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2018-03-14

[]Heartland Catfish Company社、不良化の可能性のため、ナマズ製品をリコール

Heartland Catfish Company Recalls Siluriformes Fish Products Due to Possible Adulteration

2018/03/09

https://www.fsis.usda.gov/wps/portal/fsis/topics/recalls-and-public-health-alerts/recall-case-archive/archive/2018/recall-020-2018-release

2018年3月9日ワシントン発―米国農務省食品安全検査局(FSIS)が明らかにしたところによると、ミシシッピ州Itta Benaに設立のHeartland Catfish Company社は、約69,016 lb (約31,305 kg)のナマズ製品に対し、一般市民の健康に懸念を生じる残留物、具体的にはロイコマラカイトグリーンにより不良化されている可能性があるため、リコールを行っている。

対象は2018年2月16日に製造されたナマズ製品で、生製品、冷凍品、未加工品、未裁断品など、様々な種類を含む。対象品目の詳細なリストは、上記ウェブページで参照できる。製品に付けられたラベルは、以下のサイトよりPDFで参照できる。

https://www.fsis.usda.gov/wps/wcm/connect/f5dbdeb5-8dc8-4c23-a714-f1a5cde1c1c8/020-2018-labels.pdf?MOD=AJPERES

リコール対象製品には、米国農務省の検査マークの中にEST. 45777という事業所番号が付されている。これらの製品は、アラバマ州、アリゾナ州、アーカンソー州、コロラド州、イリノイ州、テキサス州、バーモント州の消費地に搬送されている。

問題は2018年3月8日に、FSISの通常検査で発覚した。化学物質ロイコマラカイトグリーンの製品中濃度が違反レベルであることが判明した。

これらの製品を摂取したことにより有害反応が引き起こされたという報告は確認されていない。被害や疾患の懸念のある人は、医療関係者に連絡すること。

これらの製品を購入した消費者は、それらを摂取しないようにすること。これらの製品は、廃棄するか、購入店に返品すること。

FSISは、日常的にリコールの有効性チェックを行い、リコールを行っている企業が消費者に対しリコールを告知しているかを確認し、さらに製品がもはや消費者の手に入らないようにする手段が取られているかどうかを検証している。

[]アフラトキシンが基準超過検出された「堅果類加工品」製品の回収措置

2018-03-07 食品安全管理課

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=40859

食品医薬品安全処は、食品製造‧加工業チェーン(株)ドゥリ食品(京畿道利川市)が製造‧販売した「ほほ笑み一口ミックスナッツ」(ピーナッツまたは堅果類加工品)製品で、総アフラトキシンが基準(15.0 µg/kg)を超過して検出(88 µg/kg)されたため、該当の製品を販売中止及び回収措置にすると明らかにした。

回収対象は、流通期限が2018年12月1日の「ほほ笑み一口ミックスナッツ」製品である。

食薬処は、管轄自治体に該当製品を回収するように指示し、該当の製品を購入した消費者は販売または仕入先に返品するよう要請した。

[]食品医薬品安全処、食品中の虫異物を減らすことができる防虫素材を開発

2018-03-07 新規有害物質チーム

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=40853

―エコ防虫接着剤‧テープを適用した結果、異物申告が62%減少―

食品医薬品安全処‧食品医薬品安全評価院は、食品中の虫異物を減らすために、桂皮、甘草などから抽出した天然物質を利用したエコ防虫素材を開発したことを明らかにした。

今回の防虫素材は、食品が流通‧保管される過程でノシメマダラメイガの幼虫などの虫が包装紙を突き抜けて食品に混入される事例が多いため、虫が忌避する天然物質を包装用テープや接着剤などに使うように開発された。

*2016年異物種類別申告現況: 虫(1,830件, 34.3%) > カビ(552件, 10.3%) > 金属(436件, 8.2%) > プラスチック(310件, 5.8%)

なお、今回の開発は民間適用実用化技術研究の中の「食品中異物低減化方策研究事業」の一環で行われ、高麗大学校(株)農心などが参加した。

このエコ防虫素材では、防虫効果が一番良い桂皮‧甘草‧梔子‧烏梅混合物が活用され、虫が小包装製品を保管する大包装ボックス自体に近付くのを防止しながら、持続的な効果を示すことができるように、忌避物質を包装用テープや接着剤に添加した。

