書評:やはり最後に勝つのは正直じいさん、の法則(リーゼロッテと魔女の森:1・2巻)

 「フルーツバスケット」以降の高屋作品は未見ですが、

フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)

星は歌う」とか(未見)
星は歌う 第1巻 (花とゆめCOMICS)

星は歌う 第1巻 (花とゆめCOMICS)

久しぶりに手にとって読んで見ましたが、
”主人公の「正直」さに周りが感化され
変化していく”という

一連の法則をワタクシは勝手に
「正直爺さんの法則」と呼んでいます

本作の主人公リーゼロッテは未開の地に
どうやら追放になった身分・・・

リーゼロッテと魔女の森 1 (花とゆめCOMICS)

リーゼロッテと魔女の森 1 (花とゆめCOMICS)

リーゼロッテと魔女の森 2 (花とゆめCOMICS)

リーゼロッテと魔女の森 2 (花とゆめCOMICS)

ですが。

周りの”世界”の均衡がじわじわと壊れていき、
自身も巻き込まれていく・・・そしてかつて自分が
慕っていた存在ですら「揺らいで」いく・・・という
ちょっとしたホラー要素すら入っている本作は
2巻同時発売でないとある意味理解できない為に
まとめ買い必須。
そして三巻目が読了後気になり始める罠。

そんな中でも「けなげ」な主人公の
”正直爺さんパワー”はある意味”貴重にして気丈。”
漫画世界の清涼剤として機能してます。

大胆なダークファンタジーが期待出来そうです・・・
三巻が気になる・・・。