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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2015-06-24

[]ASA裁定

  • ASA Adjudication on Josef Hoffman

10 June 2015

https://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2015/6/Josef-Hoffman/SHP_ADJ_299810.aspx#.VYpc56SJhaQ

ウェブサイトでの泥マスクや手技による操作、海藻ゲルラップなどによる「ボディトラウマ治療」で「セルライトを減らし」「免疫反応と治癒力を高め」「毒素を除去」などの宣伝に根拠を求めたが回答がない

[]水の生態系への薬物の影響:10化合物の生態系リスクの調査

Effects of drugs on the aquatic ecosystem : Investigation into the ecological risks of 10 compounds

2015-06-23

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2015/juni/Effects_of_drugs_on_the_aquatic_ecosystem_Investigation_into_the_ecological_risks_of_10_compounds

オランダでの監視データからは下水処理施設の近くの小水域の濃度は下流の大水系より高いことが示されている。エクスタシーの局地的濃度は想定される安全量に近い可能性がある。

[]リンデン、DDT、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸の発がん性

Carcinogenicity of lindane, DDT, and 2,4-dichlorophenoxyacetic acid

Published Online: 22 June 2015

http://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(15)00081-9/fulltext

2015年6月2-9日の評価の要約

[]乳幼児や子どもを守るための摂取量助言によるコメとコメ製品中無機ヒ素の追加EU最大基準

Supplement EU maximum levels for inorganic arsenic in rice and rice products through consumption recommendations for the protection of infants, toddlers and children

23.06.2015

http://www.bfr.bund.de/cm/349/supplement-eu-maximum-levels-for-inorganic-arsenic-in-rice-and-rice-products-through-consumption-recommendations-for-the-protection-of-infants-toddlers-and-children.doc.pdf

コメとライスケーキやコメ粥用のライスフレークなどのコメ製品は、比較的高濃度の無機ヒ素を含む。無機ヒ素は国際機関によりヒト発がん物質に分類され、発がん影響について安全とみなせる摂取量は設定できない。EUでは、EFSAの健康影響評価をもとに、コメとコメ製品の無機ヒ素の最大基準導入が検討されている。BfRは提案されている無機ヒ素0.2 mg/kgという値は、特に高濃度のコメを避けるためにのみ適していると評価した。BfRはおかゆを作るライスフレークのようなベビーフードの製造に使用される製品にはもっと低い値を提案する。BfRは、無機ヒ素最大基準を0.1 mg/kgにした場合であっても、体重の割に多くの食品を食べる乳幼児の無機ヒ素暴露量はまだ高いことを指摘する。このためBfRは同時に別の対策も必要だと考える。例えば、保護者には、乳児や子どもに、ライスケーキやコメ粥/ライスフレークのようなコメベースの製品のみを与えないように、そうではなく他の種類の穀物と交互に与えるよう助言すべきである。

(要約部分は英語で本分ドイツ語)

[]パブリックコメント募集

Public consultations

Launch new public consultation GMO - Soybean MON 87708 x MON 89788

23 June 2015

Launch new public consultation GMO - Maize MON 87427

23 June 2015

http://ec.europa.eu/food/plant/gmo/new/public_consultations/index_en.htm

MON 87708 x MON 89788大豆とMON 87427トウモロコシについて、どちらも7月20日まで

[]警告文書

WARNING LETTER

  • Carter Farms Inc. 6/16/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2015/ucm451578.htm

食用として販売された乳牛の残留動物用医薬品デスフロイルセフチオフル

  • Riverside Dairy, LLC 6/10/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2015/ucm451169.htm

食用として販売された子牛の残留動物用医薬品ネオマイシン

  • Country Doctor Herbals 6/10/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2015/ucm451497.htm

各種ハーブ製品のウェブサイトでの宣伝(抗菌作用、風邪をやっつける、不眠や不安緩和、血圧調節など)が未承認新規医薬品

[]中国からのミルクと乳製品の輸入禁止についての2015年6月22日の助言

Advisory dated 22nd June 2015 on Ban on Import of Milk and Milk products from China. (Uploaded on: 22.06.2015)

http://www.fssai.gov.in/Portals/0/Pdf/Advisory_on_Extension_Ban_and_Minutes.pdf

2008年9月のに3ヶ月の禁止で始まった中国からのミルクと乳製品の輸入禁止はその後何度か延長されてきた。今回はさらに1年の延長。

[]論文

  • 「フィットネス」食品は消費者により多く食べさせ運動を減らす

'Fitness' foods may cause consumers to eat more and exercise less

23-Jun-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-06/ama-fm062315.php

体重を気にする消費者はしばしばClif Bars や Wheatiesといったフィットネスを促進するという宣伝のなされた食品に惹きつけられる。しかし Journal of Marketing Researchに発表された研究によるとそのような「フィットネスブランディング」は、消費者にそのような食品をより多く食べさせ運動量を減らし、減量への努力を損なう可能性がある。

