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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2015-10-07

[]RASFF Week40-2015

警報通知(Alert Notifications)

ベルギー産チリメンキャベツのジメトエート(0.05 mg/kg)及びフルアジロップ-P-ブチル(0.79 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

スリランカ産チルドメカジキフィレの水銀(1.5 mg/kg)、タイ産未承認遺伝子組換え(35S)パパイア、オランダ経由中国産ザボンの未承認物質イソカルボホス(0.13 mg/kg)、生産地域外で収穫されたアイルランド産チルドマテガイ、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

モロッコ産イチゴの香りのフランの着色料エリスロシン(E127)未承認使用、オランダ経由中国産飼料用有機ヒマワリケーキの鉛高含有(16.4 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

中国産カーボンスチールセットからの内面コーティング剥離、モロッコ産生鮮ミントのミクロブタニル(0.0ex6 mg/kg)、アルゼンチン産ナシのジフェニルアミン(0.24 mg/kg)、ロシア産飼料用ビートパルプペレットの水銀(0.17 mg/kg)、ロシア産ソフトドリンクジュースの未承認サッカリン(E954)の存在及び非表示、マレーシア産ニトリルグローブからの高濃度の総溶出量(308 mg/kg)、エジプト産塩水入りオリーブのクロルピリホス(0.26 mg/kg)、トルコ経由エジプト産乾燥パセリのマラチオン(1.1 mg/kg)、中国産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 50; Tot. = 70 µg/kg)、日本産野菜スライサーからのクロムの溶出(12.79; 9.48; 7.16 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]シリカ、水和シリカ、アルキルシリル化物で表面を加工したシリカ(ナノ形態)についての意見改訂

SCCS - Revision of the opinion on Silica, Hydrated Silica, and Silica Surface Modified with Alkyl Silylates (nano form)

http://ec.europa.eu/health/scientific_committees/consumer_safety/docs/sccs_o_175.pdf

化粧品用。結論できない

[]イベント

内分泌撹乱物質同定基準の影響評価−JRC方法論についてのテクニカル会合

Impact assessment on criteria to identify endocrine disruptors – technical meeting on the Joint Research Center methodology

http://ec.europa.eu/health/endocrine_disruptors/events/ev_20151106_en.htm

2015年11月6日ブリュッセルにて。10月23日まで事前登録必要

[] 意見

  • ネコ、イヌ、爬虫類、観賞用魚用飼料のエリスロシンの安全性と有効性に関する科学的意見の更新

Update of the Scientific Opinion on the safety and efficacy of erythrosine in feed for cats, dogs, reptiles and ornamental fish

EFSA Journal 2015;13(9):4233 [19 pp.]. 28 September 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4233

エリスロシンは飼料を赤く着色し、補完飼料として使用できる。

  • 産卵鶏と鳥類種産卵用の飼料添加物としてのCalsporin® (枯草菌 DSM 15544)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Calsporin® (Bacillus subtilis DSM 15544) as a feed additive for laying hens and avian species for laying

EFSA Journal 2015;13(9):4231 [10 pp.]. 28 September 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4231

この添加物が同じ最小量で使用されるなら、産卵鶏用の有効性は産卵用の全ての鳥類種に拡大できる。

  • Nutrinova Nutrition Specialties & Food Ingredients GmbHからの2件の申請に基づく全ての動物種用技術的添加物として使用する際のソルビン酸及びソルビン酸カリウムの安全性と有効性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety and efficacy of sorbic acid and potassium sorbate when used as technological additives for all animal species based on two dossiers from Nutrinova Nutrition Specialties & Food Ingredients GmbH

EFSA Journal 2015;13(9):4239 [15 pp.]. 28 September 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4239

12%以下の水分の完全飼料の防腐剤としてのソルビン酸ソルビン酸カリウムの有効性はについては保留。

  • 全ての動物種用飼料添加物としての枯草菌KCCM 10673P及び 米麹菌KCTC 10258BPの安全性と有効性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety and efficacy of Bacillus subtilis KCCM 10673P and Aspergillus oryzae KCTC 10258BP as feed additives for all animal species

