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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-01-18

[]RASFF Week02-2016

警報通知(Alert Notifications)

スペイン産セラミック皿からのアルミニウムの溶出(3.9 mg/l)、スペイン産チルドメカジキ切り身の水銀(2 mg/kg)、オランダ産食品サプリメントの摂取によるニコチン酸の過剰投与リスク(1460 mg/kg)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分アカシア(Acacia rigidula)・未承認物質メチルシネフリン(4200; 4300 mg/kg)・フェネチルアミン誘導体(β-メチルフェニルエチルアミン: 9800; 10800; N_β-ジメチルフェネチルアミン 81 mg/kg)、スペイン産食品サプリメントの未承認物質メチルシネフリン(4100; 5600 mg/kg)・フェネチルアミン誘導体(β-メチルフェニルエチルアミン: 7700;9800; N_β-ジメチルフェネチルアミン1000; 1500 mg/kg)、オランダ産ナラシンを含む飼料を与えられたウサギ、

注意喚起情報(information for attention)

モロッコ産アンチョビマリネのヒスタミン(1334 mg/kg)、ベトナム産生鮮グリーンチリのカルボスルファン(0.20 mg/kg)・プロピコナゾール(0.18 mg/kg)及び未承認物質カルボフラン(0.57 mg/kg)、フランス産チルドメカジキロインの水銀(3.7 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

フォローアップ用情報(information for follow-up)

米国産カフェイン入りエネルギードリンクのカフェイン高含有(697; 701; 703 mg/l)、ギリシャ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(2291 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

イラン産殻付きピスタチオのアフラトキシン(B1 = 72.5; 合計 = 81.7 µg/kg;B1 = 101.3; 合計 = 114.4 µg/kg; B1 = 88.1; 合計 = 99 µg/kg)、米国産殻付きピスタチオナッツのアフラトキシン(B1 = 21.6 µg/kg)、ロシア産ライ麦製粉のオクラトキシンA (8.9 µg/kg)、トルコ産塩漬けブドウの葉のクロルピリホス(0.16 mg/kg)・ピリメタニル(1.6 mg/kg)・トリアジメノル(0.467 mg/kg)・テブフェンピラド(1.5 mg/kg)・イプロジオン(0.27 mg/kg)・テブコナゾール(0.66 mg/kg)・メトキシフェノジド(13.2 mg/kg)・ジメトモルフ(0.06 mg/kg)・アゾキシストロビン(0.06 mg/kg)・ボスカリド(1.1 mg/kg)・ミクロブタニル(0.13 mg/kg)・シハロトリン(0.06 mg/kg)・メトラフェノン(2.1 mg/kg)・フルオピラム(0.1 mg/kg)及びスピロテトラマト(0.28 mg/kg)、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(4407 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのオクラトキシンA (10.5 µg/kg)、トルコ産ブドウの葉のエンドスルファン(0.12 mg/kg)・トリアジメノール(0.345 mg/kg)・ボスカリド(0.8 mg/kg)及びクレソキシムメチル(0.15 mg/kg)、トルコ産チルドパプリカの未承認物質カルベンダジム(0.332 mg/kg)、エジプト産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 93.6; Tot. = 112.2 / B1 = 6.5; 合計= 7.5 µg/kg)、トルコ産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン(B1 = 43; Tot. = 100 µg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認物質デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)(20 mg)、食品と接触する物質としての使用にふさわしくない中国産食品調理箱、その他アフラトキシン等多数

[]FVO査察報告書

  • 加盟国―EU加盟国のオーガニック生産 2012-2014

XM Member States - ORGANIC PRODUCTION IN EU MEMBER STATES 2012-2014

15/01/2016

http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3550

2012-2014年に訪れた加盟国のオーガニック製品とその表示に関する14件の査察の概要報告。主な欠点をまとめている。

  • 第三国―第三国のオーガニック生産 2012-2014

XT Third Countries - ORGANIC PRODUCTION IN THIRD COUNTRIES 2012-2014

15/01/2016

http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3551

2012-2014年に実施された第三国のオーガニック生産に関する6件の査察の概要報告。主な評価をまとめている。

[]意見

Safety and efficacy of vitamin B2 (riboflavin and riboflavin 5’-phosphate ester monosodium salt) produced by Bacillus subtilis for all animal species based on a dossier submitted by DSM

