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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-02-26

[]過マンガン酸カリウムを生殖毒性のある物質に分類するというANSESの提案へのパブリックコメント募集

A public consultation for ANSES's proposal to classify potassium permanganate as a reprotoxic substance

19/02/2016

https://www.anses.fr/en/content/public-consultation-ansess-proposal-classify-potassium-permanganate-reprotoxic-substance

ANSESは過マンガン酸カリウムを生殖毒性カテゴリー1Bとして分類するべきだという提案を欧州化学物質庁(ECHA)に提出した。この提案は2016年2月17日から、ECHAのホームページ上でパブリックコメントを受け付けている。パブリックコメントは45日間募集され、その後ECHAのリスク評価委員会が採択した最終意見は、CLP規則として知られる物質と混合物の分類、表示、包装に関する2008年12月16日EC規則No 1272/2008においてANSESが提案した分類に含むかどうかの決定に役立てるために欧州委員会に送られる。

[]意見

  • 白インゲン豆(Phaseolus vulgaris L.)からの標準化水性抽出物であるFabenol® Maxと「炭水化物の吸収抑制」:健康強調表示評価

Fabenol® Max, a standardised aqueous extract from Phaseolus vulgaris L., and ‘reduces the absorption of carbohydrates’: evaluation of a health claim pursuant to Article 13(5) of Regulation (EC) No 1924/2006

EFSA Journal 2016;14(2):4401 [8 pp.]. 23 February 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4401

因果関係は立証できなかった。

(理由がおもしろい。申請者は「健康な血糖値を維持」というメリットがあると表示したかったようだが、定義が明確でないので(i) 食後血糖応答の低減、(ii)長期にわたる正常な血糖濃度の維持 (iii)体重、つまり体脂肪や体重減など、のどれを指すのか特定するように求めたところ答えなかった。日本ではファビノールと称して売られていようだが)

  • 筋力トレーニングと併用するクレアチンと筋力向上:健康強調表示評価

Creatine in combination with resistance training and improvement in muscle strength: evaluation of a health claim pursuant to Article 13(5) of Regulation (EC) No 1924/2006

EFSA Journal 2016;14(2):4400 [17 pp.]. 23 February 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4400

55歳以上の成人で中程度強度の筋力トレーニング(週3回数週間)と併用するクレアチン(最低1日3g)摂取と筋肉向上の因果関係は立証された。ただし同じ量のクレアチンをトレーニングをした日だけ(週3回)摂取しても影響はない。

  • イソキサフルトールの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance isoxaflutole

EFSA Journal 2016;14(2):4416 [115 pp.]. 24 February 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4416

トウモロコシの除草剤としての使用。情報不足と懸念が確認された。

[]食品中残留農薬:2015年モニタリング結果

Pesticide residues in food: rolling monitoring results for 2015

Last updated:25 February 2016

https://www.gov.uk/government/publications/pesticide-residues-in-food-rolling-monitoring-results-for-2015

2015年11-12月の結果

https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/500380/pesticide-residues-rolling-november-2015.pdf

検査結果については四半期報告書で検討する

[]地方裁判所の決定はFTCに、ホメオパシーHCGダイエットドロップの詐欺的宣伝をしていた業者から最大320万ドル集めることを認める

District Court Ruling Allows FTC to Attempt to Collect Up To $3.2 Million From Marketers Who Deceptively Advertised Homeopathic HCG Diet Direct Drops

February 25, 2016

https://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2016/02/district-court-ruling-allows-ftc-attempt-collect-32-million

HCG Diet Direct社とClint EthingtonがYouTubeの動画や製品の包装、個人の体験談などで虚偽の宣伝をして2014年に支払いを命じられていたが、払えないと嘘の主張をして滞納していた。

[]さらなるB17/アミグダリン/ビターアプリコットカーネルと表示された未承認健康製品は重大な健康リスクとなる可能性がある

Additional unauthorized health products labelled as B17/amygdalin/bitter apricot kernel may pose serious risk to health

