食品安全情報blog RSSフィード

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なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2018-08-28

[] 意見等

  • ナプロパミドの既存最大残留基準レビュー

Review of the existing maximum residue levels for napropamide according to Article 12 of Regulation (EC) No 396/2005

EFSA Journal 2018;16(8):5394 24 August 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5394

入手されたデータに基づき最大残留基準(MRLs)案の導出と消費者リスク評価が実施された。消費者における明確なリスクは特定されなかったが、規制の枠組みにおいて求められる情報がいくつか欠落していた。そのため、前述の消費者リスク評価は示唆的なものとしかみなされず、EFSAが導出されたMRL案も、リスク管理者による更なる検討が必要とされる。

  • 水生生物に関連した農薬の規制リスク評価用トキシコキネティクス/トキシコダイナミクス(TKTD)影響モデルの技術水準に関する科学的意見

Scientific Opinion on the state of the art of Toxicokinetic/Toxicodynamic (TKTD) effect models for regulatory risk assessment of pesticides for aquatic organisms

EFSA Journal 2018;16(8):5377 23 August 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5377

TKTDモデルは、生物種および化合物特異的であり、実際に試験されていない(時間を変数とする)暴露条件下での、農薬の(亜)致死影響を予測するのに使える可能性がある。ここでは3種類のTKTDモデルが扱われている。すなわち、(i) 生存閾値に関する一般統合モデル(GUTS)、(ii) 動的エネルギー収支理論に基づくモデル(DEBtoxモデル)、(iii) 一次生産者に関するモデルである。これらのTKTDモデルは全て、生物の内部暴露に影響を与えるプロセス(TK)は、損傷や影響/死亡につながるプロセス(TD)とは独立しているという原則に従っている。GUTSモデルは実際に試験していない暴露条件下での生存率を予測するのに使える可能性がある。DEBtoxモデルは、毒性物質の成長や生殖への影響を経時的に、ひいては生物の生涯にわたって探求するのに使われる。一次生産者と農薬に関するTKTDモデルは、藻類、ウキクサないしはフサモを用いたものに関して既に開発されている。いずれのTKTDモデルにおいても較正には、標準的な生物種を用い毒性試験のデータと追加の生物種を用いた毒性試験のデータの両方が用いられる。妥当性の検証には、独立した詳細暴露試験で得られた化学物質固有および生物種固有のデータセットが求められる。Based on the current state of the art (e.g. lack of documented and evaluated examples), the DEBtox modelling approach is currently limited to research applications. 現在の技術水準(文書化され評価をうけた事例不足している状態など)に基づき、DEBtoxモデルによるアプローチは今のところ研究での利用に限定されている。しかし、農薬の前向き環境リスク評価において将来的に利用される大きな可能性は認識されている。GUTSモデルとウキクサのモデルはリスク評価にすぐに利用できると考えられる。

[]査察報告

クロアチア−運送中の積送品に関する公的管理

Croatia―Official controls on consignments in transit―2018-6328

27/08/2018

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2018-6328

2018年1月23〜29日に実施された査察の報告書。運送中の積送品に関する公的管理制度が評価された。

確認された難点に対処するための助言は1件だけであった。

[]RASFF 2018年第34週

警報通知(Alert Notifications)

中国産オランダ経由陶製マグからの鉛の溶出(49.0, 50.8, 54, 54.5 mg/dm²)、中国産オランダ経由乾燥海藻に高含有量のヨウ素(63 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクにアフラトキシン(B1 = 21.8; Tot. = 23.3 µg/kg)、イタリア産ピスタチオ入りミルクチョコレートにアフラトキシン(B1 = 24 µg/kg)、チェコ共和国産有機オート麦にオクラトキシンA (69 µg/kg)、オランダ産乾燥海藻に高含有量のヨウ素(243.19; 258.68 mg/kg)、韓国産オーストリア経由乾燥海藻に高含有量のヨウ素(5605 mg/kg;59.1 mg/kg)、スペイン産乾燥イチジクにアフラトキシン(Tot. = 121 µg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

