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美月雨竜の「感じるな、考えろ」

2018-01-17

小さな子供を見ても辛くない人たち

 子供の声がうるさいかどうかという話ではない。子供の声に関して私は、うるさく感じはするが、子供がある程度うるさいのはしょうがないと諦めている立場である。だが、私が小さな子供を見て辛く感じるのは、単にうるさいからではない。うるさいというなら、車のエンジン音のほうがうるさい。

 小さな子供を見ると、嫌でも「自分が小さな子供だった頃」を思い出す。良い思い出は決して帰ってこないという辛さとして、嫌な思い出は今なお癒えぬ心の傷として。なので、小さな子供というのは、うるさかろうがおとなしかろうが、親との関係が良好そうであろうと、そうでなかろうと、すべて私には辛く感じる。

 子供を見ても「微笑ましい」以外の感情が湧かないというのは、私のように連鎖的に自身の辛さスイッチを押されないということなのだろうか。だとすれば、幼少期に辛いことがなかったのか、はたまた忘れているのか。楽しかった思い出も、ただ「楽しかった」というだけのことでしかないのだろうか。もう二度とやってこない思い出を呼び覚まされて気が沈んだり、いつかくるであろう親との別れなんてことを考えて悲しくなったりもしないのだろうか。

 小さな子供を見ても辛くない人たちというのが、子供はうるさいから邪魔だと怒る人たち以上に私は怖い。そういった人たちにとって、私が常に感じているような「辛さ」はおそらく無縁だろうし、だとすればこちらの事情などお構いなしに「子供って可愛いものだ」という単純な綺麗ごと(あえてそういう言い方をさせてもらう)を押し付けてきそうだからである。

2018-01-14

被害者であることすら気づけないのなら、加害者であることに気づけるはずもない

 小学5年生の頃の話だ。学校行事のキャンプで、夜に肝試しが行われた。児童たち勝手なやんちゃ行為ではなく、2人1組で決められたコースを進む、学校側で用意した毎年恒例のレクリエーションである。開始前の説明で、教師の1人が、私語を慎まないと呪われるだかお化けが出るだか、詳しい内容は忘れてしまったが、とにかくそういった内容の話をした。当然、5・6年生ともなれば、そんな話を信じる者もおらず、自分の順番が回ってくるまでの間、ほとんどのクラスメイトたちは勝手気ままにじゃれあったりしていて、私もそんな連中から輪に加わらないかと名前を呼ばれた。だが、私は黙ったままで、聞こえないふりをした。他の連中はそんな私に対し「あいつ、怖いのか?(ネット的な書き回しだと、ここに「www」がつく)」と蔑んだ。たしかに怖かったのだ。ただし、呪いでもお化けでもなく、教師に怒鳴られることが、だ。

 その後、騒いでいた連中が教師からカミナリを落とされたかどうかは知らない。だが、肝試しの終了後に私を怖がりと馬鹿にする者はいなかったので、どうも見えないところで叱られていたのではないかと思う。だが、開始前に私のことを馬鹿にしていたのは事実で、私はそんなクラスメイトたちに大きく失望した。小学5年生にもなって、先程の教師の発言が「騒ぐな」という遠回しなメッセージであることに気づけないこと、そんなこともわからずに他人を馬鹿にすること。

 さて、正月気分がようやく抜け始めた頃かと思われるこんな時期に、なぜ夏の風物詩である肝試しの話なんぞをしたのかというと、これは成人式に参加するかどうかという話につながっていくからである。今年は「はれのひ騒動」もあったせいか、例年よりも成人式の話題が多く耳に入ってきた。

 私は成人式には参加していない。どころか、同窓会にも、母校の閉校式にも出席していない。私には、こういった行事が「無自覚な加害者の巣窟」に思えてしょうがないからだ。もちろん、全てがそうではないだろうが、成人式や同窓会に平気で参加できるということは、そこで自分を虐げる者などいないし、自分に復讐しようとする者もいないと判断できているからだろう(あるいは、それらの危険性を踏まえたうえでも参加しなければならない理由があるのかだ)。私には、とんでもなくおめでたい思考だと思えてしまう。

 肝試しの話だけをもってしても、私は連中に馬鹿にされたことを今でも忘れていないし、逆に「5・6年にもなって上記のような教師の遠回しな注意にも気づけない連中」だと私が連中のことを心の中で馬鹿にしてしまっていたことを見透かされている可能性にも目を背けることはできない。

