食品安全情報blog RSSフィード

検索エンジンからこのサイトに来た方は、日記の検索欄で再度検索するとお望みの情報を得られる可能性が高くなるかもしれません。

このサイトはuneyamaが収集した情報をアップしているサイトです。 このサイトの要約の間違い等はuneyamaの責任です。ご利用の際には原文を確認して下さい。
なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-11-02

[]警告文書

Warning Letters

  • Buck Mountain Herbs Botanicals, Inc. 10/7/16

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2016/ucm526534.htm

サンザシやウワウルシなど動物用に売っている各種ハーブ製品が未承認動物用医薬品

  • FDA規制対象製品への消費者支出:1ドル当たり20セント

Consumer expenditure on FDA regulated products: 20 cents of every dollar

Posted on November 1, 2016 by FDA Voice

By: Sheri Walker, Ph.D., and Clark Nardinelli

http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2016/11/consumer-expenditure-on-fda-regulated-products-20-cents-of-every-dollar/

FDAについてよく引用される統計に、米国の消費者がFDAの規制対象製品に使うお金は1ドル当たり20セント、というのがある。医薬品と食品とタバコを含む年間消費は1ドル当たり20セント、2.4兆ドル以上になる。我々の職員の34人の経済学者が毎年このFDAの影響を推定している。このような推定はFDAの責任の全体的展望を人々に伝えるのに役立つと考えている。

(中略)

食品とタバコのシェアは一貫して減り続ける一方、医療のシェアは増え続けている。

  • FDAは風味付きナッツバタースプレッドとカップケーキやその他のデザートの中身として使える製品の適切な製品分類と日常的に摂取する参照量についての情報を募集

FDA Requests Information on the Appropriate Product Category and Reference Amount Customarily Consumed for Flavored Nut Butter Spreads and Products that Can Be Used to Fill Cupcakes and Other Desserts

November 1, 2016

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm523385.htm

FDAは最近一部の日常的に摂取する参照量(RACC)の更新を行い、さらに「ナッツココアベースのスプレッド」がRACCとしては「ハチミツ、ジャム、ゼリー、フルーツバター、糖蜜」のカテゴリーに入るのか、あるいは新しい分類にするのかについて質問された。そのこで最初のステップとして情報提供を求める。意見募集は2016年11月2日。

[]ビタミンD:EFSAは食事摂取基準を設定

Vitamin D: EFSA sets dietary reference values

28 October 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/161028

EFSAはビタミンD摂取のための食事摂取基準(DRVs)を設定している。EFSAは消費者に助言するために使用する欧州諸国のリスク管理者にこの助言を提供する。

食品・栄養・アレルギーに関する科学パネル(NDA)は、1歳以上の健康的な人に一日当たりの目安量(AI) 15 µgを規定した。これには妊婦と授乳中の女性も含まれる。7-11か月の乳児のDRVsは一日当たり10 µgが設定されている。

ビタミンDのDRVs設定は1993年に設定された栄養とエネルギーの参照値のレビューの一部である。これは、欧州の消費者が健康的な食事を選択できるように、リスク管理者に栄養摂取に関する特別な助言をするのに役立つ。

ビタミンDは太陽暴露によって体内で合成することもできるので食事から必要な量を減らせる。ビタミンDのDRVsは、最小限の太陽への暴露と限られた量のビタミンD合成という前提に基づいている。DRVsは地理的な居住地と日光への暴露に関わりなく欧州の消費者が十分な量のビタミンDをとることを保証するだろう。

ビタミンDは、特に正常な骨と筋肉の機能維持に役立つことで、人体に重要な役割を担う。ビタミンD不足は骨密度に悪影響を与え、子供では軟らかい骨(くる病)、成人ではもろく変形した骨をもたらす。

