食品安全情報blog RSSフィード

検索エンジンからこのサイトに来た方は、日記の検索欄で再度検索するとお望みの情報を得られる可能性が高くなるかもしれません。

このサイトはuneyamaが収集した情報をアップしているサイトです。 このサイトの要約の間違い等はuneyamaの責任です。ご利用の際には原文を確認して下さい。
なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2018-07-31

[] Openfoodtox: EFSAの化学物質ハザードデータベースに300以上の化合物を追加

Openfoodtox: over 300 substances added to EFSA chemical hazards database

https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/180719

化学物質のハザードに関するEFSAのデータベース「OpenFoodTox」に321物質が追加され、4,750以上の化学物質のデータが含まれるようになった。データ検索のためにより多くの機能を備えたインターフェースへと改善されたため、このデータベースは現在またさらに利用しやすくなっている。

このデータベースの新バージョンではまた、健康影響に基づく指標値(許容一日摂取量、耐容一日摂取量など)が1,816件以上更新されている。データは、農薬、汚染物質、食品成分、食品および飼料添加物などの分野でEFSAが新たに行った132件の評価事例から抽出されている。

OpenFoodToxには、2002年にEFSAが作られて以来、ヒト、動物、環境の食品及び飼料の化学物質の安全量の設定のためにEFSAが使用した毒性データの概要が提示されている。このデータベースが2017年に初めて公表されて以来、食品や飼料検出される化学物質の毒性を予測することを目的として、重要なコンピューターモデルがいくつか開発されてきた。このようなツールは、動物を用いる従来の毒性試験の代替手段としてのリスク評価法の提供にも役立てることができる。

EFSAは最近、今後数年間にわたるOpenFoodToxデータベースの維持やさらなる進展を図るための支援を呼び掛けている。新たな特徴事項として、物理化学的性質、トキシコキネティクスデータ、暴露推定値の概要、様々な性質に関するin silicoモデル化を行って得られる予測毒性値などが含まれる予定である。

◇OpenFoodToxのウェブサイト

・ EFSAのデータウェアハウス経由のOpenFoodTox利用

OpenFoodTox access via EFSA’s Data Warehouse

https://www.efsa.europa.eu/en/data/chemical-hazards-data

・ EFSAの知識の交差点(Knowledge Junction)経由のOpenFoodToxダウンロード

https://zenodo.org/record/1252752#.W1aVMmD7Tcs

◇追加情報

・ エディトリアル: OpenFoodTox−EFSAの食品及び飼料の化学物質のハザードに関するEFSAのオープンソース毒性データベース

Editorial: OpenFoodTox – EFSA's open source toxicological database on chemical hazards in food and feed

EFSA Journal 2017;15(1):e15011 18 January 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/e15011

・ EFSAのOpenFoodToxデータベースを用いて革新的なin silicoモデルを開発

Developing innovative in silico models with EFSA’s OpenFoodTox database

10 July 2017

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1206

・ EFSAの化学物質ハザードデータベースの維持更新

Update and maintenance of the EFSA's Chemical Hazards Database

04 July 2018

https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.2903/sp.efsa.2018.EN-1438

[] 評価等

  • 内分泌かく乱物質同定のガイダンスについて様々に実施された意見募集の結果

Outcome of the different consultations on the Guidance for the identification of endocrine disruptors in the context of Regulations (EU) No. 528/2012 and (EC) No. 1107/2009

23 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1447

欧州食品安全機関(EFSA)と欧州化学庁(ECHA)は、欧州委員会から、内分泌かく乱物質(ED)と確定するのに用いるハザードに基づいたを基準を設定するための共通のガイダンス文書を作成するよう要請された。ガイダンス文書の作成を支援してもらい、完全なガイダンス文書を提供できるように、EFSAとECHAは対象を絞った意見募集を何回か実施した。また、一般人や全ての関係者がガイダンス作成に参加できるようパブリックコメント募集も開始された。欧州委員会はパブリックコメント募集終了後すぐに、加盟国のリスク評価専門家や他の利害関係者と共に、ブリュッセルで特別ワークショップを開催した。最後に2回のパブリックコメント募集がEFSAとECHAの化学リスク評価組織とリスク管理組織により実施された。この報告書では、EFSAとECHAが行ったこうした様々な意見・コメント募集におけるやり取りが要約されている。

  • 食品接触材料に使用するポリ((R)-3-ヒドロキシブチレート-co-(R)-3-ヒドロキシヘキサノエート)の安全性評価

Safety assessment of the substance poly((R)-3-hydroxybutyrate-co-(R)-3-hydroxy¬hexanoate) for use in food contact materials

EFSA Journal 2018;16(7):5326 20 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5326

この物質は、遺伝子組換え微生物(Cupriavidus necator)でヤシ油を発酵させて製造する生物分解性(コ)ポリマーである。分子量が大きいため、遺伝毒性データは必要とされない。

オリゴマーの食品への移行は検出限界(食品1 kg当たり5 µg)未満である。他の物質の移行も検出されたが、既に認可されている物質やヤシ油由来物質であった。これらの移行結果から安全性の懸念は生じない。

単量体単位で優勢な方の3-ヒドロキシ酪酸は、脂肪酸代謝の中間体である。少ない方の3-ヒドロキシヘキサン酸は、細菌を用いた遺伝子突然変異試験で陰性であった。

分解生成物であるクロトン酸は、10日間40°Cの処理で食品1 kg当たり8 µg、同60°Cで25 µg検出されたが、特定移行限度(SML)が食品1 kg当たり0.05 mg/kgと定められていて、食品接触材料としての使用が認可されている。もう一方の分解産物である(E)-2-ヘキセン酸はCEFパネルにより、遺伝毒性を示さないことが2010年の香料物質のグループ評価FGE.05Rev2で確認されている。

CEFパネルは、ポリ((R)-3-ヒドロキシブチレート-co-(R)-3-ヒドロキシヘキサノエート)は、乾燥/固形食品と接触する用途に単独で、あるいは他のポリマーと混ぜて使用する場合、安全上の懸念を生じないと結論付けた。クロトン酸のSMLが満たされていれば、(E)-2-ヘキセン酸の溶出も食品1 kg当たり0.05 mgを超過することはない。

  • 鶏肥育用Calsporin® (Bacillus subtilis DSM 15544株)の認可更新申請の評価

Assessment of the application for renewal of authorisation of Calsporin® (Bacillus subtilis DSM 15544) for chickens for fattening

EFSA Journal 2018;16(7):5340 20 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5340

この添加物に対するこれまでの結論の再考を要するような新しい知見は確認されていないため、Calsporin®は対象動物種、この添加物を与えられた動物に由来する製品の消費者、使用者、環境に安全であるという以前の結論が支持された。

  • 第三国の伝統食品としてのハスカップベリーの市販通知を受けての技術報告書

Technical Report on the notification of berries of Lonicera caerulea L. as a traditional food from a third country pursuant to Article 14 of Regulation (EU) 2015/2283

20 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1442

EFSAは、3種類のハスカップベリーの組成と利用歴に関して得られたデータから、安全上の懸念は生じないと判断した。入手可能なデータを検討して、EFSAは市販要請のあった第三国の伝統食品、すなわちハスカップベリーについて、EU内での販売に対して安全上の異議を唱えない。

  • 第三国の伝統食品としてのフォニオの外皮を取り除いた穀粒の市販通知を受けての技術報告書

Technical Report on the notification of decorticated grains of Digitaria exilis (Kippist) Stapf as a traditional food from a third country pursuant to Article 14 of Regulation (EU) 2015/2283

