食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-07-19

[]意見

  • 消費者が使用した後のPETを食品と接触する物質にリサイクルするのに使われるPolymetrix (以前は Buhler)テクノロジーに基づく‘Polisan Hellas S.A.’プロセスの安全性評価

Safety assessment of the process ‘Polisan Hellas S.A.’, based on Polymetrix (formerly Buhler) technology, used to recycle post-consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2016;14(7):4463 [13 pp.]. 15 July 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4463

このプロセスで得られるPET(少なくとも67%の未使用のPET材料を含む)は、室温で長期保存される全ての種類の食品と接触する物質の製造に100%使用しても、安全上の懸念とはならない。このPETで作られたトレーは電子レンジとオーブンで使用するべきではない。

  • アクティブな、食品と接触する物質に使用するポリアクリル酸、ナトリウム塩、架橋された、の安全性評価

Safety assessment of the active substance polyacrylic acid, sodium salt, cross-linked, for use in active food contact materials

EFSA Journal 2016;14(7):4533 [7 pp.]. 15 July 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4533

生鮮あるいは冷凍食品の包装に吸収性パッドとして使用する際、安全上の懸念は生じない。この吸収性パッドはこの物質の吸収能力を超えず食品と直接接触しない状態で使用しなければならない。

  • 食品と接触する物質に使用する2,4,4′-トリフルオロベンゾフェノンの安全性評価

Safety assessment of the substance 2,4,4′-trifluorobenzophenone, for use in food contact materials

EFSA Journal 2016;14(7):4532 [7 pp.]. 15 July 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4532

ポリエーテルエーテルケトン(peek)プラスチックの製造に、■■■■■(注:原文のまま)(最終材料に基づく最大検査濃度)までコモノマーとして使用するなら消費者の安全上の懸念はない。

  • 香料グループ評価400 (FGE.400):3-(1-((3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオン

Scientific opinion on Flavouring Group Evaluation 400 (FGE.400): 3-(1-((3,5-dimethylisoxazol-4-yl)methyl)-1H-pyrazol-4-yl)-1-(3-hydroxybenzyl)imidazolidine-2,4-dione

EFSA Journal 2016;14(7):4334 [35 pp.]. 14 July 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4334

この物質は植物や動物に由来する天然素材に生じるとは報告されていない。遺伝毒性に関する安全上の懸念はない。推定摂取量では安全上の懸念は予期されていない。この結論はこの物質の風味改良剤としての使用及び、様々な食品分類の各種食品に特定された最大量までで使用する際にのみ当てはまる。

  • 香料グループ評価313(FGE.313):化学グループ13のα,β-不飽和3(2H)-フラノン誘導体

Scientific opinion on Flavouring Group Evaluation 313, (FGE.313): α,β-unsaturated 3(2H)-furanone derivatives from chemical group 13

EFSA Journal 2016;14(7):4531 [33 pp.]. 14 July 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4531

3物質について評価した。2物質はMSDI アプローチに基づき日常摂取量では安全上の懸念は生じない。1物質については毒性データが求められた。mTAMDIsが構造クラスの閾値を超えるこの3物質には、再評価のために、より信頼できる暴露データが求められた。

  • 食品と接触する物質に使用する、粉にしたヒマワリの種の外皮の安全性評価

Safety assessment of the substance ground sunflower seed hulls, for use in food contact materials

EFSA Journal 2016;14(7):4534 [7 pp.]. 13 July 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4534

室温またはそれ以下で乾燥した食品と接触することを意図したプラスチックに添加物として使用するなら、消費者の安全上の懸念は生じない。この種の外皮は食用に適したヒマワリの種から入手し、この添加物を含むプラスチックは240℃以下で加工しなければならない。

  • 食品と接触する物質に使用するためのジエチル3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシフェニル]メチル]ホスホン酸の安全性評価

Safety assessment of the substance diethyl3,5-bis(1,1-dimethylethyl)-4-hydroxyphenyl]methyl]phosphonate, for use in food contact materials

EFSA Journal 2016;14(7):4536 [7 pp.]. 13 July 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4536

