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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2015-04-08

[]CDCはADHDの子どもへの行動療法、医薬品及びダイエタリーサプリメントの使用についての最初の全国調査を発表

CDC publishes first national study on use of behavioral therapy, medication and dietary supplements for ADHD in children

Wednesday, April 1, 2015

http://www.cdc.gov/media/releases/2015/p0401-adhd.html

4-17才のADHDの子どものうち2009-2010年に行動療法を受けたのは半分以下だった。10人中4人は薬のみの治療、10人中1人は行動療法のみ、10人中3人は医薬品と行動療法、10人中1人は薬も行動療法もしていない。また10人中1人はADHDのためにダイエタリーサプリメントを使用している。

ADHDの第一選択肢は行動療法。

Treatment of Attention Deficit/Hyperactivity Disorder among Children with Special Health Care Needs

http://www.jpeds.com/pb/assets/raw/Health%20Advance/journals/ympd/Visser.pdf

サプリメントを使用している割合は州により異なりミズーリ州3.7%からモンタナ州18.1%。使用率が高いのはメディカルホームがない、合併症がある、保護者の学歴が高卒、家計収入が貧困レベル未満、公的保険。

(より貧しく、困難が大きい人たちほど健康食品という詐欺の被害者になるという状況。日本でも多分同じ。)

[]世界保健デー:ANSESの食品安全優先課題

World Health Day: ANSES's food safety priorities

07/04/2015

https://www.anses.fr/en/content/world-health-day-ansess-food-safety-priorities

[]World Health Day, 7th April

https://www.fsai.ie/

WHOへのリンク

[]世界保健デー:健康食品安全コミッショナーVytenis AndriukaitisがWHOと力を合わせて食品安全の重要性を強調する

World Health Day: Commissioner for Health and Food Safety Vytenis Andriukaitis joins forces with the World Health Organisation to highlight the importance of food safety

Brussels, 07 April 2015

http://europa.eu/rapid/press-release_STATEMENT-15-4740_en.htm

From Farm to Fork: Investing globally in Food Safety on World Health Day

https://europa.eu/eyd2015/en/european-union/posts/farm-fork-investing-globally-food-safety-world-health-day

[]FDAは世界保健デーを祝福する

FDA's Center for Food Safety and Applied Nutrition Celebrates World Health Day

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ucm439892.htm

食品安全は世界的問題である。世界中で生産者や加工業者、輸送車、小売業者、食品サービス業者、そして消費者が安全な食品供給のための責任を分担(share a responsibility)する。

各種リンク

(責任を分担のところ強調。消費者は「お客さん」じゃないですから!無添加だの無農薬だの天然だから安全だのの嘘情報をまき散らすことはちゃんと学習するという責任を果たしていないということ。)

[]Best Foods社はDeerクミンパウダー7オンスと14オンスの表示されていないピーナッツにアレルギー警告を発表

Best Foods Inc. Issues Allergy Alert on Undeclared Peanuts in Deer Cumin Powder 7 Ounce and Deer Cumin Powder 14 Ounce

April 6, 2015

http://www.fda.gov/Safety/Recalls/ucm441488.htm

ニューヨーク州農業商業省の定期サンプリング検査で検出されたため

[]警告文書

  • Skin Authority LLC 3/25/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm440960.htm

化粧品の「コラーゲンを刺激し細胞の破壊を阻害する」「新しい皮膚の生長を助ける」「炎症を抑制」など各種宣伝が医薬品の宣伝に相当

  • Post Foods LLC 3/10/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm440948.htm

全粒粉製品の健康強調表示が表示規制に従っていない

FDAが認めている表示は「全粒穀物食品やその他の植物食品が多く総脂肪やコレステロールが少ない食生活は心疾患やある種のがんのリスク削減に役立つ可能性がある(may help)」であるが製品の表示は「毎日48gの全粒穀物を食べると心疾患のようないくつかの慢性疾患リスクを減らせる(can)」で、認めたものとは違う

  • Bebida Beverage Company 3/4/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm440953.htm

飲料“Koma Unwind Liquid Relaxation”に「ダイエタリーサプリメント」と書いてあるが単一で食事として用いられる製品はダイエタリーサプリメントではない。食品は食品規制に従わなければならず、メラトニンは食品への使用が認められた添加物ではない

  • Hashimoto Shokuryo Kogyo Co., Ltd. 3/4/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm440978.htm

2014年9月大阪での査察報告書への2014年9月2015年1月2015年2月の3回の回答が不適切

(食品基準を理解していないような回答をしたようだが?)

