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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2018-06-27

[]食品添加物として使用した場合のポリエチレングリコール(E 1521)への詳細暴露評価

Refined exposure assessment of polyethylene glycol (E 1521) from its use as a food additive

First published in the EFSA Journal: 22 June 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5293

ポリエチレングリコール(PEG)の評価は、複数の国際機関により実施されている。AFCパネルは、D-α-トコフェリルポリエチレングリコール1000コハク酸エステル(TPGS)を特別な栄養上の目的で食品に使用した場合、PEG 1000換算で3.3〜8.5 mg/kgの摂取量となることを示しているが、この値はSCF(1997年)やJECFA(1980年)が提示した許容一日摂取量(ADI)の範囲内である。今回の評価では、PEG (E 1521)をフードサプリメントに使用した場合、すなわちフードサプリメント利用者のみを対象としたシナリオしか検討できない。この場合、PEG (E 1521)への最大推定暴露量は、平均で3.5 mg/kg体重/日(3〜9歳児)であり、95パーセンタイルで6.1 mg/kg体重/日(65歳以上)である。今回の暴露評価は、食品添加物の再評価に用いる方法論と、2017年のデータ募集で得られた使用水準の報告値とに基づいている。AFCパネルは、今回の暴露評価の不確実性を考慮し、上述の推定暴露量は、過大評価となっている可能性が非常に高いと結論付けている。 AFCパネルはまた、今回の最大推定暴露量が、SCFとJECFAが以前に設定したグループADI(それぞれ、PEG 300〜4000において5 mg/kg体重/日、およびPEG 200〜10000において10 mg/kg体重/日)の範囲内に収まっていることを注記している。

[]FDA、米国で食品に使用される全ての物のリストを更新

FDA Updates the Everything Added to Food in the U.S. Inventory

June 26, 2018

http://s2027422842.t.en25.com/e/es?s=2027422842&e=104136&elqTrackId=B1F0B909CCF90C71B9C490C37BFE6647&elq=d8d08998c2014e8087ed06165921403c&elqaid=4059&elqat=1

更新されたリストは、以下のウェブサイトで閲覧できる。

Substances Added to Food:

https://www.accessdata.fda.gov/scripts/fdcc/?utm_campaign=CU%3A%20FDA%20Updates%20Everything%20Added%20to%20Food%20in%20the%20U.S.%20Inventory&utm_medium=email&utm_source=Eloqua&set=FoodSubstances

更新されたリストには約4,000種類の物質が収載されており、食品添加物、着色料、一般的に安全とみなされる(GRAS)添加物、および(1958年以前に)既に認可された物質を含んでいる。また、以下のような機能が付け加えられた。

● 食品成分リストや包装材リストなどの複数の関連リストを検索できる機能

● その物質に適用されるあらゆる規制法への直接リンク

● 別名、一般的用途、および他の関連団体から得られた情報の提示

この食品に使用される添加物のリストは、CFSANの食品添加物安全事務局(OFAS)により管理されている。OFASは、食品成分、食品接触物質、食品の処理に使われる放射能源、および生物工学植物由来食品の安全性に関する質問を一元的に受け付けている。OFASはまた、食品添加物や着色料のFDAでの請願プロセス、およびGRAS認証の評価、食品接触物質の認証のレビューの主体を担っている。

OFASは、食品成分、食品添加物、着色料、GRAS物質、および包装材や食品接触物質に関連するリストを管理しており、これらの多くは1999年以降、FDAのウェブサイトで利用可能である。I大切なこととして、この品に使用される添加物のリストは、食品成分のリストの一部に過ぎないということを認識すべきであり、また、FDA以外の関係団体からの情報が示されていても、それはFDAが認可したり、その物質の使用を評価したことを示すものではない。

[]査察報告

  • 米国―EU輸出用ピスタチオの汚染

2017-6080 - Contamination in pistachios intended for export to the European Union - United States US

