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2012-08-13

子宮頸がんワクチンで不妊になるというのは根も葉もないデマ

注意
このエントリーは子宮頸がんワクチン妊婦への接種を推奨するものではありません。「子宮頸がんワクチンを接種すると不妊になる」というデマについて検証しています。今のところ、妊婦への接種については(とくに危険だというデータはありませんが)、安全性データが十分に蓄積していないとされています。



子宮頸がんワクチン不妊になる」「アジュバンド(正しくはアジュバントです)で不妊になる」という噂が一向になくならないようです。このような噂の中には、「裏でビル・ゲイツが糸を引いているのだ」とか「民族浄化や人口削減が目的なのだ」と言ったような、「え、それ本当に信じてるんですか?」と問いただしたくなるようなものも多いのですが、それでも信じられているようです。ここでは、「ワクチン不妊になるのかならないのか」を、そのメカニズムには一切触れずに、「じゃあ、実際接種した人は不妊になったのかどうか」という事実のみに注目して情報を集めました(メカニズムからの検証は「サーバリックスで不妊になるのか?」 cervarix@ウィキ等を御覧ください)。なお、「子宮頸がんワクチン」は本来「HPVワクチン」と呼ぶべきとは思いますが、ここでは分かりやすさを優先して「子宮頸がんワクチン」で統一します。

動物実験

子宮頸がんワクチンは出産可能な年齢の女性に適用されますから、当然、承認申請のための非臨床試験生殖発生毒性試験(ラットにワクチンを投与して、妊娠出産への影響を見る)は重要な試験としてちゃんと行われています。承認申請時に提出される書類をインターネット上で閲覧することができますので見てみましょう。

雌の Sprague Dawley ラットを用いた GLP 試験において、V501の胚・胎児発生に対する影響を 試験した [2.6.7.5項]。本試験は、V501の筋肉内投与スケジュールとして、交配前抗原刺激ありの F0 雌ラットには、交配の5週間前及び2週間前並びに妊娠6日及び授乳7日にワクチンを投与し、交配前抗原刺激なしの F0 雌ラットには、妊娠6日及び授乳7日にワクチンを投与して、その F1 世代の発生、成長、行動、生殖能及び受胎能に対する影響を評価し、また F0雌及び F1世代における 抗HPV抗体を測定することを目的として実施した。(p.8)

文中のV501=ガーダシルのことです(以下の資料でも同様)。この試験は、F0(母親)ラットに、妊娠させる前に2回、妊娠中に1回、授乳中に1回ガーダシルを接種して、F1(子)への影響を見る試験です。さらに、対照群(ワクチン接種した群と比較するためのラット)として、「リン酸緩衝生理食塩液*1」群の他に、「アルミニウムアジュバント群」も設定しています(p.8)。接種量については、現在販売されているヒト用ガーダシルの2倍の抗原量をそのままラットに用いています。(ガーダシル添付文書

ワクチン製剤として、HPV 6、11、16及び18型L1 VLPを、それぞれ40、80、80及び40μg/mL含有するものを用いた [2.6.7.2項]。体重換算で比較すると、ラットへのワクチン投与量はヒトへの予定投与量の約300倍に相当した。(p.8)

その結果の一部が以下の表になります。なお、帝王切開については、胎児の様子等の観察のために予め何匹は帝王切開すると決めてあったものです。

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p.17-18

妊娠動物あたりの着床前胚死亡率、着床後胚死亡率、並びに平均着床数及び生存胎児数により、 胚及び胎児の生存を評価したところ、ワクチン投与の影響は認められなかった。また、F1 胎児の雌雄比、肉眼的胎盤形状及び平均胎児体重に、投与に関連する影響は認められなかった。さらに、 胎児の外表、内臓、頭部及び骨格に、投与に関連する影響は認められなかった。(p.10)

表を見ればわかりますが、体重換算でヒトの300倍の量のアジュバント又はワクチンを投与したラットも交配させた44匹中41匹が妊娠してますし、胎児にも特に影響はありませんでした。


