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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2018-05-16

[]タバコ、アルコールおよび違法薬物は、健康への世界的な脅威である

Tobacco, alcohol and illegal drugs 'are a global health threat'

May 14 2018

https://www.nhs.uk/news/medical-practice/tobacco-alcohol-and-illegal-drugs-are-global-health-threat/

「アルコールとタバコは世界的にヒトの健康に対する群を抜いて最大の脅威であり、違法薬物による害は足元にも及ばない」と、英国のオンライン新聞The Independentは報じている。

このニュースサイトは、世界におけるアルコール、タバコ、違法薬物の使用状況に関するほぼ最新(2015年)の情報を伝えている。

そしてこれらの物質がどれほど一般的に使用され、どのくらいの人々がそれらの物質に依存し、それらの物質がどれほど人々の健康を蝕んでいるかを考察している。

世界中で20%近くの成人が過去1ヶ月に大量に飲酒したと報告されている。約15%の成人が毎日喫煙している。過去1年間に約4%の成人が大麻を使用し、1%未満がオピオイド類、アンフェタミン類もしくはコカインを使用したと報告されている。

世界では、10万人につき111人がタバコ関連の疾患で、33人がアルコール関連の疾患で、7人が違法薬物の使用で死亡していると推定されている。

世界的に見ると、タバコやアルコールに関連した健康障害の事例数や死亡数は、違法薬物の使用によるものよりも多い。

実際、もしタバコやアルコールがほんの2、3年前に見つかったものであるならば、両方とも今頃クラスAの違法薬物リストに加えられていたということも考えられるだろう。

これらの知見を違法薬物が「より安全」であることを意味していると間違って解釈してはならない。

多くの薬物は、まだ明確に分かっていない長期的なリスクを含め、深刻なリスクをもたらすことが知られている。例えば大麻は、精神衛生上の影響を及ぼす可能性がある。

[]様々な受け手に不確実性を伝達することに関するEFSAと加盟国による多言語オンライン調査

EFSA‐Member State multilingual online survey on communicating uncertainty to different target audiences

7 May 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1413e

EFSAが不確実性に関するガイダンスを作成する中で、科学的不確実性を伝達する上で、文献が最良の方法であるかどうか不明確であることが判明した。また、専門知識を持たない受け手に情報を届けるための最良の手法に関しては、経験的根拠が不足している。そのためEFSAは2016年に、情報を受ける様々な対象者に不確実性の情報を明確に伝達することに関し、フォーカスグループスタディ(選別した参加者による調査)を委託した。この調査は2017年2月23日から3月15日まで三週間かけて実施された。調査では、EU全域の1,913人(6言語)が、不確実性の表現、すなわち質的および量的表現、概算もしくは正確な確率を用いた表現、および肯定的あるいは否定的な言い回しについての質問に回答した。その結果、どのグループでも同様に、かなりの割合の回答者はリスクを理解するのにより役立つものとして質的および量的表現を位置づけ、ポジティブな言い回しを好む傾向が多少認められた。ほぼ全部の回答者が、不確実性の情報を受け取ることについて積極的だった。言語に由来する回答者の好みの違いや、専門性の背景が異なることによる違いが軽度に見受けられたが、調査方法の制約のため、これらの原因を説明することは困難であった。この結果は、以前に実施したフォーカスグループスタディの結果と整合している。どちらの結果も、情報を受ける全ての対象者に対し、ポジティブな言い回しで量的および質的表現を用いることを支持している。いずれのグループでも、ある表現を好む人と別の表現を好む人がいながら、ほとんど全ての人がそうした表現が役に立つと認識している。これらの知見は、科学的文献の中の知見と合わせて、科学的評価における不確実性の伝達に関するEFSAのガイダンス文書の作成や、リスクコミュニケーションに関するEFSAのハンドブックの更新を活性化させるであろう。

[]意見等

  • トマト、ピーマン、ナス、オクラおよび皮ごと食べるウリ科植物におけるイソフェタミドのMRLs改定申請

Modification of the existing maximum residue levels for isofetamid in tomatoes, peppers, aubergines, okra and cucurbits with edible peel