2018-4-5

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3946

2017年9月5〜12日に米国で実施されたEU輸出用ピスタチオのアフラトキシン汚染を管理するシステムを評価するための査察。

生産者は、農園の管理やアフラトキシン産生カビによるピスタチオの汚染防止法において、多くの進展を遂げていた。加工業者は、優良製造規範や、アフラトキシンのリスク管理と処置対策を適切に取り入れていた。輸入ピスタチオの積送品は、ほとんどがアメリカ合衆国農務省(USDA)認証検査室で実施される自主的なアフラトキシの分析を受けている。

だが、前回の査察時の助言に対して米国の管轄機関が尽力を表明しているにもかかわらず、EU輸出用ピスタチオに適用される公的管理が無く、サンプリングや分析の方法および報告手続きが規則(EC) No 401/2006と同等ではない可能性があるなどのため、規則(EC) No 1881/2006で定められたアフラトキシン上限が遵守されていることが保証できていない。

米国から輸出されるピスタチオの積送品がアフラトキシン汚染のためにEU加盟国に拒否された場合、食品と飼料に関する緊急警告システム(RASFF)基づいて米国の機関に通知が送られているが、それらの通知は根本的原因の調査や予防手段の実現のために適切にフォローアップされていない。

  • トルコ―有機生産基準と管理手段

2017-6068 - Organic production standards and control measures applied by a recognised Control Body operating in Turkey - Control Body XC

2018-4-5

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3947

2017年11月22日〜12月1日に実施した、トルコで承認された管理団体(CB)が適用した有機生産基準と管理手段を評価するための査察。

CBは、概ね欧州委員会が承認するものと同等の生産規則と管理手段を適用している。最も適切な時期に実施される毎年の検査と抜き打ち検査が行われ、これらは概して効果的である。CBは多数のサンプルを採取し、分析によって有機製品に認可されていない物質を検出した全事例をフォローアップしている。法令違反が確認された事例では、ほとんどの場合適切な強制措置が取られている。

だが、事業者施設での抜き打ち検査とサンプリング、およびEU輸出用積送品の物理的照合は、必ずしも事業者のリスクプロファイルに基づいて計画されているわけではないため、CBが採用している管理システムの効果は減弱している。さらに、検査は、有機生産と加工にのみ焦点を当てており、事業者の非有機生産活動の管理を軽視している。

CB支所からの管理活動についてのフィードバックが遅延しており、CB本部は適切な概要把握ができないため、必ずしも全ての活動について計画通りの実行を保証できているわけではない。CBはこの問題に気付いており、査察時はこの状況を改善するための新しいデータベース管理や認証システムを導入している最中であった。

  • ロシア―生きた動物および動物製品における残留物質と汚染物質

2017-6290 - Residues and contaminants in live animals and animal products - Russian Federation RU

2018-3-16

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3937

2017年10月9〜20日に実施。以下の点と、前回の査察を受けて実施された是正内容を評価することを目的とした。

(a)EUですでに承認された残留物質監視計画がもたらす保証の達成度と信頼性

(b)管轄機関が委員会決定2011/163/EUの附属書に含めるよう要請している農畜水産物(飼育猟獣‐ムルマンスク地方やヤマロネネツ地方以外の地域のトナカイ、および水産養殖製品)に対して追加で行われる残留物質監視計画がもたらす保証

(c)EU輸出向け製品がEU法の残留基準値を遵守していることを保証するために国レベルで実施される措置の履行

ロシア連邦の年次残留物質監視計画は、良好な時期に立案され、年間を通してサンプリングが(適切な時期に)分散して実施されることになっており、タイムリーな履行が可能となっている。だが、動物用医薬品のいくつかについて残留物質検査が行われていない、また加工製品のサンプリングや検査を行う方針がない、農場段階で誤用されている動物用医薬品を最終製品で検出する可能性が低いなどのため、計画の有効性が低減している。

非遵守の結果については適時にフォローアップが為されているが、所轄機関がその原因を特定する能力は、上述のサンプリング方針の欠如や農場が獣医療処置を記録する法的義務がないために、減弱している。

検査室ネットワークの実力に関しては、(a)全ての検査法が適切に検証/認証されているわけではない、(b)多くの検査法が適切に品質管理を受けていない、という事実のため、結果の信頼性が損なわれている。特に、キャビアとトナカイの肉の動物用医薬品残留物に関しては、検査室で採用している方法についての立証/認証データがない。

