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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2017-05-19

[]EFSAはタンパク質含有量が低いフォローアップミルクについての助言を発表する

EFSA publishes advice on follow-on formulae with lower protein content

11 May 2017

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/170511-0

牛またはヤギのミルクでできた、少なくとも1.6 g/100 kcalのタンパク質を含むフォローアップミルクは欧州に住む乳幼児に安全でふさわしいとEFSAは述べた。現在のEU法は最低タンパク質含有量を1.8 g/100kcalに設定している。

科学的評価のためにEFSAは、6〜12か月の乳児の食事のタンパク質必要量、授乳の最初の1年間の母乳のタンパク質含有量、健康的な欧州の乳児の食事調査と2つの特定研究からのタンパク質摂取量を検討した。

無傷の牛またはヤギの乳タンパク質から少なくとも1.6 g/100 kcalのタンパク質含有量のフォローアップミルクは、他の関連するEU規則の要請に従っていれば、欧州で生活する健康的な乳児に安全でふさわしい。

EFSAは牛やヤギのミルク以外の摂取源由来タンパク質を含むフォローアップミルクも検討した。入手可能なデータからはダイズタンパク質分離物やタンパク質加水分解物から作られた同様のタンパク質含有量のフォローアップミルクの安全性と適合性を設定できなかった。

EFSAは7週間のパブリックコメント募集中に関連団体から受け取ったフィードバックを検討した。

  • 乳幼児が使用するタンパク質を少なくとも1.6 g/100 kcal含むフォローアップミルクの安全性と適合性についての科学的意見

Scientific Opinion on the safety and suitability for use by infants of follow-on formulae with a protein content of at least 1.6 g/100 kcal

EFSA Journal 2017;15(5):4781 [29 pp.]. 11 May 2017

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4781

  • タンパク質加水分解物から作られた乳児用および/またはフォローアップミルクの認可申請の準備と提出のための科学的技術的ガイダンス

Scientific and technical guidance for the preparation and presentation of an application for authorisation of an infant and/or follow-on formula manufactured from protein hydrolysates

EFSA Journal 2017;15(5):4779 [24 pp.]. 11 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4779

NDAパネルはパブリックコメントを募集したこの科学的意見案を2016年12月14日に承認した。この文書案は必要に応じて見直され、受け取ったコメントにより改訂される。

  • タンパク質加水分解物から製造された乳児用および/またはフォローアップミルクの認可申請の準備と提出のための科学的技術的ガイダンス案についてのパブリックコメント募集結果

Outcome of a public consultation on a draft scientific and technical guidance for the preparation and presentation of an application for authorisation of an infant and/or follow-on formula manufactured from protein hydrolysates

EFSA-Q-2016-00300

11 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1214e

2017年1月13日〜3月3日までパブリックコメントを募集し、7団体からコメントを受け取った。この意見は2017年4月5日のNDA全体会議で議論、採択され、EFSA Journalで発表される。

[]新規食品成分としてのクランベリー抽出物粉末の安全性

Safety of cranberry extract powder as a novel food ingredient pursuant to Regulation (EC) No 258/97

EFSA Journal 2017;15(5):4777 [17 pp.]. 12 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4777

この新規食品は飲料やヨーグルトに一食当たり80 mg プロアントシアニジン(PACs)添加されることを目的としている。対象集団は一般成人。提案された全食品利用から摂取する全使用者の平均及び95パーセンタイル推定量は、女性の成人にそれぞれ68と192 mg/日、男性の成人にそれぞれ74 mg/日と 219 mg/日である。提供されたデータは安全上の懸念とはならない。クランベリー抽出物粉末は提案された使用方法と使用量で食品成分として安全だと結論した。

[]新規食品としてのアルギン酸-コンニャク-キサンタン多糖類複合体(PGX)の安全性

Safety of alginate-konjac-xanthan polysaccharide complex (PGX) as a novel food pursuant to Regulation (EC) No 258/97

EFSA Journal 2017;15(5):4776 [24 pp.]. 8 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4776