今回開発したエコ防虫素材を適用した製品は、防虫効果が優れていることが確認された。

例えば、(株)農心が生産する麺類製品770万ボックス包装にエコ防虫素材を添加したボックス用テープと接着剤を活用した結果、虫混入による消費者からの申告件数が62%程度減少した。

また、今年中にエコ防虫素材を商品化して、中小企業が大きい費用の負担無く食品を流通‧保管する段階で虫異物を減らすのに活用できるようにする予定である。

安全評価院は今後も、食品生産時に発生する主な異物混入についての原因分析を通じ、生産及び流通段階別に異物制御商用化技術を開発‧普及して、異物低減化のために努力する計画である。

[]国内流通飲料類、ベンゼンによる危害はない!

2018-02-28 新規有害物質チーム/消費者危害予防政策課

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=40764

―製造過程中に生成ベンゼン10年前より90%以上減少―

食品医薬品安全処‧食品医薬品安全評価院は、去年韓国で流通していた飲み物類を対象にベンゼン検出水準を調査した結果、人体へのリスクの懸念がない安全な水準であったことを明らかにした。

ベンゼンについては、食品における管理基準はないが、飲用水の場合、世界保健機構(WHO)、日本及び我が国などは基準を設定して管理している。〔世界保健機構(WHO)‧日本‧韓国(10 ppb以下)、アメリカ(5 ppb以下)〕

今回の調査は、飲み物類製造過程中に自然に生成され得るベンゼンの検出水準を調査して、韓国国民の健康に及ぶ可能性がある影響を確認するために実行された。

なお、ベンゼンは、ビタミンCと保存料として使われる安息香酸の化学反応によって自然的に生成され、ビタミンC含有飲料でベンゼンが検出されて問題となった2006年以後から現在まで、ベンゼン低減化のための努力が持続的に行われてきた。

今回の実態調査対象は、韓国国民がしばしば摂取したり、たくさん販売されている飲料6種(果菜飲料、炭酸飲料、豆乳、発酵飲料、人参紅参飲料、その他の飲料)を対象として、計300件を回収‧検査した。

調査の結果、調査対象300件中3件からベンゼンが平均3 ppb検出されたが、検出水準は飲用水のベンゼン基準(10 ppb)に比べて低かった。内訳は、炭酸飲料2件(検出平均2.7 ppb)、人参‧紅参飲料1件(4.5 ppb) であった。

ベンゼン低減化以前の2006年の検出率は94%(67件中63件)で、飲用水の基準(10 ppb)を超過していた割合も67.2%(67件中45件)であったが、ベンゼン低減化推進以後大きく減少したことが明確となった。

ベンゼン実態調査結果:2006年(低減化推進後): 58件中6件検出(10.3%)、10 ppb以上1件、2013年: 81件中2件検出(2.5%)、10 ppb以上0件、2017年: 300件中3件検出(1.0%)、10 ppb以上0件。

また、ベンゼン実態調査結果に基づいて一日推定摂取量(EDI)を評価した結果は0.0000317 µg/kg体重/日で、アメリカ環境庁(EPA)が提示した毒性参照値(4 µg/kg体重/日)の0.00079%であり、人体にリスクを生じる懸念がほとんどない水準であることが判明した。

*一日推定摂取量(Estimated Daily Intake): 試験で得られたベンゼン検出量及び該当食品の摂取量のデータを用いて一日暴露量を推定した数値

*毒性参照値(RfD): 人口集団において一生暴露されても明らかな有害影響が現れないと予測される露出量

食薬処は、今回の実態調査の結果ベンゼン検出水準が低かったのは、ビタミンCと安息香酸ナトリウムの混合使用禁止、天然保存料での代替、殺菌工程強化、製造工程改善など、政府と関連業界の持続的な低減化努力の結果と説明している。

また、食薬処は、国民健康確保のため、今後も製造工程中に生成される非意図的有害物質の低減化を持続的に推進する計画であることを明らかにした。

[]熱処理家禽肉、日本輸出検疫交渉の妥結

2018-02-27 輸入食品政策課

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=40752

―ナゲット、冷凍サムゲタンなど輸出が可能となるように業者登録などの協議完了―

<主な内容>食薬処・農食品部、熱処理家禽肉を日本に輸出するための検疫交渉完了。2018年2月26日付けで韓国輸出業者(事業所)3ヵ所が、日本政府に登録されて韓-日間のすべての協議完了。輸出は即刻可能となった。