チェコ共和国産セロリにクロルピリホス(0.92 mg/kg)、中国産煎った殻付きピーナッツにアフラトキシン(B1 = 5.5; Tot. = 7.9 µg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

チェコ共和国産食品サプリメントに未承認シトルリンマレート・未承認物質アルギニンαケトグルタル酸・アルギニン-マレート・N-アセチルチロシンおよび未承認新規食品成分クレアチン誘導体、ベトナム産ハス入り緑茶に未承認物質ペルメトリン(0.066 mg/kg)・ジアフェンチウロン(0.024 mg/kg)およびトルフェンピラド(0.11 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

スリランカ産シャーベットとミルクチョコレートドリンクで着色料エリスロシン(E127)の非表示および未承認使用、トルコ産ヘーゼルナッツ穀粒にアフラトキシン(B1 = 9.8 µg/kg)、中国産ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 5.7; Tot. = 8.4 µg/kg)、スリランカ産マンゴードリンクで高含有量の亜硫酸塩(192 mg/l)・着色料サンセットイエローFCF(E110)非表示および着色料タートラジン(E102)の未承認使用、中国産緑茶にクロルピリホス(0.37 mg/kg)・ピリダベン(0.32 mg/kg)・アセタミプリド(1.012 mg/kg)・未承認物質トルフェンピラド(2.1 mg/kg)およびジノテフラン(0.024 mg/kg)、ニカラグア産ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 88.3 µg/kg)、米国産ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 3.81; Tot. = 5.06 µg/kg)、トルコ産ピーナッツにアフラトキシン(B1 = 57.07; Tot. = 68.89 µg/kg)、

[]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

  • 2018.8.17〜2018.8.23

http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42968

基準値100 Bq/kgを超過した例は無い。

  • 2018.8.10〜2018.8.16

http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42967

基準値100 Bq/kgを超過した例は無い。

  • 2018.8.10〜2018.8.16

http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42967

基準値100 Bq/kgを超過した例は無い。

[]貝類毒素発生および検査現況

(麻痺性貝毒基準: 0.8 mg/kg以下)

農畜水産物安全課

  • 2018.8.8現在

http://www.mfds.go.kr/brd/m_74/view.do?seq=42973

・貝類採取禁止海域 − 該当なし

・貝類採取禁止解除要請海域 − 該当なし

  • 2018.8.21現在

http://www.mfds.go.kr/brd/m_74/view.do?seq=42986

・貝類採取禁止海域 − 該当なし

・貝類採取禁止解除要請海域 − 該当なし

[]蒸し暑さの続く中、野菜はきれいに洗って召し上がってください!

2018-08-14 食中毒予防課

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=42981

− 野菜類を安全に摂る要領 −

最高気温が35°C以上となる猛暑日が続く時期は、野菜類など食材の洗浄‧保管‧管理に注意を配らないと病原性大腸菌食中毒が発生する危険が高くなるので格別の注意が必要である。

※ 病原性大腸菌: 食中毒原因菌で、生野菜、生肉または完全に調理されてない食品が原因となって、水様下痢‧腹痛‧嘔吐‧疲労‧脱水などを起こす

30~35°Cにおいては、病原性大腸菌1匹が百万匹まで増殖するのに2時間で十分であるため、今年のように30°C以上の高温が続く猛暑時期には食品を常温に少しの間だけ放置しているだけで食中毒発生の危険が高くなる。

なお、最近5年間(2013~2017年)の食中毒発生統計によれば、病原性大腸菌食中毒は気候が蒸し暑い夏季(6〜8月)に一番多く発生しており、主要原因食品は野菜類、肉類、およびのり巻きなどの複合食品であった。

※ 最近5年夏季(6〜8月)平均発生原因菌(患者数基準): 病原性大腸菌1,371人(49%)>サルモネラ402人(14%)>カンピロバクター295人(11%)など

※ 最近5年の8月期平均集団給食所食中毒発生原因菌(患者数基準): 病原性大腸菌570人(60%)>サルモネラ180人(19%)>カンピロバクター・ジェジュニ42人(4%)など

