がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第12話「桜色の未来たち」

今っ更、最終話の感想なぞ書いてみます。
もう光香の心境が、今春より地元から遠く離れた場所で働き始める自分の心境とだだ被りで、涙腺は決壊寸前でした。ちょうど卒業シーズンでしたし、似たような思いを感じた人も少なくないんじゃないでしょうか。そして同時に、今作品の主人公はやっぱり光香だったのだなあ、と改めて実感しました。
「もっと皆と一緒にいたい、ずっと学生でいたい」と本音を吐露する光香。この気持ちは痛いほどよく分かります。しかし学生時代もいつかは終わるもので、人間は生きていく上で独り立ちしなければなりません。序盤であれだけ消極的だった光香が、まなび達と出会い少しずつ変わっていく姿にはとても勇気付けられました。自分もいつまでも後ろを振り返ってないで、前を向いて頑張らなければ!
また、最後の「一年五か月後」はやや蛇足だったように感じます。空港ゲートでの別れのシーンで綺麗に終わらせても良かったのでは?
あの踏切の情景は、以前光香が見た夢に出て来たものですね。その時指摘した通り「時かけ」へのオマージュかと思われますが、光香がタイムリープ風に地を蹴り皆の元へ向かう演出には、現在から過去(学生時代)の自分達への回帰という意味合いが含まれているのかもしれませんね。
前回の学園祭はライブでやや強引に締めたような感がありましたが、最後は綺麗な終わり方でホッとしました。