食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2018-03-30

[]食品基準ニュース

FOOD STANDARDS NEWS

ISSUE 157 | MARCH 2018

https://mailchi.mp/foodstandards/food-standards-news-feb-1298725?e=9d9c78711d

[1] 食品リコールの際に誰が何をするのか

Who does what during a food recall

オーストラリアの州および統轄領だけが、リコールが必要な場合にそれを要求、命令および強制することができる。リコールにおける食品事業者、執行機関、およびFSANZについては、以下のウェブサイトを訪れてほしい。

http://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/default.aspx

[2] 2017年の食品リコール

Food recalls in 2017

2千4百万人以上に食を提供する市場において、合計69件のリコールがあった。最新の統計データは以下のサイトで参照できる。

http://www.foodstandards.gov.au/industry/foodrecalls/recallstats/Pages/default.aspx

[3] ウェビナー(オンライン講座)シリーズ: 原産国表示

Webinar series: Country of Origin Labelling

小・中規模の食品事業者および農産事業者向け。以下の3回が行われる。

ウェビナー1: 求められる要件を理解する―27 March 2018

ウェビナー2: 新しい表記法―10 April 2018

ウェビナー3: 実際にやってみる―24 April 2018

詳細と受講申し込みは以下のサイトから。

https://www.business.gov.au/events/webinar-series-country-of-origin-labelling

[4] オーストラリアの食品中に含まれる可塑剤の調査

Survey of plasticisers in Australian foods

食品包装材料に使用される可能性がある7種類の可塑剤について、オーストラリアの広範な食品にわたって含有量を調査した。包装材の化学物質の食品への移行は、非常にわずかで、消費者のリスクは無視できる程度である。

<詳細>http://www.foodstandards.gov.au/publications/Pages/Survey-of-Plasticisers-in-Australian-Foods.aspx

調査対象とした化学物質は以下の7種

・フタル酸ビス(2-エチルヘキシル) (DEHP)

・フタル酸ジイソノニル (DINP)

・フタル酸ブチルベンジル (BBP)

・フタル酸ジブチル (DBP)

・フタル酸ジイソデシル (DIDP)

・アジピン酸系可塑剤; アジピン酸ビス(2-エチルヘキシル) (DEHA)

クエン酸系可塑剤; アセチルクエン酸トリブチル (ATBC)

これらの化学物質は、プラスチック製、紙製および段ボール紙製の食品包装材、ならびに食品に使用される接着剤や封止剤と関連しているとされている。調査では、包装が施された65種類の様々な食品や飲料が対象とされた。この選定には、オーストラリアの消費者の典型的な消費パターンが反映されている。

調査の結果、可塑剤のオーストラリアの食品中レベルは概して低かった。

オーストラリアの消費者の推定食事暴露量は、国際的に安全とされているレベルを下回った。公衆衛生上の懸念は確認されなかった。

今回の調査から得られた結論は、P1034―包装材から食品への化学物質の移行*1の調査プロジェクトの証拠の一部として加えられた。

*1: http://www.foodstandards.gov.au/consumer/chemicals/foodpackaging/Pages/default.aspxおよびhttp://www.foodstandards.gov.au/code/proposals/Pages/P1034ChemicalMigrationfromPackagingintoFood.aspx

調査報告書は以下のサイトから閲覧できる。

http://www.foodstandards.gov.au/publications/Documents/Survey of plasticisers in Australian foods.pdf

[5] 意見募集

Call for submissions

以下の件について募集中。

・A1151―加工助剤(酵素)としてのPapiliotrema terrestris由来ß-ガラクトシダーゼ

http://www.foodstandards.gov.au/code/applications/Pages/A1151%E2%80%93Beta-Galactosidase%20from%20Papiliotrema%20terrestris%20as%20a%20Processing%20Aid%20(Enzyme).aspx

・P1044―平易な英語の専門用語を用いて食品ラベル上にアレルゲンの申告を行うことおよびその標準化

http://www.foodstandards.gov.au/code/proposals/Pages/P1044PlainEnglishAllergenLabelling.aspx