猛暑時期に野菜を十分に洗浄‧保管しなければ、病原性大腸菌食中毒を発生する可能性が高くなるので、食品取り扱い時注意が必要であり、病原性大腸菌食中毒予防要領を次に示す。

● 野菜は酢、塩素消毒液などに5分以上漬けておいてからきれいな水で3回以上洗浄して、切断作業は洗浄後に行う。

● 洗浄した野菜などは直ちに使うか、常温に放置せずに冷蔵庫に保管する。冷蔵施設が具備されていない避暑地、キャンプ場などではアイスパックなどを準備して安全に保管する。

● 料理を始める前と後には石鹸など洗浄剤を利用して流水で30秒以上徹底的に手を洗う。

● 猛暑期間、集団給食所などでは野菜をそのまま提供するよりはなるべく加熱‧料理されたメニューで提供するのが良い。

● 肉類、家禽類、卵および水産物は、内部まで完全に火が通るように十分に加熱‧料理してから食べる。

● 料理された料理は料理後できるだけ早く摂取し、すぐに摂取しない場合には冷蔵保管する。

● 調理された食べ物は、生肉や生野菜とは別に分けて保管する。

[]「食医薬R&D物語(e話)」創刊号発刊

2018-08-16 研究企画調整課

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=42984

食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は食・医薬安全技術研究開発事業の情報を収載した「食医薬R&D物語(e話)」創刊号を発刊する。

この情報誌は、食・医薬安全技術研究開発事業の成果と動向などを収め、内·外部研究者などの研究開発事業に対する理解を支援し関心を高めるために用意された。

食・医薬安全技術研究開発事業は、食品・医薬品などの安全管理のために基準・規格、評価技術など科学的根拠を用意することで国民の安全に関連する主要懸案解決のために推進されている。

主な内容は、問題・オピニオン、外部科学技術者インタビュー、食・医薬R&D国内・外動向情報、論文、特許成果現況、安全評価院便り、主な公示・行事など。

安全評価院は、今回の創刊号発刊を通じ、国民の公益のための食・医薬研究開発事業を理解してもらうのに役立てることを企図している。

[]試験検査機関対象の無機ヒ素試験法の教習実施

2018-08-21 汚染物質課

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=42988

− 無機ヒ素試験法解説書製作・配布 −

食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、来る8月24日、地方食品医薬品安全処、市‧道保健環境研究員および専門試験‧検査機関などを対象として、「無機ヒ素試験法教習」を実施する。

今回の教習は、最近、食品安全管理強化のために、玄米、岩のり、ホンダワラが入っている加工食品と、0歳‧乳児食品にも無機ヒ素基準が新設(2018.7.13.)されることになり、加工食品に適用することができるように改定された無機ヒ素試験法に対する理解を支援するために行われる。

※ 無機ヒ素基準: 白米(0.2 mg/kg以下)、玄米、米ぬか、胚芽、岩のりまたはホンダワラを使った食品(幼児用食品0.1 mg/kg以下、その他の食品1 mg/kg以下)

教習は、改定された無機ヒ素試験法の原理などの理論教育と、試料の前処理、機器分析などを含んだ現場実習教育で構成される。

安全評価院は今回の試験法教習を通じて、試験検査機関の無機ヒ素試験法に対する理解度を高めて分析結果の信頼性を強化するきっかけにしたいとしている。

同時に改定された無機ヒ素試験法は、解説書も製作‧配布して、食品安全管理業務に活用することができるようにする予定。

[]食品中のエビ原料真偽判別法の技術移転

2018-08-21 新型有害物質チーム

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=42989

□ 食品医薬品安全処は、食薬処が2015年に自ら開発して2017年特許登録した「食品中エビ原料の真偽を判別する遺伝子分析方法」*を、遺伝子診断システム専門企業である(株)チン・システムに技術移転することを明らかにした。

