食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-03-04

[]ビスフェノールA :パート2.リスク管理の助言

Bisphenol A: Part 2. Recommendations for risk management

2016-03-03

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2016/maart/Bisphenol_A_Part_2_Recommendations_for_risk_management

2014年と2015年にビスフェノールAの労働者と消費者の安全暴露基準強化が提案された。RIVMは、新しい知見はより厳しい基準を十分正当化すると結論し、近い将来さらなるBPA暴露削減のための追加対策を助言した。暴露を減らすための対策としては製品のBPA放出量を少なくする、安全な代用品を開発する、など。

[]企業から提供された使用量に基づいた食品添加物二酸化チタン(E 171)の暴露評価

Exposure assessment of the food additive titanium dioxide (E 171) based on use levels provided by the industry

2016-03-03

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2016/maart/Exposure_assessment_of_the_food_additive_titanium_dioxide_E_171_based_on_use_levels_provided_by_the_industry

E 171は食用色素。高齢者0.5 mg/kg bw/d (上限 1.1 mg/kg bw/d)、子ども1.4 mg/kg bw/d (上限3.2 mg/kg bw/d) . The 95th パーセンタイルは3-4倍ほど高い。主な摂取源は飾り付けをしたファインベーカリー、デザート、ソース。

[]私達の食品の中に何が入っているか調べるためのニュージーランドトータルダイエットスタディ

New Zealand Total Diet Study to look into what’s in our food

04 Mar 2016

http://mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/new-zealand-total-diet-study-to-look-into-whats-in-our-food/

ニュージーランドトータルダイエットスタディ(NZTDS)定期研究が始まった。

5年ごとに130異常のニュージーランドでよく食べられている食品をサンプリングして検査する。2016年全体にわたって各地で検体を購入し食べられる状態で検査を行う。

[]MPIは消費者に生の未殺菌ミルクを飲むときには注意するよう再確認

MPI reminds consumers to take care when drinking raw milk

04 Mar 2016

http://mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/mpi-reminds-consumers-to-take-care-when-drinking-raw-milk-2/

未殺菌ミルクはハイリスク食品で、消費者はそれを理解することが重要である

「多くの人はリスクについて必ずしも良く理解しないまま未殺菌ミルクを飲んでいる」

[]食品基準改定

Code Revision

March 2015

http://www.foodstandards.gov.au/code/code-revision/Pages/default.aspx

改訂基準が2016年3月1日に発効していて一部間違った報道があるためこのサイトが公式twitterで参照されている

[]極めて高濃度のセレンによりUSN Ultralean栄養シェイクリコール

Recall of a Batch of USN Ultralean Nutrition Shake Due to Very High Levels of Selenium

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/recall_usn_ultralean_shake.html

表示されている量の30倍のセレンを含み、消費者に許容できないリスクとなる可能性があるためリコール。サイズは1kg、ベルギー産。

製品の写真あり。(いわゆるプロテイン)

[]#Efsa4Beesへようこそ

Welcome to #Efsa4Bees

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/160303a

EFSAはミツバチの健康についての仕事専用のウェブサイトを作った。#Efsa4Beesにはミツバチの多数のストレッサーのリスク評価プロジェクト(MUST-B)についての基本情報と農薬や動物の健康や環境リスクなどその他の分野の関連情報を含む。

http://efsa4bees.efsa.europa.eu/

一部紹介

  • 何故ミツバチは減っている?

Why are bees in decline?

http://efsa4bees.efsa.europa.eu/bees-in-decline

Bees under attack

インタラクティブインフォグラフィック

単一原因ではないことを強調

  • パルマで他家受粉(相互交流)

Cross-pollination in Parma

by Ana Afonso 03.03.16

http://efsa4bees.efsa.europa.eu/content/cross-pollination-parma

ミツバチの健康についてのどんな話も直ちに農薬の話、特にネオニコチノイドの話になってしまう。情熱を呼ぶトピックで、しばしば科学者は話を聞いてもらうのに苦労する。だから数日前にパルマで行われた会合に招待されて嬉しかった。グリーンピースや農薬対策ネットワークや養蜂業協会などの代表と一緒にEFSAの科学者として我々の作業を発表しアイディアを交換した。この会議では多様な問題がカバーされた。

(といった感じで科学者が顔の見える形でエッセイのようにいくつかの投稿をしている。ソーシャルメディアにも対応していて、コミュニケーションを第一に考えたのであろう凝ったデザインのサイト。ミツバチ、と言っただけでネオニコ禁止と呪文のように唱える人たちはコミュニケーションの邪魔)