 1991年の同窓会大量殺人未遂事件のことを知ってなお、加害も被害も「昔のことだから」と忘れてしまえるというのは、「おおらか」で済む話ではないと思う。

2018-01-10

年末年始は恋愛と同じくらい身体に悪い

 知っての通り、年末年始、特に正月というものは身体に悪い。「そんな話は聞いたことがない」という人は、七草粥の由来について調べてみよう。しかし、胃腸を中心とした不調以外にも、この時期は身体に悪いこと尽くしである。

 中でも特に私を苦しめるのは、人類に時の流れを自覚させようと暗躍する「12月の卵持ちげんごろう」という組織である。奴らは、あらゆるメディアに潜り込み、「もう今年は終わりますよ」「さあ、新しい年ですよ」と唱え続け、人々の意識を時の流れというものに向けさせる。人生がうまくいっている人には、さほどの影響はないが、人生がうまくいっていない人にとって、これは下手をすると命にかかわってくる。そもそも、よほどのタフか無神経でない限り、人間というのは時の流れにあまり意識を集中させ過ぎると割と簡単に発狂してしまう生き物のはずなのである。自信満々に「無神経ではない!」と言えはしないが、そう言えてしまう人間よりは無神経ではないはずだし、なにより「タフ」という言葉からほど遠い存在であることだけは確かな私など、「時の流れ」という言葉を聞いただけで、脈拍に明らかな異常が生じる。このブログ喘息の発作のような症状と闘いながら必死に書き記しているのである。

 ゆえに、2018年も始まったばかりだというのに、美月雨竜氏は「12月の卵持ちげんごろう」たちの攻撃によって満身創痍である。それもこれも、「12月の子持ちげんごろう」たちの思惑通り、2018年なんぞが始まってしまうからいけないのである。しかし、有史以来、様々な哲学者科学者思想家夢想家、宗教家などが「12月の卵持ちげんごろう」と闘い続けているが、誰一人として勝利をおさめた者はいない。そんな相手に貧弱もやし妖怪が敵うはずもなく、とりあえずは頭痛薬を買っておかないとなあ、と思って、もそもそと家を出て、半分は優しさで出来ているというあの薬を探し求めて、試される大地をさまようのであった。

2018-01-07

2017年の30選/20選

 2017年に発表された各ジャンルにおける作品の個人的30選/20選。



【2017年の海外音楽アルバム30選】
  アート・ファインマン『Blast Off Through The Wicker』
  アート・リンゼイ『ケアフル・マダム』
  アルカ『アルカ』
  エド・シーラン『÷』
  エメル『人間(インサン)』
  カート・ローゼンウィンケル『Caipi』
  Kapela Maliszów『Wiejski Dżez』
  キャロライン・セッズ『50,000,000 Elvis Fans Can’t Be Wrong』
  ケイトリン・アウレリア・スミス『ザ・キッド』
  ケンドリック・ラマー『ダム』
  サンダーキャット『ドランク』
  ジョー・ヘンリー『Thrum』
  ジョン・ゾーン、メアリー・ハルヴォーソン『Paimon:Book of Angels 32 Import』
  セイント・エティエンヌ『Home Counties』
  ダックテイルズジャージーの悪魔』
  チン・ベルナルデス『Recomecar』
  ニコラス・ケルゴヴィッチ『イン・アン・オープン・フィールド』
  Hiba Tawaji『30』
  ビョークユートピア
  ピンク・マティーニ『ジュ・ディ・ウィ!〜ピンク・マティーニの素晴らしき世界』
  ファーザー・ジョン・ミスティ『ピュア・コメディ』
  ファビオ・カラムル『Dó Ré Mi Fon Fon』
  ブライアン・アンド・ザ・アードバークス『Sounds From The Deep Field』
  ブルーノート・オールスターズ『アワー・ポイント・オブ・ビュー』
  ペンギン・カフェ『The Imperfect Sea』
  ボブ・ディラン『Triplicate』
  マグネティック・フィールズ『50ソング・メモワール』
  マット・ミッチェル『A Pouting Grimace』
  ラ・マンバネグラ『El Callegueso Y Su Mala Maria』
  ローラ・マーリング『センパー・フェミナ』