動物用医薬品の認可、販売、使用に関わる公的管理はシステムは、2014年とさほど変わり無く、動物製品がEUのMRLsを遵守していることを保証することにおいて、それほど貢献していない。

一連の化学物質を食品生産動物で使用禁止(EUの状況と同等)とすることに関して以前に言い渡された取り組みは、結局実現しなかった。すなわち、EUで明確に禁止されている物質が、動物への使用の記録を定めた法的要件も無く、ロシア連邦で店頭販売され続けている。

2014年以降監視計画が改善されていることは認められるが、その実施面で確認された欠点は、動物用医薬品が自由に入手できることと相まって、この計画がもたらす保証の信頼性を減弱している。

[]RASFF 2018年第25週

警報通知(Alert Notifications)

ベルギー産チルド馬肉にカドミウム(0.329 mg/kg)、ポーランド産リンゴにクロルピリホス(0.2 mg/kg)、オランダ産植物油脂にグリシジルエステル類(2800 µg/kg)、アルゼンチン産オランダ経由リンゴにチオファネートメチル(2.8 mg/kg)、スペイン産スープ用おたまからの一級芳香族アミンの溶出(4.8 mg/kg)、ベルギー産冷凍ちぎりホウレンソウにフェンメジファム(5.6 mg/kg)、ギリシャ産ジャガイモに鉛(0.118 mg/kg)、イタリア産チルドアンチョビにヒスタミン(最大 145.4 mg/kg)、ポーランド産食品サプリメントでカフェイン高含有、

注意喚起情報(information for attention)

スペイン産原料インド産チルドイカにカドミウム(2.2 mg/kg)、米国産食品サプリメントに2,4-ジニトロフェノール(DNP)、スペイン産チルドイカにカドミウム(2.3 mg/kg)、インドネシア産細かく砕いたナツメグアフラトキシン(Tot. = 14 µg/kg)およびオクラトキシンA (47 µg/kg)、原料エジプト産ベルギー製造ゆでた玄米に未承認物質トリシクラゾール(0.084 mg/kg)、レバノン産酢漬けのカブで着色料アゾルビン(E122)の未承認使用、ロシア産食品サプリメントに2,4-ジニトロフェノール(DNP)、産出国不明食品サプリメントに2,4-ジニトロフェノール(DNP)(届け出国: 英国)、ポーランド産の卵にラサロシド(606 µg/kg)、ペルー産アスパラガスの新芽にメソミル(0.15 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

モロッコ産生きたカタツムリにクロルピリホス(0.127 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

アルゼンチン産ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 13; Tot. = 15 µg/kg)、トルコ産ペッパーにクロルピリホス(0.093 mg/kg)、トルコ産ペッパーにホルメタネート(0.084 mg/kg)、ガンビア産飼料用ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 220 µg/kg)、中国産メラミン皿からのホルムアルデヒドの溶出(28.1 mg/kg)、インド産冷凍エビに禁止物質ニトロフラン(代謝物質)フラゾリドン(AOZ) (3.0 µg/kg)、米国産アーモンドにアフラトキシン(B1 = 12.49 µg/kg)、トルコ産月桂樹の葉にベンゾ(a)ピレン(35.2 µg/kg)および多環芳香族炭化水素(PAH4合計: 252 µg/kg)、エジプト産殻を取ったピーナッツにアフラトキシン(B1 = 16.17; Tot. = 20.04 / B1 = 15.72; Tot. = 20.91 µg/kg)、

[]スチレン/アクリル酸コポリマー(ナノ)とスチレン/アクリル酸コポリマーナトリウム(ナノ)についての最終意見

SCCS

Final Opinion on Styrene/Acrylates copolymer (nano) and Sodium styrene/Acrylates copolymer (nano)

https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/scientific_committees/consumer_safety/docs/sccs_o_218.pdf

