#02 県庁の星
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2006/10/27
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話の内容は、設定が全てでした。県庁のエリート・織田裕二が民間交流のなんたらかんたらという名目のためにスーパーに半年間の研修に行くことになり、そこで教育係として店長から勝手にいいつけられたのがパートの柴咲コウ。もちろん織田は最初、典型的な嫌味なエリートで、スーパー内での立場はどんどん悪くなっていく、けれどそこで(略)
というわけで、話自体はベタだったんで先が読めるものでした。でもそれでいいんです。私はそういうベタさを求めてこの映画を見に行ったんですから。途中、つい連れと目が合うくらいにこっ恥ずかしいシーンとかもあったんですが、直球でよかったんじゃないでしょうか。恋愛方向の描き方もちょっと強引ですか…なぜあのシーンで織田は柴咲のところに行ったのか? というかなぜ住所を知っている? まぁそれはいいとして、織田も柴咲も急に歩み寄りすぎなんでは? これがドラマ化されるんだったらもう少しそこらへんをゆっくり描いてくれそうでいいペースになるかもしれません。そしてラストが意外な終わり方で、それは予期してなかったのでよかったです。現在コミックも発売されてますが、これをもっとスケールでかくして、使えないのを主人公にしたら『現在官僚系 もふ』になると思う。
印象に残ったシーン、というか好きなシーンは冒頭ですね。あのシーンの続きがこの作品の重要な場面の1つに繋がってくるんですが、あの始まり方はなにか予感させるものがあってよかった。織田氏もかっこよかった。あとブラックアウト→背広のアップからカメラを引く、というのが2回はありました。そういう撮り方が好きなんですかね? それとも映画作法みたいなもの?
とりあえず面白かったです。先週見たのが『有頂天ホテル』でなければもっと楽しめたのに…っ。レイトで見にいったんですが、ほとんどお客さんおらず。今日がレディースデーだったからでしょうか。その前の回の『オリバー・ツイスト』には結構お客さん入ってたもんなぁ。テレビCMとかは結構してるのですが、どのくらい興行収入があるのか興味があります。最近なんか邦画が元気な気がするのでよいですよね。
*1:三谷氏の件はどうであれ。石黒×織田で萌えていた時期もありました