EFSA Journal 2018;16(5):5264 [24 pp.]. 14 May 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5264

申請者であるISK Biosciences Europe N.V.社により提出されたデータは、評価対象の農作物の新規MRL案を導出するのに十分なものであった。評価対象の農作物中のイソフェタミドを検出限界0.01 mg/kgで検出して管理できる実用的な分析方法が利用可能となっている。EFSAは、報告されている農法によってイソフェタミドを使用した結果生じる残留物を短期あるいは長期摂取しても、消費者の健康にリスクを生じる可能性は低いと結論付けた。規制のためのリスク評価に適した信頼性の高いエンドポイントも提示されている。

  • イヌ・ネコ用飼料添加物としてのLactobacillus acidophilus D2/CSL (Lactobacillus acidophilus CECT 4529株)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Lactobacillus acidophilus D2/CSL (Lactobacillus acidophilus CECT 4529) as a feed additive for cats and dogs

EFSA Journal 2018;16(5):5278 [9 pp.]. 8 May 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5278

飼料添加物Lactobacillus acidophilus D2/CSLは、Lactobacillus acidophilus CECT 4529株の生きた細胞を含む組成物である。Lactobacillus acidophilus CECT 4529株の安全性は、2014年にEFSAによて評価されており、対象動物種や環境に対して安全であるとみなされている。したがって、Lactobacillus acidophilus D2/CSLも、イヌやネコを含む対象動物、環境対して安全であると判断される。また、使用者におけるハザードも考えにくい。ただし、眼や皮膚に対する刺激性物質であり、皮膚および呼吸器感作性物質とみなすべきである。Lactobacillus acidophilus D2/CSLは、イヌやネコの消化管の微生物叢を安定化して便の硬さを改善することを企図した添加物である。飼料1 kg当たり5 × 109 CFUの用量で投与を受けたイヌやネコの糞便の水分を減らす可能性が示されているが、効果の大きさの生物学的意義は不明確である。

  • 飼料添加物の有効性に関する評価についてのガイダンス

Guidance on the assessment of the efficacy of feed additives

EFSA Journal 2018; 7 May 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5274

このガイダンス文書は、動物の栄養の分野で使用する添加物の認可を得ようとする申請者が、申請文書を作成・提示するのを支援することを目的としたものである。

  • 飼料添加物の有効性評価に関するガイダンス案についてのパブリックコメント募集結果

Outcome of the public consultation on the draft guidance on the assessment of the efficacy of feed additives

7 May 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1411e

2017年12月4日から2018年1月28日までパブリックコメントを募集し、12団体から175の意見を受け取った。受け取ったコメントやそれらへのEFSAの対応状況は、この報告書の中で表の形にまとめてある。このガイダンスは、2018年4月17日のFEEDAPパネルの本会議で討議・採択されており、EFSA Journalに発表される。

Safety of natural mixture of dolomite plus magnesite and magnesium‐phyllosilicates (Fluidol) for all animal species

EFSA Journal 2018;16(5):5272 [7 pp.]. 4 May 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5272

2016年の意見でFEEDAPパネルは、乳牛と子豚(離乳)に完全飼料1 kg当たり20,000 mgの用量は安全だと結論付けた。この結論は肥育豚には拡大されたが、ニワトリや他の動物種での安全性については結論を導出できなかった。今回、すべての動物種での安全性評価を完了するために、肥育子牛と肥育鶏を用いた耐容試験の情報が提示され、最大耐容量が最高推奨用量の約5倍であることが示された。そのためFEEDAPパネルは、完全飼料1 kg当たり20,000 mgの用量は、肥育子牛と肥育鶏に安全だと結論付けた。4種の動物/生育期において同等の安全性マージンがあり、安全であると判断されたため、安全性の結論は全動物種に外挿される。安全な飼料中濃度の場合、この添加物は飼料(飼料添加物を含む)の消化率に影響を及ぼさなかった。

