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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2018-02-09

[]ANSESは最初のファイトファーマコビジランスファクトシートを発表 

ANSES publishes its first phytopharmacovigilance fact sheets

02/02/2018

https://www.anses.fr/en/content/anses-publishes-its-first-phytopharmacovigilance-fact-sheets

フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、植物医薬品安全性監視計画の対象としたそれぞれの有効成分について集められたデータをまとめた一連のファクトシートを初公表した。植物薬剤監視計画の目的は、製品による有害影響が認められた場合に、製品の市販認可に関する迅速な対応を行えるようにし、製品の使用条件の修正、製品の使用制限、ないしは市販認可の取り消しなどにより、その有害影響の発生を防止することである。これらのファクトシートには、植物医薬品監視部門と連携して実施した調査や監視により得られた全ての情報が収載されている。したがって、これらのファクトシートは、ANSESが農薬の市販認可の判断を行う場面において有用であり、またリスク管理者にとっても必要に応じて取るべき方策を決定する場面などで有用である。

植物医薬品安全性監視計画は、衛生監視システムであり、農薬製品の使用により生じたあらゆる有害影響を可能な限り早く特定することによって、ヒトや動物の健康および環境を保護することを目的とする。この計画は、2015年に発足し、欧州独特のものである。この計画では、あらゆる有害影響を考慮に入れ、ヒトや動物や植物の健康と関連するものであるか、あるいは食品や環境と関連するものであるかどうかを解析する。

これ以降ANSESは、植物医薬品安全性監視計画の一環として収集された全てのデータを、それぞれの有効成分ごとにファクトシートにして公表する。これらの情報は、植物医薬品安全性監視計画と連携して活動する既存の調査・監視組織によって提示されたデータや観察結果を、体系的かつ定期的に収集することに由来する。

したがって、ファクトシートは、それぞれの有効成分に関して次のような情報を含む。

► 有効成分の使用状況

► 媒体中有効成分の存在(水、食品、空気、ヒト血液などにおける濃度)

► その有効成分に暴露される集団におけるリスク

► その有効成分により認められる影響および考えられるあらゆる関連性

この新しいツールの利用により、リスク管理者には適切なリスク管理方法を決定する際に役立つ洞察力がもたらされると考えられる。また、ANSESは、農薬の市販認可申請の審査において、申請者による情報に加え、さらなる見識が得られるであろう。

これらのファクトシートはまた、連携者との共同計画を強化することによって、あるいは特別な試験を行うことによって解消に取り組むべき知識の不足部分を特定するためにも利用することができる。今ある情報は、新しいデータが収集された時、知見が拡充された時、ないしは情報網が新しい連携者の加入で拡大された時には、補完され、更新される。

[]学校に重点を置いた肥満防止プログラムは不本意な結果に終わる

Behind the headlines

School-based obesity prevention programme has disappointing results

February 8 2018

https://www.nhs.uk/news/obesity/school-based-obesity-prevention-programme-has-disappointing-results/

英国大手日刊紙The Guardianによると、「学校は子供に蔓延する肥満の解決法ではないことが研究から明らかに」なった。

ウェストミッドランド州の研究者グループは、学校に重点を置いて子供の食生活を改善し活動量を増やすプログラムを何年かにわたり実施した。しかし、参加した子供たちがその後太りすぎや肥満になりにくいということは無く、彼らの食生活や活動水準は改善されなかった。

研究には、54ヶ所の小学校と1,467人の児童が参加した。児童の年齢は、研究が開始された時点で5歳ないしは6歳であった。参加した小学校は、無作為にプログラムを実施する側と、これまで通りの側に振り分けられた。離脱者はあったが、子供たちの身体測定を、研究の開始時、15ヵ月後および30ヵ月後に実施した。

プログラムには、学校での身体活動を増やすこと、子供と親に向けた料理教室に参加すること、および地域のアストン・ヴィラ・フットボール・クラブと企画した活動に参加することが含まれていた。

今回不本意な結果が得られたことで、学校は、子供たちの生活の大きな部分を占めているけれども、子供たちの生活様式を変えるという点では、家庭やより広い社会環境ほど重要ではないのではないかということが示唆された。多くの学校にとっては、特に1日当たりさらに30分間の身体活動を子供たちに課すことなどにおいて、プログラムの遂行がなかなか困難であったのも事実である。