20 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1443

EFSAはフォニオの全粒および外皮を除いた穀粒の組成に関して得られたデータから、安全上の懸念は生じないと判断した。入手可能なデータを検討して、EFSAは市販要請のあった第三国の伝統食品、すなわち外皮を除いたフォニオの穀粒について、EU内での販売に対して安全上の異議を唱えない。

  • 食品添加物再評価:11月のEFSAのワークショップは生後16週齢未満の乳児用食品に焦点を当てる

Food additive re-evaluation: EFSA workshop in November focuses on foods for infants below 16 weeks of age

19 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/180719-0

EFSAは生後16週齢未満の乳児用食品に使用することを目的とした多くの食品添加物の再評価に取り組んでいる。その中で、科学者たちはこれらの添加物に関してEFSAが以前に確認したデータギャップも取り扱っており、そのうち7件について、今週データ提供の呼び掛けが発表されている。

11月には、EFSAは現在取り組まれているこの業務の状況に関し、1日限りのワークショップを開催する。EUの組織、国際組織、国立機関、NGOs、産業界、研究所、学界の代表者はこのイベントに自由に参加できる。

こうした参加者には、FIP@efsa.europa.euに提案を送ってワークショップのプログラム作成を担うことも求めている。

イベントに関する追加情報や登録方法はEFSAのウェブサイトで追って発表される。お見逃しなく予定をあけておいてください!

  • 提出された補完データを踏まえたトリアゾール誘導体代謝物の農薬リスク評価についてのピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment for the triazole derivative metabolites in light of confirmatory data submitted

EFSA Journal 2018;16(7):5376 27 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5376

トリアゾール系農薬の有効成分であるシプロコナゾール、ジフェノコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、マイクロブタニル、パクロブトラゾール、およびプロチオコナゾールについては、認可のために補完データの提出が求められていた。

しかし、提出された補完データは不十分で、消費者のリスク評価を完了することができず、いずれの有効成分についても結論を導出することはできなかった。

  • 有効成分フルチアニルについて統一のとれたハザード分類が為されたことが、その農薬リスク評価のピアレビューの結論に及ぼす影響

Statement on the impact of the harmonised classification on the conclusion on the peer review of the pesticide risk assessment of the active substance flutianil

EFSA Journal 2018;16(7):5383 27 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5383

フルチアニルは2011年に認可申請が出された新規有効成分で、2013年に報告担当加盟国(RMS)である英国から評価報告書案(DAR)がEFSAに提出された。EFSAがDARをピアレビューする時点でフルチアニルについて統一のとれたハザード分類が無かったため、EFSAは暫定的な分類を提示して結論を導出した。2016年になって欧州化学庁(ECHA)のリスク評価委員会(RAC)は、フルチアニルの分類を統一する提案についての意見を最終化した。

ハザード分類のいくつかの項目で、RACが提案する統一した分類はEFSAの結論で使用した暫定的な分類とは異なっていた。この違いは新情報に基づくもので、科学的な相違を意味するものではない。この文書により、EFSAは結論を更新してRACが提案した統一した分類を考慮に入れる。

この統一した分類により、EFSAの以前の結論における重要な懸念分野は再考された。新たな懸念分野は浮上しなかったが、以前に特定された懸念のいくつかは解決されないまま残された。

Re-evaluation of propane-1,2-diol alginate (E 405) as a food additive

EFSA Journal 2018;16(7):5371 27 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5371

ANSパネルは、アルギン酸プロピレングリコールエステル(E 405)の吸収、分布、代謝および排泄(ADME)のデータから、この添加物がプロピレングリコールとアルギン酸への加水分解されるという根拠を認めた。これらの2つの化合物は、食品添加物として使用する場合の安全性を最近再評価されている(EFSA ANS Panel, 2017, 2018)。そこでANSパネルは、これらの2つの加水分解誘導体の毒物動態学的および毒性学的な主要データを考慮に入れた。親化合物の亜急性および亜慢性混餌投与試験では、有害影響は報告されていない。食品添加物として親化合物使用する場合において、遺伝毒性の懸念はデータからは示唆されていない。親化合物、アルギン酸およびプロパン-1,2-ジオールに、発がん性に関する懸念は認められていない。ANSパネルは、親化合物の有害影響はいずれも、プロパン-1,2-ジオールに由来すると判断した。そのため、この食品添加物の許容一日摂取量(ADI)は、あらかじめ存在する遊離プロパン-1,2-ジオールと加水分解で放出されるプロパン-1,2-ジオールの量によって決められる。EUの規格書によると、遊離および結合型のプロパン-1,2-ジオールは、重量ベースで最大45%に達する。プロパン-1,2-ジオールの全身的利用能を最悪の100%と想定し、25 mg/kg体重/日というADIを考慮して、親化合物のADIとして55 mg/kg体重/日を導出した。食品添加物としてアルギン酸プロピレングリコールエステル(E 405)を使用しても、どの年齢集団の暴露推定量もADIを超えることはないとパネルは結論した。以上より、ANSパネルは認可された使用量で安全上の懸念は生じないと結論付けた。

  • 食品添加物としての硝酸アルミニウム化合物(E 520〜523)およびリン酸アルミニウムナトリウム(E 541)の再評価

Re‐evaluation of aluminium sulphates (E 520–523) and sodium aluminium phosphate (E 541) as food additives

EFSA Journal 2018;16(7):5372 27 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5372

ANSパネルは、暴露や毒性に関するデータは十分得られていると判断した。硝酸アルミニウム化合物類(E 520〜523)及びリン酸アルミニウムナトリウム(E 541)は、2、3の特定の製品においてのみ食品添加物として許可されており、それらへの暴露量はおそらくゼロに近い。アルミニウム化合物類の生物学的利用能は低く、急性毒性も低い。遺伝毒性と発がん性に関する懸念はない。亜慢性試験におけるアルミニウム化合物類の無毒性量(NOAEL)は、アルミニウムとしてラットで52 mg/kg体重/日、イヌで90 mg/kg bw/日、神経毒性に関するNOAELの最小値はラットにおける30 mg/kg体重/日、神経系の発達に関するNOAELの最小値はマウスとラットにおける10〜42 mg/kg体重/日だった。ANSパネルは、現在認可されている用途と使用量において、硝酸アルミニウム化合物類(E 520〜523)とリン酸アルミニウムナトリウム(E 541)により安全上の懸念は生じないと結論付けた。

  • 新規食品ホエイ塩基性タンパク質分離物の安全性

Safety of Whey basic protein isolates as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2018;16(7):5360 27 July 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5360

この新規食品(NF)は、無脂肪牛乳からイオン交換クロマトグラフィーによって得られる。乳児以降用の調製粉乳や食事代替飲料、特定医療用処方食、およびフードサプリメントとしての使用が企図されている。提案された使用法に基づく最大摂取量は、乳児(1歳未満)で24.8 mg/kg体重/日、幼児(1〜2歳)で27.8 mg/kg体重/日、成人で13 mg/kg体重/日と推算された。組成、規格、生産工程および安全性の情報からは安全上の懸念は認められない。栄養的な不利益も考えられない。遺伝毒性の懸念もない。ラットの13日間あ慢性試験における無毒性量(NOAEL)は、2000 mg/kg体重/日であった。暴露マージン(MOE)は、成人で154、乳児で81、幼児で72であり、これらはみな十分な値であると判断された。NDAパネルは、提案された用途と使用量でこのNFは安全であると結論付けた。