[]保健大臣Rona Ambroseの声明−世界保健デー2015のテーマは食品安全

Statement from the Honourable Rona Ambrose Minister of Health - World Health Day 2015 - Food Safety Theme

April 7, 2015

http://www.phac-aspc.gc.ca/about_apropos/2015/2015_04_07-eng.php

[]ニュースレター

NTP Update April 2015

http://ntp.niehs.nih.gov/update/index.html

  • カナダ食品安全主任Martine Dubuc博士の声明

Statement from Dr. Martine Dubuc, Chief Food Safety Officer of Canada

2015-04-07

http://www.inspection.gc.ca/food/action-plan/2015-04-07/eng/1428418571605/1428418641599

[] 論文

  • アジアでのアスベスト使用は重大な健康上の懸念である

Asbestos use in Asia poses serious health dangers

7-Apr-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-04/w-aui040715.php

Respirologyの最近のレビューによると、明確な健康ハザードがあるにもかかわらずアジアでのアスベスト使用は増加している

  • 子どもの肥満:母乳が一番、だが…

Obesity in children: Breastfeeding is best, but...

7-Apr-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-04/ssm-oic040715.php

イエス、赤ちゃんにとって最適な初めての食品は母乳であるが、それで肥満が予防できるといえるほど単純ではない。最近の研究では子どもの母親が肥満かどうか、その母乳の質、社会経済的状態も影響があることが示されている。Current Obesity Reportsに発表されたレビュー。

肥満の治療は難しいことで悪名高いので予防法の研究が増えている。その中に母乳を与えようという主張がある。過去20年間の80以上の観察研究全てで母乳を与えられている乳児の肥満になるオッズは人工乳の場合より12-24%低いと結論している。これは母乳を与えられている期間が長いほど、母乳のみであるほど保護作用が大きい。しかし著者のJessica Woo と Lisa Martinはこれらは母親の思い出し能力の正確さに強く依存しているので観察研究からは抜け出さなければならないと注記する。生物学的研究では母親の肥満と子どもの重度肥満の関連についてのものが増えている。

子どもが肥満になるかどうかは赤ちゃんの時の母乳かミルクかだけではきまらない。米国では、母乳を選択することは健康的なライフスタイルの母親に多い。母乳についての決定は極めて個人的なもので特定の社会経済状態やライフスタイルと結びついている。従って疫学研究では母乳による肥満予防の決定的な根拠は提示できない。

  • 回復にはファストフードはスポーツサプリメントと同じくらい有効であることをUMの研究が発見

UM study finds fast food just as effective for recovery as sports supplements

7-Apr-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-04/tuom-us040715.php

モンタナ大学の研究者がInternational Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolismに発表した研究によると、サイクリストが運動の後にGatoradeやPowerbar や Clifなどの伝統的スポーツサプリメントを使った場合とファストフードを食べた場合とではグリコーゲンの回復に差はなかった。

  • 現在のナトリウムとカリウムの食事ガイドラインは妥当か?

Are current dietary guidelines for sodium and potassium reasonable?

7-Apr-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-04/uowh-acd040715.php

WHOのナトリウムとカリウムの目標を達成しているアメリカ人はわずか0.3%のみである

WHOは心疾患と脳卒中リスク削減のために1日のナトリウム摂取量を2000 mg以下にするよう、カリウムは3510 mg以上を薦めている。この目標を達成するにはどうすればいいか?ワシントン大学の公衆衛生栄養センター疫学教授Adam Drewnowski博士らはフランス、メキシコ、英国、米国の政府による全国食事調査を調べた。WHO目標の達成率はアメリカ人で0.3%、フランス0.5%、メキシコ0.15%、英国0.1%だった。このことは我々はナトリウムを摂りすぎていてカリウムは足りないことを確認するが、同時にWHOの薦める数字は全く実現不可能であることも示唆する。集団の大部分がこの目標を達成する可能性はほぼゼロである。グローバルヘルスのガイドラインは妥当な目標を定めて中−低所得国のデータがさらに必要である。BMJ Openに発表。