親が子供たちに余分な体重を減らすよう働きかける方法はたくさんある。例えば、自らが見本となり、1日最低60分間の身体活動を課し、健康的な食事とおやつを続けることである。

もし、子供の体重が心配ならば、以下のウェブサイトからどうしたら良いかについて助言を得ることをお勧めする。

https://www.nhs.uk/livewell/childhealth6-15/pages/child-health-measurement-programme-overweight-advice.aspx

[]意見等

  • ハクサイに対するメタザクロールのMRL改訂

Modification of the existing maximum residue level for metazachlor in Chinese cabbage

EFSA Journal 2018;16(1):5127 [20 pp.]. 5 January 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5127

BASF SE社の申請を受け、メタザクロールの最大残留基準値(MRL)を0.2 mg/kgから0.6 mg/kgに引き上げることを、評価担当加盟国(EMS)であるフランスが提案した。

EFSAは、ハクサイに対して提案される方法で使用する限りにおいては、消費者の暴露量が毒性参照値を超えることはなく、消費者の健康リスクを引き起こす可能性は低いと結論づけた。

  • ショ糖脂肪酸エステル(E 473)を食品添加物として使用する場合の詳細な暴露評価

Refined exposure assessment of sucrose esters of fatty acids (E 473) from its use as a food additive

EFSA Journal 2018;16(1):5087 [22 pp.]. 5 January 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5087

EFSAの食品添加物および食品に添加される栄養源に関するパネル(ANSパネル)は、ショ糖脂肪酸エステル(E 473)を食品添加物として使用する際の暴露評価に関し、科学的意見を提出した。ANSパネルはショ糖脂肪酸エステル(E 473)の安全性について過去に出された科学的意見を承認している。2010年の意見では、ANSパネルは得られたデータに基づいて、ショ糖脂肪酸エステル(E 473)をさらに(食品添加物として)用いた場合、2004年にEFSAが設定したショ糖脂肪酸エステル(E 473)とスクログリセリド(E 474)の許容一日摂取量(ADI)である40 mg/kg体重/日を超える暴露量となる恐れがあると結論づけた。2012年には、生果物の表面処理に使われる際のショ糖脂肪酸エステルの量とその際に果物中に生じる残留物の濃度を示す新データがEFSAに提出されたため、ショ糖脂肪酸エステル(E 473)の暴露評価が改訂された。この評価によっても、2010年に示された値よりかなり低いが、推定暴露量は、ADIを超えるという結果になった。現行の暴露評価は、食品添加物の再評価に使用される最新の方法論に基づき、2014年のデータ提供呼びかけによって入手した使用量の報告値も利用して導出されている。摂取量のデータは、それ以降の新しいものも入手されている。ANSパネルは、ショ糖脂肪酸エステル(E 473)の最新の暴露推定量は、多くの年齢集団、特に幼児と子供においてADIの40 mg/kg体重/日を超えていることを指摘した。また、データが示されていない24の食品部門で本当にショ糖脂肪酸エステル(E 473)が使用されていない場合、これらの推定量はショ糖脂肪酸エステル(E 473)の実際の暴露量より高くなっている可能性が非常に高いことも指摘した。

  • 食品と接触する機能性材料に使用される活性物質セレンナノ粒子の安全性評価

Safety assessment of the active substance selenium nanoparticles, for use in active food contact materials

EFSA Journal 2018;16(1):5115 [7 pp.]. 12 January 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5115

食品と接触する物質・酵素・香料および加工助剤に関するEFSAのパネル(CEF)は、この科学的意見において、抗酸化物質としての使用が企図されているセレンナノ粒子(FCM No 1070)の安全性評価について述べる。セレンナノ粒子は、積層フィルムの接着性中間層に組み入れられ、その外側はポリエチレンテレフタレート(PET)の層で、(食品と接触する)内側がポリオレフィンの層となっている。得られた機能性材料は、酸化され易いあらゆる種類の食品について、接触して使用されることが想定されている。セレンの比総溶出量は、0.002 mg/dm2でセレンナノ粒子を含む積層材ポーチを、3%の酢酸と20%、50%ないしは95%のエタノールとの溶液で満たし、10日間60°Cに保って測定した。いずれの測定においても、セレンの溶出は検出されなかった。ポリマーにおけるナノ粒子の拡散特性に関する現在の知見も考慮に入れ、CEFパネルは、セレンナノ粒子が積層フィルムに使用されていて、食品との接触状況がどのような場合であっても、いずれの種類の食品からも、食品と接触するポリオレフィン層により離れた状態となるのであれば、消費者の安全上の懸念は生じないと結論づけた。