February 25, 2016

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2016/57272a-eng.php

ヘルスカナダはカナダ人に対し多数の危険な可能性のある未承認健康製品がカナダで販売されていることについて助言する。先の通知同様、がんやその他の病気の治療用に認可されているアミグダリン製品は存在しない。

5製品の写真あり、

(販売していたのはアマゾンが多い。ところで枇杷の葉茶ってアミグダリンどのくらいなんだろう?cookpadってがんに効くだのアミグダリンたっぷりだの言いたい放題だけど)

[]日本産輸入食品の放射能検査の結果

検査実査課/輸入食品政策課 

  • 2016-02-19

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=30513

2016.2.12.∼2016.2.18.

  • 2016-02-12

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=30445

2016.2.5.∼2016.2.11.

[]食品医薬品安全庁、健康機能食品関連規制の改善討論会の開催 

健康機能食品政策課 2016-02-24 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=30561&cmd=v

食品医薬品安全処は消費者団体、健康機能食品会社CEO、学界などが参加する‘健康機能食品規制改善のためのシンポジウム’を2月24日にソウルで開催する。

このシンポジウムは健康機能食品への消費者の信頼を回復して健康機能食品産業発展支援のための規制改革方案を論議することを目的とする。

シンポジウム主要内容は▲‘16年健康機能食品政策方向▲規制改革関連’15年成果及び‘16年推進方案などである。

今年の健康機能食品政策は健康機能食品の機能性認定、生産・製造、流通・販売、表示・広告などの全段階見直しを通じて機能性認定審査の信頼性向上、自主品質検査体制などを推進する。 また規制改善のために機能性認定等級一本化、健康機能食品品質管理室共同利用範囲拡大などが推進課題として扱われる予定である。

去年健康機能食品分野は自動販売機などすべての販売方式を認め、学校・非営利法人・企業研究所などの認定申し込み資格拡大など手続き的規制改善で多様な機能性原料開発活性化などに寄与した。

[]輸入菓子の購入時に注意して下さい! 

輸入食品製作課 2016-02-22 

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=30522&cmd=v

食品医薬品安全処はお菓子類の輸入が毎年増加し最近は海外直販でお菓子類を購入する消費者が増加しているため輸入お菓子購入時注意事項を案内する。

※ お菓子類: お菓子(ビスケット、スナック菓子など)、キャンディー、氷果類、ガム、チョコレート類

食薬処に正式輸入申告されて検査を経たお菓子類は国内基準と同じ規格で安全性が確保された製品でハングル表示されている。

1年以内に通関された製品なら食品安全情報ポータル(http://www.foodsafetykorea.go.kr>安全な食生活>輸入食品>輸入食品確認)で正式通関可否が確認できる。

海外から消費者が直接購入したり輸入代行または配送代行の形態で国内に搬入されたお菓子類は購入者の消費のみが目的で国内に流通・販売ができない。輸入お菓子店などでハングル表示のない食品が販売されている場合は局番なしの1399に届けなければならない。

消費者がインターネットで海外サイバーモールなどからお菓子類を直接購入する場合は国内基準・規格と違いハングル表示もないので注意が必要である。

また使用禁止成分が含まれる食品があることがあり、食品安全情報ポータル(www.foodsafetykorea.go.kr)の‘海外直販注意情報部屋’を利用してリスク食品かどうかを確認した方が良い。

