Hatena::ブログ(Diary)

美月雨竜の「感じるな、考えろ」

2017-10-18

静養日記33 〜リツイートすることによって元ツイートの魅力が損なわれてしまうのなら人は沈黙せねばならないと言っても過言ではないのだ!〜

 ちょっと前まで、我が北海道が誇るアホ……否、偉大なるテレビ局「HTB」さんが、オダギリジョー主演の映画『エルネスト』の公開が近かったからなのか、昼間から『時効警察』を再放送していた(ちなみに、『時効警察』の再放送が終了してから少し経つと、今度はテレビ東京系のTVHさんが『山田孝之の東京都北区赤羽』を昼の12時半から再放送するという暴挙に出ていた)。第1シーズンの放送は2006年なので、もう11年前のドラマなのだなあ、と時の流れの恐ろしさを感じつつも、静養中の身であることを存分に活用して楽しませてもらっていた。

 ただ、残念なことに、いくら待っても第2シーズンである『帰ってきた時効警察』の再放送はされず(そういえば、ちょっとやらかしてしまった方がゲスト出演した回があったような……)、消化不良を起こした私は、だいぶ前に購入してあった両シーズンのDVD‐BOXを引っ張り出してきて、身体に無理の出ないペースで再観賞をはじめたのだった。ただし、そのことはツイッターでは一切呟いていない。理由は今回のタイトルとも繋がるが、それなりの理由があったのだ! とだけ言っておく。

 というわけで、『時効警察』の面白さに時効があるか否かは熊本さん……ではなく、あなた次第だと言っても過言ではないのだ!

時効警察 DVD-BOX

時効警察 DVD-BOX


帰ってきた時効警察 DVD-BOX

帰ってきた時効警察 DVD-BOX


2017-10-15

静養日記32 〜スケートリンク 君を僕は呪う〜

 小学生の頃に使用し、それ以降は離れの物置の片隅に転がされていたスケートシューズが700円に変わった。先々週、なんとなく立ち寄ったリサイクルショップで、中古のスケートシューズがそこそこの値段で売られているのを見て、我が家の忌まわしきあのシューズも1円にでもなれば、と思い持っていったら、もう少しで野口英世先生の御尊顔を拝めるという金額になってくれた。刃も結構錆びていたし、なにより放置されていた状態から考えると、これはかなりの儲けもので、はじめてあのスケートシューズが私にとって良い結果をもたらした。

 なにゆえ、これほどスケートシューズに対する印象が悪いのかというと、私の小学校時代のスケート指導に対する怨みゆえであり、当時のスケート指導を牛耳っていたと思われる一部の父兄や青年部の連中のことを、私はいまだに呪い続けているし、700円と引き換えにリサイクルショップが商品として仕入れたあのスケートシューズには、当時の私の怨念が染み込んでいるはずで、ひょっとしたら呪いのアイテムを売りさばいてしまったのではないかという思いもなくはないのだが、買う人がいるかどうかもわからないし、なによりそんな非科学的な事態はもたらさないであろう。

 それにしても、中古のおかもちが3個も売られていたのは、なんだったのだろう。どこかの閉店した飲食店から流れてきたものなのだろうか。

2017-10-11

静養日記31 〜神奈川では11月でも半袖で歩いていた〜

 暑がりの私でも寒いと感じる日になってしまい、耐え切れずストーブまで使用する。こまめにユースキンを手に塗りたくらなければ、すぐにひび割れて、そこらじゅうに血痕を残してしまう季節になってきた。

 この時期になると、虫嫌いの私でも憐れみを感じてしまうほど元気のない虫たちと出くわすことが多くなる。簡単に手で捕まえられそうなハエや、縮こまって固まっている半冬眠状態のクモなどである。彼らの姿を見て、「ああ、冬が来るなあ」と鍋の支度などをしてみるのが、北海道での私の恒例行事である。

