住しない生活や包装の便利性あるいは環境影響に関連し、食品包装分野で業界に革新的な解決方法を求めている。フランス国立消費者研究所との研究開発連携契約の枠組みで、ANSESは電気オーブンや電子レンジあるいは蒸気で温めることができる食品包装に関する比較研究を実施した。この研究の結果から、食品包装からの物質の溶出は一般に低く規制値以下だが、再加熱用の指示に違反するとかなり高まる可能性があることが示された。この溶出リスクを制限するために、ANSESはこの点について使用方法に注意深く従うよう助言する。

規制では使用工程の安全性の責任を製造業者に追わせ、安全で適切な使用のための使用方法を食品容器に表示することも求めている。だが今日まで、包装材料に存在する物質への消費者暴露について、様々な再加熱の影響に関して、科学的文献はほとんど発表されていない。

そこでANSESはフランス国立消費者研究所と協力してこの問題に関する研究を行った。様々な種類の包装(電気オーブンや電子レンジで使用される食品バッグ、蒸気や電子レンジに使用されるバッグ、及びトレー)でいくつかの研究が行われた。

研究されたサンプルで、包装された食品の種類にかかわらず、ポリプロピレンが最もよく使用されるポリマーだった。

電気オーブンや電子レンジで調理されるためにデザインされたポリプロピレン食品トレーに関する研究で、検査は3つの状態(室温、製造業者の推奨に従い電子レンジで加熱、極端に加熱)で行われ、室温に保たれたいくつかのサンプルで、POSHs(潤滑剤として使用される可能性のあるもの)の存在が明らかになった。

特に極端に再加熱(より高い温度で長時間)した場合に、POSH濃度は再加熱中に高くなった。

ANSESの助言

この研究結果から、極端に再加熱すると物質の溶出リスクが高まるため、ANSESは消費者に、食品包装に表示された製造業者の推奨(調理温度と時間)に従うよう助言する。

包装と再加熱方法についての注意

電子レンジを最大限活用するために、ANSESは次の助言をする:

 使用前に台所用品が電子レンジの使用に適していて(これは製造業者が指示するべきである)良好な状態であるかをいつも確かめること。

 電子レンジ調理食品用の使い捨て容器を取っておかないこと(たとえば食品トレーとして再利用しない)。

 食品包装に特別の指示がなければ、低出力で長い再加熱時間を選ぶほうがよい(たとえば、650wで2分の方が1270wで50秒より好ましい)。

 乳幼児の哺乳瓶の再加熱に電子レンジの使用を避けること:食品内にできる温度分布が子供のやけどの原因となりうる。

更に、ANSESは破損した包装や使用跡のある包装の使用は避けるよう助言する。

酸性の食品(トマト、レモンジュースを使用した料理など)に関しては、アルミニウムが食品に溶出して酸味が増すので、アルミホイル内でそのような食品を保存したり再加熱したりしないようにANSESは消費者に強く忠告している。

追加情報

・ANSES添付書類−INC研究開発協定 加熱可能な食品包装に関する比較試験

https://www.anses.fr/en/documents/AnnexeCRDalimentsemballesEN.pdf

[]EUの食品の97%以上が残留農薬の規制値を守っている

Over 97% of foods in EU contain pesticide residues within legal limits

12 March 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/150312.htm

欧州食品安全機関(EFSA)が評価した食品サンプルの97%以上が法の限度内の残留農薬濃度を含み、サンプルのちょうど55%以下では検出されなかった。この調査結果は、EUに加盟する27ヶ国とアイスランド及びノルウェーからの約81000の食品サンプルの結果を含む、残留農薬に関するEFSAの2013年の年次報告書の一部である。

29の報告国がこの報告書のために2つの監視計画を実施した:各国でデザインした国家計画と、全ての食品管理当局が同じ食品の「バスケット」を監視する、EU共通計画である。多様な加工食品と未加工の食品を合わせた全部で80967のサンプルについて685の農薬を検査した。主な調査結果は次の通り:

・分析されたサンプルの97.4%は基準値以内;

・54.6%は検出可能な残留物がない;

・1.5%は測定の不確実性を考慮したうえで明らかに基準値を超えており、責任のある業者に対する強制執行あるいは行政処分;

・1つ以上の農薬残留物(複数残留物質)はサンプルの27.3%に見つかった。

  • インタラクティブ報告書(5.8Mb)