4つの遺伝毒性試験の陰性結果に基づき、この物質に遺伝毒性の証拠はない。この物質は有機リン化合物であるが、溶出が少ないため神経毒性の懸念はない。あらゆる接触条件ですべての種類の食品と接触するPETを作成するための重合に最大0.2% w/w(ポリマーの重量に基づく)まで使用しても、安全上の懸念は生じない。

[]RASFF Week28-2016

警報通知(Alert Notifications)

セルビア産食用トウモロコシのアフラトキシン(B1 = 4.5; Tot. = 4.5 µg/kg)、インド産オランダ経由冷凍金目鯛によるシガテラ中毒の疑い、産出国不明生鮮マグロ刺身に検出されたヒスタミンによる食中毒の疑い、イラン産英国経由ゴールデンレーズンの未承認物質フェンプロパトリン(0.11 mg/kg)・エテホン(0.08 mg/kg)及びプロパルギット(0.073 mg/kg)、英国産オランダ経由子供用特定医療目的の特定栄養食品の高濃度の栄養分、スペイン産冷凍メルルーサの総揮発性塩基窒素高含有(48.54 mg/kg)、スペイン産冷凍メカジキ切り身の水銀(2.3 mg/kg)、ハンガリー産鳥餌のブタクサの種高含有(800 mg/kg)、スペイン産真空パック解凍メカジキの水銀(1.53 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

スペイン産チルドメカジキの水銀(2 mg/kg)、モロッコ産冷凍サバのヒスタミン(2130; 2927; 2964; 1772; 1516; 1534 mg/kg)、スペイン産解凍マグロロインによる食中毒の疑い、スペイン産真空パック解凍メカジキの水銀(1.29 mg/kg;2.68 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

チリ産オランダ経由レーズンの亜硫酸塩高含有(3041.4; 2875.3 mg/kg)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分イカリソウ、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産生鮮パプリカのホルメタネート(0.256 mg/kg);クロルピリホス(1.386 mg/kg)、中国産バーベキュー用鉄製グリルからのニッケルの溶出(最大 0.5 mg/kg)及び高濃度の総溶出量(最大45 mg/dm²)、タイ産干し黄色シマアジのヒスタミン(236; 637; 580; 377; 296; 474; 450; 370; 656 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

[]ビートザストリート:コミュニティを動かす

Beat the Street: getting communities moving

Published 19 July 2016

https://www.gov.uk/government/case-studies/beat-the-street-getting-communities-moving

Beat the Streetは全ての年代の人々の運動を促すことで町や市の健康と福祉を向上させる12ヶ月間の地域全体にわたる計画である。歩くことや自転車が普通の社会にすることで長期の行動変容につなげる。

RFIDチップの入ったBeat the Streetカードをもらって町中に配置された‘Beat Boxes’センサーにタッチすることでポイントを獲得する。チームで協力してポイントを稼いで賞をもらうこともできる。

(最早ポケモンでもいいような気がする)

  • 健康の問題:全ての成人を毎日活動的にする

Health matters: getting every adult active every day

19 July 2016

https://www.gov.uk/government/publications/health-matters-getting-every-adult-active-every-day

https://www.gov.uk/government/publications/health-matters-getting-every-adult-active-every-day/health-matters-getting-every-adult-active-every-day

集団の活動量を増やし健康上のメリットを強調するための専門家向けリソース

インフォグラフィクスや各種情報

[]安全性助言 

Golden Ant tablets

15 July 2016

http://www.tga.gov.au/alert/golden-ant-tablets

TGAの検査で表示されていないシルデナフィルとクロラムフェニコールが検出された

製品の写真有り

[]鉛、水−米国:(第13報) (オレゴン)学校

Lead, water - USA: (13) (OR) schools

2016-07-18

http://www.promedmail.org/post/4352850

Date: Fri 15 Jul 2016 Source: Gales Creek Journal [edited]

Forest Grove学校区が全ての学校の飲料水中鉛の予備的検査結果を発表した。鉛濃度が高かったのは僅かの備品だけだった。400以上検査して11が高かった。さらに追加の検体を調べている。