*「食品中エビ原料の真偽判別用プライマーセット、およびこれを利用した食品中エビ原料の真偽を判別する方法およびこれを含むキット」(登録番号: 10-1764128)

※ (株)チン・システム: 超高速PCR技術に基づく診断システムおよびキットを開発生産している未来部指定生命工学研究所企業(147号)

今回移転される技術は、ブラックタイガーと顔立ちが類似のバナメイエビなど外見で区別しにくい7種のエビの固有の遺伝子(DNA)情報を利用して正確なエビの種類を確認する方法である。

※ 7種のエビ: イセエビ、バナメイエビ、シバエビ、バナナエビ、ブラックタイガー、トヤマエビ、オニテナガエビ

技術を移転された(株)チン・システムは、該当の判別法を活用した分析キットを開発して誰でも30分以内にエビ原料真偽判別に活用することができるように商用化する計画である。

食薬処は、今後も食品原料真偽判別法を開発し、割安な原料が高い原料に化けて販売されたり、料理‧加工に使われるのを根絶することができるように食品安全管理に寄与していくと明らかにした。

[]秋の新学期を迎え子供が好む食品調理販売店の点検

2018-08-22 食生活栄養安全政策課

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=42989

食品医薬品安全処は、17地方自治体とともに来る8月27日から9月7日まで学校周辺調理‧販売業所34,000余ヶ所を対象として「子供嗜好食品全国合同点検」を実施する。

今回の点検は、秋の始業期を迎えて子供嗜好食品について安全で衛生的な販売環境造成のため、学校周辺文房具店、スーパーマーケットなどを中心に実施する。

主な点検内容は、無許可(申告)営業、流通期限経過、保存および流通基準遵守、学校売店や優秀販売業所内での高カロリー・低栄養食品と高カフェイン含有製品販売の有無など。

同時に営業者安全規則遵守、高カフェイン飲料摂取注意など、子供の元気で安全な食生活実践指導のためのキャンペーンを並行して実施し、子供が嗜好する食品に対する安全意識を向上していく。

これに先立って食薬処と17地方自治体は、夏休みに入って7月16日から27日まで塾通りなど周辺にトッポッキ、氷果子類などを調理‧販売する店25,578ヶ所を点検した結果、3ヶ所を摘発して行政処分措置とた。

※ 主な違反内容: 流通期限経過製品保管(1件)、健康診断未実施(1件)、基準および規格違反(1件)。

[]ASA裁定

ASA Ruling onWalkers Snacks Ltd

22 August 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/walkers-snacks-ltd-a18-449435.html

YouTubeでのスナックの宣伝(ニンテンドースイッチの新しいゲーム動画の前)に肥満健康同盟から脂肪塩砂糖の多い食品の16才未満の子ども向けあるいは子どもにとって魅力的な製品への宣伝禁止に違反するのではないかとの申し立てがあった。Walkers Snacks社はターゲッティングをしていることを説明、ASAも特に16才未満に魅力的であるということはなく規定違反ではないと判断。細かく説明している。

(肥満健康同盟がニンテンドースイッチ周辺の広告を標的にして苦情を申し立てている

Blog: Low bars and loopholes – why children are not protected from junk food adverts online

Aug 22, 2018

http://obesityhealthalliance.org.uk/2018/08/22/blog-low-bars-loopholes-children-not-protected-junk-food-adverts-online/

基本的に全てのジャンクフードの宣伝が子供たちの目に触れないことが目的なのでASAは生ぬるい、と見える。英国の公衆衛生研究は世界をリードしているのに肥満には役にたたないんだ)

[]USDAは油の組成が異なるGEキャノーラの規制解除を発表

APHIS

USDA Announces Deregulation of GE Canola with Altered Oil Profile

Aug 24, 2018

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2018/sa-08/ge-canola

Nuseed Americasによる、種子中オメガ3脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)の量が多くなるように改変されたGE品種について、植物の害になるリスクはありそうにないと判断。

[]火のあるところには煙があり、それは健康に悪い

Where There’s Fire, There’s Smoke and it’s Bad for your Health

Posted by Robert Westover, Office of Communication, USDA Forest Service in Forestry