・新しい育種技術(new breeding techniques: NBTs)に関する意見募集

(これについては、「食品安全情報(化学物質)No. 6/ 2018(2018. 03. 14)」に関連記事有り。)

http://www.foodstandards.gov.au/consumer/gmfood/Pages/Review-of-new-breeding-technologies-.aspx

・A1153―加工助剤(酵素)としてのTrichoderma reesei由来エンドキシラナーゼ

http://www.foodstandards.gov.au/code/applications/Pages/A1153.aspx

[6] 許認可および評議会への通達

FSANZは、以下の申請および提案で生じる変更を認可し、それらの認可について、オーストラリア・ニュージーランド食品規制閣僚評議会に通達した。

・A1142―難消化性デンプンを分析するための所定法の追加

http://www.foodstandards.gov.au/code/applications/Pages/A1142Method-of-Analysis-for-Resistant-Starch.aspx

・A1147―除草剤耐性綿花GHB811株由来の食品

http://www.foodstandards.gov.au/code/applications/Pages/A1147.aspx

[]プラスチック対策に預け金返却システム

Deposit return scheme in fight against plastic

28 March 2018

https://www.gov.uk/government/news/deposit-return-scheme-in-fight-against-plastic

政府はプラスチック汚染対策に預け金返却システムを計画していると発表

リサイクル率を上げ廃棄物が土地や海を汚染することを防ぐために、今年後半に意見募集を行うことを決めた。

同様の計画はデンマークやスウェーデン、ドイツなどで既に行われていて、返金額は8pから22p。しばしば「逆自動販売機」(空の瓶を入れるとお金が出る)を用いて行われている

[]メチル-、エチル-、プロピルパラベンのホルモンかく乱作用はいまだ不明瞭

Hormone-disrupting effect methyl-, ethyl- and propylparaben still unclear

21 March 2018

https://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Common_and_Present/Newsmessages/2018/Hormone_disrupting_effect_methyl_ethyl_and_propylparaben_still_unclear

メチル-、エチル-、プロピルパラベンへの暴露と毒性:内分泌撹乱性に焦点を絞った文献レビュー

Exposure to and toxicity of methyl-, ethyl- and propylparaben : A literature review with a focus on endocrine-disrupting properties

21-03-2018

https://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2018/maart/Exposure_to_and_toxicity_of_methyl_ethyl_and_propylparaben_A_literature_review_with_a_focus_on_endocrine_disrupting_properties

内分泌撹乱作用についてはデータ不十分で評価できない。

暴露は主にパーソナルケア用品からで食品由来暴露は無視できるようだ。医薬品からの暴露推定に使える情報はほとんどない。個々のパラベンへの暴露量は健康影響が予想される量より低いようだ。組み合わせについてはどうリスクを評価すべきかは明確ではない

[]PHEは水のフッ素添加健康モニタリング報告を発表

PHE publishes water fluoridation health monitoring report

22 March 2018

https://www.gov.uk/government/news/phe-publishes-water-fluoridation-health-monitoring-report

新しい報告書はフッ素添加は虫歯を減らすのに役立つことと、有害健康影響についての説得力のある根拠はないことを示す

2014年の報告書に続く2回目の報告書

[]イタリアの1998-2012の甲状腺がん流行における過剰診断の影響

The impact of overdiagnosis on thyroid cancer epidemic in Italy,1998–2012

Luigino Dal Maso et al.,

Eur J Cancer May 2018Volume 94, Pages 6–15

http://www.ejcancer.com/article/S0959-8049(18)30117-5/pdf

結論:イタリアでは甲状腺がんの有病率が一貫して増加していてその主な原因は過剰診断である(63-80%以上)。症状のない一般人への甲状腺検査のありかたを地域及び国レベルで更新すべき。