*日本政府に登録された輸出事業所: 計3ヵ所 - 農協牧牛村(忠北陰城)、エスプドゥ(忠北陰城)、金貨食品(全南務安)

食品医薬品安全処と農林畜産食品部は、2018年2月26日付けで、国内産熱処理家禽肉製品の日本輸出のための韓-日間検疫交渉(韓国食薬処・農食品部(検疫本部)-日本農林水産省)を終えたことを明らかにした。

今回の交渉結果によって2018年2月26日付けで、日本政府に登録された国内事業所3ヵ所で生産されたナゲット、ハム、冷凍サムゲタンなど70°Cで1分以上加熱処理された家禽製品ならばすぐ輸出が可能となった。

食薬処と農食品部は、日本で韓国の冷凍サムゲタン、ナゲットなどの輸出品目を拡大するために2012年3月から日本政府と検疫条件協議、輸出希望業者需要調査、事前検証などの手続きを進めてきた。特に、2017年10月に実施された日本政府実態調査団の韓国国内現地視察に対応するため、民・官合同チームを構成し、事業所現場対応を積極的に支援した。

政府関係者は、今回の妥結で「滅菌しない冷凍サムゲタン、ハム・ソーセージ製品など多様な畜産物加工製品の日本輸出がもっと活性化されること」を期待するとし、「今後も輸出が持続的に拡がるように現場検疫・衛生管理に万全を期して、日本現地マーケティングなど輸出支援のための多様な努力を払う計画」であることを明らかにした。

[]キシリトール、グルコサミンなど機能性原料16種の再評価実施

2018-02-27 食品基準課

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=40746

―2018年健康機能食品再評価計画発表―

食品医薬品安全処は、年内にキシリトール、グルコサミンなど機能性原料16種について健康機能食品再評価を実施することを明らかにした。

今年の再評価の対象中、キシリトール‧ミドリイガイ抽出オイル複合物‧ポリコサノール(サトウキビワックスアルコール)など9種は、定期的再評価対象であり、グルコサミン‧ビタミンD‧ノコギリヤシ果実抽出物など7種は、常時再評価対象であり、すべてについて2018年12月に再評価結果が発表される予定である。

*定期的再評価対象(9種): いわしペプチド(SP100N)、ミドリイガイ抽出オイル複合物、ポリコサノール(サトウキビワックスアルコール)、HemoHIM(当帰などの混合抽出物)、キシリトール、CJハイビスカス等の複合物、ピクノジェノール(フランス海岸松樹皮抽出物)、オウゴン等の複合物、オリーブ葉アルコール抽出物(EFLA943)

*常時的再評価対象(7種): グルコサミン、ビタミンD、ノコギリヤシ果実抽出物、フラクトオリゴ糖、EPA及びDHA含有油脂、白首烏(ペクスオ: コイケマ由来生薬)等複合抽出物、玄圃梨(ケンポナシ)果柄抽出粉末

健康機能食品再評価は、安全で優秀な健康機能食品が消費者に供給されるように、機能性原料認定後10年が経過した原料を対象にして実施する定期的再評価と、新しいリスク情報等の確認に基づき実施される常時的再評価とに分けられている。

再評価時に検討する資料は、業者提出資料、生産実績、品目製造申告、異常事例及び食薬処調査結果など

なお、去年ガルシニアカンボジア抽出物、プロバイオティクスなど機能性原料9種を対象に再評価しており、▲製造基準変更(1種)▲規格変更(2種)▲一日摂取量変更(2種)▲摂取時注意事項変更(8種)を発表している。

食薬処は、健康機能食品再評価を通じ、安全性と機能性が確保された製品だけが市場に流通するようにして、消費者が安心して消費できる環境が造成されるべきとし、関連業界の積極的な協調を要請した。