Aug 23, 2018

https://www.usda.gov/media/blog/2018/08/23/where-theres-fire-theres-smoke-and-its-bad-your-health

(山火事もUSDAの管轄なんだ)

[]FDA栄養革新戦略

FDA Nutrition Innovation Strategy

https://www.fda.gov/food/labelingnutrition/ucm602651.htm

2018年7月26日に開催された公開会合の資料を掲載

Public Meeting to Discuss FDA's Nutrition Innovation Strategy

https://www.fda.gov/Food/NewsEvents/WorkshopsMeetingsConferences/ucm611227.htm

「ヘルシー」アイコンについてがメインテーマ

一部pptがそのままダウンロードできる

消費者の傾向:

ダイエットしている人は減少傾向で2018年は25%、ダイエット法は圧倒的に「自己流」

表示で気にするのはカロリーと砂糖、特に砂糖は注目上昇。減らしたいもののトップも砂糖。コレステロールやトランス脂肪を避けたいという人は減少、砂糖、ナトリウム、高果糖コーンシロップは相変わらず避けたいもののまま

砂糖は避けたいけど合成甘味料はイヤでナチュラルなものがいい、といってハチミツやアガベシロップを選んでしまう

現代の消費者にとってヘルシーな食生活というのはナチュラルで本物の、人工のものを含まない食生活、になってきている

その結果健康のために低脂肪にしたりカロリーを減らしたりする加工を拒否するようになった

ギリシャヨーグルトが人気なのは普通のヨーグルトより濃いと宣伝されているからだが栄養が濃縮されているのは良くなかったはずなのに・・・

栄養成分表示とその読み方についての消費者教育が重要、であることは変わらない

[]論文

  • 子どもの鉛暴露研究が相当な削減が可能であることを発見

Child lead exposure study finds substantial reductions possible

27-Aug-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-08/bu-cle082418.php

研究者による介入で家庭の鉛はこれまで達成可能と考えられていたより少なくでき、暴露量の多い子どもの血中鉛濃度を減らすことができた、しかしその削減は子どもの神経行動上の意味のある改善にはつながらなかった

JAMA Pediatrics に発表された355人の母親と子どもの長期研究であるHealth Outcomes and Measures of the Environment (HOME)試験の一部の結果。

  • 砂糖戦争:修辞か論理か?

The sugar wars: Rhetoric or reason?

27-Aug-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-08/e-tsw082718.php

砂糖の悪影響は科学者により過剰に強調されている?両サイドの専門家がProgress in Cardiovascular Diseasesにおいて議論

(砂糖悪玉論は砂糖だけではなく精製した穀物も標的。メディアも誇大宣伝。運動する人に糖は必要で毒ではない、等)

  • 研究がスクラロースがこれまで同定されていなかった代謝物をつくることを発見

Study finds sucralose produces previously unidentified metabolites

27-Aug-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-08/ncsu-sfs082718.php

10匹のラットに80.4mg/kg/dで40日間投与し、この間と投与終了後2週間尿と糞を集めた。その後ラットの脂肪組織も調べた。その結果尿と糞から二つのアセチル化代謝物を発見した。また脂肪組織からスクラロースそのものも検出した。このことはスクラロースの安全性評価に影響する、と主張。Journal of Toxicology and Environmental Health, Part A.に発表。

(Intestinal Metabolism and Bioaccumulation of Sucralose In Adipose Tissue In The Rat

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15287394.2018.1502560

UHPLC–MS/MSで分析とのこと。

ラットがチャールズリバーのSDで体重が160-405gってことは週齢不明のリタイアを使ったのかな?投与は雄に1日36.5mg/ml、雌に1日25mg/mlの水溶液で。