EFSA Journal 2015;13(9):4230 [11 pp.]. 28 September 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4230

ダイズや他の飼料材料の栄養阻害因子を減らす添加物の有効性についての結論は引き出せなかった。

  • 子豚と鶏肥育用飼料添加物としてのFecinor® soluble及びFecinor® soluble plus (Enterococcus faecium CECT 4515)の安全性と有効性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety and efficacy of Fecinor® soluble and Fecinor® soluble plus (Enterococcus faecium CECT 4515) as a feed additive for piglets and chickens for fattening

EFSA Journal 2015;13(9):4232 [2 pp.]. 28 September 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4232

飼料に使用する際の安全性と有効性の結論を離乳子豚と鶏肥育用の飲料水に使用することにも当てはめる。

[]ベストバリュー、自社ブランド、ナショナルブランド製品の栄養成分に著しい違いはない

No significant difference in the nutritional composition between best-value, own-brand and national-brand products

22/07/2015

https://www.anses.fr/en/content/no-significant-difference-nutritional-composition-between-best-value-own-brand-and-national

ANSESと国立農業研究所(INRA)が共同運営しているフランス食品品質観測所(OQALI)は加工食品に表示された栄養情報を集めている。35000品目以上が記載されており、現在ほとんどすべての食品産業部門に及んでいる。本日、販売されている食品の栄養の質を明らかにする研究を含む数件の報告書が発表された。「お買い得」な製品(自社ブランドの「安価」と「激安」)は栄養品質が低くないようであることがこの研究で分かった。この研究はまた、安価な自社ブランドが他の市場区分よりも小範囲の製品しか提供していないことも示している。さらに、自社ブランド製品はその表示上でより広範囲の栄養情報を提供する傾向がある。

OQALIは販売されている食品と食品の特性に関する課題を任されている食品観測所の栄養部署である。ANSES と INRAに共同運営されており、栄養品質の発展の客観的測定によって市販食品の全体的な監視を行うことを課せられている。

本日OQALIは、各市場区分で提供される食品品質の栄養面の相違の全体図の形成を目的とした数件の研究結果を発表する。

安価な自社ブランド製品は種類が少ない

この研究で調べた製品(2008〜2011年にかけて集められた16000以上の項目)の中で、安価な自社ブランドは、ナショナルブランド、自社ブランド、激安のような他の市場区分よりも概して提供される製品の範囲が狭い。

これは、たとえば、 低糖製品(すなわちフルーツピュレやジャム)、あるいはプレミアム製品(すなわちデリカテッセンの肉)、またその分野の「グルメ」食品群の品(すなわち新鮮な乳製品と関連製品)の選択肢が少ないことを意味する。

自社ブランド製品に表示されるさらに多様化した栄養情報

OQALIが研究した全製品を対象とした包装に表示されている栄養情報については:

・90%は栄養表示を提供している(言い換えると、カロリー、タンパク質、炭水化物、脂質と、可能なら食物繊維、ナトリウム、飽和脂肪、糖類の濃度に関する情報);

・62%は詳細栄養表示を提供している(栄養成分上の全ての濃度)

・19%は栄養強調表示を提供している(食品が有意な栄養特性を持っていると示唆するメッセージ、たとえば「糖類無添加」);

・3%は健康強調表示を提供している(食品やその成分の一つと健康効果の関連を示唆するメッセージ、たとえば「カルシウムと骨の成長」);

・40%は栄養ガイドラインを提供している(推奨一日摂取量の表示、たとえば所定タイプの消費者用製品の一回分のカロリー);

・64%は一回分の目安を提供している(消費者の一回分の推奨量);

・52%は一回分あたりの栄養情報を提供している。

市場セグメントレベルで全ての部門を一緒に考慮すると:

・自社ブランドはOQALIが研究した栄養基準をかなり頻繁に提供する傾向がある:栄養表示、詳細栄養表示、栄養ガイドライン、一回分の目安、一回分の栄養情報;