  • ウッドロジンのグリセロールエステル(E 445)の食品添加物としての再評価

Re-evaluation of glycerol esters of wood rosin (E 445) as a food additive

EFSA Journal 2018;16(7):5370 26 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5370

Pinus palustris (ダイオウマツ)やPinus elliottii (スラッシュパイン)由来のウッドロジンのグリセロールエステル(GEWR)について、1994年に食品科学委員会(SCF)は、許容一日摂取量(ADI) 12.5 mg/kg体重/日を設定した。ANSパネルは、このADIについて、全体的な毒性データベースに基づき、また生殖および発達毒性データがないことを考慮して、そうしたデータが提示されるまでの暫定値とすべきと結論付けていた。また、パネルは、ダイオウマツやスラッシュパイン由来のGEWRにおいて、特に毒性学的に重要な「グリセロールモノエステル」、「遊離樹脂酸」および「中性物質」の濃度が明確になっていないことを問題視した。したがって、ダイオウマツやスラッシュパイン由来のGEWRについて、化学的同等性評価はできない。また、安定性のデータや毒性データも入手できなかった。そのためパネルは、ダイオウマツやスラッシュパイン由来のGEWRの安全性評価を行うことができないと結論付けた。また、EUの規格において、GEWR (E 445)がグリセロールモノエステル、遊離樹脂酸および中性物質を含むこと明示すべきだと助言した。

The 2016 European Union report on pesticide residues in food

EFSA Journal 2018;16(7):5348 25 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5348

この報告書は、2016年にEU加盟国、アイスランドおよびノルウェーで行われた公的管理活動の実状を示すものである。詳細なデータ分析が、最重要食品における農薬の汚染実態や、欧州の消費者が食事を介して残留農薬に暴露されるリスクに関して行われた。全体として、84,657検体のうち96.2%(81,482検体)が規制値内に収まっていた。検体の50.7%が定量可能な量の残留物を含んでおらず(検出限界 (LOQ)以下の残留)、45.5%は最大残留基準(MRLs)を超えないが定量可能な量の残留物を含んでいた。残留農薬についての知見は次のように分類して示されている。植物由来製品、動物由来製品、輸入食品、オーガニック製品、およびベビー食品。急性およびび慢性食事リスク評価では、健康に悪影響を及ぼす可能性のあるレベルで残留農薬に暴露された欧州人の確率は低いことが示された。こうした分析結果に基づき、EFSAは消費者保護を高いレベルで確保する観点から、欧州の管理制度の有効性を高めるための多くの助言を提示した。

  • 使用後のPETを食品と接触する物質にリサイクルするために使用されるLinpac super cleanテクノロジーに基づく‘Linpac’プロセスの安全性評価

Safety assessment of the process ‘Linpac’, based on Linpac super clean technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2018;16(7):5323 25 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5323

このプロセスから得られるリサイクルPETを、パック詰めされる水を除く全ての種類の食品と接触を企図する製品に100%使用しても、安全上の懸念とはならない。この製品は、20°Cで10日間という溶出試験がカバーする条件で使用すべきである。この品物は電子レンジやオーブンでは使用するべきではない。

  • 遺伝子組換えトウモロコシ1507 × NK603株の認可更新のための評価(申請EFSA-GMO-RX-008)

Assessment of genetically modified maize 1507 × NK603 for renewal of authorisation under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA-GMO-RX-008)

EFSA Journal 2018;16(7):5347 25 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5347

EFSA-GMO-RX-008の認可更新申請に際し、トウモロコシ1507 × NK603株の当初のリスク評価の結論(EFSA, 2006)を変えるような新規のハザード、暴露状況の変更、科学的不確実性の増悪の根拠は認められない。

  • および飼料としての使用、輸入、加工のための遺伝子組換え綿花GHB614 × T304-40 × GHB119株の評価(申請 EFSA-GMO-NL-2014-122)

Assessment of genetically modified cotton GHB614 × T304‐40 × GHB119 for food and feed uses, import and processing under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA-GMO-NL-2014-122)

EFSA Journal 2018;16(7):5349 25 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5349

綿花GHB614 × T304‐40 × GHB119株は、従来対照株や非GM参照株と同様、ヒトや動物の健康および環境に影響を及ぼす可能性に関して、安全であると結論付けられる。

  • Symbiosal®と血圧低減および高血圧のリスクの抑制:健康強調表示の評価

Symbiosal® and lowering of blood pressure and reduced risk of hypertension: evaluation of a health claim pursuant to Article 14 of Regulation (EC) No 1924/2006

EFSA Journal 2018;16(7):5364 25 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5364

NDAパネルは、Symbiosal®摂取と血圧低減との間に因果関係は立証されなていないと結論付けた。

  • 食品添加物としてのフェロシアン化ナトリウム(E 535)、フェロシアン化カリウム(E 536)およびフェロシアン化カルシウム(E 538)の再評価

Re-evaluation of sodium ferrocyanide (E 535), potassium ferrocyanide (E 536) and calcium ferrocyanide (E 538) as food additives

EFSA Journal 2018;16(7):5374 25 July 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5374

フェロシアン化合物(E 535〜538)は、塩の代用品として2つの食品区分においてそれぞれ単独で認可されている。評価に当たり、食品添加物として使用するフェロシアン化合物(E 535〜538)への食事暴露量が、規制内の最大暴露量(最大許容量(MPL))を用いた評価シナリオと詳細暴露評価シナリオに基づいて、平均値と高用量の場合とが算出された。MPLシナリオでは、食品添加物として使用するフェロシアン化合物(E 535〜538)への最大暴露は子供と青年における0.009 mg/kg体重/日だった。詳細推定暴露シナリオでは、最大暴露は子供と青年における0.003 mg/kg bw/日だった。フェロシアン化合物の吸収は少なく、ヒトでは蓄積されない。遺伝毒性と発がん性に関する懸念はない。生殖試験のデータは得られなかったが、出生前発達毒性試験から、フェロシアン化ナトリウムの無毒性量(NOAEL)として1,000 mg/kg体重/日が特定された。腎臓はフェロシアン化合物の毒性の標的器官と考えられ、ラットの慢性試験(2年間)において、腎臓に対する影響に関し、フェロシアン化ナトリウムのNOAELとして4.4 mg/kg体重/日が特定された。この化合物の毒性はフェロシアンイオンのみによると思われることから、ANSパネルはフェロシアン化ナトリウム、カリウム、カルシウムのグループ許容一日摂取量(ADI)を、フェロシアンイオン換算で0.03 mg/kg 体重/日と設定した。パネルは、フェロシアン化合物(E 535〜538)は現在認可されている用途と用量で安全上の懸念を生じないと結論付けた。

  • 食品および飼料における新興リスクの特定–EFSAの手順の検証

Emerging risks identification on food and feed―EFSA

EFSA Journal 2018;16(7):5359 26 July 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5359

EFSAは、食品や飼料における新興リスクを特定するための手順を確立している。主な内容は以下のとおり。

(i) 新たに発生した問題の特定、影響の見極めおよび情報の伝搬を行い、関連ネットワークおよび国際機関との連携を確保する。

(ii) データの供給源の特定、および優先順位の高い新規発生問題のデータ収集やデータ生成を行う。

(iii) 収集した情報の評価付けを行い、新興リスクを特定する。

新興リスクに関する常設作業部会(SWG-ER)は、新興リスクの特定(emerging risks identification: ERI)作業で協働し、EFSAのERI手順に基づいて過去に実施されたあるいは実施中のプロジェクトに照らして、EFSAの業務に関して戦略的な方向性を提示する組織である。SWG-ERは、EFSAが確立したERIのための方法論およびその成果を検証した。