もう一つの子宮頸がんワクチンサーバリックスについても同様の試験は行われています。

サーバリックスでは、体重換算でヒト投与量の25〜50倍を投与しています(p.9)。

ワクチンまたはアジュバントの交配前投与による雌受胎能(妊娠動物数および着床数)に対する悪影響は認められず、ワクチン群では全例で交尾が成立し、妊娠した。本ワクチンおよびアジュバントは、性周期に影響を及ぼさず、交尾成立時間、膣栓数(雄許容の指標)および膣洗浄液中の推定精子数は全群で同程度であったことから、交尾能にも影響を及ぼさないと考えられた。試験期間中に、一般状態、体重および摂餌量に悪影響は認められなかった。胚・胎児発生にワクチンの影響はみられなかった。妊娠動物はすべて生存児を出産し、いずれの群においても生後?*2日までの出生児の発育、発達および生存率に影響は認められなかった。(P.9-10)



臨床試験

動物(ラット)においては、妊娠出産への影響はありませんでした。ではヒトではどうでしょうか。

子宮頸がんワクチン臨床試験においても、妊娠した人はたくさん確認されています。海外での臨床試験については以下のように記載されています。

V501の第III相試験*3を通じて、2,832例の女性(V501群:1,396例、プラセボ群:1,436例)に3,225 件の妊娠が認められた[表2.7.4B: 19]。このうち2,652例の胎児及び乳児については転帰*4が判明した (転帰が判明しなかった妊娠の大部分は、海外適応拡大申請のための治験データベース最終固定時に妊娠継続中であった)。妊娠(人工妊娠中絶を除く)に対する自然流産死産(自然流産又は後期胎児死亡)の割合は、V501群([288+13]/[1315-146]、25.7%)とプラセボ群([311+11]/[1337-167]、 27.5%)において同程度であった。(中略)以上より、V501の接種により、受胎能、妊娠及び乳児 の転帰に有害な影響が及ぼされることはないと考えられる。(p.168〜169)

また、国内臨床試験については被験者数は少ないですが、詳細な転帰が記載されています。

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p.208

[2.5.5付録: 15]に示すように出産に至った妊娠の割合や流産死産の割合はいずれも両群間で大きな差違はなかった。異常が認められた乳幼児の割合も両群間で同様であった。該当症例が少数であるため、結論付けることは難しいが、027試験の結果からは、V501接種が妊娠の転帰に悪影響を及ぼす兆候は認められないと考えられる。(p.179)



サーバリックスでは、複数の臨床試験の結果をあわせて、サーバリックス(HPV)、アジュバント(ALU)、A型肝炎ワクチン(HAV360及びHAV720)をそれぞれ接種した人についての妊娠の転帰を比較しています。

f:id:usausa1975:20120813111019j:image:w640
p.285

安全性の併合解析の対象試験において、2006 年 9 月 30 日までに計 1737 件の妊娠が報告された(表2.5.5-32)。妊娠および妊娠の転帰のほとんどは 15-25 歳の集団において報告された。 この年齢集団は、現在実施中の最大規模の臨床試験である HPV-008 試験において 18500 例 を超える被験者が登録されている集団である。これら 1737 件の妊娠のうち、503 件(29%)が妊娠継続中であり、769 件(44.3%)が正常児を出産し、210件(12.1%)が選択的妊娠中絶に至り、155 件(8.9%)が自然流産に至った。(中略)妊娠の転帰を群間で比較したところ、本ワクチン群と対照群との間に大きな差は認められ なかった(表 2.5.5-32)。異常児(先天異常を含む)の発現率は、本ワクチン群で 0.7%であり、 水酸化アルミニウムプラセボ群である ALU 群(2.3%)および HAV720 群(1.2%)に比べ低かった。 なお、HAV360 群では異常児(先天異常を含む)は報告されなかった。(p.284)



市販後調査

ガーダシルは2006年に米国で、サーバリックスは2007年にオーストラリアで承認されてから、世界各国で販売されています。ガーダシルの製造販売元Merckでは、市販後の安全性調査のため、米国カナダフランスにおいて妊娠した場合の登録制度を設置し、妊娠のその後についてのフォローアップを行なっています(接種後1ヶ月以内に妊娠した人及び妊娠中に接種してしまった人について、お医者さんが自分の患者さんを登録する仕組み)。