この新規食品は3つの非デンプン性多糖類:コンニャクグルコマンナン、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウムからできているオフホワイトの顆粒状の粉末である。栄養強化食品と食品サプリメントへのこの新規食品(NF)の推奨最大日常摂取量は15g、申請者が提案する対象集団は18〜64歳の成人である。PGXの亜慢性毒性試験の無毒性量1.8 g/kg体重(bw)/日と栄養強化食品のNFの最大平均量及び95パーセンタイル許容一日摂取量を考慮して、暴露マージン(MoE)はそれぞれ12と6で、食品サプリメントのNFのMoEは9である。新規食品PGXの安全性は申請者が提案する使用目的と使用量で立証できていない。

[]クルクミンと関節の正常機能:健康強調表示

Curcumin and normal functioning of joints: evaluation of a health claim pursuant to Article 13(5) of Regulation (EC) No 1924/2006

EFSA Journal 2017;15(5):4774 [9 pp.]. 8 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4774

因果関係は立証されなかった。

(関節炎などのあるヒトでの介入試験で血清中サイトカイン濃度を測定したものなどが多数根拠として提出されたが、正常なヒトの関節機能に与えるクルクミンの影響についての根拠が無い以上、提出されたデータは根拠とならない)

[]新規食品としてのEstroG-100™の安全性に関する声明

Statement on the safety of EstroG-100™ as a novel food pursuant to Regulation (EC) No 258/97

EFSA Journal 2017;15(5):4778 [8 pp.]. 8 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4778

3種のハーブの根の混合熱水抽出物であるEstroG-100™は、2016年の意見では、閉経後の女性に、申請者の提案する最大摂取量(514 mg/day)より少ない最大摂取量175 mg/日で食品サプリメントへの使用は安全だと結論されていた。肝臓や血液パラメーターなどの追加情報を評価したが、パネルは改訂の必要はないとして以前の意見を再確認した。

(追加情報を提供して使用量を上げようとしたがダメだった)

[]意見

  • トウモロコシの2,4-Dの輸入トレランス設定

Setting of an import tolerance for 2,4-D in maize

EFSA Journal 2017;15(5):4765 [17 pp.]. 11 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4765

提出されたデータは、トウモロコシに検出限界(LOQ) 0.05 mg/kgで設定された既存のMRLの変更は必要ないと結論するのに十分だった。

  • 遺伝子組換えクロコウジカビXYL系統由来食品酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme endo-1,4-β-xylanase from genetically modified Aspergillus niger strain XYL

EFSA Journal 2017;15(5):4755 [20 pp.]. 10 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4755

酵素の総有機固形物食事暴露量(TOS)0.013 mg TOS/kg bw per day以下である。エンド-1,4-β-キシラナーゼの日常摂取量にアレルギー反応の可能性は低いので、安全上の懸念はないと考えられる。全身毒性が齧歯類の反復投与90日間経口毒性研究で評価された。食事暴露と比べてかなり高い暴露マージンとなる、無毒性量(オスとメスにそれぞれ4,095 と 4,457 mg TOS/kg bw/日)が導出された。だが遺伝毒性データは不十分だった。その結果、遺伝毒性に関する最終結論は出せなかった。

  • オオムギ(Hordeum vulgare)から採取した食品酵素β アミラーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme β-amylase obtained from barley (Hordeum vulgare)

EFSA Journal 2017;15(5):4756 [22 pp.]. 10 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4756

この食品酵素は意図した使用条件で安全上の懸念は生じない。

  • 小麦(Triticum spp.) から採取した食品酵素β アミラーゼの安全性評価

Safety evaluation of a β-amylase food enzyme obtained from wheat (Triticum spp.)

EFSA Journal 2017;15(5):4754 [12 pp.]. 10 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4754

この食品酵素は意図した使用条件で安全上の懸念は生じない。

  • ダイズ(Glycine max)乳清から採取した食品酵素β-アミラーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme β-amylase obtained from soybean (Glycine max) whey

EFSA Journal 2017;15(5):4757 [13 pp.]. 10 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4757

この食品酵素で生産した日本の餅が大豆アレルギーをわずかに含む恐れがあることを除けば、この食品酵素は意図した使用条件で安全上の懸念は生じない。

  • 確証データを踏まえたシュードモナス種 DSMZ 13134系統の農薬リスク評価についての加盟国、申請者、EFSAの意見募集結果

Outcome of the consultation with Member States, the applicant and EFSA on the pesticide risk assessment for Pseudomonas sp. strain DSMZ 13134 in light of confirmatory data