Recomeçar

Recomeçar

Sounds from the Deep Field

Sounds from the Deep Field





【2017年の国内音楽アルバム30選】
  あがた森魚&はちみつぱい『べいびぃろん(BABY‐LON)』
  VIDEOTAPEMUSIC『ON THE AIR』
  遠藤賢司『けんちゃんのピアノ画』
  及川光博『FUNK A LA MODE』
  岡崎体育『XXL』
  Okada Takuro『ノスタルジア
  キセル『The Blue Hour』
  GLIM SPANKY『BIZARRE CARNIVAL』
  桑田佳祐『がらくた』
  けもの『めたもるシティ』
  児玉真吏奈『つめたい煙』
  コーネリアス『Mellow Waves』
  佐野元春&ザ・コヨーテバンド『MANIJU』
  さよならポニーテール夢みる惑星
  水曜日のカンパネラSUPERMAN
  スカート『20/20』
  台風クラブ『初期の台風クラブ
  DAOKO『THANK YOU BLUE』
  竹中直人『ママとカントリービール』
  環ROY『なぎ』
  東郷清丸『2兆円』
  新野将之『スネアは唸り、そして飛翔する』
  半田健人『HOMEMADE』
  PUNPEE『MODERN TIMES』
  姫乃たま『もしもし、今日はどうだった』
  細野晴臣『Vu Jà Dé』
  みゆはん『自己スキーマ
  mei ehaea『Sway』
  矢野顕子『Soft Landing』
  V.A.『『けものフレンズ』ドラマ&キャラクターソングアルバム「Japari Cafe」/キャラクターソングアルバム「Japari Café2」』

つめたい煙

つめたい煙

夢みる惑星

夢みる惑星

HOMEMADE

HOMEMADE





【2017年の国内音楽シングル曲20選】
  上坂すみれ踊れ!きゅーきょく哲学
  HKT48『バグっていいじゃん』
  NGT48『世界はどこまで青空なのか?』
  小沢健二『流動体について』
  小沢健二SEKAI NO OWARIフクロウの声が聞こえる』
  カントリー・ガールズ『Good Boy Bad Girl』
  きゃりーぱみゅぱみゅ『原宿いやほい』
  欅坂46『不協和音
  さよならポニーテール『センチメンタル』
  DNCE×SEKAI NO OWARI『ホロウ』
  どうぶつビスケッツ×PPP『ようこそジャパリパークへ
  Doughnuts Hole『おとなの掟』
  TOKIO『クモ』
  中島みゆき『慕情』
  乃木坂46インフルエンサー
  のん『スーパーヒーローになりたい』
  Perfume『If you wanna』
  BiSH『プロミスザスター』
  福山雅治『聖域』
  松山千春『初雪』
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小沢健二 - 「流動体について」MV
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小沢健二SEKAI NO OWARIフクロウの声が聞こえる』短篇 Ozawa Kenji & Sekai No Owari “I Hear an Owl” Short
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のん - スーパーヒーローになりたい(ショートバーション)【official music video】



【2017年の海外映画20選】
  アキ・カウリスマキ希望のかなた
  アレハンドロ・ホドロフスキー『エンドレス・ポエトリー
  イリヤ・ナイシュラー『ハードコア
  ウディ・アレン『カフェ・ソサエティ
  エドガー・ライトベイビー・ドライバー
  エミール・クストリッツァオン・ザ・ミルキー・ロード
  グザヴィエ・ドラン『たかが世界の終わり』
  クリストファー・ノーランダンケルク
  ジム・ジャームッシュ『パターソン』
  ジャファル・パナヒ『人生タクシー』
  ジョン・キャメロン・ミッチェルパーティで女の子に話しかけるには
  ダニエル・エスピノーサ『ライフ』
  ドゥニ・ヴィルヌーヴブレードランナー2049』
  トラヴィス・ナイト『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
  ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン『ゴッホ〜最期の手紙〜』
  ドン・ハーディ『めだまろん ザ・レジデンツ・ムービー』
  ポール・バーホーベン『エル ELLE』
  ヨン・サンホ『我は神なり』
  ラリー・チャールズ『オレの獲物はビンラディン
  ロバート・グリーン『ケイト・プレイズ・クリスティーン』
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映画 『ブレードランナー 2049』 特報
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映画『めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー』予告篇
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『ケイト・プレイズ・クリスティーン』日本版予告編