EFSAはビタミンDの食事摂取と皮膚での合成の影響に関してさらに研究するよう助言する。

欧州の消費者のためのEFSAの評価は、英国人のビタミンDのDRVsを助言している英国の栄養に関する科学助言委員会(SACN)の評価に従っている。EFSAの科学的意見に添付されている共同解説書は、ビタミンDのDRV値の導出に2つの機関が取ったそれぞれのアプローチ−方法、使用データ、評価でカバーされる地理的範囲が含まれる。

  • ビタミンDの食事摂取基準についての科学的意見

Scientific opinion on Dietary Reference Values for vitamin D

EFSA Journal 2016;14(10):4547 [145 pp.]. 28 October 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4547

  • ビタミンDの食事摂取基準に関する食品・栄養・アレルギーに関するEFSAのパネル(NDA)の科学的意見案についての意見募集結果

Outcome of a public consultation on the Draft Scientific Opinion of the EFSA Panel on Dietetic Products, Nutrition and Allergies (NDA) on Dietary Reference Values for vitamin D

EFSA-Q-2015-00676

28 October 2016

http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1078e

  • ビタミンDの食事摂取基準についてEFSAと栄養に関する英国科学助言委員会による共同解説書

Joint explanatory note by the European Food Safety Authority and the UK Scientific Advisory Committee on Nutrition regarding dietary reference values for vitamin D

http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/documents/news/explanatory_note_EFSA_SACN_vitaminD.pdf

[]管理されたミツバチコロニーの健康状態評価(HEALTHY-B):データ収集統一をより簡単にするツールボックス

Assessing the health status of managed honeybee colonies (HEALTHY-B): a toolbox to facilitate harmonised data collection

EFSA Journal 2016;14(10):4578 [241 pp.]. 25 October 2016

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4578

ツールは、データ収集や報告、欧州連合(EU)の野外調査のデザイン、ミツバチの健康についてのデータ分析を統一してより簡単にすることで、管理されたミツバチコロニーの健康状態を評価するために提供されている。加盟国機関、EUリファレンス検査機関、EFSAの間で継続的に交流することで、手段をさらに有効にし、EU全域の多くの取り組みで集められた詳細で正確なミツバチの健康データを有効利用しやすくすることが求められている。

[]FVO査察報告書

  • ポーランド―水産物

PL Poland - Fishery products

26/10/2016

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3683

2016年5月10〜19日にポーランドで実施された、水産物管理に対する当局の機関と国の規定の実行がEUの要求に従っているかどうか評価するための査察。ポーランドには水産物と生産チェーンをカバーする適切で効果的な公的管理システムがある。だが、公的管理の実行では、特にHACCP計画(ハザード分析)の評価についていくつか欠点が指摘されている。

  • スペイン―オーガニック生産の残留農薬管理

ES Spain - pesticide residue controls in organic production

28/10/2016 http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3690

2016年3月8〜15日にスペインで実施されたオーガニック生産の農薬管理を評価する査察。スペインは、取り上げて分析するサンプル数に関してはEU規則に従っている。査察チームが訪れたアンダルシア地方で、オーガニック生産には認められていない農薬の不正や違反の検出すべてが検討された。試験所は素晴らしい設備を持ち包括的な分析を提供しているが、分析に使用する公的基準の欠如により分析検査の管理効果が限られており、同様にサンプリング手順の欠如が検査結果の解釈に影響を与えている。

[]RASFF Week43-2016

警報通知(Alert Notifications)

イラン産英国経由サルタナレーズンのクロルピリホス(0.037 mg/kg)・未承認物質カルベンダジム(0.81 mg/kg)及びエチオン(0.04 mg/kg)、メキシコ産ハチミツのピロリジジンアルカロイド(合計= 454.9 µg/kg)、オランダ産冷凍ひき肉の亜硫酸塩非表示、英国産砕いたチリのオクラトキシンA (29.9 µg/kg)、ナミビア産冷凍ツノザメのカドミウム(0.140 mg/kg)、ドイツ産チョコレートのベンゾ(a)ピレン(5.3 µg/kg)・多環芳香族炭化水素( PAH4 合計: 29.4 µg/kg)・ベンゾ(a)アントラセン(9.6 µg/kg)・クリセン(9.1 µg/kg)及びベンゾ(b)フルオランテン(5.4 µg/kg)、スペイン産チルド燻製カジキマグロの水銀(4.54 mg/kg)、ポーランド産リンゴのクロルピリホス(0.076 mg/kg)、その他アフラトキシン等多数