この調査の年次レポートは、申し込まないと見られないようなのですが、論文としてまとめられたものがあります。

Dana Adrianら Obstetrical & Gynecological Survey: 2010;65:169-170
(訳)ヒトパピローマウイルス6/11/16/18型ワクチン*5の妊娠登録制度における妊娠の転帰


この論文の内容については、「感染症診療の原則 HPVワクチン接種後の妊娠・出産」に要約されていますので引用させて頂きます。

最初の2年間の市販後調査での報告では、接種した群ではアウトカムの把握されている517の妊娠がありました。451例(87.2%)が出産となり(3組の双子を含む)、454の児が誕生しました。96%以上の新生児は異常がありませんでした。全体の中絶は6.9/100(95%CI:4.8-9.6)*6となっていました。先天異常は2.2/100(95% CI, 1.05−4.05)で、454例中7例の死亡があり、1.5 /100 (95% CI, 0.60−3.09)でした。市販後調査2年の結果からは、ワクチンと妊娠・胎児の異常に関連性はみられませんでした。



以上、動物実験でも、臨床試験でも、市販後調査でも、子宮頸がんワクチンを接種した人(ラット)の多数が問題なく妊娠、出産しています。不妊を疑うべきデータは今のところありません。「この成分がこういう問題を起こすかもしれない」という疑惑がいかにあろうとも(その疑惑自体、この件に関しては理にかなったものではないのですが)、実際に接種した人にその問題が起こっていないという事実があれば、「その疑惑は間違いだった」と考えるべきです。世界で子宮頸がんワクチンが使われだしてからすでに6年経過しています。その前には数年間をかけた臨床試験も行われています。妊娠可能な女性に接種するワクチンですから、妊娠・出産への影響は当然調べられていてるのです。現実に起こっていることを無視した陰謀論に耳を傾けるべきではありません*7

参考記事

感染症診療の原則「HPVワクチン接種後の妊娠・出産
うさうさメモ「HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)のよくある「疑惑」について


2013.3.4追記
製薬企業と独立に行われた研究結果についてまとめました。やはり子宮頸がんワクチン不妊には関連がないというものです。
「子宮頸がんワクチンで不妊」はやっぱりデマ うさうさメモ

*1:生体に対してほとんど影響しない

*2:非公開のため黒塗りされています

*3:薬の承認を受けるための大規模臨床試験

*4転帰=アウトカム。疾患や有害事象が発生した後、ある時点までに至った結果のこと(森口理恵「まずはこれから!医薬翻訳者のための英語」より)。今回は「妊娠」なので疾患や有害事象とはいえませんが、要は妊娠した人がその後どうなったかということ。

*5ガーダシルのこと

*6CI=95%信頼区間。統計的に見積もられるバラツキの範囲を示すもので、対照群と比較するときなどに用います。

*7:なお、今回紹介したデータは製薬会社が提供しているものです。製薬会社の言うことは一切信用ならないという人には反論にならないかも知れません。けれど、妊娠したかどうかという、誰の目にも明らかな現象について、ここまでの規模で捏造を行い、それを隠蔽するのが可能かどうか、よく考えてみれば分かると思います。臨床試験には、非常に多くの医療関係者、一般人である被験者が関与しています。

反イルミナティ派反イルミナティ派 2012/12/25 11:12 あなたこそ嘘の記事たてないで下さい。HPVウィルスによって発ガン性がある証拠を出して下さい。貴方自信で医学専門家などで調べられて、出して下さい。

反イルミナティ派反イルミナティ派 2012/12/25 11:22 誠に残念ですが、このワクチンは危険性が高いと世界で認められました。認識されていないのは日本だけですね。そのはず、記事主みたいな工作員がいては困りますけどね。海外では死亡者すう多いですよ。日本でも、失神者数200件超えましたよ。亡くなられ方も多いですよ。そんな危険なものを接種推進するのですか?売国奴ですね。

usausa1975usausa1975 2012/12/25 20:16 >反イルミナティ派 様

HPVが子宮頸がんの原因である証拠については、当ブログのこちらのエントリを御覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/20111103/1320325170