データが不十分で安全性について結論できない

(化粧品、というかセルライト用とか部分痩せ用と宣伝されているテオフィリシランをナノサイズのカプセル化した(ナノスフィア)場合の安全性。吸収されるので有効ですと宣伝すれば毒性が問題になるのは当然で、吸収されないので安全です、だと製品コンセプトに反する。そもそも塗ったら脂肪が溶けるとか恐ろしい)

[]ASA裁定

  • ASA Ruling on Carolyn Stevens

27 June 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/carolyn-stevens-a18-443352.html

代替療法提供者のCarolyn Stevensが自分のウェブサイトで‘Asyra バイオエネルギー 検査’で食物アレルギーや不耐、ホルモン状態、寄生虫感染、感情的ストレス、重金属など各種測定ができると宣伝。この宣伝がほんとうかどうかという苦情があり、ASAが照会したが回答しなかった。

(この製品https://www.asyra.co.uk/  こんなのに騙される人がまだ結構いるのはどうして)

  • ASA Ruling on Go Vegan World Company Limited

27 June 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/go-vegan-world-company-limited-a18-410510.html

菜食主義キャンペーンのポスター「ビーガンの世界に行こう」で、「彼らは我々を信頼している。我々は研究のために彼らをひどく苦しめている」という文字がありマウスと人間が手をつないでいる画像がある。これに対して医学研究者から「研究のために彼らをひどく苦しめている」というのは誤解を招くという苦情があった。ASAはこのポスターが動物の権利提唱団体のものだということは理解できることと実際に動物は苦痛を与えられていることから誤解を招くものではないとして苦情申し立てを却下。

(菜食主義とアニマルライツ活動家ってどのくらい重なるのか)

[]カナダ政府はプレーンで標準化されたタバコ製品の見た目についての規制案に意見募集

Government of Canada is consulting on proposed regulations for plain and standardized appearance for tobacco products

June 22, 2018

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2018/06/government-of-canada-is-consulting-on-proposed-regulations-for-plain-and-standardized-appearance-for-tobacco-products.html

2018年9月6日まで意見募集

[]食品中ミネラルオイル:毒性学的データのレビューとオランダの食事暴露評価

Mineral oils in food; a review of toxicological data and an assessment of the dietary exposure in the Netherlands

26-06-2018

https://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2018/juni/Mineral_oils_in_food_a_review_of_toxicological_data_and_an_assessment_of_the_dietary_exposure_in_the_Netherlands

EFSAが2012年に食品を介したミネラルオイルの摂取は懸念となる可能性があると結論した。その後飽和炭化水素(MOSH)について発表されたいくつかの研究はEFSAの懸念を幾分か減らすようだ。またRIVMの計算では食品を介したMOSHへの暴露による健康影響は予想されない。したがって発がん物質を含む芳香族炭化水素(MOAH)に焦点を絞るべきである。

発がん性のMOAHは主に粗あるいは精製が不十分なミネラルオイルや加熱されたミネラルオイルに存在する。全てのものが発がん性ではないため総MOAH濃度では有害かどうかは判断できない。例えば油で処理した麻袋をカカオ豆の包装に使うような、汚染源を可能な限り避ける対策がとれるだろう。

もう一つの汚染源はリサイクル原料由来紙包装だが、オランダではあまり問題ではなさそうだ

[]コーデックスは世界の食品安全社会に大きな責任がある

Codex holds great responsibility for the global society of food safety

26/06/2018

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1142887/

ローマで執行委員会(CCEXEC)開催

[] ホルマリン入り魚:検査のため検体収集

メディアのコーナーから

Jun 25

Formalin-laced fish: Samples collected for test

http://www.fssai.gov.in/dam/jcr:af728501-a325-4dc5-9bf4-44942f1bbbca/FSSAI_News_Fish_Hindu_26_06_2018.pdf

インド全体で魚にホルマリンが使われているという苦情が増え続けているため、食品安全当局は疑わしい魚6検体を集めた。5つは販売されていたもの、1つは家庭から。簡易検出キットでは市販の魚5検体全てが陽性だったが分析機関で決定的分析をする。報告は通常2週間後であるが事態の深刻さから1週間で報告するよう要求している