注意喚起情報(information for attention)

旧ユーゴスラビアマケドニア共和国産野生ポルチーニ茸(ヤマドリダケ)のニコチン(0.18 mg/kg)、中国産乾燥筒状豚ケーシングの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)ニトロフラゾン(SEM) (1.4 µg/kg)、中国産冷凍ティラピアのスルホンアミド(131,2 µg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

オランダ産鶏肥育用飼料混合物のサリノマイシン(28.8; 26.3; 19.8 mg/kg)、イタリア産パフペーストリー(パイ・タルト生地)の粘着ラベルからのベンゾフェノンの溶出(815: 657 µg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸、スウェーデン産食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産レモンのクロルピリホス(0.458 mg/kg)、トルコ産ブドウのオクラトキシンA (71 mg/kg)、トルコ産ピーマンのクロルピリホス(0.172 mg/kg)、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(2000 mg/kg)、中国産ステンレススチール製粉ふるい器セットからのクロム (17.3〜 59.2 mg/kg)・ニッケル(0.8 〜142.3 mg/kg)・マンガン(1.1 〜82.6 mg/kg)の溶出及び高濃度の総溶出量( 791 〜1535 mg/kg)、米国産ピスタチオナッツのアフラトキシン(B1 = 54,6; Tot. = 58,3 µg/kg)、ウクライナ産パンプキンシードオイルのベンゾ(a)ピレン(16.3 µg/kg)及び多環芳香族炭化水素(PAH4合計: 77.2 µg/kg)、ウクライナ産ガーリック風味ヒマワリ油のベンゾ(a)ピレン(8.6 µg/kg)及び多環芳香族炭化水素( PAH4合計: 40.3 µg/kg)、ウクライナ産亜麻仁油のベンゾ(a)ピレン(8.6 µg/kg)及び多環芳香族炭化水素(PAH4合計: 40.3 µg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 53.44; Tot. = 56.86 / B1 = 8.48; Tot. = 15.65 µg/item;B1 = 27; Tot. = 72 µg/kg)、ウクライナ産圧縮加工生ヒマワリ油のベンゾ(a)ピレン(6.4 µg/kg)及び多環芳香族炭化水素(PAH4合計: 28.3 µg/kg)、

[]MHRAのカンナビジオール(CBD)含有製品についての声明 更新

MHRA statement on products containing Cannabidiol (CBD)

Update 1 November 2016

https://www.gov.uk/government/news/mhra-statement-on-products-containing-cannabidiol-cbd

MHRAは、医療目的で使用されるカンナビジオール(CBD)を含む製品は医薬品であるという意見ではあるが、個々の製品については注意深く検討する。我々の主な懸念は患者の安全性であり、医師と相談してまだ入手できる。企業は2016年11月31日まで製品を市場から取り下げるか、MHRAと協力して医薬品規制を満たすか、法の下で自主的に対応できる。

[]一部の上海ガニの販売が中止

Sale of some hairy crabs suspended

November 01, 2016

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2016/11/20161101_191711.shtml

食品安全センターはJiangsuの二つの養殖場で育てられた上海ガニの輸入と販売を中止するよう命令した。最近センターがダイオキシンダイオキシン様PCBを調査し、2検体がセンターの基準を超過していた。センターは二つの業者からの輸入を一時停止し市販製品のリコールを行うとともに中国本国に情報を通知し対応を求めた。