[]米国の薬物過剰使用による死亡は増加し続けている;増加は合成オピオイドによって激化

U.S. drug overdose deaths continue to rise; increase fueled by synthetic opioids

March 29, 2018

https://www.cdc.gov/media/releases/2018/p0329-drug-overdose-deaths.html

2016年の米国の薬物過剰使用データを詳細に解析したところ、アメリカの過剰使用流行は地理的に拡大していて各人口集団グループで増えている。MMWRに報告。

[]ASA裁定

ASA Ruling on Dr Kurt Wolff GmbH & Co KG t/a Alpecin

28 March 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/dr-kurt-wolff-gmbh---co-kg-a17-387365.html

カフェイン入りシャンプーで抜け毛を減らすという宣伝に対する苦情。事業者は美容目的であり医療クレームではない、カフェインは昔から男性の脱毛予防目的で局所使用されていると主張、いくつかの論文や消費者の感想を提示。脱毛減少は脱毛予防や脱毛治療ではないので医療クレームではないとしても、根拠は必要。提出された資料は科学的根拠とはみなされず、宣伝は誤解を招くもので基準違反と判断

[]カナダ公衆衛生局は初めての全国自閉スペクトラム疾患(ASD)統計を発表

Public Health Agency of Canada Releases First-Ever National Autism Spectrum Disorder (ASD) Statistics

March 29, 2018

https://www.canada.ca/en/public-health/news/2018/03/public-health-agency-of-canada-releases-first-ever-national-autism-spectrum-disorder-asd-statistics.html

新しい数字はカナダのASD有病率は他国と同程度であることを示す

重要な事実

・5-11才の子どものうち、66人中1人がASDと診断されている

・男の子のほうが女の子の4倍

・56%は6才までに、90%以上は12才までに診断されている

[]オンラインでの誤情報対策についてのNAS, NAE,および NAM会長による声明

Statement by NAS, NAE, and NAM Presidents on Effort to Counter Online Misinformation

March 20, 2018

http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=3202018&_ga=2.196971237.854980163.1522375040-398001843.1520468362

我々はNASEMが科学、技術、健康に関するウェブでの間違った情報に対抗するために我々の専門能力を動員する方法を探ると発表することを歓迎する。科学アカデミーの任務の一部は常に人々の議論は最良の科学情報の上にあることを確保することだった。そのため、我々はどのようにすれば客観的で信頼できる根拠に基づいた情報の標準的水準と一致できるやりかたでこの分野のコンテンツの正確性と完全性を評価するのに役立つかを議論するためアカデミー会員を招集している:この探索段階はGoogleの資金提供で行われる。

[]ナッツのカロリーは気にしないで!

Going Nuts for Calories!

Mar 23, 2018

https://www.usda.gov/media/blog/2018/03/23/going-nuts-calories

みんなナッツは大好きだが脂肪由来のカロリーが多いので食べ過ぎないよう注意しなければならない。現在は心配が少し減るかもしれない。USDAのARSの生理学者David BaerとJanet Novotnyが一連の研究で、人体でアーモンドやくるみ、ピスタチオのカロリーがどのくらい利用されるのかを調べた。ナッツが生なのかローストされているのか砕かれているのか、あるいはどのくらい良く噛むのかなどたくさんの要因を考慮する必要がある。

時代とともに栄養科学はますます洗練されてきて、ARSの科学者はカロリーを計算するのはそれほど単純ではないことを示してきた。

この背景にある概念は「生物学的利用度」である。例えば、アーモンド1オンスは約160カロリーだが、その全てが人体で使用されるわけではない。食品を食べると、それは栄養成分に分解されてカロリーはエネルギーとなる。しかし栄養があるというだけでは人体がそれを簡単に使えることを意味しない。問題はこれら栄養素が生物学的に利用できるかどうかで、それをARSの科学者が調べた。

2011年の研究でBaerとNovotnyはピル立岡らのカロリー摂取は1gあたり22.6カロリーで、現在認められている23.7カロリーより5%少ないことを発見した。それは大きなものではないように聞こえるかもしれないが毎日だと意味がある。

別の研究ではくるみは表示されているより21%カロリーが低い。そしてアーモンドはAtwater ファクターで計算したものより32%少なかった。

ナッツの加工も影響する。まるごとの生のナッツが最もカロリー利用率が少ない。次に少ないのが刻んだナッツで、ナッツのペーストは表示通りのカロリーだった。

(でも利用されるカロリーが少ないって言うと余計食べるのが太った人なんだよ)

