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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2016-12-19

[]環境影響を決めるための新しいバージョンのReCiPe 2016

New version ReCiPe 2016 to determine environmental impact

15 December 2016

http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Common_and_Present/Newsmessages/2016/New_version_ReCiPe_2016_to_determine_environmental_impact

ある製品の生産の環境影響についてライフサイクル解析を行うツールReCiPeの新しいバージョン発表

[]ゴム粒子から何が放出されるのかを調べる

Investigating what is released from rubber granulate

http://www.rivm.nl/en/Topics/R/Rubber_granulate/Research_into_rubber_granulate_on_synthetic_turf_fields/Investigating_what_is_released_from_rubber_granulate

ゴム粒子についてのこれまでの研究

Previous research into rubber granulate

http://www.rivm.nl/en/Topics/R/Rubber_granulate/Previous_research_into_rubber_granulate

[]新しいデータは米国のオピオイド流行が続いていることを示す

New data show continuing opioid epidemic in the United States

December 16, 2016

https://www.cdc.gov/media/releases/2016/p1216-continuing-opioid-epidemic.html

本日MMWRに発表された新しいデータは、薬物過剰使用による死亡が増加し続けていることを示す

2015年には薬物過剰使用で52000人以上が死亡し、そのうち33091人(63.1%)が処方あるいは違法なオピオイドである。2000年以降、30万人以上のアメリカ人がオピオイドの過剰使用で命を落としている。

オピオイド過剰使用による死亡の増加の主な部分はヘロインや違法フェンタニルのような違法オピオイドによる。

Increases in Drug and Opioid-Involved Overdose Deaths — United States, 2010–2015

Early Release / December 16, 2016 / 65

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/65/wr/mm655051e1.htm?s_cid=mm655051e1_w

  • 石炭採掘者の進行性塊状線維症の再興−Eastern Kentucky, 2016

Resurgence of Progressive Massive Fibrosis in Coal Miners — Eastern Kentucky, 2016

MMWR / December 16, 2016 / 65(49);1385–1389

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/65/wr/mm6549a1.htm?s_cid=mm6549a1_w

石炭労働者の塵肺、別名「黒肺病」は1969石炭法および1977改訂で炭鉱のダストの規制値を設定したことで大きく減ってきた。1990年代に史上最低になったがその後増加している。

[]ビッグデータ研究は10分野での政策助言の概要を提示

Big Data Study outlines policy recommendations in 10 areas

16-12-2016

http://ec.europa.eu/dgs/health_food-safety/dyna/enews/enews.cfm?al_id=1746

公衆衛生、遠隔医療、医療におけるビッグデータについての研究が発表された。

健康分野でのビッグデータの使用例を同定し、関連10分野についての助言を発表した:啓発、教育訓練、データソース、データの公開と共有、利用と目的、データ解析、データのアクセスと使用の管理、基準、資金提供と資金源、法的およびプライバシーの問題。

Study on Big Data in Public Health, Telemedine and Healthcare

Final Report December 2016

https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/ehealth/docs/bigdata_report_en.pdf

[]FDAは食事由来脂肪とコレステロールと冠動脈心疾患の関連についてより多くの生鮮果物野菜に健康強調表示を認める暫定最終規則を発表

FDA Issues Interim Final Rule Allowing More Raw Fruits and Vegetables to Bear Health Claims about Relationship between Dietary Saturated Fat and Cholesterol and the Risk of Coronary Heart Disease

http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm532793.htm

FDAはこれまで強調表示ができなかったある種の生鮮果物野菜に食事由来脂肪とコレステロールと冠動脈心疾患(CHD)の関連について健康強調表示を拡大して認めるよう規則を改定した。

食事由来脂肪とコレステロールとCHDの関連について健康強調表示をするための条件の一部には、その食品はビタミンA、ビタミンC、鉄、カルシウム、タンパク質、食物繊維を一定量含み、「低飽和脂肪」「低脂肪」「低コレステロール」の定義を満たさなければならなかった。一部の果物や野菜は、特定の栄養素が最小量より少ないおよび/または「低脂肪」の定義を満たさないためそのような強調表示ができなかった。例えばブドウ、プラム、ビート、キュウリにはビタミンA、ビタミンC、鉄、カルシウム、タンパク質、食物繊維が必要量より少なく、アボカドは「低脂肪」の定義を満たさない。