  • 食品と接触する物質に使用するイソブタンの安全性評価

Safety assessment of the substance isobutane, for use in food contact materials

EFSA Journal 2018;16(1):5116 [7 pp.]. 12 January 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5116

イソブタンを、食品の包装に使用される発泡スチロール(EPS)の製造において、最大4.5%で発泡剤として使用することについての安全性評価。得られるEPSは、果物、野菜、肉、魚、チーズなどの食品を室温以下で包装することに使用することが想定されている。イソブタンは、欧州委員会規則No 1333/2008により、フライパン用植物油スプレー(業務用のみ)や水性乳濁液スプレーにおいて、噴射ガスとしての目的に限り適量使用することが認可されている食品添加物(E 943b)である。イソブタンを食品添加物として使用する場合の純度の要件は、欧州委員会規則No 231/2012に記載されている。この物質は、室温でガス状である。高純度で得られる飽和炭化水素で、EPS材料や製品の製造工程の処理条件下では、化学反応を起こさないとみられている。トレー状製品からのイソブタンの溶出は、20°Cで10日間の場合、食品1 kg当たり0.2〜0.4 mgの範囲であるというデータが得られている。想定される使用状況における暴露量は、溶出データに基づと、かなり低いと推定される。遺伝毒性の警告がなく、遺伝毒性の危惧がなく、数千mg/m3の濃度による反復暴露でも無毒性濃度(NOAEC)が定められないほど非常に毒性が低いことを考慮すると、発泡剤としてイソブタンを使用しても、食品から起こりうる暴露で安全上の懸念は生じないとみなされる。

  • 3-モノクロロプロパンジオールとその脂肪酸エステルに関するリスク評価の改訂

Update of the risk assessment on 3-monochloropropane diol and its fatty acid esters

EFSA Journal 2018;16(1):5083 [48 pp.]. 10 January 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5083

フードチェーンにおける汚染物質に関するパネル(CONTAMパネル)は、2016年に発表された食品中の3-モノクロロプロパンジオール(3-MCPD)とその脂肪酸エステルのリスク評価を改訂した。これは、許容一日摂取量(TDI)に関し、国連食糧農業機関/世界保健機関合同食品添加物および汚染物質専門家委員会(JECFA)の2017年の報告で示された設定過程と、科学的相違が認められたことを考慮したものである。今回の改訂では、リスク評価においてベンチマーク用量(BMD)アプローチを用いることに関するEFSAの科学委員会の最新ガイダンスに準拠して用量−反応分析が行われ、また、発生・発達毒性と生殖毒性について得られたデータのレビューも含まれている。このレビュー結果から、ラットを1 mg/kg体重/日を超える用量で3-MCPDに短期暴露すると、雄に生殖能力低下を招く精子の運動性低下を引き起こす可能性があることが示された。より長期間暴露された場合は、睾丸と精巣上体の精子数の減少と、組織病理学的変化が認められた。腎臓尿細管過形成の発生率の増加も認められ、モデル平均化によるBMD分析の結果、雄のラットのBMDL10として0.20 mg/kg体重/日という値が得られ、これが腎臓への影響に関する新しい参照基準(RP)として選択された。雄の生殖能力への影響に関しては、最も鋭敏な評価項目として精子の運動性減少が選ばれ、0.44 mg/kg体重/日というBMDL05が算出された。腎臓への影響に関するRPから、3-MCPDとその脂肪酸エステルについて、グループTDIの改訂値として2 µg/kg体重/日が導出され、この値で、雄の生殖能力への影響に関しても保護できると判断された。設定された2 µg/kg体重/日というTDIを超過することは、成人集団においては予測されない。TDIよりわずかに超過する状況が、特に粉ミルクだけを与えられている乳児のシナリオなど、幼い年齢集団が多量に摂取する場合に認められた。

