ZAURUS から SH-10B への移行3

前回からの続きです。

b-mobile の月額1000円の「Aプラン」により、ポスト・ザウルスの通信環境は確保された。後は端末だけである。対応している端末は「イオンSIMのまとめ」に詳しい。これによると、基本的にドコモ端末では問題なく動作し、それ以外のものでも SIM フリー化がなされているものなら、多少の不具合はあるものの大丈夫そうである。

問題は、いわゆる白ロムの端末が結構高いということだった。人気の機種は、少し前のものでも3、4万円はする。ザウルス (SL-C3200) も、当初の販売価格は7万円以上で、私が購入した時も5万円はしていたと思う。それを踏まえれば決して高くはないのだが、何故か買う気がしない。ここ数年で金銭感覚が変わってしまったのだろうか。

いずれにせよ、ザウルスの後継ということで、物理キーボードは必須であった。そうなると機種は簡単に絞れた。実質、SHARP の LYNX SH-10B とNEC の LifeTouch Note (NA75F) の二択であった(Blackberry も一瞬迷ったが、独自 OS とディスプレイの小ささから却下)。前者はザウルスの、後者はなんと名機モバイルギアの血統を引く機種である。両方の機種を所有していた私は、時代は変わってもやっていることは一緒だと感慨にふけってしまった。

さて、両者を比較してみると、LifeTouch Note の方が CPU の性能もよく、Android 2.2 に対応しており将来性も高いことは一目瞭然であるが、持ち運ぶにはやや大きく(重く)、またディスプレイは7型と大きいものの解像度は低い等の欠点があることがわかった。さらに、販売価格の差(約2万円!)や筐体の安っぽさ、そしてユーザーが少ないことために情報が乏しいことから、私には SH-10B がよさそうに感じた。特に姉妹機種の IS01 にはユーザーが多く、ハックもかなり進んでいるようだった。ちなみに、比較の際はこのブログが大変参考になった。

そうと決ったら、さっそく購入である。SH-10B 本体は最近デッドストックが大量に放出されたようで、1万数千円で手に入った。それ以外に、予備のバッテリー、充電器、Bluetooth ヘッドセット (Sony DRC-BT30P)、平型ヘッドホン変換コード、液晶保護シートをまとめて購入した。しめて2万円強。ザイルスを購入した時にくらべて、こんなに安く入手できてしまうとは驚きであった。



なお、某サイト経由で購入したバッテリー充電器は失敗だった。一応、充電はできるのだが、充電完了の青ランプは点灯しないし、USB 端子はまったく機能しなかった。まあ、中国産だから仕方がないか…。