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美月雨竜の「感じるな、考えろ」

2014-03-30

『世にも奇妙な物語』に関して、あれこれと

 『世にも奇妙な物語』が好きである。
 大元とも言える『ミステリー・ゾーン』や『ヒッチコック劇場』なんかも好きだが、当然これらは、リアルタイムで鑑賞できていない。幼い頃、あのなんとも言えないテーマ曲に惹かれ、怖い物見たさで観始めたら、実際怖くてトラウマになったり、かと思えば笑わされたりと色々思い出深く、半期に一度の特別編の放送のみとなった現在もなお、たとえハズレ回だったとしても、観続けている。
 オムニバスドラマであるため、『ミステリー・ゾーン』などと比べて、どれが一番面白いかと言われれば、それは各話の出来によるよ、としか言えないのだが、それでも『世にも奇妙な物語』が個人的に特別好きである理由は、勿論上記のように思い出深いせいもあるが、なによりやっぱりタモリさんがストーリーテラーであることが重要で、ロッド・サーリングやヒッチコックタモリさん、どちらが好きかと言われれば、タモリさんなのである。
 『笑っていいとも!』が、明日、最終回を迎えるため、同じフジテレビタモリさんが顔となっている『世にも奇妙な物語』もひょっとしたら……という不安があったのだが、幸い、2014年春の特別編は放送されるようで、既にラインナップも発表された(以下の通り)。


『墓友』
 出演:渡辺えり真野響子
 脚本:吉井三奈子
 演出:松木創

ニートな彼とキュートな彼女』
 出演:玉森裕太木村文乃
 原作:わかつきひかる
 脚本:小澤俊介
 演出:高丸雅隆

『ラスト・シネマ』
 出演:榮倉奈々金子ノブアキ、きたろう
 脚本:小峯裕之
 演出:山内大典

『空想少女』
 出演:能年玲奈入江甚儀、飯豊まりえ、伊藤幸純、ミッキー・カーチス
 原作:おかもと(仮)
 脚本:向田邦彦
 演出:植田泰史

『復讐病棟』
 出演:藤木直人赤井英和
 原作:清水義範
 脚本:高山直也
 演出:石川淳一


 先に不安材料を述べると、ここ数年、ホラーものがどうも今ひとつなので、『墓友』がどうなるかと、女優としてどうも上手いと思えない榮倉奈々が主演の『ラスト・シネマ』あたりだろうか(共演にきたろうの名前があるのは嬉しい。あまり世にもファンの間で語られている印象はないが、きたろう主演の『顔』は傑作だったと思う)。
 前回の「2013年秋の特別編」は、石井克人が演出を担当した『水を預かる』と志賀廣太郎が主演を務めた『人間電子レンジ』があったので、この2作に関しては、もう観る前から期待大だったのだが、今回はそういうのはない。『あまちゃん』は最後まで楽しみまくって観ていたし、能年玲奈も好きだが、それだけに失敗するんじゃないかという不安も大きいわけで…(ミッキー・カーチスが出演するらしいので、そこは期待)。
 玉森裕太に関しては、私はジャニーズに対しては、基本的に不安を持たない。たとえ、今回はまだ演技力不足だったとしても、大抵は2〜3年もすれば、あの事務所の方々は立派に成長するのである(このあいだ、テレビ東京の開局50周年記念番組で、若き日のSMAPのドラマを見たが、本人たちも赤面する酷さだった)。
 藤木直人は、『あすか』の頃は全く好きじゃなかったが、『イケ麺新そば屋探偵』あたりから、富におかしな役者になっており(この変貌ぶりは、本性を現しはじめてからの谷原章介に近いものがあると思う。ちなみに、私は『王様のブランチ』のことを、西尾維新の『物語シリーズ』における「阿良々木ハーレム」にちなんで「谷原ハーレム」と呼んでいる。そういう番組だと思う、あれは)、今回一番期待している。
 まあ、いずれにしても、観てからのお楽しみということで。


 さて、ここからが本題なのだが、多くのファンがそうであると思うのだが、このドラマに主演してほしい役者というのを私はよく想像している。いくつかパターンに分けて、ちょっとその想像、というか妄想を書き散らしてみようかと思うのだ(当然、脇役での出演はともかく、まだ主演はしてない役者に限る)。