「彼らのダイエット計画の中ではある食品が禁止されているにも関わらず、それに「痩せるのによい」といったブランディングがなされていると、減量中の人でもそれを食べる量が増える。さらに悪いことに、彼らはそのような食品が運動の代わりになるとみなして運動量を減らす」と著者は書く。

  • 調査:多くの医師はオピオイド濫用の重要な側面を誤解している

Survey: Many doctors misunderstand key facets of opioid abuse

23-Jun-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-06/jhub-smd062315.php

米国で最も多く処方用鎮痛剤を処方しているプライマリーケア医は、人々がどうやって濫用する可能性があるのか、異なる剤型はどのくらい依存性があるのかについて理解していない。Clinical Journal of Painに発表されたJohns Hopkins Bloomberg公衆衛生大学院の研究が示唆する。オピオイドは一部の患者には重要なものであるが患者や提供者への教育の必要性を示した。

(処方薬の濫用で薬物依存なんて医師が処方しなければおこらないのに。)

  • 医療用カンナビノイド 系統的レビューとメタ解析

Cannabinoids for Medical Use

A Systematic Review and Meta-analysis

Penny F. Whiting et al.,

JAMA. 2015;313(24):2456-2473 June 23/30, 2015

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2338251

カンナビノイドのベネフィットと有害事象についての系統的レビュー。合計で79の試験(参加者6462人)が含まれ、4がバイアスリスクが低いと判断された。ほとんどの試験でカンナビノイドに関連して症状の改善が示されているが全ての試験をあわせると有意差はない。短期有害事象はある。

  • 慢性の痛みやその他の医学的および精神医学的問題の治療目的での医療用大麻

Medical Marijuana for Treatment of Chronic Pain and Other Medical and Psychiatric Problems

A Clinical Review

Kevin P. Hill,

JAMA. 2015;313(24):2474-2483.

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2338266

2015年3月現在で23州とコロンビア特別区で医療用大麻法が実施されているため、医師は科学的根拠と法の実務的意味について知る必要がある。

大麻の慢性痛、神経痛、多発性硬化症による痙性への使用については質の高い根拠で支持される。医療用大麻は多数の症状に使われているが根拠があるのは僅かで、多くは根拠がない。医師は適切に使用されるよう患者を教育すべきである。

  • 食べられる医療用大麻製品のカンナビノイドの量と表示の正確さ

Cannabinoid Dose and Label Accuracy in Edible Medical Cannabis Products

Ryan Vandrey et al.,

JAMA. 2015;313(24):2491-2493.

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2338239

米国の3つの市で販売されている食べられる医療用大麻製品の表示の正確さを調べた。47ブランド75製品中正確に表示されていたのは17%

  • 医療用大麻

Medical Marijuana

Amy E. Thompson

JAMA. 2015;313(24):2508.

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2338256

オープンアクセス

医療用大麻に関する法律は州により異なる。FDAはどんな病気の治療法としても大麻を認可していない。FDAが認可するには多くの人々で注意深い研究が必要である。大麻には有効性と安全性に関する十分な研究はない。ただし研究は進行中で、これまでのところ慢性の痛みや神経痛、多発性硬化症や対麻痺による筋痙直に効果があるかもしれないことが示唆されている。ほとんどの州では大麻は慢性の痛みや重症で持続する筋痙直の治療に使える。一部の州では緑内障や発作やPTSDなどにも使用できる。医療用大麻法をもっている州には独自の認可リストがある。

大麻の有効成分はカンナビノイドと呼ばれる化合物で、大麻製品はカンナビノイドの組成や量で異なりそのため効果も異なる。合成カンナビノイドであるカンナビノールとナビロンはFDAが認可した錠剤として処方により入手できる。

大麻には全ての薬物同様にリスクがある。連邦法では現在大麻は医療用には認められておらず濫用の可能性が高いので医師は大麻を処方できない。医療用大麻の使用が認められている州では医師が使用を認めることができる。州によっては医療用大麻使用のためのIDカードを発行している。

医療用大麻の使用について質問があれば医師に相談すること。

  • 視点 2015米国食事ガイドライン

総脂肪について制限廃止

The 2015 US Dietary Guidelines

Lifting the Ban on Total Dietary Fat

Dariush Mozaffarian, MD, DrPH1; David S. Ludwig,

JAMA. 2015;313(24):2421-2422.