EFSA-Q-2017-00267

9 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1218e

オランダが概要をまとめ、EFSAの科学的見解と個別に受け取ったコメントの結論を提示している。

  • 物理的化学的特性と分析方法において一般的に繰り返される問題についての農薬ピアレビュー会議の結果

Outcome of the pesticides peer review meeting on general recurring issues in physical and chemical properties and analytical methods

EFSA-Q-2017-00207

8 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1221e

明らかにされた主な問題は、評価報告書の質とどこまで詳細にするか、新しいデータの要求に従う程度、特に分析方法、不純物プロファイルの評価や提案された仕様に関連して、である。これらの問題についての結論とさらなる助言が報告された。

  • Monsanto Europe S.Aからの遺伝子組換えトウモロコシMON 810の栽培に関する2015年年次市販後環境モニタリング(PMEM)報告

Annual post-market environmental monitoring (PMEM) report on the cultivation of genetically modified maize MON 810 in 2015 from Monsanto Europe S.A.

EFSA Journal 2017;15(5):4805 [27 pp.]. 8 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4805

EFSAに提出された昆虫耐性モニタリングデータは2015年のシーズン中にCry1Abプロテインへのイベリア半島でのマツマダラメイガの感染しやすさの減少を示さなかった。だが、前回のPMEM報告と比較して昆虫耐性の方法論に変化はなく、高い検出感度を提供するために耐性モニタリングの以前の助言を繰り返した。

  • 食品と接触する物質プラスチックに使用される物質の安全性評価申請準備のための行政指導

Administrative Guidance for the preparation of applications for the safety assessment of substances to be used in plastic Food Contact Materials

EFSA-Q-2016-00687

8 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1224e

このガイダンスはEUの適切な手続きを説明している。EFSAの安全性評価のための文書の準備方法を説明し、EFSAのホームページからダウンロードできる3つの添付書類を補っている。

  • 確証データを踏まえたイプロバリカルブの農薬リスク評価についての加盟国、申請者、EFSAの意見募集結果

Outcome of the consultation with Member States, the applicant and EFSA on the pesticide risk assessment for iprovalicarb in light of confirmatory data

EFSA-Q-2017-00243

8 May 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1216e

アイルランドが概要をまとめ、EFSAの科学的見解と個別に受け取ったコメントについての結論を提示している。

[]レビューによると乳製品と心臓発作や脳卒中のリスクの間には何の関連もない。

Review finds no link between dairy and heart attack or stroke risk

Behind the headlines

Tuesday May 9 2017

http://www.nhs.uk/news/2017/05May/Pages/Review-finds-no-link-between-dairy-and-heart-attack-or-stroke-risk.aspx

「チーズを食べることが心臓発作や脳卒中のリスクを上げることはない」とThe Guardianは報道している。これは乳製品の摂取とあらゆる原因による死亡、心血管疾患つまり冠動脈性心疾患の間の関連についての29の観察研究の結果をプールした大規模レビューに基づいている。

研究は世界中の約100万人を含み、乳製品摂取に関連する言及された要因のリスク増加は見つからなかった。むしろ、チーズのような発酵乳製品を食べることによる心血管疾患や全原因による死亡の非常にわずかなリスクの低下(2%)が見られた。

乳製品は多くの場合、心臓発作や脳卒中のような健康アウトカムのリスク増加に関連しているため少量摂取すべきである飽和脂肪含有率が高い。しかし、乳製品は同時に高カルシウム(骨の強化に役立つ)であり、良質なタンパク源であり、バランスのとれた食事の一環である。

4月に英国国立骨粗鬆症協会は乳製品を不健康なものとする認識は将来的に骨粗鬆症の増加に繋がりかねないと警告を発した。

1日の飽和脂肪の摂取量のガイドラインは平均的な男性で30g未満、平均的な女性で20g未満である。もし飽和脂肪の摂り過ぎに懸念を抱くならば、ヨーグルト、ミルク、チーズその他の乳製品の低脂肪のものを選択すればよい。

菜食主義であれば、食事で十分なカルシウムを確保する対策をする必要があるだろう。diet advice for vegans(http://www.nhs.uk/Livewell/Vegetarianhealth/Pages/Vegandiets.aspx