その他ニュース

  • 食中毒と闘うためのワクチンへの関心が高まる

Natureニュース

Interest grows in vaccines to fight foodborne illness

Boer Deng  07 April 2015

http://www.nature.com/news/interest-grows-in-vaccines-to-fight-foodborne-illness-1.17264

グローバルヘルスの研究者達は食品由来病原体による健康と経済への影響を減らすための伝統的戦略を補完する方法を探している

WHOの新しい数字によれば、食品由来ウイルス、細菌、原虫による2010年の感染例は5億8200万で死亡が351000である。WHOは食品中の細菌やウイルスや寄生虫や化学物質による病気の健康や経済的負担を減らすための常識的対策を薦めている。それらは基本的衛生の向上、政府の食中毒事例追跡能力構築、医療従事者の訓練と病気の治療装置の整備などである。現在一部の病原性微生物へのワクチン開発によりそのような戦略を補完する努力が加速している。日本の武田はノロウイルスワクチンの第II相臨床試験を行っている。Bill & Melinda Gates財団は2007年以降赤痢と病原性大腸菌に対するワクチンの開発に5000万ドルを投資していて2018年までさらに6400万ドルを使う予定である。

ワクチンは速やかに効果を発揮し集団に免疫を作るが衛生状態の良さを幅広く実現するのは難しく、効果は小さく長い時間がかかる。衛生に関する行動変化を補完するためにワクチンが必要である、とNPOのPATHの健康経済学者Deborah Atherlyはいう。

10程度の食品由来疾患のワクチンが既に使用されている。2013年にWHOが推奨リストに加えたのはロタウイルスワクチンである。先進国と途上国の両方で問題になっている病気へのワクチン開発の経済的メリットは比較的明確であるが先進国ではあまりみられない病気については開発への投資はより難しい。

  • 「脳トレーニング」プログラムに効果はあるか?

Wellness Tip

Do 'Brain Training' Programs Work?

by Berkeley Wellness | April 07, 2015

http://www.berkeleywellness.com/healthy-mind/memory/article/do-brain-training-programs-work

PLOS Medicineに2014年11月に発表された51の研究の解析によると、自宅でのコンピュータによる脳の訓練は認知機能が正常な高齢者の記憶力やその他の精神スキルを改善しない。一方グループでの指導者がいる条件での訓練は、短期的記憶とプロセススピードに小さな利益があるが注意や計画や問題解決などの高次機能には効果がない。そしてその小さな利益が持続するかどうか、それが現実生活に意味があるかどうかはわからない。にもかかわらず、脳トレーニングプログラムは数十億ドルのビジネスになっている。

(普通にゲームを楽しめばいい)

Study finds amphetamine-like substance in dietary supplements

By Dean Starkman April 7, 2015

http://www.latimes.com/business/la-fi-amphetamine-supplements-study-20150407-story.html

薬理学の雑誌Drug Testing and Analysisに発表された研究によると、ダイエットやスポーツ用に販売されている一連のサプリメントから、ヒトで調べられたことのないアンフェタミン様化合物、BMPEAが検出された。テキサスに自生するAcacia rigidulaを含むと表示されているサプリメントにBMPEAが検出されているが実際には合成品である。

An amphetamine isomer whose efficacy and safety in humans has never been studied, β-methylphenylethylamine (BMPEA), is found in multiple dietary supplements

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/dta.1793/abstract

この論文の著者であるハーバード大学医学部のPieter Cohen准教授にインタビューしたところ、「BMPEAの影響はわからないが危険な可能性がある。FDAが対応していないのは許せない」という。FDAの広報のJuli Putnamは、FDAがAcacia rigidulaサプリメントにBMPEAが含まれていることは2013年に発表していることを認めた。しかし現時点では特別な安全上の懸念になるということは同定されていない。」

この論文で言及された製品を製造している業者の一つであるVitacost.comはLATimesに対してさらなる研究が行われるまでBMPEAを含む製品をウェブサイトから取り下げるという。「FDAが有害であると明言していないものの懸念を重大に受け止める。」と。しかし同社はプレスリリースや告知などはしていない。