  • 確証的データを踏まえたフルオピラムの農薬リスク評価に関する加盟国、申請者、EFSAの意見募集結果

Outcome of the consultation with Member States, the applicant and EFSA on the pesticide risk assessment for fluopyram in light of confirmatory data

9 January 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1359e

フルオピラムは、2014年2月1日に認可されているが、申請者には以下の2点についてさらに試験データを提出することが求められていた。

(1) 虫を食べる鳥への長期的なリスク

(2) 哺乳類以外の非対象脊椎動物において内分泌攪乱影響を引き起こす可能性

2016年1月に、申請者であるBayer社は、追加データを提出し、報告担当加盟国(RMS)であるドイツが評価を行い、追補文書を作成した。RMSは、2017年8月25日に追補文書を加盟国、申請者、EFSAに配布し、意見を求めた。RMSは、全ての意見をまとめ、2017年11月30日にEFSAに提出した。EFSAはこれに科学的見地から加筆を行った。

結論として、虫を食べる鳥への長期的なリスクに関するデータは不十分で、以前に確認されているリスク、すなわちイチゴやトマトに使用した場合における鳥への高いリスクが解消されていない。また、哺乳類以外の非対象脊椎動物において内分泌攪乱影響を引き起こす可能性については、データが提示されていない。

[]ある動物共有酪農場の未殺菌ミルクの摂取と関連するフルオロキノロン耐性Campylobacter jejuni感染アウトブレイク−コロラド、2016

Outbreak of Fluoroquinolone-Resistant Campylobacter jejuni Infections Associated with Raw Milk Consumption from a Herdshare Dairy — Colorado, 2016

MMWR / February 9, 2018 / 67(5);146–148

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/67/wr/mm6705a2.htm?s_cid=mm6705a2_w

コロラドでは未殺菌ミルクの販売は違法であるが、群れの共同購入計画で会員が購入することは違法ではなく規制されていない。このアウトブレイクでは12の確認症例と5の疑い例が同定されている。

[]タバコの煙に含まれる有害物質

Harmful substances in tobacco smoke

Publish date: 07 February 2018

http://www.rivm.nl/en/Topics/W/WHO_Collaborating_Centre_for_Tobacco_Product_Regulation_and_Control/Fields_of_expertise/Tobacco_contents_and_emissions/Harmful_substances_in_tobacco_smoke

減らすべき9物質について情報提供

NNN (N-ニトロソノルニコチン)

NNK (4-(メチルニトロソアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン)

アセトアルデヒド

アクロレイン

ベンゼン

ベンゾ[a]ピレン

1,3-ブタジエン

一酸化炭素 (CO)

ホルムアルデヒド

[]安全性助言

Safety advisory

Perfect slim capsules by Peenuch

6 February 2018

http://www.tga.gov.au/alert/perfect-slim-capsules-peenuch

表示されていないシブトラミンを含む

[]消費者向け情報

  • 女性向け:FDAは心疾患予防のためのコツを提供

For Women: The FDA Gives Tips to Prevent Heart Disease

Updated: December 22, 2017

https://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm353680.htm

・持病の管理

・心臓発作の症状を認識して必要なら救急車を呼ぶ

・定期的運動と適正体重維持

・心臓に健康的な食生活

・毎日アスピリンを使用するのは誰にでも正しいわけではない

・タバコを吸うなら止めよう

  • オンライン薬局から安全に医薬品を購入する方法

How to Buy Medicines Safely From an Online Pharmacy

Updated: January 25, 2018

https://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm048396.htm

(頼んでもいないのに宣伝メールを送ってくるところは避ける、というのは他の商品でもそうかな)

[]ファクトシート 医療廃棄物

Health-care waste

Updated February 2018

http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs253/en/

・一般的に、医療で出るごみの約85%は有害ではない、一般廃棄物である

・残り15%は感染性、有毒、放射性などの有害物質と考えられる

・毎年世界中で160億回注射されているが使い終わった針や注射筒の全てが適切に廃棄されていない

・医療ゴミを燃やすとある条件ではダイオキシンやフランや粒子状物質が排出される

・医療ゴミの安全で環境に優しい管理がこれらによる健康や環境への悪影響を予防できる

その他

  • 大タバコ企業からの提供:研究費10億ドル。科学者は受け取るべき?