を読んでいただきたい。

[]低グルテンの食事は心臓発作リスクに関連がある

Low-gluten diet linked to heart attack risk

Thursday May 4 2017

http://www.nhs.uk/news/2017/05May/Pages/Low-gluten-diet-linked-to-heart-attack-risk.aspx

「グィネス・パルトローやラッセル・クロウが好んでいる流行のグルテンフリー食は心疾患のリスクを増加させる可能性がある」ということが新しい研究でわかったので、「グルテンフリー食はセリアック病患者でない人にとっては有益というよりむしろ害になる可能性がある」とThe Independentは報道している。

グルテンは小麦、大麦及びライ麦のような穀物にみられるタンパク質である。セリアック病患者にとってはグルテンが腸を損傷し、下痢のような消化器系症状を引き起こす。つまりこの患者はグルテンフリー食を守る必要がある。

最近、セリアック病でない人の間でグルテンを避けることで、あるかもしれない健康効果に関心が高まりつつある。しかし、このグループでの効果についての長期的な根拠は現在のところ限定的である。こうした事情にもかかわらず、グルテンフリーの食品市場は2016年世界での売り上げが3.5億ドルになったと報告されている。

食事とその期間に心臓発作があったかどうかについて評価する今回の研究では、1986年から2012年に10万人以上の人々を観察した。対象の人々は研究開始当初は心臓疾患がなく、重要なことだが、セリアック病患者でもなかった。

全体的に見て、他のリスク要因が考慮された時点では人々のグルテンの摂取は心臓発作のリスクに関連はなかった、ということがわかった。しかし、さらに分析すると特に全粒穀物(小麦、大麦及びライ麦)からのグルテン摂取量が少ない人をこれら全粒穀物の摂取量がより多い人と比較すると、心臓発作の増加リスクに関連があるということを示した。

これらの知見は他の研究によって確認されることが理想だが、この研究は時間を要す。その一方で、医学的理由でグルテンを避ける必要がないならば、この研究は心血管の健康にとっては食事に全粒穀物を含め続けることが有益である可能性があると示している。

[]炭酸水は太るのか?

Can fizzy water make you fat ?

Monday May 15 2017

http://www.nhs.uk/news/2017/05May/Pages/Can-fizzy-water-make-you-fat.aspx

「炭酸水は食欲を増進させて肥満を引き起こす可能性がある」とThe Daily Telegraphは報道している。

研究者はむしろ糖分でなく、清涼飲料水の炭酸化が清涼飲料水と肥満の関連を説明できる可能性があるかどうかについての観察を目的とした。

全体として、6か月間、気の抜けた炭酸飲料や水を飲んだラットよりもダイエット炭酸または通常の炭酸飲料を飲んだラットのほうが、食欲が増し、体重が増えた。

体重増加は齧歯類とヒトのどちらでも作られる食欲増進ホルモンであるグレリンの生産増加と関連があった。

その後、研究者は20人の成人男性の炭酸飲料の影響を調べ、気の抜けた炭酸飲料や水を飲んだ後より炭酸飲料を飲んだ後のほうが、血中グレリン濃度がより高いことも分かった。

しかし、この研究結果からだけでは、炭酸化またはグレリン生産が清涼飲料水の摂取と肥満の関連に対する完全な回答であるとは言い切れない。

肥満は、炭酸化それ自体というよりもむしろ多様な環境、社会及びライフスタイルの要因により引き起こされるというほうが可能性が強い。

炭酸飲料をたくさん飲む人は健康的な食事が少なくなり、運動も少なくなりやすい可能性もある。飲料として最も安全で経済的なものは、味のない昔からの水道水である。

[]乳児用米せんべいの「有害」なヒ素濃度についての懸念

Concerns about alleged 'harmful' arsenic levels in baby rice cakes

Behind the headlines:

Friday May 5 2017

http://www.nhs.uk/news/2017/05May/Pages/Concerns-about-alleged-harmful-arsenic-levels-in-baby-rice-cakes.aspx

「研究者によると欧州連合(EU)によって新規則が設定されたにもかかわらず、約半数の乳児用米食品には違法な濃度の無機ヒ素が含まれる」とITV Newsは報道している。 