[]原因不明の死亡、マナティー−米国:(フロリダ)藻類大発生関連

Undiagnosed die-off, manatee - USA: (FL) algal bloom related

2016-07-18

http://www.promedmail.org/post/4352849

Date: Wed 14 Jul 2016 06:32 AM EDT Source: Science World Report [edited]

州当局が大西洋沿岸の水を汚染している藻類の厚い塊を取り除こうとしている。St Lucie川からの藻類を濾すのに機械による方法を試みるかもしれない。

Martin郡の環境復元管理者Deborah DrumによるとOkeechobee湖からの淡水の流入減少が川の藻類のみためを減らすだろう。イリノイ州の日刊紙Pantagraphはそれとは関連のない別の藻類の大発生がIndian川で問題をおこしつつある。野生生物保護局は川の植生の変化がBrevard郡の川のマナティーを5月末から8頭殺した可能性がある。またこの地域の大量の魚の死亡の原因である可能性がある。

(餌が無くなることと藻類毒素と両方の事例がある)

  • 有毒藻類−米国(第5報):(カリフォルニア)警告

Toxic algae - USA (05): (CA) alert

2016-07-16

http://www.promedmail.org/post/4349879

Date: Fri 15 Jul 2016 Source: KHTS AM 1220 [edited]

カリフォルニア州ロサンゼルス郡のPyramid湖で大量の藻類大発生があり、人々は水と接触しないよう、湖でのレクリエーションには注意するよう助言が出された。ピクニックやハイキングは安全である。このような大発生は急速に発生して速やかに無くなるため水資源局は水質監視を強化している。

予防措置として、水泳など水との接触を避ける、水に触ったらできるだけ速やかに洗う、犬に水を飲ませたり入らせたりしない、湖の水を料理に使わない(煮沸や濾過では毒素は取り除けない)、吸入を避けるため藻類の塊の上でボートを漕がない、小さい子どもにはいつでも湖の水を飲まないよう警告する、水と接触して調子が悪くなったら医師または獣医師に相談する。

[]薬物濫用、合成薬物−米国:(ニューヨーク市)警告

Drug abuse, synthetic drugs - USA: (New York City) Alert

2016-07-18

http://www.promedmail.org/post/4353090

[1]Date: Thu 14 Jul 2016, 10:33 AM Source: Hot New Hiphop (HNHH) [edited]

今週初め、近所の33人が過剰使用で病院に運ばれ、ブルックリンのK2流行がピークに達した。テレビドラマのウォーキング・デッドのシーンのように、文字通り人体が道路中に横たわり、横たわっていないK2ユーザーは人々に嫌がらせをしたりただ立っているのに苦労していた。このような大量過剰使用を受けて、警察は雑貨店5ヶ所を捜索したが合成薬物を発見できなかった。

[2]Date: Thu 14 Jul 2016 Source: NY Times [edited]

今週突然K2による薬物過剰使用急増がおこった。ニューヨーク市で3日間で130人が救急治療室で治療を受けた。6月の1ヶ月分に相当する。

ニューヨーク市は救急室やその他医療機関にこの薬物に関する健康警告を発した。この春ニューヨーク市がキャンペーンの成功でK2が減ったと高らかに宣言したばかりである。

[]食品基準ニュース

Food Standards News July 2016

http://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/foodstandardsnews/Default.aspx

(まだリンクがない)

http://us2.campaign-archive1.com/?u=700bf5d7b419cc12102524e87&id=b95e964876

イベントの報告や案内、葉酸とヨウ素報告書、照射食品の表示、ステビオール配糖体の定義の拡大提案(ステビアの葉に含まれるものも含める)、ルーピンをアレルゲンに、ブルーベリーやラズベリーの照射、ワインの発酵促進のために水を加えて薄める、など

[]「脳卒中の10のうち9は予防できる」と研究が言う

Behind the headlines

'Nine out of 10 strokes preventable,' claims study

Monday July 18 2016

http://www.nhs.uk/news/2016/07July/Pages/nine-out-of-10-strokes-preventable-claims-study.aspx