EFSA Journal 2016;14(1):4349 [3 pp.]. 15 January 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4349

リボフラビンは遺伝子組換えBacillus subtilis系統により生産される。生産菌株や遺伝子組換えDNAは最終的なリボフラビン生産物に検出されなかった。リボフラビン5'-リン酸エステルナトリウムはリボフラビンのリン酸化反応により作られる。この添加物は現在のリボフラビンの使用量を越えない広い安全域で対象動物に安全である。この添加物は毒性が低く遺伝毒性はないことが示された。動物の栄養にこの添加物を使用することで動物由来食品のリボフラビン含有量を著しく変えることはない。動物用飼料に使用する添加物及び製剤又は物質に関するEFSAのパネル(FEEDAP)は動物の栄養にこの添加物を用いるのは消費者の安全上の懸念とはならないと考えた。リボフラビンリボフラビン5'-リン酸エステルナトリウムを含む添加物は皮膚や目の刺激物ではない。データ不足によりFEEDAPパネルは皮膚の感光剤について結論を出せない。リボフラビンは皮膚と目の光アレルギー反応を引き起こす恐れがある光増感剤である。作業者はリボフラビンリボフラビン5'-リン酸エステルナトリウムの取扱時に吸入性粉塵に暴露する恐れがあるが、吸入毒性に関するデータ不足のため、FEEDAPパネルは吸入リスクの可能性について結論できない。動物の栄養にリボフラビンリボフラビン5'-リン酸エステルナトリウムを使用することは環境へのリスクを引き起こさない。この添加物は経口投与で動物の要求を満たすリボフラビンの有効な摂取源だと考えられる。

  • 香料グループ評価75改訂1(FGE.75Rev1):EFSAがFGE.33 (2008)で評価したテトラヒドロフラン誘導体に構造的に関連するJECFA(第 63回会合)が評価したテトラヒドロフラン誘導体

Scientific Opinion on Flavouring Group Evaluation 75, Revision 1 (FGE.75Rev1): Consideration of tetrahydrofuran derivatives evaluated by JECFA (63rd meeting) structurally related to tetrahydrofuran derivatives evaluated by EFSA in FGE.33 (2008)

EFSA Journal 2016;14(1):4335 [25 pp.]. 13 January 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4335

1物質の追加毒性データが得られた。JECFAは11のテトラヒドロフラン誘導体全てをステップA3だと結論した。パネルは11物質のうちの10物質についてJECFAが行った申請手続きに同意した。残りの1物質については代謝されて無害化するかどうかわからず、手順のB-sideで評価するべきである。パネルはMSDIアプローチに基づき「香料物質としての摂取概算量では安全上の懸念はない」というJECFAの結論に同意した。

  • 香料グループ評価90改訂1 (FGE.90Rev1): EFSAのFGE.18Rev1とFGE.75Rev1で評価された脂肪族、循環式、芳香族飽和及び不飽和三級アルコール、芳香族三級アルコール及びそれらのエステルと構造的に関連するJECFA(第 68回会合)で評価された6物質

Scientific Opinion on Flavouring Group Evaluation 90, Revision 1 (FGE.90Rev1): consideration of six substances evaluated by JECFA (68th meeting) structurally related to aliphatic, alicyclic and aromatic saturated and unsaturated tertiary alcohols, aromatic tertiary alcohols and their esters evaluated by EFSA in FGE.18Rev1 and FGE.75Rev1

EFSA Journal 2016;14(1):4336 [37 pp.]. 13 January 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4336