[]鉛中毒 カナダ:(オンタリオ)輸入メキシコ陶器

Lead poisoning - Canada: (ON) imported Mexican pottery

2016-11-01

http://www.promedmail.org/post/4600021

Date: Thu 20 Oct 2016 Source: HealthDay News [edited]

伝統的メキシコの陶器に使われている釉薬に高濃度の鉛が含まれることがあり長期間取り扱うと有害になる可能性がある、カナダの研究者が報告した。55才のカナダ人女性が鉛中毒になった事例がCanadian Medical Association Journalに報告された。彼女はメキシコ産の食器をひんぱんに使っていた。彼女の使っていた食器は鉛が17%だった。

[]年次報告書

Annual Report 2015–16

http://apvma.gov.au/node/11031

[]論文

  • BMJ症例報告:肝炎とエネルギードリンク;ミツバチに刺される;アヘンと鉛中毒

BMJ Case Reports: Hepatitis & energy drinks; bee stings; opium & lead poisoning

1-Nov-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-11/b-bcr102816.php

・エネルギードリンクの飲み過ぎで急性肝炎になった男性

毎日4-5本のエネルギードリンクを3週間飲んで急性肝炎で救急に来た50才男性。エネルギードリンクを飲み始めて不快、食欲不振、腹痛悪化、吐き気、嘔吐があったがインフルエンザだと思っていた。暗色尿と黄疸でびっくりした。彼は建設業労働者でエネルギードリンクはきつい労働に役立つと思って飲んでいた。医師はナイアシンの過剰摂取が原因だろうと考えている

・何回もミツバチに刺されることによる心臓への持続する影響に警告

ミツバチの群れに襲われて数週間後に重大な心臓への影響が出たインドの55才の男性。50回以上刺されて入院し抗炎症薬を投与されて良くなって退院したが3週間後心停止で死にそうになりペースメーカーを入れた。遅延型アレルギー反応によるKounis症候群疑い

・アヘン喫煙による鉛中毒

46才のイランから来た人が汚染アヘンの吸飲で鉛中毒。イランではこの手の中毒は良く報告されていて、ヘロインや大麻にも汚染がある。鉛はアヘンの重量を増やすために添加あるいは加工時に入り、相当な量が含まれている。

  • 紛らわしい食品表示が食物アレルギーのある消費者をリスクに晒す

Confusing food labels place consumers with food allergy at risk

1-Nov-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-11/arh-cfl102816.php

食物アレルギーのある消費者は「含むかもしれない」あるいは「同じ装置を使って製造」というアレルゲン表示をしばしば誤解している。最大40%がこのような予防的アレルギー表示のある食品を購入している。Journal of Allergy and Clinical Immunologyに発表された研究。

  • 単純な食品添加物が大腸菌中毒を遅らせる

Simple food additive slows E. coli poisoning

1-Nov-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-11/msu-sfa110116.php

安全な食品添加物ポリソルベートが大腸菌中毒の有害影響を遅くできることがBiofoulingに発表された。大腸菌のバイオフィルムを攻撃する。

  • WHO紀要

Bulletin of the World Health Organization

Volume 94, Number 11, November 2016, 785-860

http://www.who.int/bulletin/volumes/94/11/en/

核災害後の公衆衛生:放射線リスクを超えて

Public health after a nuclear disaster: beyond radiation risks

Claire Leppold, Tetsuya Tanimoto & Masaharu Tsubokura

http://dx.doi.org/10.2471/BLT.15.168187

(筆頭著者のClaire Leppoldは南相馬市立総合病院 研究者)

日本の三重の災害から5年、災害後の福島県の健康についての簡単な概要を伝える

災害後放射線のリスクが注目されたが放射線による死亡や急性健康影響は報告されていない。2015年に発表された甲状腺がんの報告は科学コミュニティから批判されたが一般の人々全てには届かず、医療の専門家すら混乱している。放射線に関する議論が放射線以外の被害への無視につながっている。事故後の強制的避難と福島への社会的スティグマが健康に大きな影響を与えた。1986年のチェルノブイリ事故でも最も深刻な健康被害は精神衛生上の負担だった。福島も同じである。内部被曝がほとんどないのに比べて非伝染性疾患や精神衛生上の負担はあまりにも大きい。特に高齢者で顕著である。放射線暴露を減らすための避難と生活環境の変化は包括的リスク評価無しには正当化できない。福島から学ぶことはまだ多い。