代謝物の量がゼロに対する相対量なので全然わからない

脂肪組織に検出されたというスクラロースは0.5-7.2 microg/g脂肪組織

なにより酷いのはディスカッションで、平均80.4mg/kg/dの投与(ADIの16倍)で代謝物が検出されて(もしかすると腸内細菌が代謝したのかもといいつつ)組織から検出されたので「代謝と生物濃縮」という「生物学的影響biological effect」が観察されたので、それに安全係数100を使ってADIは1mg/kg/d未満にすべきだと言っているところ。

査読者仕事してない。そんなもの「影響」ではないしまして毒性でも何でもない)

  • 国際チームが新しい脂肪酸を珍しく発見

International team makes rare discovery of new fatty acids

27-Aug-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-08/uon-itm082718.php

植物油に含まれる数百の異なる脂肪酸が発見されて数十年経って、検出を免れていた二つがついに発覚した。Nebraska-Lincoln大学と中国Huazhong農業大学のチームが発見したのでNebraskanic acid(ネブラスカ酸)と Wuhanic acid(武漢酸)と名づけられた。炭素原子24個で分岐がある「普通でない」脂肪酸。

これらはChinese violet cressムラサキハナナの種子油の約半分を構成する

Nature Plantsに発表。

花の写真はこっちに

Serendipitous discovery by IUPUI researchers may lead to eco-friendly lubricant

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-08/iuui-sdb082718.php

その他

  • ヒエラルキー、不一致、食糧政策

Hierarchy, Disagreement, and Food Politics

August 21, 2018  Jayson Lusk(Purdue大学農業経済学部長)

http://jaysonlusk.com/blog/2018/8/15/disagreement-and-food-demand

食品についての議論はしばしば分断する。低炭水化物か低脂肪か?オーガニックか慣行か?地元産か外国産か?我々のフードシステムは素晴らしいのか壊れているのか?

2050年の未来を予想してみよう。将来の会話は今より分断が激しいだろうか?そうでないことを望むが、合意できないことはますます増えるだろう。

私の理論はこうだ。人間の成長段階を説明したマズローの欲求段階説を聞いたことがあるだろう。基本は、社会に属するといったより「高次の」欲求を心配する前に、より基本的な欲求(生存のための食料や家)が満たされる必要があるということだ。同様の現象を食料部門でも提案している人たちがいる。たとえば2007年にEllyn Satterが食品に関する要求のヒエラルキーを提示している。その私のバージョンを以下に示す。

一番下は、収入や資源が少ない人たちは「十分なカロリーをどうやって得ようか?」を心配する。それが応えられると、「その食べ物は安全?」のようなことを心配する。ヒトや国が発展して収入が増えると、食品は生存のために消費されるものから自己表現や自己実現のためのものになっていく。と同時にニーズに不一致が増加する。

(図。以下略)

  • ドイツのGMO批判者がバイテク提供品をさらにコントロールするために特別税を探る

GMO critics in Germany seeking special tax in bid for greater control over biotech offerings

August 27, 2018 Ludger Wess

https://geneticliteracyproject.org/2018/08/27/gmo-critics-in-germany-seeking-special-tax-in-bid-for-greater-control-over-biotech-offerings/

ドイツ語の記事の翻訳

ドイツのNGOが医薬品や種子などのバイテクで作られる製品の認可に権限をもとうとしている。バイテク企業に特別な税を課し、そのお金で「予防リスク研究」に出資する。お金の使い方は環境団体と消費者団体が管理する。

(医薬品や各種酵素ってかなりの部分バイテクなんだがドイツから追い出したい?)

  • カリフォルニアは州全体での子どもの食事法案を可決

California passes statewide healthy kids’ meal bill

23-Aug-2018

https://www.beveragedaily.com/Article/2018/08/23/California-passes-statewide-healthy-kids-meal-bill

レストランやファストフードチェーンの子ども向けの食事の飲み物の選択肢はデフォルトで水かミルクにするという「ヘルシーキッズミール法」議会を通過。知事の署名を待つ

  • カリフォルニアの議員はプラスチックのストローの使用制限に投票、環境について国のスポットライトを浴び続ける州を維持

California lawmakers vote to restrict use of plastic straws, keeping state in national spotlight on environment