・ナショナルブランドは栄養と健康の両方の強調表示が、最も高頻度;

・安価な自社ブランドは、調べた栄養基準で最低の頻度で、製品の表示上に栄養情報をあまり提供しない。

しかしながら、栄養成分データ(90%の栄養表示と62%の詳細栄養表示)の表示を検討すると、各セグメントで一般化できない違いがみられる

組成については栄養学的に有意でない差がたまにみられる

入手可能なデータを踏まえると、お買い得な製品(「安価」と「激安」自社ブランド)は他の市場区分の製品より栄養的な品質が劣っているわけではなかった。

一つの市場区分だけに忠実な消費者を調べる理論的シミュレーションでは、お買い得な製品ではタンパク質が少ない傾向がある。だが、フランス人が摂取するタンパク質は推奨摂取量を上回り、お買い得な製品の摂取が消費者の不足リスクや摂取不十分を起こすものではない。

追加情報

OQALI報告書の見解(フランス語)

http://www.oqali.fr/Publications-Oqali/Etudes-transversales

OQALI概要説明(フランス語)

https://www.anses.fr/en/node/40364

[]FSAの買い物の際の食品を安全に包装するこつ

FSA tips on packing food safely when shopping

2 October 2015

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2015/14490/fsa-tips-on-packing-food-safely-when-shopping

10月5日からイングランドの大規模店では一回使用プラスチックレジ袋に5ペンスが課金されるので、買い物の際の食品を安全に包装するための助言を再確認する。

生の食品(肉・魚・泥付きの野菜・卵)にはばい菌がついている可能性があるので、すぐ食べられる食品とは一緒にしないこと。生の食品を入れたバッグを次にすぐ食べられる食品を入れるのに使わないこと。

[]警告文書

  • Jerry Ethington Dairy 9/25/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2015/ucm465226.htm

食用として販売された乳牛の残留動物用医薬品ペニシリン

  • MPH Nutrition LLC 10/1/15

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2015/ucm465731.htm

オメガ3脂肪酸が脳震盪後の回復を促進するなどのダイエタリーサプリメントの宣伝が未承認医薬品

[]FDAのFSMAトレーニング戦略:公的および民間部門が一緒に

FDA’s Strategy for FSMA Training: Public and Private Partners Working Together

October 6, 2015

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm465100.htm

FDA食品安全近代化法は国の食品安全システムを、食品由来疾患の予防を基本にしたものに変えていく。そのシステムでは食品企業は汚染を予防するのに効果があることが証明された対策を系統的に実施する。従って成功のためには食品企業のトレーニングが重要であり、FDAは本日、公的および民間部門が一緒にトレーニングを促進する戦略を発行した。

訓練については全てにあてはまる一つのものは存在しない。どんな訓練計画であれFDAの期待する最も重要な目標はその結果である−食品企業がFSMAの要求に見合う進んだ知識を得ることである。そこに至る道は一つではなく多くの訓練方法や形式があるだろう。

FSMA Training

http://www.fda.gov/Food/GuidanceRegulation/FSMA/ucm461513.htm

(着々と進めている様子。日本の食品衛生法も新しい考え方に対応したほうがいいんだけれど・・そして遅れている日本なのに「TPPで安全でない食品が輸入される」と報道されることの全くわかっていない感。)

[]FDAは新しい食品関連機器訓練を利用できるようにした

FDA Makes Available New Food Related Emergency Exercises

October 5, 2015

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm465721.htm

水道が汚染された可能性のある場合についての“Wat’er You Thinking”と動物用飼料の意図的異物混入についての“Foul Fodder”の二つのモジュールを追加した

以下から

Food Related Emergency Exercise Bundle (FREE-B)

http://www.fda.gov/Food/FoodDefense/ToolsEducationalMaterials/ucm295902.htm

[]FDAは食品加工業者がFDAに酸性および低酸缶詰食品の情報を提供するプロセスを改善

FDA to Improve Process Used by Food Processors to Submit Information to FDA on Acidified and Low Acid Canned Food