[]FDAは肥料としての未熟堆肥(raw manure)のリスクを評価するためのパブリックコメント、データ、情報を求めている

FDA Seeks Public Comments, Data and Information on Assessing the Risk of Raw Manure as Fertilizer

March 3, 2016

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm482435.htm

FSMAにより義務化されている生産物安全性規則で議論となってきた問題である。FDAは未熟堆肥のようなものは病原性細菌を含む可能性があると懸念しているが生産者は土壌の質を豊かにする効果的な方法だとしている。そこで消費者の健康へのリスク評価を計画している。

(小規模農家はきちんと発酵させるインフラがないからそのまま使う、とのこと。)

[]理事会ペーパー発表

FSA Board meeting papers published

3 March 2016

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2016/14951/fsa-board-meeting-papers-published

2016年3月16日の会合の資料掲載

[]Nua Naturalsは表示されている使用方法が不正確なためオーガニックアプリコットカーネルをリコール

Nua Naturals is recalling its Organic Apricot Kernels due to incorrect instructions for use on the label

3 March 2016

http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2016/14948/nua-naturals-recalling-organic-apricot-kernels

「1日3-5個以上」食べないようにと表示されているがFSAはビターアプリコットカーネルはシアン化物に関連する急性及び長期毒性影響のため成人1日1-2個以上食べるべきではないと助言している。

(FSAIと同じ)

[]2016年3月12日までチアシードについての意見募集

Views wanted on Chia seeds by 12 March 2016

3 March 2016

http://www.food.gov.uk/committee/acnfp/news-updates/news/2016/14944/views-wanted-on-chia-seeds-by-12-march-2016

南米特定地域産のチアシードが既に販売されているオーストラリア産のチアシードと同等であることの確認申請

カナダの肥満−より健康的なカナダのために社会全体でのアプローチ

カナダ上院

Obesity in Canada: A Whole-of-Society Approach for a Healthier Canada

March 1st, 2016

http://www.parl.gc.ca/Content/SEN/Committee/421/soci/RMS/01mar16/Home-e.htm

21の助言を発表

政府がやるべきこととして

・砂糖入り及び人工甘味料で甘味をつけた飲料への課税

・健康的なライフスタイルをすすめるために効果的な課税

・子どもへの食品や飲料の宣伝禁止

他に

・食品包装の栄養成分表示をもっとわかりやすく

・加工食品の害と生鮮及び丸ごと食品のメリットを啓発

・時代遅れのカナダ食品ガイドを全面改定

地域と協力して

・医師の食事と運動への訓練を改善し患者に運動を処方するよう勧める

・脆弱集団に健康的ライフスタイルを採用するよう援助

・学校や地域で教え、実践

(低カロリー甘味料まで課税対象にするのは珍しいし食品ガイドを作るのに食品と農業業界の関係者を排除しろとか炭水化物が太るので炭水化物の摂取量を見直せとか微妙なところがちらほら)

[]論文

  • 不安のある人々は基本的に異なる認識を示す

People with anxiety show fundamental differences in perception

3-Mar-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-03/cp-pwa022516.php

Current Biologyに3月3日発表された研究によると、不安のある人は世界を違うふうに見ている。彼らは単純に「安全側を」選んでいるわけではない。

お金を得る、失う、関係ない、の3つに関連する異なる音を聞き分ける訓練をする。その後15の音のどれかを聞いてもらい、先の訓練で聞いたかどうかを尋ねる。当てるとお金がもらえる。ベストな戦略は間違えないことだが、不安な人は健康な人に比べて新しい音を聞いたことがあると判断する傾向があった。不安な人は過剰な一般化と呼ばれる行動上の現象を示す。fMRIでも脳の応答に違いがあった。

  • ライフスタイルの改善がコレステロールの低下と心臓死の減少につながった

Improved lifestyle led to decreased cholesterol and less cardiac death

3-Mar-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-03/uu-ill030116.php

European Heart Journalに発表された研究によるとスウェーデン北部では過去20年でコレステロール濃度が低下した。心血管系疾患は医薬品だけで減少の1/3を占めるがライフスタイルの改善も大きく寄与する。1994年から2014年の間に集団の平均血中コレステロール濃度が6.2から 5.5 mmol/Lに下がった。特に高齢者で、心血管系疾患リスクの高い集団で減少が大きい。スタチンの寄与が大きい。