>このワクチンは危険性が高いと世界で認められました。認識されていないのは日本だけですね。
本ブログの以下のエントリにもありますように、FDAを初め、各国の保険当局はHPVワクチンは十分に安全性が高いとして接種を推奨しています。失神はHPVワクチンの主な副反応として認識されており、接種後30分間安静にするよう指導されています。
http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/20121012/p1

ワクチンはどれも「完全に安全」というものではなく、病気の予防によって防げるリスクとのトレードオフを考える必要があります。HPVワクチンを「打つか・打たないか」という問題については、正しい情報に基づいて個人が判断する問題だと思います。聖路加看護大学の堀成美先生が、この問題の考え方についてつぶやかれた内容をまとめたのがこちらになります。
http://togetter.com/li/301370

桃ちん(反イルミナティ派)桃ちん(反イルミナティ派) 2012/12/27 12:28 いや〜何もわかっていないようですね、投稿主さん?子宮けい癌ワクチン接種推進どころか、義務化だそうですが…。http://www.news-us.jp/article/309997450.html
民主党は不正選挙で政権を取ったらしいので、民主党が出した法律法案は全て無効になるんですよ(笑)勿論ワクチン接種義務化も無効ですよ(笑)ザマァwww。

usausa1975usausa1975 2012/12/28 08:11 >桃ちん(反イルミナティ派) 様
日本では、予防接種の「義務化」はないですよ。予防接種法に定める定期接種は「定期接種は、対象者に対し国が責任を持ってすすめるもの」であり、予防接種法では市町村長が予防接種を行う義務があることを示していて、国民が予防接種を受けることを義務化したものではありません。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO068.html
http://www.pref.ehime.jp/040hokenhukushi/030healthpro/00004497040227/index.htm#予防接種の種類

不正選挙云々についてはコメントしません。
また、このような差別やヘイトスピーチを目的としたサイトを貼るのはお控えください。
今後は削除させて頂きます。

totototo 2013/01/11 22:48 ワクチン接種後に失神された方は500名を越えているそうですね。これを異常でないと言えるんでしょうか・・
製薬会社のデータを全て鵜呑みにされてこういう記事を書かれるのはいかがなものかと。
失神のみならず接種後にさまざまな症状が現れた患者さんがいると詳しい症状をブログに書かれてる医師の方もいます
マスコミはもちろん報道しません。番組スポンサーが大手製薬会社だからです。
製薬会社はこう言ってるんだから不妊になるなんてデマだとおっしゃってるようですが、こういう記事を書く前に報道されない事実にも目を向けるべきなんじゃないですか?
製薬会社、WHOなんて真っ黒な組織だと思いますがね

usausa1975usausa1975 2013/01/13 17:08 >toto様
HPVワクチン接種による失神については、以下のエントリが参考になります。
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/5de9eb25acf31ac1e2698b68a0694384

「500名を超えている」とのことですが、以下の資料によれば頻度としてはサーバリックスが10万接種当たり7.5例、ガーダシルは17例とのことです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002c06s-att/2r9852000002c0cw.pdf

「異常かどうか」については、うさじまは医師ではありませんのでわかりません。
上のブログの感染症専門医の見解では、血管迷走神経反射で予想されるものであり、他のワクチンに比べてその頻度は変わらないというデータ、他のワクチンより頻度が高いというデータがあるようです。
失神の件は本エントリとは関係ありませんのでこのへんで勘弁して下さい。

「マスコミは報道しません」については、うさじまはまったく別の見解を持っていて、「副作用があった」という報道はするけど分母を報道しなかったり、有害事象と副反応をごっちゃにしたり、適当にしか報道しないなと思います。
もし製薬会社がマスコミを完全にコントロールできてるなら、こんな報道にはならないと思います。

お医者さんが、有害事象の報告をブログでしているということですが、医師ならブログなんかに書いてないで厚生労働省に働きかけるとか、論文にして発表するとか、ちゃんと実行力のある方法で訴えればいいのではないかと思うのですが。なぜブログなのでしょうか?

