食品安全情報blog RSSフィード

検索エンジンからこのサイトに来た方は、日記の検索欄で再度検索するとお望みの情報を得られる可能性が高くなるかもしれません。

このサイトはuneyamaが収集した情報をアップしているサイトです。 このサイトの要約の間違い等はuneyamaの責任です。ご利用の際には原文を確認して下さい。
なお収集している情報は主に食品中化学物質に関するもので、食の安全にとって最も問題である微生物関連情報は扱っておりません。

2018-06-21

[]意見

Scientific and technical assistance on trans fatty acids

First published in EFSA Supporting Publications: 19 June 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1433

欧州委員会はEFSAに対し、トランス脂肪酸(TFA)の健康への影響についてEFSAが既に提示した科学的助言を、栄養および健康強調表示、食事摂取基準(DRVs)、ならびに食品添加物の分野の面から再編集すること、およびそれらの科学的助言とTFA摂取に関する現行の目標と推奨事項との関連性を報告することを要請した。EFSAの各パネルによって提示された科学的助言は、他の国立機関や国際機関によって設定された最も新しいDRVs、栄養学的目標および推奨事項、およびTFAに関する食事ガイドラインの科学的根拠と一致している。介入試験の結果から、TFAはcis-一価不飽和脂肪酸やcis-多価不飽和脂肪酸よりも血中脂肪への有害影響を示し、冠動脈性心疾患(CHD)の増加を引き起こし得ること、およびその有害影響が用量依存性であることが明らかにされている。前向きコホート調査では、TFAの摂取量とCHDのリスクとの間に相関関係が一貫して認められている。各国の機関や国際機関による最新の助言では、ほぼ例外なくTFAの食事を介した摂取は可能な限り低減すべきとされている。

  • イヌムラサキとダイコンにおけるチアクロプリドのMRLsの改定申請

Modification of the existing maximum residue levels for thiacloprid in corn gromwell seeds and radish

First published in the EFSA Journal: 20 June 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5313

チアクロプリドについては現在登録更新手続きが行われている。2015年、リスク評価委員会は、CLP規則(化学品の分類、表示、包装に関する規則)の基準に基づいて、発生・発達への有害影響に関し、Cat. 1B(ヒトへの毒性が推定される物質)およびH360FD(生殖性や胎児に害を及ぼす可能性がある)に分類されるに値すると結論付けた。この有効成分が規則(EC) No 1107/2009第4条に定義されている登録除外基準を満たしているという強い根拠があることを考慮すると、最大残留基準値(MRLs)改定の判断の前に、さらにリスク管理の検討を思慮する必要がある。今回の改定申請に当たって提出されたデータは、イヌムラサキやダイコンにおけるMRL案を導出するための現行の法的要件を満たしている。イヌムラサキやダイコン中のチアクロプリド残留物による推定暴露量は、毒性学的参照値を超えることは無いと予測される。

  • 食品添加物ジェランガム(E 418)の再評価

Re-evaluation of gellan gum (E 418) as food additive

First published in the EFSA Journal: 20 June 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5296

ジェランガム(E 418)の再評価にあたり、十分な暴露データおよび毒性データが得られていると判断された。報告された使用水準に基づくと、0〜4歳児の詳細暴露量は、95パーセンタイルで72.4 mg/kg体重/日と推算された。ジェランガムはそのまま吸収されることは考えにくく、またヒトの腸内微生物叢で発酵することもないと考えられる。発がん性や遺伝毒性の懸念は無い。マウスやラットの慢性試験では、最高用量(マウスで3,627 mg/kg体重/日、ラットで1,460 mg/kg体重/日)においても有害影響は認められていない。ヒトにおいても、200 mg/kg体重/日の用量で3週間反復経口投与しても、有害影響は認められなかった。ANSパネルは、ジェランガム(E 418)に一日摂取許容量を設定する必要は無く、報告された用途や量でジェランガム(E 418)を食品添加物として使用したとしても、詳細暴露評価の結果から、懸念は生じないと結論付けた。ANSパネルは、ジェランガムの規格を、供給源となる微生物の生きた細胞を含まないことや、ポリヒドロキシブチレートやタンパク質や微生物の残留酵素活性の存在などについて、より詳細に定義することを助言した。

2018-06-18

[]意見等

  • オリーブ、コメ、ハーブ、およびハーブ浸出物(乾燥物)におけるテブコナゾールの既存MRLsの改定申請

Modification of the existing maximum residue levels for tebuconazole in olives, rice, herbs and herbal infusions (dried)

First published in the EFSA Journal: 16 June 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5257

ADAMA Agriculture Espana S.A., Sapec Agro SAU社およびLandesanstalt fur Landwirtschaft, Forsten und Gartenbau社がこの申請の根拠として提出したデータは、オリーブ、コメ、ハーブ、およびハーブ浸出物(乾燥物)のMRL改定案を導出するのに十分であると判断された。適切で実用的な分析方法が利用可能であり、0.02 mg/kgという検証済みの検出限界(LOQ)で、対象とする農作物におけるテブコナゾールの残留を管理することができる。リスク評価の結果に基づき、EFSAは、提示された農業行為に基づいたテブコナゾールの使用により生じる残留物を短期または長期にわたって摂取しても、消費者にリスクは引き起こされることは考えにくいと結論付けた。