Daily Telegraphが「もし10の健康規則に従うなら、10のうち9の脳卒中は予防できる」と報道した。このニュースは脳卒中のトップ10のリスク要因が予防できることを発見した大規模研究による。10の脳卒中リスク要因とは:高血圧、喫煙、酒の飲み過ぎ、糖尿病、貧しい食生活、運動不足、高コレステロール、心臓の問題、肥満、ストレス、である。

カナダの研究者らが、英国人を含む世界中の10の脳卒中のうち約9はこれらのリスク要因−その多くが避けられる−が原因である可能性があると推定した。

脳卒中は英国では大きな健康問題である。毎年イングランドの約11万人が脳卒中をおこす。脳卒中は心疾患とがんに次いで三番目の死因である。

この研究では32ヶ国27000人近くの脳卒中の人とそうでない人のライフスタイルを比較した。しかし10のうち9という数字は推定でしかない。我々はこれらのリスク要因がこの研究対象の人たちの脳卒中の決定的原因であるかどうかは知らない。またこの研究のデータの多くは自己申告で、一部の回答は正確でないだろう。

それでもこの研究は、ライフスタイルが心血管系の健康やその他の慢性疾患に関係があるという既に良く確立されている考えをさらに支持する。

我々は年齢や性別や遺伝的リスク要因を変えることはできないが、この研究は健康的な食生活と活動的なライフスタイルと禁煙と飲酒制限が病気のリスクを下げる最良の方法であるという助言へのさらなる根拠を提供する。

[]栄養表示の「少量」の定義について意見募集

National Consultation Seeks Views on 'Small Quantities' Definition for Nutrition Labelling

Monday, 18 July 2016

https://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/nutrition_labelling_consultation_18072016.html

EUの食品表示規制で一部の包装済み食品は栄養情報表示の例外となっている。例外の中に、少量の食品を直接消費者に販売する製造業者あるいは地域の小売店、という規定があり、この意見募集では「少量」の定義について援助をもとめる。

[]各国が非伝染性疾患に対応しているが国際目標達成には努力のスピードアップが必要

Countries start to act on noncommunicable diseases but need to speed up efforts to meet global commitments

18 July 2016

http://www.who.int/mediacentre/news/notes/2016/noncommunicable-diseases-global-commitments/en/

「非伝染性疾患の予防と管理についての各国能力評価」によると一部の国では大きな進歩がある。タバコの煙への暴露から人々を守る対策、アルコールの有害使用、不健康な食生活、運動不足対策を実行している。しかしまだ不十分である。

(日本はタバコが残念。対策どころか貧しい国に輸出)

[]FTCとの和解で、ハーバライフはMLMの運営を再編し消費者救済のため2億ドルを支払う

Herbalife Will Restructure Its Multi-level Marketing Operations and Pay $200 Million For Consumer Redress to Settle FTC Charges

July 15, 2016

https://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2016/07/herbalife-will-restructure-its-multi-level-marketing-operations

Herbalife International of America社., Herbalife International社,およびHerbalife社はダイエットや栄養サプリメント、パーソナルケア製品を販売することで相当なお金を稼げると信じるように消費者を欺いたというFTCの訴えに対応するために2億ドルを支払う。

また報酬が製品の販売より他人を参加させることで得られる仕組みを再編することも求められた。

ハーバライフは、参加すれば一ヶ月で数千ドルを稼げて仕事を辞めることができると宣伝していたが、実際には圧倒的多数は全くまたはほんの少ししか稼げない。「セールスリーダー」という肩書きの人の半分はハーバライフから受け取った金額は2014年に300ドル以下である。ハーバライフ自身の調査によると栄養クラブのオーナーはクラブを開催するのに平均8500ドルを使い57%は全く利益がないあるいは赤字であった。儲けることができなくて多くの人はハーバライフをやめている。多くは1年以内。

[]論文

  • 世界規模の研究が脳卒中は大部分が予防できることを示す

Global study shows stroke largely preventable

15-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/mu-gss071416.php

The Lancetに発表された研究によると、脳卒中の予防可能なリスク要因10が世界の脳卒中の10人中9人に関与する。しかしこれらの要因の優先順位が地域により異なる。