国内に正式輸入申告されたお菓子類は10年前より輸入量は2倍、輸入国も’05年51ヶ国から’15年65ヶ国と拡大した。

総お菓子類輸入量は’05年6万6千トンから’15年12万1千トンに2倍になり、輸入金額は’05年2億1千2百万ドルから’15年6億3千4百万ドルに3倍増加した。

特に’10年以後お菓子類輸入量が年平均15.7%で急激に増加傾向で、収入お菓子専門店が急増し始めた’13年以後お菓子類輸入量はさらに増加した。

※ お菓子類輸入量: (’13年)9万2千トン→(’14年)11万8千トン→(’15年)12万1千トン

<国家別輸入動向>

お菓子類輸入上位3ヶ国は輸入量基準で’05年には中国、アメリカ、フィリピン、’15年にはアメリカ、中国、ドイツの順序であった。

金額基準では’05年にはアメリカ、中国、日本、’15年にはアメリカ、中国、ドイツの順序であった。

輸入量が急激に増加した国家はドイツ、マレーシア、インドネシアなどで10年前に比べてそれぞれ14倍、9倍、4倍増加した。

輸入金額が急激に増加した国家はマレーシア、ドイツ、台湾などで10年前に比べてそれぞれ24倍、17倍、7倍増加した。

東南アジア諸国からお菓子類輸入が増加したのはプリンググルス、チュッパチャプスなどの多国籍企業のお菓子製品がアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ等の生産から徐々に東南アジアに製造工場が移されたことが主要因であると考えられる。

またASEAN、EU、アメリカはFTA締結以後’15年対比輸入量はそれぞれ3.2倍、3.1倍、1.1倍、輸入金額はそれぞれ4.9倍、2.7倍、1.2倍増加した。

※ FTA発効日付け: [ASEAN]’09.6.、[EU]’11.7.、[アメリカ]’12.3.

<品目別輸入動向>

品目別輸入量基準で’15年にはお菓子が39.5%で一番多く輸入され、チョコレート類(31.4%)、キャンディー類(28.0%)、氷果類(0.7%)、ガム(0.3%)の順序であった。

’05年にはお菓子(43.4%)、チョコレート類(32.8%)、キャンディー類(21.2%)、ガム(2.4%)、氷果類(0.2%)順序であった。

ビスケット、スナック菓子などお菓子は’05年2万9千トン(8千1百万ドル)輸入されたのが’15年4万8千トン(2億1千6百万ドル)に増えた。

主要輸入国は’05年には中国(35%)、アメリカ(23%)、フィリピン(19%)、’15年にはアメリカ(19%)、中国(14%)、マレーシア(13%)の順序であった。

チョコレート類は’05年2万2千トン(8千5百万ドル)輸入されたのが’15年3万8千トン(2億4千9百万ドル)に増加した。

主要輸入国は’05年にはアメリカ(31%)、中国(28%)、オーストラリア(8%)、’15年にはアメリカ(17%)、中国(15%)、ベルギー(10%)順序であった。

キャンディー類は’05年1万4千トン(4千1百万ドル)輸入されたのが’15年3万4千トン(1億6千2百万ドル)に増えた。

主要輸入国は‘05年には中国(28%)、台湾(14%)、スペイン(11%)、’15年にはドイツ(24%)、アメリカ(14%)、中国(13%)順序であった。

氷果類とガムはそれぞれ‘05年には129トン(26万9千ドル)、1,565トン(387万9千ドル)、’15年には905トン(434万1千ドル)、351トン(259万4千ドル)輸入された。

食薬処は毎年収入が増加して子供が好んで食べる嗜好食品である輸入お菓子の安全を確保するために通関段階検査を継続的に強化している。

※ 精密検査(実験室検査)の割合: [お菓子](’05)22.6%(’15)33.2%[全体食品](’05)18.6%、(’15)21.9%

また食品を輸入代行する企業等は‘15年11月から輸入申告するようになり、’16年2月からは輸入食品等インターネット購入エージェンシーに営業登録させて輸入代行で国内に搬入される食品の安全を確保するために努力している。

(欧州の高級チョコレート買うようになったんだね。)

[]畜産物虚偽表示・誇大広告行為の取り締まり予告 

畜産物衛生安全課 2016-02-19

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=30512&cmd=v

食品医薬品安全処はインターネットで消費者が安心して畜産物を購入することができる環境をつくるために2月23日から2月25日まで地方自治体と合同で虚偽・誇大広告行為を集中点検する。

今回の点検は畜産物を生産・販売する営業者のホームページまたはオンラインショッピングモールなどを対象にする。

主要点検内容は▲事実と違うあるいは誇張された広告▲疾病の予防及び治療に効能があるとか医薬品または健康機能食品と誤認・混同させる恐れがある広告▲調剤油類(粉ミルク)の広告または販売・購入促進行為などである。