(と言いつつタイトルはライフスタイル)

  • コーヒーと健康円卓会議は消費者がしばしば古い助言を受けていると結論

Roundtable on coffee and health concludes consumers often receive out-of-date advice

3-Mar-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-03/k-roc022916.php

コーヒー科学情報研究所Institute for Scientific Information on Coffee (ISIC)が行った欧州の消費者調査によると、消費者はコーヒーの健康影響については、一部は最新の科学には基づかない助言のために、混乱している。

・多くの消費者はコーヒーが健康によい可能性については知らず49%は健康問題をおこすと信じている

・コーヒーと健康についての古い情報はインターネットとメディアからだけでなく医療従事者からも得ている。56%はコーヒーが心疾患リスクを増やすという話をネットや雑誌などで見たことがあると回答しているが医師や看護師や栄養士から聞いたという人も16%いる。

・消費者はしばしばコーヒーとカフェインを区別していない

  • 毎日のコーヒー摂取量の多さが多発性硬化症リスクを下げるかもしれない

High daily coffee consumption may lower MS risk

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-03/b-hdc030116.php

1日に900mL以上あるいは6杯程度のコーヒーを飲むことが多発性硬化症リスクを減らすかもしれない。スウェーデンと米国の二つの症例−対照研究のデータを解析したもの。Journal of Neurology Neurosurgery & Psychiatryに発表

(毎日6杯以上飲むヒトってそんなに多くはないと思うのだが)

  • 精神病患者の大麻使用は50%高い入院リスクに関連する

Cannabis use in psychotic patients linked to 50 percent higher hospital admission risk

3-Mar-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-03/b-cui030116.php

そして向精神薬治療の失敗に寄与しているかもしれない

欧州での2006-2013年の2026人の匿名化した精神病患者の医療記録を使用した研究。BMJ Openに発表。

  • ピーナッツ、ピーナッツバターが肥満予防の鍵かもしれない

Peanuts, peanut butter may hold key to preventing obesity

3-Mar-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-03/uoh-ppb030316.php

過体重や肥満リスクの高いヒスパニックの中学生にピーナッツスナックを含む栄養介入を12週間するとBMIが減った。Journal of Applied Research on Childrenに発表されたヒューストン大学の研究。高カロリーのスナックの代わりにピーナッツを、と結論。

(?)

  • 科学者はまだ実験用マウスの年齢と性別を記録しない

Scientists still fail to record age and sex of lab mice

Richard Van Noorden 03 March 2016

http://www.nature.com/news/scientists-still-fail-to-record-age-and-sex-of-lab-mice-1.19500

テキストマイニング解析で、2010年にガイドラインが導入されたにもかかわらず研究が優良規範に従っていないことを発見

2014年という最近でも使った動物の性と年齢を両方記載した論文はたった約50%だった。

1994年から2014年の間に発表された15000以上のオープンアクセス論文のテキストを探した解析。さらに分野による好みも明らかになった。心血管系研究は雄マウスを、感染症研究は雌マウスを好む。

Scienceの今週号は福島特集

Science04 Mar 2016

恐怖の流行

Epidemic of fear

Dennis Normile

Vol. 351, Issue 6277, pp. 1022-1023

2011年3月の福島第一原子力発電所のメルトダウンは膨大な苦難を引き起こした−避難、感情的トラウマ、早期死亡、仕事や学業の中断。これまでのところ、一般人への放射線が原因の病気はおこっておらず、がんやその他の病気が劇的に増えると予想する専門家はほとんどいない。原子炉が放出した放射線はチェルノブイリの1/10でその多くは風で海に運ばれ、避難が速やかに行われた。しかしこの惨劇に関連する病気がひとつあり、それは皮肉なことに善意で行われたスクリーンニングの結果である。

事故から何ヶ月か経って、福島県は何万人もの子どもの甲状腺を放射線が原因のがんの兆候を探して検査を始めた。このようなスクリーニングは前例が無く、何がおこるか誰も知らなかった。だから最初のラウンドで甲状腺の異常が約半分の子どもにみつかりそのうち100人以上がのちに甲状腺がんと診断されると大騒ぎになった。