これは衝撃的に思うかもしれないが、ヒ素は環境中に自然に存在する一般的な化合物である。

ヒ素は英国では水道水にごく微量で含まれるが、水汚染がより高い場所由来食品中に存在する。低濃度では、問題はない。懸念は健康問題を引き起こすほどの、乳児の場合発育上の問題を引き起こすほどの高濃度であるかどうかということである。

この研究はベルファストの11人の乳児の離乳前後での尿中ヒ素濃度が測定された。ヒ素濃度は離乳前より、多くの乳児が米食品を食べる時期である、離乳後のほうが高かった。

研究者はまた2016年2月に購入した乳児用米食品を検査し、ヒ素濃度が最大基準値を超えていたことが分かった。しかし、欧州委員会は2016年1月に米に存在するヒ素の量に関する規制を導入したばかりだった。

米せんべい製造業者を代表する業界団体である英国専門家栄養協会の広報担当は、「研究は…2016年2月に購入した製品を使用して実施された。これは法的要件の適用後1か月である。すべてのサンプルは法律が効力を発する以前に製造された可能性が高い」と指摘する。

この研究は1つの地域からの非常に少規模のサンプルを対象とした。そのうえ、英国のほかの地域の比較群がない。

これは測定されたヒ素濃度が直接米によるのか、またはこれらの濃度が発育上悪影響を与えるのかどうかは確信をもって結論を出すことはできない。米食品のさらなる検査が有用であろう。

[]HSAは他国の不正な健康製品に関して発表された海外警告情報を更新。

5 MAY 2017

http://www.hsa.gov.sg/content/hsa/en/News_Events/HSA_Updates/2017/foreignalertsjanmarch2017.html

アナボリックステロイド、クロルフェニラミン、DHEA、デキサメタゾン、ジクロフェナク、DMAA、エフェドラ、イブプロフェン、Lドパ、オルリスタット、フェノールフタレイン、PDE‐5阻害物質、シネフリン、シブトラミン、ヨヒンビンを含む製品を掲載。製品写真あり。

[]MPIはマヌカハニーの意見募集を延長する

MPI extends consultation – mānuka honey 10 Feb 2017

http://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/mpi-extends-consultation-manuka-honey/

MPIはニュージーランドマヌカハニーの定義と新輸出要件に関する意見募集を2017年6月13日まで延長する。

[]「靴を照射して販売」

‘Radiating Shoe Sales’

Posted on May 18, 2017 by FDA Voice

By: Vanessa Burrows

https://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2017/05/radiating-shoe-sales/

19世紀後半にX線が発見されてから、この技術はいろいろな方法で医療を改善してきた。しかし治療価値が不確かな方法でも使われた。その例が靴を合わせるためのX線透視装置である。これが最新のFDAの歴史動画のトピックスである。

靴をあわせる科学的方法として宣伝販売され、1920年代から1960年代に全国の靴屋の店頭にこの装置がおかれた。しかしこの機械は宣伝された効果がないだけではなく子どもやお保護者や店舗の店員に不健康な量の放射線を浴びせた。

1940年代後半に、科学者や規制機関がこの危険なレベルの放射線に重大な懸念があると指摘し始めた。その後20年かけて、個々の州が徐々に制限や禁止などの対応をとった。

1970年代までにはテレビや電子レンジなどのよくある機器からの放射線についての懸念が増加した。そして1971年にFDAが放射線を出す装置を規制する権限を与えられた。それからFDAはこの靴を合わせるためのX線透視装置のような有害な新しい装置から消費者を守るための監視を続けている。

(装置の写真がある。木の箱のようなので遮蔽されているのかどうか。骨を見ても靴が合ってるかどうかなんてわからないよね、でも最先端っぽく見えたんだろう。放射線規制は昔は緩かったし。今でもこの手のギミックは無数にある)

[]健康的な加齢のための生涯にわたる栄養:ワークショップの概要

Nutrition Across the Lifespan for Healthy Aging: Proceedings of a Workshop

May 18, 2017

http://nationalacademies.org/hmd/reports/2017/nutrition-across-the-lifespan-for-haealthy-aging-proceedings.aspx

最後の章が「健康的な加齢とは何か?それを推進するための戦略を開発するのに使える、受け容れられる指標はあるのか?」

[]論文

  • ちょっとだけ遺伝子をいじったら、二倍のトマトが実った

Twice the tomatoes on the vine, thanks to a bit of genetic tweaking

By Elizabeth PennisiMay. 18, 2017 ,

http://www.sciencemag.org/news/2017/05/twice-tomatoes-vine-thanks-bit-genetic-tweaking

Cellに発表。ただし問題は、この余分に実ったトマトは同じように美味しいままだろうか?