1994ダイエタリーサプリメント健康教育法により、FDAが対策を取れるのは問題が確認された後だけである。その結果研究者が問題を発見、規制者が対応、サプリメント業者が適応しまた初めに戻るといういたちごっこが繰り返される。

先月サプリメント販売大手のGNCホールディングスがニューヨーク司法長官とDNA検査で真正性を確認するという合意に署名した。これは多くの製品に表示とは違うものが入っていることを明らかにした研究による。今月初めにはニューヨーク司法長官と他の13人の司法長官が議会にFDAにサプリメント企業を監視するより強い権限を与えるよう請願している。

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  • 反ワクチンキャンペーン団体が慈善団体の地位を失う

Anti-vax campaigner's group loses charity status

April 8, 2015

http://www.brisbanetimes.com.au/queensland/antivax-campaigners-group-loses-charity-status-20150408-1mgklp.html

「メラニーの素晴らしいはしか」という「はしかにかかることのメリット」を宣伝する絵本の作者であるStephanie Messengerが運営しているGet Rid of Sids ProjectがAustralian Charities and Not-for-profits Commission (ACNC)により4月1日付けで慈善団体認証を取り消された。

  • フィットネスインストラクターAshy Binesの盗作騒動が泥沼化

Plagiarism allegations turn ugly for fitness instructor Ashy Bines

April 8 2015

http://www.stuff.co.nz/life-style/well-good/teach-me/67634535/Plagiarism-allegations-turn-ugly-for-fitness-instructor-Ashy-Bines

オーストラリアを代表するボディトレーニングのスペシャリストを自称するAshy Binesはソーシャルメディアでのフォローワーは100万人近く、週に30-50NZドルのビキニボディチャレンジと100ドルのクリーン食事法には20万人の女性が参加し、若い女性達の教祖である。しかし彼女は一部で盗作者と言われている。Binesのレシピが他のサイトからの盗用であると批判する多数のblogが作られている。Ashy Binesの'Clean Eating Diet Plan'は他のサイトのコピーにAshy Binesの名前を付けて売っているだけで誰かの努力を横取りしているという。Binesは一部のレシピの盗用を認めている。YouTubeの動画でBinesは名前を出せない栄養士にレシピを外注してそれの大元まではチェックしなかったと言っている。コピーだったとは知らなかった、と。しかし現在妊娠中の彼女に脅迫が届いているという。中には赤ちゃんがダウン症になればいいなどというものがあったというスクリーンショットをメディアに送ってきた。Binesは「鬱や自殺したらメディアのせい」といい、盗用については「自分と赤ちゃんに集中したいから」と答えない。

  • 栄養士がFood Babeの本は寄せ集めであることを発見

Nutritionist finds Food Babe book to be a mixed bag

04/07/2015 By Dr. Anna Maria Siega-Riz -

http://www.charlotteobserver.com/living/food-drink/article17640203.html

New York Timesのベストセラーリストに掲載されているVani Hariの本“The Food Babe Way,”には全てのページに科学的根拠によって支持されていない主張がある。食品中のある化合物が何らかの結果と関連があるという研究があったとしてもそれは証明ではない。だからFDAやNIHやIOMは人々への助言を行うに当たり質の高い全ての研究を吟味するのだ。全ての食品が「良い」かどうかはあなたがどう選ぶかによる。食品の表示を見ようと言うHariの主張には同意するがそれはあなたがアメリカ人の食事ガイドラインに従った賢明な選択をするためだ(Hariの言う聞いたことのない名前が書いてあったら避けるためではない)。Hariの薦める未殺菌ミルクを飲むことは公衆衛生上決して薦められない。

  • 新しい漁網は小さな魚が逃げられる−Māori TV と 3 News

SMC NZ

New fishing nets let small fry escape – Māori TV and 3 News

April 8th, 2015.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2015/04/08/new-fishing-nets-let-small-fry-escape/

ニュージーランド漁業の持続可能性を向上させるための二つの異なる研究ベースのアプローチが最近メディアで報道された。どちらも穴が大きくて若い魚が逃げられるような新しい網の開発に関するものである。

一つはメッシュのデザインを変えることで穴が広がりやすくする、もう一つはPVCライナーを使うことで網の中の魚が泳ぎ続けられ、混獲された魚を海に戻した場合の生存率を上げるというもの。