October 5, 2015

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm465585.htm

受け取ったパブリックコメントのレビューを完了し、案をいくつか変更した。

[]

  • チェルノブイリの動物にとって、放射線よりヒトの方が悪い、研究が発見

Scienceニュース

Humans are worse than radiation for Chernobyl animals, study finds

By Tania Rabesandratana 5 October 2015

http://news.sciencemag.org/biology/2015/10/humans-are-worse-radiation-chernobyl-animals-study-finds

ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所近くの人々が近づけない放射能汚染のある地域ではヘラジカやノロジカや野生のイノシシやその他の野生生物が繁栄している。ほ乳類の豊富さには放射能の負の影響の根拠はない。Current Biologyに本日発表された報告。

事故でヒトがいなくなってから動物は増えた。「放射能が動物にとって良いと言いたいわけではなく、ヒトが住んでいることのほうが悪いと言っているのだ」と金曜日の記者会見で著者が述べている。

  • DNA「ワクチン」がマウスを不妊にし、注射一回でバースコントロールができるかもしれない

DNA ‘vaccine’ sterilizes mice, could lead to one-shot birth control

By Sarah C. P. Williams 5 October 2015

http://news.sciencemag.org/biology/2015/10/dna-vaccine-sterilizes-mice-could-lead-one-shot-birth-control

Current Biologyに発表された、筋細胞にゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)抗体を作らせる方法。

タイトルはマウスだが写真は猫。犬猫の福祉にとって大きな期待。

  • 強力なプラセボ反応が鎮痛剤の試験を妨害する

Strong placebo response thwarts painkiller trials

Jo Marchant 06 October 2015

http://www.nature.com/news/strong-placebo-response-thwarts-painkiller-trials-1.18511

米国の試験で観察されているプラセボ効果の増加により痛みの治療方法の証明が困難になっている

製薬企業は問題に直面している:鎮痛剤を臨床試験でみつけるのが以前より難しくなっている。しかしそれは必ずしも医薬品が悪くなっているのではない。厳密な臨床試験データの解析により時間とともに偽薬の効果が強くなっていて、プラセボより効果があることを証明するのが難しくなっていることがわかった。カナダの研究者らによるこの発見は、米国での臨床試験でのみみられる。単純に米国で臨床試験に参加して偽薬を投与されるだけで期待できる多くの新薬と同等に痛みが緩和されるようだ。既に抗うつ剤抗精神病薬で強力なプラセボ反応が報告されている。しかし最も驚くべきことはアメリカでのみプラセボ効果が増加していることで、可能性の一つは医薬品を消費者に直接宣伝できること(認められているのはアメリカとニュージーランドのみ)である。これが人々の期待を高くする。しかしもう一つの要因は、試験が長いほど、規模が大きいほどプラセボ効果が大きいことで、そのような大規模で費用のかかる試験では専用のスタッフを雇っているため患者への対応が異なる可能性がある。プラセボ効果が増加しているのに対して医薬品の効果は同じ量は増加していない。

  • 骨格の健康のために必要な栄養はあなたが年をとるにつれて変わる、と新しい科学的レビューは言う

Nutritional needs for skeletal health change as you age, says new scientific review

6-Oct-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-10/iof-nnf100515.php

あなたが若くても高齢でも、正しい栄養は骨の健康に違いを生みだし、独立性した活動的生活と骨折のない老年期に影響する。これが'Osteoporosis International'に発表されたレビューのキーメッセージである。

カルシウム、ビタミンD、タンパク質に焦点を絞って、健康な骨のための第一目標のための適切な栄養を示した。

・子どもや青少年期はピーク骨量を達成するために

・成人期は早期の骨量減少を避けて健康な骨を維持するために

・高齢者は骨粗鬆症の予防と治療のために

このレビューは「健康な栄養、健康な骨:如何にして栄養が生涯にわたる筋骨格の健康に影響するか」という包括的報告書を補完するもので、報告書は無料でオンライン提供されている

Healthy Nutrition, Healthy Bones

http://www.worldosteoporosisday.org/resources/2015/thematic-report

(子どもの乳製品は大事だよ。昔のヒトよりずっと長く活動的でいるために。)