  • 「調整可能な」免疫系を組み換えた稲は一度に多数の病気と戦える

Rice plant engineered with a ‘tunable’ immune system could fight multiple diseases at once

By Ryan CrossMay. 18, 2017

http://www.sciencemag.org/news/2017/05/rice-plant-engineered-tunable-immune-system-could-fight-multiple-diseases-once

農家は一連のウイルス、細菌、真菌侵入者と戦うために作物に農薬を何度も散布する。科学者は植物を一連の病気に耐えられるように遺伝子を組換えようとしてきた。これまでのところこの試みは一つの病気から守ることを可能にしてきたが、今回科学者は収量を落とすことなく一度に複数の病原体と戦う稲を開発した。植物の免疫系に調整可能な増幅装置をつけることによって。Natureに発表されたDuke大学と中国Huazhong農業大学の協力による二つの論文で報告。

  • がん予防と早期発見, 2017-2018

Cancer prevention & early detection, 2017-2018

18-May-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-05/acs-cp051517.php

米国がん学会

1992年から隔年で各州毎のデータを発表しているもの

一部の分野では進歩が見られたがまだ改善の余地がある

ハイライト

・タバコ

禁煙は進んでいるが州により大きく違う

・過体重と肥満、運動、栄養

肥満は高いまま安定傾向、運動と食生活、飲酒はまだまだ

・紫外線

屋内日焼け装置の利用は減少傾向

・感染症

HPVワクチン接種率は2015年で少女52%少年39%が二回以上完了

・がん検診

  • 初めての世界調査は膨大な医療の不平等を発見

First-ever global study finds massive health care inequity

18-May-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-05/ifhm-fgs051617.php

予想以上に人々が予防可能な原因で死亡している;研究は米国の医療の議論に情報を提供する;アメリカのランキングは困惑

The Lancetに発表された195ヶ国の1990年から2015年の医療へのアクセスとサービスを評価した研究。アメリカは全体としてのスコアがエストニアやモンテネグロと同等で、他のどんな国より医療費が多いことを考えると困惑するものである。

  • GMOはどう規制されているあるいはいないのか(動画)

How GMOs are, or are not, regulated (video)

18-May-2017

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-05/acs-hga051817.php

ACS動画シリーズ

厳しく規制されている作物もあれば規制の網にかからないものもある

CRISPER編集マッシュルームはUSDAは規制対象でないと決めた

しかし同じ遺伝子を標的にしたがアグロバクテリウムを使ったArcticリンゴはGMOだとして規制対象になった

(いつもの動画よりシリアスで規制がどうあるべきかの質問で終わっている。)

  • トマトを固定する:CRISPR編集は植物交配の失敗を修正する

Natureニュース

Fixing the tomato: CRISPR edits correct plant-breeding snafu

Heidi Ledford

18 May 2017

http://www.nature.com/news/fixing-the-tomato-crispr-edits-correct-plant-breeding-snafu-1.22018

遺伝学者がトマト栽培化の1万年を改善するために、二つの突然変異−それぞれブリーダーにとっては好ましいが組み合わせると壊滅的になる−を飼い慣らす

  • 芋虫の失われた微生物の奇妙な事例

The curious case of the caterpillar's missing microbes

Erin Ross 18 May 2017

http://www.nature.com/news/the-curious-case-of-the-caterpillar-s-missing-microbes-1.21955

ある種の昆虫や、多分脊椎動物の一部は、永住する腸内細菌がいない

ヒトを含む多くの動物は腸内に微生物がいないと健康に生きられない。しかし最近の研究は芋虫を含む一部の種はそれなしで健康でいられることを示唆する。腸内細菌はこれまで想定されていたより広範に存在しないのかもしれない。