東京大学の公衆衛生専門家Kenji Shibuyaは「過剰診断と過剰治療」という結果をもたらし、何十人もの子ども達が、多分必要もないのに、甲状腺を摘出した。活動家達はこの知見を原子力の危険性の証拠だと吹聴した。反核活動家Helen Caldicottは彼女のホームページに「事故直後にこれだけたくさんの異常がみられたということは、放射性ヨウ素を吸入したか飲み込んだかで子ども達が極めて大量の甲状腺被曝をしたことは確実であることを示す」と書いた。

科学者はきっぱり否定する。「これまで発見されたほぼ全ての事例は放射線によるものではないことが根拠により示唆されている」と英国ケンブリッジ大学の甲状腺がん専門家Dillwyn Williamsは言う。先月Epidemiologyに発表された一連のレターで、科学者たちは扇動家の解釈を批判した。多くが汚染のない地域でのベースラインデータの必要性と、すぐに手術するのではなく監視することを受け容れるための、結果を理解するためのより良い教育が必要だと指摘している。しかし同時に多くがこの知見は医学的謎でもあると言う:どうして子どもにはこんなに甲状腺の異常が多いのだろう?Williamsはこのスクリーニングの「驚くべき」結果は、「甲状腺がんはこれまで考えられていたよりずっと人生の早い時期から発生しているに違いない」ことを示すという。

チェルノブイリの記憶が日本当局に甲状腺がんの心配をさせた。1986年の事故はベラルーシ、ロシア、ウクライナに放射性ヨウ素を降下させ乳牛が食べる草を汚染した。子ども達は汚染されたミルクを飲み甲状腺に放射性ヨウ素を蓄積した。WHOの2006年の研究では事故時18才以下だった人たちの約5000人が甲状腺がんになったことを発見した。国連は2006年にチェルノブイリによる子どもの甲状腺がんで死亡したのは15人とした。早期に発見すれば甲状腺がんはほぼ治療できる。

このことを念頭に日本の当局は事故時18才以下だった368651人の福島県住民の甲状腺スクリーニングを始めた。ほとんどの専門家は甲状腺の問題が大量にみつかることを予想していなかった。最初、福島住民の放射線被曝はチェルノブイリに比べて僅かで、メルトダウン後に発電所の20km以内に住む人は避難していて、食品は1週間後から検査されていた。さらにヨウ素錠剤を提供されていた。

2013年にWHOは事故後最も影響が多い地域での最初の1年間12-25mSvの暴露はがんの発症率にはほんの僅かな影響しかないと推定した。女性の生涯甲状腺がん発症リスクは0.75%で、福島での最も多い被曝でも追加リスクは0.5%だろうと推定した。

2011年遅くに始まった初回甲状腺スクリーニングは単にベースラインデータを提供するものだった。少なくとも4年は放射線が原因のがんはできないと予想されたからである。5.0mm以上の結節あるいは20.1mm以上の嚢胞がある子どもは二次検査とされ精密検査や必要であれば針吸引生検が行われた。初回スクリーニング後、20才までは2年ごとに、その後は5年ごとに検査される。

スクリーニングが進み結果が発表されると、最初から驚くほど異常が多かった。2015年4月に完了した初回スクリーニングの知見は2015年8月に発表され、300476人中の50%近くが結節や嚢胞を持っていた。他の場所でのより小規模な研究では小さな甲状腺結節や嚢胞は全年齢でよく見られることを示していた。しかし福島の結果で見られる頻度が高いのか低いのか専門家はわからない、と長崎大学原爆後障害医療研究所の放射線健康科学者Noboru Takamuraはいう。

がんと確定した事例が増えると放射線との関連を心配する声が大きくなりそのような懸念の提唱者が人気を集めた。2013年に岡山大学の環境疫学者Toshihide Tsudaが国際学会で福島のスクリーニングで発見された甲状腺がんが異常に多いと主張する発表を始め、昨年の10月に全体としてがんが30倍増えたと結論する彼の結果をEpidemiologyにオンライン発表した。この主張は警鐘報道となった。

他の科学者は速やかに厳しく批判した。何人かの疫学研究者によると、Tsudaは高性能の超音波装置を用いた検査しなければわからなかったであろう福島のスクリーニングの結果を、伝統的な甲状腺の腫れや症状があって病院に来て甲状腺がんと診断される患者での100万人あたり3人程度という数字と比べるという基本的な間違いをしている。英国マンチェスター大学の疫学研究者Richard Wakefordは「そのようなデータを比較するのは不適切である」と福島の健康影響を調べたWHO専門家ワーキンググループのメンバーとして書いている。彼らの意見は先月Epidemiology に発表されたTsudaの方法論と結論を批判した7つのレターのうちの一つである。

