Microsoft Windows 8 Release Previewを仮想環境に入れてみた。

Windows 8マイクロソフトWindows 7の後継として開発中のパソコン及びタブレット端末用オペレーティングシステム (OS) で2012年秋出荷を目指してRC(リリース候補版)が公開されている。
Windows7が2009年秋に発売されて3年足らずだが、体感的にようやく普及しそうなタイミングで、またメジャーアップデートがあるというのは、ユーザーとしても、会社の機器購入決裁者としても、インストラクターとしてもなんだかしょっぱい思いでいっぱいである。

それはともかく、うちの社員にも説明したいし先に体験するべく、インストールしてみた。実環境にインストールするほど冒険家でもないので、仮想環境(パソコン上にパソコンのハードウェアをソフトウェアとして実現するソフトウエア←書いてて意味がry)に入れることにする。
その場合、やはりマイクロソフトの仮想環境「Virtual PC」がよかろうと準備すると、エラーで止まる・・。なんとマイクロソフトのOSなのにマイクロソフトの仮想環境に載らないなんて・・。(Hyper-Vには載るそうな)
気を取り直して、フリーの「Oracle VM VirtualBox」で試すと、何の問題も無く、あっという間にインストールできた。
セットアップ後の初期設定は簡単ある。
もうパソコンの初期設定サービスなんて謎の商売は成り立たなくなるよなぁとか思いつつ、簡単に設定できるというのは反面設定に対して自由度が無いようにも思うとか不安も感じつつ進めると、Windows IDの入力画面が現れる。

Windows Live IDとかマイクロソフトのいろんなサービスに紐付けされているアレである。これがユーザーID代わりになるらしい。つまりわしが無駄にたくさんパソコンを使っている件とかも、マイクロソフトに丸わかりになるのであろう。
まあ、この考え方はスマートフォンとかiPhoneとかiPadと同様だね。
ちなみにマックのパソコンはそうではなくて従来通りの任意のユーザー名にApple IDを関連づける方法なので、それからするとかなりスマートフォンっぽいけど、うちの会社に100台以上あるセミナー用マシンとか試験用マシンはどうすりゃいいんだろうと一抹の不安を覚えつつあとで調べたらこれまで同様のそのパソコンで使用するだけの任意のユーザー名も使えるらしい。(設定のプロセスでは気づかなかったけど)
しかしその場合はWindows StoreからMetro UIのソフトウェアをインストールすることはできないという。
さて、そのプロセスをあっという間に終わるとデスクトップ登場のはず。
で、コレがでた。

これ・・デスクトップちゃうやん・・Windows95時代に流行ったランチャーかいなとか思いつつなんかクリックしてみたけど、そうやらアプリケーションは動かない(仮想だからか??)
この「スタート画面」と言われるSF映画に出てきそうな微妙なランチャー(?)は、「Windows Phone」にも採用されているタッチパネルの操作性を意識したものであるらしい。デモの動画でもしきりにパソコンの画面をタッチして操作する様が見れる。

だがしかしである!!!
机に手をついて手首だけで操作している現在でも慢性的な肩こりと、筋肉性の頭痛に悩まされて、机上には「アンメルツヨコヨコ」とか「ロキソニン」の安いやつとか置いてるのに腕全体で操作してCADとか画像のオーサリングとかやった日にゃもうこの商売続けられないのは必至である。
ユーザーインターフェースはもっとも操作の負荷が少ないマウスに最適化してほしいよね。

んで、「スタート画面」上で「デスクトップ」という項目をクリックするとやっとデスクトップが登場する。

で・・・。
スタートボタンが無い、アプリケーションの起動方法がわからない、スタート画面への戻り方も、パソコンのシャットダウンすら直感的にわからない!!
設定の変更でなんとかなるのだろうか・・GUIってのは直感的に操作できるというのが設計思想だったはずなのに、マウスポインタを右上とか右下とかに動かすという知らないとできない操作を理解しないと操作できないなんて・・。
製品リリース版は設定でこれまでのUIも使えるようにできるといいけどね。