[]警告文書

Biotek, Inc. 3/13/18

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm602236.htm

各種サプリメントの宣伝(免疫系改善、病気への抵抗性を増す、血中トリグリセリド濃度を改善する、など)が未承認医薬品、CGMP違反(項目多数、査察とそれへの回答二回分。

[]我々の新しいウェブサイトのベータ版を試してみて

Test our new beta website

27 March 2018

https://www.food.gov.uk/news-updates/news/2018/17008/test-our-new-beta-website

(タブレット向けになっている)

[]2018-2023戦略的計画

2018-2023 Strategic Plan

https://www.niehs.nih.gov/about/strategicplan/

意見募集中

  • F344/N ラットと B6C3F1/Nマウスに吸入投与したトリエチルアミン(CASRN 121-44-8)の毒性試験のテクニカルレポート

Technical Report on the Toxicity Studies of Triethylamine (CASRN 121-44-8) Administered by Inhalation to F344/N Rats and B6C3F1/N Mice (TOX-78)

March 2018

https://ntp.niehs.nih.gov/results/pubs/shortterm/reports/abstracts/tox078/index.html

[]EU食品偽装ネットワークと食品偽装管理援助システム 2017年 年次報告書

The EU Food Fraud Network and the System for Administrative Assistance & Food Fraud

Annual Report 2017

https://ec.europa.eu/food/sites/food/files/safety/docs/food-fraud_network_activity_report_2017.pdf

2017年の年次統計。

RASFFが健康リスクとなる問題についての情報交換ネットワークであるのに対して、こちらは法令には従っていないが健康リスクとはならないもの(AAC-AA)と食品偽装疑い(AAC-FF)についての情報。件数は前年比大幅増

2017年は卵のフィプロニル事件がありそのフォローアップをEU全域で行った。

また2016年のマグロの違法処理(生鮮と偽装)についてのフォローアップを行った

他に2017年の注目事件として、養蜂業用蜜蝋へのパラフィンとステアリンの意図的混入をとりあげている

[]陸上オイルとガスについて意見募集

Public consultation on onshore oil and gas

https://ec.europa.eu/health/scientific_committees/consultations/public_consultations/scheer_consultation_07_en

SCHEERがオイルとガスの陸上探査および開発による公衆衛生リスクについての予備的意見を発表した。これについて2018年5月6日までパブリックコメントを募集する。

油やガスの開発により1300以上の化合物が放出される可能性があり、そのうちいくつかは発がん性があるが、現時点ではそれらのEUでの健康影響についての評価は限定的である。SCHEERはこの予備的意見で既存の疫学研究は、油やガスの開発は一般人への健康リスクを伴うという弱い〜中程度の根拠を提供すると結論した。また一部のがんや出生への悪影響は開発地点の近くに住む集団では増加する可能性があることも示唆された。

同定された知見不足についてはEUでのオイルやガスの全ての開発地域の中央集中協調リストの作成や正確な暴露評価を伴う大規模疫学研究などを推奨している。

ネオニコチノイドより害があるのはほぼ間違いないのだからお得意の予防原則に則って止めれば?と皮肉を言いたくなるけど。)

[]電磁波過敏症:研究努力は拡大すべきで懸念のある人には適切なケアを提供すべき

Hypersensitivity to electromagnetic waves: research efforts should be scaled up and suitable care provided for the people concerned

News of 27/03/2018

https://www.anses.fr/en/content/hypersensitivity-electromagnetic-waves-research-efforts-should-be-scaled-and-suitable-care