被曝していない集団での比較可能なスクリーニングではどうなるかを見るために、Takamuraのチームは福島調査のプロトコールを使って遠く離れた3県での3-18才の4365人の子ども達を調べた。同様の数の結節や嚢胞とがん1例がみつかり、100万人あたり230のがん有病率になる。Scientific Reportsに2015年3月に報告している。他の日本の研究では甲状腺がんは100万人当たり300、350、そして1300というものすらある。「高性能の超音波技術で検出された甲状腺がんの有病率は福島県と日本の他の地域とでは意味のある差はない」とTakamuraはEpidemiology に書いている。Epidemiology へのレターでTsudaは超音波検査で見つかったものと臨床的に見つかるものの時間差を考慮してスクリーニング効果を補正したと主張している。彼は他の批判には答えていないしScienceからの複数回にわたる取材にも反応しなかった。

多くの科学者が偏った解釈(spin)には合意しないにも関わらず、Tsudaや活動家らはその発見を振りまきスクリーニングを支持する。「甲状腺検査は、放射線が原因かどうか関係なく、がんを早期発見して命を救う」とGeorgetown大学の放射線健康物理学者Timothy Jorgensenは言う。

しかし一般の人々や多くの医師ですらこの結果を全体の中で見るバックグラウンドを持っていないことが明らかである。ほとんどの甲状腺の異常は無視しても問題はないにもかかわらず、「小さな病変の発見が患者を不安にする」と福島県の健康管理調査副委員長のSeiji Yasumuraはいう。甲状腺がんと診断されたほとんどが、甲状腺を摘出した。多くの場合経過観察のほうがよいという根拠がますます増えているにもかかわらず。東京大学のShibuyaが加える。

韓国は教訓を提供する。1999年に韓国政府は僅かな追加料金で甲状腺の超音波検査を提供できる検診を導入した−そして甲状腺がんの診断が爆発的に増えた。2011年には1993年の15倍の甲状腺がんが診断されたが甲状腺がんによる死亡率は変わらない。韓国Korea大学のHeyong Sik Ahnらが2014年11月にNEJMに報告している。診断された人のほとんどが甲状腺の一部または全部を摘出し、多くは生涯にわたって甲状腺ホルモン治療を必要とする。この「流行」を止めるため、Ahnらは甲状腺のルーチン検査をやめるよう言っている。

Williamsは子ども達の甲状腺の結節や嚢胞はこれまで考えられていたよりはるかによくあることであるという根拠があり、正常とみなすべきだという。福島調査はそのような結節や嚢胞の「発生起源をより良く理解する」ことになりより良い治療法につながるかもしれないという。

(なんで日本の記者が外国人のDennis Normile並の報道ができないの?)

その他

  • エネルギードリンクが心拍異常の引き金を引き血圧を上げる

Energy drinks trigger abnormal heart rhythm, rise in blood pressure

March 2, 2016 -

http://www.sciencecodex.com/energy_drinks_trigger_abnormal_heart_rhythm_rise_in_blood_pressure-177009

米国心臓協会の学会発表

メディアが結構とりあげている

  • ヒトの手は「創造者によりデザインされた」と主張する論文が懸念を引き起こす

Paper that says human hand was 'designed by Creator' sparks concern

Daniel Cressey 03 March 2016

http://www.nature.com/news/paper-that-says-human-hand-was-designed-by-creator-sparks-concern-1.19499

創造論者の研究が編集とピアレビュープロセスの反省を促す

中国の華中科技大学のCai-Hua Xiongらによる論文が1月5日にPLoS ONEに発表された。この論文ではボランティアに手でいくつかの仕事をしてもらい、結論として「我々の研究はヒトの手の理解をすすめ、その機械的構造が「創造者Creator」により適切にデザインされていることを確認した」としている。

マンチェスター大学のJames McInerneyは「冗談だろう?」といったツイートをしてその後#Creatorgateや #HandofGodといったハッシュタグが作られ騒動になった。

Natureの取材に対して著者は英語のネイティブスピーカーではないので‘Creator’のような単語の意味を理解していなかったと言っている。

しかしこれが掲載されたことでPLoS ONEの品質管理に議論がおこっている。

PLoS ONEは3月3日にこの論文を取り下げる意向を発表している

(ヘンな論文がありすぎて。)