なお、2018年健康機能食品再評価計画は食薬庁ホームページ(www.mfds.go.kr)→알림(お知らせ)→공지(公知)で確認することができる。

[]ASA裁定

ASA Ruling on United Biscuits (UK) Ltd t/a Go Ahead

14 March 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/united-biscuits--uk--ltd-a17-397581.html

製品のポスター宣伝の「100%ナチュラル成分ぎっしり」という文言について、消費者が「ナチュラル」とは思わないだろう成分も含まれるという苦情申し立てがあった。

United Biscuits社は食品に表示される「ナチュラル」には規制がないと言うがFSAが2008年にガイダンスを発表している

ひまわりの種からひまわり油を精製するのに通常溶媒を使うので、溶媒抽出は「ナチュラル」とはみなされない。低脂肪ココアパウダーを作る際の炭酸カリウム添加も消費者は「ナチュラル」とは思わない。こうした技術が相当昔からあるとしても、長く使われているからといって消費者の理解を変えないだろう。従って広告基準違反

[]警告文書

  • Carol Bond Health Foods 3/9/18

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm600398.htm

ダイエタリーサプリメントCGMP違反、製品の宣伝が未承認医薬品

(ビンポセチンとか。CGMP違反の長い項目有り)

  • Nutritional Engineering Inc 9/29/17

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2017/ucm599552.htm

ダイエタリーサプリメントCGMP違反

(標準参照品が不適切。以前のロットを使った、規格にあわない結果が出ているものを排除せず対策もとらずそのまま使った、といった細かい指摘多数)

[]広報資料

民間検診:重要情報

Private screening: important information

Updated 13 March 2018

https://www.gov.uk/government/publications/leaflet-thinking-of-having-a-private-screening-test/private-screening-important-facts

あなたがイングランドに住んでいるなら、意志決定をする前に知っておく必要のある重要な事実がある。

健康は我々みんなにとって価値があるもので、できるだけ健康でいるために何かをしようとするものである−それはバランスのとれた食生活だったり運動や禁煙である。

また重症になる前に、症状が出る前に問題を発見しようと健康診断−「スクリーニングscreening」もする。

NHSは妊娠中や生まれてすぐから退職するまで生涯を通じてたくさんの検診を提供している。民間企業も検診を提供している−しばしば「人間ドック」「健康チェック」「予防検診」と呼ばれる。

1. スクリーニングの良い点と悪い点

検診を受ける前に人々には対象とする病気や検診の全経路について情報が必要である。なぜなら最良の検査でも100%正確ではないからでる。はっきりしないあるいは混乱する結果が出ることもある

1.1 偽陽性

1.2 偽陰性

2. NHS検診 ベネフィットとリスクのバランスをとる

3.スクリーニングとは何?

4.民間の検査

一部の民間企業の検査は推奨されない。もし検診を受けようとするなら以下の点を最初に検討するのが良いだろう

4.1 この検査で私は何を得たいのか? 重要:症状のある人は医者に行くこと

4.2 その情報は他の方法でも得られる?

4.3 この検査はNHSで受けられる?

4.4 その検査会社は適切に規制されている?

4.5 費用は?

4.6 検査の害のほうが大きくはないか?

4.7 もし検査で何かがわかったらどうなる?

4.8 結果が明確でなかったらどうする?

[]喫煙者の10人中4人はニコチンががんの原因だと間違って考えている

Four in 10 smokers incorrectly think nicotine causes cancer

Published 14 March 2018

https://www.gov.uk/government/news/four-in-10-smokers-incorrectly-think-nicotine-causes-cancer

禁煙デーに、PHEは「急な禁煙」は禁煙にあまり役にたたないと助言する

禁煙には補助を使った方が成功する可能性が高くなるが、ニコチンに発がん性があるという間違った思い込みがニコチン補充療法などの使用の妨げになっている

ニコチンは依存性があるが発がん性はない。タバコの煙に比べるとリスクは小さい。

[]Salisbury の事件に関するPHEの声明

Public Health England statement regarding events in Salisbury

Last updated 13 March 2018

https://www.gov.uk/government/news/public-health-england-statement-regarding-events-in-salisbury

Salisburyでの中毒事件後の一般人へのリスクは低いままである。

この評価は使用された神経剤についての完全な知識に基づいている。我々の助言を変更するような新しい根拠はない。

PHEは警察や国の化学兵器の専門家と密接に連絡をとりあって対応している。化学物質暴露の健康影響は暴露された量による。

[]論文

  • 薬物関連死は35年で600%以上増えた、研究が示す

Drug-related deaths are up more than 600 percent over 35 years, study shows

By Dr. John Byun Mar 13, 2018,

http://abcnews.go.com/Health/drug-related-deaths-600-percent-35-years-study/story?id=53710648