本日ANSESは電磁波過敏症についての専門家の評価結果を発表する。この作業は入手可能な全ての科学文献や、病院や一般開業医、研究者、団体、患者への無数の意見聴取に基づく。専門家評価では、現状の知見では、電磁場への暴露と自分は電磁波過敏症だという人の症状との間にしっかりした因果関係を確立できる実験的根拠は存在しないと結論しつつも電磁波過敏症(EHS)問題の複雑さを明らかにしている。ANSESは、自分は電磁波過敏症だという人の苦しみや痛みは現実のものであり、彼らが日常生活でそれらとつきあっていかなければならないことも強調する。この文脈でANSESはこうした人たちに適切なケアを提供し、研究、特に自分がEHSだという人の周辺環境を考慮した実験条件の確立を推進することを薦める。

ANSESは2003, 2005, 2009, 2013そして最も最近では2016年に電磁波暴露の健康リスクについての専門家評価を行ってきた

報告書本文はフランス語だが英語に翻訳される予定

(電磁波過敏症患者ってフランスに多いような。患者が多いから注目されるのか注目されるから患者が増えるのかを区別するのは難しい。ただ化学物質過敏症と共通するメカニズムはありそう)

[]論文

  • フタル酸とは何?外食は「がんと関連する化合物の量を増やす」

What Are Phthalates? Dining Out 'Raises Level of Chemicals Linked to Cancer'

By Kashmira Gander On 3/29/18

http://www.newsweek.com/phthalates-865275

あたらしい研究によると、外食すると体内の、がんを含む病気と関連する有害化合物の濃度が上がるリスクがある。フタル酸はプラスチックを柔らかくするのに使われ、食品の包装やテイクアウトボックス、手袋などから食品に移行する。George Washington大学とCalifornia大学の研究者らがNHANESの2005-2014年の参加者10253人のデータを用いて、定期的に外食する人の濃度が35%高いことを発見した。著者らは妊娠女性や子ども達はホルモン撹乱物質の有害影響を受けやすいので暴露を減らすのが重要だという。

しかし英国栄養士会の広報Aisling Pigottは「このような報告に過剰反応しないことが重要で、我々はもっと重要なことを既に知っている」という。「時々加工食品を食べることで長期有害影響がでることはありそうにないが、加工度の少ない、自宅で調理した食品をより頻繁に食べるべきである」

Dietary sources of cumulative phthalates exposure among the U.S. general population in NHANES 2005–2014

Julia R. Varshavsky et al.,

Environment International Available online 29 March 2018

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412017314666

  • ウリ科植物中毒に関連する脱毛

Hair Loss Associated With Cucurbit Poisoning

Philippe Assouly,

JAMA Dermatol. Published online March 28, 2018. doi:10.1001/jamadermatol.2017.6128

https://jamanetwork.com/journals/jamadermatology/article-abstract/2674863?redirect=true

苦いカボチャを食べて消化器系の中毒症状を経験した一週間から三週間後に脱毛になった症例2例の報告。植物毒素による細胞分裂阻害作用ではないかと考察

  • カロリー削減食は人で加齢を遅くする兆候を示す

Natureニュース

Reduced-calorie diet shows signs of slowing ageing in people

22 March 2018 Alison Abbott

https://www.nature.com/articles/d41586-018-03431-x

これまでで最も包括的な研究が、人々のエネルギー摂取量を減らすと代謝が遅くなることを示す

米国NIHが資金提供した複数センター試験、200人以上の肥満ではない健康成人の2年間のカロリー制限の影響についてのRCT であるCALERIE (エネルギー摂取を減らすことの長期影響の包括的評価Comprehensive Assessment of Long term Effects of Reducing Intake of Energy)の一部で、Cell Metabolismに3月22日発表。

21-50才の34人が平均15%のカロリー制限、19人が通常通りで2年にわりあて、24時間代謝チャンバーで各種試験をしている。カロリー削減群は睡眠中に対照群よりエネルギーをより効率よく使っていることを発見した。この基礎代謝率の低下は、減量した分(平均約9kg)から予想されるより大きい。他の臨床検査結果も全て新陳代謝率の低下に沿ったもので、加齢による傷害の低下を示す

(これは嬉しいのだろうか?基礎代謝を上げましょう、派はどうするのかな?)