[]バレンタインデー備えチョコレート•キャンディメーカー点検の結果 

食生活安全課 2016-02-11

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=3&seq=30427&cmd=v

食品医薬品安全処は1月18日から1月26日までバレンタインデー(2.14)及びホワイトデー(3.14)などを控えて全国126のチョコレート・キャンディー製造業社を点検した結果、11ヶ所を「食品衛生法」違反で摘発して行政処分すると発表した。

主要違反内容は▲流通期限経過製品使用・販売目的保管(1ヶ所)▲記録など営業者遵守事項違反(4ヶ所)▲自主品質検査未実施(1ヶ所)▲健康検診未実施(1ヶ所)▲虚偽表示及び誇大広告など表示基準違反(2ヶ所)▲衛生的取り扱い基準違反(2ヶ所)などである。

[]食品医薬品安全庁、不正•違法食•医薬品の中で勃起不全治療剤成分の混入が最も多い 

先端分析チーム 2016-02-11

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=3&seq=30425&cmd=v

食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は‘13から15年まで不正・不法成分が混入されたと推定されて捜査段階で分析依頼された食・医薬品など試料2,105件を検査した結果、417件から不正・不法成分が検出されたと発表した。

食品分野は1,624件を検査して269件から不正・不法成分が検出された。

成分別では勃起不全治療剤成分が74件で一番多く、肥満治療剤(17件)糖尿病治療剤(8件)、鎮痛剤(4件)などの順で検出された。

食用にできない成分を使って豊胸効果があるかのように誇大広告したタイ産葛や呼吸困難、筋肉けいれんなど副作用を誘発する猛毒成分であるアコニチンが検出された事例もあった

医療製品分野は大部分が許可されていない不法製品として332件を検査して141件から不正・不法成分が検出された。

成分別では勃起不全治療剤成分(32件)が一番多く、肥満治療剤(30件)、ステロイド剤 (9件)、利尿剤(4件)が続き有効成分が含まれない殺鼠製品などもあった。

化粧品は135件を検査して1件から医薬品として使われるステロイド成分が検出された。

食品、医薬品分野で一番多く検出された勃起不全治療剤成分の場合過去にはシルデナフィル(バイアグラ主成分)類似成分が検出されていたが’14年からはタダラフィル(シアリス主成分)類似成分が多く検出されている。関連内容は国際学術誌に27件発表している。

(韓国はこの分野はとても熱心で世界一?を自認している)

[]FDA長官Robert M. Califf医師の紹介

Meet Robert M. Califf, M.D., Commissioner of Food and Drugs

02/25/2016

http://www.fda.gov/AboutFDA/CentersOffices/ucm452317.htm

[]FDAはFSMA予防志向輸入システム規制と履行についての公聴会を開催する

FDA Holding Public Meeting on FSMA Prevention-Oriented Import System Regulations and Implementation

February 25, 2016

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm486639.htm

2016年3月21日、輸入業者や関係者に対して、輸入業者のための外国供給業者の認証プログラムや第三者認証団体の的確性評価などを含む輸入安全規制と計画について議論する機会を提供する。

[]論文

  • チェルノブイリから30年のトリュフの放射能を検査する

Screening truffles for radioactivity 30 years from Chernobyl

25-Feb-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-02/egu-stf022216.php

Biogeosciencesに2月25日発表された研究結果によると、中央ヨーロッパで採取したブルゴーニュトリュフの放射性セシウムは無視できるほど少なかった。検出限界の1kgあたり2ベクレル以下と、規制値の600ベクレル/kgに比べても遥かに低く安全に食べられる。何故他のキノコで比較的高濃度の放射性セシウムが検出されているのに比べて低いのか理由は不明。

  • 新しいブッシュトマトの種は植物学とオスカーノミネートされたハリウッド映画を結びつける

New bush tomato species is the link between botany and an Oscar-nominated Hollywood movie