(この人

福島と、「知る」という技術

http://www.huffingtonpost.jp/claire-leppold/fukushima-and-the-art-of-knowing_b_10538826.html

結局チェルノブイリの教訓は福島で生かせていない。ただこういう人が来て発信していることはとても素晴らしい。旧ソ連と違って情報は開示されている。)

その他

  • ダイエタリーサプリメントの販売業者のアドバイスは信用しないこと!

Quackwatch

Don't Trust Advice from Dietary Supplement Retailers!

Stephen Barrett, M.D.

revised on November 1, 2016.

http://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/hfsadvice.html

ハーブやダイエタリーサプリメントの販売には小売店でのアドバイスが大きな要因である。健康食品店の店員などが医師免許もないのに病気であると診断し製品を薦める−そのような行為は州法で禁止されている。しかし多くの調査で販売業者は法律を無視していることが示されている。政府による取り締まりは限られ、主に製造業者を対象にしている。ここにいくつかの例を示す。

(以下1976年から2016年までのたくさんの例)

基本

健康食品店で働いている人の多くは栄養や医療について助言できる資格がないことを忘れずに。もし健康に問題があるなら、資格をもった医師に相談すること。食生活についてなら登録栄養士が良い。

  • 米国の学校は実践しない科学を教えているのか?

Are U.S. schools teaching hands-off science?

By Jeffrey MervisNov. 1, 2016 ,

http://www.sciencemag.org/news/2016/11/are-us-schools-teaching-hands-science

理科の授業で石や鉱物に定期的に触れている米国の高校生は、最近の全国科学テストでそのような経験をしたことのない生徒より成績が悪かった。授業で化合物を混合したり顕微鏡を見たりした生徒はそのような経験のない生徒と成績が変わらなかった。

驚いた?この人目を引く結果は先週発表された理科の2015全国教育達成評価(NAEP)による。科学教育は経験学習がベストであるという通念に反するように見える。

(以下いろいろ考察。)

  • 誤診:遺伝子検査の隠されたリスク

Misdiagnoses: A hidden risk of genetic testing

Jacqueline Howard | November 1, 2016 | CNN

http://edition.cnn.com/2016/10/31/health/genetic-testing-misdiagnosis-risk/

13才の少年が突然心不全で死亡し、少年の解剖で死因がわからなかったため彼の親族20人以上が遺伝子検査を受けた。その検査で少年の兄弟を含む家族何人かがQT延長症候群と診断され、徐細動装置が手術で埋め込まれた。その後家族がDr. Michael Ackermanにセカンドオピニオンを求め、彼はその診断を疑わしく思い、家族を評価した結果、全くQT延長症候群ではないと結論した。また死亡した少年の遺伝子評価も行われていなかったので検査したところ、その少年もQT延長症候群ではなかった。別の彼だけにある全く異なる変異が見つかった。この少年の事例はMayo Clinic Proceedingsに発表された。この論文で研究者らは遺伝子検査の使用とその解釈は慎重にするよう呼びかけている。遺伝子検査や個別医学を単なるバズワードにしないように。

(以下略)

特に家族歴もないのなら遺伝子検査は求めないように

  • インフルエンザ予防接種をしないで死亡した娘の母親が予防接種の啓発をする

Woman whose daughter died after skipping flu shot raising awareness of vaccine

November 01, 2016

http://www.foxnews.com/health/2016/11/01/woman-whose-daughter-died-after-skipping-flu-shot-raising-awareness-vaccine.html