INTERSTROKE研究をもとに32ヶ国の研究者との協力による発表。全ての地域で最も重要なリスク要因は高血圧。他に運動、食生活、喫煙、飲酒、糖尿病、心疾患、ストレス、脂質などがある。

地域による違いとしては、例えば高血圧は西ヨーロッパや北米では40%の寄与だが東南アジアでは60%。不整脈などの心疾患の寄与は中国や南アジアより西ヨーロッパや北米で大きい。

  • 熱波、台風、洪水、地滑り:研究者らが災害の健康リスクの詳細を検討する

Heatwaves, typhoons, floods, landslides: Researchers detail rising health risks of disasters

18-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/tca-htf071416.php

マレーシアで開催された国際専門家会議の6つの研究論文がAsia Pacific Journal of Public Healthに発表された。気候変動によるヒト健康影響。

  • 子ども達に腎臓毒素と腎障害のバイオマーカーを検出

Kidney toxins and kidney injury biomarker detected in children

18-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/bawh-kta071816.php

メキシコの慢性腎疾患の多い地域に住む子ども達の尿から高濃度のヒ素とクロムを検出した。さらに腎障害の初期の兆候として研究されてきたKIM-1(腎障害分子Kidney Injury Molecule)の増加も検出された。Environmental Researchに発表。ヒ素の汚染源は飲料水であるがクロムの汚染源は同定できなかった。

  • 母乳からニンニクの香り発見

Garlic aroma found in breast milk

15-Jul-2016

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/uoe-gaf071516.php

ニンニクを食べた女性の母乳にはニンニクの香り成分allyl methyl sulfide (AMS), allyl methyl sulfoxide (AMSO) および allyl methyl sulfone (AMSO2)が存在する。 Metabolitesに報告。

  • EUはFAOの世界の食糧安全保障改善課題を達成しない

EU Failing FAO Challenge to Improve Global Food Security

Stuart J. Smyth et al.,

Trends in Biotechnology  Volume 34, Issue 7, p521–523, July 2016

http://www.cell.com/trends/biotechnology/fulltext/S0167-7799(16)30007-5

EUによる加盟国のGM作物禁止許可はFAOが2009年に発表した食糧安全保障のために農業バイオテクノロジーの活用を求めたことを無視する。

その他

  • 何故血液型ダイエットは危険な神話なのか

Why The Blood-Type Diet Is A Dangerous Myth

Jul 11, 2016 10:40 AM

Kelsey Miller

http://www.refinery29.com/2016/07/116159/blood-type-diet-myths

血液型ダイエットの体験談。彼女はO型だったので肉と脂肪を食べるよう指示された。10代の頃から十以上のダイエット法をやってきて全然役にたたなかったけれど、最近また血液型ダイエットが流行の兆しなのでその内容と間違いを指摘

このサイトはアンチダイエットプロジェクトという名前でダイエット関連の話題を取り上げている

http://www.refinery29.com/the-anti-diet-project

  • 我々はお金を提供された悪い科学について話す必要がある

We need to talk about the bad science being funded

July 19, 2016 Simon Gandevia

https://theconversation.com/we-need-to-talk-about-the-bad-science-being-funded-61916

悪い科学にお金が使われるとき、良い科学は資金を失う

重要な科学的知見が再現できないという目を見張るばかりの失敗が最近報告されている、特に生物学、心理学、医学の分野で。

偽陽性、データのトリミングやクッキング、論文を出さなければ生きていけない文化、などを指摘。

(ところでそんな偽陽性だらけの論文を根拠にたとえ僅かでも疑わしいという報告があったらそれは禁止すべき、という「予防原則」を振りかざしたらどうなるかは簡単に予測できるよね?)