  • ミツバチに優しい殺虫剤の開発に役立つ革新

Breakthrough could aid development of bee-friendly pesticides

22-Mar-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/uoe-bca031918.php

ミツバチのP450sであるCYP9Qがある種のネオニコチノイドの迅速な分解に関与することがCurrent Biologyに発表された。バイエルの資金提供。

  • 世界で最も長い動物から昆虫毒素検出

Insect toxin detected in the world's longest animal

26-Mar-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/uu-itd032618.php

最大55メートルにもなるひも虫Linaeus longissimusがカニやゴキブリを殺す神経毒を作ることがスウェーデンの研究者によりScientific Reportsに報告された。ペプチドイオンチャンネル毒素

  • 食品廃棄:最大のロスはあなたが何を食べるのかによる

Food waste: The biggest loss could be what you choose to put in your mouth

26-Mar-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/wios-fwt032518.php

植物ベースの食事に変更することでもっと多くの人が食べられる。PNAS。

その他

SMC UK

Skripalsは神経剤と自宅で接触し、最も高濃度だたのは玄関ドアであるという警察の報告への専門家の反応

expert reaction to police reporting that the Skripals probably came into contact with the nerve agent at their home, and that the highest concentration of the agent was on their front door

March 29, 2018

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-police-reporting-that-the-skripals-probably-came-into-contact-with-the-nerve-agent-at-their-home-and-that-the-highest-concentration-of-the-agent-was-on-their-front-door/

Leeds大学環境毒性学名誉教授Alastair Hay教授

警察はSkripalsが神経剤に接触したのは自宅のドアに何かがついていた結果である可能性が高いと報告した。警察の言うことはこれまでで最も高い濃度がドアだという。

これまでの報告では車が汚染されていた可能性を示唆していた。家のドアで手のひらが汚染されていたらそれが車のハンドルに移行した可能性は高い。

捜査対象がノビチョク類であることに注意が必要で、我々はサリンやVXに比べてそれあについてはほとんど知らない。ノビチョクの一部は揮発性が高く他のものは残留性が高くなるよう開発されていた可能性は高い。

(略)

  • カロリー制限を模倣する減量サプリメントへの専門家の反応

expert reaction to weight loss supplement to mimic calorie restriction

March 29, 2018

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-weight-loss-supplement-to-mimic-calorie-restriction/

Nature Communicationsに発表された研究で、中高年成人への長期ニコチンアミドリボシド補充の健康影響を調べている

グラスゴー大学代謝医学教授Naveed Sattar教授

これはこの新しいサプリメントの影響についての極めて早期の知見である。現時点で感激することはなくより大規模でより良いデザインの試験でこのサプリメントが過体重や高血圧の人の血圧やその他の指標を本当に改善するかどうか結果を待ちたい。過去このような小規模試験の結果が再現されない事例を数多く見てきた。従って、興味深いがまだ早すぎる。

Reading大学栄養健康准教授Gunter Kuhnle博士

この試験は質の高いものだがその結果は、特に血圧に対しては、実質的には有意ではなく、なんら意味は無い。ほんの少しだけ運動すれば同じような結果になるだろう。著者自身が効果に統計学的有意差はないことを認めていて、追加データではどちらの群にも実質的差はない。この研究は単純に規模が小さすぎて何も言えないが、そのことは要約にも記載されている。また期間が6週間と短く、長期摂取とは言えない。

  • 泡消火剤−専門家のQ &A

NZ SMC

Fire-fighting foams – Expert Q&A

March 23rd, 2018

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2018/03/23/fire-fighting-foams-expert-qa/

ニュージーランドのある種の泡消火剤の使用についての公式の調査が続く中で、2006年に使用が制限されているが今でもストックしているところとして空港が同定された。

PFOSとPFOAを含む泡消火剤は1970年代から2000年代初期までは標準的なものだった。2011年以降はニュージーランドでは輸入・製造・使用が禁止されている

オーストラリアではこの消火剤の使用を巡って近年現在進行中で対応していて、我々はオーストラリアの専門家にこの化合物について尋ねた。

(各種情報源へのリンク有り。難分解性であるために規制されているがヒト健康影響については見解が分かれる。オーストラリアの保健省が設定した専門委員会の報告書は今月後半に公表される予定