2015-2016年のインフルエンザ予防接種シーズンに、Pegy Loweryは12才の娘Piperの注射への恐怖がワクチンのメリットを上回ると判断した。しかし約1年後、2016年1月のウイルスとの戦いに娘が負けた後、彼女は劇的に立場を変えた。今彼女は同様の悲劇を予防するために、インフルエンザの予防接種の重要性について啓発している。

  • ベジタブルヨーグルトが2017年の新しいトレンディフードになるだろう

Vegetable yogurt will be the trendy new food in 2017

2 November 2016

http://www.telegraph.co.uk/news/2016/11/02/vegetable-yogurt-will-be-the-trendy-new-food-in-2017/

Waitroseの予想。ニンジンやビートの根、サツマイモヨーグルトが米国で予想外にヒットし間もなく英国にも来るだろう。またソーシャルメディアに自分で作った料理を上手にプレゼンすることにますます努力するだろう。

コンシューマーラボ

Product Review: Astaxanthin Supplements Review

11/1/16

https://www.consumerlab.com/reviews/Astaxanthin-Supplements-Review/Astaxanthin/

同じ量でも値段は違う

  • カッピングの流行:歴史は長いが科学には新参

The Cupping Craze: Long on History, Short on Science

by Berkeley Wellness | November 01, 2016

http://www.berkeleywellness.com/fitness/injury-prevention/article/cupping-craze-long-history-short-science

リオの夏季オリンピックでMichael Phelpsをはじめたくさんの有名なアスリートが紫色の丸い痣が背中や肩などにあるのを見たかもしれない。カッピングの跡である。その後読者から本当にヒーリングパワーがあるのか、運動能力を高めるのかという質問をもらった。明らかにオリンピック選手の中にはそう信じている人がいるがその根拠は疑わしい。

いくつかの方法はあるがカッピングでは皮膚を特別なカップで吸引する。それにより循環を促進し「滞った」毒素を引き出し筋骨格の痛みを和らげるという。吸引方法は火をつけたりポンプで空気を引いたりで通常1-2インチのカップうぃ5-8個使う。一部の伝統的中国医学ではカッピングは鍼士やマッサージ療法士がよく使う。もともとは毒虫に咬まれた時の毒素吸引や傷口のドレーンとして使われていたようだが今や万能の治療法と宣伝されている。

いくつかの研究でカッピングの効果を検証しようとしている。いくつかはポジティブな結果になっているが鍼やその他の代替医療同様、全体として研究の質は低く適切な対照群が無くプラセボ効果を排除できない。またありそうなメカニズムはない。カッピングは一般的に安全と考えられるが吸引により皮下の血管が破裂し痣になる。さらに重大な症例として昨年頭痛の治療に頭にカッピングをして2週間後に硬膜下血腫になった若い女性の報告があった。

基本:カッピングの治療効果は議論があり我々はプラセボ以上のメリットはないと疑っている。カッピングが競技に勝つことに役立つという科学的根拠はない。頭や弱い皮膚、湿疹のあるところにはすべきではない。通常保険は効かない。

  • 出版社がイランの科学者による58論文を著者操作により取り下げ

Natureニュース

Publisher pulls 58 articles by Iranian scientists over authorship manipulation

01 November 2016

http://www.nature.com/news/publisher-pulls-58-articles-by-iranian-scientists-over-authorship-manipulation-1.20916

282人のイランの研究者が著者になっている58論文を主要科学出版社が本日取り下げた。ピアレビュープロセスが破綻している兆候を発見したという。BioMed Centralは28論文を取り下げる予定でさらに40報を調査中、一方Springerも30報取り下げ9報調査中である。プレスリリースによると剽窃、ピアレビューと著者の操作などの根拠を見つけたという告発で調査した結果だという。

昨年Springerは「ピアレビュー偽装」で64論文を取り下げ、BMCも同様の理由で別に43の論文を取り下げている。他の主要出版社も同様のピアレビュー偽装を報告している。