1.ずっと主演を待ち望んでいる演技派俳優、人気俳優

 これは、まあ期待するのは当然な枠である。よほど話が酷くない限りは、面白くなる可能性大なわけだからね。
 ここ最近で言うなら、『耳かき』の浅野忠信と『AIRドクター』の小栗旬だろうか。小栗旬なんて、人気度合から考えて、もう『世にも』での主演は無理かなあと思ったりもしたのだが、やってくれた。しかもアタリ回だった。
 その点から考えて、私が真っ先に浮かべる名前は、堤真一だ。この人は、少し前までは、サブ監督の映画の常連というちょっとマニアックな印象の役者だったのだが、いつの間にか大人気になってしまい、その分、「世にも」の主演への可能性は低くなってしまった気がする(そういう意味で、松嶋菜々子が主演を務めたタイミングって、凄く良かったと思う。今だと、たぶんちょっと難しい)。個人的には、コメディ系への主演を期待する(この枠は、コメディ系への期待が大きい。笑いが一番難しいわけだし)。
 次に浮かぶのは、道産子なら多くが主演を待ち望んでいるであろう大泉洋。我らが大泉大先生には、コメディよりも、ミスター監督の『river』やどうでしょうドラマ『四国R‐14』のような、陰のある感じの役で、ブラックでホラーな話で魅せてほしい。
 待ち望んでいるという点では、唐沢寿明もまだ主演回がない。三上博史江口洋介渡部篤郎は主演済みだが、この人はまだないのだ。あと、浅野忠信が主演を務めたのだから、永瀬正敏伊勢谷友介にも期待したい(永瀬正敏は、国生さゆり主演の『プレゼント』に出演はしている)。
 このところ、主演作も増えてきた役者なら、長谷川博己北村一輝加瀬亮佐々木蔵之介上川隆也田辺誠一あたりも、主演が決まった段階で「絶対面白いはず」と思えそうだ。特に長谷川博己なんて、あれほど「世にも」向きな役者もいないんじゃないかと思う。
 純粋な「俳優」ではないが、野口五郎福山雅治もずっと主演しないかなあと思っている。玉置浩二は二度も主演作があるんだがなあ…。まあ、福山雅治の主演は難しいのだろうが、私はぜひ福山主演で川原由美子の『観用少女』の一編を映像化してほしいのだ(人形屋の役は、及川光博あたりで)。


2.トレンディなあの人の奇妙な話

 前回で言えば『ある日、爆弾がおちてきて』の松坂桃季。あとは、まあジャニーズ枠と言ってもいい。
 ジャニーズ勢だと、SMAPは全員2度以上主演しているのだが(脱退した森且行も主演している)、嵐、TOKIOV6には、未主演者が結構いる。嵐だと二宮和也相葉雅紀がまだ主演していないし、TOKIO城島茂松岡昌宏(前述の森且行主演回でダブル主演扱いだったはず)以外、V6にいたっては、イノッチ以外は出演すらしていないはずである。嵐の残り2人、長瀬智也、個人的にファンである坂本昌行の主演回はぜひ見てみたい。そういえば、KinkiKidsも堂本光一主演作しかない。ぜひ、堂本剛には福田雄一と組んで主演してほしい。
 ジャニーズ以外だと、向井理は、戸田恵理香主演の『これ……見て……』に出演しているものの、まだ主演はない。私は、前から向井君は、とんでもない悪役も似合うんじゃないかと思っているので、ファンが引くような話に出てほしい。『あまちゃん』の、どうにも頼りなさが隠せない種市先輩役で人気となった福士蒼汰の主演も、今回結構強く予想していた(まあ、予想を通り越して能年玲奈が主演を務めることになったのだが)。なんか、すごく可哀そうな目に遭うのが似合いそうである。他には、『Q10』での好演が忘れられない佐藤健も良いなあ、と。



3.大御所の意外な一面

 松平健の『通算』、津川雅彦の『地獄は満員』、石坂浩二の『夢の検閲官』、山崎努の『自殺悲願』、菅原文太の『ガード下の出来事』……大御所俳優の奇妙な話は、私が特に待ち望んでいるジャンルの一つである。古くは、下條正巳大滝秀治なども主演している。
 今回特に期待していたのは、『リーガルハイ』のなんでもできる服部さん役が意外なほどはまっていた里見浩太郎だ。ぜひ、次回は主演してほしい。最近はソフトバンクの犬役までこなす北大路欣也も、犬がアリなら「世にも」だって当然アリだろうと思う。市村正親は、『笑っていいとも!』に出演した際、自ら「やりたいんですよ」と言っていたので、きっと近いうちに見れるのではないかと思う。
 沢田研二萩原健一堺正章といったGS上がり勢も魅力的。ショーケンはちょっともう難しいのかもしれないけど、見たいなあ。難しいと言えば、『相棒』が人気すぎて、水谷豊の主演も可能性は低いのだろうけど、なんとか実現してほしい。まあ、高倉健に関しては、実現性なんてほぼゼロだろうけど、渡哲也ならなんとかなるんじゃないかと…。