EFSAは2013年に分析されたサンプルと食品中の残留農薬についてさらに知るために過去の数字を掘り下げられるインタラクティブ報告書を開発した。

サンプルの大半(68.2%)は欧州由来の食品で、27.7%が第三国から輸入されている。基準値を超える割合はEUの国々(1.4%)より高い(5.7%)が、輸入食品の基準値超過割合は2012年(7.5%)よりおよそ2%下がっている。

EU共通計画では、12食品11582検体を検査している―リンゴ、キャベツ、ニラ、レタス、桃、ライムギ、燕麦、イチゴ、トマト、牛乳、豚肉、ワイン。結果は、サンプルの99.1%は基準値以下で、約53%は検出されなかった。

ワイン以外は同じ食品が検査された2010年の結果と比べて、基準値を超えたサンプルの割合は検査された全ての食品で下がっている。

EFSAは残留農薬への現在の食事からの暴露が長期(慢性)あるいは短期(急性)のヒトの健康リスクを引き起こすかどうか評価するためにEU共通計画のデータを使用した。EFSAは食品中の残留農薬の存在が消費者の健康に長期影響を起こすおそれはないと結論した。短期暴露については、食事から有害な量の残留物に暴露されるリスクは低い。

  • 食品中の残留農薬に関する2013年欧州連合報告書

The 2013 European Union report on pesticide residues in food

EFSA Journal 2015;13(3):4038 [169 pp.]. 12 March 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4038.htm

[]Monsanto Europe S.A.社からの遺伝子組換えトウモロコシMON 810の栽培に関する2013年の年次市販後環境モニタリング(PMEM)報告についての科学的意見

Scientific Opinion on the annual post-market environmental monitoring (PMEM) report from Monsanto Europe S.A. on the cultivation of genetically modified maize MON 810 in 2013

EFSA Journal 2015;13(3):4039[11 pp.]. 10 March 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4039.htm

昆虫耐性監視については2013年スペインで感受性低下は示されていないが改善の指摘が生かされていない。MON 810の一般サーベイランス情報が不足しているため、予期しない有害影響の可能性と、前回の生育期と比較した方法論の変更については結論できない。

[]皮を食べられるウリ科植物のピリダベンの既存MRL改訂についての理由付き意見

Reasoned opinion on the modification of the existing maximum residue level maximum residue level (MRL) for pyridaben in cucurbits – edible peel

EFSA Journal 2015;13(3):4041[21 pp.]. 10 March 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4041.htm

消費者の健康リスクを引き起こす恐れはない。

[]コムギとライムギのブロムコナゾールの既存MRL改訂についての理由付き意見

Reasoned opinion on the modification of the existing MRLs for bromuconazole in wheat and rye

EFSA Journal 2015;13(3):4044[24 pp.]. 12 March 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4044.htm

この化合物に関する健康リスクを消費者にもたらしそうもない。

[]論文

Dietary dioxins not associated with increased breast cancer risk

16-Mar-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-03/bc-ddn031215.php

Breast Cancer Researchに発表された大規模コホート研究。1990年に始まって平均25年フォローした、63830人の酸化したフランス教師コホートE3N。ダイオキシン摂取量は食事調査と食品毎のダイオキシン調査結果から推定した。ダイオキシンの暴露量に最も多く寄与したのは乳製品で次に果物と野菜、そして肉。平均摂取量は1.3 ピコグラム TEQ (毒性当量) / kg体重/日でWHOの毒性閾値2.3ピコグラム TEQ / kg体重/日より少ない。閾値を超えるのは2.7%のみ。1993年から2008年の間に乳がんは3465人で、ダイオキシン暴露と乳がんの増加に関連は見られなかった。むしろ最も暴露量の多い女性の閉経後のホルモン非依存性乳がんリスクは下がっていた。

  • レビューがビタミンDサプリメントは血圧の低さと関連しないことを示唆

Review suggests vitamin D supplementation not associated with lower blood pressure

16-Mar-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-03/tjnj-rsv031215.php

JAMA Internal Medicineに発表された論文によるとビタミンDサプリメントは血圧を下げることはなく降圧剤として使うべきではない。

  • はしかアウトブレイクの要因として標準以下の予防接種があると研究論文が推定する

Research letter estimates substandard vaccination to blame for measles outbreak

16-Mar-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-03/tjnj-rle031215.php

JAMA Pediatricsに発表された論文。最近のディズニーランドでのはしかアウトブレイクにワクチン接種率の低さが寄与していることを示唆

  • 肥満女性は40%がんになりやすい

Obese women 40 percent more likely to get cancer

16-Mar-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-03/cru-ow4031615.php