(以下他のグループでも報告されているが常識と違うからと査読を通らないという話とか。最後は全て腸内細菌に結びつけることには注意と。)

その他

  • 妊娠女性にアルコールを慎むようにという助言は間違っていると活動家が言う

Alcohol abstention advice to pregnant women is wrong, say campaigners

Adrian O'Dowd

Thursday, 18 May 2017

http://www.onmedica.com/NewsArticle.aspx?id=a5d8f55a-962b-4b8a-9dc8-8b066a04928e

保健の専門家や担当者は女性に妊娠中は飲酒しないようにと言うがそれは間違っているとキャンペーン団体が言う。妊娠中の飲酒は微量でも発育中の胎児に修復できない傷害を与える可能性があると語ることは根拠が無く不必要な不安の原因となる、と女性の権利擁護者達がCanterburyでの会議で言う。この会議は「妊娠を取り締まる:誰が母親になるべきなのか?」という慈善団体英国妊娠助言サービス、子育て文化研究センター、母親の権利団体Birthrightsと社会学者が共同で開催した。

現在妊娠女性はたとえ少量でも飲酒は問題をおこす可能性があると警告されている。2016年1月に英国の4人の医務部長は妊娠女性は完全に断酒すべきという更新助言を確認した。それまでは週に1-2回1-2ユニットは許容できる、だった。

この変更は、活動家によると、根拠が変わったためではなく、一部は妊婦に飲酒を勧めているように読めることへの懸念からではないかという。

リスクをどう伝えるかについては一生懸命考えなくてはならない。妊娠はしばしば計画的ではなく、飲酒した覚えのある女性が恐怖を覚えることは害になる

  • バンクーバーは過剰使用危機の中、もっと多くのフェンタニル検査ストリップを求める

Vancouver calls for more fentanyl test strips amid overdose crisis

By: Wanyee Li Metro Published on Fri May 19 2017

http://www.metronews.ca/news/vancouver/2017/05/18/vancouver-wants-more-fentanyl-tests-amid-overdose-crisis-.html

フェンタニルストリップによる検査は9ヶ月のパイロットプロジェクトで、薬物にフェンタニルが含まれることがわかると使用者が用量を減らす可能性が高くその結果過剰使用w減らす可能性がある。そのためバンクーバー市は薬物使用者が検査ストリップをもっと入手できるようにしたい。

  • 取り下げ論文記録保持雑誌は編集委員に問題がある

Scienceニュース

Journal that holds record for retracted papers also has a problem with editorial board members

By Hinnerk Feldwisch-DrentrupMay. 18, 2017 ,

http://www.sciencemag.org/news/2017/05/journal-holds-record-retracted-papers-also-has-problem-editorial-board-members

ほぼ全ての雑誌が論文取り下げを経験しているが、Tumor Biologyに関しては、「降れば土砂降り」である。先月この雑誌の先の出版社Springerが一度に170論文の取り下げを発表した。ピアレビュープロセスに問題があることを発見したためである。これはTumor Biologyにとって三度目の大量取り下げで、現在取り下げ論文数で不名誉な世界記録保持者である。

しかし問題はこの雑誌だけではない。ScienceInsiderはオンラインで公表されている雑誌の編集委員には、雑誌と関係ないと言っている科学者の名前があることを発見している。ドイツのノーベル賞受賞者のHarald zur Hausenや既に死亡して何年も経っている人などである。

Tumor Biologyの編集委員として名前が掲載されていた科学者のうち少なくとも5人がその雑誌とは関係がないあるいはもうずっと前に会員を止めたと言っている。さらに7人は連絡がとれない−一部は掲載されている組織にもういない人もいるだろう。1人は4年前に死亡している。

Springerは編集委員の責任は雑誌を発行している学会International Society of Oncology and BioMarkers (ISOBM)にあるという。ISOBM会員の編集委員はScienceInsiderのメールに答えず、学会のホームページは現在つながらない。

sekizukasekizuka 2017/05/19 19:12 >今回科学者は収量を落とすことなく一度に複数の病原体と戦う稲を開発した。植物の免疫系に調整可能な増幅装置をつけることによって。

要するに、抵抗性誘導剤をかけたのと同じ状態にするのかな?