25-Feb-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-02/pp-nbt022316.php

Bucknell大学のChris Martine生物学教授らのチームが発見した新しいオーストラリアのブッシュトマトは「火星の人(オデッセイ)」の主人公にちなんでSolanum watneyiと名付けられた。

(映画の主人公が植物学者で植物学が注目されたのが嬉しいらしい)

  • 3-DマイクロX線画像が揚げた食品の内部構造についての疑問に答えるのに役立つ

3-D micro X-ray images help answer questions about fried foods' internal structure

25-Feb-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-02/uoic-3mx022516.php

X線マイクロCTで各種時間と温度で揚げたフライドポテトの3D画像を得た。熱い油の中で食品中の水が蒸発しその蒸気圧で食品に小さな穴がたくさんできる。この穴に油が入る。揚げる時間が長いと穴のサイズが大きくなり油が多く取り込まれる。

  • ハイレベルの強い運動は心臓にとって健康的ではないかもしれない

High levels of intense exercise may be unhealthy for the heart

25-Feb-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-02/ehs-hlo022416.php

Canadian Journal of Cardiologyに発表されたレビュー。じっとしているより運動した方が良いのは間違いないが強い長時間の運動については議論がある。それらの根拠についてレビューした。

  • 遺伝子組換え大腸菌がモルヒネ前駆体を産出する

Genetically modified E. coli pump out morphine precursor

25-Feb-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-02/ku-gme022516.php

Nature Communicationsに発表された京都大学の研究。最近報告された酵母での方法の300倍のテバインを作り出す。酵母の方法だと培養が簡単だがこの方法は4系統の大腸菌が必要な上酵母より培養が難しいので闇市場で生産されるリスクが少ないことがメリット。

  • 検査では自閉症の子どもに特に消化管に異常はない

Tests show no specific gastrointestinal abnormalities in children with autism

25-Feb-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-02/wkh-tsn022516.php

Journal of Pediatric Gastroenterology and Nutritionに発表された報告。消化管症状のある自閉症の子ども達に内視鏡検査やその他の検査をした結果、炎症やラクターゼ欠損や「リーキーガット」のような特別なパターンはない。61人の自閉症児と50人の自閉症でない子どもの比較。

  • 親のプレッシャーが若いアスリートに薬物を使わせる

Parental pressure pushes young athletes to doping

25-Feb-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-02/uok-ppp022516.php

Journal of Sports Sciencesに発表された平均年齢17才の129人の英国男性ジュニアアスリートについて調べた調査。ドーピングについてポジティブになることと正の関連があったのは親からのプレッシャーのみであった。本人の完全主義や失敗したらどうしようという心配、コーチからのプレッシャーは関連がなかった。現在女性アスリートを対象に拡大している。

その他

  • タルクパウダーとがん−話題に

SMC NZ

Talcum powder cancer case – In the News

February 26th, 2016.

http://www.sciencemediacentre.co.nz/2016/02/26/talcum-powder-cancer-case-in-the-news/

米国の裁判所がヘルスケア製品企業Johnson & Johnsonに、卵巣がんで死亡した女性の家族に1億800万NZドルを払うように判断した

アラバマの女性Jackie Foxは女性の衛生のためにタルクパウダーをずっと使っていた。2013年に卵巣がんになり10月に62才で死亡した。ミズーリ州セントルイスでの今週の裁判でJohnson & Johnsonが、卵巣がんを含むタルクパウダーを使うことのリスクの可能性について顧客に明らかにしなかった責任があると判断された。

Cancer Research UKによるとタルクパウダーの使用と卵巣がんの関連についての根拠はあまり強くない。いくつかの研究で性器にタルクを使っていた女性の卵巣がんリスクの弱い増加が観察されているが根拠は明確ではない。

オークランド大学のがん専門家Andrew Shelling教授はNewshubでタルクパウダーを使っている人は心配する必要はないと言っている。「タルクパウダーは数年ごとに話題になっては消えている。根拠はとても弱くほとんど科学者の精査に耐えられない。米国の裁判所で採用されたのは驚きである」。