1物質の追加毒性データが得られた。パネルはJECFAが行った4物質の申請手続きに同意した。2物質については代謝されて無害になると結論できなかったが、暴露概算(MSDI )と90日間毒性試験による無毒性量に基づき、安全上の懸念はないとした。

  • 提出された確証データを踏まえたピリダベンの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment for the active substance pyridaben in light of confirmatory data submitted

EFSA Journal 2016;14(1):4376 [11 pp.]. 14 January 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4376

柑橘類とトマトの殺虫剤としての使用。懸念が確認された。

  • フェンピロキシメートの既存MRLsレビュー

Review of the existing maximum residue levels for fenpyroximate according to Article 12 of Regulation (EC) No 396/2005

EFSA Journal 2016;14(1):4382 [48 pp.]. 15 January 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4382

さらなる検討が必要。

[]消費者製品中の化合物の優先順位付けツール

Prioritisation tool for chemical substances in consumer products

2016-01-15

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2016/januari/Prioritisation_tool_for_chemical_substances_in_consumer_products

消費者製品には多様な化合物が含まれる。基本的にはそれらの製品は安全に使用できる。オランダ食品消費者製品安全局(NVWA)の検査官は消費者製品の化合物濃度が適用される基準を超えないことを確保するための監視を行っている。RIVMは規制当局が最も注目すべき物質や化合物群を決めるのに使えるツールを開発した。

報告書は英語

http://www.rivm.nl/dsresource?objectid=rivmp:300359&type=org&disposition=inline&ns_nc=1

データ源としてはECHAのデータベースを用いた。現在は年100トン以上の全ての物質とCMRに分類されるものは年1トン以上の物質に関する情報があり、2018年には年1トン以上の全ての物質を含むことになっている。

その中からCMR(発がん性、変異原性、生殖毒性)と吸入感作及び皮膚感作性に分類される物質で消費者製品に使用されているものを選ぶ。そしてそれらの無影響量や最小影響量の情報を集める。そのハザードと曝露についてのスコアから一つのリストを作った。二つ目のリストは製品のカテゴリーについての情報を含む。

ハザードのスコアはエンドポイントの重篤性と強さの二つのパラメーターで評価した。曝露スコアは使用される製品の総数と製品の使用による曝露からなる。

総スコアはハザードスコアx 3.5+曝露スコア

[]SimpleBox 4.0 :化学物質の行方を評価するマルチメディアマスバランスモデル

SimpleBox 4.0 : A multimedia mass balance model for evaluating the fate of chemical substances

2016-01-15

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2016/januari/SimpleBox_4_0_A_multimedia_mass_balance_model_for_evaluating_the_fate_of_chemical_substances

SimpleBox vs 3.0の更新。英語

その他

  • NHS主任が英国の肥満危機対策に病院での砂糖税を導入する予定

NHS chief to introduce sugar tax in hospitals to tackle UK obesity crisis

Denis Campbell and Paul Johnson

Sunday 17 January 2016

http://www.theguardian.com/society/2016/jan/17/nhs-sugar-tax-hospitals-tackle-uk-obesity-crisis-simon-stevens

NHSが独自に病院で砂糖税を導入する計画である。

イングランドの病院のカフェや自動販売機での砂糖の多い飲料やスナックにより多く課税し職員や患者や訪問者がそれらを買うことを抑制する。

  • 大麻の神話、十代への影響がHalifaxで委員会によって調べられる

Marijuana myths, effects on teens probed by panel in Halifax

Jan 16, 2016

http://www.cbc.ca/news/canada/nova-scotia/haliffax-marijuana-panel-1.3407110

カナダ薬物濫用センターがHalifaxで4市ツアーを開始

Dalhousie大学の精神科の教授Philip Tibboの14才の息子が、昨夏Halifaxのスケート公園で年上の十代のグループから大麻はナチュラルで使っても害はないと言われた。息子は多くの人がスケートパークで大麻を吸っていて、害はないと言っていた、という。このような神話が拡散している。