【2017年の日本映画20選】
  青木克齋『光と禿』
  入江悠『ビジランテ
  内田俊太郎74歳のペリカンはパンを売る。
  大石規湖『MOTHER FUCKER』
  大九明子『勝手にふるえてろ
  小林勇貴『全員死刑』
  酒井麻衣『はらはらなのか。』
  島田角栄『ヴィヴィアン武装ジェット』
  瀬々敬久『なりゆきな魂、』
  永井聡『帝一の國
  長久允『そうして私たちはプールに金魚を、』
  庭月野議啓『仁光の受難』
  福田雄一『銀魂』
  FROGMAN『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』
  堀禎一『夏の娘たち〜ひめごと〜
  村瀬修功虐殺器官
  森ガキ侑大おじいちゃん、死んじゃったって。
  山下敦弘松江哲明『映画 山田孝之3D』
  湯浅政明夜明け告げるルーのうた
  湯浅政明夜は短し歩けよ乙女
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松井玲奈出演/映画『はらはらなのか。』予告編
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『そうして私たちはプールに金魚を、』予告編A -And so we put goldfish in the pool.(TRAILER)
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映画『夜明け告げるルーのうた』PV映像



【2017年の海外小説20選】
  アダム・ロバーツ『ジャック・グラス伝 宇宙的殺人者』
  アメリア・グレイ『AM/PM』
  エドワード・ケアリー『穢れの町』/『肺都』
  エミール・クストリッツァ『夫婦の中のよそもの』
  キャサリン・ダン『異形の愛』
  クリストファー・プリースト『隣接界』
  G・ウィロー・ウィルソン『無限の書』
  ジグムント・ミウォシェフスキ『怒り』
  ジョン・アーヴィング『神秘大通り』
  ステファン・グラビンスキ『火の書』
  チゴズィエ・オビオマ『ぼくらが漁師だったころ』
  陳浩基『13・67』
  パク・ミンギュ『ピンポン
  ハサン・ブラーシム『死体展覧会』
  ブアレム・サンサル『2084 世界の終わり』
  フランシス・ハーディング『嘘の木』
  ベン・ファウンテン『ビリー・リンの永遠の一日』
  ベン・ラーナー『10:04』
  マイクル・ビショップ『誰がスティーヴィ・クライを造ったのか?』
  ロベルト・ボラーニョ『ムッシュー・パン』





【2017年の国内小説20選】
  赤野工作『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』
  池上永一ヒストリア
  柞刈湯葉『重力アルケミック』
  磯崎憲一郎鳥獣戯画
  岩井志麻子『嘘と人形』
  海猫沢めろん『キッズファイヤー・ドットコム
  小川哲『ゲームの王国』
  川上弘美『森へ行きましょう』
  木下古栗『生成不純文学』
  坂上秋成『モノクロの君に恋をする』
  佐藤究『Ank:a mirroring ape』
  澤村伊智『恐怖小説キリカ』
  品田遊『名称未設定ファイル』
  辻村深月『かがみの孤城』
  筒城灯士郎『ビアンカ・オーバーステップ』
  柾木政宗『NO推理、NO探偵?』
  町田康『ホサナ』
  燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』
  夜釣十六『楽園』
  詠坂雄二『T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか』

キッズファイヤー・ドットコム

キッズファイヤー・ドットコム

ゲームの王国 上

ゲームの王国 上

恐怖小説 キリカ

恐怖小説 キリカ





【2017年のマンガ20選】
  アレクサンダー・ゾグラフ『爆撃地セルビアからの手紙』
  石黒正数それでも町は廻っている』(『公式ガイドブック 廻覧板』含)
  意志強ナツ子『魔術師A』
  石山さやか『サザンウィンドウ・サザンドア』
  売野機子ルポルタージュ
  エイドリアン・トミネ『キリング・アンド・ダイング』
  江本晴『15で少女は、あれになる。』
  衿沢世衣子『うちのクラスの女子がヤバい』
  岡野く仔『彼女は闇を抱えてる』
  黄島点心『黄色い悪夢』
  久野遥子『甘木唯子のツノと愛』
  佐藤明機『パラダイスバード・クロニクル』
  施川ユウキ『銀河の死なない子供たちへ』
  篠原健太『彼方のアストラ
  白井弓子『イワとニキの新婚旅行
  鈴木良雄『フルーツ宅配便』
  タカノ綾『ゼリゐ文明の書』
  服部昇大『日ポン語ラップの美―子ちゃん』
  水上悟志『虚無をゆく』
  宮谷一彦『ライク ア ローリング ストーン』