Johnson & JohnsonのCarol Goodrich広報担当はReutersに対して「私達は消費者の健康と安全以上に大事にしているものはなく、裁判の結果にがっかりしている。我々は原告家族には同情しているが化粧品のタルクの安全性については何十年もの科学的根拠により支持されていて固く信じている。」と述べた。

この事例はニュージーランドで広く報道された

(ニュースへのリンク)

SMC UKが以下の専門家コメントを集めている

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20160225#p7

  • 大きな判決はタルク−がん裁判でより多くの原告が勝つことを保証しない

Big verdict doesn't assure more wins for plaintiffs in talc-cancer cases

Fri Feb 26, 2016

http://uk.reuters.com/article/us-johnson-johnson-talc-cancer-idUKKCN0VZ05L

今週のJohnson & Johnsonへの7200万ドルの判決は世界中のニュースの見出しとなりソーシャルメディアで話題になり弁護士が原告を捜している。しかし注目された判決が将来原告が企業からお金を取れる保証にはならない。約1200件の同様の裁判が保留中だがそれぞれ状況は違う。2013年の同様の連邦裁判所でのタルク裁判ではJohnson & Johnsonの怠慢を認めたものの損害賠償は認めなかった。原告が死亡しているか緩解しているかの違いや州の裁判所と連邦の裁判所では根拠の認定規則に違いがある。

タルク訴訟は2009年に始まっていてFoxの事例は人々の関心を集めている。

Johnson & Johnsonにとってはタルクの事例はたくさんの製品についての数万の訴訟のうちの比較的小規模のものである。

  • 卵巣がんの専門家がタルクパウダーによるリスクは「極めて低い」という

CTVニュース

Ovarian cancer expert says risk from talcum powder 'very low'

Thursday, February 25, 2016

http://www.ctvnews.ca/health/ovarian-cancer-expert-says-risk-from-talcum-powder-very-low-1.2792236

米国での裁判所の決定がタルクパウダーの安全性に疑問を提示している。しかし少なくとも卵巣がんの専門家一人(Women's College Research Institute のSteven Narod博士)は実際のリスクは極めて低いという。

カナダで80才まで生きる女性では、約1000人中10人が卵巣がんになると予想される。それがタルク常用者だと少し上がって1000人中12人になる。一方BRCA1遺伝子の影響では1000人中400人になる。

カナダがん学会は性器周辺へのタルクの使用と卵巣がんリスクについての研究結果は「矛盾」していてある研究ではリスクが増加しある研究ではそうではない。過去にある種のタルクはアスベストが混入していた可能性がある。1970年代の規制の変更により現在カナダで販売されているタルクパウダーにはアスベストは含まれない。多くはコーンスターチであり卵巣がんとは関係がない

コーンスターチって微生物が繁殖しそうでイヤなんだが化粧用に使っているヒトが結構いるようだ)

  • 米国がん学会のタルクとがんの解説

Talcum Powder and Cancer

http://www.cancer.org/cancer/cancercauses/othercarcinogens/athome/talcum-powder-and-cancer

  • 原始人ダイエットはあなたを太らせる?何故この議論の多い研究が頑固な支持者を怒らせるのか

Will the Paleo diet make you fat? Why this controversial study is angering diehard supporters

February 25, 2016  By Carmen Chai

http://globalnews.ca/news/2540133/will-the-paleo-diet-make-you-fat-why-this-controversial-study-is-angering-diehard-supporters/

オーストラリアの研究者らが原始人ダイエットは「危険」で体重を増やすと警告した研究が議論を沸騰させている。Sof Andrikopoulos博士が炭水化物をゼロにして脂肪をたくさん食べる食事はマウスの体重を減らしたりしなかったという。しかし原始人ダイエットの支持者はこの研究の妥当性に疑問を投げかけ、マウスの実験でヒトではないこと、カロリーの81%が脂肪由来というのは原始人ダイエットではないなどを指摘している。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20160219#p4。パレオというより日本での糖質制限を巡る議論のような感じなのだろう。)