 というわけで、本日の夕食は鍋である。鍋に入れるキノコは舞茸派である。

2017-10-08

静養日記30 〜秋ナスに嫁を食わすな〜

 昼食にナスを焼いていると、ふと10年ほど前に亡くなった父方の伯父のことを思い出す。伯父は教員だったのだが、料理がまったくできず、というかいわゆる「男子厨房に入らず」な人で、それどころかポットや電子レンジすら使えない人であったらしい(らしい、というのは、亡くなってからはじめてそんな話を聞かされたためである)。目玉焼きは料理じゃない、なんて話ではなく、伯父はカップ麺インスタントコーヒーすら作れない人だったのである。

 かつて、腐れ縁のお嬢が「料理って言うから、面倒なことを想像するんじゃないの? 加熱による殺菌・殺虫って言い換えれば、男子厨房にとかわけのわからないこと言ってるような連中の何パーセントかは動かせるんじゃないの? 味なんて、どうせ繊細な舌なんか持っちゃいないんだから、塩と胡椒と醤油かなんかでごまかしとけばいいじゃない。そういう食生活で身体壊したとしても、こっちの知ったことじゃないし」と言っていたが、伯父はおそらくその「何パーセントか」には含まれない人種だったのではないかと思う。

 伯父がもし、もっと長生きして、一人で生活することになっていたら、どうなっていただろうと考える。さすがにコンビニで弁当を買うことくらいはできたようなので、金銭的に困窮さえしなければ、餓死してしまうことはなかったと思うが、そこまで生活能力のない伯父が一人で暮らす家というのは、ゴミ屋敷状態になっていたかもしれない。父は伯父と不仲だったようだが、幸いというべきか、死後にゴミ屋敷の片付けという面倒を背負わされることはなかった。

 私は少量の塩・胡椒で味付けした焼きナス、そして、白米とインスタントみそ汁、ほうじ茶による昼食を静養中の身らしく、ゆっくりといただいた。ゴミ屋敷云々という話は、今になって考えたことであり、食欲を失ってしまうこともなかった。もう少し、肌が丈夫であれば、洗い物の際に毎度毎度ゴム手袋を使う必要もなかったのだろうけれど、こればかりは仕方ない。伯父は私より肌は丈夫だったであろうから、その部分くらいは受け継いでも良かったかもしれない。

 追記:「秋ナスに嫁を食わすな」だと『キラートマト』っぽい感じである。

2017-10-04

静養日記29 〜だって、私は木じゃねえから〜

 風の強い日に窓の外の景色を眺めていると、いやあ木というのは本当に丈夫だなあ、などとありきたりなことを考えたりもするのだが、しかし、私は「人もあの木のようにたくましく生きなければならない」などという浅はかなことは思ったりしない。

 だって、私は木じゃねえから。

 そりゃあ、木ってやつは、ちょっとやそっとの風ではへし折れたりしないし、かなり強い風でも、うまいことしなってみせて風からの攻撃をやり過ごしたりと、非常にたくましい。だが、そんな木だって限界がくればへし折れるのである。

 それに、たとえば鉄板なんかが木に勢いよくぶつかっても、そう簡単に木がちょん切れてしまうことはないのだが、これが人間だとそうはいかない。私は幼少時から、『ジャンク』や『デスファイル』といった、いわゆる悪趣味系のビデオなんかに興味を抱いてしまういけない子だったのだが、それゆえに、人間の身体が割と簡単にちょん切れたり潰れたりしてしまうということを、「そういう悪趣味なものをわざわざ見ようとは思わないッスねえ」などとわざわざ公言したがるような御方よりも、おそらくしっかり理解している。理解しているからこそ、あれこれ余計なことを考えて不安になって、静養するはめになっているともいえる。

 私が木であれば、まだまだ折れずにそびえ立って、そろそろ紅葉かという時期だったのかもしれないが、私は木ではないので、割と簡単に折れてしまった。ゆえに本日も静養なり、なのである。

ジャンク 死と惨劇 [DVD]

ジャンク 死と惨劇 [DVD]