[]論文

  • 骨折予防のための骨粗鬆症検診についてのUSPSTF助言

USPSTF recommendation statement on screening for osteoporosis to prevent fractures

26-Jun-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-06/jn-urs062218.php

基本:65才以上の女性と、65才未満で骨粗鬆症リスクの高い閉経後女性に骨の検査を伴う骨粗鬆症検診を薦める

JAMA

(若い頃に無理なダイエットをしている日本人女性って骨粗鬆症リスク高だけれどこれからどうなるかな)

  • 研究は高齢者の相当な割合がビタミンB12と葉酸欠乏であることを発見

Study finds significant proportion of older adults are deficient in vitamin B12 and folate

26-Jun-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-06/tcd-sfs062618.php

British Journal of Nutritionに発表されたアイルランドの研究。

アイルランドでは主食への葉酸強化は義務ではなく任意。

  • 赤ちゃんの悲劇的死がビタミンD公衆衛生政策の変更の必要性を強調する

Tragic death of baby highlights need for vitamin D public health policy change

26-Jun-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-06/uob-tdo062618.php

Birmingham大学の研究者らが肌の色の濃い人たちの健康を守るため、英国のビタミンD補充政策は変更する必要がある、という。Noah Thahaneは6か月で重症ビタミンD欠乏による心不全とその合併症で死亡した。これは完全に予防できたとBMC Pediatricsに発表した論文でWolfgang Högler博士らは言う。全てイングランドで黒人・アジア人・マイノリティエスニックの母親からうまれた、Noahを含めて3人の赤ちゃんの事例を紹介し、さらにこの赤ちゃんの家族9人中5人がビタミンD欠乏による骨の病気だった。

(症例報告を含む長いプレスリリース)

  • 十代の大部分は食品安全教育が必要

Majority of teenagers need food safety education

26-Jun-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-06/uow-mot062518.php

Waterloo大学の新しい研究は食品取り扱いの際の注意点について若者があまり知らないことを強調する。オンタリオの12-12年生の高校生の32の異なる食品の取り扱いについて測定した。推奨されていることに従っていたのは50%以下だった

Journal of Food Protection

その他

  • 議会は議論の多いがん研究グループへの資金提供を脅かす

Congress Threatens Funding for Controversial Cancer Research Group

By Todd Shepherd June 18, 2018

http://freebeacon.com/politics/congress-threatens-funding-controversial-cancer-research-group/

米下院歳出委員会はIARCへの資金提供を止める可能性について言及した。先週発効した新しい法でIARCが透明性を増すなどの改革を行わない限りNIHはIARCに資金提供できない。

先週下院科学宇宙技術委員会はIARCの新しい長官を7月の委員会で証言するよう招待した。前の長官Christopher Wildのもとでのモノグラフ計画のやりかたは科学の完全性を損ない混乱と不信を拡げるものだった、と委員会は言う

議会委員会からの新長官への手紙

https://science.house.gov/sites/republicans.science.house.gov/files/documents/06072018CLSLucasBiggsDunnIARCWeiderpassLetter.pdf

(Christopher Wildの間違いを修正できるかと聞いている)

  • EPAで科学が勝った。今は。

Science Triumphs At The EPA. For Now.

By Henry I. Miller | May 17th 2018

http://www.science20.com/henry_i_miller/science_triumphs_at_the_epa_for_now-232453

「The Neonic Ban: A Scientific Fraud Becomes Enshrined In EU Regulatory Lawhttp://d.hatena.ne.jp/uneyama/20180605#p6」において私は欧州のネオニコ禁止につながった腐敗の数々を説明した。これまでのところ米国では、いくつかの心配な兆候はあったもののEPAは欧州とは全く違う評価案を発表した。理由はアメリカの規制システムが欧州ほど政治的圧力で歪められないからである。