  • 全動物種用技術的飼料添加物として使用される際のBacillus subtilis KCCM 10673P株およびAspergillus oryzae KCTC 10258BP株の安全性と有効性

Safety and efficacy of Bacillus subtilis KCCM 10673P and Aspergillus oryzae KCTC 10258BP when used as a technological feed additive for all animal species

EFSA Journal 2018;16(5):5275 [8 pp.]. 4 May 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5275

この添加物は、Bacillus subtilisの1菌株とAspergillus oryzaeの1菌株から成り、飼料材料に組み合わせて用いられる全動物種用の技術的添加物(提案されている機能的分類グループ: 栄養阻害因子を低減する物質)である。この2つの微生物についての科学的意見はすでに発表されており、Bacillus subtilisの対象動物、消費者、使用者および環境への安全性は証明されたが、Aspergillus oryzaeの対象動物種や消費者への安全性、およびこの添加物の栄養阻害因子を低減するという有効性については結論を導出できなかった。この添加物のAspergillus oryzae成分について、新たに二次代謝産物の広範な分析調査を行った結果、15種類の代謝物質が検出・定量された。検出された代謝物質のいずれも、添加物が加えられた飼料材料を与えられた対象動物や、その動物由来製品の消費者に有害影響を与える恐れはないと考えられた。栄養阻害因子の低減については、2種類の因子、すなわちラフィノース属オリゴ糖とトリプシン阻害剤で検討が行われた。この添加物に用いた菌株の組合せで、ダイズに天然に存在するオリゴ糖やトリプシン阻害剤の濃度を大幅に減らすことができた。他の飼料材料は検討されていない。

[]RASFF 2018年第19週

警報通知(Alert Notifications)

ベトナム産冷凍タコにカドミウム(1.8 mg/kg)、ベトナム産米粉ケーキミックスでグルテン(111 mg/kg乾重量)及び亜硫酸塩(18 mg/kg)の非表示、インド産ドイツ経由ブルペリ(インドの辛味の効いた軽食にアフラトキシン(B1 = 5.9; Tot. = 6.7 µg/kg)、ベルギー産チョコレート製品の成分として使用する植物油にグリシジルエステル(2300〜 5400 µg/kg)、インドネシア産原料台湾産冷凍メカジキ切り身に水銀(1.93 mg/kg)、ポルトガル産冷凍ヨシキリザメ切り身に水銀( 1.7 mg/kg)、ドイツおよびウクライナ産飼料用雑穀でブタクサの種の高含有(1010 mg/kg)、スペイン産フランス経由メカジキに水銀(1.83 mg/kg)、ポーランド産リンゴにクロルピリホス(0.065 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

インド産冷凍モンゴウイカにカドミウム(2.1 mg/kg)、ベトナム産コーヒー生豆にオクラトキシンA (> 15 µg/kg)、モロッコ産冷凍赤エビで亜硫酸塩高含有(258 mg/kg)、オーストラリア産食品サプリメントに未承認食品添加物亜塩素酸ナトリウム、インド産バスマティ米に未承認物質トリアゾホス(0.051; 0.054 mg/kg)およびトリシクラゾール(0.2 mg/kg)、米国産アーモンドにアフラトキシン(B1 = 11.63; Tot. = 13.07 µg/kg)、バングラディシュ産スパイスミックスに未承認着色料オーラミンO、モロッコ産生きたカタツムリにクロルピリホス(0.598 mg/kg)、フランス産チルドメカジキロインに水銀(2.7 mg/kg)、ウガンダ産ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 4.5; Tot. = 14.4 µg/kg)、トルコ産焙煎コーヒーにオクラトキシンA (9 µg/kg)、カナダ産オランダ経由食品サプリメントにガルシニアカンボジア (ヒドロキシクエン酸: 360 mg/item)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