製薬会社やWHOが真っ黒なのでそのデータは一切信じないッ!
とのことですが、そこまでの治験データの捏造(まったくなかった妊娠の例をこんなにたくさん)はあまりにリスクが大きく、関係医療機関、医師の協力も得られないでしょうから、かなり無理があると思いますよ。
http://www.chikennavi.net/word/netsuzou.htm

また米国では、誰でも情報提供できる有害事象データベースVAERSがあり、ワクチンの有害事象が監視されています。
http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/20121012/p1
こちらのデータベースでも、妊娠出産に関する有害事象が特に多いという報告はなされていません。
(有害事象は、ワクチン接種との関連性を問わずに収集しますので、他のワクチンとの比較等で、そのワクチン特有の有害事象があるかどうかをモニターします)
このような制度がありますので、治験でまったくの大嘘をついてしまうと後から承認取り消し、大規模訴訟等の問題が生じて製薬会社も困りますので、治験の大規模なデータ捏造はそういう意味でも考えにくいと思うのですが。

コメントさせてください。コメントさせてください。 2013/01/29 09:39 同じ臨床試験でも製薬会社がfundingしているものはpositive data=85%なのに対し、そうでない研究結果だとpositive dataは47%というのは有名な事実ですよね。

私は医師ですが、厚生労働省は現場の医療を理解していなかったり各種の組織と金銭的な関係があったりで本当に患者さんにとって必要なものが認可されず、安全性の確認されていないものを認可したりというのはよくあることです。だから草の根の、口コミのブログという方法論になるのは理解可能な行動です。

私は現在アメリカにおりますが、製薬会社と政府機関の癒着に関してはこちらの医師の間でも有名な話です。大規模な治験のデータを捏造するのではなく操作するのです。ご自身でも調べられてみてはいかがでしょうか。

moogちゃんmoogちゃん 2013/01/29 18:15 横から失礼します、
"コメントさせてください"氏はお医者様ということなので質問したいのですが、
現場の医療のなかで「安全性の確認されていないもの」を使わざるを得ない状況を実際に見ておられるのでしょうか?それが本当であれば患者にとっては聞き捨てならない問題です。

製薬会社の研究結果が操作されている、とお医者様がお考えならば、そんな信用ならない薬で治療を受けさせられる患者はたまったもんじゃありません。

私には沢山の持病があります。あなたのコメントを読んでとても不安な気持ちにさせられました。
現場で「安全でない薬」が使われているなら何故正式に告発しないのですか?

できればもっと具体的なお話をお聞かせ願えませんか?宜しくお願いします。

usausa1975usausa1975 2013/01/30 08:08 >コメントさせてくださいさん
まず、このブログではHPVワクチンの有効性や使用の是非について論じるつもりはありません。うさじまの知識ではワクチンの有効性等についてコメントすることはできないからです。そういった点については、医療関係者の方のご意見を紹介するのに留めております。
その上で、有効性の評価において製薬会社の紐付き研究かどうかが問題となる、ということは認識しております。しかし、今回はそういった話ではありません。重篤な副作用が治験の段階で見つかっていたのに隠蔽する、そしてそれを市販後も隠し通せるのか、という話です。完全不妊が本当なら絶対バレますし、バレたときのリスクがあまりに大きすぎます。

また、一つ上のコメントに書いたVEARSは製薬会社関係ないデータ出してます(患者や医師からも含めて広く情報収集してます)。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19690307
↑こちらの論文に2009年時点のまとめがあります。

>、厚生労働省は現場の医療を理解していなかったり各種の組織と金銭的な関係があったりで本当に患者さんにとって必要なものが認可されず、安全性の確認されていないものを認可したりというのはよくあることです。だから草の根の、口コミのブログという方法論になるのは理解可能な行動です。

私にはさっぱり理解不能です。なぜ、論文や副作用報告ではなくブログなのでしょうか。ワクチンの安全性監視をしている団体はいろいろあるようですが…。
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/e90a87ca28edce5669967df0e900f7b0
ブログにいくら書いても、規制当局を動かすどころか、他の医師や医療職の方々との情報共有すらできない(相手にされない)ですよね。