新たに発生した問題を特定するための、専門家のネットワークに基づいた体系的なアプローチは、EFSAのERI手順の大きな長所であったが、現在では短〜中期的な単一の問題に焦点が当てられ、一貫した重みづけや順位付けが為されず、フォローアップ活動を伴う形での新興リスクの明確な管理が行われていない。データ収集、分析、統合の面で弱点が指摘される。回避したリスクに照らしてその手順で得られた成果を推算する方法論が無く、データ不足や知見の不確実性およびリスク認識の問題に対処するための情報伝達戦略が緊急に必要とされている。

SWG-ERは、以下の3つの分野に関して助言を提示した。

(i) フードシステムに基づいた手法をさらに進展させる。それには、活動主体と規制主体との間の相互作用と動態関係をより良く理解するための社会科学の統合、および組織を横並びに捉えたプロトコルの開発が含まれる。

(ii) データ処理経路を改善して、ビッグデータ分析能力を備える。データ検証システムを実現する。また、相互恩恵を追求したデータ共有協定を推進する。

(iii) ERIのためのEFSAの手順を改定し、透明性を高め、コミュニケーションを改善する。

  • イライト、モンモリロナイトおよびカオリライトから成る全動物種向け天然混合物(Argile Verte du Velay)の安全性

Safety of natural mixture of illite, montmorillonite and kaolinite (Argile Verte du Velay) for all animal species

EFSA Journal 2018;16(7):5387 24 July 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5387

この添加物は、主成分としてイライト(約53%)、モンモリロナイト(約16%)およびカオリナイト(約17%)を含む天然混合物で、MIMKとも呼ばれる。2016年と2017年の科学的意見およびその後申請者から提出された家禽での耐容試験データに基づき、FEEDAPパネルは完全飼料1 kg当たり50,000 mg/kgは肥育鶏、育成期のマイナー家禽種、肥育牛、育成期のマイナー反芻獣、および育成豚にとって安全であると結論付けた。この濃度で仔豚における安全マージンが特定できなかったため、他の全ての動物種および他の飼育区分については少なくとも2.5の安全マージンが確保できる20,000 mg/kgが安全であると結論付けた。

  • 酪農用緬山羊向け飼料添加物としてのLevucell(レブセル)®SC(Saccharomyces cerevisiae CNCM I-1077株)の認可更新申請審査

Assessment of the application for renewal of authorisation of Levucell®SC (Saccharomyces cerevisiae CNCM I-1077) as a feed additive for dairy ewes and dairy goats

EFSA Journal 2018;16(7):5385 24 July 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5385

この製品は現在、馬、仔羊、酪農用羊、酪農用山羊、乳牛、肥育牛の飼料添加物として認可されている。この意見書では、酪農用緬山羊での用途についての認可更新を扱う。Saccharomyces cerevisiaeの安全性評価に関しては、QPR(安全性適格性推定)アプローチが適しているとされている。この添加物中の菌株は、特性が確立されており、対象動物種、消費者、環境にとって安全であると考えられる。Levucell® SCも、菌以外の成分に懸念を生じるものがないことから、同様に安全であると考えられる。申請者が提出したデータは、市場の製品が認可条件を満たしていることを示しており、また技術文書からも、FEEDAPパネルが以前に導出した結論を再考しなければならなくなるような新知見は示されていない。

  • 鶏肥育用Aviax 5% (セムズラマイシンナトリウム)の安全性と有効性に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety and efficacy of Aviax 5% (semduramicin sodium) for chickens for fattening

EFSA Journal 2018;16(7):5341 23 July 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5341

Aviax 5%の有効成分セムズラマイシンナトリウムは、抗コクシジウムイオノフォア剤であり、Actinomadura spp. (ATCC 53664株)が発酵により産生し、菌糸の中に含まれる(菌糸型)。

データ不足のため、FEEDAPパネルはAviax 5%の肥育鶏における安全性の結論を導出できなかった。菌糸型のセムズラマイシンナトリウムは、遺伝毒性を示さない。結晶型セムズラマイシンより毒性が高いという根拠は無く、結晶型の0.00125 mg/kgというADIは菌糸型にも当てはめられる。

休薬期間(24時間)が守られている場合、消費者は安全である。

Aviax 5%の皮膚刺激性、眼刺激性、皮膚感作性、呼吸器感作性については結論は導出できない。モデル化からは使用者の吸入暴露によるリスクが高いことが示されている。

最大用量の飼料1 kg当たり25 mg/kgでもAviax 5%が陸生環境にリスクを生じることは無いが、水性環境へのリスクや地下水汚染の可能性は除外できない。

Aviax 5%は、最小用量の飼料1 kg当たり20 mg/kgでコクシジウムに対して有効性を示す。

  • 鶏卵膜の加水分解産物の新規食品としての安全性

Safety of egg membrane hydrolysate as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2018;16(7):5363 23 July 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5363

この新規食品(NF)は、鶏卵の卵殻の内側を覆う薄膜をアルカリ処理することによって生産され、主にエラスチン、コラーゲンおよびグリコサミノグリカンを含んでいる。製造工程、バッチ間のばらつき、組成および規格の情報は十分に提示され、安全上の懸念を生じない。成人が最大1日量450 mgでフードサプリメントとして用いることを想定している。このNFが栄養的に害をもたらすことは無い。ヒトで行われた1件の試験(安全性が主目的の試験ではない)では、安全性の懸念は認められなかった。NDAパネルは、このNFは、450 mg/日の用量で、対象とする一般成人がフードサプリメントとして使用しても安全であると結論付けた。

  • 更新: 動物由来食品中に未承認の薬理有効成分を検出した際の規制のための参照基準を設定する場合に考慮すべき方法論的原則および科学的方法

Update: methodological principles and scientific methods to be taken into account when establishing Reference Points for Action (RPAs) for non-allowed pharmacologically active substances present in food of animal origin

EFSA Journal 2018;16(7):5332 24 July 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5332

この文書は、動物由来食品中に未承認の薬理有効成分を検出した際の措置の根拠となる参照基準(Reference Points for Action: RPAs)を設定するための、分析と毒性学の両面を考慮した簡潔で実用的な手法を提示するガイダンスである。RPAは、合理的に達成可能な判定限界(CCα)の下限値とみなされる。この濃度が消費者を適切に保護するのに十分低い値であるかどうかを検証する必要がある。提示されている段階的手法では、遺伝毒性、薬理活性、および他の作用に基づいた毒性学的スクリーニング値(TSVs)が採用されている。対象とする化学物質の合理的に達成可能なCCαに対応する最大食事暴露量が推算され、TSVと比較されることが求められる。最大食事暴露量の推算値がTSV以下である場合、合理的に達成可能なCCαはRPAとして許容される。TSVより大きい場合、分析法の感度の向上が求められる。短〜中期的に分析感度の向上が望めない場合、その化学物質固有のリスク評価が考慮されなければならない。それは、強力な発がん性物質、無機化学物質、ないしはアレルゲン作用のあるまたは造血機能障害を引き起こす化合物のように、潜在的な有害影響に関してこの意思決定木が使えない場合にも当てはまる。CONTAMパネルは、RPAsは食品マトリックスに左右される性質のものと結論付けている。非可食マトリックスも未承認の薬理有効成分の監視に供されるが、RPAsは、非可食マトリックスに当てはめることはできない。