By Patrick McGreevy Aug 23, 2018

http://www.latimes.com/politics/la-pol-ca-plastic-straw-limits-california-20180823-story.html

カリフォルニアはレストランでのプラスチックストロー配布を制限する最初の州に

(フルサービスレストランが対象でファストフードは入らないようだ)

  • 過去10年の主要社会科学知見の再現の試みが失敗

Attempt to replicate major social scientific findings of past decade fails

Mon 27 Aug 2018

https://www.theguardian.com/science/2018/aug/27/attempt-to-replicate-major-social-scientific-findings-of-past-decade-fails

ScienceあるいはNatureに発表された21の実験を再現しようとするプロジェクトで、再現できたのはたった13だった。これまで心理学、生命医学の分野で同様の試みが行われてきている。しかしプロジェクトリーダーBrian Nosek教授は社会科学の「危機」だとは考えていないという

Nature Human Behaviourに発表。

  • 精神を変える母乳?新しい大麻研究が疑問を提示

Mind-altering breast milk? New pot study poses that question

Aug 27, 2018

https://www.cbc.ca/news/health/marijuana-breast-milk-1.4800530

大麻を使用している授乳中の女性の母乳からTHCを検出したという研究を受けての報道

(大麻に害はないと主張してきた一派がいるのでこんな当たり前のことが大きなニュースになる)

  • 再現できない方法にもう言い訳はできない

Natureワールドビュー

No more excuses for non-reproducible methods

22 August 2018 Lenny Teytelman

http://www.nature.com/articles/d41586-018-06008-w

オンライン技術のおかげで正確な実験プロトコールを去有することが簡単になった、そして現代の科学ではそれが必須である

(著者はprotocols.ioという実験方法投稿サイトを運営している)

「食品グレード」過酸化水素の行商人は如何にして病気で絶望的な人を食い物にしたのか

How Peddlers of ‘Food-Grade’ Hydrogen Peroxide Exploit the Sick and the Desperate

08.20.2018 / By Karen Savage

https://undark.org/article/food-grade-hydrogen-peroxide-cancer/

詐欺師はコップ一杯の水に数滴の過酸化水素を入れて飲むと何にでも効くと主張する。どうやって彼らは何の罰も受けずに逃げ切れるのか

(非常に長い記事。末期の患者は死亡するし業者は信用できないやつらで警告など意に介さない。大企業がやったら許されないことが、いかにも悪そうなやつらがやっていると見逃される)

  • (フィリピン)FDAは未登録製品を販売していたTarlac薬局を閉鎖

FDA shuts down Tarlac pharmacy for selling unregistered products

August 17, 2018

http://newsinfo.inquirer.net/1022515/fda-shuts-down-tarlac-pharmacy-for-selling-unregistered-products

Tarlac地方で有名な病院と薬局が未登録健康製品を販売していたことがわかって閉鎖された。FDAによるとDr. Farrahのブランドで各種製品を販売していたDr. Farrah Agustin Bunchには罰金が科されるだろう。彼女はナチュラルながん治療と称して病院は1日500人もの患者を集めていた

解説

A Skeptical Look at the Activities of Farrah Agustin-Bunch, M.D.

Stephen Barrett, M.D. August 25, 2018.

http://www.quackwatch.org/11Ind/farrah/overview.html

2002年からフィリピンのTarlacで開業。世界で最も成功しているがん治療法と宣伝してフェイスブックのフォローワーは300万人以上。

彼女はフィリピンの大学で医学の学位をとっているがカリフォルニアのナチュラルヒーリングカレッジ(認証されていない学校)のホリスティック医療コースを終了している。

治療法は身体から毒素を出すと称する「ハーブと抽出物の混合物」。標準医療や製薬会社、政府の規制、予防接種を批判、拒否。

フィリピンFDAからの警告に、巨大製薬企業の陰謀と反論していた

(若い人。ある「薬」はナタデココが主原料らしく、日本人がナタデココを買いあさったのが効くことの証明、みたいな記事が出てきてうんざりする)