2012年10月に米国心臓協会(AHA)がFDAに対して食事由来飽和脂肪とコレステロールとCHDの関連についての健康強調表示規制の改定を請願した。FDAはその請願に対して生鮮野菜果物の冠動脈心疾患リスク削減強調表示を認める暫定最終規則を発表することで応えた。FDAは冷凍あるいは缶詰野菜の健康強調表示については今回は改訂しないが、この件については意見を求める。

この暫定最終規則は即時発効し75日間の意見募集を行う

[]パーフルオロオクタン酸(PFOA)あるいはパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)暴露に関連する免疫毒性

Immunotoxicity Associated with Exposure to Perfluorooctanoic Acid (PFOA) or Perfluorooctane Sulfonate (PFOS)

Dec. 12, 2016

http://ntp.niehs.nih.gov/pubhealth/hat/noms/pfoa/index.html

最終モノグラフ発表

結論としてPFOAとPFOSの両方が、抗体応答抑制を示す動物実験での高いレベルの根拠と人での中程度レベルの根拠に基づき「ヒト免疫ハザードと推定されるpresumed to be an immune hazard to humans」

ハザード分類については、ヒトで根拠のレベルが高い場合には動物実験の根拠がどうであろうと「知られているknown」、動物では根拠が弱い〜高いかつヒトでは中程度、動物での根拠レベルが高くヒトでの根拠が低いあるいは不適切なら「想定されるpresumed」、ヒトでの根拠が中程度で動物での根拠が不適切あるいはヒトでの根拠が不適切で動物での根拠が中程度なら「疑いsuspected」、ヒトでも動物でも根拠レベルが低いあるいは不適切なら「分類できない」、

[]アルコール啓発活動開始

Alcohol awareness drive launched

December 15, 2016

http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2016/12/20161215_163950.shtml

子どもの飲酒対策。「若い人たちを害から守る、アルコールにはノーと言おう」

Young and Alcohol Free

http://www.change4health.gov.hk/en/alcohol_aware/youngandalcoholfree/index.html

(動画がお正月等の集まりでおじいちゃんか小さい子に酒を勧めるシーンで、ありがちだなぁと)

[]Haff病−ブラジル:疑い、情報求む

Haff disease - Brazil: susp, RFI

2016-12-18

http://www.promedmail.org/post/4706067

ブラジルのTatiana Oteroからのメール

魚摂取に関連する横紋筋融解症のアウトブレイク

[]トリインフルエンザ

Avian Influenza A (Bird Flu)

http://www1.nyc.gov/site/doh/health/health-topics/avian-flu.page

マンハッタンの保護施設の猫45匹がトリインフルエンザ陽性だった。症状は軽く死亡した1匹は高齢でもともと病気があった。職員やこの施設から猫をもらった人たち約450人に健康診断をしている。犬や他の動物への感染は確認されていない。

[]2017年3月のメタアルデヒドおよび/またはその他の農薬への取り組み報告のガイダンス

Guidance for reporting on Undertakings for metaldehyde and/or other pesticides in March 2017

http://www.dwi.gov.uk/stakeholders/guidance-and-codes-of-practice/reporting-metaldehyde-undertakings.pdf

2016年6月の文書で指示した件について

[]減塩インフォグラフィクス

Infographics on salt reduction

http://www.who.int/mediacentre/infographic/salt-reduction/en/

1日5g以内に

(何種類もあるが図柄は一緒で文章が違う)

[]論文

  • 市販の胸焼けの薬を避けることががん患者の命を救うかもしれない

Avoiding over-the-counter heartburn meds could save cancer patients' lives

15-Dec-2016

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/uoaf-aoh121516.php

胸焼けの薬のような一見無害そうなものでもがん患者にとっては悪いかもしれない。JAMA Oncologyに発表されたアルバータ大学の研究で、プロトンポンプ阻害剤が胃がん患者に処方される化学療法剤カペシタビンの効果を抑制することを発見した。