[]査察報告

  • イスラエル−輸出管理−植物

Israel―Export Controls - Plants―2018-6493

27/07/2018

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2018-6493

2018年3月6〜15日に実施された査察の報告書。

イスラエルには包括的で好適に構成された植物輸出検疫制度があり、ほとんどの輸出植物(製品)は、EUの輸入要件を満たすようになっている。しかし、特に輸出用切り花のサンプリング制度に難があり、EUの検査で何度も有害生物が検出されている。

国家植物保護機関は、ニセシンクイガに関するEUの新たな要件を満たすために、柑橘系果実、ザクロ、モモおよびコショウの生産と検査に関連した幅広い対策を備えているが、実地経験はまだ無い。

EUの輸入遮断措置や国内での事例は十分に遡って調査され、適切な是正措置が適用されている。木製包装材の国内基準適用における欠点がEUの輸入遮断につながっている。

この文書には、上述の確認された欠点に関する助言が付されている。

  • ハンガリー−殺生物剤

Hungary―Biocides―2017-6014

24/07/2018

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2017-6014

2017年11月23日〜12月1日に実施された事実確認の報告書。

ハンガリーは多くの機関を有しているがそれらの役割定義は明確で、殺生物製品規制(Biocidal Products Regulation)の実施にも関わっている。現行の業務量をこなすに十分な数の担当者がおり、機関間の協調も良好である。

これまで300件の殺生物製品申請を扱い、ほとんどの期日は守られている。加盟国や申請者との協調も良好である。ただし、将来的な業務量の変動と予測不能性により、長期計画の策定は難しくなっている。

ハンガリーの管理制度は、殺生物剤製品の製造、市販、および使用をカバーしており、さらに殺生物剤処理を経て生産された製品の最初の市場流通も対象とされている。市販・使用可能な殺生物製品のリストは、部分的なものや重複したものが数多く存在している状態である。

[]消費者がテイクアウト用コーヒーのために自分専用のリフィルできるカップを使用することに関するよくある質問

Frequently asked questions about the use of customers' own refillable cups for Coffee to go

BfR FAQ26 June 2018

https://www.bfr.bund.de/en/frequently_asked_questions_about_the_use_of_customers_own_refillable_cups_for__coffee_to_go_-204853.html

「テイクアウト用コーヒー」のために自分専用のリフィル(再補充)できるカップを使用する消費者の行為は、かなり広くいきわたったものとなった。例えばガソリンスタンド、パン屋、カフェおよび遅くまで営業している店のように、ますます多くの販売者が、顧客が持ち込んだ再利用できるカップに温かい飲み物を注ぐ。外出先で1杯の温かいコーヒー、ティーまたはチョコレートドリンクを楽しみたいが、使い捨てのカップにより生じる無駄を避けたい人は、サーモマグなど、様々な再利用できるカップを選ぶことが可能である。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)がここに示したFAQsのテーマは、飲み物のリフィル時に健康上のリスクが生じるのを避けるために、利用者個人が留意すべきことである。

衛生的観点から温かい飲み物を楽しむことを邪魔されないようにするには、リフィル用のカップは空の状態で清潔でなければならない。これが意味するのは、消費者が、温水および食器洗い洗剤で、または好都合ならば食洗機で、リフィル用カップを定期的に洗い、すすいだ後、完全に乾かさなければならないということである。飲料を注いでもらう場合でもセルフサービスで注ぐ場合でも、どのような細菌も拡散させないために、リフィル用カップは温かい飲み物の注ぎ口に接触させてはいけない。

リフィル用カップはステンレス製、磁器製、ガラス製またはプラスチック製があるだろう。竹のようないわゆる天然素材から作られた再利用できるカップは、メラミン樹脂のような合成素材が主体となっている。「天然の」素材は後から充填材としてこうしたプラスチックに加えられる。メラミン樹脂でできている製品は、温かい飲み物を注ぐときの一般的な温度である70°Cまでで使用されるならば、健康の観点からは何の支障もない。製品の使用上の注意は守らなければならない。

◇FAQS

消費者が店舗で温かい飲み物を自分のカップに注ぐとき、守らなければならないことはなにか?

持ち込まれるリフィル用カップは、滑らかな洗いやすい材質で作られたものが良く、また空の状態で清潔でなければならない。これは、消費者がリフィル用カップを温水および食器洗い洗剤で、またはもしカップが適合しているならば食洗機で、定期的に洗わなければならないことを意味している。その後カップは乾かすか完全に乾くまで使わずに置いておかなければならない。

販売員がカップに触れないよう、販売員がカップに注ぐ前に、すべての蓋やカバーは消費者が外さなければならない。細菌の拡散を防ぐために、例えば、ガソリンスタンドにあるドリンクディスペンサー、食堂やカフェテリアのようなセルフサービスの販売所でリフィル用カップを使用する場合は、自分のリフィル用カップが温かい飲み物が出てくる注ぎ口に接触しないようにしなければならない。自動の飲料注入システムが汚れていたり、衛生的でなさそうであったりする場合、カップに注がない方が賢明だろう。

再利用できるカップに温かい飲み物の補充をすることで、使用者に健康被害を引き起こされるか?

高温下で生存する細菌はほとんどいないため、感染のリスクは一般的に温かい飲み物では低いとされている。衛生勧告や適切な取扱方法が守られているならば、消費者が持ち込んだ再利用できるカップに温かい飲み物を補充するという行為で健康リスクが高まることは、実質的に予測されない。

リフィル用カップが清潔でない場合、どのような健康被害があるか?

原則として、リフィル用カップを使用することのリスクは、その中にいるかもしれない細菌が、カップに温かい飲み物が注がれるとその中に入る可能性があるということである。さらに体内に侵入できれば、有害な細菌の場合、ヒトに感染症を引き起こす可能性がある。それゆえ、見える汚れのあるカップには一般的に飲み物を注ぐべきではなく、まず常にあらかじめ洗浄しておくべきである。

リフィル用カップに適した素材は何か?

例えば磁器、ステンレス、形状・温度安定化プラスチックないしはガラスのような、滑らかで洗いやすい表面の素材から作られるカップが好適である。カップは、適用される法規定に従い、企図されたとおりまたは予見できるやり方で使用された際に、その成分がヒトの健康を害し得る量で食品や飲料に移行しないように製造されなければならない。素材は耐熱性で食洗機で安全に洗えるものであるべきで、理想的には殺菌効果やさびに対する耐性があると良い。リフィル用カップは、表面の滑らかさが維持され、細いひびや目に見える使用感が無い場合に限り使用すべきである。

いわゆる天然素材で作られているリフィル用カップは好適か?

竹のような「天然の」素材で作られていると表示されているリフィル用カップは、主にメラミン樹脂のようなプラスチックから成る。「天然の」素材は充填材としてこれらのプラスチックに加えられる。メラミン樹脂は基本構成要素であるメラミンとホルムアルデヒドから成るポリマーである。これらの素材は硬く壊れにくいので「テイクアウト用コーヒー」のリフィル用カップだけでなく他の皿やキッチン用品の製造にも使用される。メラミン樹脂で作られるリフィル用カップは、70°Cまでの温度で使用されるならば、健康リスクを生じない。こうしたカップに注ぐ温かい飲み物は、通常この条件に該当する。BfRは、皿やキッチン用品からのメラミンとホルムアルデヒドの遊離に関し、以下のサイトに科学的意見を発表している。

https://www.bfr.bund.de/cm/349/release_of_melamine_and_formaldehyde_from_dishes_and_kitchen_utensils.pdf

加えて消費者は何を守るべきか?

BfRは製造者の使用上の注意を守ることを勧める。これは、例えば製品によって、食洗機で洗浄できないかったり、電子レンジの使用できなかったりすることなどである。

衛生基準に適合するために守らなければならない規則は何か?