The Expert Health Panel for Per- and poly-fluoroalkyl substances (PFAS)

http://www.health.gov.au/internet/main/publishing.nsf/Content/ohp-pfas-expert-panel.htm まだのようだが。)

  • Alice Watersと食品について語る

Talking Food with Alice Waters

by Brian Rinker March 20, 2018

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/talking-food-systems-alice-waters

(Marion Nestleへのインタビューと対になる記事。シェフでレストラン経営者で食品の活動家であるAlice Watersは、地元のオーガニックな食品を自分で育てるあるいは生産者から直接買って自分で料理して食べることを理想とする反体制(ファストフードの「早い・安い・簡単」への)活動家。植物は幹や葉などの(通常食べない)ところも食べるべきと主張する点でマクロビにも類似。どんな植物でもニンニクとオリーブ油で食べられるらしい。

Berkeleywellnessはこういうのが好き)

  • キノコ:もうすぐあなたのそばのバーガーに

Natureエディトリアル

Mushrooms: coming soon to a burger near you

26 March 2018

http://www.nature.com/articles/d41586-018-03855-5

キノコと牛肉の混合物がウエストと炭素排出量拡大対策に

先月米国のファストフードチェーンSonic Drive-Inがメニューに導入したのは牛肉の一部をキノコに置き換えたSignature Slingerチーズバーガーで、カロリーを減らし二酸化炭素の排出量が少ないという。これは米国のシェフと科学者と健康と環境の活動家が協力しているムーブメントの最新のメニューの一つである。100%牛肉の製品の最大半分をキノコにすることで公衆衛生と環境持続可能性の両方に利益がある。

この主張に科学的根拠はあるか?

牛肉は特に環境負荷が大きい。アメリカ人が毎年食べる約100億個のバーガーの牛肉の30%をキノコにできれば、道路から200万台の車を取り除いたのと同じくらいの排出削減になる。しかしキノコ栽培は必ずしも理想的グリーンではない。キノコは温度にうるさく通常温室で栽培される。2012年の解析ではタマネギの約10倍の温室効果ガス影響がある

(略)

しかしノンアルコールワインや砂糖なしソフトドリンク同様、消費者が選ぶかどうかは味によるだろう。Natureのレポーター二人はキノコ入りバーガーを正確に見分けられた。

(ハイテクによる食品の改良は加工を良くないものとみなす一派とどう折り合いをつけるのかなぁ)

  • Worcestershire王立病院で乳児用ミルクを無くすことに怒り

Anger over cut baby milk formula at Worcestershire Royal Hospital

http://www.worcesternews.co.uk/news/16128051.Outrage_over_cuts_to_free_baby_milk_formula_at_hospital/

5月1日から市の産院で無料の粉ミルクを提供することを中止する。これは母乳で育てることを推進するためであるが、それを発表する文書の独善的言葉遣いに母親達が怒っている。

多くは'artificially feed人工栄養'という言い方に怒っている

  • コーヒーにはがん警告が必要、米国の裁判官が言う

Coffee needs cancer warnings, says US judge

30 March 2018

https://www.smh.com.au/world/north-america/coffee-needs-cancer-warnings-says-us-judge-20180330-p4z724.html

ロサンゼルスの裁判官が、カリフォルニアの法律はコーヒー企業にがん警告表示を要求していると判断した。

上級裁判所裁判官Elihu Berleが水曜日に、スターバックスやその他のコーヒー企業が発がん物質の脅威について表示していないと判決案に書いた。NPOのThe Council for Education and Research on Toxicsがスターバックスと小売店を含む約90の企業に対して、一連の化合物について州の法律に違反していると訴えていた。それら化合物の一つがアクリルアミドである。

他報道多数

カリフォルニア人はがん警告のあるコーヒーを飲む

Californians to take their coffee with a cancer warning

Mar 29, 2018

http://abcnews.go.com/Health/wireStory/apnewsbreak-california-judge-coffee-cancer-warnings-54107756