【2017年のその他書籍(海外)20選】
  アイナ・イエロフ『NYの「食べる」を支える人々』
  アナスタシア・マークス・デ・サルセド『戦争がつくった現代の食卓 軍と加工食品の知られざる関係』
  アラン・デケイロス『サルは大西洋を渡った』
  アンドルー・ラング『夢と幽霊の書』
  アンドレア・ウルフ『フンボルトの冒険 自然という〈生命の網〉の発明』
  ヴァル・マクダーミド『科学捜査ケースファイル 難事件はいかにして解決されたか』
  エリエザー・J・スタンバーグ『人はなぜ宇宙人に誘拐されるのか?自我を形作る「意識」と「無意識」の並列システム』
  カルロ・ロヴェッリ『すごい物理学講義』
  キャスリン・マコーリフ『心を操る寄生生物 感情から文化・社会まで』
  J.D.ヴァンス『ヒルビリーエレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』
  ジェシー・ベリング『なぜペニスはそんな形なのか ヒトについての不謹慎で真面目な科学』
  ジョシュア・ハマー『アルカイダから古文書を守った図書館員』
  ジョン・ハンケ『ジョン・ハンケ 世界をめぐる冒険』
  スキップ・ホワンズワース『ミッドナイト・アサシン アメリカ犯罪史上初の未解決連続殺人事件
  スージー・ホッジ『5歳の子どもにできそうでできないアート 現代美術100の読み解き』
  ダグラス・プレストン『猿神のロスト・シティ 地上最後の秘境に眠る謎の文明を探せ』
  トマス・リッド『サイバネティクス全史 人類は思考するマシンに何を夢見たのか』
  リチャード・バーネット『描かれた手術 19世紀外科学の原理と実際およびその挿画』
  レイモン・ドゥパルドン『さすらい』
  ロクサーヌ・ゲイ『バッド・フェミニスト





【2017年のその他書籍(日本)20選】
  赤坂憲雄『性食考』
  麻田浩『麻田浩 静謐なる楽園の廃墟』
  荒川佳洋『「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝』
  稲田豊史『ドラがたり――のび太系男子藤子・F・不二雄の時代』
  上間陽子『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』
  宇野維正『小沢健二の帰還』
  宇野常寛『母性のディストピア
  嬉野雅道『ぬかよろこび』
  小沢健二と日米恐怖学会『アイスクリームが溶けてしまう前に』
  熊田陽子『性風俗世界を生きる「おんなのこ」のエスノグラフィ』
  佐藤雅彦『新しい分かり方』
  根津孝太『カーデザインは未来を描く』
  野中モモばるぼら『日本のZINEについて知ってることすべて 同人誌、ミニコミ、リトルプレス 自主制作出版史1960〜2010年代
  のん『創作あーちすとNON』
  ばるぼらさやわか『僕たちのインターネット史』
  細野晴臣『映画を聴きましょう』
  前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』
  みうらじゅん『人生エロエロだもの』
  安田理央『巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたか』
  風来堂(編)『ダークツーリズム入門 日本と世界の「負の遺産」を巡礼する旅』

母性のディストピア

母性のディストピア

ぬかよろこび

ぬかよろこび





【2017年のテレビ/配信ドラマ20選】
  NHK『お母さん、娘をやめていいですか?』
  NHK『空想大河ドラマ 小田信夫』
  NHK『ひよっこ
  NHK『4号警備』
  日本テレビ『架空OL日記』
  TBS『カルテット
  TBS『監獄のお姫さま
  テレビ朝日『相棒(2017年放送分)』
  テレビ朝日『99%ノンフィクション
  テレビ朝日『最後の同窓会』
  テレビ朝日ドクターX〜外科医・大門未知子〜
  テレビ朝日『トットちゃん!』
  テレビ朝日やすらぎの郷
  フジテレビ『刑事ゆがみ』
  フジテレビ『ぼくは麻里のなか』
  テレビ東京『SR サイタマノラッパー〜マイクの細道〜』
  テレビ東京『黒い十人の秋山』
  テレビ東京バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』
  テレビ東京山田孝之のカンヌ映画祭

