「ハチはなぜ大量死したのか」を読んで環境問題を考える

ミツバチが突然いなくなり、世界中でミツバチの蜂群崩壊症候群(CCD)が発生している。
携帯電話などの電波、ネオニコチノイド系農薬説、ダニ、過労死等様々な視点から問題を投げかけるが、どの問題もCCDの直接原因となっているかは不明。、
ただ、確実に言えるのは、自然のライフサイクル崩壊が一歩ずつ迫っているという現実だ。
どれだけ技術が進化して便利な世の中になっても、どれだけ経済が潤い人々の財産が築かれても、その根底では変わらないものがあり、それを大切にしていかないと全てが無駄になる。現在の人類に対する警鐘を投げかけてくれる内容です。
恥ずかしながらミツバチの生態や植物に対する彼らの影響力を、今まで殆んど知らずにいましたが、本書によってミツバチの必要性や、ライフサイクルなどすごく勉強になりました。
他の方のレビューで頻繁に出てくる「沈黙の春」という環境問題のバイブルがあるので、こちらも是非読んでみたいものである。