at イオンシネマ浦和美園(21:10〜23:10)
スクリーン6・H列6番
姉妹グループを含めると、通算9作目の本シリーズ。
その指揮をとったのが、石原真というAKB48を知り尽くした人物。
これまでの作品とは、全編にわたり明らかなタッチの違いを感じます。
『記憶に残る幕の内弁当は無い!』
コレは、かつて何度も秋元センセイが口にした持論ですが
この作品に関しては、良い意味で幕の内弁当的であったと言うのが
あたしの率直な感想であります。。。
そのココロは・・・。
純粋に見たい、知りたいと思った内容が
概ね網羅されていたから、しかも妙なバイアスを感じるコトなく。
これまでの4作においては、構成に起承転結を追い求めているキライがあると
ずっと感じておりました・・・。
商業映画である以上、それは仕方のないコトだと理解は出来ますが。
どうしても、センセーショナルな映像ばかり先行してしまい
本質的な部分が、ともするとぼやけてしまった感が拭えませんでした。
その意味で・・・本作品は平板ではあるけれど
単に石原氏の目線にあらず、オーディエンスの求める最大公約数を狙っていると
あたしは理解できました。。。
それが良いのか悪いのか・・・ソコは意見が割れるのかも知れませんが。
もうヒトツの注目点として、ココに来て『大震災の呪縛』から離れた作品だと思いました。
あの日から5年あまり、もちろんあの未曽有の出来事を忘れて良いワケではありませんが
復興支援活動をライフワークにして来た氏だからこそ、その部分をバッサリ切るコトが出来た。
でも、決して東北のコトは忘れていない・・・。
それは、エンドロールにちゃんと表れていましたね。。。
上手く表現は出来ませんが・・・。
過去のどの作品よりも、後味の爽やかなモノであったと思います。