  • 包囲網の中の科学:ベネズエラの経済危機が研究者にどう影響したか

Natureニュース

Science under siege: how Venezuela’s economic crisis is affecting researchers

Barbara Fraser 18 July 2016

http://www.nature.com/news/science-under-siege-how-venezuela-s-economic-crisis-is-affecting-researchers-1.20261

化学者Claudio BifanoがNatureに、飢餓と欠乏と暴力に支配された国での日常生活を語る

ベネズエラの政治的経済的危機は悪化し続けている。主要輸出品であった石油の価格が低下し、一方で先のHugo Chávez大統領による社会主義的経済政策が維持されているため、ベネズエラは輸入品の支払いが苦しい。

カラカスのベネズエラ中央大学の化学者Claudio Bifanoは計画停電や食品のための行列や増加する暴力の中で教育を続けている。「この国にとって今は良い時期ではない、しかし我々は働き続け、生き続けなければならない。」

Bifanoはラテンアメリカ科学アカデミーの会長でnatureに対してベネズエラの科学者がこの混乱にどうつきあっているかを語った。

以下Q&A

(いい話が全くない。彼が教育を続けているのは若い学生がこの国を脱出するのに知識が必要だからで。)

  • セレブによる食品や飲料の保証に注意

Beware Celebrity Food and Beverage Endorsements

by Berkeley Wellness | July 18, 2016

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/nutrition/article/beware-celebrity-food-and-beverage-endorsements

人気スターの食品や飲料の宣伝に心を揺さぶられないように:Pediatricsに発表された研究によるとほとんどは不健康な製品である。

  • 家族での食事:まだ健在

Family Dinners: Alive and Well

by Berkeley Wellness | July 18, 2016

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/family-dinners-alive-and-well

2200人以上の米国成人でのHarris 世論調査によると家族での食事は消えていない。誰かと一緒に住んでいる人の約1/3は毎日夕食を一緒に食べ、さらに1/3は週に4-6日家族と一緒に食べる。全体では87%が少なくとも週に1回は夕食を一緒に食べ、一度も一緒に食べないのはたった5%である。

家族で食べない理由は、29%が「スケジュールがあわない」であるが7%が「一緒に食べたくない」。この調査では栄養の質については掘り下げていないが、少なくとも週に1度は一緒に食べる人の79%は近年より健康的な夕食を作るようになってきた。

その他の知見

・少なくとも週に1度は料理をすると報告したのは84%(57%は料理が楽しい)であるが、多くは時間を節約するためにカット済み野菜や調理済み肉製品、冷凍食品などを利用している

・ほとんど(90%)は家族での食事に携帯電話は必要ないと報告しているがテレビの前で一緒に食べるのは37%

・87%は食品がどこから来たかより一緒に食べることのほうが大事と報告している

  • 大麻は交通事故死に関連

Marijuana Linked to Fatal Car Crashes

by Berkeley Wellness | July 18, 2016

http://www.berkeleywellness.com/healthy-community/health-care-policy/article/marijuana-linked-fatal-car-crashes

ワシントン州で2012年末から大麻の娯楽使用が合法化されてから、大麻の影響下で車を運転した人の関係する交通事故死が2倍以上になった。NPO交通安全AAA協会によると、大麻使用に関連する交通事故死は2013年の49(8%)から2014年の106(17%)に増加した。

一部の州では運転中の大麻使用にはアルコール同様血中THC濃度を元に規制値を設定しているが、安全量があるのかどうか、あるならどのくらいなのかについて議論が多い。なぜなら大麻の影響は人により異なり、血中THC濃度は必ずしも機能不全レベルと対応しないからである。

医療あるいは娯楽目的での大麻の使用は25州とコロンビア特別区で合法で、さらに多くの州が合法化を検討している。

  • AMAは向知性薬の増加に直面

AMA(米国医師会)

AMA Confronts the Rise of Nootropics

June 14, 2016

http://www.ama-assn.org/ama/pub/news/news/2016/2016-06-14-ama-confronts-nootropics.page

向知性薬の個人的使用増加への懸念から、AMAは本日年次会合で健康な人への認知機能増強処方薬の治療目的ではない使用をしないよう薦める新しい方針を採択した。

向知性薬−いわゆるスマートドラッグ−は健康な人の認知機能、特に記憶や学習や知能のような高位機能を向上させると宣伝されている各種処方薬、サプリメント、その他の物質を含む。