ポーランド産ゼリーキャンディでキノリンイエロー(E104)高含有 (51.86 mg/kg)、インド産ラトビア経由及びスペイン経由食品サプリメントにイヌホオズキ・未承認新規食品成分ハブソウ・セイヨウノコギリソウおよびギョリュウ(御柳)、ベトナム産アイルランド経由及びオランダ経由真空個包装マグロロインフィレでの一酸化炭素処理(388; 716 µg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産ペッパーにホルメタネート(0.098 mg/kg)、トルコ産生鮮ペッパーにクロルピリホス(1,195 mg/kg;0.225 mg/kg)、アフガニスタン産アプリコットカーネルでシアン化物高含有(46.5 mg/kg)、バングラディシュ産チリペッパーで未承認物質カルボフラン(0.11 mg/kg)・エチオン(1 mg/kg)・トリアゾホス(1.1 mg/kg)および照射非表示(3.2 kGy)および未承認着色料オーラミンO、バングラディシュ産コリアンダー粉で未承認施設での照射非表示(glow ratio 5.1 kGy)、ガンビア産飼料用ピーナッツ穀粒にアフラトキシン(91.4 µg/kg)、トルコ産チリペッパーペーストで安息香酸(E210) (1720 mg/kg)及びソルビン酸(E200) (1330 mg/kg)高含有、その他アフラトキシン等多数

[]チョコレートの栄養表示規則違反

Prepackaged chocolate not in compliance with nutrition label rules

May 15, 2018

http://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20180515_6917.html

イタリア産Zainiチョコレートサンタのナトリウムが表示されている量100gあたり56mgなのに検出されたのは88mg

  • チャイニーズレタス(白菜?)の残留農薬基準超過

Pesticide residue exceeds legal limit in Chinese Lettuce sample

May 15, 2018

http://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20180515_6920.html

シハロトリンがMRL 0.2 ppmのところ0.48 ppm検出

[]麻とCBDオイルに関する主張は消費者を誤解させている

Claims about hemp and CBD oils misleading consumers

15 May 2018

http://www.tga.gov.au/behind-news/claims-about-hemp-and-cbd-oils-misleading-consumers

TGAはカンナビジオール(CBD)を含む製品を販売している一部の企業による虚偽で誤解を招く宣伝に気がついている。米国の会社が違法にCBDと麻製品をオーストラリア人に輸入許可無く輸出している。

TGAは少なくとも一つの会社が、需要が増えているためTGAによりARTG登録を依頼されたと主張していることを承知している。これは正しくない。TGAは登録を依頼することはない。申請は企業の責任である。

この会社は登録すればTGAが「極めて迅速に」認可するだろうと主張しているが、問題の製品は米国でFDAに登録されておらず従ってTGAが登録することはありそうにない。さらに彼らは米国の麻薬取締局による規制対象で輸出規制が行われるだろう。

消費者は注意が必要である。彼らの主張は製品が間もなくTGAに認可されると信じ込ませようとする。これらの製品の輸入は違法である。CBDは禁止薬物である。

ちなみにアメリカでは

  • 大麻生産者はCBD市場が爆発的に拡大中のため麻に変更中

Marijuana growers turning to hemp as market for CBD explodes

Published: May 15, 2018,

https://www.columbian.com/news/2018/may/15/marijuana-growers-turning-to-hemp-market-cbd-explodes/

合法大麻が供給過剰になっているため大麻の価格が最安値になり、一部の生産者はCBDをとるための麻に変更している。2015年以降州への麻の栽培許可申請は20倍以上になった。

CBDは今や化粧品からチョコレートまで何にでも入れられ、無数の健康効果を宣伝されている。しかし監視も根拠も希薄である

[]安全性警告

  • Lishou Strong Slimming capsule

14 May 2018

http://www.tga.gov.au/alert/lishou-strong-slimming-capsule

表示されていないシブトラミンを含む

  • SLIM BODY Advanced capsules

9 May 2018

http://www.tga.gov.au/alert/slim-body-advanced-capsules

表示されていないシブトラミンを含む

[]ASA裁定

ASA Ruling on Pukka Herbs Ltd

16 May 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/pukka-herbs-ltd-a17-387241.html

食品サプリメントやお茶の販売サイトで「デトックスティー」と宣伝

2004年から売っていた、小規模事業者だから商標登録できない(お金がない)等言い訳をしたが却下。「デトックス」は一般的健康強調表示に相当し、認可された強調表示リストに含まれないので使ってはならない