  • 寛容な免疫系はがんリスクを増やす

Tolerant immune system increases cancer risk

6-Oct-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-10/gcrc-tis100615.php

ドイツがん研究センター(DKFZ)でEPIC研究の一環として1996年から1998年に血液を採取して凍結保存していた。ハイデルベルグの25000人の参加者のうち観察期間中にがんになった約1000人の血液とがんではない800人の抑制性調節T細胞の数を数え、総T細胞との比を求めて"immunoCRIT"とした。この数値が大きいほど免疫系は抑制されている。極端に高いあるいは低いヒトのがんリスクを比較したところ、この数字が大きく増えると肺がんリスクが100%増加、大腸がんは60%増だった。女性では極めて高い場合エストロゲン受容体陰性乳がんリスクが3倍だった。しかし症例数が少なく断定できない。前立腺がんとエストロゲン受容体陽性乳がんについてはimmunoCRITとの関連はなかった。

J Natl Cancer Inst.2015, DOI: 10.1093/jnci/djv224

  • カラフル芋虫化学者

Colorful caterpillar chemists

2-Oct-2015

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-10/stri-ccc100215.php

パナマのスミソニアン熱帯研究所の科学者が、有毒植物だけを食べる芋虫といろいろなものを食べる芋虫を比較した。体内の毒物量が有毒植物だけを食べる芋虫の方が多いことを予想したが逆だった。Journal of Chemical Ecologyに発表。

熱帯植物のVismia bacciferaは細胞毒性のある化合物を含むたくさんの忌避化合物を創り出して自分を守っている。この植物を食べられる虫は少なく、Pyrrhopyge thericles蝶の幼虫がVismia属のみを食べる。一方, Periphoba arcaei蛾はVismiaを含む多様な植物を食べる。Pyrrhopyge thericlesの幼虫の鮮やかな色は捕食者に自分は有毒だと警告する(写真)

研究者らはビスミオンvismionesと呼ばれる植物毒素の存在と濃度を2種類の芋虫のいくつかのライフステージで測定した。2種類のビスミオンは植物中では1:6の比で存在するが、雑食の蛾の中では少ない方が濃縮されていて量も偏食の芋虫より多かった。

  • 食事制限による要素欠乏甲状腺腫

Dietary restriction causing iodine-deficient goitre.

Cheetham T, et al.,

Arch Dis Child. 2015 Aug;100(8):784-6.

英国。重症アレルギーのある少年に食事制限をしたため要素欠乏になった症例の報告

  • 貧血を呈した2歳半の母乳を与えられている幼児:症例報告

A two-and-a-half-year-old breastfed toddler presenting with anemia: a case report.

Bock F, , et al.,

BMC Res Notes. 2014 Dec 16;7:917

ドイツからの報告。繰り返す下痢と貧血で来院したトルコ人の少年。栄養不良で体重11.5kg、1日6回母乳のみで育てられていた。鉄の投与で貧血は改善。母乳のみを6ヶ月以降も続けると貧血になることが多い。

(どうしてそんなに長く母乳のみだったのかは書いてない)

その他

1000のニュースになったグラフ

The Graph That Launched a Thousand News Stories

by George Cobb | Oct 6, 2015

http://www.stats.org/the-graph-that-launched-a-thousand-news-stories/

9月29日米国下院でのヒヤリングで提示されたデータについて。米国家族計画連盟へお金を出すことについて、重要な根拠とされたグラフ。簡単なものであるが詐欺的なものである。中絶が劇的に増えていてがんのスクリーニングより多いかのように印象づける(全く異なる縦軸の棒を組み合わせたもの)。しかしちゃんと書けばそうではないことがわかる。(グラフ提示)政党に関わりなく詐欺的グラフは使われる。昨年オバマ政権が使った詐欺的グラフはゼロから始まっていないというよく使われる手法での誤魔化しだった。

グラフは正確に描けば理解を助けるが、詐欺的グラフは意図的でも事故でも誤解を招く。