FDAがADHDナルコレプシー治療用に認可している処方薬が学生などに良く適用外使用されている。そのような使用には多様な精神衛生上の有害影響や薬物誤用パターンと関連がある。

「仕事や学校での成績で優位になろうとして処方薬を使いたいという誘惑が増加している。これらの薬物の医療目的ではない使用は、薬物濫用やその他の有害影響の可能性から、止めるべきである。」とAMAのMaya A. Babu医師は言う。「医師は健康な人に認知機能増強目的での処方をしないことでこの目標を支援できる」。

処方興奮薬はリスクはあるが賢くはならない。入手可能な根拠は処方興奮薬の認知機能への影響は人により大きく異なり、用量に依存し、健康な人では効果は限られるあるいは最大でも少しであることを示唆している。

ダイエタリーサプリメントやハーブなどについては限られた情報しかない。アミノ酸から植物製品まで100以上の物質がウェブサイトで認知機能向上作用があると宣伝されているが、その安全性と有効性は系統的に調べられていない。

新しいAMAの方針では認知機能向上作用があると宣伝されているダイエタリーサプリメントやハーブなどの情報不足を指摘し使用パターンやリスクやベネフィットについてのさらなる研究を要請している。またFTCにダイエタリーサプリメントやハーブなど宣伝について誤解を招くものでないことを確保するよう吟味するよう強く求める。

(スマートドラッグは大人が使っている印象があるが、小学生に受験用サプリメントとか与えるのは止めて欲しい。)

お知らせ

出版物のお知らせです。

一部を分担執筆した本が出ています。

地球とつながる暮らしのデザイン

地球とつながる暮らしのデザイン

編集者はもと環境事務次官で現在慶應義塾大学教授の小林先生。

「各分野の専門家50名」のうちに入れて頂きました。

大学などで環境を教える立場にある人のネタ本に使えそうな本です。

私は環境の話はしていなくて、むしろ環境のためによかれと思ってやっていることが安全性からは薦められないことがある、といったようなことも書いているのですが、そういう人選なので感心した次第です。私は農業とか環境活動とかの分野の人たちに、有機栽培や地産地消で食が安全になることはない、という話が拒否されたことがあります。原稿からその部分は削除された。でもこの本の編集を行った豊貞先生はきちんと理解して下さいました。イデオロギー先行ではなく、現実的に成果を出したいのだという想いを感じました。

内容の割に安いと思うので、真剣にエコを考える一般の人にも薦められると思います。


まだ発売していませんがこちらは「そうそうたる13人の専門家」に入れて頂きました。

実際にはこの出版社で単著を書いておられる成田さんのおまけです。

この本は自分自身が小さい子どもを育てながら働いているワーキングマザーである編集者の大西さんが、あったらいいなと思って作った本、だと思います。

だから教科書や専門書だったら書かないだろう書き方をしています。文章も軟らかくなるように手が入っています。

こちらは広く子育て中の方に読んで頂けるものだと思います。


最後にAERA 7月25日号

http://publications.asahi.com/ecs/12.shtml

特集:食の安全

らしいですが私は食品添加物について取材受けました。

担当の記者さんは比較的良く理解されていると思いますが、特集全体としては玉石混淆になっています。

放射能と輸入食品の担当者は全然わかってないようですが・・・どうやったら石を減らして玉を増やせるのでしょう?

「「野菜炒め」水にさらし、蒸し煮でアクリルアミド生成防ぐ」という食品安全委員会の助言も週刊誌の中吊り広告のフォーマットで書かれると目新しいことのようです。いっそのこと季刊誌「食品安全」も出すたびに電車の中吊りにしたらどうでしょう?

itohitoh 2016/07/21 01:09 環境関係の人たちは、私から見たら新興宗教に近いと思うことが度々あります。
また農業分野の連中の多くは、利益誘導のために手段を択ばない傾向があります。(農水省など)
そういう人たちは、最初に結果・結論があるので、それが科学的に否定されているとしても、決してその意見は受け入れないと思いますね。

そういう人たちにとっては、uneyamaさんの意見はとても都合の悪いものとなるので、拒否するのだと思います。