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2338262

食事ガイドライン助言委員会の最近の助言に基づき、この「視点」ではUSDAとHHSに2015年食事ガイドラインから、健康的な脂肪の摂取を促進するために総脂肪摂取量の上限を無くすよう強く薦める。

その他

  • 妊娠中の食物繊維と子どもの喘息についての専門家の反応

SMC UK

expert reaction to dietary fibre in pregnancy and asthma in offspring

June 23, 2015

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-dietary-fibre-in-pregnancy-and-asthma-in-offspring/

Nature Communicationsに発表されたマウスでの実験で、子どもの喘息発症可能性への母親の繊維の摂取の影響を調べた

王立小児科および子どもの健康学会Iolo Doull博士

この研究は世界中での喘息の増加の原因の可能性を提案する興味深い研究である。増加の原因は明確に説明されているわけではなく要因が複数ある可能性が高いが食生活の変化も可能性の一つだろう。

研究者らはマウスのモデルで食物繊維の摂取増加が腸内細菌を変え、このことが喘息発症に影響することを示した。また妊娠マウスに高繊維食を与えると子どもの喘息発症を予防することを示した。それでこの研究は妊娠女性の食生活が子どもの喘息リスクに影響することを説明できるかもしれないモデルを提案した。ヒトでのデータは少なく、大雑把で、マウスのモデルとは明確に一致しているわけではない。マウスのモデルではアレルギー性喘息なのでアレルギー応答を誘発しているが、ヒトでの最初の1年の喘鳴にとってアレルギーは主要要因ではない。

食品研究所名誉フェローで栄養研究者Ian Johnson教授

これは動物モデルで食物繊維が大腸の細菌で分解されて免疫系に影響して遠いところの標的臓器、この場合は肺、に有用な影響を与えることを示した印象的な仕事である。特に興味深いのは母親の食事の変化が子どもにエピジェネティックな影響を示すことである。食物繊維が実験的喘息から守る作用は重要な可能性があるが、ヒトの病気のモデルは生物学的メカニズムの研究には有用であっても、しばしば現実にいろいろなものを食べているヒトでは再現するのが困難であることを強調しておかなければならない。しかし予備的データで幾分かの知見が得られたことは励みになる。ヒトでの影響はさらなる研究が必要であるが、我々の食事に多様な食物繊維の多い食品を含めることには他にも多くの理由がある。

King’s College London遺伝疫学教授Tim Spector教授

母親の食事の食物繊維が少ないと腸内微生物の多様性が少なく、このことが免疫抑制化合物(短鎖脂肪酸)の少なさにつながりアレルギー反応になる。ヒトとマウスはいくつかの点で異なるが、この研究は妊娠女性が多様な食物繊維の多い食事をすることの重要性を示す。

Imperial College Londonアレルギーと臨床免疫学名誉教授Barry Kay教授

これは質の高いエレガントな研究であるが、もちろんマウスは喘息にはならない。喘息とマウスモデルの間には類似性以上に違いのほうが大きい。マウスでの実験から喘息の新しい治療法ができたことはない。これは「マウスの罠(マウストラップ)」と呼ばれている。

  • 「化学物質のカクテルによるがんリスク」

Senseaboutscience

"Cancer risk from chemical cocktail"

23 June 2015

http://www.senseaboutscience.org/resources.php/197/quotcancer-risk-from-chemical-cocktailquot

The Daily Mail と The Times (£)の6月23日火曜日の記事で、新しい研究により日常の家庭用品に含まれる化学物質の「カクテル」への低用量暴露ががんの原因になることが示されたと主張する。実際には研究で示されたわけではない。そうではなく、Carcinogenesisの付録として発表された一連のレビューで、現在一度に一物質を調べている現在の規制システムを、化合物の混合物を調べるように変更することを求めている。

Cancer Research UKの健康情報担当官Fiona Osgun

はっきりさせておくが、この研究は日常化学物質ががんの原因であることを示したものではない。一部の化合物が細胞に作用をもつ可能性について言及しているが、理論と実際は大きく違う。このレビューは日常の化合物の健康や環境影響についていくつかの疑問を指摘しているが、残念ながら答えてはいない。

Brunel University Londonがん生物学者

これは単なる仮定の調査で、これらの物品が全てあなたをがんにするとは言っていない。規制機関に対して、低濃度でも蓄積したり組み合わさったりした時におこる影響についてもさらなる安全性を確保する必要があるかもしれないと示唆しているだけである。

  • 下院がTSCA改訂を認めたため米国の化学物質規制改定は促進される

ScienceInsider

U.S. chemical regulation reform gets boost as House passes TSCA rewrite

By Puneet Kollipara 23 June 2015

http://news.sciencemag.org/policy/2015/06/u-s-chemical-regulation-reform-gets-boost-house-passes-tsca-rewrite

火曜日の晩に米国下院は約40年近くで初めて、この国の工業用化学物質規制を改訂する超党派の法案を承認した。この法案はEPAが市販化学物質の安全性に関するデータを要求することをより簡単にするが、上院での競合する法案よりは狭いアプローチとなっている。しかしこのことは議会が長らく検討してきたTSCAの改訂に一歩近づいた。

(以下法案の説明)