その他

  • 特集 2016年の科学

Nature

2016: The year in science

http://www.nature.com/news/2016-1.21161

年末恒例の特集

アルファGO、遺伝子編集、重力波、3人の親をもつ子ども、BrexitとTrumpなど

  • 医学研究:船乗りの病気

Medical research: Mariners' malady

Tilli Tansey

Nature 540, 338(15 December 2016)

Jonathan Lambによる「壊血病:発見の病気Scurvy: The Disease of Discovery」の書評

壊血病はかつて「海の災難」と呼ばれ、足が腫れて歯茎が赤くなって痛く衰弱し、18世紀初めの船乗り達にはよく見られた。1800年までには柑橘類が治療や予防に使われるようになりその有効成分ビタミンCが同定されたのは1930年代である。文化歴史学者のJonathan Lambはこの病気について非常に多くのことを明らかにしている。

(空気が悪いせいだとされたり衛生状態のせいだと言われたり隠すべきものとみなされたり)

  • シドニーの薬物使用者の間ではアイス依存が増えている

Ice increasing cause of addiction among Sydney drug users

Sunday 18 December 2016

https://www.theguardian.com/society/2016/dec/19/ice-increasing-cause-of-addiction-among-sydney-drug-users

リハビリ施設は助けを求めてくる人の49%がアンフェタミンが原因だという。より純度の高いものがより安く簡単に入手できるようになっている。

  • ストレスを受けた犬には抗不安薬を、ノーザンテリトリーサイクロン警告更新

Stressed canines given anti-anxiety meds, NT cyclone warning upgrades

19 December 2016

https://tenplay.com.au/news/national/december/stressed-canines-given-antianxiety-meds-nt-cyclone-warning-upgrades

ペットの犬は嵐の間気が変にならないようにZanex や Prozacのようなイヌ用錠剤を与えられているが、ヒトの薬と間違えないように。オーストラリア獣医師会によると犬は不安障害がよくおこるため嵐の前に投薬を薦めている。

  • 南オーストラリアは「リスクの高い」使用を減らす戦略として下水の薬物検査を拡大する

South Australia expands testing of wastewater to detect drug use in strategy to reduce 'risky' use

http://www.abc.net.au/news/2016-12-19/sa-expands-testing-of-home-wastewater-to-detect-drug-use/8131230

下水の薬物検査を地方に拡大

  • 救命法を作ったHenry Heimlichが96才で死亡

Henry Heimlich, life-saving manoeuvre creator, dies at 96

http://www.thespec.com/news-story/7026367-henry-heimlich-life-saving-manoeuvre-creator-dies-at-96/

窒息の救命法であるHeimlich法を作った外科医Henry Heimlichが土曜日にシンシナティで死亡した。96才。息子によると週の初めに心臓発作で入院していたChrist病院で亡くなった。

  • 搾取的出版社がインドアカデミアの上層部に足がかりを得る

Predatory publishers gain foothold in Indian academia’s upper echelon

By Priyanka PullaDec. 16, 2016

http://www.sciencemag.org/news/2016/12/predatory-publishers-gain-foothold-indian-academia-s-upper-echelon

インドには搾取的出版社:学術出版社のふりをして実際にはピアレビューはほとんどあるいは全く行わず著者に投稿費用を課して儲けるビジネス−が多数ある。そのような雑誌に発表されている論文のほとんどは剽窃や盗用、虚偽の報告でなかったとしても科学的価値の疑わしいものである。しかし新しい解析によるとそのような雑誌に発表されている論文の多くがインドのトップ研究所からきていることが発見された。

この知見は質より量を評価するインドの学術界の文化にスポットライトをあてる。特に問題が大きいのは生命科学の分野で、修正には時間がかかるだろう。

インドでは問題のある出版社と二流の研究者の間に共生関係がある。

資金提供機関は注意が必要である。