HPVワクチンを認可しているのは日米だけではありません。カナダ、オーストラリア等世界で非常に多くの国で認可されており、すべての国の当局が製薬会社に買収されていると考えるのは無理があります。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/hpv1.html
完全不妊のワクチンを認可させるには相当なお金が要りそうです。後からその副作用が明らかになれば、国も訴訟を起こされたり、賠償しなければならなくなります。とても採算が合わないですよね。

コメントさせてくださいさんは、製薬会社も規制当局も信用できないようですが、ご自身の患者さんには何を使用されているのでしょうか?

また、moogちゃんさんの質問とかぶりますが、最近承認された薬で「安全性の確認されていないもの」は具体的にどれなのでしょう?

元医者です元医者です 2013/02/06 06:28 このブログ主は名前からして1975年生まれでしょうか?まだ三十半ばですよね。ここに製薬会社のデータを並べ立てたところで、何の説得力もありません。相当、TVやメディアに洗脳されていることが伺えました。一企業自分達にが有利な情報しか流さないのは当然ですよ。それはかのブラック企業・東京電力が証明してますよね。そのカラクリをまず理解しましょう。ましては製薬会社は儲からないとやっていけません。そして「カナダ、オーストラリア等世界で非常に多くの国で認可されているから安全だ」とコメントで言ってますが、苦笑ですよ。あなたはどれだけ情報に疎い田舎者なんですか?あなたが製薬会社の回し者のようなことをして何の得があるかしりませんが、よくこんな嘘だらけの記事をよく書けますね。WHOという組織が行っていることは明らかに狂気の沙汰ですよ。ワクチンビジネスについてもう少し勉強しましょう。もはや世界の常識です。

usausa1975usausa1975 2013/02/06 07:48 >元医者ですさん
治験のデータとして、「完全不妊」と言った重大な副作用を隠蔽するメリットがないこと、また不可能なことについては前のコメントで述べています。また、米国の副作用データベースであるVEARSの論文も紹介しています。この論文については近日中にエントリにまとめますね。

「カナダ、オーストラリア等世界で非常に多くの国で認可されているから安全だ」とは言ってないですよ。それだけ多くの国の規制当局が買収されてHPVワクチンを承認したと考えるのは無理があると思います、と言っています。

そもそも、データが重要という認識がおありの方々は「HPVワクチンで不妊になる」というデータがまったく(比較的簡単に取得できる動物実験のデータでさえ)ないということをどうお考えになるのか疑問です。

製薬会社のデータは一切信じない、WHOは狂気の沙汰、であればどのような薬剤を使って治療をされていたのでしょうか?これも疑問です。

rabirabi 2013/03/04 13:13 もっともらしい事を書いてますが、ラットと人間は違います。子宮頸がんワクチンは善意を装った断種目的だと理解しています。
うちの娘には絶対に接種させません!接種日は強制的に学校休ませますので。

usausa1975usausa1975 2013/03/05 07:51 >rabi様
ラットではなくヒトのデータもたくさんあります。
新たに製薬会社と独立に書かれた論文も紹介していますのでご参照下さいね。
http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/20130228/p1

現状、学校での接種はしていないと思います。
もし定期接種化され、学校で接種することになったとしても、休ませる必要はありません。
保護者が接種に同意しなければ接種されることはないでしょう。

けれども、娘さんともよくお話されて欲しいと思います。
予防接種を受けるのは娘さんの権利ですから、ご自身の思い込みでこれを奪うことの重大性を考慮していただきますよう、お願いします。

公衆衛生の専門家である堀成美先生がワクチンについての考え方や子宮頸がんワクチンを受けさせるかどうかについてどう考えるかを語られたまとめがありますので載せておきますね。

http://togetter.com/li/284452
堀成美先生による、ワクチンについての考え方講座

http://togetter.com/li/301370
堀成美先生が丁寧に答える「子宮頸がんワクチンは受けたほうがいいですか?」

放置医放置医 2013/03/08 09:37 コメントさせてください氏はmoogちゃん氏からの質問には答えることは出来ないのですね。元医者です氏もブログ主の反論に答えられずじまい・・・。デマ屋さんですね。

あ〜ああ〜あ 2013/03/08 12:46 あ〜あ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130308-00000017-asahi-soci

放置医放置医 2013/03/13 10:39 ↑で、不妊と何か関係ある訳?ワクチンの副反応の存在を否定している人が誰かいるの?
味噌も糞も一緒みたいな何かですか?