JAMAに発表された研究によると、アメリカでは1980年から2014年の間に薬物使用に関連する死亡−薬物濫用、自傷、他人への暴力を含む−が600%以上増えた。主な犯人はオピオイド鎮痛剤だろう。

この間、飲酒による死亡は減少している

  • UAEの農地の表土のバックグラウンド放射能は世界平均より低い

Background radiation in UAE's agricultural topsoil found to be lower than global average

13-Mar-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/bsp-bri031318.php

Current Nutrition & Food Scienceに発表されたUAEの研究。UAEが2018-2020年に4つの原子力発電所を計画しているためのベースライン調査。

  • 1000年前の卵(動画)

The thousand-year-old egg (video)

13-Mar-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/acs-tte031318.php

ACS動画シリーズ

ピータン(Century Eggs)の化学について。

(鉛が使われていて問題になったとか

確かにこの色の変化は面白い。見た目で食べたくない人もいるのは当然。)

  • 「加熱はするが燃やしはしない」スモークレスタバコ製品は主張されているほど無害ではないかもしれない

'Heat not burn' smokeless tobacco product may not be as harm free as claimed

13-Mar-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/b-nb031218.php

Tobacco Controlに発表されたiQOSについての論文

  • 家族が多いことは母親の歯を失うリスクが高いことと関連する

Larger families linked to heightened tooth loss risk for moms

13-Mar-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/b-lfl031218.php

3人子どもがいる女性は2人の子どもの女性より平均4本歯が少ない

Journal of Epidemiology & Community Healthに発表された欧州大規模疫学研究SHAREのデータを用いた解析。父親の歯には影響がない

  • アメリカ人が欧州人より医療費を多く使うことについて、値段が高いことは理由の一つでしかない

High prices are just one reason Americans spend more on healthcare than Europeans

13-Mar-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/uops-hpa031218.php

JAMA.。一人あたりの医療費の高さのうち2/3は4つの要因による。それは医薬品の値段の高さ、画像診断と手術の過剰使用、管理費が過剰であること。

例えばオランダに比べて帝王切開が2倍、等。

SMC NZ

  • タバコスティックの健康宣伝に疑問−専門家の反応

Tobacco stick health claims challenged – Expert reaction

March 14th, 2018.

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2018/03/14/tobacco-stick-health-claims-challenged-expert-reaction/

新しい研究で「加熱するが燃やさない」スモークレスタバコスティックの有害影響を減らしたという主張に疑問

新しい米国の研究によると、iQOS装置はタバコを焦がしプラスチックを溶かすほど熱くなり有害物質を放出し吸入するニコチン量を増やす

ニュージーランドでは現在保健省がフィリップモリスとiQOS / HEETSの法的地位を巡って法廷闘争中である。保健省は加熱式タバコもタバコであるとして無煙環境法下での禁止という立場である。SMCは昨年5月に保健省が訴えたときにコメントを集めている。

この研究についても専門家のコメントを集めた

(コメント略。iQOSについては米国でもFDAが意見募集中)

  • 低濃度鉛暴露は心疾患につながる−専門家の反応

Low-level lead exposure leads to heart disease – Expert reaction

March 14th, 2018.

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2018/03/14/low-level-lead-leads-to-heart-disease-expert-reaction/

The Lancet Public Healthに発表された論文によると、米国の心疾患による早期死亡の約1/3は累積する低濃度鉛暴露による。

研究者らは14000人以上のアメリカ人を20年以上観察し、たとえ低濃度の鉛であっても(血中1-5マイクログラム/dL)早期死亡リスクを増やすことを発見した。研究者らはこの研究は鉛の暴露量に安全なレベルがあるという想定に疑問を提示し、低濃度環境鉛暴露が米国での早期死亡の、特に心血管系疾患による、主要リスク要因であると示唆する。

SMCは公衆衛生の専門家にこの論文についてコメントを求めた

オタゴ大学公衆衛生医Nick Wilson教授

この新しい研究は大規模で質が高いものである。さらにこの知見は鉛暴露が高血圧と心疾患に関連することが科学的に確立されていることを考えると非常にありそうである。ニュージーランドの人々もかつては鉛濃度が比較的高かったので鉛暴露、特にガソリン由来の、が心疾患に寄与した可能性がある。