  • 様々な農作物におけるバリフェナレートの既存MRLsの改定申請

Modification of the existing maximum residue levels for valifenalate in various crops

First published in the EFSA Journal: 14 June 2018

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5289

Belchim Crop Protection NV/SA社がこの申請の根拠として提出したデータは、レタス、トマト、ナス、タマネギ、エシャロットおよびニンニクのMRL改定案を導出するのに十分なものであった。適切で実用的な分析方法が利用可能であり、0.01 mg/kgという検証済みの検出限界(LOQ)で、対象とする農作物におけるバリフェナレートの残留を管理することができる。リスク評価の結果に基づき、EFSAは、提示された農業行為に基づいたバリフェナレートの使用により生じる残留物を長期にわたって摂取しても、消費者にリスクは引き起こされることは考えにくいと結論付けた。バリフェナレートの急性参照用量が確立されていないため、短期摂取の評価は実施されなかった。規制目的のリスク評価で用いるのに適した信頼できるエンドポイントが提示されている。

  • 生きた動物および動物製品における動物用医薬品の残留物および他の化学物質の監視結果に関する2016年報告書

Report for 2016 on the results from the monitoring of veterinary medicinal product residues and other substances in live animals and animal products

13 June 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1358

この報告書は、生きた動物および動物製品中に存在する動物用医薬品や特定の化学物質の残留物の監視データに関するものであり、EUにおいて2016年に収集した監視データがまとめられている。28加盟国のうちの27ヵ国から、合計710,839件のサンプルのデータが欧州委員会に報告された。その内訳は、理事会指令96/23/ECに基づいて対象に定められた369,262件のサンプルと疑わしいとされた21,350件のサンプル、および輸入時に収集された4,075件のサンプルと国内法の下で策定された計画の枠組みの中で収集された316,152件のサンプルである。加盟国の大多数は、サンプリング頻度に関し、理事会指令96/23/ECや委員会指令97/747/ECで定められた最低条件を満たしていた。対象に定められたサンプルにおける法令違反の割合は、2016年においても(0.31%)、過去9年(0.25〜0.37%)と概ね同等であった。2016年でも化学元素(主に金属)に関する法令違反が高い頻度で認められた。2016年は、この10年間の中で、非ステロイド系の抗炎症剤に関する法令違反の頻度が最も高く、抗菌剤に関する法令違反の頻度が最も低かった。ここ数年と比較して、抗甲状腺薬、レゾルシン酸ラクトン類、およびマイコトキシン類に関しては、法令違反のサンプル割合の減少が顕著であった。この分析には、ある程度の不確実性があるとみなした方が良く、それはこの分析が部分的に集計されたデータに基づいており、サンプリング計画や分析対象とした物質の範囲が毎年必ずしも同じではないからである。

  • 有効成分Bacillus subtilis IAB/BS03株についての農薬リスク評価のピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Bacillus subtilis strain IAB/BS03

EFSA Journal 2018;16(6):5261 8 June 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5261

路地レタス、果樹園の果樹、および施設栽培ウリ科植物の殺菌剤として典型的な用法で使用する場合について評価し、結論を導出した。規制の枠組みで求められるデータの不足が確認され、安全性に関する懸念が指摘された。

2018-06-12

[]内分泌かく乱物質の特定に関するガイダンスを発表

Guidance on identifying endocrine disruptors published

7 June 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/180607

EFSAと欧州化学庁(ECHA)は、農薬や殺生物剤中の内分泌かく乱性を持つ物質を特定する方法に関するガイダンスを発表した。

欧州委員会はEFSAとECHAに、2017年にEUが採択した内分泌かく乱物質基準が、EUにおいて殺生物剤や農薬の評価の際に一貫して確実に適用されるようにするため、統一ガイダンスを作成するよう負託した。このガイダンスは、共同研究センターと欧州委員会の科学知識サービス機構の支援を受けて起草された。

EUのシステムでは、ECHAが殺生物剤の評価を担当し、EFSAが農薬に使用される有効成分の安全性を評価している。

この2機関は昨年、EU加盟国などの利害関係者や内分泌かく乱物質専門家と緊密な協議を行いながらこのガイダンスに関する作業を開始した。

そして、ガイダンス案について2017年12月と2018年1月にパブリックコメントを募集した。すべてのコメントは、このガイダンスを完成させるに当たり、草案作成グループによって検討された。

このガイダンスは本日(6月7日)から殺生物剤の評価に使用される。農薬に関しては、認可不認可の決定日が2018年11月10日以降に予定されている物質の評価に使用される。これは農薬中の内分泌かく乱物質の特定基準は、殺生物剤ものより後に承認されたためである。

内分泌かく乱物質特定のためのガイダンス本文は、以下のウェブサイトを参照。

Guidance for the identification of endocrine disruptors in the context of Regulations (EU) No 528/2012 and (EC) No 1107/2009

EFSA Journal 2018;16(6):5311 7 June 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5311