大塚英志(作)/山崎峰水(画)「黒鷺死体宅配便 3」角川ホラー文庫

ネタは三つ、アフガニスタンイラク戦争自殺サークル、自殺の名所の踏切…といったところ。
社会的なトピックをホラーのプロットに取り入れる手つきは、さすがポストモダン・ケレンの名手といったところだけど、この本ではそれぞれヴォリュームとの兼ね合いもあり、あくまで表層的で、クリティカルな感興には至っていない。
かと言って流して読むには、作画が好みじゃなくてね…。