EUで2013年にネオニコが禁止されたとき、環境活動家たちは次の標的をアメリカにした。いつものように主流メディアは活動家たちによるミツバチの絶滅の話を拡散した。例えば雑誌Timesは「ミツバチのいない世界」という特集を組んだ。しかしEPAはミツバチが減っていない、むしろ増えていることを知っていた。ミツバチの健康に最も影響が大きいのは農薬ではなく、ネオニコは有機リンやピレスロイドより害が少なく、最も害のある農薬はミツバチのダニ駆除のために養蜂家がハチの巣に直接散布しているものであることなども知っていた。しかし問題になっているのは事実について、ではない。政治的圧力である。EPAの専門家に対する圧力はオバマ大統領の「個人的興味」により強くなっていた。最初のうちEPAは圧力に屈したように見えた。ネオニコが農家にとって価値がないという奇妙な報告を発表しUSDAが公式に批判した。EPAは農家を罰しているようだった。しかし何かがおこってEPAは多くの場合ネオニコ使用はミツバチの脅威とはならないと態度を変えた。カナダでもPMRAが同様の評価を発表した。

いまのところ米国ではネオニコが使える。しかし環境活動家たちは科学に負けたことを憎んでいる。科学が政治的圧力にいつも勝てるわけではない。

(いろいろ略)

  • カナダ経済に与える薬物のコストは380億ドルで、酒とタバコがトップ:研究

Substance use costs Canadian economy $38B, booze and tobacco on top: study

June 26, 2018

https://globalnews.ca/news/4296913/cost-of-substance-use-canada-booze-tobacco/

ビクトリア大学の新しい報告書。2014年のコストの70%が酒とタバコで、オピオイドははるかに少なく三番目の10%

  • アルバータで12人の十代が死亡したことが子どもの代弁者によるオピオイド依存戦略に拍車をかける

Twelve teen deaths spur opioid addiction strategy by Alberta child advocate

Janet French Updated: June 26, 2018

http://edmontonjournal.com/news/local-news/alberta-child-and-youth-advocate-to-release-report-on-opioid-deaths

この2年でオピオイド中毒により12人の子どもが死亡したことからDel Graffは若者に特化したオピオイド戦略を作るべきと主張

Scienceニュース

Macchiarini guilty of misconduct, but whistleblowers share blame, new Karolinska Institute verdict finds

By Gretchen VogelJun. 26, 2018 ,

http://www.sciencemag.org/news/2018/06/macchiarini-guilty-misconduct-whistleblowers-share-blame-new-karolinska-institute

ストックホルムのカロリンスカ研究所(KI)は公式にPaolo Macchiariniの科学不正を認めた。Macchiariniは患者の幹細胞を埋め込んだ人工気管移植で再生医療のパイオニアとして広くもてはやされたが2016年に詐欺と不正でKIを解雇されている。

しかしこの判定ではMacchiariniの不正について警鐘を鳴らした4人に対しても苦い薬となっている。かつてMacchiariniと共同研究者として論文を発表しているため。

「この判断は内部告発者には罰を与えるというメッセージになっている」と内部告発者の一人Oscar Simonsonは言う。もう一人の内部告発者Karl-Henrik Grinnemoは「KI指導部の嫌がらせが続いている」という。「彼らは我々が調べようとするのを常に邪魔してきた」

彼らはスウェーデン中の多数の研究者がこの判定に正式に苦情を申し立てる準備をしている、という。

(自分の組織の不祥事を暴く内部告発者をどう処遇するかで組織の性質はわかるよね)

  • 女性を非人間的に扱う「ナチュラル」な子育てのもう一つの方法:ロータスバース

Yet Another Way 'Natural' Parenting Dehumanizes Women: Lotus Birth

Kavin Senapathy , Aug 31, 2017(去年の記事)

https://www.forbes.com/sites/kavinsenapathy/2017/08/31/yet-another-way-natural-parenting-dehumanizes-women-lotus-birth/#56d2740f11e8

専門家が反対するにも関わらずソーシャルメディアで妊娠中の母親たちに出回っているロータスバースという「ナチュラル」な出産法を聞いたことがあるだろうか?それは赤ちゃんの臍の緒が「自然に」とれるまで胎盤をつけたままにする。

(ふぃっしゅさんが書いてたhttp://d.hatena.ne.jp/fish-b/20150723/1437586927