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バカの映画評 このページをアンテナに追加

2010-10-21

[]日光 日光 - バカの映画評 を含むブックマーク

少し前の話になりますが、恋人と日光に行ってきました。

最初にいろは坂を上って華厳の滝に行きました。駐車場と思われる広場から、40歳〜45歳と思われる浅黒い男が車道に飛び出してきて、私に向かって手招きしました。男が100円と書かれたボール紙を掲げていたので、その安さに釣られて駐車場に入ってみると、その男が素早く駆け寄ってきて「滝が見える秘密の場所を教えます。そのかわり、そこの店は敵なので入らないでください。あっちの店で買い物してくれたら、お金を返します」と言いました。私は100円を支払いました。



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恋人と自殺の話をしながら華厳の滝を観ました。華厳の滝は自殺の名所だと聞いたことがあるからです。見知らぬ初老の男が「写真を撮ると白いモヤのような物が写るらしい」と話しているのが聞こえたので、滝をバックに恋人の写真を撮ってやろうとしましたが、恋人は「やだ!やめてよ!」と言って顔を隠してしまいました。霊が怖いから逃げたのではありません。醜い自分の姿を写真に撮られたくなかったのです。私も写真に撮られるのが好きなほうではないので、その気持ちは分からないでもないですが、あんなにかわいい顔をしているのに、ずいぶん贅沢なことを言う女だな、と思いました。


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華厳の滝から中禅寺湖まで歩きました。中禅寺湖のほとりにある公衆便所に入ったら、「猿が入るから扉を閉めてください」という貼り紙があったので、やはり猿はいるのだ、と思いました。ニュースなどで、観光客からスナック菓子などを奪う恐ろしい猿を見ていたので、猿から恋人を守っていいところを見せてやろう、と思っていたのですが、けっきょく猿と出会うことはありませんでした。公衆便所で用を済ませて、スワンボートの群れなどの写真を撮ると、私たちはなんの合図もしていないのに、ほとんど同時に駐車場の方に歩きだしていました。あまりにも2人の息がピッタリあっているので、双子じゃないのに双子みたいだな、と思い、恋人にもそのように伝えました。


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いろは坂を下って東照宮に行きました。駐車場と思われる広場から二人組みの老婆がヨロヨロと車道に出てきて、団扇を使って手招きしました。老婆たちの気迫に押し切られる形で、その駐車場に入って行くと、大きい方の老婆がヨロヨロと近づいてきて「ここはもういっぱいだから、私に着いてきてください」と言ったので「え?」と思いましたが、いまさら出て行くわけにも行かないので、大人しくついて行くしかありませんでした。団扇をヒラヒラさせながら誘導する老婆についていき、ゆば料理屋の脇の小さなスペースに駐車させられました。老婆は「ここで食事をしてくれたらお金は返します」と言いました。私は500円を支払いました。



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東照宮は赤を基調としたカラフルな寺でした。見ざる言わざる聞かざる、ねむりネコ、拍手を打つと竜が鳴く、などを観ました。猫好きな私たちはねむりネコちゃんに会うことを非常に楽しみにしていましたが、猫があまりにも地味すぎたため、それとは気づかないまま素通りしてしまい、急な階段を無駄にのぼったりおりたりするハメに陥りました。恋人は階段をのぼることがあまり得意なほうではなかったはずなので、彼女が死なないように時々「疲れた?」と声をかけるようにしていましたが、そのたびに必ず「ぜんぜん疲れてないよ!」と言っては死んだ目でガッツポーズをしたので惚れなおしました。



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