実際、この負荷は1970年代から80年代のたくさんのニュージーランド政府が、鉛がニュージーランドの子ども達のIQを下げているという良い科学的根拠があったにも関わらず断固とした対応をとらなかったために長く続いた。しかし鉛が心疾患に幾分かの寄与をしているとしても、それが過去50年のニュージーランド人にとって喫煙や飽和脂肪の多い食事、運動不足より重要だということはありそうにない。幸いニュージーランドでは喫煙が減り健康的脂肪摂取が増え降圧薬やスタチンのような治療を行っているため現在の心疾患は減っている。

米国Duke大学Nannerl O. Keohane 大学教授;オタゴ大学Dunedin学際健康発達研究副部長Terrie Moffitt

この重要な研究は、過去に鉛に暴露された人々が何年も経ってから心疾患になる可能性を警告する。環境保護法はニュージーランドの環境中鉛の量を劇的に減らした。しかし高齢者は法律変更前の子どもの頃の鉛暴露による影響に気がつかないまま心疾患リスクのピーク年齢になっている。

このようなアメリカの研究から鉛だけの影響を分離するのは困難で、なぜならアメリカでは鉛濃度の高い人たちは貧しく、教育レベルが低く、タバコを多く吸い、不健康な食生活である傾向があるからである。これらの要因は全て心疾患を増やす。

ニュージーランドでは、貧しい人も豊かな人も、全ての子ども達がガソリン由来の空気中鉛を吸っていた。もしニュージーランドでの研究で子どもの頃の鉛暴露と中年の心疾患の関連がみつかれば根拠は強化されるだろう。Dunedin研究ではそれを調べる計画である。

注記:Dunedin研究の一環としてTerrie Moffittは1970-80年代のニュージーランドの高濃度鉛への子ども期の暴露はIQの低さと成人してからの社会経済的地位の低さと関連することを発見している

オーストラリアと英国SMCも専門家の意見を集めている

Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授

この研究は、もし歴史的鉛暴露がおこらなかったならどれだけの死亡が予防できたかを推定したもの、とみるのがより正確である。別の言い方をすると、現在の環境中鉛暴露を問題にしているわけではない。しかし暴露をへらす対策は続けるべきである。

鉛は人体にはいると留まる傾向があるため、この研究での血中鉛濃度は生涯を通じた暴露に影響されるだろう:禁止前のガソリン由来の鉛、鉛ベースの塗料、鉛の水道管など。

現在の英国や米国に生まれた人々は、この研究の人たちより血中鉛濃度が低い可能性が非常に高い。この研究者らのモデルが妥当なら、将来心血管系疾患による死亡が減ることになる。しかし、鉛と心疾患に彼らが説明しているほど強力な関係があるのなら、過去の血中鉛濃度の変化で心血管系疾患の死亡が大きく変わっているはずである。前世紀の心疾患による死亡の増加のうちどのくらいが鉛のせいだろうか?近年英国やその他の国で心疾患は減少しているがこれは鉛が減ったためだろうか?この研究だけではこれらの質問には答えられない。エディトリアルでLandriganが指摘しているように、他のいくつかの汚染物質でも同じことが言えるだろう。

Sheffield大学心血管系医学教授で名誉心臓相談医Tim Chico教授

この研究は血中鉛濃度と心臓発作と死亡の強い関連を示した。この研究は「関連研究」で、原因であることを証明することはできない。しかし鉛には一連の有害影響がある。従って質問は鉛のような汚染物質が早期死亡の原因となるかどうかではなくて、どのくらいの死亡の原因かであり、そしてこの研究はこれまで認識されていたより大きいと示唆する。

過去数十年で個人の心疾患リスクの削減方法に関して大きな進歩があった。禁煙、運動、血圧とコレステロールを下げることが全て有効である。将来の進歩は、輸送システムや労働環境の再デザインや世界的汚染物質の削減など、個人的なものより社会的なものになるだろう