Scienceニュース

Big tobacco’s offer: $1 billion for research. Should scientists take it?

By Martin EnserinkFeb. 8, 2018 ,

http://www.sciencemag.org/news/2018/02/big-tobacco-s-offer-1-billion-research-should-scientists-take-it

オランダユトレヒト大学が昨年9月にフィリップモリスインターナショナル(PMI)から36万ユーロの研究費をもらったとき、恥ずべきことはないと考えていた。タバコの密輸に関する研究に出資し、主任研究者の法学教授John Vervaeleは学問の自由を謳歌するつもりだった。しかしこのはっぴょうは肺疾患学者やがん研究者、オランダがん学会からの批判の嵐を呼んだ。そして1月17日、大学はPMIとの関係を断ち研究費は自前で出すと発表した。それからこの問題は大きな議論となりVervaeleは報道関係者に話すことを禁じられた。

(以下略)

  • 生命医学ベンチャー社長が自家製ヘルペスワクチンを自分に注射した−何故それが良い考えではないのか

Biomed CEO Injects Himself with DIY Herpes Vaccine — Why That's Not a Good Idea

By Stephanie Pappas, Live Science Contributor | February 6, 2018

https://www.livescience.com/61666-self-injected-diy-herpes-vaccine-bad-idea.html

2月4日、バイオベンチャーAaron TraywickがBdyHax会議の聴衆にライブ中継をしながら検査されていないヘルペス治療薬を自分に注射した。彼はそれを科学の透明性を増し科学を進歩させるためだと宣伝しているが、生命医学の専門家はそんなものにはならないという。

こういうイベント

https://bodyhackingcon.com/

改造人間とかサイボーグとか

  • ノー、アスパラガスはあなたをがんにしない

No, Asparagus Won't Give You Cancer

By Alex Berezow — February 8, 2018

https://www.acsh.org/news/2018/02/08/no-asparagus-wont-give-you-cancer-12546

この記事を書いているときのgoogleの検索ワードのトレンドの上位の一つが「アスパラギン」である。我々の身体や食品中のタンパク質を構成する約20のアミノ酸の一つである。

このどちらかというとつまらない分子が国際的に目立つ見出しになったのは、メディアによると、それががんの原因だからという。そしてアスパラギンがどこにあるかというと、タンパク質を含む食品にならどれにでも含まれる。その中にアスパラギンがちなんで名をつけられたアスパラガスがある(アスパラギンは1806年アスパラガスかの汁から単離されたとのこと)。だからアスパラガスはがんの原因。

冗談を言っていると思う?冗談ではない。これがロンドンのThe Timesの見出しである

(スクリーンショット、アスパラガスを避けるとがんをやっつけるのに役立つかもしれない、のタイトルとアスパラガスの写真)

The Guardianはもっと良く説明しているがそれでも見出しはお粗末である

(乳がんの広がりはアスパラガスやその他の食品に含まれる化合物に関連、アスパラガスの写真)

そしてEvening Standardはこうである

(科学者によりアスパラガスと乳がんの関連が発見された)

何故こんなにメディアはひどいのか?

何故これほど、文字通り世界レベルで、ひどいのか?人目を引きたい、事実を伝えるより広告収入が欲しいという欲求といいかげんさが組み合わさっている。

論文の要旨では

アスパラギン合成酵素のノックアウト、L-アスパラギナーゼ処理、あるいは食事由来アスパラギンを制限することでアスパラギンを減らすと、もとの腫瘍の増殖には影響しないまま転移を抑制する」

とある。この研究には可能性がある。しかし患者にアスパラギンの少ない食事をさせるのは現実的ではない。なぜならアスパラギンはどこにでもあるし人体でも作っている。そして血中アスパラギン濃度を下げる治療は既に使われている。急性リンパ芽球性白血病の治療薬混合物の中には血中アスパラギン濃度を下げるためのアスパラギナーゼが含まれている。

だからもしジャーナリストや編集者がやるべき調査をしたなら、ニュースの見出しは「子どもの白血病の治療方法が乳がんでも効果があるかもしれない」とか「研究者らは乳がんの治療法の標的になる可能性のある酵素を確認」といったものになるべきだ。

もと論文には「アスパラガス」という単語は出てこない。そして科学者はアスパラギンの少ない食事を勧めていない

(ここ見るとhttp://b.hatena.ne.jp/entry/www.bbc.com/japanese/42984975

アスパラギンアスパラギン酸もごっちゃにされているようだ。)

  • ジャーナリズムは科学を破壊する?

