uruya’s diary

夏山登山とツーリング。冬は鉄分多め。

新幹線札幌延伸決定記念 並行在来線および江差線の旅 その3

12:25 函館駅


4175D 江差木古内行 普通 1027江差木古内1130
4011M 新青森発函館行 特急スーパー白鳥11号 1144木古内→函館1222
木古内から特急ワープ。1時間弱を待たないとは軟弱になったものよ…ただし今回は、ワープした目的がほかにある。七飯大沼間を藤城線、大沼森間を本線で走る普通列車にまにあわせるためだ。
森〜大沼〜七飯区間は、ふたつの本線と支線で構成され、8の字を描いている。森大沼間は、駒ヶ岳を中心に、内陸部を走る本線と海沿いを走る砂原線にわかれ、特急は本線、各駅は半々くらいの割合で走っている。もうひとつの支線が大沼七飯間の藤城線だが、これがクセモノ。かなり勾配がきつい本線をパスするために作られたルートで、坂を登る路線、つまり下り線専用。下り特急はすべて藤城線経由だが、各駅の下りはほとんどが本線経由。この支線を各駅で行く機会は、そうそうないのである。
帰りにこのふたつの路線を通ることで、移動ルート地図上には8の字が描かれるはずだ。さらに言えば、長万部から先を千歳経由にすることで、地図上に大中小みっつの輪が描かれることになる。昨夜、予定変更後の計画をたてなおしながらこれを思いついたときは、ナイスアイデア!と思った。

12:31 ゆうみん(尤敏)


函館で昼食。本当は汪さんで、かけチャーハンではなくあえて塩ラーメンを食おうと思っていたのだが、行ってみると、なぜだかわからないが異様な混雑。なにかのメディアに紹介でもされたのだろうか?時間もないし待つ気もないので速攻で退散。途中でみかけた、尤敏の新店舗に入ってみる。
地元の中華料理店だった尤敏だが、移転したのかな?すっかり観光客向けの函館ラーメン店に変わっている。名物だったスイジャンメンは健在だったので、オーダーした。

辛いあんかけラーメン。一言ですべてをあらわすことができる。辛さ耐性強くも弱くもない自分だが、ノーマルでかなりの辛さ。通は辛さを唐辛子の本数で指定するとか。「スイジャンメン5本で」と言えば、唐辛子が5本入るらしい。ノーマルで3本だったかな?熱々のあんが辛さを際立たせていて、辛いもの好きにはたまらない味だろう。
もうひとつの名物は、薄焼き卵で巻いた春巻き。以前はけっこうな値段だったと思ったが、この店では1人前580円での提供。時間があれば春巻きとビールも頼みたいところだったが、泣く泣くあきらめた。
地元密着系から函館塩ラーメンへの転身。時代の流れと言えるだろうが、ちょっと寂しい感じもする。

13:57 凍結した大沼のむこうに望む駒ヶ岳


予定どおりの列車に乗車。江差から函館までは吹雪いていて列車の遅れがあったのだが、函館を離れるとよい天気が広がっていた。ただし吹雪が後を追いかけていたようで、函館方面からの特急の遅れにより、のちのちまでダイヤは乱れがちだった。

14:37 森駅


4835D 函館発森行 普通 1320函館→森1434
森駅に到着。北海道御当地宅配ピザ屋テンフォーの店舗が併設されている。函館発祥のデリバリーピザショップで、Sサイズ700からというお求めやすいお値段での提供。お世話になっております。函館はなぜか御当地ものが発展する土地柄だ。ラキピしかり、ハセストしかり。
森といえばいかめしだが、さすがにこの時間、残っていなかった。いかめし自体はどこでも手に入るけど、阿部商店のいかめしはやはりプレミア感がある。

14:55 駒ヶ岳@オニウシ公園展望台


1時間半の待ち合わせのため、森市街を探索。オニウシ公園に展望台があったので登ってみた。展望台と言っても、らせん階段がついた単なる鉄塔である。あいかわらず、こういう人工建造物に登ると高所恐怖症がすぐに発症する。1000メートル以上の山頂は怖くないのに、たかが数十メートルの鉄塔で腰がひけてかなわない。
展望は見事、の一言。駒ヶ岳と砂原岳がどん、と正面にそびえている。きれいに冠雪した山肌がとても美しい。あの山に登れないというんだから、もったいない。噴火の影響で駒ヶ岳の山頂部は現在も立入禁止が続いている。毎年調査登山が行われているようなので、そろそろ解禁されてもいいのでは… と思っているのだが。

15:04 道の駅 YOU・遊・もり


5号線沿いの道の駅まで出てみた。ソフトクリーム消化のためだが、非常に残念な感じであった。

バニラが売り切れと言っていたから、冬場は仕入れをしていないんだな。要するに去年の売れ残りだ。あたりまえといえばあたりまえだが…冬季のソフトクリームはもうあきらめたほうがよさげ。

22:00 札幌着

2843D 函館発長万部行 普通 1612森→長万部1728
491D 長万部東室蘭行 普通 1737長万部東室蘭1912
447M 東室蘭発苫小牧行 普通 1938東室蘭→苫小牧2041
2845M 苫小牧発札幌行 普通 2050苫小牧→南千歳2110
3975M 新千歳空港発札幌行 快速エアポート213号 2120南千歳→札幌2155
あとはひたすら乗り継いで6時間弱。エアポートはL特急仕様の車両。自由席が満席だったのでUシートの空席にすわり、車内で指定券を購入。
22時をまわると飲食店がほとんど閉店になるため、スーパーで軽食を購入して帰宅。

22:40 自宅着

40時間の旅。今回はさすがに疲れた。

「ころがるにゃ」
あっ、それはおもちゃではありません。ところてん方式に筒から押し出して食す、五勝手屋羊羹という食物です。江差銘菓です。和スイーツ苦手なくせに調子にのって買ってきました。ミニサイズ3本あれば1ヶ月はもちます。
「ころころ」
だからじゃれないでくださいってば。

まとめ


交通費 (11500/5)*2+1310+300
宿泊費 6870
入浴費 420
食費 1400+525+780
酒代 500+289+308+420+268+310
飲物等 120+110+120+609+250+150+110


合計 \19,769-

反省点

・金つかいすぎだって。
・旅先で何を思いつくかわからないので、装備は万全にしたい。

感想等

・みごとに3つの輪が描けたので満足。
・思いつきの観光が思いのほか楽しかった。歩いてるときは死ぬ思いだったが、印象に残る。