地方自治体それぞれが自身の食品監視に関し責任を負っている。根底にあるのは食品衛生法(LMHV)である。これはドイツ全体にわたり統一されたもので、食品の商業的な製造、処理および販売に関する衛生要件を規定している。これに基づき、消費者に販売される食品は、どのような種類であれ一切の否定的な影響にさらされてはならないとされる。これについての主な責任は、食品企業と温かい飲み物を提供する販売員の義務である。ただし、顧客が持ち込むリフィル用カップが飲み物を注ぐ対象として受け入れ可能かどうかは、販売員の確認と判断に委ねられている。

(この文書資料はドイツ語文書からの翻訳であり、法的拘束力を持つのは原本のドイツ語文書だけである。)

[] 妊娠中の電子タバコの喫煙やニコチンパッチの使用はゆりかご死に関連がある

Behind the headlines

Vaping and using nicotine patches in pregnancy linked to cot death

Thursday July 19 2018

https://www.nhs.uk/news/pregnancy-and-child/vaping-and-using-nicotine-patches-pregnancy-linked-cot-death/

「妊娠中に電子タバコやニコチンパッチを使用することが新生児のゆりかご死のリスクを高める可能性があることは初期の研究で判明している」とSky Newsは報道する。

ゆりかご死は、医師には乳幼児突然死症候群(SIDS)と呼ばれており、外見上健康的な乳幼児に突然、予期せず起こる原因不明の死である。

SIDSの原因はわかっていないが、タバコの煙または呼吸の障害のような環境ストレスが引き起こすと考えられている。

この研究の一環として研究者は、生まれる前のラットをニコチンに暴露させた。そのラットが生まれると、低酸素状態において、セロトニン欠乏症とそうでないマウスの子供とで、反応を観察した。

セロトニンは通常抑鬱のような気分障害に関連する神経伝達物質(化学的伝達物質)である。

しかし、この化学物質はまた、呼吸を調節する重要な役割も果たしている。自己蘇生として知られる反応を刺激すると考えられている。

これは、もし酸素レベルが危険な低いレベルに落ちた場合、あえぎ呼吸を身体に引き起こさせる神経系の自動的な反応である。

研究は、ニコチン暴露が、セロトニン欠乏を誘発されたラットにおいて、酸素の欠乏に対して反応する能力に影響を与えたことを明らかにした。

ニコチン暴露とセロトニン欠乏のどちらか一方だけが酸素欠乏から脱する能力を妨げるわけではなかった。

気がかりなことは、同じような影響が、セロトニン欠乏症の既往があってかつ妊娠中にニコチン製品を使用する母親に生まれた乳幼児にも起こるだろうということである。

もちろん、妊娠中に煙草を吸い続けるよりもニコチン代替製品を使用する方があなたや子供にとってはるかに健康的である。しかし、理想的には、ニコチンへの暴露を完全に避けるべきである。

[]RASFF 2018年第30週

警報通知(Alert Notifications)

イタリア産クコの実に未承認物質ニコチン(0.410 mg/kg)、産出国不明英国経由乾燥コンブでヨウ素高含有(3700 mg/kg)、イタリア産ナスにメソミル(0.20 mg/kg)およびクロフェンテジン(0.037 mg/kg)、中国産ベルギー経由竹製子供用カップからのメラミンの溶出(3.7; 4.5 mg/kg)、中国産英国経由竹製カップからのメラミンの溶出(3.6 mg/kg)、オランダ産有機白豆で亜硫酸塩非表示(32 mg/kg)、ジョージア産エストニア経由チリパウダーに未承認着色料スーダン1 (>1 mg/kg)、産出国不明英国経由バスマティ米にアフラトキシン(B1 = 3.61 µg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

オンラインで販売提供されていた2,4-ジニトロフェノール(DNP)(届け出国: 英国)、産出国不明香港経由メラミン皿からのメラミンの溶出(4.24 mg/kg)、スロバキア産ザワークラウトで亜硫酸塩非表示(60.9 mg/kg)、ペルー産アスパラガスにカドミウム(0.27 mg/kg)、トルコ産スイカにフェナミホス(0.089 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

スロバキア産ザワークラウトで亜硫酸塩高含有(133.4 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

スリランカ産メカジキロインに水銀(1.88 mg/kg)、ガーナ産未精製レッドパーム油に未承認着色料スーダン4 (0.5 mg/kg)、中国産ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 4.7 µg/kg)、インド産冷凍エビに禁止物質ニトロフラン(代謝物質)フラゾリドン(AOZ) (5.5; 5.9 µg/kg)、中国産香港経由穴あきヘラからの一級芳香族アミンの溶出(0.051 mg/kg)、ニカラグア産飼料用ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 76 µg/kg)、マレーシア産パーム揚げ油にグリシジルエステル類(9365 µg/kg)、韓国産酢漬けラディッシュで着色料タートラジン(E102)の未承認使用、トルコ産レーズンにオクラトキシンA (14.1 µg/kg)、米国産ピスタチオにアフラトキシン(B1 = 15.5; Tot. = 17.8 µg/kg)、中国産ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 10.3; Tot. > 24 / B1 = 4.8; Tot. = 5.7 µg/kg)、トルコ産乾燥角切りイチジクにアフラトキシン(B1 = 14.8; Tot. = 19.9 µg/kg)、インド産冷凍バナメイエビに禁止物質ニトロフラン(代謝物質)フラゾリドン(AOZ) (5 サンプルのうち4に検出)、イラン産トルコ経由殻付きピスタチオにアフラトキシン(B1 = 14; Tot. = 44 µg/kg)、トルコ産有機ヘーゼルナッツ穀粒にアフラトキシン(B1 = 15.2; Tot. = 17.2 µg/kg)、米国産殻にとったアーモンドのアフラトキシン(B1 = 39; Tot. = 42.7 µg/kg)、トルコ産殻をとったヘーゼルナッツにアフラトキシン(B1 = 13; Tot. = 14.9 µg/kg)、

RASFF (Rapid Alert System for Food and Feed: 食品および飼料に関する欧州迅速警報システム)

[]RASFF 2018年第29週

警報通知(Alert Notifications)

米国産リトアニアで包装された煎った塩味ピスタチオにオクラトキシンA (17.0 µg/kg)、ベルギー産ホタテガイ(イタヤガイ)に記憶喪失性貝毒(ASP)ドーモイ酸(57.8 mg/kg)、セネガル産ナスにメソミル(0.084 mg/kg)・ジメトエート(0.25 mg/kg)・未承認物質プロフェノホス(0.2 mg/kg)およびオメトエート(0.087 mg/kg)、イタリア産オリーブオイル漬けアンチョビフィレにヒスタミン(220; 260 mg/kg)、インド産ポルトガル経由赤パプリカにオクラトキシンA (28 µg/kg)、中国産ラトビア経由パプリカ粉にオクラトキシンA (30; 34 µg/kg)、トルコ産スペイン経由辛いパプリカ粉にアフラトキシン(B1 = 9.51; Tot. = 10.06 µg/kg)、ドイツ産子供用ムーズリにアフラトキシン(B1 = 0.4 µg/k)、米国産オランダ経由マルチビタミンフードサプリメンに未承認新規食品成分ホーリーバジル(神目箒)、ポーランド産ハーブティーにアトロピン(213 µg/kg)およびスコポラミン(44.7 µg/kg)、中国産オランダ経由乾燥藻類でヨウ素高含有(> 20 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

