あらすじ:1940年代。スペイン内戦後のカタルーニャの村。11歳の少年アンドレウは、森の中で、血まみれになって死んでいる友人クレットとその父親ディオニスを発見する。クレットは最後に“ピトルリウア”という謎めいた言葉を残した。警察は殺人事件と判断し、ディオニスの左翼運動の仲間でアンドレウの父ファリオルに容疑をかける。父はフランスへ逃げ、工場で働く母はアンドレウを祖母の家に預ける。アンドレウは、同じように預けられている従姉妹や、村を彷徨うディオニスの妻から、衝撃的な事実を知らされる。
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スペイン映画は、スペイン内戦の時期を舞台としたものが多いですよね。これもそうでした。
正直なところ、あまりハマることができずに楽しめなかったです。
大人たちは皆、何かを隠し持っていて、それが徐々に暴かれていくという内容が主でした。内戦という状況よりも、人間関係とか人間の奥底をえぐるような内容になっています。なんだか、人間なんて所詮はそんなもんですよ、という感じです。
子供たちは大人によってひたすら翻弄されるばかりのかわいそうな存在でしかないのかな、という感じでもあります。
すんげえ理不尽ですな。冷たい現実を突きつけてくる、良い意味で嫌な映画です。
とか言いつつ、映画に入っていけなかったのですがね。