Will Journalism Destroy Science?

By Alex Berezow — February 8, 2018

https://www.acsh.org/news/2018/02/08/will-journalism-destroy-science-12550

科学の戦いには少なくとも三つの戦線がある。一つは政治的戦い、二つ目は法的戦い。三つ目が報道との戦いである。報道と科学の戦いには二種類のものがあり、「偶発戦争」と「イデオロギーによる戦い」がある。

「偶発戦争」は通常は善意であるが愚かなジャーナリストが科学や健康に役立つと考えて行うもので、その良い例が昨日のアスパラガスががんの原因というニュースである。健康ニュースにはこの手のニュースがあまりにも多いので、信頼できるものがわからなくなる。ある日は野菜ががんを治し次の日にはがんの原因になる。人々はジャーナリストを責めるが主犯の一つは大学の広報である。プレスリリースを書く担当者はジャーナリスト同様に目立ちたいので誇大宣伝をする。時間のないジャーナリストがもと論文を読むことなくそれをコピペする。

ジャーナリストによる科学への陰湿な戦い

こちらは悪人による。一部のジャーナリストは本を売ったりお金を儲けるために疑似科学を売る。あるいは単なる活動家がジャーナリストのふりをしている。

(実名いろいろ略)

抗戦法

今日のような党派性の高すぎる雰囲気では、泥沼を抜けるのは難しい。一つの事実に留意して前進できるかもしれない。あなたの好きな人が必ずしも正しいわけではなく、あなたの嫌いな人がいつも間違っているわけではない。事実だけを問題にしよう。もしそれを伝える人をあなたが大嫌いだったとしても、それでも事実は事実である。

  • マウスの食事を操作することでがんが広がるのを止めることができる

Cancer research uk

Manipulating a mouse’s diet can stop breast cancer spreading

February 7, 2018

http://scienceblog.cancerresearchuk.org/2018/02/07/manipulating-a-mouses-diet-can-stop-breast-cancer-spreading/

(Natureのアスパラギンの研究について。Cancer research UKが研究資金を出しているので)

この研究は新しいがん治療法の可能性を開拓するものだが、患者にとってどういう意味があるだろうか?

アスパラギンは乳腺に多く血中には少ない、とかいろいろ)

この研究はまだ初期の段階であり、自宅での自己流食事療法の根拠にはならない。著者は可能性はあると信じている。

  • 外来ミツバチが植物を絶滅させる可能性

Alien honeybees could cause plant extinction

8-Feb-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-02/aru-ahc020818.php

新しい研究:必須の専門的役割を担っているその地域の授粉媒介者をミツバチが競合して打ち負かす

Diversity and Distributionsに発表されたエジプトでの研究。

  • フランスは代用品がなければグリホサート禁止から農家は免除されるという

France says farmers exempt from glyphosate ban when no alternative

January 26, 2018  Reuters Staff

https://www.reuters.com/article/us-eu-health-glyphosate/france-says-farmers-exempt-from-glyphosate-ban-when-no-alternative-idUSKBN1FE2C6

Emmanuel Macron大統領が語った。

大統領は11月にグリホサートを3年以内に禁止すると言ったが、この発表が農家の怒りをかっていた。マクロン大統領は、免除は全体の10%だろうと言った

  • ドイツ連立政権の合意:いまだ欧州に打開策無し

German coalition agreement: No breakthrough for Europe yet

‎2018‎年‎2‎月‎5‎日

https://www.euractiv.com/section/elections/news/german-coalition-agreement-no-breakthrough-for-europe-yet/

グリホサートについては「可能な限り早く」使用しないようにする、とのこと