[]依存性のあるニコチンと有害物質が加熱タバコにも存在

Addictive nicotine and harmful substances also present in heated tobacco

Publication date: 15 May 2018

https://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Common_and_Present/Newsmessages/2018/Addictive_nicotine_and_harmful_substances_also_present_in_heated_tobacco

iCOSのような、電子タバコに似た加熱タバコ製品が市販されている。加熱により発がん物質などの有害物質が生じる。iCOSの使用は健康に有害だが、多分喫煙より害は少ない。

[]警告文書

Baker's Best Health Products, Inc. 4/25/18

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm606875.htm

各種ダイエタリーサプリメントの宣伝が未承認医薬品、成分表示が中身と違う(ニンジンがPanaxではなくシベリアニンジンEleutherococcus senticosus等)

[]韓国食品安全の日

Food Safety Day in the Republic of Korea

14/05/2018

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1129071/

ソウルで開催された第17回食品安全の日に世界の専門家が集まり、近年の食品安全分野での迅速な進歩を強調した

Lee Nak-yeon首相もスピーチをした。

[]食物アレルギーの啓発と行動

Food Allergy Awareness and Action

Posted by Adam Ghering, May 14, 2018

https://www.usda.gov/media/blog/2018/05/14/food-allergy-awareness-and-action

5月は食物アレルギー啓発月間で13-19日は食物アレルギー啓発週間

表示が重要

[]REPLACE

ACTION PACKAGE

http://www.who.int/docs/default-source/documents/replace-transfats/replace-action-package.pdf

トランス脂肪酸とはなに?

工業生産したTFAが食品に最初に導入されたのは19世紀末から20世紀初頭。これらはバターやラードのような動物由来脂肪の代用品として開発されたが、同時に酸化しにくく食品を長持ちさせ動物脂肪よりコストが低く食感がよいために使われた。広く使われるようになったのは1950年代から70年代で、飽和脂肪が健康に悪影響があることが発見されたためである。しかし20世紀後半になってTFAのネガティブな影響が知られるようになった

(このことは教訓にすべき。我々は食品の健康影響を今でも正確には知らない。薄っぺらな根拠で軽率な判断をすべきではない)

[]6月20日の科学助言委員会会合について

Announcement of NTP Board of Scientific Counselors Meeting June 20

https://ntp.niehs.nih.gov/about/org/bsc/meetings/index.html#20180620

議題は人工芝/リサイクルタイヤゴムチップ研究、携帯電話の電磁波、ビスフェノールAについてのCLARITY-BPAコア研究とBPA類似品の評価、など

[]論文

  • 体外受精中の女性の出生に与える鍼と偽鍼の影響 RCT

Effect of Acupuncture vs Sham Acupuncture on Live Births Among Women Undergoing In Vitro Fertilization A Randomized Clinical Trial

Caroline A. Smith et al., JAMA. 2018;319(19):1990-1998.

https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2681194?redirect=true

オーストラリアの研究。有意差無し

(まあそうだろうけれど何故オーストラリアは鍼が好きなんだろう。)

  • 世界最大の市民科学マイクロバイオームによるビッグデータは思考の糧を提供する

Big data from world's largest citizen science microbiome project serves food for thought

15-May-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-05/uoc--bdf051118.php

オープンアクセスデータベースが、食事や抗生物質、精神衛生状態が腸の微生物と分子の組成にどう影響するのかを明らかにする

カリフォルニア大学医学部の研究者らがAmerican Gut Projectの最初の主要な結果を発表した。これまでで最大のヒトの腸のマイクロバイオームデータベースになる。