4.名脇役に主役の座を

 私が「世にも」で最も期待しているのは実はコレ。前回の志賀廣太郎をはじめ、それまで主演作はほとんどなかった名バイプレイヤーたちを、「世にも」はかなり主演として登場させている。堺雅人のドラマでの初主演作も「世にも」だったし、小日向文世は二度も主演している。ちょっとアート寄りな映画での主演はあっても、ドラマ主演はほぼなかった西島秀俊も人気作『過去からの日記』で主演しているし、岡本信人金田明夫といった本当に主役なんてやらないような方々の主演作もある。小野武彦主演の『ダジャレ禁止令』や大杉漣主演の『夜汽車の男』、香川照之主演の『マンホール』は名作だと思うし、単独主演ではないものの、升毅は『壁の小説』で最高に気持ち悪かったし、渡辺いっけいも『家族会議』でさすがの芝居を見せてくれた(あの話、いっけいさんが出てなかったら、内容的に私は見てられなかったと思う。子役はかなりダメだったと思うし)。
 さきほど大泉洋の話はしたが、同じTEAM‐NACS安田顕戸次重幸は期待大。特にヤスケンは、存在自体が奇妙なのだから、ヘタすりゃ彼の日常のドキュメントでも充分に「奇妙な物語」足り得るんじゃないかと…。
 『相棒』のスピンオフ映画で、ついに主演を務めた六角精児川原和久も、「世にも」での主演を見てみたい。小市慢太郎佐藤二朗遠藤憲一神保悟志高杉亘なんかも、バラエティへの出演も増えてきているので、ぜひ主演してほしい。
 バラエティへの主演の増加という点では、今回特に期待していたのは、鈴木浩介だ。なにせ、月1とはいえ、「いいとも」のレギュラーである。トリを務めたって良かったはずだ。
 他にも、温水洋一國村隼塩見三省木下ほうか山本浩司新井浩文山中崇池田鉄洋光石研神保悟志田中哲司津田寛治田中要次などなど、この枠は挙げだすとキリがない…。


5.お笑い芸人、歌手、その他異業種俳優

 前々回、『階段の花子』でチュートリアル徳井義実が主演したが、当然と言うべきか異業種俳優枠はあまり多くない(「人気番組競演編」では、その性質上、ドランクドラゴン塚地武雅FUJIWARA藤本敏史、さらには三谷幸喜主演作まであったが、通常回ではなかなか見られない)。それでも、田中直樹内村光良原田泰造、もっと昔なら関根勤松尾貴史吉村明宏、Mr.ちんなんかも主演していて、結構アタリ回も多いのだが…。
 最終回間際の「いいとも」に突如としてレギュラーとなったとんねるずは、二人とも「世にも」にも主演していない。私は、木梨憲武主演で、筒井康隆の「笑うな」を映像化してほしい。また、『岸和田少年愚連隊』や『メッセンジャー』での演技が良かったので、ナインティナイン矢部浩之の主演というのも見てみたいのだが、いまだ実現していない。
 さまぁ〜ずバナナマンラーメンズは、主演もいいが、バカリズムの『来世不動産』(主演は高橋克実)ように、彼らのコントの中に、「世にも」の原作に成り得るものが結構あるので、そういう形での参加も期待したい。もっとも、『来世不動産』は小説で、ネタとして披露されたことはなかったはずだが、太田光アンジャッシュの渡部健、キングコング西野亮廣なども小説を書いているので、ひょっとしたら彼らもそういう形での参加があり得るかもしれない(太田光は、同系統のドラマ『悪いこと』の脚本を手がけたこともある)。
 ミュージシャン系だと、福山雅治野口五郎はすでに挙げたが、泉谷しげるピエール瀧大友康平宇崎竜童あたりも良いと思う(ちなみに、玉置浩二同様、世良公則も二度主演している)。その他、異業種なら、三谷幸喜がアリなら、筒井康隆も原作や出演だけでなく単独主演を見てみたい。


6.女優枠

 さっぱり女優の話が出てこないぞと思われるかもしれないが、どうも私は、あまり日本には好きな女優というのがいないのである。今回、世にも」に出てほしい未主演女優は、と改めて思いを巡らせてみても、尾野真千子麻生久美子伊藤歩鈴木砂羽富田靖子真木よう子橋本愛二階堂ふみ、くらいしか浮かばなかった。
 そこまで好きなわけでもないのだが、芦田愛菜ちゃんが主演なら、ひょっとして高野文子の『田辺のつる』を映像化できるのではないか思うが、これに関しては、また「世にも奇妙な物語で映像化してほしい原作」というのをブログで書こうと思っているので、その時に……。

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