Tibboは6月に大麻についての発表された報告書に参画している。その報告では若者の脳は発達中なので大麻のリスクが大きいことを示唆している。カナダ薬物濫用センターは大麻についての神話を否定し警告するためのツアーを始めた。

  • 製品レビュー:SAMe (S-アデノシルメチオニン)サプリメントレビュー

コンシューマーラボ

Product Review: SAMe (S-adenosyl-methionine) Supplements Review

1/16/16

https://www.consumerlab.com/reviews/SAMe_Review_Comparisons/SAMe/

10製品を検査し1製品が表示量の77%しか含まなかった。また1日あたり3ドルと高価なものがあった。

  • フランスの致死的医薬品試験のさらなる詳細

Scienceニュース

More details emerge on fateful French drug trial

By Martin EnserinkJan. 16, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/01/more-details-emerge-fateful-french-drug-trial

  • 臨床試験の医薬品で男性死亡−専門家の反応

SMC NZ

Man dies after taking clinical trial drug- Expert reaction

January 18th, 2016.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/01/18/man-dies-following-clinical-trial-expert-reaction/

化合物の安全性を調べる臨床試験の一環として使用した医薬品の有害反応で数日間脳死状態だった男性が本日死亡した。

問題の医薬品はポルトガルの企業Bial が痛みの治療用に製造したFAAH (脂肪酸アミドヒドロラーゼ)阻害剤である。フランスのRennesで行われた初期臨床試験の一環として90人のボランティアがこの薬物を使用し、死亡した男性を含む6人が重大な副作用をおこした。

専門家コメント多数。

FAAH阻害剤はファイザーがPF-04457845を開発中で特に第一相では問題はなかった。効果もなかったようだが。

BIA 10-2474については詳細情報不明らしい

  • 重金属の検出とキレーションの概念

ミネソタ州保健省

ミネソタ中毒コントロールセンター

ファクトシート

HEAVY METAL DETECTION AND THE CONCEPT OF CHELATION

http://www.health.state.mn.us/divs/eh/hazardous/topics/chelatedoctor.pdf

医療従事者向け情報

キレーションは貯蔵されている金属を強力な結合と排泄促進により排除するもので、生理的に必要な金属まで排出したり隔離されていた金属を中枢神経系やその他の組織に再分布させたりするようなリスクを内在する。キレート治療をした後でも循環する金属濃度はしばしば元に戻る。これらのリスクにもかかわらず、キレーションは金儲けが目的のウェブサイトやメディアで広く宣伝されている。もし重大な金属曝露の評価に緊急援助が必要な場合は中毒コントロールセンターに連絡するように

患者と話す前に知っておくべきこと

・金属中毒は希である。異常な曝露が無い場合には重金属中毒は普通はおこらない。典型的な曝露は職業曝露や外国のあるいは代替医療(美白クリーム、エアーユルベーダなど)を使用した場合、大型の補食性の魚を大量に食べた、井戸水のヒ素濃度が高い、といったである

・金属中毒が疑われる場合には暴露源を排除することが第一選択肢である。

・キレート療法は金属中毒の第一選択肢ではない。

・曝露が続いている場合のキレート療法はメリットはなく危険な可能性がある。

・全ての金属に有効なたった一つのキレート療法は存在しない

・非特異的金属「スクリーニング」は意味がない

・キレート剤を投与した後の誘導“Provoked”尿検査には意味がない

・自閉スペクトラム疾患にキレート療法は不適切で効果が無く危険である

・最近のアテローム性動脈硬化疾患へのキレート療法を調べたデータには方法論上の懸念があり実験的治療法のままである。

・無数のOTCキレート製品がたくさんの病気の治療用に宣伝されているがしばしば消費者のハザードが同定されている。これらの製品を使用することを支持するデータはない。