架空OL日記 DVD-BOX

架空OL日記 DVD-BOX

カルテット DVD-BOX

カルテット DVD-BOX





【2017年のテレビ/配信アニメ20選】
  『亜人ちゃんは語りたい
  『アリスと蔵六
  『いぬやしき
  『終物語(下)』
  『けものフレンズ
  『小林さんちのメイドラゴン
  『サクラクエスト
  『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?
  『少女終末旅行
  『昭和元禄落語心中‐助六再び篇‐』
  『正解するカド
  『セントールの悩み
  『ハンドシェイカー
  『ファイアボール ユーモラス』
  『宝石の国
  『メイドインアビス
  『幼女戦記
  『Re:CREATORS』
  『リトルウィッチアカデミア
  『龍の歯医者

「龍の歯医者」 Blu-ray 特別版

「龍の歯医者」 Blu-ray 特別版





【2017年のテレビ/配信バラエティ20選】
  NHK『ブラタモリ
  NHK Eテレねほりんぱほりん
  NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』
  NHK BSプレミアム小林賢太郎テレビ9「裏と表」』
  NHK BSプレミアムフランケンシュタインの誘惑』
  NHK BSプレミアム『笑う洋楽展』
  TBS『クイズ☆正解は一年後』
  テレビ朝日さまぁ〜ず×さまぁ〜ず
  テレビ朝日タモリ倶楽部
  フジテレビ『真夜中』
  テレビ東京『緊急生放送!山田孝之の元気を送るテレビ』
  テレビ東京モヤモヤさまぁ〜ず2
  札幌テレビ放送1×8いこうよ!
  札幌テレビ放送『年末洋二の部屋’17』
  北海道テレビ『ば』
  北海道テレビハナタレナックス
  北海道放送『あぐり王国北海道NEXT』
  TOKYO MX/BS11『上坂すみれのヤバい○○
  AbemaTV『稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます「72時間ホンネテレビ」』
  GYAO!『輝け!! 第20回みうらじゅん賞
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10/6深夜「緊急生放送!山田孝之の元気を送るテレビ 」PR動画
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年末洋二の部屋'17第一弾「指輪」完全版【STV】
https://gyao.yahoo.co.jp/special/miuraaward/
輝け!! 第20回みうらじゅん賞





 個別の感想などは、いずれ(書く元気があれば……)。ゲームや演劇も20作選べるくらい観賞したいのだけれど、なかなかそうもいかない(ゲームはじっくりプレイするタイプなので、特にRPGなんかだとクリアまで時間がかかってしまうし、演劇は主に在住地域的な問題が大きい)。ああ、上記ジャンル以外では、やっぱりこれだね↓
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 さまぁ〜ずと『水曜どうでしょう』によって辛うじて生きていけています。

2018-01-03

回復せよ、2018

 2017年くんは、大人になるどころか、子供のように(主に精神面で)無茶をしたあげく、ぽっきりと折れてしまって、延々と横になるはめになった。そして、横になったまま、その姿を「2018年くん」へと変えた。2018年1月3日、午前9時30分現在も、横になったままである。

 2018年くんが、2018年のうちに再び立ち上がることができるかどうか、誰にもわからない。ある筋によると、再起できる可能性は、だいたい宝くじの2等が当たる確率と同等だという話もある。

 2018年くんの保護者を務める美月雨竜氏は、数年前から、発売される宝くじを最低3枚は購入するようにしている。これは、それぞれの宝くじを1枚ずつ資料として保存しておくためである(ご存知のように、宝くじは毎度デザインを変えている)。3枚すべてが下から2番目の当選金額以上になることなど、特に運に恵まれているわけでもない美月氏には大当たりすることと同じくらいあり得ないことなので、最低3枚購入しておけば、こころおきなく1枚は保存しておけるだろうという考えである。実際、昨年12月31日が抽選日だった3種の宝くじも、それぞれ3枚ずつ購入してあったが、7等(当選金額300円)が2枚あっただけだった。

 そんな美月雨竜氏が面倒をみている2018年くんが、2018年のうちに再起するのは、かなり困難だといえる。残念なことに、美月氏や2018年くんを援助しようという声も聞こえてこない。せめて、2018年くんが、「2018年」という時代そのものに大きな影響を与えるのならば、援助の声もあがりそうなものだが、2018年くんは、美月氏にとっての2018年にしか影響を与えないため、人類にとってはどうでもよい存在なのである。

 このままでは、2018年くんが2019年くんに変身できるかどうかすら危ういが、それで世界がどうこうするわけでもないので、2018年くんと美月雨竜氏は目にうっすらと涙を浮かべながら、ひたすら自然治癒力がどうにかしてくれることを祈って横になりつづけるのである。