ロシア産ポリアミドソーセージケーシングからの高濃度の総溶出(25.5 mg/dm²)、パキスタン産スパイスミックスにアフラトキシン(B1 = 6.2; Tot. = 6.2 µg/kg)、日本産調理済スープストックでヨウ素高含有(150 mg/kg)、イタリア産チルドメカジキにカドミウム(0.33 mg/kg)および水銀(1.9 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

ベルギー産アルミニウムトレーからのアルミニウムの溶出(6.2 mg/kg)、ポーランド産お菓子で着色料ポンソー4R/コチニールレッドA(E124)高含有(916 mg/kg;105 mg/kg)、スリランカおよび英国産ドイツ経由ビスケットで着色料サンセットイエローFCF(E110)の未承認使用(6.1, 25,42, 154 mg/kg)、ベルギー産チルド内臓をとった豚肉胴体にドキシサイクリン(321 µg/kg)、米国産オランダ経由未承認遺伝子組換えトウモロコシ含有(0.4 %)調理済白トウモロコシひきわり粉、

通関拒否通知(Border Rejections)

中国産乾燥クコの実に未承認物質ヘキサコナゾール(0.43 mg/kg)、中国産殻をとったピーナッツにアフラトキシン(B1 = >24; Tot. = >24 µg/kg)、トルコ産ピスタチオにアフラトキシン(B1 = 101,71; Tot. = 112,06 µg/kg)、中国産ナイロン製食品トングからの一級芳香族アミンの溶出(0.042 mg/kg)、中国産冷凍ナミクダヒゲエビでポリリン酸(E452)高含有(6039 mg/kg)、ペルー産グリーンアスパラガスにカドミウム(0.28 mg/kg)、米国産飼料用ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 140 µg/kg)、スーダン飼料用産殻をとったピーナッツにアフラトキシン(B1 = 170 µg/kg)、ブラジル産ピーナッツ穀粒にアフラトキシン(B1 = 15; Tot. = 19.1 µg/kg)、インド産冷凍バナメイエビに禁止物質ニトロフラン(代謝物質)フラゾリドン(AOZ) (3.8 µg/kg)、

[]乳製品の定義に関するFDAの基準をレビューし近代化するためにFDAがたどっているプロセスについて

Statement from FDA Commissioner Scott Gottlieb, M.D., on the process FDA is undertaking for reviewing and modernizing the agency’s standards of identity for dairy products

July 26, 2018

https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm614851.htm

最近多く議論され、より明確にされなくてはならない問題として、植物を主原料とした様々な食品が、基準を満たした乳製品の代わりに市場に出回っていることが挙げられる。これらの植物由来製品では、「ミルク」、「ヨーグルト」、「チーズ」といった用語が製品名につけられている場合が多い。しかし、これらの代替製品は、1938年に連邦食品・医薬品・化粧品法(FD&C Act)が制定される以前から米国民が知っている「ミルク」等の基準を満たしておらず、栄養成分含量にもばらつきがあることがある。

これは公衆衛生の面から重要である。例えば、コメを原料とした飲料を与えられていた幼児がクワシオルコル型栄養失調と呼ばれる深刻なタンパク質不足に陥った例がある。また、牛乳の代わりにダイズを原料とした製品を与えられた幼児がビタミンD不足からクル病となった事例もある。こうした代替製品の中には、牛乳と比べてタンパク質や他の栄養素をわずかしか含まないものもあるのである。

FDAは、こうした製品のラベル表示に変更を加えたり製品の栄養含量について医療従事者や子供の親を教育したりすることで、前述のような公衆衛生上の問題が防げるかどうかを考えている。このような側面から、FDAは食品の定義に関する基準を近代化し、食事に関する消費者向け情報を強化するための全体的なプロセスの一環として、乳製品の定義に関する基準に注意を向けている。

今週、FDAは、食品の定義に関するFDAの基準を大幅に近代化するプロセスを開始し、まず栄養改革戦略集会(Nutrition Innovation Strategy Public Meeting)の場で、関係者からの意見を集めることにしている。そして、集められた情報をレビューし、夏の終わりから秋の初め頃、ミルク等の用語を植物由来代替物に使用することについての消費者の意識や理解に関連する一連の質問をまとめ、追加の意見募集を行う予定である。また、来年1年をかけて、業界向けガイダンスの作成や、FDAの規制方針を示す新しい法令遵守政策の公表を含めた次の段階を考えていく予定である。

一方で、消費者の誤解を招き、健康を脅かすようなラベル表示に対しては、措置を講じ続けていく。

FDAは、問題となっている食品の定義に関する基準が消費者の期待に沿うものになっているかどうかについて意見を求めている。また、食品技術、栄養科学、栄養強化事例、市場傾向における変化についても、基準の見直しの観点から情報を得たいと考えている。食品の定義に関する基準のために、業界が製品組成の変更を避け、脂肪や食塩含量などを低減できないということも耳にしており、どのように基準を修正したらより健康的な食品の生産を促せるかについても意見を求めている。

FDAは、このプロセスが進捗している期間中常に市民に更新情報を送り続けるようにしたいと望んでいる。

[]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

  • 2018.7.6〜2018.7.12

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=42810

基準値100 Bq/kgを超過した例は無い。

  • 2018.7.13〜2018.7.19

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=42900

基準値100 Bq/kgを超過した例は無い。

[]貝類毒素発生および検査現況

(麻痺性貝毒基準: 0.8 mg/kg以下)

農畜水産物安全課

  • 2018.7.6

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=1042&pageNo=3&seq=42763

・貝類採取禁止海域 − 1沿岸地域

・貝類採取禁止解除要請海域 − 該当なし

・沿岸主要養殖場及び周辺海域麻痺性覇類毒所発生現況

基準値超過発生海域 − 今回の調査地点では不検出

基準値未満発生海域 − 1沿岸地域(ムール貝: 0.43 mg/kg)

  • 2018.7.11

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=1042&pageNo=2&seq=42850

・貝類採取禁止海域 − 1沿岸地域

・貝類採取禁止解除要請海域 − 該当なし

・沿岸主要養殖場及び周辺海域麻痺性覇類毒所発生現況

基準値超過発生海域 − 1沿岸箇所(ムール貝: 1.26〜1.68 mg/kg)

基準値未満発生海域 − 1沿岸箇所(ムール貝: 0.5 mg/kg)

  • 2018.7.13

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=1042&pageNo=2&seq=42851

・貝類採取禁止海域 − 該当なし

・貝類採取禁止解除要請海域 − 1沿岸地域

・沿岸主要養殖場及び周辺海域麻痺性覇類毒所発生現況

基準値超過発生海域 − 今回の調査地点では不検出

基準値未満発生海域 − 今回の調査地点では不検出

  • 2018.7.16

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=1042&pageNo=1&seq=42909

・貝類採取禁止海域 − 該当なし

・貝類採取禁止解除要請海域 − 該当なし

・沿岸主要養殖場及び周辺海域麻痺性覇類毒所発生現況

基準値超過発生海域 − 今回の調査地点では不検出

基準値未満発生海域 − 今回の調査地点では不検出

[]カドミウムが基準を超過して検出された輸入「ホタテ」の回収措置

2018-07-11 輸入流通安全課

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=42778

釜山市の食品輸入販売業者が輸入‧販売した日本産「活ホタテ貝」(輸入日時2018年6月8日)でカドミウム(基準: 2.0 mg/kg)が基準を超過して検出(2.5 mg/kg)され、販売中止・回収措置を取った。

[]食品衛生規定を繰り返し違反した業者の点検結果−23場所摘発

2018-07-17 食品総括対応チーム

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=42840

最近3年間に流通期限を偽造‧変造するなど故意に食品関連法令を繰り返して違反した履歴がある食品製造‧加工業者など428ヶ所を点検(5月23日〜6月27日)した結果、23ヶ所が摘発措置となった。