あ 2013/03/15 09:02 1年前にワクチンを接種した者です。当時は不妊になるなんて噂も耳にせず、接種しました。
しかし最近友達に、子宮頸がんワクチンをうつと永遠に不妊になるんだよ?と言われて、ネットでみてみると…沢山、不妊になる。永久不妊のワクチン。といった記事を見つけて本当に不安になっています。
もちろん、不妊になるなんてデマだ。分析研究でも証明されている。という記事も見つけました。(ここの記事など)でも私は心配症でかなり疑い深いので、記事を隠蔽したのかな?とか、血液製剤事件、サリドマイドのように後から問題が沢山でてくるのではないのか…と思ってしまいます。
本当に今不安になっていて、この不安をもちながら生活しなければならないと思うと鬱になってしまいそうです。
接種した者はほぼ若年層で、不妊かどうかは10年後くらいにわかりますよね…。
厚生労働省でも国内で接種して妊娠できた人の割合などをまとめているのでしょうか?
そういった国内での論文、分析をみて、少しは安心できると思いました。国内での結果などをみるにはどうしたらいいのでしょうか?
不妊になるということは、その人の一生を変える重大な事です
ワクチン接種をした人は沢山います。なのに、ワクチンをうてば完全不妊になる。とか言って、ではもう接種してしまった自分はどうすればいいの?接種したからもう妊娠できないの?と自分を否定するしかありませんでした…。この不妊になるという記事は論文など、エビデンスのないものですが、私はどうしても、こういうのが目についてしまいます。
どうかもっと不妊にならないデータなどがしっかりした事実のもと確認されることを願っています。

usausa1975usausa1975 2013/03/16 16:44 コメントありがとうございます。
不安な気持ち、分かります。ネット上には本当にたくさんの「不妊になる」という脅しの情報が流れていますから。無責任な情報を流す人たちに改めて憤りを感じました。


さて、ご希望なのは、厚生労働省のまとめた国内データということですが、残念ながら、厚労省は接種者の追跡調査などはしていないと思います。このへんはホント、やればいいのにってうさじまも思います。


あさんにとって、「国内データ」とはどういう意味を持ちますか?
日本人特有のデータ?
日本語で読めて自分で隅々まで確認できるデータ?
中立的な機関がまとめたデータ?
どれでしょうか。


もし、日本語で読めるもの、日本人を対象としたものという意味でしたら、本エントリ本文の「臨床試験」の部分で引用した「CTD」という承認申請に用いる書類を読んでみて下さい。日本人のデータも載っていますし、背景の説明もあります。


専門家が書き、専門家が読むために作成された書類ですので専門用語が多く、難しいかもしれません。しかし、もし自力で「しっかりした事実」を確認したければ、この書類を理解できるだけの知識がなければ難しいと思います。言葉の内容をただ雰囲気で理解する(「劇薬」=「危険」など)ではなく、ちゃんと専門用語としての定義を知り、統計処理を理解し、薬の承認のために必要な手続きや治験がどのように行われるかを知ることです。結局、「自力で納得したい」のだとすれば、それしかないのではないかと思います。こういった勉強をすることで、「ワクチンで不妊になる」という言説の雑さ、トンデモなさ、無責任さがよく分かってくると思います。


