ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
はるか未来。
現代世界が半ばおとぎ話となり、世界の様相も国も人種も今とは全く異なる状況になった世界。
空深カナタは、廃墟でトランペットを手にしていた女性兵士と対面する。
喇叭手に興味を抱き、軍に入隊すればトランペットを吹けると勘違いして軍への入隊を決心したカナタは、やがてトロワ州セーズの街の駐留部隊であるヘルベチア共和国陸軍第1121小隊に配属される。
カナタが水かけ祭りの日にセーズで騒動に巻き込まれる所から、物語は始まる。
タイトルがそらのおとしものと被ってるぞ。
本編について
ヒロインの空深 彼方が第1121小隊に着任するところから物語はスタート。
第一話は街の祭りに巻き込まれるというところから、世界観を楽しませようとしているのが伺える。
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』における雑種性――『けいおん!』との類似性を超えて
この調子で戦禍に巻き込まれていくのか?と思いきや…何故かずーーーっと日常パート垂れ流し。
全12話構成なのに8割近くは日常パートだったと言っても過言じゃない。
これに関しては今でも謎。
最終回はBパートだけでもあそこまですっきりとまとめることが出来たのなら、もう少しストーリーの量を増やして行けばアニメ単体でも十分に評価出来たのに…。
日常パートとか無駄な回を絞り込めば4話くらいで収まりそうな感じだった。
多分本筋のシナリオ自体は最初から出来上がっていて、日常パートを無理やり水増ししたんじゃないかな。
伏線も拾いきれてないところがある。
・リオの内輪もめがよく分からない。
・ノエルのシナリオの「ヘルベチアの魔女」や「見えない死神」がなんなのかよく分からない。
・クレハの設定は触れてもいない。
中途半端なところは色々あるし、アニメはかなりの妄想力が必要だと思った。
最初からメディアミックスするつもりで作った作品ならこれくらいで十分なのかなぁ。
構成も隙が無いくらいにきっちり組んでしまったら他に展開することが出来なくなるからね。
最終回で物足りないなんて感情は特になかったけど、印象に残るものもほとんどなかった感じ。
色々なところに作品展開するのなら、このアニメ好きな人にとってはたまらないのだろうけどね。
アニメしか見ない自分としては「まぁ、しょうがないか」という感じで受け止めるしか無かった。
内容が無いといえばそうだけども、メディアミックスするための基盤になるアニメだけで批評するのはお門違いな気がする。
アニメはアニメでも"ソラノヲトの世界の一つ"と捉えて本編を見た方が気楽です。
あと、せっかくあんなキモカッコいい多脚戦車があるのなら、もう少しアグレッシブに動かす機会が欲しかった。
アニメノチカラって?
この作品はテレビ東京とアニプレックスが展開しているプロジェクト「アニメノチカラ」の第一弾作品で、その簡単な概要はというとアニメが原作の作品。
つまり、アニメからメディアミックスを狙った作品展開をしていこうというもの。
普通のアニメだと、漫画・ライトノベル・ゲームのどれかからアニメ制作に移るのですが、このアニメ原作の作品の場合だとメディアミックスしやすいのです。
世界観と設定とキャラクターだけを引き継いで、パラレルワールドとして作品を書けばいいのですからね。
既に漫画版やゲームなどに手を付けていますが、今後もドラマCDやOVA、小説などいろんな方面で名前を見かけることになるでしょうね。
補足
風景の作画だけなら全く文句の付けようが無い。
ラッパは本編できっちりキーアイテムとして描かれているのは良かった。
と言っても彼方の上達レベルが異常に早い気がしたのは俺だけじゃないはず。
けいおんの二の舞になるなんて皮肉もあったけど、若干数マジで買ってる奴いるのな…。
けいおんの堀口にキャラデザが似てるって?
こまけぇこたぁいいんだよ。
ノエルの悠木碧はアキカンのぶど子の子かー。
ダンスインザヴァンパイアバンドとかで一気に名を上げたなぁ。
それにしてもEDのGirls be ambitious.のジャケットの戸松がジュウシマツにしか見えん。
\ / \ / / ̄ ̄ ヽ, / ', / \ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ミヽ / \ / く l ヽ._.ノ ', ゝ \ / /⌒ リ `ー'′ ' ⌒\ \ (  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _) ` ̄ ̄`ヽ /´ ̄ | | −−− ‐ ノ | / ノ −−−− / ∠_ −− | f\ ノ  ̄`丶. | | ヽ__ノー─-- 、_ ) − _ . | | / / | | ,' / / / ノ | ,' \ / / | / \ /_ノ / ,ノ 〈 \ ( 〈 ヽ.__ \ \ ヽ._> \__)