Adelaide大学薬理学上級講師Ian Musgrave博士

鉛はよく知られている長く留まる環境毒素である。ほとんどのオーストラリア人は鉛が子どもの脳の発達や行動に影響することを知っているが心血管系疾患や血圧への長期低レベルの影響はあまり知らないだろう。

この研究は特定集団を長期にフォローできた強みがあるが、血中鉛濃度は一度しか測定していない。そして他の要因を調整しようとはしているが全ての要因は修正できず、鉛の影響を過剰に推定しているだろう。心疾患による死亡の約1/3が鉛のせいだとしているがこれはこれまでの想定の約10倍である。これは鉛がこれまで考えられていたより大きな公衆衛生上の影響があることを示唆する。ガソリンの鉛や塗料の鉛は1970年代に禁止されたものの、最近の研究ではシドニーやメルボルンの一部の都市部では土壌中鉛濃度が高い

ニューサウスウェールズ大学市民環境エンジニアStuart Khan教授

数十年前は飲料水はオーストラリア人にとって比較的マイナーな鉛暴露源だと考えられていた。何故ならガソリンや塗料のほうが大きかったので。しかしそれらが使用されなくなって、飲料水の寄与が相対的に大きくなった。

飲料水中の鉛は汚染による場合もあるが最もよくあるのはパイプ由来である。学校の水道配管系にはもっと注意が必要である。

その他

  • 塩の多いソーセージがオーストラリア人のBBQの懸念

Salty snags raise concerns for Aussie BBQs

http://www.news.com.au/national/breaking-news/health-experts-get-salty-on-snags-in-bread/news-story/ce6df7d8e35a480987efd0ad6b6d89db

The George Institute for Global Healthの研究者らがオーストラリアの4つの主要スーパーマーケットの2010年から2017年の1000以上のソーセージやハムやベーコンなどの加工肉製品の塩含量を分析した。この7年間でベーコンとスライス肉は塩含量が減っていたがソーセージには変化がなかった。平均するとたった一本ソーセージを食べただけで成人の一日の推奨摂取量の1/4(28%)になる。またこの調査では製品により塩の量が大きく異なることも明らかにした

  • 中国政府の刷新は公衆衛生と環境に大きな報酬になるだろう

Scienceニュース

China’s government shake-up could have big payoffs for public health, environment

By Dennis NormileMar. 13, 2018 ,

http://www.sciencemag.org/news/2018/03/china-s-government-shake-could-have-big-payoffs-public-health-environment

中国が本日大幅な制度改革を発表した。今後数日間のうちに全人代で採択されるだろう案は、長く続く喫煙に関する利益相反を解消するだろう。これまで産業大臣の管轄下だったタバコ規制が保健大臣の責務になる。かつて中国の禁煙対策を担当していたWHOのAngela Prattは「画期的瞬間になる可能性がある」という。さらに環境問題にも新たな対策をとる。

  • もとソビエトの化学者が神経剤Novichokの詳細を語る

Former Soviet chemist shares details of the nerve agent Novichok

By Sebastian Shukla, CNN March 14, 2018

https://edition.cnn.com/2018/03/13/world/novichok-former-soviet-chemist/index.html

月曜日に英国Theresa May首相が議会に対してSergei Skripalに使われた神経剤はNovichokだと語った。80年代に最初に開発された、ソビエト時代の化学兵器である。

Vil Mirzayanovはソビエト時代のスパイ防止活動担当部署の技術部長で、他の諜報機関がNovichokを作らないように、長い間Novichokのことは秘密にしていたとインタビューに答えた。MirzayanovによるとNovichokはVXの10倍強力である。

Novichokの成分を見つけるのは難しくはなく、毒性の低い化合物を組み合わせて最終製品を作ることができる。これらの成分は別々に英国に持ち込まれて使用直前に毒が作られたのだろう。ただし毒を作るには知識が必要である

ロシアは化学兵器禁止条約のリストからNovichokを外し、古い兵器を破棄して新世代のものは無傷のまま留めることに条約を利用した

Mirzayanovは現在83才でニュージャージーに住んでいる

Novichok agent

(ノビチョク剤?)

https://www.sciencedirect.com/topics/neuroscience/novichok-agent

Novichokはロシア語で「新参者」を意味する。一連の化合物を指すらしい

Novichokはコリンエステラーゼ阻害剤で二つの成分を混ぜると活性が生じる。それ以上の情報はない