主な違反内容は、表示基準違反(3ヶ所)、衛生的取り扱い基準違反(2ヶ所)、食品保管基準違反(1ヶ所)、原料受払い部未作成(5ヶ所)、自家品質検査未実施(2ヶ所)、その他(10ヶ所)。

以下に主要事例を示す。

・忠南道錦山郡の食品製造加工業は、澱粉製品を生産し、原産地を虚偽表示して2015年と2016年の二度摘発を受けたが、今回の点検でも混合澱粉製品生産に無表示原料(ジャガイモ澱粉、サツマイモ澱粉)と水質検査を受けていない地下水を使用して再摘発された。

・全北道高敞郡の食品製造加工業、は2016年に流通期限変造で摘発されたが、今回の点検でも漬け物類など9製品の生産において、自家品質検査(タール色素、保存料)を実施しなかっただけでなく、作業場天井にはカビが生えていて作業場床には大根かすをそのまま放置しているなど衛生的取り扱い基準に違反していたため再摘発された。

[]農薬ポジティブリスト制度施行の時前点検と軟着陸方策論議

2018-07-18 疎通協力課/有害物質基準課

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=42855

農薬ポジティブリスト制度(PLS)の施行(2019.1.1.)を控え、準備状況を点検して制度が軟着陸で施行される方策を論議するために「第5回食品・医薬品安全オープンフォーラム」が7月20日に開催される。

農薬PLSでは、農産物についての残留許容基準が設定されない農薬の場合、不検出水準(0.01 mg/kg以下)で管理を行うことになる。

今回のフォーラムの主な演題は、「食品中の残留農薬管理のためのPLS制度の導入」、「小面積作物用農薬の職権登録」、「農薬PLSに備えるための推奨事項および軟着陸方策」など。

農薬PLSについては、国内で安全使用基準が設定された農薬のみを使うように管理して農薬使用の誤濫用を防止することで安全な食品を国民に提供しようと2011年から推進されてきた。

2016年には堅果類、種実類および熱帯果実類に優先的にPLSを取り入れて施行による問題点などを点検した。

2019年1月の農薬PLS施行を控え、農家、食品業界、農薬製造会社、輸入業者などにPLSを積極的に知らせるために懇談会、説明会を行い、教育と広報を通じて国内農家や食品業界が農薬PLSに準備できるように積極的に支援している(利害関係者への情報提供のための懇談会7回、説明会39回、教育3回、およびオーダーメード型Q&Aの提供)。

残留基準を設定する農薬も拡大され、最近3年間に農薬3,198品目の残留基準(国内2,478品目、輸入720品目)が設定され、葉菜類・葉菜類に対して53グループの農薬の残留基準を設定した。

またPLSを軟着陸で施行するため、産業界や農業界などからの補助または改善要求に対しては、農林畜産食品部、農村進興庁と協議して対策を用意している。

小面積栽培農産物に必要な農薬は、職権登録(農食品部、農業振興庁)と残留基準設定(食薬庁)を行っている最中で、農産物栽培に追加で必要な農薬は農食品部および農業振興庁の需要調査などを土台に、現場の困難がないように迅速に登録と基準設定を推進する。

また、2019年1月に制度が施行されても、制度施行以前に収獲された農産物は以前の基準が適用されるように措置し、環境で長期間残留する農薬に対しては残留基準を設定するなど、農家の困難を解消できるようにする。

[]レッドドラムをニベと偽って売ることはできない

2018-07-20 新興有害物質対策チーム

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=42896

−肉眼で区別しにくい食品原料など21種についての遺伝子分析法開発−

食品医薬品安全庁食品医薬品安全評価院は、「レッドドラム」を「ニベ」に、「バラムツ」を「メロ」に偽装して販売し不当利得を取る行為を防止するため、肉眼で区別しにくい動物性原料8種と植物性原料13種計21種類について、遺伝子分析法を利用した真偽判別法を開発した。

遺伝子分析真偽判別法は、似ている顔立ちで肉眼では区別しにくい点を悪用して割安な原料を高い原料と欺いて販売したり料理‧加工に用いるのを根絶するために開発された方法で、去る2011年から去年まで231種類についての遺伝子判別法を開発し、流通食品真偽判別に活用している。

今回分析法対象に加えられた食品は、ニベ、メロ、オオウナギ(済州鰻)・太平洋ヌタウナギ、イバラモエビ・アメリカザリガニ、ワラビ・ゼンマイ、西洋ワサビ・ワサビ、チェリー・桑の実、オレガノ・タイム・レモンバーベナなど。

またタイ葛のように、国内で食用で使うことができない原料についての遺伝子判別法も開発した。

開発された判別法は、種特異的遺伝子部位を増幅するポリメラーゼ連鎖反応(Species-specific PCR)を利用するもので、加工後にも遺伝子が残っている場合に判別が可能である。

安全評価院は今回開発された遺伝子分析法を収載した「食品中に使用される原料の真偽判別のための遺伝子分析方法(II)」を地方自治体、関連検査機関、協会・産業界などに配布して食品安全管理に積極的に活用してもらうことにしている。

[]海外製造事業者の登録、更新期間の到来

2018-07-24 現地実査課

http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=42896

「海外製造事業所登録」の有効期間が来る8月から順次に満了するため、輸入者等に海外製造事業所登録更新を忘れないよう呼び掛けている。

※収入者等: 輸入食品などを国内に輸入しようとする者または海外製造事業所の設置・運営者

我が国へ輸出しようとする海外製造事業所は「輸入食品安全管理特別法」第5条によって食品医薬品安全庁に登録した上でのみ輸出が可能で、登録有効期間は2年であり、有効期間満了前に登録更新することが求められる。

海外製造事業所は、畜産物を除いた輸入食品などの生産・製造・加工・処理・包装・保管などを行う海外に所在する施設で、水産物を生産・加工する船舶も含まれる。

[]「汚染防止」マスク: 健康に良いことを示し、使用を推奨することを正当化するような十分なデータは得られていない

"Anti-pollution" masks: not enough data to demonstrate a health benefit and justify recommending their use

18/07/2018

https://www.anses.fr/en/content/anti-pollution-masks-not-enough-data-demonstrate-health-benefit-and-justify-recommending

ANSESの専門家による評価では、大気汚染から健康を守るために「汚染防止」マスクをすることについては、有効性を示すデータが無いことが判明した。繰り返し述べてきたように、大気汚染による健康影響を低減するには、汚染源への対処行動に優先順位をつけて汚染物質の放出を抑制することが必要である。毎日の大気汚染暴露を低減するために取るべき行動に関する情報を、市民に、とくに感受性の高い人たちに提供することも推奨される。

[]女性用衛生用品の安全性評価

Assessment of the safety of feminine hygiene products

19/07/2018

https://www.anses.fr/en/content/assessment-safety-feminine-hygiene-products

ANSESが女性用衛生用品について実施した安全性評価では、製品に化学物質がごく低濃度検出されたが、健康に有害影響をもたらす閾値を超えてはおらず、リスクは認められなかった。それでも製造業者には品質を向上して化学物質の排除や最小限化することが求められる。また、ANSESの専門家評価では、月経時の毒素性ショック症候群(TSS)が女性用衛生用品の使用条件と関連して引き起こされることが示された。そのためANSESは、使用者に対し、女性用衛生用品の使用上の注意を遵守し、とくに装着期間を守るように呼び掛けている。