Cancer Research UKの新しい数字によると、肥満女性は健康体重女性に比べて、一生の間に体重関連のがんになるリスクが約40%多い。肥満により増えるのは大腸、閉経後の乳、胆嚢、子宮、腎臓、膵臓、食道がん。

  • オミクス法:物質の極微量での影響をより良く予測するために

Omics methods: Towards a better prediction of the effects of substances at very low doses

16-Mar-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-03/hcfe-omt031615.php

UFZとBfRの共同プレスリリース

遺伝毒性物質のモデルとしてベンゾピレンを用いて、マウス肝細胞に24時間低用量で暴露した場合の細胞のタンパク質や代謝物のパターンを分析した。50ナノモルの濃度で150のタンパク質の細胞内濃度の変化が観察された。

Stefan Kalkhof et al.,(2015): Establishing the pathway and time-resolved benzo[a]pyrene toxicity on Hepa1c1c7 cells at toxic and subtoxic exposure. J. Proteome Res. 14: 164-182.

その他

  • 「フリーレンジ(放し飼い)」表示は誤解を招く

'Free-Range' Labels Are Misleading

by Berkeley Wellness | March 16, 2015

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food-safety/food/article/why-free-range-labels-are-misleading

放し飼いの鶏肉のほうが美味しいと考えて高いお金を払う人たちがいるが、それらがより健康的であるということはない。放し飼いの鶏は牧場で虫や種をつついているわけではない。全ての鶏は市販に適するようにデザインされた同じ配合飼料を与えられている。

表示にある「放し飼い」は単にその鶏がある種の庭に行くことが許されていたことがあるということを意味し、必ずしも戸外生活をしていたわけではない。鶏は生まれつき熱心な運動家ではなく、囲われていなくても群れから遠く離れることはあまりない。鶏小屋に住んでいる鶏でも同じくらいの運動量である。

フリーレンジでもそうでなくても生卵の取り扱いには注意が必要でしっかり加熱する必要がある。放し飼いだから汚染しにくいということはない。

  • Kraft American Cheese Singles(スライスチーズ製品)が専門栄養士団体からAランク健康食品表示を得る(ジョークではない)

Kraft American Cheese Singles Have Been Labeled A Health Food By Professional Nutritionists (Not As A Joke)

The Huffington Post | By Kate Bratskeir

Posted: 03/16/2015

http://www.huffingtonpost.com/2015/03/16/kraft-singles-kids-eat-right_n_6879658.html

プラスチックフィルムで一枚ずつ包装された薄いプロセスチーズであるKraft Singlesが、アメリカ栄養食品学会Academy of Nutrition and Dietetics;ANDの認めた、健康的な食品を選ぶのに役立つ"Kids Eat Right"ラベルの第一号になった。ANDによるとこの「子どもの正しい食生活」キャンペーンは、米国の子どもたちが不足しがちな乳製品・カルシウム・ビタミンDへの啓発を目的としている。しかしこれに批判的な人たちもいる

Marion NestleはクラフトがANDに資金提供していることを批判している。

FDAの基準によるとSinglesは「チーズ」ではなく「殺菌チーズ製品」である。食品は成分が少なければ少ないほど健康的であるという主張があるが、そうならクラフトの製品は成分リストにチーズ以外のたくさんの成分が記載されているので健康的でない。

(よくある誤解だらけの記事。企業がお金を出すものは全て悪、なら話は簡単で広告収入に頼るメディアも全て嘘なのだろう。だからといって公務員の言うことだけが正しい、とは誰も思ってないようだが。)

ANDの声明

Statement From Academy Of Nutrition And Dietetics Foundation On New 'Kids Eat Right' Nutrition Education Campaign

March 13, 2015

http://www.prnewswire.com/news-releases/statement-from-academy-of-nutrition-and-dietetics-foundation-on-new-kids-eat-right-nutrition-education-campaign-300050423.html

クラフトは"Kids Eat Right"キャンペーンを支援するというロゴを包装に表示したのであって特定の製品をANDが保証したわけではない。

  • 国際消費者機構

WCRD 2015: Healthy diets

http://www.consumersinternational.org/our-work/wcrd/wcrd-2015/

3月15日の世界消費者の権利の日の今年のテーマは健康的な食生活

(基本的には世界がん研究基金WCRFのNOURISHING frameworkに準じているのだが日本は和食がいいという外国人詩人だそうでまるっきり無視。)

NOURISHING framework

http://www.wcrf.org/int/policy/nourishing-framework