ちょっと話がそれました。「不妊にならないデータがしっかりした事実のもと確認されれば」ということですが、本文に追記してありますように、本エントリの続編として以下のエントリを書きました。
http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/20130228/p1
こちらに、British Medical Journalという雑誌に投稿された論文を掲載しています。この雑誌は、査読付き(論文の内容の妥当性について専門家が審査してクリアしたものだけ掲載される)であるだけでなく、医学界で有名な、代表的な雑誌です。それだけ、信頼性の高いものです。こちらに掲載される論文というのは、役所が発表する資料とはまた違いますが、信ぴょう性は高いと思います。さらに、この論文は中立的な機関の行った臨床試験の結果にもとづいています。また、こちらのエントリーの冒頭に、薬の治験データで重大な副反応をごまかすことのメリットのなさや不可能さについても述べていますのでぜひごらんください。


http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3034689/
しかし、一報では不安という気持ちはあるかもしれません。こちらはまだ紹介してないのですが、複数のHPVワクチンの臨床試験の結果をまとめたものです。メタ・アナリシスという手法で、複数の論文の結果をまとめて解析するものです。英語ですし、かなり難しいかも知れませんが、このようなデータはあります。


HPVワクチンは、現在の日本の接種対象では10代の女子ということになっていますが(本当は対象年齢に上限はないのですが)、臨床試験ではたいがい25歳くらいまでの人が対象になっていて、「妊娠による脱落(3回接種できないまま終わる)」が相当数ありました(上で紹介したCTDという文書にもこのことが書かれています)。


もともと、「動物の不妊(避妊)ワクチンに使われるアジュバントが入っているから」ということから「不妊になる」と言われ始めました。しかし、このアジュバントというのは不妊にさせる成分ではなくて、からだが効率よく免疫反応を起こすための補助として入れるものです。おしるこの甘さを引き立たせるために塩を入れますが、塩自体は甘みと関係ない、そういう感じで不妊とは特に関係ありません。そのへんはこちらの記事を見て下さい。
http://www44.atwiki.jp/cervarix/pages/13.html


また、ワクチンと不妊というのは大昔からある陰謀論のパターンで、それがどのような結果を招いたのかを書いたエントリもあります。
http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/20111226/p1


しかし一方、残念ながら、あさんが絶対に不妊にならないという保証はありません。ワクチンを打とうと打つまいと、不妊症は一定の割合で存在します。今後の研究により、予防や治療ができるようになることを期待するしかないです。それでももし万が一(ないことを心からお祈りしておりますが)ご自分が望むように妊娠できなかった場合に、どうかご自分が予防接種を受けたということで自責の念を持たれる事のないように、と思います。これまでに得られている客観的事実は、「子宮頸がんワクチンは妊娠率・出産率に影響しない」です。「不妊になる」という言葉はまるで呪いです。なんの根拠もなくても不安になってしまうという気持ちは分かります。ネット上は特に人を脅そうとする言葉でいっぱいです。いったん「可能性はゼロではないかも」という考えにとらわれると、なかなか抜け出せなくなる気持ちはわかります。それに自ら対抗できるようにうするには…、うさじまはもともと理屈好きな方なので、自分で勉強するしかない、とおもいます。


しかし、自分で勉強し、理解するのは大変です。独学では、正しい理解に辿りつけないかもしれない。目の前の情報が本物か、偽物か、わからなくて困惑することがよくあります。ですから、どうか、ネット検索して不安になるばかりなのでしたら、身近にいる医師や薬剤師の方に相談して下さい。現在のネット上の情報は、玉石石石石…状態ですから、本当の専門家のお話を聞かれたほうが、ずっとあさんのため
になると思います。「欝になりそうです」というお気持ちをきちんと話されれば、きっと、ちゃんと説明してくださると思います。


大変長くなってしまいました。どうか、あさんが読んでくださることを願います。もし、さらに質問がおありでしたら、twitter アカウント@usausa1975までご連絡下さい。twitterやってない場合はここのコメント欄にでも書いて下さい。

esuesuesuesu 2013/03/17 23:37 身近にいる医師や薬剤師は勉強不足のせいかワクチンの成分を知りません。製造販売している製薬会社の言うがままで成分を理解していません。不妊のリスク、子宮頸がんのリスク、当然不妊のリスクを重く見てワクチン接種は控えます。ワクチン接種を勧めている方々は日本人に接種してもらわないと都合が悪いことでもあるんですか?