Daniel McDonaldプロジェクト科学部長は「これまでの小規模研究でみつかったものよりより大きな多様性を観察し、もっと多くの人々を調べたらもっと多様であろうことを示唆する。」このプロジェクトでは市民科学者は99ドルを出して便と口あるいは皮膚のぬぐい取り検体とアンケートの回答を送り、腸内細菌の結果を受け取る。2017年半ばまでに11336人の15096検体のデータを含む

(いろいろ紹介。腸内細菌は複雑で多様なことだけは確実)

  • 一部のカロリーは他のものより害が多い

Some calories more harmful than others

15-May-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-05/uoc--scm051518.php

Obesity Reviewsに発表された2017 CrossFit Foundation Academic Conference参加者のグループによる方針表明。全てのカロリーは肥満やその他の心代謝疾患リスクを増やす可能性があるが砂糖入り飲料は特別問題。砂糖代用品のアスパルテームは成人の体重を増やさない。インターネットでアスパルテームを検索するとアスパルテームのせいで太ると確信するかもしれないがそうではない。また栄養研究を実施しその結果を解釈することの困難さもレビューした。

(アメリカ人、コーラとか大量に飲みすぎ。カップが大きくてお代わり無料だからって何杯も飲むんだもの。それでいて人工甘味料は危険だとかなんとかいってダイエット飲料の選択肢がなかったりする。)

  • 刺す虫は農産物にDNAの足跡を残す

Natureニュース

Stink bugs leave DNA footprints on produce

14 May 2018

http://www.nature.com/articles/d41586-018-05184-z

遺伝子検出技術は通常のわなより遥かに高感度

クサギカメムシ(Halyomorpha halys)はアジア原産だが北米や欧州の作物に被害を与えている。ニュージャージーのRutgers大学のRafael Valentinらはこの昆虫を検出する高感度法を開発した。収穫物を洗うのに使う水を採取することで野菜や果物の表面のDNAを集め、フィルターで濃縮して遺伝子を解析する。この方法は農家がより効果的に害虫侵入を追跡するのに役立つだろう。Front. Ecol. Environ. (2018)

その他

  • 菜食主義団体による牛乳とがんを間違って関連させた広告が禁止される

Vegan group's advert wrongly linking cow's milk to cancer is banned

By Telegraph Reporters 16 May 2018 •

https://www.telegraph.co.uk/news/2018/05/15/vegan-groups-advert-wrongly-linking-cows-milk-cancer-banned/

菜食主義活動家団体Viva!のポスターに関する苦情がASAに寄せられ、評価の結果禁止された。Viva!が牛乳に含まれるホルモンががんの原因だという主張を立証できなかったからである。ポスターには「あなたが知らないだろう乳業界の事実−ほとんどの牛はミルクを出しているときに妊娠している。だから牛乳にはエストロゲンを含む35のホルモンが含まれ、一部はがんと関連する。ミルクは赤ちゃんのものだから、あなたには離乳して欲しい」とある。ASAはこのポスターを見た消費者は牛乳にホルモンが含まれるのでがんになるリスクが上がると考えるだろう、という。Viva!の提出した根拠はそのような主張を立証できなかった。Viva!の創設者で主導者のJuliet Gellatleyは「乳製品とがんを関連づける研究はたくさんあるし多くの研究者がそれを乳製品中の天然ホルモンのせいだと言っている」という。

(この人達は論文のresultとdiscussionの違いがわからないのだろう。ありがちだけど。)

  • 新しい子宮頸がん検診で間違ったがんの懸念

False cancer concerns over new cervix screen test

Cathy O'Leary May 16, 2018

https://www.perthnow.com.au/news/health/false-cancer-concerns-over-new-cervix-screen-test-ng-b88837463z

5か月前からオーストラリア保健当局は子宮頸がん検診を2年に一回のPapスメア検査から5年に一回のHPV検査に変えた。Papスメアでは前がん病変を探すがHPV検査では高リスクHPV系統を探す。しかし一部の女性はHPVが存在することが自分はがんだ、あるいは危険な感染をパートナーに移したと誤解する。医師は感染は良くあることでほとんどは自然に治ると説明している。若い女性はHPVワクチンを接種しているので感染率は劇的に低下している。